JPS6245962Y2 - - Google Patents
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- JPS6245962Y2 JPS6245962Y2 JP1985104321U JP10432185U JPS6245962Y2 JP S6245962 Y2 JPS6245962 Y2 JP S6245962Y2 JP 1985104321 U JP1985104321 U JP 1985104321U JP 10432185 U JP10432185 U JP 10432185U JP S6245962 Y2 JPS6245962 Y2 JP S6245962Y2
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- brake
- vehicle
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- brake pedal
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- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 claims 1
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は二輪車、自動車等の車輌の制動装置
に関する。ブレーキペダルに連動する吸着板が車
輌の床に固定された電磁石と摺動しながら移動可
能に設けられ、ブレーキペダルを踏み込んで停車
すると、電磁石が作動して吸着板を磁力で吸着固
定し、次にアクセルペダルを踏み込むまではブレ
ーキペダルから足を離してもブレーキがかかつた
まゝ保持される制動装置が提案されている。
に関する。ブレーキペダルに連動する吸着板が車
輌の床に固定された電磁石と摺動しながら移動可
能に設けられ、ブレーキペダルを踏み込んで停車
すると、電磁石が作動して吸着板を磁力で吸着固
定し、次にアクセルペダルを踏み込むまではブレ
ーキペダルから足を離してもブレーキがかかつた
まゝ保持される制動装置が提案されている。
この装置は坂路発進時の運転操作が容易になる
とか、停車時に追突されたときの玉突事故を防止
できる等で便利であるが、車輌が走行中はブレー
キがかかつたまゝ保持される危険を防止するため
に、走行中であることを検出する手段として揺動
センサとか、速度計駆動ケーブルで駆動される回
転センサを設け、これらのセンサからの信号があ
る間はブレーキが保持されないようにシステムを
構成していた。従つて、停車状態でブレーキが保
持されているときに追突されると、車輌のわずか
の前進で前記揺動センサとか回転センサが作動
し、その出力信号によりブレーキの保持が解除さ
れてしまい、折角玉突事故等の防止のために設け
たブレーキ保持手段が役目を果さない欠点があつ
た。又、かゝる装置では、雨中高速走行中のハイ
ドロプレーニング現象で、ブレーキ操作時に車輪
がロツクしたまゝ車輌が滑るような事があると、
ブレーキがかかつたまゝとなり、アクセルペダル
を踏むまでブレーキが解除されず、極めて危険な
事態となる欠点があり、この欠点を解消するため
にブレーキペダルを力一杯踏み込むと前記電磁石
の電源回路が断たれてブレーキが解除される安全
装置を出願人が先に提案したが、このものはブレ
ーキ解除操作が必ずしも容易ではなかつた。
とか、停車時に追突されたときの玉突事故を防止
できる等で便利であるが、車輌が走行中はブレー
キがかかつたまゝ保持される危険を防止するため
に、走行中であることを検出する手段として揺動
センサとか、速度計駆動ケーブルで駆動される回
転センサを設け、これらのセンサからの信号があ
る間はブレーキが保持されないようにシステムを
構成していた。従つて、停車状態でブレーキが保
持されているときに追突されると、車輌のわずか
の前進で前記揺動センサとか回転センサが作動
し、その出力信号によりブレーキの保持が解除さ
れてしまい、折角玉突事故等の防止のために設け
たブレーキ保持手段が役目を果さない欠点があつ
た。又、かゝる装置では、雨中高速走行中のハイ
ドロプレーニング現象で、ブレーキ操作時に車輪
がロツクしたまゝ車輌が滑るような事があると、
ブレーキがかかつたまゝとなり、アクセルペダル
を踏むまでブレーキが解除されず、極めて危険な
事態となる欠点があり、この欠点を解消するため
にブレーキペダルを力一杯踏み込むと前記電磁石
の電源回路が断たれてブレーキが解除される安全
装置を出願人が先に提案したが、このものはブレ
ーキ解除操作が必ずしも容易ではなかつた。
この考案は上記にかんがみ、追突時の玉突を確
実に防止でき、しかもブレーキ解除の操作が容易
で、信頼性の高い制動装置を提案するのが目的で
ある。
実に防止でき、しかもブレーキ解除の操作が容易
で、信頼性の高い制動装置を提案するのが目的で
ある。
次に図面の実施例に基づいて説明する。
第1図において、1はブレーキペダル、2はブ
レーキレバー、3はブレーキレバー2の揺動支点
で、車輌の床に固定されている。4はブレーキレ
バー2の動きを図示されてないブレーキマスタシ
リンダに伝える連結部材、5は車体に固定された
取付板、6は取付板5に固定したピン7の周りに
揺動可能のアームで、その可動端6aに固着した
ピン8を介して部材9と連結している。部材9は
変形穴9aを有し、この変形穴にピン8が嵌合
し、圧縮ばねSで常時第2図に示すように一方に
寄せられている。部材9には別の部材10が熔接
されており、連結杆11には前記ブレーキレバー
2をはさむように板12がナツト13で固着して
ある。部材9の手前側端部9bにはアーム6の別
の可動端6bに固着したマイクロスイツチ14の
アクチエータ14aが係合していて、部材9とピ
ン8とが第2図の関係位置にあるときにはマイク
ロスイツチ14の切換接点が第3図に示すように
a側にあり、トランジスタQ1のベースはダイオ
ードD1、マイクロスイツチ14のa接点を介し
てマイクロスイツチ15の一方の固定接点に接続
されている。ブレーキペダル1を踏み込むとブレ
ーキレバー2が矢印A方向に動いて部材9がA方
向に動かされる。このとき後述する電磁石20が
非励磁なら、圧縮ばねSは第2図の状態のまゝ
で、部材9が圧縮ばねSを介してピン8をA方向
に動かし、腕6の可動端(左端)がA方向に引つ
張られ、ピン7の周りに時計方向に腕6が揺動す
る。6cは腕6に設けたカム面でブレーキがかか
る程度以上にブレーキペダル1を踏み込むとマイ
クロスイツチ15が切替わるように設定してあ
る。6dは腕6に設けた別のカム面で、ブレーキ
ペダルを力一杯踏み込んだときにマイクロスイツ
チ16を閉じるように設定してある。6eは腕6
に刻設したラツク様の歯で軸17の周りを回動可
能の円形吸着板18に固着したピニオン19と噛
合つていて、ブレーキペダルを踏むと腕6がピン
7の周りに時計方向に揺動し、吸着板18を軸1
7の周りに時計方向に回動させる。20は軸17
と同心的に設けたソレノイドを有する電磁石で、
取付板5に固定された有底円筒形の鉄のケースを
有し、該ケースの端面が吸着板18と対向する磁
極面を構成する。そして吸着板18はこの磁極面
と摺動しながら回動する。ブレーキペダル1を踏
み込むとその踏み込み量に応じた分だけ吸着板1
8が回動するが、その状態で電磁石20が作動す
ると吸着板18が電磁石のケースの磁極面に吸着
され固定される。すると腕6がその位置に固定さ
れ、ブレーキレバーがその位置に保持され、ブレ
ーキペダルから足を離しても、ブレーキがかかつ
たまゝとなるよう構成されている。なお、ブレー
キレバー2と連結杆11との隙間とか、連結杆1
1と部材10との隙間は極小に定めて、ブレーキ
がかかつたまゝ保持(ロツク)されたあとブレー
キペダルから足を離したときのがたによるブレー
キの戻りを実用上支障ない程度にしてある。
レーキレバー、3はブレーキレバー2の揺動支点
で、車輌の床に固定されている。4はブレーキレ
バー2の動きを図示されてないブレーキマスタシ
リンダに伝える連結部材、5は車体に固定された
取付板、6は取付板5に固定したピン7の周りに
揺動可能のアームで、その可動端6aに固着した
ピン8を介して部材9と連結している。部材9は
変形穴9aを有し、この変形穴にピン8が嵌合
し、圧縮ばねSで常時第2図に示すように一方に
寄せられている。部材9には別の部材10が熔接
されており、連結杆11には前記ブレーキレバー
2をはさむように板12がナツト13で固着して
ある。部材9の手前側端部9bにはアーム6の別
の可動端6bに固着したマイクロスイツチ14の
アクチエータ14aが係合していて、部材9とピ
ン8とが第2図の関係位置にあるときにはマイク
ロスイツチ14の切換接点が第3図に示すように
a側にあり、トランジスタQ1のベースはダイオ
ードD1、マイクロスイツチ14のa接点を介し
てマイクロスイツチ15の一方の固定接点に接続
されている。ブレーキペダル1を踏み込むとブレ
ーキレバー2が矢印A方向に動いて部材9がA方
向に動かされる。このとき後述する電磁石20が
非励磁なら、圧縮ばねSは第2図の状態のまゝ
で、部材9が圧縮ばねSを介してピン8をA方向
に動かし、腕6の可動端(左端)がA方向に引つ
張られ、ピン7の周りに時計方向に腕6が揺動す
る。6cは腕6に設けたカム面でブレーキがかか
る程度以上にブレーキペダル1を踏み込むとマイ
クロスイツチ15が切替わるように設定してあ
る。6dは腕6に設けた別のカム面で、ブレーキ
ペダルを力一杯踏み込んだときにマイクロスイツ
チ16を閉じるように設定してある。6eは腕6
に刻設したラツク様の歯で軸17の周りを回動可
能の円形吸着板18に固着したピニオン19と噛
合つていて、ブレーキペダルを踏むと腕6がピン
7の周りに時計方向に揺動し、吸着板18を軸1
7の周りに時計方向に回動させる。20は軸17
と同心的に設けたソレノイドを有する電磁石で、
取付板5に固定された有底円筒形の鉄のケースを
有し、該ケースの端面が吸着板18と対向する磁
極面を構成する。そして吸着板18はこの磁極面
と摺動しながら回動する。ブレーキペダル1を踏
み込むとその踏み込み量に応じた分だけ吸着板1
8が回動するが、その状態で電磁石20が作動す
ると吸着板18が電磁石のケースの磁極面に吸着
され固定される。すると腕6がその位置に固定さ
れ、ブレーキレバーがその位置に保持され、ブレ
ーキペダルから足を離しても、ブレーキがかかつ
たまゝとなるよう構成されている。なお、ブレー
キレバー2と連結杆11との隙間とか、連結杆1
1と部材10との隙間は極小に定めて、ブレーキ
がかかつたまゝ保持(ロツク)されたあとブレー
キペダルから足を離したときのがたによるブレー
キの戻りを実用上支障ない程度にしてある。
第3図において、21は車輌のアクセルペダル
に連動するスイツチで、アクセルペダルから足を
離すと閉じ、踏み込むと開く。22は軸23の周
りに揺動可能の振り子24にとりつけた円形の永
久磁石で、その外周が多極着磁してあり、その外
周に近接してリードスイツチ25が配設してあつ
て、22〜25で揺動センサ26を構成してい
る。揺動センサ26はその軸23が車軸の前後方
向に対し直角に、しかも水平になるように、車輌
に固定した軸受に支承されている。従つて車輌走
行時の加速度を検出して振り子24が揺動し、リ
ードスイツチ25が開閉して電気パルスを発生す
る。27はクラツチペダルに連動するスイツチで
クラツチペダルを踏み込むと閉じる。今キースイ
ツチS1を閉じると電池Eから電圧が供給され、ア
クセルペダル、ブレーキペダルから足が離れてい
ると、スイツチ15,21が図示の状態にあるた
め、2巻線ラツチングリレーK1の一方のコイル
が励磁されて接点が切替わり、C点に電圧が供給
される。ラツチングリレーK1は他方のコイルが
励磁されるまではその状態を維持する。28はタ
イマでトランジスタQ4が導通すると抵抗R4を通
してコンデンサC4が充電されるとともにトラン
ジスタQ4が導通し、d点が零電位となる。そし
てトランジスタQ4が遮断状態になつたあと、コ
ンデンサC4の電荷が可変抵抗器VRを通じてトラ
ンジスタQ5のベースに放電する間(1.5秒間程度
の間)はその状態を維持し、コンデンサC4の電
荷の放電が終了するとd点に出力電圧が生じ、ト
ランジスタQ6を導通させるように作動する。す
なわち、タイマ28は入力信号がなくなつたあと
一定時間(約1.5秒)すぎると出力を生ずる。
に連動するスイツチで、アクセルペダルから足を
離すと閉じ、踏み込むと開く。22は軸23の周
りに揺動可能の振り子24にとりつけた円形の永
久磁石で、その外周が多極着磁してあり、その外
周に近接してリードスイツチ25が配設してあつ
て、22〜25で揺動センサ26を構成してい
る。揺動センサ26はその軸23が車軸の前後方
向に対し直角に、しかも水平になるように、車輌
に固定した軸受に支承されている。従つて車輌走
行時の加速度を検出して振り子24が揺動し、リ
ードスイツチ25が開閉して電気パルスを発生す
る。27はクラツチペダルに連動するスイツチで
クラツチペダルを踏み込むと閉じる。今キースイ
ツチS1を閉じると電池Eから電圧が供給され、ア
クセルペダル、ブレーキペダルから足が離れてい
ると、スイツチ15,21が図示の状態にあるた
め、2巻線ラツチングリレーK1の一方のコイル
が励磁されて接点が切替わり、C点に電圧が供給
される。ラツチングリレーK1は他方のコイルが
励磁されるまではその状態を維持する。28はタ
イマでトランジスタQ4が導通すると抵抗R4を通
してコンデンサC4が充電されるとともにトラン
ジスタQ4が導通し、d点が零電位となる。そし
てトランジスタQ4が遮断状態になつたあと、コ
ンデンサC4の電荷が可変抵抗器VRを通じてトラ
ンジスタQ5のベースに放電する間(1.5秒間程度
の間)はその状態を維持し、コンデンサC4の電
荷の放電が終了するとd点に出力電圧が生じ、ト
ランジスタQ6を導通させるように作動する。す
なわち、タイマ28は入力信号がなくなつたあと
一定時間(約1.5秒)すぎると出力を生ずる。
車輌走行中アクセルペダルから足を離し、ブレ
ーキペダルを踏み込むと、マイクロスイツチ15
が図示の位置から切替わり、スイツチ21が図示
のように閉じるため、コンデンサC3とダイオー
ドD4を介してトランジスタQ4のベースにパルス
入力が印加され、さらに、車輌の減速により前記
揺動センサ26が複数のパルスを発生し、その都
度抵抗R2とR3の接続点電位がローレベルとハイ
レベルに切替わるため、トランジスタQ3が断続
し、コンデンサC2とトランジスタQ3を介してト
ランジスタQ4のベースに複数のパルス入力が印
加される。従つてタイマ28の出力点dはローレ
ベルとなり、車輌が減速して停車したあと、約
1.5秒過ぎるとd点がハイレベルとなつてトラン
ジスタQ6が導通し、リレーK2が作動してその接
点が図示の状態から切替わる。なお、これより先
アクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルを
踏み込んだときにリレーK3が作動してその自己
保持接点K3により自己保持した状態になつてい
るため、リレーK3の別の切換接点K3′も図示の状
態から切替つた状態にある。従つて、リレーK2
が作動すると切換接点K3′を介して電磁石20の
コイル20aに励磁電流が流れてブレーキがかか
つたまゝロツクされる。このとき発光ダイオード
LED1が点灯してブレーキがロツクされているこ
とを運転者に表示する。なおLED2は電源表示用
の発光ダイオードである。29はヘツドランプ遠
近切換回路で、ブレーキのロツクと連動するよう
にしてあるが、本願考案と直接の関係はない。
ーキペダルを踏み込むと、マイクロスイツチ15
が図示の位置から切替わり、スイツチ21が図示
のように閉じるため、コンデンサC3とダイオー
ドD4を介してトランジスタQ4のベースにパルス
入力が印加され、さらに、車輌の減速により前記
揺動センサ26が複数のパルスを発生し、その都
度抵抗R2とR3の接続点電位がローレベルとハイ
レベルに切替わるため、トランジスタQ3が断続
し、コンデンサC2とトランジスタQ3を介してト
ランジスタQ4のベースに複数のパルス入力が印
加される。従つてタイマ28の出力点dはローレ
ベルとなり、車輌が減速して停車したあと、約
1.5秒過ぎるとd点がハイレベルとなつてトラン
ジスタQ6が導通し、リレーK2が作動してその接
点が図示の状態から切替わる。なお、これより先
アクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルを
踏み込んだときにリレーK3が作動してその自己
保持接点K3により自己保持した状態になつてい
るため、リレーK3の別の切換接点K3′も図示の状
態から切替つた状態にある。従つて、リレーK2
が作動すると切換接点K3′を介して電磁石20の
コイル20aに励磁電流が流れてブレーキがかか
つたまゝロツクされる。このとき発光ダイオード
LED1が点灯してブレーキがロツクされているこ
とを運転者に表示する。なおLED2は電源表示用
の発光ダイオードである。29はヘツドランプ遠
近切換回路で、ブレーキのロツクと連動するよう
にしてあるが、本願考案と直接の関係はない。
前述のように、停車後約1.5秒過ぎてタイマ2
8がタイムアツプし、その出力でリレーK2が作
動して電磁石20のコイル20aに励磁電流が流
れると、ブレーキがロツクされるが、ブレーキが
ロツクされている間は、同時にトランジスタQ2
が導通し、トランジスタQ3を遮断するため、揺
動センサ26からの信号を無効にする。このこと
は、ブレーキがロツクされた状態で停車している
間に、追突されたような場合、車輌が揺れたり、
前進したりして揺動センサからのパルスがタイマ
28に印加され、リレーK2が復旧して電磁石2
0の励磁が解かれてブレーキのロツクが解除され
る不具合を防止するのに役立つ。ブレーキのロツ
クを解除するには、ブレーキペダルを踏み込み加
減にするだけでよい。ブレーキペダル1をわずか
に踏み込み加減にすると、第2図の部材9がA方
向に引つ張られる。このとき電磁石20が作動し
ていて、ピン8は止められているため、部材9が
A方向に動くと先ず圧縮ばねSが圧縮される。圧
縮ばねSが間隙Xの半分位圧縮されるとマイクロ
スイツチ14の接点が第3図のaからbに切替わ
るように設定してある。従つてbに切替わるとト
ランジスタQ1が導通して抵抗R1を介してトラン
ジスタQ4にベース電流が流れると共に、コンデ
ンサC1とダイオードD3を介してもトランジスタ
Q4のベースにパルス電流が流れる。コンデンサ
C1とダイオードD3はマイクロスイツチ14が切
替わつた瞬間にタイマ28にパルス入力を与えて
電磁石20を切るもので、回路に冗長性をもたせ
システムの信頼性向上をはかつている。ブレーキ
ペダル1を踏み込み加減にすると上述のようにマ
イクロスイツチ14が切り替わつてタイマ28の
トランジスタQ4が導通し、トランジスタQ6が遮
断されるため電磁石20が非励磁となつて、ブレ
ーキのロツク(保持)が解除される。電磁石20
が非励磁となると、圧縮ばねSが第2図の状態に
戻り、マイクロスイツチ14も第3図の状態に戻
るが、タイマ28の作動により約1.5秒間は電磁
石20が作動しないため、その間にブレーキをさ
らに踏み込んだり、逆にブレーキペダルから足を
離してブレーキを戻すことができる。
8がタイムアツプし、その出力でリレーK2が作
動して電磁石20のコイル20aに励磁電流が流
れると、ブレーキがロツクされるが、ブレーキが
ロツクされている間は、同時にトランジスタQ2
が導通し、トランジスタQ3を遮断するため、揺
動センサ26からの信号を無効にする。このこと
は、ブレーキがロツクされた状態で停車している
間に、追突されたような場合、車輌が揺れたり、
前進したりして揺動センサからのパルスがタイマ
28に印加され、リレーK2が復旧して電磁石2
0の励磁が解かれてブレーキのロツクが解除され
る不具合を防止するのに役立つ。ブレーキのロツ
クを解除するには、ブレーキペダルを踏み込み加
減にするだけでよい。ブレーキペダル1をわずか
に踏み込み加減にすると、第2図の部材9がA方
向に引つ張られる。このとき電磁石20が作動し
ていて、ピン8は止められているため、部材9が
A方向に動くと先ず圧縮ばねSが圧縮される。圧
縮ばねSが間隙Xの半分位圧縮されるとマイクロ
スイツチ14の接点が第3図のaからbに切替わ
るように設定してある。従つてbに切替わるとト
ランジスタQ1が導通して抵抗R1を介してトラン
ジスタQ4にベース電流が流れると共に、コンデ
ンサC1とダイオードD3を介してもトランジスタ
Q4のベースにパルス電流が流れる。コンデンサ
C1とダイオードD3はマイクロスイツチ14が切
替わつた瞬間にタイマ28にパルス入力を与えて
電磁石20を切るもので、回路に冗長性をもたせ
システムの信頼性向上をはかつている。ブレーキ
ペダル1を踏み込み加減にすると上述のようにマ
イクロスイツチ14が切り替わつてタイマ28の
トランジスタQ4が導通し、トランジスタQ6が遮
断されるため電磁石20が非励磁となつて、ブレ
ーキのロツク(保持)が解除される。電磁石20
が非励磁となると、圧縮ばねSが第2図の状態に
戻り、マイクロスイツチ14も第3図の状態に戻
るが、タイマ28の作動により約1.5秒間は電磁
石20が作動しないため、その間にブレーキをさ
らに踏み込んだり、逆にブレーキペダルから足を
離してブレーキを戻すことができる。
マイクロスイツチ16は、ブレーキペダルを力
一杯踏み込んだときに閉じて、2巻線ラツチング
リレーK1を図の状態に復旧させ、回路への電圧
供給を断つもので、緊急時でのブレーキロツクを
防止する。
一杯踏み込んだときに閉じて、2巻線ラツチング
リレーK1を図の状態に復旧させ、回路への電圧
供給を断つもので、緊急時でのブレーキロツクを
防止する。
なお、上記実施例では揺動センサ26を用いて
いるが、速度計のケーブルで駆動される回転磁石
にリードスイツチを近接配置した回転センサを用
いてもよい。
いるが、速度計のケーブルで駆動される回転磁石
にリードスイツチを近接配置した回転センサを用
いてもよい。
この考案によれば、一旦ブレーキがロツクされ
ると、ロツクされている間走行を検出するセンサ
からの信号が無効にされるため、停車中追突され
て揺動センサ又は回転センサが作動してもブレー
キのロツクが外れてしまう恐れがなくなり、安全
の向上に寄与することができる。又、一旦ロツク
されたブレーキを解除するのに、アクセルペダル
を踏む必要がなく、単にブレーキペダルを踏み込
み加減にするだけでそのあと一定時間の間、ブレ
ーキのきき具合を自由に加減できるため運転操作
が楽になり、安全運転に役立つ。
ると、ロツクされている間走行を検出するセンサ
からの信号が無効にされるため、停車中追突され
て揺動センサ又は回転センサが作動してもブレー
キのロツクが外れてしまう恐れがなくなり、安全
の向上に寄与することができる。又、一旦ロツク
されたブレーキを解除するのに、アクセルペダル
を踏む必要がなく、単にブレーキペダルを踏み込
み加減にするだけでそのあと一定時間の間、ブレ
ーキのきき具合を自由に加減できるため運転操作
が楽になり、安全運転に役立つ。
図面はこの考案の実施例で、第1図はブレーキ
保持機構の斜面図、第2図はその要部断面図、第
3図は電気回路である。 1……ブレーキペダル、2……ブレーキレバ
ー、5……取付板、6……アーム(連結部材)、
6e……歯車、7……取付板5に固定したピン、
8……ピン(連結部材)、9,10……連結部
材、11……連結杆(連結部材)、12……板
(連結部材)、14……検出用マイクロスイツチ、
18……円形回転板、19……ピニオン、20…
…電磁石、20a……コイル、26……揺動セン
サ、28……タイマ、a,b……検出スイツチ1
4の接点、C1……コンデンサ、Q1……トランジ
スタ、K1……リレー、Q2,Q6……トランジス
タ。
保持機構の斜面図、第2図はその要部断面図、第
3図は電気回路である。 1……ブレーキペダル、2……ブレーキレバ
ー、5……取付板、6……アーム(連結部材)、
6e……歯車、7……取付板5に固定したピン、
8……ピン(連結部材)、9,10……連結部
材、11……連結杆(連結部材)、12……板
(連結部材)、14……検出用マイクロスイツチ、
18……円形回転板、19……ピニオン、20…
…電磁石、20a……コイル、26……揺動セン
サ、28……タイマ、a,b……検出スイツチ1
4の接点、C1……コンデンサ、Q1……トランジ
スタ、K1……リレー、Q2,Q6……トランジス
タ。
Claims (1)
- ブレーキペダルを踏み込んで車輌を停車させた
ときに、ブレーキがかかつたまゝ保持するブレー
キ保持手段を備えた車輌において、車体に固定さ
れた取付板上に、アーム6を支点の周りに揺動可
能に設け、該アームの可動端にピン8を固着し該
ピンを、ブレーキレバー2に連動する部材9に遊
動可能に係合させて常に1方に付勢して圧着し、
且つ前記ブレーキ保持手段が作動しているとき
に、ブレーキペダルの踏み込み方向の僅かの動き
を検出する前記アーム6に固定されたスイツチ1
4を設け、更に車輌が走行中であることを検出す
る揺動又は回転センサと、該スイツチ14の信号
で始動し、信号がなくなつてから一定時間後に前
記ブレーキ保持手段を作動し得る状態にするタイ
マ28と、タイマ28がタイムアツプするとその
出力により前記センサからの信号を無効にする回
路とを設けた制動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985104321U JPS6245962Y2 (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985104321U JPS6245962Y2 (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6154963U JPS6154963U (ja) | 1986-04-12 |
JPS6245962Y2 true JPS6245962Y2 (ja) | 1987-12-09 |
Family
ID=30663674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985104321U Expired JPS6245962Y2 (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6245962Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52118734A (en) * | 1976-03-31 | 1977-10-05 | Mizuno Kougeishiya Goushi | Brake system for vehicle |
-
1985
- 1985-07-08 JP JP1985104321U patent/JPS6245962Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52118734A (en) * | 1976-03-31 | 1977-10-05 | Mizuno Kougeishiya Goushi | Brake system for vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6154963U (ja) | 1986-04-12 |
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