JPS6233441B2 - - Google Patents
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- JPS6233441B2 JPS6233441B2 JP53001823A JP182378A JPS6233441B2 JP S6233441 B2 JPS6233441 B2 JP S6233441B2 JP 53001823 A JP53001823 A JP 53001823A JP 182378 A JP182378 A JP 182378A JP S6233441 B2 JPS6233441 B2 JP S6233441B2
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- JP
- Japan
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- piston
- fluid
- working
- chamber
- cylinder
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01B—MACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
- F01B11/00—Reciprocating-piston machines or engines without rotary main shaft, e.g. of free-piston type
- F01B11/02—Equalising or cushioning devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B15/00—Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
- F15B15/20—Other details, e.g. assembly with regulating devices
- F15B15/22—Other details, e.g. assembly with regulating devices for accelerating or decelerating the stroke
- F15B15/222—Other details, e.g. assembly with regulating devices for accelerating or decelerating the stroke having a piston with a piston extension or piston recess which throttles the main fluid outlet as the piston approaches its end position
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B15/00—Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
- F15B15/20—Other details, e.g. assembly with regulating devices
- F15B15/22—Other details, e.g. assembly with regulating devices for accelerating or decelerating the stroke
- F15B15/224—Other details, e.g. assembly with regulating devices for accelerating or decelerating the stroke having a piston which closes off fluid outlets in the cylinder bore by its own movement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B15/00—Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
- F15B15/20—Other details, e.g. assembly with regulating devices
- F15B15/22—Other details, e.g. assembly with regulating devices for accelerating or decelerating the stroke
- F15B15/227—Other details, e.g. assembly with regulating devices for accelerating or decelerating the stroke having an auxiliary cushioning piston within the main piston or the cylinder end face
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Actuator (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、工作機械の工具ないし被加工物の送
りに適した制動装置を備えた流体シリンダー装置
に関する。
りに適した制動装置を備えた流体シリンダー装置
に関する。
従来の技術
主シリンダーと補助シリンダーとからなり、主
シリンダーの作動ピストンが移動ストロークの終
端に近づくと、作動ピストンの移動方向とは反対
方向に作用する圧力を補助シリンダーの制動ピス
トンから主シリンダーの作動ピストンに伝達する
ことにより、作動ピストンを移動ストロークの終
端に達するまで緩行させるようにした制動装置を
備えた流体シリンダー装置は、工作機械などにお
いて、工具ないし被加工物を被加工物ないし工具
に対して搬送させたり、後退させたりするのに広
く使われている。
シリンダーの作動ピストンが移動ストロークの終
端に近づくと、作動ピストンの移動方向とは反対
方向に作用する圧力を補助シリンダーの制動ピス
トンから主シリンダーの作動ピストンに伝達する
ことにより、作動ピストンを移動ストロークの終
端に達するまで緩行させるようにした制動装置を
備えた流体シリンダー装置は、工作機械などにお
いて、工具ないし被加工物を被加工物ないし工具
に対して搬送させたり、後退させたりするのに広
く使われている。
例えば、実公昭49−7436号公報、特開昭49−
127078号公報、実公昭51−43358号公報などに
は、第1および第2位置間を移動しうる、ピスト
ン棒を含む作動ピストンを備え、かつ該作動ピス
トンの両側に第1作動室と第2作動室とを有する
主シリンダーと、制動ピストンを備え、かつ該制
動ピストンを中心として前記作動ピストンとは反
対側に少なくとも1つの圧力室を有するととも
に、前記制動ピストンが、第1位置から第2位置
への前記作動ピストンの移動時には前記圧力室の
流体圧により非制動位置に付勢されているととも
に、前記作動ピストンが前記第2位置への移動の
途上、前記第2位置より所定距離だけ離れた手前
に至ると、前記作動ピストンと連結して制動位置
へと移動するように構成されている制動シリンダ
ーと、主シリンダーの第1および第2作動室への
流体の給排を制御する第1流体回路と、制動シリ
ンダーの第1および第2圧力作動室への流体の給
排を制御する第2流体回路とからなる、制動装置
を備えた流体シリンダー装置が開示されている。
127078号公報、実公昭51−43358号公報などに
は、第1および第2位置間を移動しうる、ピスト
ン棒を含む作動ピストンを備え、かつ該作動ピス
トンの両側に第1作動室と第2作動室とを有する
主シリンダーと、制動ピストンを備え、かつ該制
動ピストンを中心として前記作動ピストンとは反
対側に少なくとも1つの圧力室を有するととも
に、前記制動ピストンが、第1位置から第2位置
への前記作動ピストンの移動時には前記圧力室の
流体圧により非制動位置に付勢されているととも
に、前記作動ピストンが前記第2位置への移動の
途上、前記第2位置より所定距離だけ離れた手前
に至ると、前記作動ピストンと連結して制動位置
へと移動するように構成されている制動シリンダ
ーと、主シリンダーの第1および第2作動室への
流体の給排を制御する第1流体回路と、制動シリ
ンダーの第1および第2圧力作動室への流体の給
排を制御する第2流体回路とからなる、制動装置
を備えた流体シリンダー装置が開示されている。
しかし、これらの公報に開示されているシリン
ダー装置では、主シリンダーと補助シリンダーと
を作用させるのに夫々独立した流体回路、即ち第
1および第2流体回路が必要であり、しかも、こ
の第1および第2流体回路は主シリンダーそれ自
体において作動ピストンに作用する制動力が生ず
るように構成されていない。換言すれば、作動ピ
ストンは第2位置に接近するにつれて制動ピスト
ンと当接するが、そのとき制動シリンダー内にお
いては制動ピストンを非制動位置に付勢させる流
体圧が制動ピストンに作用しているので、第2位
置への作動ピストンの移動は制動シリンダー内に
おける流体圧に抗して行なわれる。言うまでもな
く、この制動シリンダーに給排される流体、即ち
制動流体は、主シリンダーに給排される作動流体
とは機能的に別のものである。それに、制動シリ
ンダーにおける流体圧は、第2位置への作動ピス
トンの移動に伴つてオリフイスまたは流量調節弁
を介して排出されるが、作動ピストンに作用する
流体圧、即ち制動力はオリフイスまたは流量調節
弁の開口面積により定められている。
ダー装置では、主シリンダーと補助シリンダーと
を作用させるのに夫々独立した流体回路、即ち第
1および第2流体回路が必要であり、しかも、こ
の第1および第2流体回路は主シリンダーそれ自
体において作動ピストンに作用する制動力が生ず
るように構成されていない。換言すれば、作動ピ
ストンは第2位置に接近するにつれて制動ピスト
ンと当接するが、そのとき制動シリンダー内にお
いては制動ピストンを非制動位置に付勢させる流
体圧が制動ピストンに作用しているので、第2位
置への作動ピストンの移動は制動シリンダー内に
おける流体圧に抗して行なわれる。言うまでもな
く、この制動シリンダーに給排される流体、即ち
制動流体は、主シリンダーに給排される作動流体
とは機能的に別のものである。それに、制動シリ
ンダーにおける流体圧は、第2位置への作動ピス
トンの移動に伴つてオリフイスまたは流量調節弁
を介して排出されるが、作動ピストンに作用する
流体圧、即ち制動力はオリフイスまたは流量調節
弁の開口面積により定められている。
このような従来のシリンダー装置においては、
制動流体と作動流体とにそれぞれ独立した流体回
路を用いるので、回路全体の構成が複雑になると
ともに、コスト高となるのみならず、少なくとも
流体回路の保守管理ないし維持が頻雑になつてい
る。このような問題は、作動流体と制動流体とが
異質の流体であれば、顕著である。
制動流体と作動流体とにそれぞれ独立した流体回
路を用いるので、回路全体の構成が複雑になると
ともに、コスト高となるのみならず、少なくとも
流体回路の保守管理ないし維持が頻雑になつてい
る。このような問題は、作動流体と制動流体とが
異質の流体であれば、顕著である。
他方、制動ピストンから作動ピストンに作用す
る制動力の発生のメカニズムを考えてみれば、作
動ピストンが制動ピストンと当接した後、制動流
体は圧縮されるが、この時発熱を伴うことはよく
しられている。実際としては、シリンダー装置は
用途がどうであろうとも、相当の時間にわたつて
ストロークを繰り返すものであるから、この発熱
は無視できない。このような訳で、従来のシリン
ダー装置では、少なくとも制動シリンダーは、常
套手段として冷却ジヤケツトを設ける傍ら、壁厚
の大きいシリンダーで構成するなりに、頑丈にせ
ざるをえない。当然のことながら、これではコス
ト高を招かざるをえないばかりではなく、相当の
重量をもつことになるので、シリンダー装置の据
付け支持体も頑丈しなければならないなどの問題
がある。
る制動力の発生のメカニズムを考えてみれば、作
動ピストンが制動ピストンと当接した後、制動流
体は圧縮されるが、この時発熱を伴うことはよく
しられている。実際としては、シリンダー装置は
用途がどうであろうとも、相当の時間にわたつて
ストロークを繰り返すものであるから、この発熱
は無視できない。このような訳で、従来のシリン
ダー装置では、少なくとも制動シリンダーは、常
套手段として冷却ジヤケツトを設ける傍ら、壁厚
の大きいシリンダーで構成するなりに、頑丈にせ
ざるをえない。当然のことながら、これではコス
ト高を招かざるをえないばかりではなく、相当の
重量をもつことになるので、シリンダー装置の据
付け支持体も頑丈しなければならないなどの問題
がある。
発明の目的
以上のことから、本発明は前述の諸問題点を解
消すべくなされたものであつて、制動シリンダー
による制動効果のみならず、主シリンダーそれ自
体において作動ピストンに制動作用が働くように
することで制動を確実かつ効果的に行う、制動シ
リンダー装置を備えた流体シリンダー装置を提供
するのを目的とするものである。
消すべくなされたものであつて、制動シリンダー
による制動効果のみならず、主シリンダーそれ自
体において作動ピストンに制動作用が働くように
することで制動を確実かつ効果的に行う、制動シ
リンダー装置を備えた流体シリンダー装置を提供
するのを目的とするものである。
更に、制動作用時に少なくとも制動シリンダー
に発生する熱量を減少させることができ、しかも
シリンダーの壁厚をも減少させることができ、従
つて低コストかつ、制動作用において信頼性のあ
る、制動装置を備えた流体シリンダー装置を提供
することもまた本発明の目的である。
に発生する熱量を減少させることができ、しかも
シリンダーの壁厚をも減少させることができ、従
つて低コストかつ、制動作用において信頼性のあ
る、制動装置を備えた流体シリンダー装置を提供
することもまた本発明の目的である。
発明の構成
本発明は、第1および第2位置間を移動自在
な、ピストン棒を含む作動ピストンを備え、かつ
該作動ピストンの両側に第1作動室と第2作動室
とを有する主シリンダーと、制動ピストンを備
え、かつ該制動ピストンを中心として前記作動ピ
ストンとは反対側に少なくとも1つの圧力室を有
するとともに、前記制動ピストンが、第1位置か
ら第2位置への前記作動ピストンの移動時には前
記圧力室の流体圧により非制動位置に付勢されて
いるとともに、前記作動ピストンが前記第2位置
への移動の途上、前記第2位置より所定距離だけ
離れた手前に至ると、前記作動ピストンと連結し
て制動位置へと移動するように構成されている制
動シリンダーとからなる流体シリンダー装置に対
してなしたものである。
な、ピストン棒を含む作動ピストンを備え、かつ
該作動ピストンの両側に第1作動室と第2作動室
とを有する主シリンダーと、制動ピストンを備
え、かつ該制動ピストンを中心として前記作動ピ
ストンとは反対側に少なくとも1つの圧力室を有
するとともに、前記制動ピストンが、第1位置か
ら第2位置への前記作動ピストンの移動時には前
記圧力室の流体圧により非制動位置に付勢されて
いるとともに、前記作動ピストンが前記第2位置
への移動の途上、前記第2位置より所定距離だけ
離れた手前に至ると、前記作動ピストンと連結し
て制動位置へと移動するように構成されている制
動シリンダーとからなる流体シリンダー装置に対
してなしたものである。
即ち、本発明では、前述の流体シリンダー装置
において、主シリンダーに第1および第2作動室
とそれぞれ連通し、かつそれぞれの作動室を流体
供給源と接続する第1および第2ポートを形成
し、少なくとも第2ポートと流体供給源との間の
給排路に、第2作動室内の圧力が所定値を越えた
ときのみ第2作動室内の流体を流体供給源に戻す
第1安全弁と、流体供給源から第2作動室への流
体供給を許容する第1逆止弁とを設ける。傍ら、
前記第2作動室と連通する第3ポートをシリンダ
ー装置に設け、この第3ポートをも前記流体供給
源と接続する。それと同時に、制動シリンダーの
圧力室も流体供給源と接続し、この接続流路に、
圧力室の圧力が所定値を越えたときのみ前記圧力
室の流体を流体供給源に戻す第2安全弁と、流体
供給源から圧力室への流体供給を許容する第2逆
止弁とを設ける。又、主シリンダーと制動シリン
ダーとの間に、作動ピストンが制動ピストンと当
接すると同時に、またはその直後に、前記第3ポ
ートを閉塞して、この第3ポートを介する前記大
2作動室と前記流体供給源との連通を遮断する弁
手段を設ける。
において、主シリンダーに第1および第2作動室
とそれぞれ連通し、かつそれぞれの作動室を流体
供給源と接続する第1および第2ポートを形成
し、少なくとも第2ポートと流体供給源との間の
給排路に、第2作動室内の圧力が所定値を越えた
ときのみ第2作動室内の流体を流体供給源に戻す
第1安全弁と、流体供給源から第2作動室への流
体供給を許容する第1逆止弁とを設ける。傍ら、
前記第2作動室と連通する第3ポートをシリンダ
ー装置に設け、この第3ポートをも前記流体供給
源と接続する。それと同時に、制動シリンダーの
圧力室も流体供給源と接続し、この接続流路に、
圧力室の圧力が所定値を越えたときのみ前記圧力
室の流体を流体供給源に戻す第2安全弁と、流体
供給源から圧力室への流体供給を許容する第2逆
止弁とを設ける。又、主シリンダーと制動シリン
ダーとの間に、作動ピストンが制動ピストンと当
接すると同時に、またはその直後に、前記第3ポ
ートを閉塞して、この第3ポートを介する前記大
2作動室と前記流体供給源との連通を遮断する弁
手段を設ける。
このような構成であれば、作動ピストンが第2
位置へと移動して制動ピストンと当接すれば、そ
れまで専ら第3ポートを介して流体供給源に逃が
していた流体が第2作動室に閉じ込められる。作
動ピストンが更に移動し続ければ、第2作動室の
流体はやがて第1安全弁の設定圧をこえるように
なり、これにより第1安全弁が開いてその流体を
流体供給源へ逃がすようになる。
位置へと移動して制動ピストンと当接すれば、そ
れまで専ら第3ポートを介して流体供給源に逃が
していた流体が第2作動室に閉じ込められる。作
動ピストンが更に移動し続ければ、第2作動室の
流体はやがて第1安全弁の設定圧をこえるように
なり、これにより第1安全弁が開いてその流体を
流体供給源へ逃がすようになる。
それと同時に、作動ピストンの移動に伴つて制
動ピストンも非制動位置から制動位置へと、圧力
室内の流体圧に抗して移動する。この時、第2安
全弁は、前記した第1安全弁と同様な作用を行う
ことで、圧力室の流体を徐々と流体供給源へ戻
す。
動ピストンも非制動位置から制動位置へと、圧力
室内の流体圧に抗して移動する。この時、第2安
全弁は、前記した第1安全弁と同様な作用を行う
ことで、圧力室の流体を徐々と流体供給源へ戻
す。
従つて、作動ピストンが制動ピストンと当接し
た直後から、換言すれば第3ポートと第2作動室
との連通が遮断された直後から作動ピストンが第
2位置に達するまての間、第1安全弁の設定圧と
第2作動室における圧力が作用する作動ピストン
の有効面積との積と、第2安全弁の設定圧と圧力
室における圧力が作用する制動ピストンの有効面
積との積の和に等しい制動力が作動ピストンに作
用する。ということは、作動ピストンには、制動
シリンダーからもたらされる制動力のみならず、
主シリンダーにおいて生ずる制動力が作用するの
である。
た直後から、換言すれば第3ポートと第2作動室
との連通が遮断された直後から作動ピストンが第
2位置に達するまての間、第1安全弁の設定圧と
第2作動室における圧力が作用する作動ピストン
の有効面積との積と、第2安全弁の設定圧と圧力
室における圧力が作用する制動ピストンの有効面
積との積の和に等しい制動力が作動ピストンに作
用する。ということは、作動ピストンには、制動
シリンダーからもたらされる制動力のみならず、
主シリンダーにおいて生ずる制動力が作用するの
である。
以上のことから、専ら制動シリンダーから制動
力が与えられている従来のシリンダー装置に比し
て、制動時におけるシリンダー装置の負担が軽減
されているのは明らかである。
力が与えられている従来のシリンダー装置に比し
て、制動時におけるシリンダー装置の負担が軽減
されているのは明らかである。
実施例
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施
例を詳述する。
例を詳述する。
添付図面は本発明を実施した複動型シリンダー
装置の概略縦断面図であつて、このシリンダー装
置1は、ピストン3を有し、かつこのピストン3
により左室2aと右室2bとに内部が区画されて
いる主シリンダー2と、ピストン5を有し、かつ
このピストン5により左室と右室7aとに内部が
区画されている補助シリンダー7とで構成されて
いる。両シリンダー2,7は、隔壁Wを内部に有
する一本の円筒体に、前記隔壁中心として左側と
右側とに構成されているものとして図示してある
が、別々の円筒体を同軸的に連結してもよく、こ
の場合、別々の円筒体の連結端部が隔壁Wを構成
することになる。。一端4aが左室2aへとピス
トン3を貫通した状態で当該ピストン3に係止さ
れているピストン棒4は、ピストン5を摺動自在
に貫通し、かつ補助シリンダー7の自由端壁6を
も摺動自在に貫通して外方へ延在している。主シ
リンダー2の右室2bと補助シリンダー7の左室
とは隔壁Wに形成した通路8を介して互いに連通
しているが、この通路8の直径は、後述の如くピ
ストン3の右動に伴つて当該ピストン3の右端面
に形成した円筒状径大部23が連通8に突入すれ
ば、この径大部23により主シリンダー2の右室
2bと補助シリンダー7の左室との連通が遮断さ
れるように選ばれている。
装置の概略縦断面図であつて、このシリンダー装
置1は、ピストン3を有し、かつこのピストン3
により左室2aと右室2bとに内部が区画されて
いる主シリンダー2と、ピストン5を有し、かつ
このピストン5により左室と右室7aとに内部が
区画されている補助シリンダー7とで構成されて
いる。両シリンダー2,7は、隔壁Wを内部に有
する一本の円筒体に、前記隔壁中心として左側と
右側とに構成されているものとして図示してある
が、別々の円筒体を同軸的に連結してもよく、こ
の場合、別々の円筒体の連結端部が隔壁Wを構成
することになる。。一端4aが左室2aへとピス
トン3を貫通した状態で当該ピストン3に係止さ
れているピストン棒4は、ピストン5を摺動自在
に貫通し、かつ補助シリンダー7の自由端壁6を
も摺動自在に貫通して外方へ延在している。主シ
リンダー2の右室2bと補助シリンダー7の左室
とは隔壁Wに形成した通路8を介して互いに連通
しているが、この通路8の直径は、後述の如くピ
ストン3の右動に伴つて当該ピストン3の右端面
に形成した円筒状径大部23が連通8に突入すれ
ば、この径大部23により主シリンダー2の右室
2bと補助シリンダー7の左室との連通が遮断さ
れるように選ばれている。
補助シリンダー7の内部に摺動自在に収納され
ているピストン5の左端面には、ピストン棒4が
摺動自在に貫通するピストン5の孔と同一内径を
有し、かつ外径が通路8の直径より小さい中空ピ
ストン棒24が一体形成されている。この中空ピ
ストン棒24は、ピストン棒4を囲繞すると同時
に、通路8を摺動自在に貫通している。
ているピストン5の左端面には、ピストン棒4が
摺動自在に貫通するピストン5の孔と同一内径を
有し、かつ外径が通路8の直径より小さい中空ピ
ストン棒24が一体形成されている。この中空ピ
ストン棒24は、ピストン棒4を囲繞すると同時
に、通路8を摺動自在に貫通している。
尚、主シリンダー2の、補助シリンダー7とは
反対側における自由端には、主シリンダー2の左
室2aと連通する室13が形成されているが、左
室2aと室13との連通は、後述の如くピストン
3、しいてはピストン棒4が左動するに伴つて、
ピストン棒4の一端4aが両者間の連通路13a
に突入すれば遮断されるようになつている。
反対側における自由端には、主シリンダー2の左
室2aと連通する室13が形成されているが、左
室2aと室13との連通は、後述の如くピストン
3、しいてはピストン棒4が左動するに伴つて、
ピストン棒4の一端4aが両者間の連通路13a
に突入すれば遮断されるようになつている。
主シリンダー2の左室2aの加圧流体の給排
は、安全弁14と逆止弁17とが並列接続されて
いる流体回路を介して、圧力容器の形で図示した
加圧流体源20と主シリンダー2の自由端近傍に
おいて左室2aと連通して形成した給排ポート9
との間で行なわれる。詳述すれば、安全弁14は
左室2a内の流体を排出する時に、それを加圧流
体源20に戻すべく作用し、また、逆止弁17は
加圧流体源20から左室2aの加圧流体の給送を
許容すべく作用する。尚、室13は加圧流体源2
0と常時連通しているから、加圧流体源20への
流体の戻しはこの室13を介して同時に行なわれ
るとともに、ピストン3の右動に当つては、この
室13に供給される加圧流体がピストン3に対す
る押勢力の一部として作用する。
は、安全弁14と逆止弁17とが並列接続されて
いる流体回路を介して、圧力容器の形で図示した
加圧流体源20と主シリンダー2の自由端近傍に
おいて左室2aと連通して形成した給排ポート9
との間で行なわれる。詳述すれば、安全弁14は
左室2a内の流体を排出する時に、それを加圧流
体源20に戻すべく作用し、また、逆止弁17は
加圧流体源20から左室2aの加圧流体の給送を
許容すべく作用する。尚、室13は加圧流体源2
0と常時連通しているから、加圧流体源20への
流体の戻しはこの室13を介して同時に行なわれ
るとともに、ピストン3の右動に当つては、この
室13に供給される加圧流体がピストン3に対す
る押勢力の一部として作用する。
他方、主シリンダー2の右室2bの加圧流体の
給排は、安全弁15と逆止弁17とが並列接続さ
れている流体回路を介して、圧力容器の形で図示
した加圧流体源21と主シリンダー2の隔壁W近
傍側において右室2bと連通して形成した給排ポ
ート10との間で行なわれる。また、通路8は給
排ポート11を介して圧力流体源21とも連通し
ている。
給排は、安全弁15と逆止弁17とが並列接続さ
れている流体回路を介して、圧力容器の形で図示
した加圧流体源21と主シリンダー2の隔壁W近
傍側において右室2bと連通して形成した給排ポ
ート10との間で行なわれる。また、通路8は給
排ポート11を介して圧力流体源21とも連通し
ている。
更に、補助シリンダー7の右室7aにおける流
体は、ピストン5の右動に伴つて安全弁16を介
して室13へ排出されるが、室13は調節自在オ
リフイス22と逆止弁19とを介して補助シリン
ダー7の右室7aとも連通しているので、後述の
ように右動したピストン5がこのオリフイス22
と逆止弁19とを介して流入した流体により左動
せられるようになつている。
体は、ピストン5の右動に伴つて安全弁16を介
して室13へ排出されるが、室13は調節自在オ
リフイス22と逆止弁19とを介して補助シリン
ダー7の右室7aとも連通しているので、後述の
ように右動したピストン5がこのオリフイス22
と逆止弁19とを介して流入した流体により左動
せられるようになつている。
以上の構成よりなるシリンダー装置の作用を説
明する。ピストン3が今、図示の状態にあつて、
右動させられているとすると、この時ピストン3
を右動させるのに必要な流体圧は、加圧流体源2
0から逆止弁17と給排ポート9とを介して左室
2aに供給されている。同時に、加圧流体源20
と常時連通している室13からも供給されている
が、室13に供給される流体の一部はオリフイス
22と逆止弁19とを介して補助シリンダー7の
右室7aにも給排ポート12を経て流入している
ので、ピストン5は図示の如く左動の終点に付勢
されている。
明する。ピストン3が今、図示の状態にあつて、
右動させられているとすると、この時ピストン3
を右動させるのに必要な流体圧は、加圧流体源2
0から逆止弁17と給排ポート9とを介して左室
2aに供給されている。同時に、加圧流体源20
と常時連通している室13からも供給されている
が、室13に供給される流体の一部はオリフイス
22と逆止弁19とを介して補助シリンダー7の
右室7aにも給排ポート12を経て流入している
ので、ピストン5は図示の如く左動の終点に付勢
されている。
ピストン3が右動するに伴つて、右室2bの流
体は圧縮されようとするが、給排ポート11を介
して加圧流体源21へ戻される。詳述すれば、ポ
ート11と流体源21とは常時連通している一
方、ポート11は通路8を介して主シリンダー2
の右室2bと連通しているので、右室2b内の流
体はポート11を介して流体源21へ戻される。
この時ポート10に流入した流体は、右室2bの
流体圧が安全弁15の設定圧力値を越えて安全弁
15を開ければ、その安全弁15を介して流体源
21へと戻る。
体は圧縮されようとするが、給排ポート11を介
して加圧流体源21へ戻される。詳述すれば、ポ
ート11と流体源21とは常時連通している一
方、ポート11は通路8を介して主シリンダー2
の右室2bと連通しているので、右室2b内の流
体はポート11を介して流体源21へ戻される。
この時ポート10に流入した流体は、右室2bの
流体圧が安全弁15の設定圧力値を越えて安全弁
15を開ければ、その安全弁15を介して流体源
21へと戻る。
ピストン3が右動の終点に近づくと、径大部2
3が中空ピストン棒24と当接するが、この当接
と同時に、またはその直後、通路8が径大部23
により閉塞される。通路8がこのように径大部2
3により閉塞されると、ポート11を介しての右
室2bと流体源21との連通は断たれるが、この
時安全弁15は開となつてポート10が流体源2
1と連通しているので、左室2aにおける流体圧
によりピストン3は右動を続ける。尤も、この時
のピストン3の右動速度は、径大部23と中空ピ
ストン棒24との当接以前における右動速度より
も遅くなつている。
3が中空ピストン棒24と当接するが、この当接
と同時に、またはその直後、通路8が径大部23
により閉塞される。通路8がこのように径大部2
3により閉塞されると、ポート11を介しての右
室2bと流体源21との連通は断たれるが、この
時安全弁15は開となつてポート10が流体源2
1と連通しているので、左室2aにおける流体圧
によりピストン3は右動を続ける。尤も、この時
のピストン3の右動速度は、径大部23と中空ピ
ストン棒24との当接以前における右動速度より
も遅くなつている。
径大部23と中空ピストン棒24との当接後に
おけるピストン3の右動に伴つてピストン5も右
動する。このようにピストン5が右動を開始すれ
ば、補助シリンダー7の右室7aの流体は圧縮さ
れ、かくて、安全弁16の設定圧力値より大きい
圧力値に達して安全弁16を開けるに至る。この
安全弁16の設定圧力値は、室13を経てオリフ
イス22に供給される流体圧と少くとも等しい
か、またはそれより高い流体圧が補助シリンダー
7の右室7aから流入すれば、安全弁16を開け
るように選ばれている。従つて、補助シリンダー
7の右室7aの流体圧により、ピストン5、中空
ピストン棒24、径大部23とを介してピストン
3に制動力が作用することになるので、ピストン
3の右動が緩行して行なわれることになる。
おけるピストン3の右動に伴つてピストン5も右
動する。このようにピストン5が右動を開始すれ
ば、補助シリンダー7の右室7aの流体は圧縮さ
れ、かくて、安全弁16の設定圧力値より大きい
圧力値に達して安全弁16を開けるに至る。この
安全弁16の設定圧力値は、室13を経てオリフ
イス22に供給される流体圧と少くとも等しい
か、またはそれより高い流体圧が補助シリンダー
7の右室7aから流入すれば、安全弁16を開け
るように選ばれている。従つて、補助シリンダー
7の右室7aの流体圧により、ピストン5、中空
ピストン棒24、径大部23とを介してピストン
3に制動力が作用することになるので、ピストン
3の右動が緩行して行なわれることになる。
尚、主シリンダー2の右室2bとポート11と
の連通が通路8への径大部23の突入により断た
れれば、右室2b内の流体の逃げ口はポート10
しかないが、この流体も、安全弁15の設定圧力
値に達しない限り安全弁15を開けることはない
から、ピストン3の右動に対する制動力として作
用することになる。
の連通が通路8への径大部23の突入により断た
れれば、右室2b内の流体の逃げ口はポート10
しかないが、この流体も、安全弁15の設定圧力
値に達しない限り安全弁15を開けることはない
から、ピストン3の右動に対する制動力として作
用することになる。
よつて、径大部23が中空ピストン棒24と当
接して通路8を閉塞してから、ピストン3が右動
の終点に達するまでの間、安全弁15の設定圧力
値と、ピストン3の右端面および径大部23の環
状右端面からなる作動面積との積と、安全弁16
の設定圧力値とピストン5の右端面からなる作動
面積との積との和に等しい圧力が制動力としてピ
ストン3に作用することになる。
接して通路8を閉塞してから、ピストン3が右動
の終点に達するまでの間、安全弁15の設定圧力
値と、ピストン3の右端面および径大部23の環
状右端面からなる作動面積との積と、安全弁16
の設定圧力値とピストン5の右端面からなる作動
面積との積との和に等しい圧力が制動力としてピ
ストン3に作用することになる。
右動の終点に達したピストン3を作動させるに
は、流体源20を構成する圧力容器を大気と連通
させ、流体源21から加圧流体を主シリンダー2
の右室2bへ送り込めば良い。流体源20と21
の切換えは従来公知の方法でこれを行うことがで
きるのでここでは詳述しない。一例として簡単に
説明すれば、流体源20,21を構成する圧力容
器を夫々一点鎖線で示すように切換弁を介してポ
ンプに接続する傍ら、ピストン棒4に設けた作動
片でストロークの両端に設けたスイツチを作動さ
せることで切換弁の位置制御を行えば良い。とも
かく、流体源21から流体が供給されると、これ
は逆止弁18とポート10とを介して主シリンダ
ー2の右室2bに流入する。ポート11にも供給
されるものの、この時は径大部23が通路8に突
入しているので右室2bへ流入することはない。
このように主シリンダー2の右室2bに流体圧が
供給されるとピストン3は左動を開始する傍ら、
左室2a内の流体を室13を介して流体源20に
戻す。これに伴つて径大部23が通路8から離れ
れば、右室2bにはポート10のみならず、ポー
ト11からも流体が流入するようになる。
は、流体源20を構成する圧力容器を大気と連通
させ、流体源21から加圧流体を主シリンダー2
の右室2bへ送り込めば良い。流体源20と21
の切換えは従来公知の方法でこれを行うことがで
きるのでここでは詳述しない。一例として簡単に
説明すれば、流体源20,21を構成する圧力容
器を夫々一点鎖線で示すように切換弁を介してポ
ンプに接続する傍ら、ピストン棒4に設けた作動
片でストロークの両端に設けたスイツチを作動さ
せることで切換弁の位置制御を行えば良い。とも
かく、流体源21から流体が供給されると、これ
は逆止弁18とポート10とを介して主シリンダ
ー2の右室2bに流入する。ポート11にも供給
されるものの、この時は径大部23が通路8に突
入しているので右室2bへ流入することはない。
このように主シリンダー2の右室2bに流体圧が
供給されるとピストン3は左動を開始する傍ら、
左室2a内の流体を室13を介して流体源20に
戻す。これに伴つて径大部23が通路8から離れ
れば、右室2bにはポート10のみならず、ポー
ト11からも流体が流入するようになる。
ピストン3が左動の終点に近づくとともに、ピ
ストン棒4の一端4aが連通路13aに突入すれ
ば、左室2aと室13との連通が断たれ左室2a
内の流体は専らポート9と安全弁14とを介して
流体源20に戻される。安全弁14が開くために
は、ポート9から排出される流体圧が安全弁14
の設定圧力値を越す必要があり、従つて、ピスト
ン3の左動の終期においてもピストン3の左動に
制動力が作用することになる。
ストン棒4の一端4aが連通路13aに突入すれ
ば、左室2aと室13との連通が断たれ左室2a
内の流体は専らポート9と安全弁14とを介して
流体源20に戻される。安全弁14が開くために
は、ポート9から排出される流体圧が安全弁14
の設定圧力値を越す必要があり、従つて、ピスト
ン3の左動の終期においてもピストン3の左動に
制動力が作用することになる。
前述したピストン3の左動中、ピストン5も右
動する。これは、ピストン3の左動に伴つて、左
室2aにおける流体が流体源20へ戻されるとと
もに、オリフイス22と逆止弁19とを介して補
助シリンダー5の右室7aへも流れるからであ
る。しかし、安全弁14とオリフイス22とのそ
れぞれの設定圧によつては、左動の終点にあるピ
ストン3が流体源20からの流体の供給開始に伴
つて右動し始めると同時に、またはその直前に、
前述の如くピストン5が左動して図示の状態に達
するようにすることもできる。言うまでもなく、
ピストン3の左動の終点からの右動は、当初は逆
止弁17とポート9から供給されて左室2aに入
る流体圧の作用により行なわれ、暫く後は、室1
3においてピストン棒4の一端4aに作用する流
体圧によつても右動させられる。
動する。これは、ピストン3の左動に伴つて、左
室2aにおける流体が流体源20へ戻されるとと
もに、オリフイス22と逆止弁19とを介して補
助シリンダー5の右室7aへも流れるからであ
る。しかし、安全弁14とオリフイス22とのそ
れぞれの設定圧によつては、左動の終点にあるピ
ストン3が流体源20からの流体の供給開始に伴
つて右動し始めると同時に、またはその直前に、
前述の如くピストン5が左動して図示の状態に達
するようにすることもできる。言うまでもなく、
ピストン3の左動の終点からの右動は、当初は逆
止弁17とポート9から供給されて左室2aに入
る流体圧の作用により行なわれ、暫く後は、室1
3においてピストン棒4の一端4aに作用する流
体圧によつても右動させられる。
尚、本発明によるシリンダー装置を稼働させる
前記の加圧流体は、必ずしも油圧の如く液体ばか
りではなく、空圧の如くガス体であつてもよいの
は言うまでもない。
前記の加圧流体は、必ずしも油圧の如く液体ばか
りではなく、空圧の如くガス体であつてもよいの
は言うまでもない。
更に、補助シリンダーは、主シリンダーの一端
側に設けたものとして示したが、これを両端に設
けることもできるものであることは当業者には容
易に考えられる。又、本発明の広義的な概念から
すれば、主シリンダーの室13や連通路13a、
それに安全弁14と逆止弁17などは必ずしも必
要なものではなく、流体源20を直接左室2aと
接続し、かつ安全弁16とオリフイス22をも流
体源20に接続してもよい。
側に設けたものとして示したが、これを両端に設
けることもできるものであることは当業者には容
易に考えられる。又、本発明の広義的な概念から
すれば、主シリンダーの室13や連通路13a、
それに安全弁14と逆止弁17などは必ずしも必
要なものではなく、流体源20を直接左室2aと
接続し、かつ安全弁16とオリフイス22をも流
体源20に接続してもよい。
効 果
以上の説明から、本発明による制動装置を備え
た流体シリンダー装置は、主シリンダーそれ自体
において生ずる制動力のみならず、制動シリンダ
ー、即ち補助シリンダーにおいて生ずる制動力が
作動ピストンに作用するように構成されているの
で、制動時に発生する熱エネルギーを押さえるこ
とができる。それに、従来のシリンダー装置にお
ける制動装置と比べれば、本発明で用いる制動装
置は、壁厚の比較的小さいシリンダーで構成する
ことが可能となる。
た流体シリンダー装置は、主シリンダーそれ自体
において生ずる制動力のみならず、制動シリンダ
ー、即ち補助シリンダーにおいて生ずる制動力が
作動ピストンに作用するように構成されているの
で、制動時に発生する熱エネルギーを押さえるこ
とができる。それに、従来のシリンダー装置にお
ける制動装置と比べれば、本発明で用いる制動装
置は、壁厚の比較的小さいシリンダーで構成する
ことが可能となる。
一例を具体的に説明すれば、前述したように、
本発明において得られる全制動力は、安全弁15
の設定圧力値と、ピストン3の右端面および径大
部23の環状右端面からなる作動面積との積と、
安全弁16の設定圧力値とピストン5の右端面か
らなる作動面積との積との和で表されるから、仮
に前述の両面積を等しいものとすれば、得られる
全制動力は安全弁15と16のそれぞれの設定圧
で定まることになり、従つて、この場合に主シリ
ンダー2において作動ピストン3に作用させる制
動力と補助シリンダー7より得られる制動力とを
全制動力の半々にしたければ、安全弁15と16
のそれぞれの設定圧をほぼ等しくすればよいのは
明らかである。
本発明において得られる全制動力は、安全弁15
の設定圧力値と、ピストン3の右端面および径大
部23の環状右端面からなる作動面積との積と、
安全弁16の設定圧力値とピストン5の右端面か
らなる作動面積との積との和で表されるから、仮
に前述の両面積を等しいものとすれば、得られる
全制動力は安全弁15と16のそれぞれの設定圧
で定まることになり、従つて、この場合に主シリ
ンダー2において作動ピストン3に作用させる制
動力と補助シリンダー7より得られる制動力とを
全制動力の半々にしたければ、安全弁15と16
のそれぞれの設定圧をほぼ等しくすればよいのは
明らかである。
その上、主シリンダーにおいて用いる流体と制
動シリンダーにおいて用いる流体とは同一流体供
給源から供給されるものであるから、全体として
の流体回路は、その構成が非常に簡単になるの
で、保守管理ないし維持も容易かつ簡単である。
動シリンダーにおいて用いる流体とは同一流体供
給源から供給されるものであるから、全体として
の流体回路は、その構成が非常に簡単になるの
で、保守管理ないし維持も容易かつ簡単である。
第1図は、本発明を実施した押圧型シリンダー
の概略縦断面図である。 1……複動型シリンダー装置、2……主シリン
ダー、3……ピストン、4……ピストン棒、5…
…ピストン、7……補助シリンダー、8……通
路、23……径大部、24……中空ピストン棒。
の概略縦断面図である。 1……複動型シリンダー装置、2……主シリン
ダー、3……ピストン、4……ピストン棒、5…
…ピストン、7……補助シリンダー、8……通
路、23……径大部、24……中空ピストン棒。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1および第2位置間を移動しうる、ピスト
ン棒を含む作動ピストンを備え、かつ該作動ピス
トンの両側に第1作動室と第2作動室とを有する
主シリンダーと、制動ピストンを備え、かつ該制
動ピストンを中心として前記作動ピストンとは反
対側に少なくとも1つの圧力室を有するととも
に、前記制動ピストンが、第1位置から第2位置
への前記作動ピストンの移動時には前記圧力室の
流体圧により非制動位置に付勢されているととも
に、前記作動ピストンが前記第2位置への移動の
途上、前記第2位置より所定距離だけ離れた手前
に至ると、前記作動ピストンと連結して制動位置
へと移動するように構成されている制動シリンダ
ーとからなる流体シリンダー装置において、 主シリンダーに第1および第2作動室とそれぞ
れ連通し、かつそれぞれの作動室を流体供給源と
接続する第1および第2ポートを形成し、 少なくとも第2ポートと流体供給源との間の給
排路に、第2作動室内の圧力が所定値を越えたと
きのみ第2作動室内の流体を流体供給源に戻す第
1安全弁と、流体供給源から第2作動室への流体
供給を許容する第1逆止弁とを設け、 前記第2作動室と連通する第3ポートをシリン
ダー装置に設け、この第3ポートをも前記流体供
給源と接続し、 制動シリンダーの圧力室を流体供給源と接続
し、この接続流路に、圧力室の圧力が所定値を越
えたときのみ前記圧力室の流体を流体供給源に戻
す第2安全弁と、流体供給源から圧力室への流体
供給を許容する第2逆止弁とを設け、 主シリンダーと制動シリンダーとの間に、作動
ピストンが制動ピストンと連結すると同時に、ま
たはその直後に、前記第3ポートを閉塞して前記
第2作動室と流体供給源との連通を遮断する弁手
段を設け、 而して、作動ピストンと制動ピストンとが連結
した後、第2作動室内と圧力室内のそれぞれの流
体圧で第2位置への作動ピストンの移動を緩行さ
せたことを特徴とする、制動装置を備えた流体シ
リンダー装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載のものにして、
前記ピストン棒は、一端が作動ピストンと連結さ
れ、また他端は主シリンダーないし制動シリンダ
ーと同軸的に隔壁と制動ピストンとを摺動自在に
貫通して外部にて終端しており、前記弁手段が、
前記隔壁に向かつて突出すべくピストン棒と同軸
的に作動ピストンに形成した環状突起と、該環状
突起の外径と等しい、隔壁に形成した孔とからな
り、而して前記第3ポートはこの孔の内周面とピ
ストン棒の外周面との間の〓間を介して第2作動
室と連通していること。 3 特許請求の範囲第2項に記載のものにして、
前記制動ピストンに中空ピストン棒が前記ピスト
ン棒を取巻いて形成されており、中空ピストン棒
の先端に当接することにより作動ピストンと制動
ピストンとをたがいに連結し、かくて作動ピスト
ンの移動が制動ピストンに伝達されるべく、前記
中空ピストンが前記孔に挿入されていること。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NLAANVRAGE7700188,A NL182162C (nl) | 1977-01-10 | 1977-01-10 | Inrichting voor het hydraulisch of pneumatisch aandrijven en afremmen van een werktuig. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5390573A JPS5390573A (en) | 1978-08-09 |
JPS6233441B2 true JPS6233441B2 (ja) | 1987-07-21 |
Family
ID=19827747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP182378A Granted JPS5390573A (en) | 1977-01-10 | 1978-01-10 | Method of braking pusher type cylinder and device for the same |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4210064A (ja) |
JP (1) | JPS5390573A (ja) |
GB (1) | GB1592643A (ja) |
NL (1) | NL182162C (ja) |
Families Citing this family (39)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2441073A1 (fr) * | 1978-11-13 | 1980-06-06 | Moiroux Auguste | Compresseur a action directe equipe d'un piston monobloc |
SU945412A2 (ru) * | 1978-12-27 | 1982-07-23 | Ордена Трудового Красного Знамени институт гидродинамики СО АН СССР | Устройство ударного действи |
DE3044675A1 (de) * | 1980-11-27 | 1982-07-08 | Leybold-Heraeus GmbH, 5000 Köln | Verfahren zur steuerung eines hydraulischen antriebs und fuer die durchfuehrung dieses steuerungsverfahrens geeigneter hydraulischer antrieb |
JPS5910505U (ja) * | 1982-03-15 | 1984-01-23 | エスエムシ−株式会社 | 空気圧シリンダにおけるクツシヨンストロ−クの可変機構 |
DE3214776A1 (de) * | 1982-04-21 | 1983-10-27 | Ernst 7996 Meckenbeuren Hunger | Pneumatischer schaltzylinder fuer synchronisierte getriebe |
JPS59183014A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-18 | Nissan Motor Co Ltd | 油圧式弁駆動装置 |
US4481868A (en) * | 1983-07-21 | 1984-11-13 | Timesavers, Inc. | Fluid cylinder with motion buffered ram assembly |
JPS6051305U (ja) * | 1983-09-17 | 1985-04-11 | エスエムシ−株式会社 | クツシヨン機構を有する空気圧シリンダ |
JPS60208614A (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-21 | Shimadzu Corp | シリンダ式アクチュエ−タの衝撃緩和機構 |
US4651623A (en) * | 1984-12-07 | 1987-03-24 | American Standard Inc. | Work cylinder having a piston member with an integral cushioning arrangement |
JPS61153004A (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-11 | Kitamura Kikai Kk | 外部油圧クツシヨン装置 |
US4641793A (en) * | 1985-04-16 | 1987-02-10 | Rieter Machine Works Limited | Thread winding machine and method of performing automatic changeover of winding of a thread |
JPS6213807A (ja) * | 1985-07-10 | 1987-01-22 | Mitsui Constr Co Ltd | 流体圧シリンダ−装置 |
JPS63122758U (ja) * | 1987-02-04 | 1988-08-10 | ||
US4815694A (en) * | 1987-03-31 | 1989-03-28 | The Bran Ferren Corporation | High speed, high volume gas pulse generator |
JPS6412110A (en) * | 1987-07-03 | 1989-01-17 | Kokan Aen Mekki Kk | High-speed and long-stroke air cylinder and operation method therefor |
DE3825453A1 (de) * | 1988-07-27 | 1990-02-01 | Wilfried Sundermeyer | Hydraulikzylinder |
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