JPS6240738Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6240738Y2 JPS6240738Y2 JP1982101386U JP10138682U JPS6240738Y2 JP S6240738 Y2 JPS6240738 Y2 JP S6240738Y2 JP 1982101386 U JP1982101386 U JP 1982101386U JP 10138682 U JP10138682 U JP 10138682U JP S6240738 Y2 JPS6240738 Y2 JP S6240738Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gripping member
- tool
- pull stud
- locking portion
- fixing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、マシニングセンタの工具固定装置
に関するものである。
に関するものである。
マシニングセンタにおける工具固定装置は、従
来第1図に示すようにスピンドルa内に把持部材
bが装備され、この把持部材bをスピンドルa内
に挿入した工具cのプルスタツドdに係止すると
共に、ホルダe内に引込んで工具を把持固定でき
るようになつている。そして、ホルダe内の先端
側に拡径部fが形成されており、ドローバgによ
つて把持部材bが押し出されると、ばねhにより
把持部材bが外側に開き、把持が解除されて工具
cをスピンドルaから外せるようになつている。
このような工具固定装置において、前記把持部材
bが係止するプルスタツドdの係合面d′は工具c
の軸線iに対して直角(即ち、第2図イにおいて
θ1=90゜)の場合と、傾斜している場合とがあ
る。そして、傾斜している場合には、第2図ロに
示すように一般にはθ2=45゜又は60゜となつて
いる。従つて、工具cのプルスタツドdの係合面
d′に応じて把持部材bの係止部b′を形成せねばな
らず、これらが合致しない場合には把持部材bを
交換しなければならなかつた。
来第1図に示すようにスピンドルa内に把持部材
bが装備され、この把持部材bをスピンドルa内
に挿入した工具cのプルスタツドdに係止すると
共に、ホルダe内に引込んで工具を把持固定でき
るようになつている。そして、ホルダe内の先端
側に拡径部fが形成されており、ドローバgによ
つて把持部材bが押し出されると、ばねhにより
把持部材bが外側に開き、把持が解除されて工具
cをスピンドルaから外せるようになつている。
このような工具固定装置において、前記把持部材
bが係止するプルスタツドdの係合面d′は工具c
の軸線iに対して直角(即ち、第2図イにおいて
θ1=90゜)の場合と、傾斜している場合とがあ
る。そして、傾斜している場合には、第2図ロに
示すように一般にはθ2=45゜又は60゜となつて
いる。従つて、工具cのプルスタツドdの係合面
d′に応じて把持部材bの係止部b′を形成せねばな
らず、これらが合致しない場合には把持部材bを
交換しなければならなかつた。
本考案は、上記のような従来の不都合を解消す
るためになされ、工具のプルスタツドの係合面の
形状に拘らず、長さ寸法の同一なものは総て適用
できるようにした把持部材を備えたマシニングセ
ンタの工具固定装置を提供することを目的とす
る。この目的において、本考案は工具のプルスタ
ツドの係合面に係止する把持部材に弧状係止部を
設けた構成を要旨とするものである。
るためになされ、工具のプルスタツドの係合面の
形状に拘らず、長さ寸法の同一なものは総て適用
できるようにした把持部材を備えたマシニングセ
ンタの工具固定装置を提供することを目的とす
る。この目的において、本考案は工具のプルスタ
ツドの係合面に係止する把持部材に弧状係止部を
設けた構成を要旨とするものである。
以下、図示の実施例により本考案を具体的に説
明すると、1は把持部材であり、工具のプルスタ
ツド2の係合面2aに係止する弧状係止部1aが
形成されている。弧状係止部1aは中心Oで半径
Rのほぼ四半円を呈し、端部には垂直平面部1b
が形成されている。この弧状係止部1aは前記プ
ルスタツド2の係止面2aの傾斜角θの如何に拘
らず確実に係止することができる。即ち、第4図
に示すように、θ=90゜のときは弧状係止部の端
A点を境として前記垂直平面部1bが係止し、θ
=60゜のときは弧状係止部1aのうちB点が、一
方θ=45゜のときはC点がそれぞれ係止すること
となる。その他、プルスタツド2の係合面2aの
傾斜角θが任意の角度であつても、把持部材1の
弧状係止部1aが必ず係止することができる。
明すると、1は把持部材であり、工具のプルスタ
ツド2の係合面2aに係止する弧状係止部1aが
形成されている。弧状係止部1aは中心Oで半径
Rのほぼ四半円を呈し、端部には垂直平面部1b
が形成されている。この弧状係止部1aは前記プ
ルスタツド2の係止面2aの傾斜角θの如何に拘
らず確実に係止することができる。即ち、第4図
に示すように、θ=90゜のときは弧状係止部の端
A点を境として前記垂直平面部1bが係止し、θ
=60゜のときは弧状係止部1aのうちB点が、一
方θ=45゜のときはC点がそれぞれ係止すること
となる。その他、プルスタツド2の係合面2aの
傾斜角θが任意の角度であつても、把持部材1の
弧状係止部1aが必ず係止することができる。
この場合、プルスタツド2の係合面2aの傾斜
角θによつて把持部材1の係止位置に多少の誤差
が生じ、上記の例でいえばθ=90゜の場合に比べ
てθ=60゜のときは1だけ、θ=45゜のときは
2だけずれるが、この程度のずれは、第1図に
示すようにドローバgの後端と、このドローバを
押圧するシリンダjとの隙間δを予め調節してお
くことにより容易に解消することができ、何ら支
障を来たすことはない。
角θによつて把持部材1の係止位置に多少の誤差
が生じ、上記の例でいえばθ=90゜の場合に比べ
てθ=60゜のときは1だけ、θ=45゜のときは
2だけずれるが、この程度のずれは、第1図に
示すようにドローバgの後端と、このドローバを
押圧するシリンダjとの隙間δを予め調節してお
くことにより容易に解消することができ、何ら支
障を来たすことはない。
以上の説明から明らかなように、この考案は把
持部材に弧状係止部及びこの弧状係止部に続く垂
直平面部を設けたことにより、工具のプルスタツ
ドの係合面の傾斜角の如何に拘らず、弧状係止部
又は垂直平面部にて確実に係止することができ、
従来のように工具に対応する把持部材の選択及び
交換の必要がなくなり、作業上きわめて好都合で
ある。
持部材に弧状係止部及びこの弧状係止部に続く垂
直平面部を設けたことにより、工具のプルスタツ
ドの係合面の傾斜角の如何に拘らず、弧状係止部
又は垂直平面部にて確実に係止することができ、
従来のように工具に対応する把持部材の選択及び
交換の必要がなくなり、作業上きわめて好都合で
ある。
第1図は従来の工具固定装置の説明図、第2図
は従来の把持部材とプルスタツドの係止状態を示
すもので、イはプルスタツドの係合面が90゜の場
合、ロはそれ以外の傾斜角の場合のそれぞれ説明
図、第3図は本考案の一実施例を示す要部の説明
図、第4図はθ=90゜、60゜、45゜における把持
部材の係止部とプルスタツドの係合面との係止状
態を示す説明図である。 1……把持部材、1a……弧状係止部、1b…
…垂直平面部、2……プルスタツド、2a……係
合面。
は従来の把持部材とプルスタツドの係止状態を示
すもので、イはプルスタツドの係合面が90゜の場
合、ロはそれ以外の傾斜角の場合のそれぞれ説明
図、第3図は本考案の一実施例を示す要部の説明
図、第4図はθ=90゜、60゜、45゜における把持
部材の係止部とプルスタツドの係合面との係止状
態を示す説明図である。 1……把持部材、1a……弧状係止部、1b…
…垂直平面部、2……プルスタツド、2a……係
合面。
Claims (1)
- 工具のプルスタツドに把持部材を係止させ、こ
の把持部材を引込んで工具をスピンドルに固定す
るようにしたマシニングセンタの工具固定装置に
おいて、前記把持部材に前記工具のプルスタツド
の係合面に係止する弧状係止部を設けると共に、
この弧状係止部に続く内側端部に垂直平面部を形
成したことを特徴とするマシニングセンタの工具
固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10138682U JPS598738U (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | マシニングセンタの工具固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10138682U JPS598738U (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | マシニングセンタの工具固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS598738U JPS598738U (ja) | 1984-01-20 |
JPS6240738Y2 true JPS6240738Y2 (ja) | 1987-10-19 |
Family
ID=30239430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10138682U Granted JPS598738U (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | マシニングセンタの工具固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598738U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4534687B2 (ja) * | 2004-09-15 | 2010-09-01 | ブラザー工業株式会社 | 工具クランプ機構、工作機械 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50110170A (ja) * | 1974-02-08 | 1975-08-29 |
-
1982
- 1982-07-05 JP JP10138682U patent/JPS598738U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50110170A (ja) * | 1974-02-08 | 1975-08-29 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS598738U (ja) | 1984-01-20 |
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