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JPS6253800B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6253800B2
JPS6253800B2 JP7810178A JP7810178A JPS6253800B2 JP S6253800 B2 JPS6253800 B2 JP S6253800B2 JP 7810178 A JP7810178 A JP 7810178A JP 7810178 A JP7810178 A JP 7810178A JP S6253800 B2 JPS6253800 B2 JP S6253800B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rays
screen
ray
intensity
energy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7810178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS556230A (en
Inventor
Yoshio Fukuda
Sadao Nemoto
Akira Kusumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7810178A priority Critical patent/JPS556230A/ja
Publication of JPS556230A publication Critical patent/JPS556230A/ja
Publication of JPS6253800B2 publication Critical patent/JPS6253800B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アイソトープ白色X線源に係り、特
に広帯域エネルギーレベルにおいて一様強度のX
線が得られるものに関する。
〔従来の技術〕
まず本発明の背景について説明する。X線を利
用して物体の応力を測定しうることは周知であ
る。この応力測定は、物体の結晶内に考えられる
原子面の間隔をdとし、波長λのX線がその面と
θなる角度で入射し散乱X線もその面とθなる角
をなすとき、それらの間に 2d・sinθ=n・λ(nは整数) なる関係が成立することを利用してなされるもの
である。この応力測定を行う方法として、波長λ
が一定(エネルギーが一定)のX線を用い、入射
角θを変化させて最大検出出力が得られる角度を
求め、その角度から面間隔dを求め、その面間隔
の値、又はある応力条件における面間隔d1と測定
される応力付加状態における面間隔d2との差から
応力を測定する方法と、入射角θを一定とし、X
線として白色X線を用い、最大検出出力から面間
隔d又は前記差から応力を求める方法がある。
本発明は後者の応力測定において用いられるも
のである(ただし本発明はこの応力測定にのみ使
用されるものではない)ので、その応力測定の手
法と従来のX線源の問題点について次に説明す
る。第1図は白色X線源を用いる応力測定装置の
概略構成を示している。AはX線源であつて、原
子番号の大きな金属、例えばタングステンなどを
ターゲツトとし、これに大きな加速電圧により加
速された電子を衝突させて連続X線を発生させる
ものであつて、応力測定対象物Bに対するX線の
入射角θは一定となるように設置される。Cは対
象物Bの反射面から反射角θの位置に設置された
検出器であつて、この検出器に入射するX線をそ
れぞれ電気信号に変換して出力するものであり、
第2図に示すように、X線のエネルギーが大(波
長λが小)であれば検出出力は大である。Dは検
出器Cの検出出力、すなわち、第3図に示すよう
に、入力X線のエネルギーレベルに応じた検出出
力を入力し、予め設定されている検出レベルΔ
Li,ΔLj……のものが一定時間当り何個得られた
かを検出し、各レベルごとの数の信号を出力す
る。Eはレコーダであつて、第4図に示すよう
に、X線の各エネルギーレベルに対応するX線の
個数を曲線aに描く。この曲線aのピークから波
長λを求め、このλから前記面間隔dを求める。
このような応力測定装置において、X線源Aか
ら出射されるX線は、各エネルギーレベルのもの
の強度(X線は粒子とも把握されるから、強度は
各エネルギーレベルにおけるX線の個数と考える
ことができる)は一定でなければならない。仮
に、エネルギーレベルが大である程強度が大とな
るようなX線を出射するX線源を使用したとすれ
ば、レコーダEには、前記曲線aよりピークおよ
びエネルギーレベルが図面上若干右に偏位したよ
うな曲線bが得られる。反対にエネルギーレベル
が小である程強度が大であるようなものを使用す
ると曲線のピークは曲線aより図面上左に偏位す
る。従つて正しい波長λが得られなくなるので、
X線源としてはなるべく各エネルギーレベルの強
度が一定のものであることが望ましい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような広帯域のエネルギーレベルにおいて
一定強度を得る従来のX線源としては、金属に電
子を衝突させる構成のものが用いられている。し
かし、この従来のX線源は、管求、高電圧大容量
安定源装置、及び水冷却装置などが必要となり、
装置全体が非常に大がかりなものとなるという欠
点がある。装置をコンパクトかつ安価ならしめる
にはアイソトープを利用することが望ましいが、
アイソトープは一般にエネルギー強度が一定でな
い。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、
所定の幅のエネルギーレベルの範囲においては一
定強度のX線が得られる、コンパクトな白色X線
源を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明のアイソト
ープ白色X線源は、エネルギーレベルが大となる
ほど強度が小さくなる連続エネルギースペクトル
を有する制動X線を自然放射するアイソトープ
と、上記制動X線を通過せしめるスクリーンによ
つて構成し、上記のスクリーンはエネルギーレベ
ルが大となるほど吸収係数が小さくなる物質によ
つて構成する。
〔作 用〕
上記のように構成すると、アイソトープのエネ
ルギースペクトルの強度が大となる低エネルギー
レベルではスクリーンによる吸収が多く、その反
対に、スペクトル強度が小となる高エネルギーレ
ベルでは吸収が少ないので、低エネルギー領域か
ら高エネルギー領域までの間、ほぼ均一な強度の
白色X線が得られる。
本発明を実施する場合、アイソトープの連続ス
ペクトル特性と、スクリーン物質の吸収特性とを
マツチさせなければならないが、実際問題として
は、先ず前記のような傾向の放射特性を有するア
イソトープと、前記のような傾向の吸収特性を有
するスクリーン物質とを選定した後、エネルギー
スペクトル上のエネルギーνと同νとを設定
して、次記の計算によつてスクリーンの厚さを定
めると良い。
エネルギーがνの入射X線強度をI10、スク
リーンの線吸収係数をμ、スクリーン通過後の
透過X線強度をI1とすると、スクリーン厚さをx
として、 I1=I10・e-1X ……(1) 同様に、エネルギーがνの入射X線強度を
I20、スクリーンの線吸収係数をμ、スクリー
ン通過後の透過X線強度をI2とすると、 I2=I20・e-2X ……(2) ∴I1/I2=I10/I20-(1-2)X……(3) ここで、スクリーン通過後の透過X線強度I1
I2ならしめるには、上記(3)式の左辺I1/I2=1な
らしめれば良い。すなわち、 I10/I20=e(1-2)X ……(4) 上記(4)式から x=lnI10/I20/μ−μ
…(5) 上記の(5)式によつて求められるスクリーン厚さ
xとすることにより、エネルギーνと同ν
において透過X線強度が等しくなる。
ν、ν以外の点で、透過X線強度は厳密に
は一定とならないが、実用上一定と見做し得る程
度に均一となる。
本発明において制動X線とは、放射性アイソト
ープから放射される、連続スペクトルを有するX
線をいい、この制動X線は、荷電粒子が、原子核
のクローン場などの強い電場を通過する際に負の
加速度を受けて発生するものである。
〔実施例〕
次に本発明の一実施例を第5図ないし第7図に
より説明する。第5図において、1は放射性アイ
ソトープ2を封入したX線遮へい体よりなる容
器、3は該容器の開口部を閉塞してアイソトープ
2の漏出を防ぐX線吸収率の小さい窓、4は容器
1の開口端面に当てて固定した遮へい体でなる板
材であり、該板材の中央には穴5が開けられ、該
穴5にはX線を一部吸収するスクリーン6が該穴
を閉塞するように固定されている。7はX線を平
行ビーム化するソーラスリツト8を内部に設けた
筒状遮へい体であり、その一端は遮へい体4の開
口部と合致するように固定されている。上記筒状
の遮へい体7及びソーラスリツト8の斜視図を第
10図に示す。この筒状遮へい体7は、X線の不
特定方向の散乱を防止するためのものである。
X線を発生するアイソトープ2としては、白色
X線として使用されるエネルギー範囲及び半減期
(長いもの程安定線源として使用できる)の観点
からKr85(半減期10.4年)が最も適しており、第
6図にそのエネルギースペクトラムを示す。この
図に示すように、Kr85から放射される制動X線は
エネルギーレベルが大となる程強度が小となる。
しかしスクリーン6において吸収されるX線の量
は低エネルギーのもの程大きい。即ち、スクリー
ン6を通過した後のX線強度はスクリーンの材料
及び厚さを適当に選ぶことによつて平坦化され
る。スクリーンの材料として、アルミニウム箔を
選択した場合、アルミニウムのX線吸収係数は第
7図のようになるから、X線応力測定に必要な10
〜100keVのX線の平坦化を図る場合には約0.2mm
のアルミニウムの箔でスクリーンを作れば平坦な
白色X線を得ることができる。
第8図はアイソトープとして、常温において気
体ではなく固体のもの9を用いた本発明の他の実
施例である。固体のアイソトープは半減期の長い
核種がないために安定した強度の線源は得難いと
いう一面はあるが、密封が容易であるから製作が
しやすいという利点がある。
上記実施例においては、X線を一部吸収する物
質がアルミニウム箔である場合について述べたが
たとえばすず箔等の他の金属箔を用いることもで
きる。しかし、Kr85と組合わせた場合、アルミニ
ウム箔を用いたものが出力X線として強度の一様
のものが得られる。その理由は、すず箔等の他の
金属の場合は、エネルギーレベルの低い領域にお
けるX線の吸収係数が急激に大となるからであ
る。
また、アルミニウム箔等の金属の代りに、液体
又は気体を用いることができる。液体又は気体の
場合は、X線の吸収係数が金属に比べて小さいか
ら、第9図の実施例に示すように、X線吸収用の
液体10は金属を用いる場合の厚さよりも長い吸
収経路が形成されるようなものとしなければなら
ない。液体又は気体を用いる場合は、その吸収係
数がエネルギーレベルが小となるに従つて大とな
る度合は、金属の場合に比べて小であり、エネル
ギーレベルの変化に対する吸収係数の変化はほぼ
一次関係で表現されるから、より低エネルギーレ
ベルにわたるX線が得られる。
また、X線吸収物質としては、1種類のみでな
く、複数種類のものを組合わせて使用することに
より、強度がより一様化するようにすることも可
能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は、アイソトープと
吸収物質との組合わせにより広帯域エネルギーの
白色X線を得ることが出来、しかも、従来装置で
必要とされていた管球、高電圧大容量安定電源装
置、及び水冷却装置が不要となるので、非常に小
形に製作しうる。また、小形化により、複雑な形
状の被測定物あるいは大形構造物のX線応力測定
が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用対象の一つであるX線応
力測定装置の一例を示す構成図、第2図は第1図
の検出器におけるX線のエネルギーと検出出力と
の関係を示す図、第3図は第1図の検出器の出力
を示す図、第4図は第1図のレコーダにおける記
録例を示す図、第5図は本発明による白色X線源
の一実施例を示す断面図、第6図はKr85のX線エ
ネルギースペクトラム、第7図はアルミニウムの
X線吸収係数、第8図は本発明による白色X線源
の他の実施例を示す断面図、第9図は本発明によ
る白色X線源のさらに別の実施例を示す断面図で
ある。第10図は、ソーラスリツトを備えた筒状
の遮へい体の斜視図である。 1……容器、2……アイソトープ(気体)、3
……窓、6……スクリーン、8……ソーラスリツ
ト、9……アイソトープ(固体)、10……スク
リーン(液体)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エネルギーレベルが大となるほど強度が小さ
    くなる連続エネルギースペクトルを有する制動X
    線を自然放射するアイソトープと、上記制動X線
    を通過せしめるスクリーンとよりなり、上記スク
    リーンはエネルギーレベルが大となるほど吸収係
    数が小さくなる物質によつて構成されたものであ
    ることを特徴とするアイソトープ白色X線源。 2 前記アイソトープがKr85であり、かつ前記ス
    クリーンがアルミニウム箔であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のアイソトープ白色
    X線源。
JP7810178A 1978-06-29 1978-06-29 Isotope white xxray source Granted JPS556230A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7810178A JPS556230A (en) 1978-06-29 1978-06-29 Isotope white xxray source

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7810178A JPS556230A (en) 1978-06-29 1978-06-29 Isotope white xxray source

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS556230A JPS556230A (en) 1980-01-17
JPS6253800B2 true JPS6253800B2 (ja) 1987-11-12

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ID=13652476

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7810178A Granted JPS556230A (en) 1978-06-29 1978-06-29 Isotope white xxray source

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51146236A (en) * 1975-06-10 1976-12-15 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Auxiliary radiation process in cleaning of electrography copying machi ne

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Publication number Publication date
JPS556230A (en) 1980-01-17

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