JPS6235849B2 - - Google Patents
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- JPS6235849B2 JPS6235849B2 JP13706781A JP13706781A JPS6235849B2 JP S6235849 B2 JPS6235849 B2 JP S6235849B2 JP 13706781 A JP13706781 A JP 13706781A JP 13706781 A JP13706781 A JP 13706781A JP S6235849 B2 JPS6235849 B2 JP S6235849B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D51/00—Making hollow objects
- B21D51/16—Making hollow objects characterised by the use of the objects
- B21D51/26—Making hollow objects characterised by the use of the objects cans or tins; Closing same in a permanent manner
- B21D51/30—Folding the circumferential seam
- B21D51/32—Folding the circumferential seam by rolling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は2重巻締方法に関し、さらに詳しくは
2重巻締部形成のさい、缶胴体に加わる軸荷重が
極めて小さい、2重巻締方法に関する。
2重巻締部形成のさい、缶胴体に加わる軸荷重が
極めて小さい、2重巻締方法に関する。
従来の2重巻締法は、第1図aに示す如く、ま
づフランジ部2の形成された缶胴体1のフランジ
部2の上に、カール部4を形成された端部材3
(蓋部又は底部)のカール部4を載置し、凹んだ
パネル部5を有する端部材3内にチヤツク6を嵌
入した後、図示されないリフターにより缶胴体1
の下部を支持しながら、第1図bに示すように、
第1シーミングロール7とチヤツク6の間でカー
ル部4とフランジ部2を押圧して、カール部の端
部4aが上向きになつて、下向きになつたフラン
ジ部2の内側に進入した予備巻締部8を形成し、
引続いて、第2シーミングロール9により、カー
ル部端部4aに対応する部分4a′(通常カバーフ
ツクと呼ばれる)およびフランジ部2に対応する
部分2′(通常ボデイフツクと呼ばれる)が、図
示されないシーリングコンパウンドを介して密接
した、第1図cに示される2重巻締部10を形成
することによつて行なわれる。なおボデイフツク
2′の上端の折曲部11は通常ボデイフツクラジ
アスとよばれる。
づフランジ部2の形成された缶胴体1のフランジ
部2の上に、カール部4を形成された端部材3
(蓋部又は底部)のカール部4を載置し、凹んだ
パネル部5を有する端部材3内にチヤツク6を嵌
入した後、図示されないリフターにより缶胴体1
の下部を支持しながら、第1図bに示すように、
第1シーミングロール7とチヤツク6の間でカー
ル部4とフランジ部2を押圧して、カール部の端
部4aが上向きになつて、下向きになつたフラン
ジ部2の内側に進入した予備巻締部8を形成し、
引続いて、第2シーミングロール9により、カー
ル部端部4aに対応する部分4a′(通常カバーフ
ツクと呼ばれる)およびフランジ部2に対応する
部分2′(通常ボデイフツクと呼ばれる)が、図
示されないシーリングコンパウンドを介して密接
した、第1図cに示される2重巻締部10を形成
することによつて行なわれる。なおボデイフツク
2′の上端の折曲部11は通常ボデイフツクラジ
アスとよばれる。
以上のように従来の2重巻締法においては、特
に予備巻締部8形成の工程において、フランジ部
に加わる軸方向の分力を支持して、フランジ部2
の逃げを防止し、規定のボデイフツク2′の長さ
を確保するため、かなり大きな軸荷重(例えば
120〜200Kg)をリフターによつて缶胴体1に加え
なければならず、そのため耐軸荷重強度の小さい
材料よりなる缶胴体に従来の2重巻締法を適用し
ようとした場合、缶胴体が座屈して満足な製品を
得ることができない。そのため缶胴体の厚さは、
2重巻締時に加わる軸荷重からの制約により所定
値(例えば錫めつき鋼板等のスチールの場合約
0.10mm、アルミニウム合金の場合約0.13mm)より
薄くすることができず(上記所定値より薄くて
も、例えば内圧が大気圧より高い密封缶の場合
は、衝撃等の外圧による変形等のトラブルは起り
難い)、従つて缶胴体の肉厚の薄くしてコストダ
ウンを図ることが困難であつた。また同じ理由で
比較的薄いプラスチツク、紙材、もしくはそれら
の積層体(金属箔との積層体をも含む)よりなる
缶胴体に従来の2重巻締法を適用することは困難
であつた。そのため2重巻締部は気密性の信頼度
に優れているという利点を有するにもかかわら
ず、以上に述べたような1部の缶胴体に対して
は、従来の2重巻締法では形成が困難であるとい
う問題があつた。
に予備巻締部8形成の工程において、フランジ部
に加わる軸方向の分力を支持して、フランジ部2
の逃げを防止し、規定のボデイフツク2′の長さ
を確保するため、かなり大きな軸荷重(例えば
120〜200Kg)をリフターによつて缶胴体1に加え
なければならず、そのため耐軸荷重強度の小さい
材料よりなる缶胴体に従来の2重巻締法を適用し
ようとした場合、缶胴体が座屈して満足な製品を
得ることができない。そのため缶胴体の厚さは、
2重巻締時に加わる軸荷重からの制約により所定
値(例えば錫めつき鋼板等のスチールの場合約
0.10mm、アルミニウム合金の場合約0.13mm)より
薄くすることができず(上記所定値より薄くて
も、例えば内圧が大気圧より高い密封缶の場合
は、衝撃等の外圧による変形等のトラブルは起り
難い)、従つて缶胴体の肉厚の薄くしてコストダ
ウンを図ることが困難であつた。また同じ理由で
比較的薄いプラスチツク、紙材、もしくはそれら
の積層体(金属箔との積層体をも含む)よりなる
缶胴体に従来の2重巻締法を適用することは困難
であつた。そのため2重巻締部は気密性の信頼度
に優れているという利点を有するにもかかわら
ず、以上に述べたような1部の缶胴体に対して
は、従来の2重巻締法では形成が困難であるとい
う問題があつた。
本発明は以上に述べた従来技術の問題点の解決
を図ることを目的とする。
を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は円筒状の開
口端部を有する缶胴体に、パネル部、および側壁
を備え、該側壁が側壁主部の上端に接続する折曲
部および垂下部よりなる、間隙幅が該開口端部の
肉厚にほぼ等しい外向きカール部を有している端
部材を2重巻締する方法であつて、該開口端部を
該カール部に挿入して、該開口端部と該側壁主部
が接触してなる2重壁部を形成し、周面が断面外
側に凸のく字形状の、垂直軸を中心として回転す
るスピニングロールの最突出部が該垂下部の僅か
下方の部分に当るようにして、該スピニングロー
ルにより該2重壁部を半径方向内方に押圧して、
該パネル部より若干上方の位置より内側に曲つて
斜上方に延びる下部テーパ部、および外側斜上方
に延びる上部テーパ部よりなる断面く字形状の周
溝部を、短円筒状部を残して該2重壁部にスピニ
ング加工によつて形成した後、該下部テーパ部よ
り下方の該2重壁部の該短円筒状部の内面および
該下部テーパ部の下面を回転チヤツクによつて支
持し、該短円筒状部の外面を押えロールによつて
押圧しながら、該下部テーパ部に対応する傾斜を
有する押圧周面を備えた、水平軸を中心として回
転するシーミングロールにより、該上部テーパ部
を該垂下部が下部テーパ部の外面に接触するまで
下方にスピニング加工によつて押圧して、内側斜
上方に延びる2重巻締部を形成することを特徴と
する2重巻締方法を提供するものである。
口端部を有する缶胴体に、パネル部、および側壁
を備え、該側壁が側壁主部の上端に接続する折曲
部および垂下部よりなる、間隙幅が該開口端部の
肉厚にほぼ等しい外向きカール部を有している端
部材を2重巻締する方法であつて、該開口端部を
該カール部に挿入して、該開口端部と該側壁主部
が接触してなる2重壁部を形成し、周面が断面外
側に凸のく字形状の、垂直軸を中心として回転す
るスピニングロールの最突出部が該垂下部の僅か
下方の部分に当るようにして、該スピニングロー
ルにより該2重壁部を半径方向内方に押圧して、
該パネル部より若干上方の位置より内側に曲つて
斜上方に延びる下部テーパ部、および外側斜上方
に延びる上部テーパ部よりなる断面く字形状の周
溝部を、短円筒状部を残して該2重壁部にスピニ
ング加工によつて形成した後、該下部テーパ部よ
り下方の該2重壁部の該短円筒状部の内面および
該下部テーパ部の下面を回転チヤツクによつて支
持し、該短円筒状部の外面を押えロールによつて
押圧しながら、該下部テーパ部に対応する傾斜を
有する押圧周面を備えた、水平軸を中心として回
転するシーミングロールにより、該上部テーパ部
を該垂下部が下部テーパ部の外面に接触するまで
下方にスピニング加工によつて押圧して、内側斜
上方に延びる2重巻締部を形成することを特徴と
する2重巻締方法を提供するものである。
以下実施例を示す図面を参照しながら、本発明
について説明する。
について説明する。
先ず第2図に示すようなパネル部21、および
パネル部21より垂直に立上る側壁主部22、側
壁主部22の上端から折曲部23を経て垂下し、
形成されるべき2重巻締部のカバーフツク(第5
図bの68参照)の長さに等しい高さの垂下部24
を有し(折曲部23と垂下部24によつて外向き
カール部19が形成される)、側壁主部22の外
径が缶胴体25の開口端部26の内径にほぼ等し
く、側壁主部22と垂下部24間の間隙幅が開口
端部26の肉厚にほぼ等しい側壁18を備える端
部材27(3ピース缶の場合は蓋部および底部、
2ピース缶の場合は蓋部)をプレス法等により製
造する。
パネル部21より垂直に立上る側壁主部22、側
壁主部22の上端から折曲部23を経て垂下し、
形成されるべき2重巻締部のカバーフツク(第5
図bの68参照)の長さに等しい高さの垂下部24
を有し(折曲部23と垂下部24によつて外向き
カール部19が形成される)、側壁主部22の外
径が缶胴体25の開口端部26の内径にほぼ等し
く、側壁主部22と垂下部24間の間隙幅が開口
端部26の肉厚にほぼ等しい側壁18を備える端
部材27(3ピース缶の場合は蓋部および底部、
2ピース缶の場合は蓋部)をプレス法等により製
造する。
端部材27の材料は、錫めつき鋼板、テインフ
リースチール等のスチールを基材とするシート、
およびアルミニウム(合金)板等の金属板(表面
に途膜、印刷膜等を形成されたものを含む)、も
しくは金属箔(巻締強度の確保のためスチール又
は鉄を基材とする箔の場合約20μm以上の厚さ、
アルミニウム箔の場合約50μm以上の厚さである
ことが望ましい)とプラスチツクフイルム又はシ
ートとの積層体等が使用目的に応じて選ばれる。
リースチール等のスチールを基材とするシート、
およびアルミニウム(合金)板等の金属板(表面
に途膜、印刷膜等を形成されたものを含む)、も
しくは金属箔(巻締強度の確保のためスチール又
は鉄を基材とする箔の場合約20μm以上の厚さ、
アルミニウム箔の場合約50μm以上の厚さである
ことが望ましい)とプラスチツクフイルム又はシ
ートとの積層体等が使用目的に応じて選ばれる。
なお、第2図には図示されないが垂下部24、
折曲部23、および側壁主部22の上部内面に
は、第3図に示されるように通常密封性を確保す
るためのシーリングコンパウンド層20が形成さ
れている。
折曲部23、および側壁主部22の上部内面に
は、第3図に示されるように通常密封性を確保す
るためのシーリングコンパウンド層20が形成さ
れている。
缶胴体25は、金属板、プラスチツクシート、
紙材(ワツクスやプラスチツクスを含浸またはコ
ートしたもの等)、もしくはプラスチツクシート
又はフイルム、紙材、金属箔の適当な組合せより
なる積層体によつて形成される。前述のシーリン
グコンパウンドを用いる代りに、2重巻締部の気
密性を確保するために、缶胴体25の少なくとも
開口端部26の内層および/または外層(図示せ
ず)および/または端部材の内層および/または
外層(図示せず)を熱融着性プラスチツクフイル
ム(例えば酸変性ポリオレフイン樹脂)で形成す
るか、もしくは上記熱融着性プラスチツクフイル
ムの代りに当該面にホツトメルト系接着剤を施し
て、端部材27に開口端部26を嵌入した後、も
しくは2重巻締中又はその後、熱融着もしくは熱
接着を行なつてもよい。
紙材(ワツクスやプラスチツクスを含浸またはコ
ートしたもの等)、もしくはプラスチツクシート
又はフイルム、紙材、金属箔の適当な組合せより
なる積層体によつて形成される。前述のシーリン
グコンパウンドを用いる代りに、2重巻締部の気
密性を確保するために、缶胴体25の少なくとも
開口端部26の内層および/または外層(図示せ
ず)および/または端部材の内層および/または
外層(図示せず)を熱融着性プラスチツクフイル
ム(例えば酸変性ポリオレフイン樹脂)で形成す
るか、もしくは上記熱融着性プラスチツクフイル
ムの代りに当該面にホツトメルト系接着剤を施し
て、端部材27に開口端部26を嵌入した後、も
しくは2重巻締中又はその後、熱融着もしくは熱
接着を行なつてもよい。
次に第2図に示すように、端部材27の側壁主
部22と垂下部24間の間隙、すなわちカール部
19に缶胴体の開口端部26を挿入して開口端部
26と側壁主部22が接触してなる2重壁部28
を形成する。次いで第2図に示される装置Aを用
いて2重壁部28に断面く字形の周溝部29を形
成する(第3図a参照)。
部22と垂下部24間の間隙、すなわちカール部
19に缶胴体の開口端部26を挿入して開口端部
26と側壁主部22が接触してなる2重壁部28
を形成する。次いで第2図に示される装置Aを用
いて2重壁部28に断面く字形の周溝部29を形
成する(第3図a参照)。
装置Aは回転チヤツク30、スピニングロール
31および回転支承板32を備えている。回転チ
ヤツク30は、下部に内側斜下方に延びるテーパ
部33aが形成された円筒状のスリーブ33、割
型34および割型34を拡開するための中心軸3
5、中心軸35が上昇したとき割型34を収縮す
るためのスプリング36を備えている。
31および回転支承板32を備えている。回転チ
ヤツク30は、下部に内側斜下方に延びるテーパ
部33aが形成された円筒状のスリーブ33、割
型34および割型34を拡開するための中心軸3
5、中心軸35が上昇したとき割型34を収縮す
るためのスプリング36を備えている。
割型34は複数の割型片37よりなり、割型片
37は垂直部38、水平外側突出部39、および
下部内側テーパ部40を備えている。垂直部38
の外周面38aはスリーブ33の内周面33bと
対応する形状を有する。第3図に示すように、水
平外側突出部39の外周面下部39aは直筒状で
あつて、割型34が拡開した状態(第2図の状
態)において、端部材27の側壁22主部とほぼ
完全に接触可能な寸法と形状を有しており、さら
に水平外側突出部39の周面には、第3図aに示
すように、直筒状外周面下部39aより内側斜上
方に延びるテーパ部39bが形成されており、割
型34が拡開した状態において、スリーブ33の
テーパ部33aと協同して、回転チヤツク30の
下部に断面く字形の周溝41を形成する。水平外
側突出部39の上面39cは、スリーブ33の底
面33cと摺動可能に構成されている。
37は垂直部38、水平外側突出部39、および
下部内側テーパ部40を備えている。垂直部38
の外周面38aはスリーブ33の内周面33bと
対応する形状を有する。第3図に示すように、水
平外側突出部39の外周面下部39aは直筒状で
あつて、割型34が拡開した状態(第2図の状
態)において、端部材27の側壁22主部とほぼ
完全に接触可能な寸法と形状を有しており、さら
に水平外側突出部39の周面には、第3図aに示
すように、直筒状外周面下部39aより内側斜上
方に延びるテーパ部39bが形成されており、割
型34が拡開した状態において、スリーブ33の
テーパ部33aと協同して、回転チヤツク30の
下部に断面く字形の周溝41を形成する。水平外
側突出部39の上面39cは、スリーブ33の底
面33cと摺動可能に構成されている。
下部内面テーパ部40は中心軸35の下部テー
パ部35aと係合しており、中心軸35が下降す
ると割型34は拡開し、中心軸35が上昇する
と、割型の垂直部38の下部を包囲するスプリン
グ36の作用により、割型34が収縮するように
構成されている。
パ部35aと係合しており、中心軸35が下降す
ると割型34は拡開し、中心軸35が上昇する
と、割型の垂直部38の下部を包囲するスプリン
グ36の作用により、割型34が収縮するように
構成されている。
中心軸35の上下動を行なうため、中心軸35
の上端部に形成された周溝35bと係合するロー
ラ42、ローラ42をその一端において軸支する
レバー43、レバー43の他端に軸支される従動
ローラ44、従動ローラ44と係合し、従動ロー
ラ44を上下動可能なカム45、および従動ロー
ラ44をカム45に係合させるためのスプリング
46が設けられている。レバー43およびカム4
5はフレーム47に軸支され、また中心軸35は
フレーム47に設けられた軸受48に沿つて上下
に摺動可能となつている。スリーブ33は固定盤
49に軸支されており、図示されない駆動機構に
より、ギヤ50,51を介して回転される。
の上端部に形成された周溝35bと係合するロー
ラ42、ローラ42をその一端において軸支する
レバー43、レバー43の他端に軸支される従動
ローラ44、従動ローラ44と係合し、従動ロー
ラ44を上下動可能なカム45、および従動ロー
ラ44をカム45に係合させるためのスプリング
46が設けられている。レバー43およびカム4
5はフレーム47に軸支され、また中心軸35は
フレーム47に設けられた軸受48に沿つて上下
に摺動可能となつている。スリーブ33は固定盤
49に軸支されており、図示されない駆動機構に
より、ギヤ50,51を介して回転される。
スピニングロール31は回転チヤツク30の周
溝41に対向する位置に配設されており、スピニ
ングロール31を垂直軸を中心として回転するよ
う軸支する支持体52により、周溝41に対し接
近、離隔が可能となつている。スピニングロール
31の周面31aは、回転チヤツク30の周溝4
1と対応する形状を有する。すなわち断面が外側
に凸のく字形状である。回転支承板32に固設さ
れたシヤフト53は、中心軸35と共通の軸線を
有し、図示されない上下動可能の支持体に回転自
在に軸支されている。
溝41に対向する位置に配設されており、スピニ
ングロール31を垂直軸を中心として回転するよ
う軸支する支持体52により、周溝41に対し接
近、離隔が可能となつている。スピニングロール
31の周面31aは、回転チヤツク30の周溝4
1と対応する形状を有する。すなわち断面が外側
に凸のく字形状である。回転支承板32に固設さ
れたシヤフト53は、中心軸35と共通の軸線を
有し、図示されない上下動可能の支持体に回転自
在に軸支されている。
以上の装置Aを用いて、2重壁部28の断面く
字形状の周溝部への形成は次のようにして行なわ
れる。
字形状の周溝部への形成は次のようにして行なわ
れる。
先づ回転支承板32が下降した位置において、
端部材27との間に2重壁部28の形成された缶
胴体25を、その軸線がシヤフト53の軸線と一
致するようにして回転支承板32上に載置する。
次に中心軸35が上昇して割型34が収縮した状
態において、かつスピニングロール31が離隔し
た状態で、回転支承板32を上昇せしめ、割型3
4の底面に端部材27を接触せしめ、その後中心
軸35を下降して、第2図に示すように割型34
を拡開する。
端部材27との間に2重壁部28の形成された缶
胴体25を、その軸線がシヤフト53の軸線と一
致するようにして回転支承板32上に載置する。
次に中心軸35が上昇して割型34が収縮した状
態において、かつスピニングロール31が離隔し
た状態で、回転支承板32を上昇せしめ、割型3
4の底面に端部材27を接触せしめ、その後中心
軸35を下降して、第2図に示すように割型34
を拡開する。
次いでギヤ50を回転してスリーブ33を回転
すると缶胴体25も回転支承板32と共に回転す
る。回転している2重壁部28にロール31を接
近せしめ、第3図aに示すように、スピニングロ
ール31の周面31aと回転チヤツク30の周溝
41の間で、スピニングロール31の最突出部3
1bが垂下部24より僅か下方の部分に当るよう
に2重壁部28を押圧して、2重壁部28に断面
く字形の周溝部29を短円筒状部63を残して、
スピニング加工によつて形成する。
すると缶胴体25も回転支承板32と共に回転す
る。回転している2重壁部28にロール31を接
近せしめ、第3図aに示すように、スピニングロ
ール31の周面31aと回転チヤツク30の周溝
41の間で、スピニングロール31の最突出部3
1bが垂下部24より僅か下方の部分に当るよう
に2重壁部28を押圧して、2重壁部28に断面
く字形の周溝部29を短円筒状部63を残して、
スピニング加工によつて形成する。
周溝部29が、短円筒状部63を形成すべく、
パネル部21より若干上方にあり、かつ形成され
るべき2重巻締部56の下端部70(第5図b参
照)となるべき位置より下方に位置する所定点P
を起点として内側斜上方に延びる下部テーパ部5
4と、2重巻締部56のボデイフツクラジアス7
1に対応する位置Q(下部テーパ部54の上端に
対応する)を起点として外側斜上方に延びる上部
テーパ部55により形成されるように、パネル部
21の深さ、および割型片37の水平外側突出部
39の高さ、ならびにテーパ部39bの下端39
b′の位置が定められる。
パネル部21より若干上方にあり、かつ形成され
るべき2重巻締部56の下端部70(第5図b参
照)となるべき位置より下方に位置する所定点P
を起点として内側斜上方に延びる下部テーパ部5
4と、2重巻締部56のボデイフツクラジアス7
1に対応する位置Q(下部テーパ部54の上端に
対応する)を起点として外側斜上方に延びる上部
テーパ部55により形成されるように、パネル部
21の深さ、および割型片37の水平外側突出部
39の高さ、ならびにテーパ部39bの下端39
b′の位置が定められる。
上記のようにして周溝部29の形成後、スリー
ブ33の回転が停止し、スピニングロール31は
離隔し、カム45の回転により中心軸35は上昇
して割型34が収縮して、水平外側突出部39の
外周面下部39aが、周溝部29の最短内径部
Q′(すなわち位置Qにおける、く字形に変形し
た側壁主部22の内側部)より内側に移行する。
その後回転支承板32を下降させる。
ブ33の回転が停止し、スピニングロール31は
離隔し、カム45の回転により中心軸35は上昇
して割型34が収縮して、水平外側突出部39の
外周面下部39aが、周溝部29の最短内径部
Q′(すなわち位置Qにおける、く字形に変形し
た側壁主部22の内側部)より内側に移行する。
その後回転支承板32を下降させる。
次に第3図bに示すように、回転チヤツクの割
型片37′の水平外側突出部39′のテーパ部39
b′、およびスリーブ33′のテーパ部33′aの勾
配が夫夫、装置Aのテーパ部39bおよびテーパ
部33′aよりも大きい(好ましくはテーパ部3
9′bとテーパ部33′aのなす角度θが約90
度)、すなわち装置Aの周溝41よりも鋭い角度
θをもつ周溝41′を有し、かつスピニングロー
ル31′の周面31′aが周溝41′に対応する形
状を有する点を除いては、装置Aと同一構造を有
する装置B(全体図は図示されない)を用いて、
同様の方法で周溝部29から、より鋭い角度θを
有する周溝部29′を形成する。
型片37′の水平外側突出部39′のテーパ部39
b′、およびスリーブ33′のテーパ部33′aの勾
配が夫夫、装置Aのテーパ部39bおよびテーパ
部33′aよりも大きい(好ましくはテーパ部3
9′bとテーパ部33′aのなす角度θが約90
度)、すなわち装置Aの周溝41よりも鋭い角度
θをもつ周溝41′を有し、かつスピニングロー
ル31′の周面31′aが周溝41′に対応する形
状を有する点を除いては、装置Aと同一構造を有
する装置B(全体図は図示されない)を用いて、
同様の方法で周溝部29から、より鋭い角度θを
有する周溝部29′を形成する。
以上のように周溝部29′の形成を2工程で行
なうのは、1工程の場合は皺が発生するおそれが
あるからである。従つて缶胴体25および端部材
27を構成する材料の種類や肉厚によつて1工程
でも、皺が発生するおそれがない場合は、1工程
で成形を終了しても差支えない。
なうのは、1工程の場合は皺が発生するおそれが
あるからである。従つて缶胴体25および端部材
27を構成する材料の種類や肉厚によつて1工程
でも、皺が発生するおそれがない場合は、1工程
で成形を終了しても差支えない。
次に第4図に示されるシーミング装置Cを用い
て、第5図a,bに示すようにして、周溝部2
9′より2重巻締部56を形成する。第4図にお
いて57はシーミング回転チヤツクであつて、そ
の下部直筒部57aおよびテーパ部57bの周面
は、夫々第3図bに示される割型片37′の外周
面下部39′aおよびテーパ部39′bの夫と等し
い形状、寸法を有している。さらに下部直筒部5
7aの外径は、2重巻締部56の最小内径よりも
小さく定められていて、2重巻締部56成形前後
の端部材27内への装入、取出しが可能となつて
いる。
て、第5図a,bに示すようにして、周溝部2
9′より2重巻締部56を形成する。第4図にお
いて57はシーミング回転チヤツクであつて、そ
の下部直筒部57aおよびテーパ部57bの周面
は、夫々第3図bに示される割型片37′の外周
面下部39′aおよびテーパ部39′bの夫と等し
い形状、寸法を有している。さらに下部直筒部5
7aの外径は、2重巻締部56の最小内径よりも
小さく定められていて、2重巻締部56成形前後
の端部材27内への装入、取出しが可能となつて
いる。
シーミング回転チヤツク57は垂直軸58の下
端に固着されており、垂直軸58は支持体59に
軸支されていて、図示されない駆動機構によりギ
ヤ60を介して回転される。なお支持体59は図
示されない垂直軸を中心として回動可能に設けら
れており、垂直軸58は上記回動中心に対して偏
心的に軸支されている。
端に固着されており、垂直軸58は支持体59に
軸支されていて、図示されない駆動機構によりギ
ヤ60を介して回転される。なお支持体59は図
示されない垂直軸を中心として回動可能に設けら
れており、垂直軸58は上記回動中心に対して偏
心的に軸支されている。
そして支持体59を回動することにより、第5
図aに示すように、2重巻締部形成のために、シ
ーミング回転チヤツク57の下部直筒部57aお
よびテーパ部57bを、夫々端部材27の周溝部
29′形成後の直筒状側壁主部部分22aおよび
下部テーパ部22bに密接せしめることが可能で
あり、さらに支持体59を逆回動することによ
り、シーミング回転チヤツク57を側壁主部22
より引離して、端部材27がシーミング回転チヤ
ツク57と接触することなく、缶胴体25を下降
せしめることが可能となるように構成されてい
る。
図aに示すように、2重巻締部形成のために、シ
ーミング回転チヤツク57の下部直筒部57aお
よびテーパ部57bを、夫々端部材27の周溝部
29′形成後の直筒状側壁主部部分22aおよび
下部テーパ部22bに密接せしめることが可能で
あり、さらに支持体59を逆回動することによ
り、シーミング回転チヤツク57を側壁主部22
より引離して、端部材27がシーミング回転チヤ
ツク57と接触することなく、缶胴体25を下降
せしめることが可能となるように構成されてい
る。
61は平坦な周面61aを有する押えロールで
あつて、支持体62に回転自在に軸支されてお
り、かつ支持体62を移動することにより、シー
ミング回転チヤツク57の下部直筒部57aに対
し接近、離隔可能に構成されており、接近した状
態において、シーミング回転チヤツク57の下部
直筒部57aと協同して、下部テーパ部54′よ
り下方の2重壁部28の短円筒状部63、すなわ
ち端縁材27の短円筒状の側壁主部部分22a
と、側壁主部部分22aに対向する缶胴体25の
開口端部部分26aを押圧可能となつている。
あつて、支持体62に回転自在に軸支されてお
り、かつ支持体62を移動することにより、シー
ミング回転チヤツク57の下部直筒部57aに対
し接近、離隔可能に構成されており、接近した状
態において、シーミング回転チヤツク57の下部
直筒部57aと協同して、下部テーパ部54′よ
り下方の2重壁部28の短円筒状部63、すなわ
ち端縁材27の短円筒状の側壁主部部分22a
と、側壁主部部分22aに対向する缶胴体25の
開口端部部分26aを押圧可能となつている。
65はシーミングロールであつて、上下動可能
の支持体66に水平軸67により回転自在に軸支
されている。シーミングロール65は周溝部2
9′の下部テーパ部54′に対応する傾斜を有する
押圧周面65aを備えており、押圧周面65aが
周溝部29′の上方に上下動可能に位置するよう
配設されている。装置Cは、さらに図示されない
が、第2図に示す回転支承板32と同様の構造の
回転支承板を備えている。
の支持体66に水平軸67により回転自在に軸支
されている。シーミングロール65は周溝部2
9′の下部テーパ部54′に対応する傾斜を有する
押圧周面65aを備えており、押圧周面65aが
周溝部29′の上方に上下動可能に位置するよう
配設されている。装置Cは、さらに図示されない
が、第2図に示す回転支承板32と同様の構造の
回転支承板を備えている。
以上の装置Cにより、2重巻締は次のようにし
て行なわれる。周溝部29′を形成された缶胴体
25を、下降位置にある図示されない回転支承板
に軸心が一致するようにして載置する。その時点
でシーミング回転チヤツク57の軸心は缶胴体2
5の軸心とほぼ一致する位置にあり、かつ押えロ
ール61は左方に離隔しており、またシーミング
ロールも上方に位置している。次に回転支承板
を、シーミング回転チヤツク57の底面と端部材
のパネル部21が接触する位置まで上昇させる。
て行なわれる。周溝部29′を形成された缶胴体
25を、下降位置にある図示されない回転支承板
に軸心が一致するようにして載置する。その時点
でシーミング回転チヤツク57の軸心は缶胴体2
5の軸心とほぼ一致する位置にあり、かつ押えロ
ール61は左方に離隔しており、またシーミング
ロールも上方に位置している。次に回転支承板
を、シーミング回転チヤツク57の底面と端部材
のパネル部21が接触する位置まで上昇させる。
次いで支持体59を回動し、同時に押えロール
61を右方に移動させて、第5図aに示すよう
に、シーミング回転チヤツク57の下部直筒部5
7aと押えロール61の間で、端部材の短円筒状
の側壁主部部分22aおよびそれに対向する開口
端部部分26aを押圧、支持して、かつ側壁主部
の下部テーパ部22bをシーミング回転チヤツク
57のテーパ部57bで支持して、シーミング回
転チヤツク57を矢印方向に回転させ、缶胴体2
5および周溝部29′を回転させる。
61を右方に移動させて、第5図aに示すよう
に、シーミング回転チヤツク57の下部直筒部5
7aと押えロール61の間で、端部材の短円筒状
の側壁主部部分22aおよびそれに対向する開口
端部部分26aを押圧、支持して、かつ側壁主部
の下部テーパ部22bをシーミング回転チヤツク
57のテーパ部57bで支持して、シーミング回
転チヤツク57を矢印方向に回転させ、缶胴体2
5および周溝部29′を回転させる。
第4図および第5図bに示すように、直ちにシ
ーミングロール65を下降させて、周溝部29′
の上部テーパ部55′を、垂下部24が下部テー
パ部54′の外面に接触するまで押圧して、スピ
ニング加工により2重巻締部56を形成する。そ
のさい押えロール61とシーミングロール65は
矢印方向に回転する。垂下部24は2重巻締部5
6のカバーフツク68となり、上部テーパ部5
5′に位置する開口端部部分26bがボデイフツ
ク69となる。70が2重巻締部56の下端部で
あり、71がボデイフツクラジアスである。そし
て2重巻締部56はシーリングコンパウンド層2
0によつて気密化される(なお第4図においては
シーリングコンパウンド層20の図示を省略し
た)。
ーミングロール65を下降させて、周溝部29′
の上部テーパ部55′を、垂下部24が下部テー
パ部54′の外面に接触するまで押圧して、スピ
ニング加工により2重巻締部56を形成する。そ
のさい押えロール61とシーミングロール65は
矢印方向に回転する。垂下部24は2重巻締部5
6のカバーフツク68となり、上部テーパ部5
5′に位置する開口端部部分26bがボデイフツ
ク69となる。70が2重巻締部56の下端部で
あり、71がボデイフツクラジアスである。そし
て2重巻締部56はシーリングコンパウンド層2
0によつて気密化される(なお第4図においては
シーリングコンパウンド層20の図示を省略し
た)。
本発明によれば、2重壁部における周溝部の形
成はスピニング加工によつて行なわれ、しかも押
圧力は水平方向に作用するので、そのさい缶胴体
に軸荷重が実質的に加わらない。
成はスピニング加工によつて行なわれ、しかも押
圧力は水平方向に作用するので、そのさい缶胴体
に軸荷重が実質的に加わらない。
また周溝部よりの2重巻締部の形成は、2重壁
部の短円筒状部の内面および下部テーパ部の下面
を回転チヤツクにより支持し、短円筒状部の外面
を押えロールによつて押圧しながら、下部テーパ
部と対応する傾斜を有する押圧周面を備えたシー
ミングロールによつてスピニング加工することに
よつて行なわれるので、このさいも缶胴体に軸荷
重が実質的に加わらないという効果を有する。
部の短円筒状部の内面および下部テーパ部の下面
を回転チヤツクにより支持し、短円筒状部の外面
を押えロールによつて押圧しながら、下部テーパ
部と対応する傾斜を有する押圧周面を備えたシー
ミングロールによつてスピニング加工することに
よつて行なわれるので、このさいも缶胴体に軸荷
重が実質的に加わらないという効果を有する。
従つて缶胴体が、薄肉もしくは比較的小さい剛
性のため耐軸荷重強度が小さい材料よりなる場合
であつても、座屈等の変形を生ずることなく、気
密性の優れた2重巻締部の形成が可能であるとい
う利点を有する。
性のため耐軸荷重強度が小さい材料よりなる場合
であつても、座屈等の変形を生ずることなく、気
密性の優れた2重巻締部の形成が可能であるとい
う利点を有する。
第1図は従来の2重巻締法を説明するための要
部縦断面図であつて、第1図aは2重巻締前の状
態を示す図面、第1図bは予備巻締部が形成され
た状態を示す図面、第1図cは2重巻締部が形成
された状態を示す図面、第2図は2重壁部に周溝
部を形成するための装置の例の縦断面図、第3図
は第2図の装置を用いて周溝部を形成する工程を
説明するための要部縦断面図であつて、第3図a
は第1工程が終了した状態を示す図面、第3図b
は第2工程が終了した状態を示す図面、第4図は
周溝部より2重巻締部を形成するための装置の例
の縦断面図、第5図は第4図の装置を用いて2重
巻締部を形成する過程を示すための要部縦断面図
であつて、第5図aは2重巻締部形成直前の状態
を示す図面、第5図bは形成後の状態を示す図面
である。 18…側壁、19…外向きカール部、21…パ
ネル部、22…側壁主部、23…折曲部、24…
垂下部、25…缶胴体、26…開口端部、27…
端部材、28…2重壁部、29,29′…周溝
部、31…スピニングロール、31a…周面、3
1b…最突出部、54,54′…下部テーパ部、
55,55′…上部テーパ部、56…2重巻締
部、57…回転チヤツク、61…押えロール、6
3…短円筒状部、65…シーミングロール、65
a…(押圧)周面。
部縦断面図であつて、第1図aは2重巻締前の状
態を示す図面、第1図bは予備巻締部が形成され
た状態を示す図面、第1図cは2重巻締部が形成
された状態を示す図面、第2図は2重壁部に周溝
部を形成するための装置の例の縦断面図、第3図
は第2図の装置を用いて周溝部を形成する工程を
説明するための要部縦断面図であつて、第3図a
は第1工程が終了した状態を示す図面、第3図b
は第2工程が終了した状態を示す図面、第4図は
周溝部より2重巻締部を形成するための装置の例
の縦断面図、第5図は第4図の装置を用いて2重
巻締部を形成する過程を示すための要部縦断面図
であつて、第5図aは2重巻締部形成直前の状態
を示す図面、第5図bは形成後の状態を示す図面
である。 18…側壁、19…外向きカール部、21…パ
ネル部、22…側壁主部、23…折曲部、24…
垂下部、25…缶胴体、26…開口端部、27…
端部材、28…2重壁部、29,29′…周溝
部、31…スピニングロール、31a…周面、3
1b…最突出部、54,54′…下部テーパ部、
55,55′…上部テーパ部、56…2重巻締
部、57…回転チヤツク、61…押えロール、6
3…短円筒状部、65…シーミングロール、65
a…(押圧)周面。
Claims (1)
- 1 円筒状の開口端部を有する缶胴体に、パネル
部、および側壁を備え、該側壁が側壁主部の上端
に接続する折曲部および垂下部よりなる、間隙幅
が該開口端部の肉厚にほぼ等しい外向きカール部
を有している端部材を2重巻締する方法であつ
て、該開口端部を該カール部に挿入して、該開口
端部と該側壁主部が接触してなる2重壁部を形成
し、周面が断面外側に凸のく字形状の、垂直軸を
中心として回転するスピニングロールの最突出部
が該垂下部の僅か下方の部分に当るようにして、
該スピニングロールにより該2重壁部を半径方向
内方に押圧して、該パネル部より若干上方の位置
より内側に曲つて斜上方に延びる下部テーパ部、
および外側斜上方に延びる上部テーパ部よりなる
断面く字形状の周溝部を、短円筒状部を残して該
2重壁部にスピニング加工によつて形成した後、
該下部テーパ部より下方の該2重壁部の該短円筒
状部の内面および該下部テーパ部の下面を回転チ
ヤツクによつて支持し、該短円筒状部の外面を押
えロールによつて押圧しながら、該下部テーパ部
に対応する傾斜を有する押圧周面を備えた、水平
軸を中心として回転するシーミングロールによ
り、該上部テーパ部を該垂下部が下部テーパ部の
外面に接触するまで下方にスピニング加工によつ
て押圧して、内側斜上方に延びる2重巻締部を形
成することを特徴とする2重巻締方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13706781A JPS5841633A (ja) | 1981-09-02 | 1981-09-02 | 2重巻締方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13706781A JPS5841633A (ja) | 1981-09-02 | 1981-09-02 | 2重巻締方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5841633A JPS5841633A (ja) | 1983-03-10 |
JPS6235849B2 true JPS6235849B2 (ja) | 1987-08-04 |
Family
ID=15190118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13706781A Granted JPS5841633A (ja) | 1981-09-02 | 1981-09-02 | 2重巻締方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5841633A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002523244A (ja) * | 1998-08-26 | 2002-07-30 | クラウン コーク アンド シール テクノロジーズ コーポレーション | 強化した側壁を有する缶端部およびそれを作る装置と方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6160441A (ja) * | 1984-09-03 | 1986-03-28 | 昭和プロダクツ株式会社 | 複合缶およびその製造法 |
JPH0636950B2 (ja) * | 1985-09-19 | 1994-05-18 | 北海製罐株式会社 | ネツクイン加工容器の製造方法 |
JPS62240119A (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-20 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 缶巻締方法及び該方法を実施するためのシーミングチャック装置 |
JP4699736B2 (ja) * | 2004-10-12 | 2011-06-15 | 本田技研工業株式会社 | 板部材の巻締め方法 |
-
1981
- 1981-09-02 JP JP13706781A patent/JPS5841633A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002523244A (ja) * | 1998-08-26 | 2002-07-30 | クラウン コーク アンド シール テクノロジーズ コーポレーション | 強化した側壁を有する缶端部およびそれを作る装置と方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5841633A (ja) | 1983-03-10 |
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