JPS6236484A - 紫外線吸収剤 - Google Patents
紫外線吸収剤Info
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- JPS6236484A JPS6236484A JP8346886A JP8346886A JPS6236484A JP S6236484 A JPS6236484 A JP S6236484A JP 8346886 A JP8346886 A JP 8346886A JP 8346886 A JP8346886 A JP 8346886A JP S6236484 A JPS6236484 A JP S6236484A
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- JP
- Japan
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- group
- acid derivative
- ultraviolet absorber
- aryl
- alkyl
- Prior art date
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- Granted
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q17/00—Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
- A61Q17/04—Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/40—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
- A61K8/44—Aminocarboxylic acids or derivatives thereof, e.g. aminocarboxylic acids containing sulfur; Salts; Esters or N-acylated derivatives thereof
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、一般式(1)で表わされる化合物のうち、少
なくとも、一種を用いることを特徴とする紫外線吸収剤
に間する。本発明は、日焼は止め、繊維や樹脂等の黄変
防止、容器及び包材や、その内容物の紫外線からの保護
等に有効であり、塗料、樹脂、医薬、食品、化粧品とい
った広い分野に対し適応できる。
なくとも、一種を用いることを特徴とする紫外線吸収剤
に間する。本発明は、日焼は止め、繊維や樹脂等の黄変
防止、容器及び包材や、その内容物の紫外線からの保護
等に有効であり、塗料、樹脂、医薬、食品、化粧品とい
った広い分野に対し適応できる。
従来の技術
従来、化粧品の分野では紫外線の皮膚に対する有害作用
を防ぐ為、紫外線吸収剤が早くから注目され、数多く開
発されてきた。
を防ぐ為、紫外線吸収剤が早くから注目され、数多く開
発されてきた。
紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系吸収剤、サリ
チル酸系吸収剤、ケイ皮酸系吸収剤、パラアミノ安息香
酸系吸収剤などが、用いられている。
チル酸系吸収剤、ケイ皮酸系吸収剤、パラアミノ安息香
酸系吸収剤などが、用いられている。
しかしながら、上述した紫外線吸収剤のうち、効果、安
全性、溶解性、安定性等を兼備するものは非常に少ない
。
全性、溶解性、安定性等を兼備するものは非常に少ない
。
例えば、ベンゾフェノン系吸収剤は、320〜400n
mの長波長紫外線には吸収効果をもつが、火ぶくれなど
の原因と考えられている中波長紫外線(290〜320
nm)に対しては、吸収能が相対的に低い。
mの長波長紫外線には吸収効果をもつが、火ぶくれなど
の原因と考えられている中波長紫外線(290〜320
nm)に対しては、吸収能が相対的に低い。
バラアミノ安息香酸系、ケイ皮酸系吸収剤は、吸収効果
は高いが、安定性に問題があるといわれている。また、
サリチル酸系吸収剤は吸収効果が弱く、大量に配合しな
ければ効果が期待でΔない。
は高いが、安定性に問題があるといわれている。また、
サリチル酸系吸収剤は吸収効果が弱く、大量に配合しな
ければ効果が期待でΔない。
上述の紫外線吸収剤の他に紫外線を物理的に反射、散乱
させる機能を有効る二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄な
どの無機粉体も用いられる。
させる機能を有効る二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄な
どの無機粉体も用いられる。
しかし、無機粉体は配合できる化粧品のタイプが限定さ
れ、また多量に配合する際に着色するという問題点があ
る。
れ、また多量に配合する際に着色するという問題点があ
る。
一方、樹脂の添加剤としては、サリチル酸系、ベンゾフ
ェノン系吸収剤の他、トリアゾール系、シアノアクリレ
ート系紫外線吸収剤が使用されている。
ェノン系吸収剤の他、トリアゾール系、シアノアクリレ
ート系紫外線吸収剤が使用されている。
しかしながら、サリチル酸系、およびベンゾフェノン系
吸収剤では、ポリエチレンやポリプロピレン、塩化ビニ
ル樹脂に影響をおよぼすといわれている300〜32O
nm付近の吸収が弱く、トリアゾール系吸収剤は安全衛
生上問題があるといわれている。
吸収剤では、ポリエチレンやポリプロピレン、塩化ビニ
ル樹脂に影響をおよぼすといわれている300〜32O
nm付近の吸収が弱く、トリアゾール系吸収剤は安全衛
生上問題があるといわれている。
又、シアノアクリレート系吸収剤は高価格であるなどの
問題点がある。
問題点がある。
本発明が解決しようとする問題点
上述したごとく、化粧品及び樹脂の分野などで種々の紫
外線吸収剤が開発されてはいるが、紫外線吸収能、安全
性、溶剤や樹脂への溶解性、および安定性をすべて満足
するものは未だ見いだされていないというのが実情であ
り、これらを兼備した紫外線吸収剤が望まれている。
外線吸収剤が開発されてはいるが、紫外線吸収能、安全
性、溶剤や樹脂への溶解性、および安定性をすべて満足
するものは未だ見いだされていないというのが実情であ
り、これらを兼備した紫外線吸収剤が望まれている。
問題点を解決する為の手段
本発明者らは、かかる実情を、鑑み、鋭意研究を行なっ
た結果、前記一般式(1)で表わされるα−デヒドロア
ミノ酸誘導体が中波長紫外線領域に大きな吸収効果を有
し、水、各種動植物油、油脂、および、有機溶剤に可溶
であり、皮膚の紅斑防止、樹脂の劣化防止等に有効な紫
外線吸収剤であることを見いだし、本発明を完成した。
た結果、前記一般式(1)で表わされるα−デヒドロア
ミノ酸誘導体が中波長紫外線領域に大きな吸収効果を有
し、水、各種動植物油、油脂、および、有機溶剤に可溶
であり、皮膚の紅斑防止、樹脂の劣化防止等に有効な紫
外線吸収剤であることを見いだし、本発明を完成した。
α−デヒドロアミノ酸は、例えばOrganic R
eactions 第10巻 198〜239頁(1
959年)によりその合成法が研究された既知化合物で
あるが、これまでα−デヒドロアミノ酸を紫外線吸収剤
として用いた例は無い。
eactions 第10巻 198〜239頁(1
959年)によりその合成法が研究された既知化合物で
あるが、これまでα−デヒドロアミノ酸を紫外線吸収剤
として用いた例は無い。
本発明者らは、α−デヒドロアミノ酸を種々合成し、そ
の紫外線吸収能を測定した結果、β位に、π電子系を持
つもの、即ち一般式(1)表示の化合物が表1に示すよ
うに240〜360nmに強い吸収を有し、有効な紫外
線吸収剤となることを見いだした。
の紫外線吸収能を測定した結果、β位に、π電子系を持
つもの、即ち一般式(1)表示の化合物が表1に示すよ
うに240〜360nmに強い吸収を有し、有効な紫外
線吸収剤となることを見いだした。
一般式(1)表示の化合物は、一般に、■アルデヒドと
、アシルグリシン又はそのアズラクトンの縮合、■アズ
ラクトンの加水分解、アルコリシス、もしくは、アミツ
リシスにより得ることができる。(式1)。
、アシルグリシン又はそのアズラクトンの縮合、■アズ
ラクトンの加水分解、アルコリシス、もしくは、アミツ
リシスにより得ることができる。(式1)。
R’ACHO+ R’CNHCH2C02H。
○
RIA CH= C−C= 0
N O
へ /
RI A CHO+ H2C−C= 0N。
ぺ /
RIACH=CH−C=0
N O
N /
OR2
一一一一一→ RIACH=C(式1)%式%
又、α−ケト酸あるいは そのエステルを原料とし、ホ
スフィンイミン(式2)、アミド、又はニトリル(式3
)との縮合によっても(1)を得ることができる。
スフィンイミン(式2)、アミド、又はニトリル(式3
)との縮合によっても(1)を得ることができる。
OR2
RIACH=C(式2)
%式%
RIACH=C(式3)
(1) NHR3
更に(1)は、N−ヒドロキシルアミノ酸エステルの脱
水によっても得ることができる(式4)。
水によっても得ることができる(式4)。
R+ACH2CHCOR2
HOH
3X
−一一−→RIACH2CHCOR2
瞥
3NOH
OR2
脱水 /
一−−−→ RIACH=C(式4)
%式%
(但し、上式中Aはπ電子系を持つ置換基であり、具体
的には、フェニル、イミダゾリル、インドリル、フリル
、ピコリル、チオフリル、ピリジルである。また、R1
は水素原子、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコ
キシ、アリールオキシ、アミノ、アシルオキシ、ニトロ
、メルカプト、またはシアノ基である。C0R2は、カ
ルボキシル基、およびその塩、エステル基、アミド基で
ある。又、Rはアシル基、アルキル基、アリール基、ト
シル基、ベンジルオキシカルボニル基である。更に式1
中R4はアルキル基又はアリール基を示す。) このようにして得られる化合物を例示するならば、N−
)シル−α−デヒドロフェニルアラニン、N−ペンゾイ
ルーO−メチル−α−デヒドロチロシン、N−ベンゾイ
ル−0−メチル−α−デヒドロチロシンエチルエステル
、N−ベンゾイル−α−デヒドロチロシンアミド、N−
ベンゾイル−α−デヒドロトリブトファンメチルエステ
ル、N−ベンゾイル−β−フラニル−α−デヒドロアラ
ニン、N−ベンゾイル−β−フラニル−α−デヒドロア
ラニン ナトリウム塩、N−フェニル−α−デヒドロヒ
スチジン トリエタノールアミン塩、N−ベンゾイル−
β−チオフラニル−α−デヒドロアシロン、N−ベンジ
ルオキシカルボニル−β−チオフラニル−α−デヒドロ
アラニン カルシウム塩、N−アセチル−β−ピリジル
−α−デヒドロアラニン マグネシウム塩等が挙げられ
る。
的には、フェニル、イミダゾリル、インドリル、フリル
、ピコリル、チオフリル、ピリジルである。また、R1
は水素原子、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコ
キシ、アリールオキシ、アミノ、アシルオキシ、ニトロ
、メルカプト、またはシアノ基である。C0R2は、カ
ルボキシル基、およびその塩、エステル基、アミド基で
ある。又、Rはアシル基、アルキル基、アリール基、ト
シル基、ベンジルオキシカルボニル基である。更に式1
中R4はアルキル基又はアリール基を示す。) このようにして得られる化合物を例示するならば、N−
)シル−α−デヒドロフェニルアラニン、N−ペンゾイ
ルーO−メチル−α−デヒドロチロシン、N−ベンゾイ
ル−0−メチル−α−デヒドロチロシンエチルエステル
、N−ベンゾイル−α−デヒドロチロシンアミド、N−
ベンゾイル−α−デヒドロトリブトファンメチルエステ
ル、N−ベンゾイル−β−フラニル−α−デヒドロアラ
ニン、N−ベンゾイル−β−フラニル−α−デヒドロア
ラニン ナトリウム塩、N−フェニル−α−デヒドロヒ
スチジン トリエタノールアミン塩、N−ベンゾイル−
β−チオフラニル−α−デヒドロアシロン、N−ベンジ
ルオキシカルボニル−β−チオフラニル−α−デヒドロ
アラニン カルシウム塩、N−アセチル−β−ピリジル
−α−デヒドロアラニン マグネシウム塩等が挙げられ
る。
発明の効果
本発明に用いられる前記一般式(1)表示のα−デヒド
ロアミノ酸誘導体は、表1に示すように、270〜33
0nmで、104以上の高い分子吸光係数を有し、皮膚
の紅斑の原因と考えられる290〜320nm、および
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の樹
脂の劣化原因と考えられている300〜320nmの紫
外線に対し、高い吸収能を持つ。 一般式(1)のうち
C0R2がカルボキシル基およびアミド基のものは、エ
タノール等のアルコールに対し、良好な溶解性を示し、
又C0R2がカルボキシル基の塩(例えばナトリウム塩
、トリエタノールアミン塩)のものは、水に対し高い溶
解性を示す。更に C0R2がエステル基の場合は、オ
リーブ油、流動パラフィン等の有機溶剤に良く溶解する
。このように、一般式(1)のうち、C0R2を適宜、
選択することにより、水、動植物油、有機溶剤 夫々に
良く溶解させることができ、化粧水、ヘアークリーム、
日焼は止め油等の化粧料に;n加した際、安定な配合物
を得る二とができる。また、一般式(1)表示のα−デ
ヒドロアミノ酸誘導体は表1に示すように190〜24
0°Cという高い融点を持つ為、樹脂へ配合した場合は
、混練、成型温度で安定で、熱安定性に圏れた成型品を
得ることができる。本発明に用いられる前記一般式(1
)表示のα−デ。
ロアミノ酸誘導体は、表1に示すように、270〜33
0nmで、104以上の高い分子吸光係数を有し、皮膚
の紅斑の原因と考えられる290〜320nm、および
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の樹
脂の劣化原因と考えられている300〜320nmの紫
外線に対し、高い吸収能を持つ。 一般式(1)のうち
C0R2がカルボキシル基およびアミド基のものは、エ
タノール等のアルコールに対し、良好な溶解性を示し、
又C0R2がカルボキシル基の塩(例えばナトリウム塩
、トリエタノールアミン塩)のものは、水に対し高い溶
解性を示す。更に C0R2がエステル基の場合は、オ
リーブ油、流動パラフィン等の有機溶剤に良く溶解する
。このように、一般式(1)のうち、C0R2を適宜、
選択することにより、水、動植物油、有機溶剤 夫々に
良く溶解させることができ、化粧水、ヘアークリーム、
日焼は止め油等の化粧料に;n加した際、安定な配合物
を得る二とができる。また、一般式(1)表示のα−デ
ヒドロアミノ酸誘導体は表1に示すように190〜24
0°Cという高い融点を持つ為、樹脂へ配合した場合は
、混練、成型温度で安定で、熱安定性に圏れた成型品を
得ることができる。本発明に用いられる前記一般式(1
)表示のα−デ。
ヒドロアミノ酸誘導体を市販の紫外線吸収剤(例えば、
ベンゾフェノン系、トリアゾール系、サリチル酸系吸収
剤)と比較した場合、■殊ここ酸素存在下に於ける紫外
線の作用に対して優れた抑制効果を有効る。■熱安定性
、光安定性が高く、効果の持続性が良い。02〜10倍
の紫外線分子吸光係数を有効る。■各種重合体材料との
相溶性が良好である為、繊維、樹脂などの可塑剤として
使用される一方、黄変防止剤としても用いることができ
る等の効果がある。
ベンゾフェノン系、トリアゾール系、サリチル酸系吸収
剤)と比較した場合、■殊ここ酸素存在下に於ける紫外
線の作用に対して優れた抑制効果を有効る。■熱安定性
、光安定性が高く、効果の持続性が良い。02〜10倍
の紫外線分子吸光係数を有効る。■各種重合体材料との
相溶性が良好である為、繊維、樹脂などの可塑剤として
使用される一方、黄変防止剤としても用いることができ
る等の効果がある。
上述したごとく、本発明の用途範囲は、香粧品工業、プ
ラスチック工業、有機薬品工業、写真工業、食品工業、
繊維工業などであり、極めて広い。
ラスチック工業、有機薬品工業、写真工業、食品工業、
繊維工業などであり、極めて広い。
殊に、紫外線吸収波長が、240〜360nm(最大吸
収波長 300〜340nm)にあり、香粧品に用いた
場合は、他に比類のない選択的吸収性をもった日焼け、
紅斑防止化粧品となり、また、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニルなど、重合体中に、混入した場
合、紫外線による劣化を、著しく軽減する。
収波長 300〜340nm)にあり、香粧品に用いた
場合は、他に比類のない選択的吸収性をもった日焼け、
紅斑防止化粧品となり、また、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニルなど、重合体中に、混入した場
合、紫外線による劣化を、著しく軽減する。
次に、本発明を、合成例、配合例ならびに実施例を挙げ
、更に詳細に説明するが、本発明はそれによって限定さ
れるものではない。
、更に詳細に説明するが、本発明はそれによって限定さ
れるものではない。
合成例1
2−フェニル−4−(4−メトキシベンジリデン)−5
−オキサシロン の合成 アニスアルデヒド 20m1、無水酢酸50m1、馬尿
酸 33.7gおよび酢酸ナトリウム6.7gを、よく
混合し、水浴で30分加熱した。
−オキサシロン の合成 アニスアルデヒド 20m1、無水酢酸50m1、馬尿
酸 33.7gおよび酢酸ナトリウム6.7gを、よく
混合し、水浴で30分加熱した。
析出した結晶を、温水で洗浄後、ろ過した。ベンゼンよ
り再結晶し、乾燥することで、2−フェニル−4−(4
−メトキシベンジリデン)−5−オキサシロン40gを
得た。収率83% 合成例2 N−ベンゾイル−〇−メチルーα−デヒドロチロシンの
合成 合成例1で得られた2−フェニル−4−(4−メトキシ
ベンジリデン)−5−オキサシロン10gを、温アルコ
ール:こ溶解し、2%水酸化ナトリウム水溶液100m
1を加え、水浴で15分間加熱した。冷却後、希硫酸で
反応液を酸性にし、析出した結晶をろ過し、水で洗浄し
た。水−メタノールより再結晶し、乾燥することで、N
−ペンゾイルー〇−メチルーα−デヒドロチロシン9.
5gを得た。収率89% 合成例3 2−フェニル−4−イントラ−ルー5−オキサシロンの
合成 インドールアルデヒド 18g、馬尿酸 25゜5g、
酢酸ナトリウム 9.9gを粉砕混合し、無水酢酸45
m lを加え、100℃で15分間加熱した。冷却後
、析出した結晶をろ取し、水洗、乾燥することにより、
2−フェニル−4−イントラ−ルー5−オキサシロン2
9gを得た。収率80% 合成例4 Nベンゾイル−α−デヒドロトリプトファンの合成 合成例3で得られた2−フェニル−4−イントラ−ルー
5−オキサシロン 14.4gを、1%水酸化ナトリウ
ム水溶液に加熱溶解させた。希塩酸で反応液を酸性にし
、析出した結晶をろ取、水洗後、メタノールより再結晶
し、乾燥することで、N−ベンゾイル−α−デヒドロト
リプトファン11gを得た。収率70% 配合例1 日焼は止め油 N−ベンゾイル−α−デヒドロチロシンメチルエステル
1部、流動パラフィン 60部、オリーブ油 39部
。
り再結晶し、乾燥することで、2−フェニル−4−(4
−メトキシベンジリデン)−5−オキサシロン40gを
得た。収率83% 合成例2 N−ベンゾイル−〇−メチルーα−デヒドロチロシンの
合成 合成例1で得られた2−フェニル−4−(4−メトキシ
ベンジリデン)−5−オキサシロン10gを、温アルコ
ール:こ溶解し、2%水酸化ナトリウム水溶液100m
1を加え、水浴で15分間加熱した。冷却後、希硫酸で
反応液を酸性にし、析出した結晶をろ過し、水で洗浄し
た。水−メタノールより再結晶し、乾燥することで、N
−ペンゾイルー〇−メチルーα−デヒドロチロシン9.
5gを得た。収率89% 合成例3 2−フェニル−4−イントラ−ルー5−オキサシロンの
合成 インドールアルデヒド 18g、馬尿酸 25゜5g、
酢酸ナトリウム 9.9gを粉砕混合し、無水酢酸45
m lを加え、100℃で15分間加熱した。冷却後
、析出した結晶をろ取し、水洗、乾燥することにより、
2−フェニル−4−イントラ−ルー5−オキサシロン2
9gを得た。収率80% 合成例4 Nベンゾイル−α−デヒドロトリプトファンの合成 合成例3で得られた2−フェニル−4−イントラ−ルー
5−オキサシロン 14.4gを、1%水酸化ナトリウ
ム水溶液に加熱溶解させた。希塩酸で反応液を酸性にし
、析出した結晶をろ取、水洗後、メタノールより再結晶
し、乾燥することで、N−ベンゾイル−α−デヒドロト
リプトファン11gを得た。収率70% 配合例1 日焼は止め油 N−ベンゾイル−α−デヒドロチロシンメチルエステル
1部、流動パラフィン 60部、オリーブ油 39部
。
配合例2 日焼け、ふけ防止へアークリーム流動パラフ
ィン 40部、セチルアルコール1部、蜜ロウ 3部、
ミリスチル酸イソプロピル1部、ステアリン酸グリセリ
ンエステル 2゜13部、セチルエーテルポリオキシエ
チレン 2゜87部、プロピレングリコール 5部、N
−ベンゾイル−α−デヒドロチロシンアミド 1部、精
製水 44部。
ィン 40部、セチルアルコール1部、蜜ロウ 3部、
ミリスチル酸イソプロピル1部、ステアリン酸グリセリ
ンエステル 2゜13部、セチルエーテルポリオキシエ
チレン 2゜87部、プロピレングリコール 5部、N
−ベンゾイル−α−デヒドロチロシンアミド 1部、精
製水 44部。
配合例3 起泡性エアスプレー
ステアリン酸 7部、プロピレングリコール7部、トリ
エタノールアミン 6部、オリーブ油2部、N−ベンゾ
イル−α−デヒドロチロシン0.3部、精製水 77.
7部を混合し、該混合液 90部とフレオンガス(F2
1/F114=40/60)10部を耐圧容器に装入し
た。
エタノールアミン 6部、オリーブ油2部、N−ベンゾ
イル−α−デヒドロチロシン0.3部、精製水 77.
7部を混合し、該混合液 90部とフレオンガス(F2
1/F114=40/60)10部を耐圧容器に装入し
た。
配合例4 無起泡性ローションエアスプレーブロビレン
グリコール 10部、99%エタノール 30部、N−
ベンゾイル−α−デヒドロチロシン 1部、精製水 5
9部を混合し、該゛混合液 30部とフレオンガス(F
12/F114=40/60) 70部を耐圧容器に
装入した。
グリコール 10部、99%エタノール 30部、N−
ベンゾイル−α−デヒドロチロシン 1部、精製水 5
9部を混合し、該゛混合液 30部とフレオンガス(F
12/F114=40/60) 70部を耐圧容器に
装入した。
実施例1
一般式(1)に示される化合物は合成例1〜4ならびに
これに準拠した方法により合成した。最大吸収波長並び
に、その他の物性値を表1に示した。
これに準拠した方法により合成した。最大吸収波長並び
に、その他の物性値を表1に示した。
実施例2
100gの高密度ポリエチレンを250 m gのN−
ベンゾイル−〇−メチルーα−デヒドロチロシンと混合
し、且、120℃の温度でロールミキサーで加工して無
色、透明なシートにした。このシートを0.2mmの一
様な厚さにプレスし、次にモノテスター中で2000時
間 紫外線放射に晒した。
ベンゾイル−〇−メチルーα−デヒドロチロシンと混合
し、且、120℃の温度でロールミキサーで加工して無
色、透明なシートにした。このシートを0.2mmの一
様な厚さにプレスし、次にモノテスター中で2000時
間 紫外線放射に晒した。
シートの劣化の測定は、プラスチックテクノロジー(P
lastic Technology)5月号、19
58年、第427頁の方法によって行なった。即ち、露
光前及び後の、被試験シートの赤外スペクトル(透過ス
ペクトル)を測定し、そのケトン性カルボニル吸収帯の
増加をもって劣化の尺度とした。
lastic Technology)5月号、19
58年、第427頁の方法によって行なった。即ち、露
光前及び後の、被試験シートの赤外スペクトル(透過ス
ペクトル)を測定し、そのケトン性カルボニル吸収帯の
増加をもって劣化の尺度とした。
約1720〜1730 cm−’に劣化カルボニルのピ
ークが測定された。無添加シートでは露光前のカルボニ
ル吸収強度は0,11てあり、露光後は0.40であっ
た。N−ベンゾイル−0−メチル−α−デヒドロチロシ
ンで安定化したシートでは、露光前、露光後ともに0.
12であり、明らかに劣化が抑制された。
ークが測定された。無添加シートでは露光前のカルボニ
ル吸収強度は0,11てあり、露光後は0.40であっ
た。N−ベンゾイル−0−メチル−α−デヒドロチロシ
ンで安定化したシートでは、露光前、露光後ともに0.
12であり、明らかに劣化が抑制された。
実施例3
配合例1に1にい調製した日焼は止め油aと゛、流動パ
ラフィン 60部、オリーブ油 39部の混)含油すの
夫々0.1gをエタノール/ヘキサン(1: 1)混合
液100 m lに溶解した際の吸光度を図2に示す。
ラフィン 60部、オリーブ油 39部の混)含油すの
夫々0.1gをエタノール/ヘキサン(1: 1)混合
液100 m lに溶解した際の吸光度を図2に示す。
4、図の簡単な説明
α−デヒドロアミノ酸誘導体エタノール溶液の分子吸光
係数と波長の関係を図1に示す。
係数と波長の関係を図1に示す。
α−デヒドロアミノ酸誘導体を配合した日焼は止め油の
吸光度と波長の関係を図2に示す。
吸光度と波長の関係を図2に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 下記一般式(1)で表わされるα−デヒドロアミノ酸誘
導体を有効成分として成る紫外線吸収剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (但し、Aはπ電子系を持つ置換基であり、具体的には
、フェニル、イミダゾリル、インドリル、フリル、ピロ
リル、チオフリル、またはピリジルである。又R^1は
水素原子、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキ
シ、アリールオキシ、アミノ、アシルオキシ、ニトロ、
メルカプト、あるいはシアノ基である。COR^2は、
カルボキシル基、およびその塩、エステル基、アミド基
、又、R^3はアシル基、アルキル基、アリール基、ト
シル基、ベンジルオキシカルボニル基である。)
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7993485 | 1985-04-15 | ||
JP60-79934 | 1985-04-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6236484A true JPS6236484A (ja) | 1987-02-17 |
JPH0753861B2 JPH0753861B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=13704145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8346886A Expired - Lifetime JPH0753861B2 (ja) | 1985-04-15 | 1986-04-11 | 紫外線吸収剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753861B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0852137A3 (de) * | 1996-11-29 | 2000-07-19 | Basf Aktiengesellschaft | Photostabile UV-A-Filter enthaltende kosmetische Zubereitungen |
EP2168634A3 (en) * | 2002-09-13 | 2010-04-21 | Kao Corporation | Hair dye composition comprising methine dye |
EP2272490A3 (en) * | 2005-07-29 | 2011-09-21 | Basf Se | Stabilization of body-care and household products against degradation by UV radiation using merocyanine derivatives |
JP2013501769A (ja) * | 2009-08-14 | 2013-01-17 | ピーシーアイ バイオテック エイエス | 感光性組成物 |
-
1986
- 1986-04-11 JP JP8346886A patent/JPH0753861B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0852137A3 (de) * | 1996-11-29 | 2000-07-19 | Basf Aktiengesellschaft | Photostabile UV-A-Filter enthaltende kosmetische Zubereitungen |
EP2168634A3 (en) * | 2002-09-13 | 2010-04-21 | Kao Corporation | Hair dye composition comprising methine dye |
EP2272490A3 (en) * | 2005-07-29 | 2011-09-21 | Basf Se | Stabilization of body-care and household products against degradation by UV radiation using merocyanine derivatives |
US8829192B2 (en) | 2005-07-29 | 2014-09-09 | Basf Se | Stabilization of body-care and household products against degradation by uv radiation using merocyanine derivatives |
JP2013501769A (ja) * | 2009-08-14 | 2013-01-17 | ピーシーアイ バイオテック エイエス | 感光性組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0753861B2 (ja) | 1995-06-07 |
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