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JPS62500101A - リポソ−ム類における抗腫瘍剤類の被包 - Google Patents

リポソ−ム類における抗腫瘍剤類の被包

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JPS62500101A
JPS62500101A JP60503627A JP50362785A JPS62500101A JP S62500101 A JPS62500101 A JP S62500101A JP 60503627 A JP60503627 A JP 60503627A JP 50362785 A JP50362785 A JP 50362785A JP S62500101 A JPS62500101 A JP S62500101A
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ザ リポソ−ム カムパニ−,インコ−ポレ−テツド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 リポソーム類における抗腫瘍剤類の被包本発明は、抗腫瘍剤類(antineo plastic afJents ) 、特に、リポソーム類における抗腫瘍剤 類の被包(encapstJ fation )に関するものである。
2、先行技術の記載 種々の研究者により確立されているように、抗腫瘍剤類の使用による癌の治療は 、多くの場合、抗腫瘍剤類を人体に直接投与するよりもリポソーム類に該抗腫瘍 剤類を被包することにより大いに改善され得る[例えばフォルセンら(「ors sen et at)(1983) 、キャンサー レス(Cancer Re s、 )1982) 、ユーロピアン ジャーナル オブ キャンサークリニカ ル オンコル(Eur、 J、 Cancer C11n、 0nco!、)  。
18: 167参照、しかし、アブラら(Abra et al)(1983) 、キャンサー ケミチル ファーマコル(Cancer Chemother、  Pharmacol、)、 11 : 9B参照のこと]。このような抗腫瘍 剤類をリポソーム類へ配合すると、その抗腫瘍活性、クリアランス率、組織分布 および毒性が、直接投与に比して変化する[例えばラーマンら(Rahman  et at)(1982)、キャンサーレス(Cancer Res、 ) 、  62 : 1817 : ローザら(Rosa et al)(1982)  トランスポート イン バーイオメンブレンズ(丁ransport in B iomembranes)における「モデル システムズアンド リコンスディ テユーション(閂odel Systems and Reeonstitut ion)、アール アントリー二ら(A、Antolini etal)il、 ラベン プレス(RaVen Press) 、ニューヨーク、243−256  ; o−ザら(Rosa et at)(1983)、フ1−マコロジ−(P I−1armacology)、 26: 221;上記フォルセンら(For ssenetal):上記ギャビゾンら(Gabizon et at) ;お よび上記オルソンら(Olson et at)参照のこと]。例えば、アント ラサイクリン抗生物質ダウノルビシン(daunorub i Ci n )お よびドキソルビシン(doxorubicin ) (アドリアマイシン) ( adriamycin>およびその医薬的に受容し得る誘導体およびその塩の心 臓毒性が著しく減少することは公知である[例えば上記フォルセンら;上記オル ソンら(Olson etal) :および上記ラーマンら(Rahman e t al)参照のことコ。
また、リポソーム類に極めて毒性の高い抗腫瘍剤類を配合すると、その投与され る人にこのような抗腫瘍剤類をさらす危険は減少できる。
リポソーム類を使用して抗腫瘍剤類を投与すると、医薬被包および治療中の医某 放出の両方に関して問題が生じる。
被包に関しては、治療中に患者に与える脂質負荷を最小にするように、トラップ 効果を増加する必要性が引続いてあった。ざらに、高いトラップ効果は、癌の治 療において現在使用されている高価な医薬を処理する際の重要な利点である少量 の医薬だけしか損失しないということを意味する。
医薬の放出に関しては、アドリアマイシンのごとき多くの抗腫瘍剤類が被包後に リポソーム類から急速に放出されることが見出された。このような急速な放出は 、リポソーム被包の有用な効果を減少させ、このため一般に望ましくない。した がって、リポソーム類から抗腫瘍剤類およびその他の医薬放出速度を減少させる 方法を見出す努力が当業者により引続いて行なわれてきた。
これらの被包および放出の問題の他に、臨床医に抗腫瘍剤類含有リポソーム類を 提供するための商業的に許容し得る方法を見出すという無視すべからざる問題が ある。「必要な」ベースにリポソーム類の生産および負荷が実験至的には許容し 得る方法であるとはいえ、一般に、臨床的には不満足である。したがって、被包 された医薬を有するあるいは有さないリポソーム類が出荷され、貯蔵されかつ従 来の商業的な販売ルートを通じて一般に移動される方法に対して重要でかつ継続 的な需要がある。
発明の開示 上記のごとき技術の状態から、本発明の目的は、リポソーム類に抗腫瘍剤類(a ntineoplastic arJentS>を被包する方法を提供すること にある。本発明の他の目的は、リポソーム類からの抗腫瘍剤類またはその他の生 物学的に活性な薬剤の放出速度を減少させる方法を提供することにある・本発明 のざらに他の目的は、リポソーム類が実質的な損耗なしい貯蔵され、出荷されか つ商業的に頒布され1qるように抗腫瘍剤類の負荷前または負荷後にリポソーム 類を脱水する方法を提供することにある。
これらおよびその他の諸口的を達成するために、その見解の一つによれば、本発 明は、透過膜ポテンシャル(transmembrane potential )がリポソームの壁部を越えて形成されかつ抗腫瘍剤類が該透過膜によりリポソ ーム項内に負荷されるイオン化可能な抗腫瘍剤でリポソーム類を・負荷する方法 を提供するものである。
この方法は、水性媒体(例えばプロトン化しく7るアミノ基を有する有機化合物 )中に溶解したときに帯電状態(char!1led 5tate)で存在し得 る本質的にいかなる抗腫瘍剤も使用できる。好ま()くは、該薬剤は、リポソー ム類を仕切るように比較的親油性でなければならない。投数の抗腫瘍剤類は、こ の方法を用いて同時にあるいは順次負荷させることができる。また、イオン化可 能な抗腫瘍剤が負荷されるリポソーム類は、従来の被包技術(例えば、リポソー ム類が作られる接衝液中に医薬を配合すること)により池の抗腫瘍剤類または伯 の医薬で予め付加することができる。
本発明の他の面によれば、リポソーム類に薬剤を保持するために配向した透過膜 ポテンシャルがリポソーム膜を越えて発生するリポソーム類からのイオン化可能 な抗腫瘍剤類または他の生物学的に活性な薬剤の放出速度を減少させる方法が提 供される。下記に詳述するように、リポソーム類からのアドリアマイシンのよう なイオン化可能な薬剤の放出速度を、このような透過膜ポテンシャルが10倍も 減少させ得ることは驚くべきことである。この透過膜ポテンシャルは、被包後E こ発生させ臂るか、あるいは上記被包技術によりリポソーム類(ζ負荷されでい た透過膜ボアンシャルと同一であり得る。
さらに他の面(こよれば、本発明は、リポソ−ム膜か臨床面で抗腫瘍剤類の投与 に便利な種々の脱水プIJl”j−ルを提供する。これらのプロ1〜ロールによ れば、抗腫瘍剤類(、裏すボンーム類中に負荷され、かつぞの結果1qられる製 剤(、上、都合よく、貯蔵され、出荷されるかめるいはリポソーム類から実質的 に抗腫瘍剤類の漏出なしに処理される、。
ごのプロトコールのある実施態様(、二よれば、脱水は1種またはそれ以上の保 護糖類の存在下に行なわれる。この場合、脱水はさきに冷凍することなく行なわ ねばならず、抗腫瘍剤類の被包に使用されるりi1ζソーム類は、多分子脂質層 を有するタイプのものでなければならず、またリボソ・−ム製剤は完全には脱水 できないが、むしノろ袈剤内に約2〜約5%の元からの水分を脱水工程の最後ま で残しておかなければならない。1モルの脂質当りの1モルの水の点から、これ は1モルの脂質当り約12〜約35モルの水が脱水製剤中に存在しなければなら ない。
本発明の他の脱水プロトコールによれば、抗腫瘍剤類は、出荷、貯蔵等用に予め 脱水されているリポソーム類に負荷され、ついで再脱水される。脱水は、上記方 法により行なわれ、抗腫瘍剤類の負荷は上記透過膜ポテンシャル法を用いて達成 される。透過膜ポテンシャルは、必要により脱水工程前または後に発生する。
上記方法の他に、本発明は、つぎの方法により製造される生成物をも提供するも のである。すなわち、(1)透過膜ポテンシャルによりリポソーム類中に負荷さ れる抗腫瘍剤類を含む医薬製剤、(2)リポソーム類からの薬剤の放出速度を減 少させるようにその膜を越える透過膜ポテンシャルを有するリポソーム類に被包 されたイオン化可能な生物学的に活性な薬剤を含む安定化された医薬製剤、およ び(4)透過膜ポテンシャルにより予め脱水されたワボソーム頬内に負荷された 抗腫瘍剤類よりなる医薬製剤である。
本発明の前記および他の目的および利点の達成は、本発明の好ましい実施態様の 記載に関連して記載されている。
本明細mで使用されているように、「医薬製剤」、「イオン化可能な抗腫瘍剤( ionizable antineoplastic aqent) Jおよび 「イオン化可能な生物学的に活性な薬剤(ionizablebiologic ally−active agent) Jの用語は、次の意味を有している。
すなわち、ヒトまたは動物への投与に好適でかつ生物学的に活性な物質および適 当な緩衝剤、希釈剤、担体等よりなる組成物を意味し、イオン化可能な抗腫瘍剤 は水性媒体に溶解したときに帯電した状態で存在し得る抗腫瘍剤を意味し、また イオン化可能な生物学的に活性な薬剤は水性媒体に溶解したときに帯電した状態 で存在し得る生物学的に活性な薬剤を意味する。
図面の簡単な説明 第1図はNa /K 拡散ポテンシャルの存在下または不存在下に大きなユニラ メラベシクル類(LUV類)へのアドリアマイシン(ADM)の吸収を示す。卵 −PCLUv類(1μmo+ リン脂質5/ml)が0.2m1(のアドリアマ イシンの存在下に20℃で培養された。薬剤の吸収は、下記の「材料および方法 」で評価された。実験条件は、つぎのとおりであった。すなわち、白抜三角印は 、内部および外部媒体中の20mMのへベス(Hepes)(pH7,5)、1 69m)lのグルタミン酸カリウムを有するベシクル類。白抜丸印は、内部およ び外部媒体中の20m)lのへペス(pny、5)およびワリノマイシン(va linomycin) 、169m)lのグルタミン酸カリウムを有するベシク ル類。白扱四角印は、内部および外部媒体中の20mMのへペス(pH7,5) 、t>よび150m)lのNaCL外部媒体中の20m)lのヘベス(pH7, 5)、169mHのグルタミン酸カリウムを有するベシクル類。黒丸印は、内部 媒体中ノ201Ill(ノヘペス([)H7,5)#よび150mHの20m1 −1のヘペス(pH7,5)、外部媒体中の20mMのへベス(1)H7゜5) およびワリノマイシン、169mHのグルタミン酸カリウムを有するベシクル類 を表わす。
第2図は、Na、/K 拡散ポテンシャルの存在下または不存在下に大きなユニ ラメラベシクル類へのビンプラスセン(vinblastine) (V I  N B )の吸収を示す。卵−PC+UV類(1μmol リン脂質、/d)が Q、2m)(のビンブラスチンの存在下に20’Cでつぎの条件下で培養された 。自失三角印は、内部および外部緩衝液としての20mMのへヘス(pH7,5 )、169mMのグルタミン酸カリウム、白多友丸印は内部d3よび外部緩衝液 としての20mMのヘベスおよびワリノマイシン、169mMのグルタミン酸カ リウム、白抜四角印は、ベシクル内部の169mMのグルタミン酸カリウムおよ びワリノマイシンΔ3よび外部媒体どしての2QmHのへヘス(pH7,5)、 150m)lのNaCf1を示す。
第3図は最初の遊離のアドリアマイシン濃度(黒丸)の機能どしての膜を越えて のNa/K 勾配を有する卵−PCLUV類へのアドリアマイシン(ADM>の 吸収を示す。白I友丸印は蓄積する使用可能な全薬剤のパーセン1−を示ず。ベ シクル類(1ml(リン脂質)は、ワリノマイシンの存在トに2時間にわたって 示された濃度のアドリアマイシンで20’Cで培養した。
第4図は、(A>20’07′3よび(B)37°CでNa /K 透過膜化学 勾配およびワリノマイシンの存在下に卵−PCコレステロール 1tJV系への アドリアマイシン(ADM)の吸収を示す。ベシクル類(1μmolの全脂質/ ml)は、Q、2mMのアドリアマイシンの存在下に20’Cまたは37°Cで 2時間培養された。使用したコレステロールに対する卵−PCのモル比は、つぎ のとおりである。すなわち、黒丸は1:O1白丸は9:1、半黒丸は3:1であ り、また白鳥は1:1である。
第5図は、種々の温度におけるQ、2mMのアドリアマイシンの存在下に培養し たのらのNa”、/に+透過膜化学勾配の存在でのDPPC−コレステロール( 1:1)LUV類(1ml(脂質)へのアドリアマイシン(ADM)の吸収をリ ンマイシンの不存在下で37℃、自失四角印はワリノマイシンの存在下で60℃ 、下向黒三角印(solid downwardfacino trianql e)はワリノマイシンの存在下で60℃、上向黒三角印(solid upwa rd facina trianr+le)はワリノマイシンの不存在下での3 7℃における卵−PCLUV類(1mM>、下向1扱三角印(open dow nward facing triangle)はワリノマイシンの不存在下で の60℃における卵−PCLUV類を示す。
第6図は0.2mMのアドリアマイシンの存在下での20°Cにおける培養後の Na /K 化学勾配の存在下での卵−PC/卵−PS LUV類へのアドリア マイシン(ADM)の吸収を示す。自失三角印はワリノマイシンの存在下に卵− PC/卵−PS(4:1)、黒三角印はワリノマイシンの不存在下での卵−PC /卵−PS(4:1)、白抜四角印はワリノマイシンの不存在下での卵−PC/ 卵−PS(20:1)、白扱丸印はワリノマイシンの不存在下での卵−PC/卵 −PS(50:1)、黒丸印はNa+/に1勾配(内側および外側のK 緩衝液 )の不存在下での卵−P C、/卵−PS(4:1)への吸収を示す。
第7図は(A)20’Cおよび(B)37°Cにおける透過膜のl)H勾配を示 すL[V類へのアドリアマイシンの吸収を示す。実験条件は、つぎのとおりであ った。すなわち、プロトンイオン透過担体CCCP(10μM)の不存在下(熱 印)および存在下(白恢印)での0.2m)lのアドリアマイシン、2+nHの 脂質。内部緩衝液の組成は150m)lのKOH1175+nHのグルタミン酸 (1)114.6)でおり、一方外部緩衝液の組成は150mMのKOH112 5mtlのグルタミン酸および30mMのNaCΩ(pH7,5)よりなってい た。脂質の組成はEPC(丸印)および1:1のモル比のEPC/コレステロー ル(1:1>であった。
第8図は37°CにおけるEPC(黒丸印、自失丸印)およびEPC/コレステ ロール(1:1モル比)(黒四角印、白仇四角印>LUV類からのアドリアマイ シンの放出を示す。アドリアマイシンは、それぞれ5.0および0.5mMの脂 質ならびに薬剤濃度でpt+勾配に応じてベシクル類へ閉込められる。遊離のア ドリアマイシンは、150mMのに+(黒色)または180mt(のNa” ( 自失印)を含有しpHを4.6(パネルA)またはpHを7.5(パネルB)に 調整された緩衝液で平衡にしたゲルフィルトレージョンクロマトグラフィカラム によりベシクルに会合した薬剤から分離される。
第9図は比較のためのベシクル類(四角形)および脱水/再水和ベシクル類(円 形)のためのpH勾配から発生する透過膜ポテンシャルを示ず。予め存在するプ ロトン勾配を有するベシクル類は、4℃で24時間保持される(比較例)か、お るいは同一時間高真空下に2501Tl]4のトレハロースの存在下に脱水され た。再水和によるベシクル類にみられるポテンシャルは、cccpの不存在下( 自失丸および四角印)または20μMのCCCPの存在下(黒丸および四角印) に3H−テトラフェニルホスホニウムブロマイドをプローブとして使用して測定 された。CGCPの存在下または不存在下にpH勾配なしにベシクル類にみられ る透過膜ポテンシャルは、それぞれ黒三角印および自失三角印で示されている。
第10図は比較のためのベシクル類(四角印)および脱水/再水和ベシクル類( 丸印)のためのNa /K 化学勾配により発生する透過膜ポテンシャルを示す 。予め存在するNa”/に+勾配を有するベシクル類は、4°Cで24時間保持 される(比較例)か、あるいは同一時間高真空下に250n+Hのトレハロース の存在下に脱水された。再水和によるベシクル類にみられるポテンシャルは、c ccpの不存在下(白抜光および四角印)または20μMのCCCPの存在下( 黒丸および四角印)に3]」−テトラフェニルホスホニウムブロマイドをプロー ブとして使用して測定された。ワリンマイシンの存在下または不存在下に膜の両 側にグルタミン酸カリウムを有するベシクル類にみられる透過膜ポテンシャルは 、それぞれ自復三角印および黒三角印で示されている。
第11図は予め乾燥したベシクル類にアドリアマイシンを負荷するための透過膜 ポテンシャルの使用を示す。予め存在するNa+/に+勾配を有するベシクル類 は、250mHのトレハロースの存在下に24時間脱水される。再水和化に続い てワリンマイシン(0,5μg/μmoteのリン脂質)の存在下(自失丸印) または不存在下(黒丸印)にアドリアマイシンを蓄積させるベシクル類の能力が 測定された。同一時間4°Cに保持された比較のためのベシクル類も、ワリンマ イシンの存在下(自失四角印)または不存在下(黒四角印)に試験された。
好ましい実施態様の説明 上記のように、本発明はリポソーム類への抗腫瘍剤の被包に関するものである。
抗腫瘍剤類が被包されるリポソーム類は、種々の組成および内部含有物を有して おり、かつ現在知られているかおるいは将来開発されるマルチラメラ、ユニラメ ラまたは他のタイプのリポソーム類おるいは一般に脂質含有粒子の形態をとるこ とができる。例えば、脂質含有粒子は、1983年3月24日、1983年8月  8日、1984年3月20日および1984年4月12日にそれぞれ出願され 現在出願中の米国特許出@第476、496号、同第521.176号、第59 1,576号および第599.691号に開示されているタイプのステロイドリ ポソーム類、安定なプルリラメラリポソーム類(S P L−V類)、単相ベシ クル類(M P V類)または脂質71ヘリックス担体(1MC類)の形であり 1q、その該当個所は参考としてここに入れられる。
リポソーム類は、リポソーム類の製造法とし2て現在知られているかおるいは将 来開発されるいかなる方法によっても製造できる。例えば、マルチラメラリポソ ーム類<MLV類)製造用の従来の技術により該リポソーム類は形成できる。す なわち、クロロホルム中に脂質類を溶解することにより適当な容器の内壁に1種 またはそれ以上の選ばれた脂質類を堆積させ、ついでクロロホルムを蒸発させ、 被包させるべき水溶液を容器に加え、該水溶液で脂質類を水和し、かつ得られる 懸濁液を旋回または渦動させることにより所望のリポソーム類が製造される。
別方としては、逆相蒸発法、注入法および洗浄剤希釈法のごとき大型ユニラメラ リポソーム類(L U V類)の製)Δに用いられる技術がリポソーム類の製造 に使用できる。リポソーム類製造のためのこれらおよびその他の方法の総説は、 マーク ジエイ オストロ(Na+”C、J、 03trO) 編1リポソーム 類(LiDO3omeS ) Jマーセル テラカー インコーホレーテッド( )larcel Dekker、 Inc、 ) ニューヨーク1983年発行 の第1章に見出すことができ、その該当個所は参考のために本明細書の一部を構 成している。スゾカ ジュニアら(Szoka、 Jr、、 et at )  (t980)アン レブ バイオフイズ バイオエンジニャ(Ann、 ReV 、 B111)has、 aioengr、)、9: 467も参照のこと。こ の該当個所も参考のために本明細書の一部を構成する。LUV類製造の特に好ま しい方法は、1984年6月20日に出願された米国特許出願第622、690 号「ユニラメラベシクル類製造用押出技術」に記載され、その該当個所も参考の ために水門m書の一部を構成する。
他の別法としては、上記米国特許出願第476、496号、同第521.176 号および同第599.691号に記載の方法により製造できる。また、リポソー ム類自体を使用するよりも、上記米国特許第591,576@に記載されている ような方法のごとき他の脂質含有粒子が、本発明の実施に使用できる。ざらに、 また必要により、抗腫瘍剤類の担持に使用されるリポソーム類または脂質含有粒 子が「決められた粒径分布を有するリポソーム類」という名称の1984年6月 20日に出願された米国特許第622.502号に記載されている方法によりざ らに均一な粒径分布を与えることができ、その該当個所も参考のために本明細書 の一部を構成する。
上記のように、その面の一つによれば、本発明は、透過膜ポテンシャルがリポソ ーム類の壁を越えて生じかつ抗腫瘍剤類か該透過膜ポテンシャルによりリポソー ム頬内に負荷されるイオン化可能な抗腫瘍剤類でリポソーム類を負荷する方法を 提供する。透過膜ポテンシャルは、リポソーム膜を越えて1種またはそれ以上の 帯電した種(Charllled 5Oecies ) (例えばNa+、に+ および/またはH+)に対する濃度勾配をつくることにより発生する。この濃度 勾配は、異なる内部および外部媒体、すなわち1種またはそれ以上の帯電された 種を有する内部および外部媒体を有するリポソーム類を製造することによりつく り出される。
特に、1種またはそれ以上の帯電された種の最初の濃度を有する最初の媒体を被 包するリポソーム類が製造される。
代表的なリポソーム製造技術には(上記議論参照〉、この最初の媒体はリポソー ム類が生成するにつれてリポソーム類をつつみ、しかしてリポソーム類の元の外 部媒体は最初の媒体と同一組成を有することになる。濃度勾配をつくりだすには 、元の外部媒体は異なる濃度の1種またはそれ以上の帯電された種を有する新た な外部媒体で置換される。
この外部媒体の置換は、新たな媒体で平衡化されたゲルフィルトレージョンカラ ム、例えばセファデックス(5er)hadex)カラムにリポソーム製剤を通 すことにより、または遠心分離、透析または関連する技術等、種々の技術により 達成できる。
リポソーム膜の透過性に応じて濃度勾配に相当する全透過膜ポテンシャルを同時 に形成するかめるいは透過性増強剤、例えばワリンマイシンのようなイオン透過 担体が浴媒体に添加されるはずである。(必要ににす、透過性増強剤は、クロマ 1〜グラフイまたは他の技術を用いて負荷を完了したのち、該製剤から除去でき ることに注目されたし。)いずれかの場合、ネルンスト式により決定されるマグ ニチュードを有する透過膜ポテンシャルはリポソーム類の膜を越えて発現する。
本発明によれば、この透過膜ポテンシャルは、イオン化可能な抗腫瘍剤類をリポ ソーム類に負荷するために使用で2 、H)。特に、濃度勾配を有しかつこのた めに適当な配向の透過膜ポテンシャルを持つリポソーム類がいったん作られると 、該リポソーム類への抗腫瘍剤類の負荷方法は、該薬剤を外部媒体へ添加ツる極 めて簡単な段階へと減少さゼる。
いったん添加すると、透過膜ポテンシャルは自助的にリポソーム類へ該薬剤を負 荷する。さらに、下記実施例1に記載したように、この負荷は簡単であるだけで なく極めて効果的である。この実施例に記載したように、95%以上の抗腫瘍剤 類捕捉効果は、透過膜ポアンシX・ル負荷技術により達成できることが見出され た。
透過膜ポテンシャル負荷方法は、適当な水性媒体(例えばプロトン化し得るアミ ノ基を有する有機化合物)に溶解したとぎに帯電状態で存在するものであればい かなる抗腫瘍剤でも実質的に使用できる。好ましくは、薬剤は比較的に親油性で なければならないので、これはリポソームの膜を分画する。この方法でリポソー ム頬内へ負荷できる抗腫瘍剤類の若干の例としては、ドキソルビシン(doxo rubic in)、?イトマイシン(mitomycin ) 、プレオマイ シン(bleomycin ) 、ダウノルビシン(daunorubicin ) 、スト1ノブlヘゾシン(StreptOZOCin) 、ビンブラスチン (binblastine ) 、ビンクリスチン(VinCriStine  ) 、メクロレタミンハイドロクロライド(mechlorethan+ine  hydrochloride)、メルフアラン(melphalan ) 、 シクロホスファミド、[・リエチレンチオホスフオルアミド、カルムスチン(c armUStine) 、ロムスチン(lomustine ) 、セムスヂン (semustine ) 、フルオロウラシル、ヒドロキシウレア、チオグツ 二l/、チタラピン(eytarabine) 、フロクスリジン(floxu ridine ) 、デカルレバジン(decarbazine ) 、シスプ ラチン(C1splast in)およびプロカルバジン(procarbaz ine)がある。
1種の抗腫瘍剤の負荷の他に、この方法は複数の抗腫瘍剤を同時あるいは引続い て負荷するのに使用される。また、イオン化可能な抗腫瘍剤類が負荷されるリポ ソーム類は、従来の被包技術(例えばリポソーム類が作られる緩衝液中に医薬を 配合することにより)を用いて他の抗腫瘍剤または他の医薬を予め負荷しておく こともできる。従来の負荷物質はイオン化可能である必要はないので、このよう な近づき方は、癌治療におけるリポソーム被包の「医薬カクテル」の製造に大き な幅を与える。事実、実質的に全てのタイプの抗癌医薬は、リポソーム類の脂質 または水性部分のいずれかで少なくともある程度予め負荷できる。もちろん、必 要により上場のイオン化可能な医薬の1種またはそれ以上は予め負荷でき、かつ 透過膜ポテンシャル法を用いてリポソーム類に同一または異種の医薬が添加され る。
リポソーム類からのイオン化可能な抗腫瘍剤または他のイオン化可能な生物学的 に活性な薬剤の放出速度の低減に関する本発明の面からは、放出速度がリポソー ム頬内に該薬剤を保持するために配向しているリポソーム類を越えて透過膜ポテ ンシャルを著しく形成し得ることが驚くべきことに見出された。すなわち、イオ ン化したときに正に帯電する薬剤用には、外部ポテンシャルに比較して負でおる 内部ポテンシャルを有するリポソーム膜を越えて透過膜ポテンシャルがつくり出 されるが、負に帯電している薬剤用には、反対の配向が使用される。
本発明の透過膜負荷の面に関しては、薬剤放出の速度を低減するために使用され る透過膜ポテンシャルは、Na 。
K+および、/またはH+のような帯電した種のリポソーム類の内部および外部 の濃度を調整することによりつくり出される。事実、このような濃度勾配により 生成する透過膜ポテンシャルによりリポソーム類が負荷されると、元の濃度勾配 を保つ外部媒体内にリポソーム類を保つことにより放出速度の所望の低減を行な える。別方としては、透過膜ポテンシャルがリポソーム膜を越えてつくり出され ていない場合、例えば1ノボンーム類が従来の技術を用いて負荷されている場合 には、所望の透過膜ポテンシャルは、上記交換技術を用いて外部媒体の組成を変 えることにより直ちにつくり出されることができる。
本発明の低減された放出速度の而は、リポソーム頬内に被包された実質的にイオ ン化可能な生物学的に活性な薬剤のいずれも使用できる。特に、この技術は、上 記のイオン化可能な抗腫瘍剤類および局部麻酔剤、例えばジブカインおよびクロ ルプロナジン、β−アドレナリンしゃ新薬、例えばプロパツール、チモロールお よびラベトロール、抗高血圧薬、例えばクロニジンおよびヒドララジン、抗うつ 剤、例えばイミプラミン、アミプリブチリンおよびドキセピム、鎮痙薬、例えば フェニトイン、制吐薬、例えばプロ力インアミドおよびプロクロルペラジン、抗 ヒスタミン剤、例えばジフェニルヒドラミン、クロルフェニラミンおよびプロメ タシン、抗不整脈剤、例えばキシジンおよびシソビラミド、抗マラリア剤、例え ばクロロキニーネ、および鎮痛剤、例えばコカインを含む他の種々のイオン化可 能な医薬とともに使用できる。一般に放出速度の最大の低減は、その正常な放出 速度が通常非親油性物質のそれよりも高いので、親油性物質にみられる。
脱水プロコ・トールに関する本発明の面からは、二つの基本的なアプローチが提 供される。すなわち、(1)リポソーム類は、(例えば従来技術または上記の透 過膜ポテンシャルを用いて)抗腫瘍剤により負荷され、貯蔵、出荷等のために脱 水され、ついで使用時に再水和されるか、あるいは(2)予備成形されたリポソ ーム類は、貯蔵等のために脱水され、ついで使用時またはその付近に再水和しか つ上記透過膜負荷技術を用いてイオン化可能な抗腫瘍剤で負荷する。
いずれかの場合、リポソーム類は、好ましくは標準の凍結乾燥装置または同様な 装置を用いて脱水される。Jなわち、好ましくは減圧下に脱水される。必要によ り、リポソーム類d−3よびその周囲の媒体は、脱水前に液体窒素中−γ゛凍結 れる。別りとしでは、リポソーム類は凍結前に単に減圧下置くこと(こより脱水 できる。予め凍結しない脱水(よ、凍結を予め行なう場合より長い時間を要する が、方法全体としては凍結なしの場合の方がマイルドで、このため−aにリポソ ーム類に対覆る@傷が小きく、かつリポソーム類の内部成分の損失も小さい。予 め凍結することなく室温で′かつ1mm1IQのオーダーの減圧状態にできる真 空ポンプを使用(]て減圧下に脱水リ−ると、約24〜36時間を要覆−るが、 予め凍結り、て同一条件で脱水すると約12〜24時間でdうる。
」ノポンーム類は、その内部成分の実質的部分を失うことなく脱水方法を残存さ せるので、リポソーム膜ど相互作用するために、かつ系内の水が除去されるにう に完全に保つために1種またはそれ以上の糖類を使用することが重要でおる。使 用される種々の種類としては、トレハロース、シュクロース、ゲルコール、ラク トースおよびデキス1ヘランかある。一般に三糖類は、単糖類よりも優れており 、またjヘレハロースおよびシュクロースのごとき三糖類が最も有効であること か見出された。例えばス1へ1ノブ1〜マイシンおにびジヒドロスi〜レプl〜 マイシンを含むアミノグリコシド類か脱水中にリポソーム類を保護することが見 出された。
リポソーム類の内部および外部媒体のいずれかの部分として1種またはそれ以上 の糖類か含まれる。最も好ましくは、糖類は内部および外部媒体の両方に含まれ るので、これらはリポソーム類の膜の内部および外部表面の両方ど相互作用する 。内部媒体への含有は、リポソーム形成工程中(こリポソーム類に被包されるこ とになる緩衝液に糖類を添加することにより行なわれるO 1:いていの場合、 この緩衝液は最終のリポソーム類用の浴媒体も形成覆るので、緩衝液への糖類の 含りも外部媒体の部分にする1、もちろん、元の緩衝液以外の外部媒体が、例え ば透過膜ポテンシャル(上記参照)をつくり出すのに使用される場合、新たな外 部媒体は1種、またはそれ以上の保護糖類も含まな(プればならない、。
使用されるべき糖の吊は、使用されろ糖の種類および保護されるべきリボソー・ へ類の性質に左右される。上記のように、「脱水リポソーム類」の名称で198 4年8月8日に出願された米国特許第638.809号の法当個所は参考のため に本発明の一部を構成するが、同特許出願から当業者であれば特別なりボソーム 製剤用に最適の組合わせを決定する濃度J″3よび種々の糖の種類を直ちに試験 できる。一般に、1QQmH以上のオーダーの糖濃度は、最高のレベルの保護を 達成するのに必要なことが見出された。膜リン脂質のモル数の点から、100m Hのオーダーに対するミリモルのレベルは1モルのリン脂質当り約5モルの糖に 相当する。
予め凍結せずに脱水を行なう場合、脱水されるリポソーム類が多脂質層(mul tiple 1ipid 1ayers )を有するタイプである場合、また脱 水が製剤中の元の水に対して約2〜5%が製剤中に残る終点まで行なわれる場合 、1種またはそれ以上の保護糖類の使用か省略できる。
いったんリポソーム類が脱水されると、これらが使用されるまでの期間延長して 貯蔵できる。貯蔵に適当な温度はリポソーム類の構成に左右され、また温度感度 のいかなる物質でもリポソーム類への被包に使用される。例えば、当業界で知ら れているように、種々の抗腫瘍剤は熱に不安定であり、このためこのような製剤 を含有する脱水リポソーム類は、該薬剤の能力が失なわれないように冷凍状態で 貯蔵しなければならない。また、このような薬剤には、脱水方法はy温よりもむ しろ低温で行なうことが望ましい。
脱水リポソーム類を使用する場合には、再水和は、水溶液、例えば蒸溜水または 適当な緩衝液をリポソーム類に単に添加し、これらに再水和させることにより行 なわれる。
リポソーム類は溶液を静かに渦巻かせることにより水溶液中に再懸濁できる。再 懸濁は室温または他の温度でリポソーム類およびその内部組成の組成に適当に行 なわれる。
投与されるべき抗腫瘍剤が脱水前にリポソーム類へ配合され、かつざらに組成変 化が望まれない場合には、再水和されたリポソーム類はリポソームで被包された 薬剤の投与に公知の方法で癌治療に直接使用できる。
別方としては、上記透過膜ポテンシャル法を用いて、イオン化可能な抗腫瘍剤類 は投与直前に再水和化リポソーム類へ配合できる。このアプローチに関連して、 透過膜ポテンシャルを発生する濃度勾配は、上記外部媒体交換技術を用いて脱水 前または再水和後のいずれかにつくり出される。
例えば、同一の内部および外部媒体を有する、すなわち透過膜ポテンシャルのな いリポソーム類は製造され、脱水され、貯蔵され、再水和化され、ついで外部媒 体が透過膜ポテンシャルを発生する組成を有する新たな媒体で置換され、かつ該 透過膜ポテンシャルはリポソーム類を負荷するのに使用される。別方としては、 透過膜ポテンシャルを生じる内部および外部媒体を有するリポソーム類が調製さ れ、脱水され、貯蔵され、再水和化され、ついで透過膜ポテンシャルを用いて負 荷される。
いかなる方法においても限定する企図なく、本発明は以下の実施例によりさらに 詳細に記載されている。種々の実施例において共通な材料および方法は、つぎの とおりである。
材料および方法 托料 卵ホスファチジルコリン(卵−PCまたはEPC)を、標準方法[例えば、シン グルトンら(Singleton et at)(1965)、ジャーナル オ ブ ジ アメリカン オイル ケミカル ソサエティ(JOjlrllal o f the American oil chemlcal 5ociety) 、 42 : 53]により分離され、かつTLCで測定して99%以上の純度 であった。卵−PSを、ホープら(Hope et am1985)、ビオヒム  ビオフィズ アクタ(Birchin、 Biophys、 Acta) 8 t2 : 55]に記載の方法により卵−PCから調製した。
」レステU−ル、ワリンマイシン、ビンブラスチン、ヘベス、ジパルミトイルボ ス77′−+ジルコリン(DPPC)、1−レバロース、CCCPおよび塩類は 、シグマ ケミカルカンパニー(Sioma Chemical Compan y) (ミズリー州セン1ヘルイス)から得られた。
アドリアマイシンはアトリファ ラボラ1へり−(八dria Lal>0ra jOr\l) (オンタリオ州ミツシソらが)またはキャンサーリリーーヂ セ ンター(Cancer Re5earch Center) (ブリティッシュ ]ロンバア州バンク−バー)のいずれかから得られた。メトI−レキセイ1〜( methotrexate)およびチトシンアラビノシド(cytosine  arabinoside)もキャンサー リサーチ センターから得られた。
1〜リデイエイテツドメトトレキセート(tritiated meth。
trexate)、DPPCおよびメチルトリフTニルホスフォニ22+3 ラム、また同様に Na、H−イヌ1ノン、14cmイヌリン、3ト1−テトラ フェニルホスフォニウムブロマイドおよび3H−H2Oはニューイングランド  ニューフレア(New England Noclear) (ケベック州うシ ーヌ)カら得られた。トリテイエイテッドチトシンアラビノシド(tritia tedcytosine arabinoside)はアメルシセム(八mer sham) (オンタリオ州オークビル)から得られた。
試薬 グルタミン酸カリウム、、KCUおよびNaCQはNaOHでl)Hを7.5に 調整した2QmMのへペス緩衝液中で調製した。この溶液は、それぞれ150. 150および169mHのKCQ、NaCQおよびグルタミン酸カリウムの濃度 に相当する通常の310m05m/kgの浸透性(O3mOtal’itl/) に調整された。
ベシクル製剤 ベシクル類は、上記米国特許出願第622 、690号および同第622 、5 02号に記載の押出技術を用いて調製した。使用されるこの技術の完全な記載は 、これらの出願にみられ、かつ参考のために本明細書の一部を構成する。この技 術はまた、ホープら(tlope et al)(1985)、ビオヒム ビオ フィズアクタ(Biochim、 BioDhys、 Acta) 812:  55−65]にも記載されている。これらの技術で製造されたベシクル類は、本 明細書中においてETV類、すなわち押出技術ベシクル類(旦xtrusion  工echnique Vesicles )またはLUV類、すなわち大きな ユニラメラリポンーム類(L ar!Je Unllamellar L ![ )O3OmeS)として参照される。
簡単にいえば、乾燥脂質フィルムは25〜100μmO1のリン脂質/厩の濃度 範囲で大きなマルチラメラベシクル類を製造するために適当な緩衝液で水和され る。使用時に22+ は水和前に Na (5μCi)または31」−イヌリン(5μC+>か乾燥脂 質に添加される。
混合物を渦動により分散させ、ついで例えば250psuの圧力を用いて110 0nの孔径の2枚の積重ねたポリカーボネートフィルタ「ヌクレボア、インコー ボレーテツド(Nuclepore、 Inc、) 、カルフォルニア州プレザ ントンコを10回通過させた。実施例1Bおよび2Bの実験には、分散液は液体 窒素中で凍結され、かつ押出前にボリカーポネー1〜フィルタを5回解凍した。
得られるベシクル類は1103nの平均粒径を有し、かつ約1,5μ、Q/μm ol リン脂質の捕捉容積を有していた。実施例1および2の残りの実験用には 、液体窒素中で2回の凍結−解凍のサイクルにより最初の押出を行ない、その後 、5回以上フィルタを通過させた。この場合、ベシクル類は90nmの平均粒径 を有し、かつ再び約1.5μp、/μmol リン脂質の捕捉容積を有していた 。
22+3 被包されなhじた Na、H−イヌリンを、22Na1の除去用にはセファデッ クス(Sephadex)G −50、また3H−イヌリン除去用にはウルトラ ゲル(υltragel)A CA34のカラム(1,4X10cm)にベシク ル類を通過させて除去した。この方法は、一般に試料のリン脂質含量を約50% まで希釈する。
脱水 試料(1ml)をバーチスフリーズドライヤー(Virtis FreeZe  Drier) にューヨーク州ガーディナー)を用い高真空下に室温で10dの キメックス管(Kimex tube)内で乾燥した。いくつかの場合、試料を 脱水前に液体窒素中で凍結させた。それぞれの場合、減圧脱水法を約24時間行 な1〜7日間脱水および貯蔵をおこなったのち、試料を蒸留水(900μΩ)で 再水和化し、ベシクル類をゆるく渦動させて分散させた。
権定 リン脂質はチェノら(Chen et at) 、(1956)アナリティカル ケミストリー(Anal、 chem、) 28: 1756の記載により無機 リンの測定により定量した。同様にボッチャーら(Bottcher et a t) 、(1961)アナル シマ アクタ(Anat、 China、 Ac ta ) 24: 203を参照。別方としては、おル場合には液シンチレーシ ョンカウンティングを行なって定量した[ 3H] DPPC(0,05μci /μmol脂質。
アドリアマイシンは、ベシクル懸濁液の分別量を0.5%のトライ1゛ン(Tr iton) X −100(これはベシクル類を分断しかつ捕捉されている薬剤 を放出する)と混合し・、パイ ユニカム(Pye Unicam) S P  8−200分光光度計を用いて480nmにおける吸収を検定した。ビンブラス チンは、94%エタノール中に溶解した懸濁液の2651mに、113ける吸収 を測定することにより検定1ノだ。
種’? 17) i〜1,17−1’ エイテッド化合物(tritiated  compound)Jjにヒ14C−イヌリ/ハT)イ’) ツ7:1. ( PhillirlS) PW4700液シンデレージョンカウンターににリカラ ン1へし、22Na+はベックマンガン? 800 (Beckman Gam ma 800 )でガンマカウンティングで定量した。
本実施例は、透過膜ボテンシトルを利用()たイ571′ン化可rJIな抗腫瘍 剤の活性負荷を説明するものである。
実施例のA部は、透過膜ポテンシャルを発生ずるためにx a+ 、、′K + 勾配を利用したリポソーム類中に抗癌剤て゛あるアドリアマイシンおよびビンブ ラスチンの負荷を説明()、3部は1)l−(勾配を利用したアドリアマイシン の負荷を説明し、また0部はメ1ヘトレキセイトまたはチトシンアラビノシドの いずれかにより予め受動的に負荷されたリポソーム類ヘアドリアマイシンを負荷 させるための透過膜ポテンシャルの利用を説明する。
Δ都 Na+、/に+勾配を利用した活性負荷膜ポテンシャルは、グルタミン酸カリウ ム緩衝液(上記)中で卵−PCLUV類を形成することにより発生させ、ついで セファデックスG−5OflR塩カラムを用いてNaCΩ緩衝液(上記)用に未 捕捉緩衝液と交換した。使用した場合、カリウムイオン透過担体、ワリンマイシ ン(1mMd王タノール)を添加して0.5μ9./′μmol リン脂質の濃 度にし、た。膜ポテンシャルは、膜ポテンシャルのプローブであるメチル1ヘリ フエニルホスフオニ1クム[バリーら(Bally et at ) 、(19 85) 、 Ifオノイム ビオフイズアクタ(Bioehim、 Bioph ys、 Acta) 、812.:66を参照。J、た下記実施例4を参照。こ こでは10−プはメチル1−リフJニルボ、スフオ一ウムよりもむ()ろア]− ・ラフエニルホスホニウムが使用されている。」 アドリアマイシン(0,2mMの最終濃度)およびビンブラスチン(0,2mM の最終濃度)を、Na、/K イオン勾配のあるJ二たはないl−U V分散液 にワリンマイシンとともにおよびなしに添加した。種々の時間で、隔離されてい ない医薬が、該溶液の一部を1dのゼノj−fツクスG50カラムに通すことに より除去した。′)いで脂質および医薬濃度は上記方法を用いて検定された。そ の結果は1.第1図および第2図に示されている。
第1図に示すように、Na、/′K 勾配およびワリンマイシンの両方かない場 合、低いLUV会合アドリアマイシンのレベル(5部mO+アドリアマイシン、 /μll1ot リン脂質以下)か2時間の培養で観察された。しかしながら、 ワリンマイシンおよびNa、/K 勾配が存在すると、ベシクル会合アドリアマ イシンの債の著しい増加が観察される。この吸収は20分以内で75%以上完成 し、190nmolアドリアマイシン、/μmol リン脂質の平衡レベルに達 する。これは、溶液中に最初含有されていた95%の薬剤がベシクル類によって 吸収され、95%の捕捉率に相当する。濃度の点から、この吸収は約127m) tの内部アドリアマイシン濃度に相当する。
第2図に示すように、ビンブラスチンも膜ポテンシャルに応じてLUV系内に蓄 積できる。ワリンマイシンおよびNa /K 勾配が存在する場合には4Qnm olビンブラスチン、/μmol リン脂質は、Na、/K 勾配がない場合の ほとんどゼロに近い吸収と比較して2時間以内に蓄積される。ざらに、望ましい 吸収はワニリンマイシンがなくてもNa、/K 勾配の存在によりjqられる。
要約すれば、第1図および第2図の結果は、透過膜ポテンシャルに応じてアドリ アマイシンおよびビンブラスチンを隔離するLUV系の著しい能力を明らかにし ている。使用する条件下では、吸収レベルは、それぞれビンブラスチンおよびア ドリアマイシンの2X102および2X104の最終透過膜医薬濃度勾配に応じ て達成される。ざらに、これらの勾配は20’Cで40時間以上安定で必ること か見出された。
操作について特別な理論に結びつけることを望むものではないが、Na /K  勾配に応じてアドリアマイシン、ビンブラスチンおよび他のイオン化可能な抗腫 瘍剤にみられる吸収に含まれる機構は、Hイオンに対するリポソーム膜の透過性 に基づ<Na+/に+勾配に応じて自動的に発生するpH勾配を含むものと思わ れる。この機構によれば、イオン化可能な抗腫瘍剤は、内部および外部l」 イ オン濃度であるその内部および外部濃度および内部H濃度が高い場合に高い該薬 剤の内部濃度により非帯電状態で膜を通過する。
透過膜ポテンシャルの負荷方法は、ざらに使用される医薬の量が変えられること に特徴がある。第3図に示すように、所定のベシクル濃度を保ちながらく1mM リン脂質)を保ちながら、O〜1Qm)lの初期アドリアマイシン濃度を増加す ることは、透過膜ポテンシャルで作動されるアドリアマイシンの吸収法が約4Q Qnmolアドリアマイシン/μn。
1リン脂質で満すことが明らかである。O〜Q、2mt4のアドリアマイシンで 、その吸収は最初の遊離濃度に釣合いかつほぼ定借的(95%以上の捕捉効率) である。0.2mM以上のアドリアマイシンで、捕捉効率は吸収法の飽和により 減少する。L2かしながら、これらの高い医薬濃度での高い捕捉効果は、ベシク ル濃度増加の簡単な方策により直ちに達成できる。例えば、5QmHのリン脂質 濃度に相当するLUV類の存在下に1QmMのアドリアマイシンを培養づると、 98%の捕捉率に相当する196 nmolアドリアマイシン、/ g mo  l リン脂質のレベルの吸収か生じる。
ビ〉′シラスy;/を使用した同様な研究により、40nn+ol[二′ンブラ スヂン、/、7μmol リン脂質で吸収レベルか満足りることか明らかとな− )た。10 (−) % iこ近い捕捉率は、5吐のリン脂質に相当するり、  tJ V類の)9度で0.2mMのビ′ンブラスヂンの培Nを・行なうことによ り達成される。。
リポソーム系医薬システムは、平衡I、ノベルのコレステロールお上び面ぎj成 分により誘発される捕肯:物質の漏出を減少させさら(2−飽和されたリン脂質 を通常含むのて°[例え(J転子pYシンら(Gabison et at )  (1982)キA7ンサー レノス(Cancer I?eS、) 、 42  : 4734メイL: ニーら(MayheW etat ) (1979)  ”f t :”)−1−リーb l/ij′−l” (1)anCer丁rc at、 1lep、 ) 、 63 : 1923、A3よびババハジニ:1: /”−ロス1−5(Pal)ahadJOI)OtllO3cl、’ al )  (1980) 、リポソームス アント イムノ[]ジー(Liposome s and Immunology) (丁0111and Six、 erl s) (Elsevier、 Ne)* York) 9照のことコ、研究は卵 PCLUV系へのアドリアマイシンの活性捕捉に関するコレステロールの影響を 測定して行なった。第4A図に示すように、20’Cで平衡量の卵−PC/コレ ステロール1ノベルを達成するためのコレステロール含量の段階的増加は、アド リアマイシン蓄積速度の相当する減少をもたらす。しかしながら、急速な吸収は 高温でベシクル−医薬系を単に培養することによってもなお達成できる。第4B 図に示すように、平衡吸収レベルは、も37°Cで30分以内に達成できる。こ の効果は、30分間培養したの#342nmo l 、、l g mo l脂質 から153 nmol/μmO1脂質へのベシクル−会合アドリアマイシンの増 加が20’Cから37°Cへの温度−Liによって生ずる卵−PC/コL/ステ 日−ル(1:1)系用で最も明らかにされた。これらの結果、ベシクル内部に医 薬の効果的な輸送にむし・ろF液体−1を右°することか重要であることを示り 、でいる3、 アドリアマイシンの透過膜ポテンシャル負荷に関するリン脂質アシル鎖の増大し た飽和度の効果は、DPPC−コロスプロール(1:1)Li−ハフ類への吸収 を検出することにより試験された。(−)かしながら、60 ’Cでの培養は、 2時間て゛15Qnmol医薬/′μ++iol脂質の隔離されたアドリアマイ シン蓄積速度を生じる1、さらに、重大な吸収(約6QnmOI、/μmol脂 質まで)がワリンマイシンの不存在下に培養したこれらの系で観察された。同様 に、卵−PCLUV類には、それぞれ37℃および60℃で60および100n lllo l /μmol脂質のアドリアマイシン吸収レベルが達成された(第 5図)。
アシル鎖組成およびコレステロール含量の変動の他に、生体内分布および吸収工 程に影響する帯電した脂質種もリポソーム系分配系に配合された[フレーリーら (Fraley et at) (1981)パイオゲミストリー・(Bioc hemistry) 、 20+69T8、ヨナら(、Jonah et al  ) <t975)ビオヒム ごオフィス アクタ(Biochim、 Bio phys、 Acta) 、401: 336およびモーフらUauk et  al) (1979) 、ブロク ナトツルかこのような系を利用できることを 示ずために、アドリアマイシンの卵−PCLUV類への透過膜ポテンシャル負荷 に関して酸性(負に帯電)リン脂質、卵−PSの効果を測定した。第6図に示す ように、20モル%の卵−PSを含有する系は、卵−PSの不存在下(第1図) に観察されたのと実質的に同一であるワリンマイシンの存在下に医薬吸収の挙動 を示した。しかしながら、純粋な卵−PC系とは対照的に、ワリンマイシンの不 存在下にLUV類含有卵−PSにおいては著しい吸収が観察された。卵−PS含 最の2モル%から20モル%への増加は、このような吸収(2時間の培養)@3 0から7QnmOI7ドワ7マイシン/μmol リン脂質に増加させた。
旦那 pH勾配を利用した活性負荷 透過膜pH勾配、150mMのKOHおよび175mMのグルタミン酸(pH4 ,6)中でL(JV類を形成させついでセファデックスG−50脱塩カラムを用 いて150mMのKOH1125mMのグルタミン酸および30mMのNaC! 11の未捕捉緩衝液で交換することにより発生させた。[ホープら()tope etal)、(1985)、 ドア1−Ll e−;lrフィX 7クタ(Bi ochim、 Biophys、 Acta) 、812:55コ。使用する場 合には、プロトンイオン透過担体(エタノール中の10mM>を添加して10μ Mの濃度を達成した。
アドリアマイシン(0,2m)Iの最終濃度)をLUV分散液に添加した。種々 のときに、隔離していない医薬を1dのセファデックスG−50カラムに該溶液 の一部を通過ざ第7図は、透過膜1)H勾配を示すEPCおよびEPC/コレス テロールより構成されるLtJVが、プロトンイオン透過担体の不存在下にアド リアマイシンを蓄積することを示す。20℃で、50%の最大吸収が、それぞれ 50分間およびEPC/コレステロールおよびEPCLUV類用に5分以下観察 された(第7A図)。これらの結果は、二つの膜系の相対的プロトン透過性と一 致する。EPCおよびEPC/コレステロールベシクル類に観察される捕捉率パ ーセントは、上記報告された値と比較してNa /K”勾配に対してそれぞれ9 Bおよび72%でおる。コレステロール含有LtJV類の場合に得れる僅かに低 い債の吸収は、これらのベシクル類がEPCベシクルよりも僅かに低い捕捉容積 を有するという事実に基づく。
培養混合物にcccpを包含させると一時的にアト1ノアマイシンの高いレベル での蓄積かあり、つづいてベシクル内部から徐々に放出された。LUv系は明ら かにプロトンを充分透過してCCCPの不存在下にアドリアマイシンを蓄積する ので、イオン透過担体の添加は、l)H勾配を損ない、その結果、非常に大きな 透過膜医薬濃度勾配を保つ玉ネルギー力が減少するようである。
培養温度を37°Cに増加させると、EPC,/コレステロールL tJ V類 の吸収速度(第7B図)か20’Cで平衡にした系(第7A図)と比較しで増大 した。CCCPの不存在下で昇温1ノだEPCベシクル類では20分後にアドリ アマイシンのゆるい放出かあったが、イオン透過担体か存在すうる場合には急速 な放出が起った。これらの結果は、種々のL U V系に対する相対プロトン透 過性に相当する。
9部 叫逓的、/受快飽負荷−「lカクテル↓親油性またはカチオン性を示さない水溶 性抗癌剤であるメト・トレキセートおよびチ1ヘシンアラビノシドを、最初のベ シクル形成工程中にL U V類に受動的に被包させた。
簡単には、卵−PCLUV類(187μmol リン脂質/d)か、20mo/ meのチトシンアラビノシド(2μCi/d[3HEチl〜シンアラビノシド) または10mg/*メトトレキセート(2μCi、/m!!、[3H]メトトレ キセート)が添加された上記グルタミン酸カリウム緩衝液中で発生した。ベシク ル類は、ついで上記NaCj緩衝液で予め平衡にしたゲルフィルトレージョンカ ラムに通し、未捕捉の医薬を除去し、Na+/に+化学勾配を確立し・lこ。こ の方法で調製されたIU’v’類の分析の結果、33%の有効なチ1〜シンアラ ビノシドまたはメ1へ1〜レギセー1−か被包されていることが判明した(第1 表参照)。
メトトレキセー トおよびヂトシンアビ、ノシドの受動的捕捉につづいで、Na 4/に+勾配およびワリンマイシンを用いてアドリアマイシンをベシクル類に能 動的に負荷さけた。特に第1表に示すように、0.21TIMのアドリアマ・イ シンの存在下にベシクル類(1,0m)lのリン脂質)を培養すると、98%の 有効なアドリアマイシンの吸収か生じた。
アドリアマイシンにみられる捕捉効率と吸収レベルは、受動的に捕捉さ”れた医 薬の不存在下にみられたそれらとほとんど同一であった(第′1表と第1図およ び第2図を比較のからのチャージされた医薬の放出速度の低減この実施例は、イ オン化可能な医薬がリポソーム類が放出される速度を低減する透過膜ポテンシャ ルの能力を説明するものである。本実施例のA部および8部は、それぞれ必要の 透過膜ポテンシャルを発生させるためのNa+、/に+勾配およびpH勾配を利 用を説明するもので医薬放出速度低減のためのNa /K 勾配の使用実施例1 Aに続いて行なわれた活性捕捉に引続いてLUV類からのアドリアマイシンの放 出は、つぎのようにして検定された。アドリアマイシンを含有するベシクル類( 10mMリン脂質)は、最初遊離の医薬を除去するために上記のNaCCまたは KCp緩衝液で平衡にした15m12のゲルフィルトレージョンカラムを通した 。ついで、37°Cで平衡にした流通平衡装置に溶質をおいた。流通速度は、試 料区分容fi(5(Mりの全交換が20間以下で起るように調整した。一部分( 100μp)は種々の時間で除去され、かつ未捕捉の物質は1威のゲルフィルト レージョンカラムを用いて分離した。ついで、試料についてアドリアマイシンお よびリン脂質を検定した。
これらの実験の結果は、第2表に示されている。この表から明らかなように、N a /K 透過膜か存在すると、卵−PO2卵−PC/卵−PS(8:2>およ び卵PC/コレステロール(1:1)ベシクル類の医薬保持時間か非常に長くな る。同様な試験をD P P C/コレステロール(1:1)ベシクル類につい ても行なった。この場合、複雑な医薬放出の動力学か観察され、T2Oを決定す ることは困難である。しかしながら、一般に、Na /K 勾配は、この組成の ベシクル類には保持時間が著しく増加しないことが判った。測定されたデータは 、24時間で約44%の医薬か放出され、透過膜Na+/に+勾配が使用される か否かには関係ないことを示している。
8部 医薬放出速度を低減させるためのl)H勾配の使用実施例1Bの方法を用いて活 性負荷をおこなったのち、しUV類からのアドリアマイシンの放出を、つぎのよ うにして検定した。すなわちアドリアマイシンを含有するベシクル類(5mHの リン脂質)を最初適当な緩衝液で平衡にした15mI!のゲルフィルトレージョ ンカラムを通して遊離の医薬を除去した。ベシクルを含有する区画を37℃で平 衡にした流通透析装置にあいた。流通速度を試料の区画容量(50m)の全交換 が10分でできるように調整した。一部分(0,’157りを数回にわたって削 除しハかつ未捕捉の物質を1mlのゲルフィル1−レーション力ラムを用いて分 離した。ついで、試料についてアドリアマイシンおよびリン脂質を検定した。p H勾配の存在下(パネルB)および不存在下(パネルA)でのEPCLUV類( 丸印)およびEPC/コレステロールLUV類(四角印)についての放出性を第 8図に示す。熱印はNa /K 勾配の不存在下での放出性を示し、自失印はこ のような勾配の存在下での放出性を示す。特に、第8A図では、アドリアマイシ ン含有ベシクル類を内部1)Hと同じにりH4,6に調整された緩衝液で平衡に した脱塩カラムを通し、第8B図では、ベシクル会合1の分離中に外部D 11 を7.5に保持した。
第8図に示すように、全ての場合、透過膜pH勾配を除去すると、アドリアマイ シンの流出速度か箸しく増大する。
Na+、/に+勾配の不存在下(熱印)に[)Hを7.5から4.6に減少;5  t l> ト、FPC/”]、]zステo−ル1−tJV類四角中)て【9上 捕捉襲剤の50%放出「4間か24時間からt1時間(J″、またFビct−u v類(丸印)では3時間から1時間未満に減少し7だ。放出の動力学に対する影 響は、「)1」勾配あ」、びNa、、/K 勾配の両名がpH勾配のみの代りト ー使用される場合(ζはEPC,/”−ルスデ[1−ルベラクル類(、: G; 夫みられなかっ)た(熱印と白抜印とを比較されたL))。
L/ カL ’;K 73’ら、卵−PO系で1ヨ7、l) H勾配とNa+/ K”勾配どの組合4月!は、[)[1勾配のみで達成する場合より保持[l、1 間が長り4J:る[黒丸印(D I−(のみ)と白↑友丸印(!’l t 1ニ ー N ;1 ” 、% K ” )とを比較されたし7)。この効果は、N( λ4・’に+勾配が01−1勾配虹加わっI、:場合(、ニアドリフ″ン〜Cシ ′ンの50%放出時間か3時間から16時間に増大する透過膜D )−1勾配( パ堂ル[13)の存在下では、EPCLUVmには最も若しい。16時間T 5 0値もNa+/に+勾配のみを使用してE P Cベシクル類で得られることに 注目されたい(第3表参照)。
実施例3 抗腫瘍剤を含有するリポソーム類の脱水この実施例は、抗腫瘍剤であるアドリア マイシンを含有するリポソーム類の脱水およびその後の再水和を説明するもので ある。
卵ホスフ1デジルコリンETV類を250mMの1へレバロースを含有りる溶質 溶液C16911IHのグルタミン酸カリウ/\、20I71Mのヘペス(of −17,4>、40μmol脂質/m]脂質用して−に記のようにして調製した 。ついで、外部カリウム緩衝液をすl・リウム緩妊i液[150mMのN a  Cp、2QmMのへベス(pH7,4>、250mMトレハ1トレハロ−ス]J  IC。アドリアマイシン(200mnol/ μmol脂質)を、ワリンマイ シン(0,5fzq/μroot脂質とともに加えて膜ポテンシャル@発生させ た。2時間培養したのち、上記の1・1ツバロース含有ナトリウム緩衝液で平衡 にしたセフ−,7デツクスG−50のカラムにベシクル類を通して末被包アドリ アマイシンを除去した。FTV類は、予め凍結することなく24時間で脱水し、 ついでよ記のようにして再水引化(〕た、 JI52水27′再水和7′再水和 の両方においてベシクル頬内の捕捉されたアドリアマイシンの吊ならびにベシク ル類からの医薬漏出の速度は、セファデックスG−50のカラム(1ml)にベ シクル懸濁液の100μpの部分を通して未捕捉物質を除去したのら、上記検定 方法〈「検定」の項参照)を用いて測定した(さらに詳細には米国特許第622 .690号参照のこと)。このカラムは使用されるリポソーム類の少量パーセン トが捕捉されるので、脱水、/再水和工程後に保持される被包物質のff1Jに ついて測定された値は、本メを明の方法で実際に達成されるレベルよりも幾分低 い。
これらの実験の結果は、第3表に示されている。ここに示すように、30%を越 える医薬が脱水および再水和後に保持される。さらに、アドリアマイシンの再水 和ベシクル類からの漏出速度は、脱水されなかったベシクル類でみられる速度に 匹敵する(データは示さず)。
実施例4 透過膜ポテンシャルを利用した再水和 リポソーム類へのイオン化可能な抗腫瘍剤の負荷この実施例は、(1)膜を越え ての濃度勾配を有するリポソーム類が、保護糖の存在下に脱水され、かつ濃度勾 配の損失なしに再水和されること、および(2)再水和後に、濃度勾配かイオン 化可能な抗腫瘍剤(アドリアマイシン)をリポソーム類へ負荷するのに使用し得 ることを説明するものでおる。
膜を越えてのNa”/に+化学勾配を有するベシクル類を、グルタミン酸カリウ ム緩@液(169mMのグルタミン駿カリウム、25On+Hのトレハロース、 20m)lのへペスpH7,4>中でETV類(4C1mol脂質/ml)ヲ形 成し、ついでNaCp溶液で予め平衡にしたセファデックスG−50カラム(1 ,4X10CIIl)にベシクル類を通してNaCf1緩衝液(150m)!の NaC1)、250m14のトレハロース、20mMのへペス、I)H7,4> で外部緩衝液を置換することにより調製した。使用時にワリンマイシン(ミズリ ー州セントルイスのシグマ社製)を0.5μQiμmol リン脂質の濃度にな るように添加した。
同様に、透過膜pH勾配(内部酸)を、低いpH(135mMのグルタミン酸、 250m)lのトレハロース、水酸カリウムを添加1ノてpHを5.5にした〉 を有する緩衝液中でリポソーム類を調製し、ついで高いpH(125mMのグル タミン酸、30mMのNaCU、250mMの!”−1/ ハ0−ス、水酸化力 fノウムを添加してpHを7.5にした)を有する緩衝液を用いてセファデック スG−20で交換した。使用する場合、プロトンイオン透過担体CCCPを最終 濃度20μMに添加した。
透過膜ポテンシャルは、親油性カチオン3H−テ1−ラフ工二ルホスフオニウム ブロマイド< 3H−TPPB、カナダ国NEN)の分布を決定することにより 測定した。特に、1μ9のエタノール中の1μQiの3H−TPPBをETV分 散液の1〜2m1tの試料に添加し、かつその混合物を20℃で20分間培養し た。一部分(100μQ)除去し、未捕捉の3H−TPP+を1/M!の使い捨 て可能なシリンジに充填したセファデックスにその一部分を負荷することにより 除去し、ついでこのカラムを500gで3分間遠心してベシクル類を溶出させた 。捕捉された3H−TPP”は液体シンデレージョンカウンティングにより測定 し、かつリン脂質はホスフェートアッセイにより測定した。
FTV法によりETV類内に捕捉された Na、3H−イヌリンまた【ま14C −イヌリンの但を測定することにより決定されたETV類用の捕捉容量値(μρ 、/被のリン脂質)を使用して、ベシクル類の3H−TPP+ (内側[3ト」 −T”PP+1 ・43よび外側[3H−TPP+]。の濃度を計暉し、これか ら、透過膜ポテンシャル(1,)はネルンスト式を用いて計算した。
■ ・−5910!][31−1−T P P コ ・ /[3H−TPP ] m 0 1 ′ Na/K およびD H勾配ベシクル類の両者ば、高真空下に24時間脱水し、 ついで再水和した。比較のためのベシクル類は4°Cで24時間保持した。乾燥 しかつ再水和したのら、イオン透過担体の存在下または不存在下にこれらのベシ クル類により示される透過膜ポテンシャルは、同様にイオン透過担体の存在下ま たは不存在下に比較例のものにより発生した透過膜ポテンシャルに匹敵した。そ の結果は、第9図(pH)および第10図(Na /K )に示すとおりでおる 。
これらの図面に示されるように、脱水されかつ再水和されたベシクル類ににり示 される透過膜ポテンシャルは、比較例のものにより示されるものと実質的に同一 でおる。唯一の明白な差違は、pH勾配ベシクルの場合、脱水/再水和ベシクル 類の透過膜ポテンシャルか、比較例のベシクル類の透過膜担体より幾分低いとい うことである。
脱水および再水和後にアドリアマイシンを蓄積するNa1、/K ベシクル類の 能力を、イオン透過担体の存在下または不存在下に試験し、比較例のベシクル類 、すなわち24時税水するよりもむしろ4℃で24時間保存されたベシクル類に より示される蓄積と比較した。充分なアドリアマイシンをベシクル類の外部媒体 に添加して0.2七ルーアドリアマイシン、/1モルーリン脂質の最終濃度にし た。
これらの試験結果を第11図に示す。ごこにみられるように、脱水/再水和ベシ クル類は、比較例のベシクル類と実質的に同一の速度および同一程度で7ドリア マイシンを蓄積する。したがって、この例は、ベシクル類の遅延した負荷が濃度 勾配と脱水2/再水和工程との結合により達成されIHることを示すものである 。
第1表 メ1〜lヘレキセ−1へ 33 35.3+アドリアマイシン 99 99 チトシンアラビノシド 33 44.5+アドリアマイシン 98 98 ビンブラスヂン 90 36 アドリアマイシン 95 95 メ1〜トレキセートを、ベシクル類の製造中(187μm。
1の脂質/―)に、20mMの濃度で受動的に捕捉した。アドリアマイシンは、 ワリンマイシンの存在下に、1!I!)lのリン脂質に相当しかつ100μMで 始まるアドリアマイシン濃度のベシクルとともに透過膜Na+/に+勾配を用い て捕捉された。チトシンアラビノシドは、ベシクル類(187μmolの脂質/ 7りの製造中に25+nHの濃度で受動的に捕捉された。またビンブラスチンは 、ワリンマイシンの存在下に5mHのリン脂質に相当しかつ200μMで始まる ビンブラスチン濃度のベシクルとともに透過膜Na+ 、/に+勾配を用いて捕 捉した。
第2表 卵−PCアドリアマイシン KCρ 1,5NaCρ 16 卵−PC/卵−PS アドリアマイシン KCU 1.5(8:2) NaCC 6 卵−PC,/Chol アドリアマイシン KC!Q 4(1:1) NaC1 1l 30 医薬を被包したのち、外部緩衝液および未捕捉の薬剤を、特定したようにKCΩ またはNaCΩ緩衝剤で置換された。
T2Oは、捕捉された薬剤の50%をベシクル類から放出する必要な時間を示す 。
第3表 アドリアマイシンを保持するlセレ又証久胚虱勉皿力アドリアマイシン(含量) nmo l 、/ nmo l脂質 −−一一−島−−−−靜一−−鯉−2−−一一峙一説水前 197 1悦水a3よび再水和直前 185 脱水1および再水和後1時間 15B 脱水および再水和後2時間 145 n mole VINB/ p mole PLP促されEzAシ門 ヅ。
n mole AD、M/Pmole R躇n mole ADM/pmole  g謹ミ n mole ADM/、u mole PLミ ミ nmol 八〇M/Hmol 鮨τ( ミ nmol八〇Mへ)JITIOI pJ′ii買0 4 日 12 16 20  24 市(4閣) 168B 直配(β1問) FIG、 10 岬嘴動) テシリr打シ・シセ吃之’IIX 手続ネ由正書(方式) %式% 1、事件の表示 PCT/US85101501 フ4レスタルセンター ワン リザーチ ウェイ(番地なし) 名 称 ザ リポソーム カンパニー、インコーホレーテッド代表者 ブルーム 、アレン 国 籍 アメリカ合衆国 および「特許出願人」の欄 7、補正の内容 く1)別紙添付の特許法第184条の5第1項の規定による書面のとおり。
(2)別紙添付の明細書および請求の範囲の翻訳文の浄書のとおり国際調査報告 1MmmaL16MI ADゝ“””’ ”’ PCT/1Js8s10150 114−″6111+ All”“” ”’ PCT10585101501° ”−′″lAc″″パ1ゝor↑109851015111

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)膜を越えて帯電した1種またはそれ以上の種の負荷されるべきイオン 化可能な抗腫瘍剤類をリポソーム類に生じさせる配向を有する透過膜を発生し得 る濃度勾配を有するリポソーム類を調製する工程と、(b)該イオン化可能な抗 腫瘍剤類を該リポソーム類と混合する工程と よりなるイオン化可能な抗腫瘍剤類をリポソーム類に負荷する方法。
  2. 2.濃度勾配が (a)1種またはそれ以上の帯電した種の第1の濃度を有する第1の媒体をリポ ソーム類内に被包し、かつ(b)該リポソーム類を1種またはそれ以上の帯電し た種の第2の濃度を有する第2の媒体中に懸濁させることにより形成されてなる 請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 3.濃度勾配がNa+/K+濃度勾配である請求の範囲第1項に記載の方法。
  4. 4.濃度勾配がpH勾配である請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. 5.抗腫瘍剤類がダウノルビシン、ドキソルビシン、ビンブラスチンおよびその 医薬的に許容し得る塩および誘導体よりなる群から選ばれたものである請求の範 囲第1項に記載の方法。
  6. 6.請求の範囲第1項の方法によりリポソーム類中に負荷されたイオン化可能な 抗腫瘍剤類よりなる医薬製剤。
  7. 7.抗腫瘍剤類がダウノルビシン、ドキソルビシン、ビンブラスチンおよびその 医薬的に許容し得る塩および誘導体よりなる群から選ばれたものである請求の範 囲第6項に記載の医薬製剤。
  8. 8.抗腫瘍剤類を内部に被包してなる脱水リポソーム類よりなる医薬製剤。
  9. 9.抗腫瘍剤類がダウノルビシン、ドキソルビシン、ビンブラスチンおよびその 医薬的に許容し得る塩および誘導体よりなる群から選ばれたものである請求の範 囲第8項に記載の医薬製剤。
  10. 10.(a)膜を越えて帯電した1種またはそれ以上の種のイオン化可能な抗腫 瘍剤類をリポソーム類内に負荷する配向を有する透過膜ポテンシャルを発生し得 る濃度勾配を有するリポソーム類を調製する工程と、(b)該リポソーム類を脱 水する工程と、(c)該脱水リポソーム類を貯蔵する工程と、(d)該脱水リポ ソーム類を再水和する工程と、(e)イオン化可能な抗腫瘍剤類を再水和リポソ ーム類と混合する工程と、 よりなるイオン化可能な抗腫瘍剤類をリポソーム類に負荷する方法。
  11. 11.濃度勾配が (a)1種またはそれ以上の帯電した種の第1の濃度を有する第1の媒体をリポ ソーム類内に被包し、かつ(b)該リポソーム類を1種またはそれ以上の帯電し た種の第2の濃度を有する第2の媒体中に懸濁させることにより形成されてなる 請求の範囲第10項に記載の方法。
  12. 12.濃度勾配がNa+/K+濃度勾配である請求の範囲第11項に記載の方法 。
  13. 13.濃度勾配がpH勾配である請求の範囲第11項に記載の方法。
  14. 14.抗腫瘍剤類がダウノルビシン、ドキソルビシン、ビンブラスチンおよびそ の医薬的に許容し得る塩および誘導体よりなる群から選ばれたものである請求の 範囲第10項に記載の方法。
  15. 15.請求の範囲第10項の方法によりリポソーム類中に負荷古れたイオン化可 能な抗腫瘍剤類よりなる医薬製剤。
  16. 16.抗腫瘍剤類がダウノルビシン、ドキソルビシン、ビンブラスチンおよびそ の医薬的に許容し得る塩および誘導体よりなる群から選ばれたものである請求の 範囲第15項に記載の医薬製剤。
  17. 17.(a)リポソーム製剤を調製する工程と、(b)該リポソーム製剤を脱水 する工程と、(c)該脱水製剤を貯蔵する工程と、 (d)該脱水製剤を再水和する工程と、(e)リポソーム類の膜を越えて帯電し た1種またはそれ以上の種のイオン化可能な抗腫瘍剤類を該リポソーム類内に負 荷する配向を有する透過膜ポテンシャルを発生し得る濃度勾配生成する媒体によ り再水和製剤内のリポソーム類の周囲の外部媒体を置換する工程とよりなるイオ ン化可能な抗腫傷剤類をリポソーム類に負荷する方法。
  18. 18.濃度勾配がNa+/K+濃度勾配である請求の範囲第17項に記載の方法 。
  19. 19.濃度勾配がpH勾配である請求の範囲第17項に記載の方法。
  20. 20.抗腫傷剤類がダウノルビシン、ドキソルビシン、ビンブラスチンおよびそ の医薬的に許容し得る塩および誘導体よりなる群から選ばれたものである請求の 範囲第17項に記載の方法。
  21. 21.請求の範囲第17項の方法によりリポソーム類中に負荷されたイオン化可 能な抗腫傷剤類よりなる医薬製剤。
  22. 22.抗腫傷剤類がダウノルビシン、ドキソルビシン、ビンブラスチンおよびそ の医薬的に許容し得る塩および誘導体よりなる群から選ばれたものである請求の 範囲第21項に記載の医薬製剤。
  23. 23.製剤が正に帯電している場合にはリポソーム類の内部ポテンシャルが外部 媒体のポテンシャルに比較して負であり、また製剤が負に帯電している場合には リポソーム類の内部ポテンシャルが外部媒体のポテンシャルに比較して正である ような配向を有するリポソーム膜を越えて透過膜ポテンシャルを発生させること によりなるイオン化可能で生物学的に活性な薬剤をリポソーム類から放出させる 速度を低減させる方法。
  24. 24.透過膜ポテンシャルは、リポソーム膜を越えて1種またはそれ以上の帯電 した種の濃度勾配をつくることにより発生すみものである請求の範囲第23項に 記載の方法。
  25. 25.濃度勾配がNa+/K+濃度勾配である請求の範囲第24項に記載の方法 。
  26. 26.濃度勾配がpH勾配である請求の範囲第24項に記載の方法。
  27. 27.薬剤が抗腫瘍剤である請求の範囲第23項に記載の方法。
  28. 28.抗腫瘍剤類がダウノルビシン、ドキソルビシン、ビンブラスチンおよびそ の医薬的に許容し得る塩および誘導体よりなる群から選ばれたものである請求の 範囲第27項に記載の方法。
  29. 29.リポソーム類がその膜を越えて透過膜ポテンシャルを有し、該透過膜ポテ ンシャルの配向が、製剤が正に帯電している場合にはリポソーム類の内部ポテン シャルが外部媒体のポテンシャルに比較して負であり、また薬剤が負に帯電して いる場合にはリポソーム瓶の内部ポテンシャルが外部媒体のポテンシャルに比較 して正であるイオン化可能で生物学的に活性な薬剤を被包してなるリポソーム類 よりなる医薬製剤。
  30. 30.透過膜ポテンシャルは、リポソーム膜を越えて1種またはそれ以上の帯電 した種の濃度勾配をつくることにより発生するものである請求の範囲第29項に 記載の医薬製剤。
  31. 31.濃度勾配がNa+/K+濃度勾配である請求の範囲第30項に記載の医薬 製剤。
  32. 32.濃度勾配がpH勾配である請求の範囲第30項に記載の医薬製剤。
  33. 33.薬剤が抗腫瘍剤である請求の範囲第29項に記載の医薬製剤。
  34. 34.抗腫瘍剤類がダウノルビシン、ドキソルビシン、ビンブラスチンおよびそ の医薬的に許容し得る塩および誘導体よりなる群から選ばれたものである請求の 範囲第33項に記載の医薬製剤。
  35. 35.2種またはそれ以上の抗腫瘍剤類を被包してなるリポソーム類よりなる医 薬製剤。
  36. 36.抗腫瘍剤類がイオン化可能な抗腫瘍剤類である請求の範囲第35項に記載 の医薬製剤。
  37. 37.イオン化可能な抗腫瘍剤類が透過膜ポテンシャルによりリポソーム類内へ 負荷されてなる請求の範囲第36項に記載の医薬製剤。
  38. 38.イオン化可能な抗腫瘍剤類がドキソルビシンである請求の範囲第37項に 記載の医薬製剤。
  39. 39.2種またはそれ以上の抗腫瘍剤類がドキソルビシンおよびメトトレキセー トを含有してなる請求の範囲第35項に記載の医薬製剤。
  40. 40.2種またはそれ以上の抗腫瘍剤類ドキソルビシンおよびチトシンアラビノ シドを含有してなる請求の範囲第35項に記載の医薬製剤。
  41. 41.抗腫瘍的に有効な量の請求の範囲第6項の医薬製剤を投与することよりな る腫瘍の治療方法。
  42. 42.請求の範囲第8項の医薬製剤を再水和し、かつ抗腫瘍的に有効な量の再水 和製剤を投与することよりなる腫瘍の治療方法。
  43. 43.抗腫瘍的に有効な量の請求の範囲第15項の医薬製剤を投与することより なる腫瘍の治療方法。
  44. 44.抗腫瘍的に有効な量の請求の範囲第21項の医薬製剤を投与することより なる腫瘍の治療方法。
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