JPS6246006A - アクチユエ−タの回転止め機構 - Google Patents
アクチユエ−タの回転止め機構Info
- Publication number
- JPS6246006A JPS6246006A JP18560085A JP18560085A JPS6246006A JP S6246006 A JPS6246006 A JP S6246006A JP 18560085 A JP18560085 A JP 18560085A JP 18560085 A JP18560085 A JP 18560085A JP S6246006 A JPS6246006 A JP S6246006A
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- Japan
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- axial direction
- cylindrical body
- hollow cylindrical
- ferromagnetic core
- actuator
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明はアクチュエータの回転II:め機構に関し、
更に詳細には、中空円筒体の内部に軸方向への移動可能
に配設した強磁性体芯と、該円筒体の外周に対応的に配
置した磁石との磁気的結合を利用して、前記磁石を中空
円筒体の外周で軸方向に移動させることにより、強磁性
体芯およびこれに取付けた駆動軸を軸方向に非接触で移
動させ得るよう構成したアクチュエータにおいて、前記
駆動軸が軸周りに回転するのを有効に防止し得る回転止
め機構に関するものである。
更に詳細には、中空円筒体の内部に軸方向への移動可能
に配設した強磁性体芯と、該円筒体の外周に対応的に配
置した磁石との磁気的結合を利用して、前記磁石を中空
円筒体の外周で軸方向に移動させることにより、強磁性
体芯およびこれに取付けた駆動軸を軸方向に非接触で移
動させ得るよう構成したアクチュエータにおいて、前記
駆動軸が軸周りに回転するのを有効に防止し得る回転止
め機構に関するものである。
従来技術
集積回路やトランジスタ等を製造する半導体関連産業で
は、その製造工程の多くに真空応用機器が使用されてい
る。殊に高真空を必要とする真空チャンバーは、オージ
ェ電子分光分析装置や磁気記録の分野、その他スパッタ
による蒸着作業等にも不可欠となっている。
は、その製造工程の多くに真空応用機器が使用されてい
る。殊に高真空を必要とする真空チャンバーは、オージ
ェ電子分光分析装置や磁気記録の分野、その他スパッタ
による蒸着作業等にも不可欠となっている。
この種の外界から完全に遮断された真空チャンバーでは
、内部に収納した各種のワークや試料を。
、内部に収納した各種のワークや試料を。
その真空を解除することなく直線移動させるために、前
記ワーク等を外部から非接触で駆動する装置が必要とさ
れる。こうした産業界の需要に応えるものとして、本件
出願人は、中空円筒体の内部に配設した強磁性体芯と、
該円筒体の外周に対応的に配置した磁石およびヨークか
らなる磁気構体との磁気的結合を利用して前記強磁性体
芯の非接触駆動を行ない、この強磁性体芯に挿通固定し
た駆動軸の直線的な進退移動を実施し得るアクチュエー
タを新規に開発した。
記ワーク等を外部から非接触で駆動する装置が必要とさ
れる。こうした産業界の需要に応えるものとして、本件
出願人は、中空円筒体の内部に配設した強磁性体芯と、
該円筒体の外周に対応的に配置した磁石およびヨークか
らなる磁気構体との磁気的結合を利用して前記強磁性体
芯の非接触駆動を行ない、この強磁性体芯に挿通固定し
た駆動軸の直線的な進退移動を実施し得るアクチュエー
タを新規に開発した。
このアクチュエータは、第1図に示すように、例えばス
パッタ室の如き真空チャンバー10の外部に配設される
ものであって、該チャンバー中のワーク12を把持する
ハンド14を装着した駆動軸16を、磁気結合作用下に
外部から非接触で駆動するようになっている。例えば真
空チャンバー10の外壁に、非磁性材料からなる中空円
筒体18が固定されて水平に延在し、この中空円筒体1
8の内部は該チャンバー内に連通して真空雰囲気に保持
されている。中空円筒体18の内部には同心的に駆動軸
16が回転および軸方向移動自在に挿通され、推力発生
部を担当する強磁性体芯20と、回転力発生部を担当す
る強磁性体芯22とが夫々駆動軸16に固定されている
。また中空円筒体1−8の外周には、同じく推力発生部
を担当する磁気構体24および回転力発生部を担当する
磁気構体26が、回転および軸方向移動自在に挿通配置
されている。そして前記磁気構体24,26を円筒体1
8の外表面に沿って移動させることにより、前記強磁性
体芯20.22を対応の磁気構体との磁気結合作用下に
、非接触で回転および軸方向移動させ得るものである。
パッタ室の如き真空チャンバー10の外部に配設される
ものであって、該チャンバー中のワーク12を把持する
ハンド14を装着した駆動軸16を、磁気結合作用下に
外部から非接触で駆動するようになっている。例えば真
空チャンバー10の外壁に、非磁性材料からなる中空円
筒体18が固定されて水平に延在し、この中空円筒体1
8の内部は該チャンバー内に連通して真空雰囲気に保持
されている。中空円筒体18の内部には同心的に駆動軸
16が回転および軸方向移動自在に挿通され、推力発生
部を担当する強磁性体芯20と、回転力発生部を担当す
る強磁性体芯22とが夫々駆動軸16に固定されている
。また中空円筒体1−8の外周には、同じく推力発生部
を担当する磁気構体24および回転力発生部を担当する
磁気構体26が、回転および軸方向移動自在に挿通配置
されている。そして前記磁気構体24,26を円筒体1
8の外表面に沿って移動させることにより、前記強磁性
体芯20.22を対応の磁気構体との磁気結合作用下に
、非接触で回転および軸方向移動させ得るものである。
発明が解決しようとする問題点
前述した磁気結合を利用する7クチユエータは、大気圧
下にある外界から真空チャンバー中の各種ワークを非接
触で駆動し得る点で高く評価される。
下にある外界から真空チャンバー中の各種ワークを非接
触で駆動し得る点で高く評価される。
ところでこのアクチュエータから前記の回転力発生部を
省略し、軸方向にのみ直線的に進退移動させるようにし
たリニアアクチュエータとしての機構も提案されている
。しかるにこの機構では、推力発生部を構成する磁気構
体と前記強磁性体芯との間には周方向の磁気拘束力は殆
ど作用しない。
省略し、軸方向にのみ直線的に進退移動させるようにし
たリニアアクチュエータとしての機構も提案されている
。しかるにこの機構では、推力発生部を構成する磁気構
体と前記強磁性体芯との間には周方向の磁気拘束力は殆
ど作用しない。
従ってハンドに把持したワークの重量バランスの如何に
よっては、強磁性体芯およびこれに挿通保持した駆動軸
が周方向に回転し、前記ワークの正確な位置決めをなし
得ない欠点があった。
よっては、強磁性体芯およびこれに挿通保持した駆動軸
が周方向に回転し、前記ワークの正確な位置決めをなし
得ない欠点があった。
発明の目的
本発明は、前述した推力発生部だけを備えるリニアアク
チュエータにおいて、ワークの形態等によっては駆動軸
が回転してしまう欠点に鑑み、これを良好に解決するべ
く提案されたものであって、該駆動軸の回転を有効に防
止し得る機構を提供することを目的とする。
チュエータにおいて、ワークの形態等によっては駆動軸
が回転してしまう欠点に鑑み、これを良好に解決するべ
く提案されたものであって、該駆動軸の回転を有効に防
止し得る機構を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
前記目的を達成するため本発明に係る回転止め機構は、
非磁性材質の中空円筒体(28)の内部に駆動軸(34
)を軸方向への移動自在に同心配置し、所定間隔で大径
部(36a)と小径部(36b)とを交互に画成した強
磁性体芯(36)を前記駆動軸(34)に同心的に挿通
固定し、強磁性材質のリング状ヨーク(40)と磁石(
42)とを交互に隣接配置した磁気構体(32)を前記
中空円筒体(28)の外周に摺動自在に配設し、この磁
気構体(32)を軸方向に移動させることにより、これ
と磁気結合した前記強磁性体芯(36)を軸方向に移動
させるよう構成したアクチュエータにおいて、前記中空
円筒体(28)の内周壁面の軸方向に延在させて突条(
44)を配設し、前記強磁性体芯(36)に穿設した凹
溝(46)を前記突条(44)に摺動可能に嵌合させる
よう構成したことを特徴とする。
非磁性材質の中空円筒体(28)の内部に駆動軸(34
)を軸方向への移動自在に同心配置し、所定間隔で大径
部(36a)と小径部(36b)とを交互に画成した強
磁性体芯(36)を前記駆動軸(34)に同心的に挿通
固定し、強磁性材質のリング状ヨーク(40)と磁石(
42)とを交互に隣接配置した磁気構体(32)を前記
中空円筒体(28)の外周に摺動自在に配設し、この磁
気構体(32)を軸方向に移動させることにより、これ
と磁気結合した前記強磁性体芯(36)を軸方向に移動
させるよう構成したアクチュエータにおいて、前記中空
円筒体(28)の内周壁面の軸方向に延在させて突条(
44)を配設し、前記強磁性体芯(36)に穿設した凹
溝(46)を前記突条(44)に摺動可能に嵌合させる
よう構成したことを特徴とする。
実施例
次に本発明に係るアクチュエータの回転止め機構につき
、好適な一実施例を挙げて添付図面を参照して以下説明
する。第2図は本発明の一実施例の全体構造を示す縦断
面図、第3図は第2図のB−B線描断面図である。
、好適な一実施例を挙げて添付図面を参照して以下説明
する。第2図は本発明の一実施例の全体構造を示す縦断
面図、第3図は第2図のB−B線描断面図である。
第2図に示す中空円筒体28は、ステンレス鋼の如き非
磁性材料からなる長尺の管体であって。
磁性材料からなる長尺の管体であって。
前記真空チャンバー30に連通接続されて水平に延在し
ている。この中空円筒体28の外周には、推力発生部を
構成する第1の磁気構体32が移動可能に配設され、ま
た円筒体内部には駆動軸;34が挿通固定された第1の
強磁性体芯36が移動自在に挿通配置されている。この
第1の強磁性体芯36は、例えば1acr系電磁ステン
レスの如き強磁性材料からなる円筒体を基材とするコア
であって、当該コアの外周に所定間隔で長手方向に断面
コ字状の環状溝38を順次凹設することにより大径部3
6aと小径部36bとが軸方向に交互に画成されるよう
になっている。
ている。この中空円筒体28の外周には、推力発生部を
構成する第1の磁気構体32が移動可能に配設され、ま
た円筒体内部には駆動軸;34が挿通固定された第1の
強磁性体芯36が移動自在に挿通配置されている。この
第1の強磁性体芯36は、例えば1acr系電磁ステン
レスの如き強磁性材料からなる円筒体を基材とするコア
であって、当該コアの外周に所定間隔で長手方向に断面
コ字状の環状溝38を順次凹設することにより大径部3
6aと小径部36bとが軸方向に交互に画成されるよう
になっている。
また第1の磁気構体32は1例えば電磁軟鉄(820C
)の如き強磁性体を材質とするリング状ヨーク40およ
びリング状の稀土類磁石42を軸方向に交互に隣接配置
してなり、殊に磁極となるリング状ヨーク40と第1の
強磁性体芯36の大径部36aとが、中空円筒体28を
隔てて相互に対応する位置関係に設定されている。
)の如き強磁性体を材質とするリング状ヨーク40およ
びリング状の稀土類磁石42を軸方向に交互に隣接配置
してなり、殊に磁極となるリング状ヨーク40と第1の
強磁性体芯36の大径部36aとが、中空円筒体28を
隔てて相互に対応する位置関係に設定されている。
このように構成したアクチュエータでは、磁極となるヨ
ーク40と強磁性体芯36の大径部36aとが、第3図
に示すように、全円周に亘って近接的に対応しているた
め、高い密度の磁束を円周方向に関して平均に集束させ
ることができる。
ーク40と強磁性体芯36の大径部36aとが、第3図
に示すように、全円周に亘って近接的に対応しているた
め、高い密度の磁束を円周方向に関して平均に集束させ
ることができる。
従って第1の磁気構体32を中空円筒体28に沿って摺
動移動させることにより、第1の強磁性体芯36(およ
び駆動軸34)に駆動力が付与され、軸線方向への進退
移動が達成される。
動移動させることにより、第1の強磁性体芯36(およ
び駆動軸34)に駆動力が付与され、軸線方向への進退
移動が達成される。
前述した推力発生部のみを備えるリニアアクチュエータ
において、その中空円筒体28の内周壁面には、第2図
および第3図に示すように一本の突条44が配設されて
軸方向に所定長だけ延在している。この突条44は、磁
気構体32と強磁性体芯36との間に作用する磁気的結
合を妨げることのないよう非磁性で、かつ真空チャンバ
ー30内の真空雰囲気に対する耐性のある合成樹脂材料
が好適に使用される。また第1の強磁性体芯36には、
第3図に示す如く、その外周面において周方向に対し直
角に(すなわち軸方向に)凹溝46が穿設され、この凹
溝46に前記突条44が嵌合されて、前記第1の強磁性
体芯36を中空円筒体28の内部において軸方向への移
動可能で、かつ周方向への回転は不能に保持している。
において、その中空円筒体28の内周壁面には、第2図
および第3図に示すように一本の突条44が配設されて
軸方向に所定長だけ延在している。この突条44は、磁
気構体32と強磁性体芯36との間に作用する磁気的結
合を妨げることのないよう非磁性で、かつ真空チャンバ
ー30内の真空雰囲気に対する耐性のある合成樹脂材料
が好適に使用される。また第1の強磁性体芯36には、
第3図に示す如く、その外周面において周方向に対し直
角に(すなわち軸方向に)凹溝46が穿設され、この凹
溝46に前記突条44が嵌合されて、前記第1の強磁性
体芯36を中空円筒体28の内部において軸方向への移
動可能で、かつ周方向への回転は不能に保持している。
なお図示の実施例に係るリニアアクチュエータでは、真
空チャンバー30内に臨むグリッパ等のハンド48を、
回転させることなく軽微に前進および後退させる微動推
進機構が付設されている。
空チャンバー30内に臨むグリッパ等のハンド48を、
回転させることなく軽微に前進および後退させる微動推
進機構が付設されている。
例えば前記駆動軸34は、第2図に示す如く、第1の強
磁性体芯36に挿通固定される中空軸50と、この中空
軸50の中空部内に所定距離だけ軸方向に進退可能に挿
通されたスライド棒52とから構成されている。中空軸
50には軸方向に所定長のスリット54が穿設され、こ
のスリンl−54に前記スライド棒52に突設したピン
56を臨ませることにより、該スライド棒52の摺動距
離をこのスリット54の長さ内に規定している。なお中
空軸50は、中空円筒体28の内周壁1こ配設したスラ
イド軸受58に摺動可能に挿通支持されている。
磁性体芯36に挿通固定される中空軸50と、この中空
軸50の中空部内に所定距離だけ軸方向に進退可能に挿
通されたスライド棒52とから構成されている。中空軸
50には軸方向に所定長のスリット54が穿設され、こ
のスリンl−54に前記スライド棒52に突設したピン
56を臨ませることにより、該スライド棒52の摺動距
離をこのスリット54の長さ内に規定している。なお中
空軸50は、中空円筒体28の内周壁1こ配設したスラ
イド軸受58に摺動可能に挿通支持されている。
前記スライド棒52の一端部には、雄ねじ形成部52
aが設けられ、この雄ねじ形成部52aは後述の第2の
強磁性体芯60に螺切した雌ねじ部にねじ込まれている
。また第1−の磁気構体32に隣接して第2の磁気構体
62が中空円筒体28に摺動自在に配設され、第2の強
磁性体芯60と磁低結合している。この第2の磁気構体
62は、電磁軟鉄(820C)の如き強磁性材料からな
るリング状ヨーク64と、このヨーク64の内周に第4
図に示す配列で、半径方向に所定の中心角をなすよう隣
接配置した複数個(n個)の希土類磁石66とから構成
される。
aが設けられ、この雄ねじ形成部52aは後述の第2の
強磁性体芯60に螺切した雌ねじ部にねじ込まれている
。また第1−の磁気構体32に隣接して第2の磁気構体
62が中空円筒体28に摺動自在に配設され、第2の強
磁性体芯60と磁低結合している。この第2の磁気構体
62は、電磁軟鉄(820C)の如き強磁性材料からな
るリング状ヨーク64と、このヨーク64の内周に第4
図に示す配列で、半径方向に所定の中心角をなすよう隣
接配置した複数個(n個)の希土類磁石66とから構成
される。
なお第1−および第2の磁気構体32,62は、中空円
筒体28の外周に摺動自在に挿通した一対のスライド軸
受68.70に担持されて、一体的に中空円筒体28の
外周に沿って軸方向に摺動し得ると共に、周方向に回転
し得るようになっている。
筒体28の外周に摺動自在に挿通した一対のスライド軸
受68.70に担持されて、一体的に中空円筒体28の
外周に沿って軸方向に摺動し得ると共に、周方向に回転
し得るようになっている。
また両磁気構体32,62の外周には、非磁性材質のス
リーブ72が囲繞配置されている。
リーブ72が囲繞配置されている。
第2の強磁性体芯60は、例えば1.3 Cr系電磁ス
テンレスの如く強磁性材料からなるコア部材であって、
第4図に示すように、その横断面において周方向に所定
中心角で複数条の凹溝74が軸方向に凹設され、例えば
6極のモータ回転子の形状を呈している。この第2の強
磁性体芯60の中心には、所定直径の雌ねじが軸方向に
螺切され、この雌ねじに前記駆動軸34の一部をなすス
ライド棒52の先端に設けた雄ねじ形成部52aがねじ
込まれている。このとき第2の強磁性体芯60における
複数の突起部(前記凹溝74の形成されていない部位)
は、第2の磁気構体62における複数の希土類磁石66
と、中空円筒体28を隔てて対応して磁気結合され1周
方向への回転を拘束されている。また図示のように、中
空軸50の真空チャンバー30に指向する側の端部には
ハンド48が固定されている。そしてこのハンド48の
フィンガは、スライド棒52の左右移動により開閉付勢
されるようになっている。すなわち第2の磁気構体62
を正逆何れかの周方向に回転させれば、雄ねじ形成部5
2aを備えたスライド棒52は、前記ビン56により中
空軸50に対して回動を阻止されつつも、そのねじのピ
ッチに応じた微速度で軸方向への進退移動を行なう。
テンレスの如く強磁性材料からなるコア部材であって、
第4図に示すように、その横断面において周方向に所定
中心角で複数条の凹溝74が軸方向に凹設され、例えば
6極のモータ回転子の形状を呈している。この第2の強
磁性体芯60の中心には、所定直径の雌ねじが軸方向に
螺切され、この雌ねじに前記駆動軸34の一部をなすス
ライド棒52の先端に設けた雄ねじ形成部52aがねじ
込まれている。このとき第2の強磁性体芯60における
複数の突起部(前記凹溝74の形成されていない部位)
は、第2の磁気構体62における複数の希土類磁石66
と、中空円筒体28を隔てて対応して磁気結合され1周
方向への回転を拘束されている。また図示のように、中
空軸50の真空チャンバー30に指向する側の端部には
ハンド48が固定されている。そしてこのハンド48の
フィンガは、スライド棒52の左右移動により開閉付勢
されるようになっている。すなわち第2の磁気構体62
を正逆何れかの周方向に回転させれば、雄ねじ形成部5
2aを備えたスライド棒52は、前記ビン56により中
空軸50に対して回動を阻止されつつも、そのねじのピ
ッチに応じた微速度で軸方向への進退移動を行なう。
次にこのように構成した本発明に係る回転止め機構の作
用につき説明する。既に述べた如く第1の磁気構体32
を中空円筒体28の外周において軸方向に進退移動させ
れば、これと第1の強磁性体芯36との間では磁気結合
がなされているから、強磁性体芯36および駆動軸34
もこれに伴って軸方向に進退移動する。このとき第1の
強磁性体芯36に穿設した凹溝46は、前記突条44に
嵌合されているから、第1の強磁性体芯36は中空円筒
体28の内部において周方向への回転不能に保持される
。
用につき説明する。既に述べた如く第1の磁気構体32
を中空円筒体28の外周において軸方向に進退移動させ
れば、これと第1の強磁性体芯36との間では磁気結合
がなされているから、強磁性体芯36および駆動軸34
もこれに伴って軸方向に進退移動する。このとき第1の
強磁性体芯36に穿設した凹溝46は、前記突条44に
嵌合されているから、第1の強磁性体芯36は中空円筒
体28の内部において周方向への回転不能に保持される
。
なお前述した微動推進機構を併用する場合は、第1.の
磁気構体32により駆動軸34を大きく移動させて、ハ
ンド48のおおまかな位置決めを行ない、その後に前記
第2の磁気構体62を中空円筒体28の周りに回転させ
ることにより、前記ねじ作用下にスライド棒52が中空
軸50に対し回転することなく微動して、ハンド48の
正確な位置決めがなされる。
磁気構体32により駆動軸34を大きく移動させて、ハ
ンド48のおおまかな位置決めを行ない、その後に前記
第2の磁気構体62を中空円筒体28の周りに回転させ
ることにより、前記ねじ作用下にスライド棒52が中空
軸50に対し回転することなく微動して、ハンド48の
正確な位置決めがなされる。
発明の効果
従来のリニアアクチュエータでは、推力発生部を構成す
る磁気構体と前記強磁性体芯との間に周方向の磁気拘束
力は殆ど作用しないために、強磁=11− 柱体芯(および駆動軸)が周方向に回転して、ワークの
正確な位置決めをなし得ない欠点があったが、本発明に
よれば、極めて簡単な機構で確実に駆動軸の回転を防止
することができ、ワークの正確な位置決めを達成し得る
ものである。
る磁気構体と前記強磁性体芯との間に周方向の磁気拘束
力は殆ど作用しないために、強磁=11− 柱体芯(および駆動軸)が周方向に回転して、ワークの
正確な位置決めをなし得ない欠点があったが、本発明に
よれば、極めて簡単な機構で確実に駆動軸の回転を防止
することができ、ワークの正確な位置決めを達成し得る
ものである。
第1図は真空チャンバーにアクチュエータを設けた例の
概略縦断面図、第2図は本発明に係るアクチュエータの
回転止め機構を真空チャンバーに設けた例の概略縦断面
図、第3図は第2図のB−B線描断面図、第4図は第2
図のA−A線描断面図である。
概略縦断面図、第2図は本発明に係るアクチュエータの
回転止め機構を真空チャンバーに設けた例の概略縦断面
図、第3図は第2図のB−B線描断面図、第4図は第2
図のA−A線描断面図である。
Claims (1)
- 非磁性材質の中空円筒体の内部に駆動軸を軸方向への移
動自在に同心配置し、所定間隔で大径部と小径部とを交
互に画成した強磁性体芯を前記駆動軸に同心的に挿通固
定し、強磁性材質のリング状ヨークと磁石とを交互に隣
接配置した磁気構体を前記中空円筒体の外周に摺動自在
に配設し、この磁気構体を軸方向に移動させることによ
り、これと磁気結合した前記強磁性体芯を軸方向に移動
させるよう構成したアクチュエータにおいて、前記中空
円筒体の内周壁面の軸方向に延在させて突条を配設し、
前記強磁性体芯に穿設した凹溝を前記突条に摺動可能に
嵌合させるよう構成したことを特徴とするアクチュエー
タの回転止め機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60185600A JPH0686901B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | アクチュエータの微動進退機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60185600A JPH0686901B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | アクチュエータの微動進退機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6246006A true JPS6246006A (ja) | 1987-02-27 |
JPH0686901B2 JPH0686901B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=16173635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60185600A Expired - Lifetime JPH0686901B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | アクチュエータの微動進退機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0686901B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01109604U (ja) * | 1988-01-19 | 1989-07-25 | ||
JPH02132101U (ja) * | 1989-04-07 | 1990-11-02 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50152084U (ja) * | 1974-06-04 | 1975-12-17 | ||
JPS59195205U (ja) * | 1983-06-14 | 1984-12-25 | ニユ−テツク工業株式会社 | シリンダユニツト |
-
1985
- 1985-08-23 JP JP60185600A patent/JPH0686901B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50152084U (ja) * | 1974-06-04 | 1975-12-17 | ||
JPS59195205U (ja) * | 1983-06-14 | 1984-12-25 | ニユ−テツク工業株式会社 | シリンダユニツト |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01109604U (ja) * | 1988-01-19 | 1989-07-25 | ||
JPH02132101U (ja) * | 1989-04-07 | 1990-11-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0686901B2 (ja) | 1994-11-02 |
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