JPS6253824A - 積層多孔膜 - Google Patents
積層多孔膜Info
- Publication number
- JPS6253824A JPS6253824A JP60193144A JP19314485A JPS6253824A JP S6253824 A JPS6253824 A JP S6253824A JP 60193144 A JP60193144 A JP 60193144A JP 19314485 A JP19314485 A JP 19314485A JP S6253824 A JPS6253824 A JP S6253824A
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- Japan
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- porous membrane
- laminated porous
- laminated
- membrane
- polyethylene
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、微細かつ均一な孔径を有し、ピンホールの全
くない積層多孔膜に関するものであり、該積層多孔膜は
人工肺用等の医療用隔膜、医薬食品用口過II!2、電
池用隔膜等産業上の利用分野に使用される。
くない積層多孔膜に関するものであり、該積層多孔膜は
人工肺用等の医療用隔膜、医薬食品用口過II!2、電
池用隔膜等産業上の利用分野に使用される。
(従来技術とその問題点)
公知の多孔膜は一般に単層である。そしてこれらの単層
フィルムは、ミクロ相分離法、延伸法等いずれの製法で
製作されたものでも、ピンホール(粗大孔)を皆無にす
ることは困難である。
フィルムは、ミクロ相分離法、延伸法等いずれの製法で
製作されたものでも、ピンホール(粗大孔)を皆無にす
ることは困難である。
ピンホールとは、多孔膜の孔径分布から、孔径の大きい
方にはずれた粗大孔をいう。例えば、平均孔径0.lμ
m、最大有効孔径0.3uLmの多孔膜中の数gmの粗
大な孔をいう。
方にはずれた粗大孔をいう。例えば、平均孔径0.lμ
m、最大有効孔径0.3uLmの多孔膜中の数gmの粗
大な孔をいう。
このようなピンホールを含む多孔膜は、口過用ミクロフ
ィルターとして用いた場合、数pmまでの微粒子や細菌
類が透過してしまい、ミクロフィルターとしての* f
@を果さなくなる。
ィルターとして用いた場合、数pmまでの微粒子や細菌
類が透過してしまい、ミクロフィルターとしての* f
@を果さなくなる。
またポリオレフィン製多孔膜を人工肺用隔膜として用い
た場合、ポリオレフィンの撥水性及び微細孔の耐水圧に
より、血液は通さずにガスのみを通す、しかし数Jim
のピンホールが存在すると耐水圧が低いため、低圧で血
液漏れを生じ1人工肺としての機能を果さなくなる。
た場合、ポリオレフィンの撥水性及び微細孔の耐水圧に
より、血液は通さずにガスのみを通す、しかし数Jim
のピンホールが存在すると耐水圧が低いため、低圧で血
液漏れを生じ1人工肺としての機能を果さなくなる。
ピンホールを防ぐには、I8!を検査して、ピンホール
の存在を見つけ、この部分を取り除くか、[1詰をする
必要がある。ピンホールを見つける方法としては、レー
ザー、光、高電圧等を用いた連続ピンホール検出機によ
る方法が一般的である。
の存在を見つけ、この部分を取り除くか、[1詰をする
必要がある。ピンホールを見つける方法としては、レー
ザー、光、高電圧等を用いた連続ピンホール検出機によ
る方法が一般的である。
しかしながら、既存のピンホール検出機では、10数7
tm以上のピンホールしか検出できず、数μmさらには
1gm以下のピンホールを検出するり1は困難である。
tm以上のピンホールしか検出できず、数μmさらには
1gm以下のピンホールを検出するり1は困難である。
一方、多孔膜を2枚貼り合わせた公知の膜としては、
■接着剤を部分的または、全面に塗7Iシ接看したもの
■ホットメルト剤を多孔膜間に分布させ、加熱ニップロ
ールで加熱接着したもの ■多孔膜を加熱したニップロールで加熱圧着したもの 等がある。しかしながら、■■の膜は、接着剤等の丑が
少なく部分的に接着している場合には、接着剤のついて
いない部分は多孔膜と多孔膜の間に隙間があり、この隙
間を通してピンホールがつながってしまう、また、接着
剤等を全面に塗布した膜は、接着剤等により多孔膜の孔
が塞がれることにより、膜の透過性は失われる。
ールで加熱接着したもの ■多孔膜を加熱したニップロールで加熱圧着したもの 等がある。しかしながら、■■の膜は、接着剤等の丑が
少なく部分的に接着している場合には、接着剤のついて
いない部分は多孔膜と多孔膜の間に隙間があり、この隙
間を通してピンホールがつながってしまう、また、接着
剤等を全面に塗布した膜は、接着剤等により多孔膜の孔
が塞がれることにより、膜の透過性は失われる。
さらに接着剤やホットメルト剤が液体と接触した場合、
接着剤やホットメルト剤の成分の溶出もおきる。
接着剤やホットメルト剤の成分の溶出もおきる。
t■の方法で作られた膜は、単に加熱、加圧しただけの
ものは、第2図に示したように多孔膜がほとんど接着し
ていないので、多孔膜の間の隙間を通してピンホールが
、実質上つながってしまっている。これを解決するため
に、樹脂の融点以上に温度を」二げたり、加圧を大きく
して作られた膜は、接着強度は向上するが、膜が融解し
たり、圧力でつぶれることにより、透過性能が著しく低
下する。
ものは、第2図に示したように多孔膜がほとんど接着し
ていないので、多孔膜の間の隙間を通してピンホールが
、実質上つながってしまっている。これを解決するため
に、樹脂の融点以上に温度を」二げたり、加圧を大きく
して作られた膜は、接着強度は向上するが、膜が融解し
たり、圧力でつぶれることにより、透過性能が著しく低
下する。
(発明の目的)
本発明は、従来の多孔膜が持つ以上のような問題点を解
消させ、ピンホールを皆無にした多孔膜を提供すること
を目的とする。
消させ、ピンホールを皆無にした多孔膜を提供すること
を目的とする。
(発明の構成)
本発明の膜は、熱可塑性樹脂からなる多孔膜を2枚以上
績層融合した膜であって、積層多孔膜の表面を形成する
多孔膜の有効孔径分布の最大孔径よりも大きな孔径を有
する孔(ピンホール)が積層多孔膜の表面から裏面へ連
通していないことを特徴とする積層多孔膜である。
績層融合した膜であって、積層多孔膜の表面を形成する
多孔膜の有効孔径分布の最大孔径よりも大きな孔径を有
する孔(ピンホール)が積層多孔膜の表面から裏面へ連
通していないことを特徴とする積層多孔膜である。
本発明に用いられる多孔膜とは構成要素としての膜であ
り、積層多孔膜とはこれらの多孔膜を2枚以上重ねて融
合一体化した膜である。
り、積層多孔膜とはこれらの多孔膜を2枚以上重ねて融
合一体化した膜である。
本発明の積層多孔膜を構成する多孔膜の有効孔径分布と
は、多孔膜の平均孔径を中心に分布し。
は、多孔膜の平均孔径を中心に分布し。
多孔膜の機能を発現する孔径の分布であり、ピンホール
とはこの有効孔径分布の最大孔径よりも大きな孔径を有
する孔で、多孔膜の機71を阻害するものである。積層
する多孔膜の数は、2枚以上であれば、2枚でも3枚で
も特に限定されない。
とはこの有効孔径分布の最大孔径よりも大きな孔径を有
する孔で、多孔膜の機71を阻害するものである。積層
する多孔膜の数は、2枚以上であれば、2枚でも3枚で
も特に限定されない。
本発明の積層多孔膜は、構成する多孔膜にピンホールが
存在する場合にも、ピンホールが表面から裏面へ積層多
孔膜中を連通ずることは皆無であり、ピンホールが全く
ない膜である。
存在する場合にも、ピンホールが表面から裏面へ積層多
孔膜中を連通ずることは皆無であり、ピンホールが全く
ない膜である。
(実施fi様及び作用)
本発明における熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂及びその共重
合体、ポリ弗化ビニリデン、エチレン−テトラフロロエ
チレン共重合体等の弗素系樹脂、ナイロン6、ナイロン
66等のポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑
性樹脂であればいずれでも良い。
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂及びその共重
合体、ポリ弗化ビニリデン、エチレン−テトラフロロエ
チレン共重合体等の弗素系樹脂、ナイロン6、ナイロン
66等のポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑
性樹脂であればいずれでも良い。
これら熱可塑性樹脂のうちポリオレフィン系樹脂が好ま
しい、さらには、ポリエチレン及びポリエチレンを主と
したポリエチレン共重合体が特に好ましい。
しい、さらには、ポリエチレン及びポリエチレンを主と
したポリエチレン共重合体が特に好ましい。
2枚以上貼り合わせる熱可塑性樹脂の材質の組合せは、
例えば、ポリエチレンとポリプロピレンの組合せのよう
に、同系の組合せであれば使用できる。ポリエチレンと
ポリエチレンを主とした共重合体の組合せのように、同
種の組合せがより好ましく、ポリエチレンとポリエチレ
ンのように全く同一の材質であることが最も好ましい。
例えば、ポリエチレンとポリプロピレンの組合せのよう
に、同系の組合せであれば使用できる。ポリエチレンと
ポリエチレンを主とした共重合体の組合せのように、同
種の組合せがより好ましく、ポリエチレンとポリエチレ
ンのように全く同一の材質であることが最も好ましい。
本発明に於ける多孔膜の平均孔径は0.02〜5gmで
あり、好ましくは0.05〜5gmの範囲にある。積層
多孔膜を構成する各多孔膜の平均孔径は異なっていても
良いが同じであるのがより々fましい。本発明に於ける
多孔膜の気孔率は30〜90%であり、好ましくは50
〜80%である。気孔率30%未満では多孔膜としての
機能が低く好ましくない、また、気孔率が90%を超え
ると、膜の強さが弱く好ましくない。
あり、好ましくは0.05〜5gmの範囲にある。積層
多孔膜を構成する各多孔膜の平均孔径は異なっていても
良いが同じであるのがより々fましい。本発明に於ける
多孔膜の気孔率は30〜90%であり、好ましくは50
〜80%である。気孔率30%未満では多孔膜としての
機能が低く好ましくない、また、気孔率が90%を超え
ると、膜の強さが弱く好ましくない。
積層多孔膜を構成する各多孔膜の気孔率は異なっていて
も良いが、同じであるのがより好ましい0本発明に於け
る多孔膜の厚さは5pm”1mmである。本発明を構成
する各多孔膜の厚さは異なっていても良いが、同じであ
るのがより好ましい。
も良いが、同じであるのがより好ましい0本発明に於け
る多孔膜の厚さは5pm”1mmである。本発明を構成
する各多孔膜の厚さは異なっていても良いが、同じであ
るのがより好ましい。
本発明の融合一体化の方法の例としては、時分1眉60
−23130号公報に開示された製法により、ポリエチ
レン、フタル酸ジオクチル及び微粉シリカを溶融成形し
た後、フタル酸ジオクチル、シリカを抽出して、ポリエ
チレン多孔膜を作り、この多孔膜を2枚重ね合わせ、ポ
リエチレンの融点以下70℃〜融点以下1℃の温度に加
熱したロールで縦方向に1.2〜15倍−軸延伸する方
法があるが、本発明の積層多孔膜はこれらの製法によっ
て限定されるものではない。
−23130号公報に開示された製法により、ポリエチ
レン、フタル酸ジオクチル及び微粉シリカを溶融成形し
た後、フタル酸ジオクチル、シリカを抽出して、ポリエ
チレン多孔膜を作り、この多孔膜を2枚重ね合わせ、ポ
リエチレンの融点以下70℃〜融点以下1℃の温度に加
熱したロールで縦方向に1.2〜15倍−軸延伸する方
法があるが、本発明の積層多孔膜はこれらの製法によっ
て限定されるものではない。
本発明の積層多孔膜の境界面は、第1図のように構成す
る2枚以上の多孔膜が融合一体化して。
る2枚以上の多孔膜が融合一体化して。
その境界面が観察されなくなり、実質上単層となってい
る。第2図は、加熱したニップロールで加熱圧着した公
知の積層膜で、2枚の多孔膜は融合しておらず単に重な
っているだけの状態であり、境界面が明瞭にあられれて
いる。M層多孔膜の層間剥離強度は、Ig/Cm巾以上
であり、好ましくは5 g / c m lJ以」−で
ある。
る。第2図は、加熱したニップロールで加熱圧着した公
知の積層膜で、2枚の多孔膜は融合しておらず単に重な
っているだけの状態であり、境界面が明瞭にあられれて
いる。M層多孔膜の層間剥離強度は、Ig/Cm巾以上
であり、好ましくは5 g / c m lJ以」−で
ある。
本発明による積層多孔膜は構成する多孔膜が元来備えて
いた透過性能を損なうことがなく融合一体化して、実質
的に単層となった膜であり、更にその際ピンホールが連
通ずる確率は皆無であるから、ピンホールを全く有しな
い多孔膜である。
いた透過性能を損なうことがなく融合一体化して、実質
的に単層となった膜であり、更にその際ピンホールが連
通ずる確率は皆無であるから、ピンホールを全く有しな
い多孔膜である。
本発明による積層多孔膜がポリエチレンの場合には人工
肺用隔膜として使用することができる。
肺用隔膜として使用することができる。
ポリエチレンは、血液に対して不活性で°あり、人工肺
用隔膜の材質として優れており、ポリエチレン多孔膜は
微細な孔構造とポリエチレンの臨界表面張力を利用して
、血液は通さずに、ガスのみを通すことができ、更にポ
リエチレン積層多孔膜はピンホールが皆無であるので、
血液漏れを生じることがなく、更に剥離強度が高い為長
時間使用しても′A離を生じて、血液漏れを起こすこと
もない。従って本発明によるポリエチレン積層多孔膜は
、品性ず駐かつ高信頼性を有する人工肺用隔1漠を提供
することができる。
用隔膜の材質として優れており、ポリエチレン多孔膜は
微細な孔構造とポリエチレンの臨界表面張力を利用して
、血液は通さずに、ガスのみを通すことができ、更にポ
リエチレン積層多孔膜はピンホールが皆無であるので、
血液漏れを生じることがなく、更に剥離強度が高い為長
時間使用しても′A離を生じて、血液漏れを起こすこと
もない。従って本発明によるポリエチレン積層多孔膜は
、品性ず駐かつ高信頼性を有する人工肺用隔1漠を提供
することができる。
また、本発明による積層多孔膜がポリオレフィン樹脂で
あれば、優れた耐薬品性の結果、アルカリ′1ヒ池やリ
チウム電池その他の各種−次電池、二次電池のセパレー
ターとして使用することができる。
あれば、優れた耐薬品性の結果、アルカリ′1ヒ池やリ
チウム電池その他の各種−次電池、二次電池のセパレー
ターとして使用することができる。
本発明による積層多孔膜は構成する多孔膜の平均孔径が
0.02〜5gmであれば、高い口過精度と高い信頼性
が要求される医薬、食品用口過膜として使用することが
できる。また、本発明による積層多孔膜は、剥離強度が
l g / c m 111以上であれば、屈曲、折曲
げ等の変形を加えても′ASすることがなく、機械加工
性に優れ、かつ長時間使用しても剥離を生じることがな
いので、高信頼性を要求される工業用ミクロフィルター
として使用することができる。
0.02〜5gmであれば、高い口過精度と高い信頼性
が要求される医薬、食品用口過膜として使用することが
できる。また、本発明による積層多孔膜は、剥離強度が
l g / c m 111以上であれば、屈曲、折曲
げ等の変形を加えても′ASすることがなく、機械加工
性に優れ、かつ長時間使用しても剥離を生じることがな
いので、高信頼性を要求される工業用ミクロフィルター
として使用することができる。
更に剥離強度が5 g / c m r口以上であれば
、連続して変形を加えても剥離することがなく、連続機
械加工性に優れ、工業的に有用である0本発明の効果を
明らかにするために実施例を示す、しかし本発明はこれ
らの実施例によって限定されるものではない。
、連続して変形を加えても剥離することがなく、連続機
械加工性に優れ、工業的に有用である0本発明の効果を
明らかにするために実施例を示す、しかし本発明はこれ
らの実施例によって限定されるものではない。
(実施例1)
特公昭60−23130号公報に開示される製法によっ
て、ポリエチレン、フタル酸ジオクチル及び微粉シリカ
を溶融成形した後、フタル酸ジオクチル、微粉シリカを
抽出して厚さ100 pm。
て、ポリエチレン、フタル酸ジオクチル及び微粉シリカ
を溶融成形した後、フタル酸ジオクチル、微粉シリカを
抽出して厚さ100 pm。
平均孔径0.14m、気孔率68%の多孔M(融点13
0℃)を作り、この多孔膜を2枚重ねて80℃に予熱後
、ロール延伸機でロール温度120℃で縦方向に2倍延
伸すると同時に貼り合わせた。得られた積層多孔膜の剥
離強度は20 g / cm 11であった。
0℃)を作り、この多孔膜を2枚重ねて80℃に予熱後
、ロール延伸機でロール温度120℃で縦方向に2倍延
伸すると同時に貼り合わせた。得られた積層多孔膜の剥
離強度は20 g / cm 11であった。
得られた積層多孔膜の透過性源は、1枚の多孔膜を同じ
条件で延伸した場合の多孔膜の性能とほぼ等しかった。
条件で延伸した場合の多孔膜の性能とほぼ等しかった。
1枚で延伸した多孔膜にはピンホールが肉眼でも確認で
き、2枚の積層多孔膜の表面にも粗大孔が肉眼で確認で
きたが、積層多孔膜はAm1c。
き、2枚の積層多孔膜の表面にも粗大孔が肉眼で確認で
きたが、積層多孔膜はAm1c。
n社製UFセル(試験膜面積16ctrr”)を用いた
水の漏れ試験を50枚行なったが、漏れは全くなかった
。
水の漏れ試験を50枚行なったが、漏れは全くなかった
。
(実施例2)
実施例1と同じ方法で得られた厚さ1100JL、平均
孔径0.05ILm、気孔率28%のポリエチレン多孔
膜を用いて実施例1と同じ方法で積層多孔膜を作った。
孔径0.05ILm、気孔率28%のポリエチレン多孔
膜を用いて実施例1と同じ方法で積層多孔膜を作った。
得られた積層多孔膜の剥離強度は30 g / c m
巾であった。得られた81層多孔膜の透過性能は1枚を
同じ条件で延伸して得られた積層多孔膜の性能とほぼ等
しかった。1枚で延伸して得られた多孔膜には、肉眼で
観察できる粗大孔は見られなかったが、実施例1と同じ
水の漏れ試験を行なったところ、50枚の試験で8枚漏
れを生じた。これに対して積層多孔膜は50枚の試験で
漏れは全くなかった。
巾であった。得られた81層多孔膜の透過性能は1枚を
同じ条件で延伸して得られた積層多孔膜の性能とほぼ等
しかった。1枚で延伸して得られた多孔膜には、肉眼で
観察できる粗大孔は見られなかったが、実施例1と同じ
水の漏れ試験を行なったところ、50枚の試験で8枚漏
れを生じた。これに対して積層多孔膜は50枚の試験で
漏れは全くなかった。
(実施例3)
実施例1と同じ方法で得られた厚さ1100IL、平均
孔径0.1μm、気孔率68%のポリエチレン多孔膜を
3枚重ねて80℃に予熱後、ロール延伸機でロール温度
120℃で縦方向に2倍延伸すると同時に貼り合わせた
。得られた積層多孔膜の各層間の剥離強度はそれぞれ2
0 g / Cm 1口であった。ピンホールは全くな
かった。
孔径0.1μm、気孔率68%のポリエチレン多孔膜を
3枚重ねて80℃に予熱後、ロール延伸機でロール温度
120℃で縦方向に2倍延伸すると同時に貼り合わせた
。得られた積層多孔膜の各層間の剥離強度はそれぞれ2
0 g / Cm 1口であった。ピンホールは全くな
かった。
(実施例4)
実施例1と同じ方法で得られた厚さ1100JL、平均
孔径0.1μm、気孔率68%のポリエチレン多孔膜を
2枚重ねて60℃に予熱後、ロール延伸機でロール温度
60℃で縦方向に1.2倍延伸すると同時に貼り合わせ
た。得られた積層多孔IV2の剥離強度はIg/cm巾
であったが、手でki】曲、折曲げ等の変形を加えても
M#を生じなかった。
孔径0.1μm、気孔率68%のポリエチレン多孔膜を
2枚重ねて60℃に予熱後、ロール延伸機でロール温度
60℃で縦方向に1.2倍延伸すると同時に貼り合わせ
た。得られた積層多孔IV2の剥離強度はIg/cm巾
であったが、手でki】曲、折曲げ等の変形を加えても
M#を生じなかった。
第1図は本発明の積層多孔膜の境界面の結晶構造を示す
走査型電子顕微鏡写真である。(a)低倍率、(b)拡
大図。 第2図は2枚の多孔膜を加熱したニップロールで加熱圧
着した公知の積層膜の境界面の結晶構造を示す走査型電
子顕微鏡写真である。(a)低倍率、(b)拡大図。
走査型電子顕微鏡写真である。(a)低倍率、(b)拡
大図。 第2図は2枚の多孔膜を加熱したニップロールで加熱圧
着した公知の積層膜の境界面の結晶構造を示す走査型電
子顕微鏡写真である。(a)低倍率、(b)拡大図。
Claims (6)
- (1)2枚以上の熱可塑性樹脂製多孔膜を積層融合した
積層多孔膜であって、表面を形成する多孔膜の有効孔径
分布の最大孔径よりも大きな孔径を有する孔(ピンホー
ル)が、積層多孔膜の表面から裏面へ連通していないこ
とを特徴とする積層多孔膜。 - (2)熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン樹脂である特許
請求の範囲第1項記載の積層多孔膜。 - (3)ポリオレフィン樹脂が、ポリエチレン又はその共
重合体である特許請求の範囲第2項記載の積層多孔膜。 - (4)積層多孔膜の層間剥離強度が1g/cm巾以上で
ある特許請求の範囲第1項記載の積層多孔膜。 - (5)積層多孔膜を構成する多孔膜の平均孔径が0.0
2〜5μm、気孔率が30〜90%である特許請求の範
囲第1項記載の積層多孔膜。 - (6)積層多孔膜を構成する多孔膜の厚さが5μm〜1
mmである特許請求の範囲第1項記載の積層多孔膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60193144A JPS6253824A (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 | 積層多孔膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60193144A JPS6253824A (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 | 積層多孔膜 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6253824A true JPS6253824A (ja) | 1987-03-09 |
JPH044944B2 JPH044944B2 (ja) | 1992-01-29 |
Family
ID=16303014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60193144A Granted JPS6253824A (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 | 積層多孔膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6253824A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0277108A (ja) * | 1987-07-04 | 1990-03-16 | Toray Ind Inc | 電解液セパレータ |
US5627457A (en) * | 1993-07-21 | 1997-05-06 | Seiko Epson Corporation | Power supply device, liquid crystal display device, and method of supplying power |
JP2001087632A (ja) * | 1999-09-21 | 2001-04-03 | Asahi Kasei Corp | 中空糸状多孔膜の製膜方法 |
Citations (3)
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JPS5017474A (ja) * | 1973-06-16 | 1975-02-24 | ||
JPS5751450A (en) * | 1980-09-13 | 1982-03-26 | Junkosha Co Ltd | Baked drawn porous tetrafluoroethylene resin laminate and its manufacture |
JPS5878369A (ja) * | 1981-10-08 | 1983-05-11 | エナジ−・リサ−チ・コ−ポレ−シヨン | 電気化学電池と電気化学装置 |
-
1985
- 1985-09-03 JP JP60193144A patent/JPS6253824A/ja active Granted
Patent Citations (3)
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JPH044944B2 (ja) | 1992-01-29 |
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