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JPS6233186A - 新規セフアロスポリン誘導体 - Google Patents

新規セフアロスポリン誘導体

Info

Publication number
JPS6233186A
JPS6233186A JP60171838A JP17183885A JPS6233186A JP S6233186 A JPS6233186 A JP S6233186A JP 60171838 A JP60171838 A JP 60171838A JP 17183885 A JP17183885 A JP 17183885A JP S6233186 A JPS6233186 A JP S6233186A
Authority
JP
Japan
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group
formula
compound
hydrogen atom
formulas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60171838A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06102668B2 (ja
Inventor
Susumu Nakagawa
晋 中川
Ryosuke Ushijima
牛嶋 良輔
Eiichi Mano
栄一 真野
Kenichi Saka
憲一 坂
Minoru Sanada
実 真田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MSD KK
Original Assignee
Banyu Phamaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Banyu Phamaceutical Co Ltd filed Critical Banyu Phamaceutical Co Ltd
Priority to JP60171838A priority Critical patent/JPH06102668B2/ja
Priority to DE8585114172T priority patent/DE3581891D1/de
Priority to AT85114172T priority patent/ATE61058T1/de
Priority to EP85114172A priority patent/EP0182210B1/en
Priority to CA000494936A priority patent/CA1276140C/en
Priority to US06/796,187 priority patent/US4742053A/en
Priority to CN85109545A priority patent/CN1008738B/zh
Priority to ES548774A priority patent/ES8705453A1/es
Priority to KR1019850008449A priority patent/KR930005588B1/ko
Priority to ES556786A priority patent/ES8707541A1/es
Publication of JPS6233186A publication Critical patent/JPS6233186A/ja
Publication of JPH06102668B2 publication Critical patent/JPH06102668B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Cephalosporin Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分解 本発明は新規セファロスポリン誘導体に関する。
β−ラクタム抗生物質は、細菌にのみ選択毒性を示し、
動物細胞に対しては影響を与えないことから、副作用の
少ない抗生物質として細菌による感染症の予防並びに治
療に重要な役割を果たしている。特にセファ0スポリン
y、導体は一般にペニシリナーゼに対して安定であり、
その抗菌スペクトルが広く、細菌感染症の予防並びに治
療に供せられる頻度も多い。
従来技術 4級アンモニウム塩構造を有するセファロスポリン誘導
体の記載された公開技術としては、例えば、特開昭53
−53690号、同55−59196号、同58−17
4387号及び同58−198490号等が掲げられる
現在セフォタキシム(Cerotaxime)アンティ
マイクロビアル エイジェント アンド ケモテラビイ
(Ant1microbial八oents and 
Cへemo−therai)V 、 14 749 (
1978))等、第三世代と呼ばれるセファロスポリン
誘導体はダラム陽性菌、ダラム陰性菌、特に腸内細菌群
に優れた抗菌力を示す。
セフタジブイム(CeHazidime )アンテイマ
イクロビアル エイジェント アンド ケモテラビイ〔
八ntimicrobial 八gcnts and 
Chemotherat)y、 17 876 (19
80))は、シュードモナス・エルギノーザ(Pseu
domonas aeruginosa)及びアシネト
バクタ−(Ac1netobacter )に対して、
これまで知られている中で最も優れたセファロスポリン
誘導体である。
発明が解決しようとする問題点 セファロスポリン誘導体は、種々の耐性の機構をもつ耐
性のぶどう球菌又は耐性のシュードモナス−エルギノー
ザ(Pseudomonas aerugin。
Sa)、アシネトバクタ−・カルコアセティカス(八c
tnetobacter Ca1COaCetiCuS
 ) 、セラチア9マルセツセンス(Serratia
 marcescens )等のぶどう糖部発酵ダラム
陰性桿菌に対する抗菌活性が低い。従って、これらの菌
による難治性感染症の治療のために、より強力で広範囲
のスペクトルをもつ新規セファロスポリン誘導体が求め
られている。
また、前掲のセフオタキシム等、第3世代と呼ばれるセ
ファロスポリン誘導体は、ダラム陽性菌、ダラム陰性菌
、特に腸内細菌群に優れた抗菌力を示すが、シュードモ
ナス(Pseudomonas )及びアシネトバクタ
−(ACinOtObaCtQr)に強力な抗菌作用を
示すものは稀である。従ってこれらの菌、あるいはこれ
らの菌と他の菌との混合感染による重篤な感染症の治療
に、もつと強力で有効な治ffl薬が望まれている。
問題を解決するための手段 本発明者らは、7位の側鎖として2−(2−アミノチア
ゾール−4−イル)−2−ffi換オキシイミノアセチ
ル基を有し、3位に2−メチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−置換イソキノリニウムメチルの置換した新規
セフェム化合物を合成し、この化合物が広範囲の強力な
抗菌スペクトルを有することを見出して本発明を完成し
た。
作  用 本発明は、一般式 (I) (式中R1はカルボキシル基により置換されていてもよ
い環状の低級アルキル基、R2、[ン3及びR1は同一
でも異なってもよく、ぞれぞれ水素原子、水酸基、メト
キシ基又はアレ1〜キシ基を示ツー)で表わされる化合
物、その塩又は生理的に加水分解可能なそのニスデルで
ある。
一般にオキシイミノ基にf3【プる置換はE又はZの幾
何異性の構造をとりうるが、式■の化合物の7位のアシ
ルアミノ部分に含まれるオキシイミノ基の置換はZの構
造を有している。式■の化合物の置換WR’においてカ
ルボキシル基により置換されていてもよい環状の低級ア
ルキル基としては、例えば、シクロプロピル基、シクロ
ブチル基、シクロペンデル基、シクロヘキシル基、1−
カルボキシ−1−シクロプロピル基、1−カルボキシ−
1−シクロブチル基、1−力ルボキシ−1−シクロペン
チル基または1−カルボキシ−1−シフヘキシル基等が
挙げられる。
セフェム3位の2−メチル−1,2,3,4−テl〜ラ
ヒドロー置換イソキノリニウムメチルの置換イソキノリ
ン環としては、例えば、無置換イソキノリン、6−ヒド
ロキシイソキノリン、7−ヒドロキシイソキノリン、6
−アセトキシイソキノリン、l−アセトキシイソキノリ
ン、6−メトキシイソキノリン、7−メ1−キシインキ
ノリン、5.6−ジヒドロキシイソキノリン、6.7−
ジヒドロキシイソキノリン、7.8−ジヒドロキシイソ
キノリン、5.6−ジヒドロキシイソキノリン、G、7
−ジア1? ?−キシイソキノリン、1.8−シア廿1
−キシイソキノリン、5,6−ジメトキシイソキノリン
、6.7−ジメトキシイソキノリン、7.8−ジメトキ
シイソキノリン、5,6.7−1〜リヒドロキシインキ
ノリン、5,6.8−トリヒドロキシインキノリン、5
,7.8− t−ジヒドロキシイソキノリン、6,7.
8−トリヒドロキシイソキノリン、5.6.7−トリア
セトキシイソキノリン、5,6.8−1〜リアはトキシ
イソキノリン、5.7.8−1〜リアセ1−キシイソキ
ノリン、6.γ、8−1−リアt?I−キシイソキノリ
ン、5,6.7−トリメ1−キシイソキノリン、5,6
.8−t−ジメトキシイソキノリン、5.7.8−トリ
メ1〜キシイソキノリン、6,7.8−トリメトキシイ
ソキノリン、5.6−シヒドロキシー7−メ1−キシイ
ソキノリン、5.6〜ジヒドロキシ−8−メトキシイソ
キノリン、6.7−シヒドロキシー5−メトキシイソキ
ノリン、  6.7−シヒドロキシー8−メトキシイソ
キノリン、7.8−ジヒドロキシ−5−メトキシイソキ
ノリン、7.8−ジヒドロキシ−6−メ1−キシイソキ
ノリン、5.6−ジアセドキシー7−メ1ヘキシイソキ
ノリン、5.6−ジアセドキシー8−メトキシイソキノ
リン、6.7−ジアセhキシー5−メトキシイソキノリ
ン、6.7−ジアl〜キシ−8−メトキシイソキノリン
、7.8−ジアセトキシ−5−メトキシイソキノリンま
たは7.8−ジアセトキシ−6−メトキシイソキノリン
等が挙げられる。
式1の化合物は、下記の方法により製造できる。
一般式 (式中R5は水素原子又はアミン保護基、R6は水素原
子又はカルボキシル保護基、R7は保護されたカルボキ
シル基により置換されていてもよい環状の低級アルキル
基、Xはハロゲン原子又は脱離基、YはS又はSQを示
す)で表わされる化合物又はその塩を、一般式 (式中R8、R9及びR1は同一でも異なってもよく、
それぞれ水素原子、保護されていてもよい水酸基、メ[
〜キシ基又はアセトキシ基、R1+は水素原子又はメチ
ル基を示″9)で表わされるアミンと反応させて、一般
式 (式中R5、R6、R7、R8,R9、R1、R1+及
びYは前記の意味を有し、><eは陰イオンを示′il
l’ )で表わされる化合物となし、これを必要に応じ
メチル化及び/又は還元したのら、保護基を除去する(
A法)。
一般式 (式中R6、−1R9、R1及びXOは前記の意味を右
する)で表わされる化合物、その塩又はそのシリル化合
物を、一般式 (式中R5及びR7は前記の意味を有する)で表わされ
るカルボン酸の反応性誘導体によりアシル化して、一般
式 C式中R5,1<6、]ゼ、1<8、[で9、R”及ヒ
Xe ハ前記(7)意味を右する)で表わされる化合物
となし、次いで保護基を除去する(13法)。
式■の化合物及び式Vtのカルボン酸の置換基1<5の
ためのアミン保13としては、例えば1〜リヂル基、ホ
ルミル基、クロロアレチル基、トリフルオロアセデル基
、t−ブl〜キシカルボニル基、1〜リメヂルシリル基
、t−ブチルジメチルシリル基等が挙げられる。酸処理
によって容易に除去できる[ヘリデル基が特に好ましい
置換基R6及びR1のためのカルボキシル保15どして
は例えば下記の保冷基が挙げられる。低級アルキル基例
えばt−ブチル基、ハロアルキル基例えば2,2.2−
 トリクロロエチル基、アルカノイルオキシアルキル基
例えばアセトキシエチル基、プロピオニルオキシメチル
基、ピバロイルオキシメチル基、2−アセトキシエチル
基、2−プロピオニルオキシメチル基等、アルカンスル
ホニルアルキル基例えばメシルエチル基、2−メシルエ
チル基等、アラルキル基例えばベンジル基、4−メトキ
シベンジル基、4−ニトロベンジル基、フェネチル基、
トリチル基、ベンツヒドリル基、ビス(メトキシフェニ
ル)メチル基、3.4−ツメ1−キシベンジル基等、ア
ルキルシリル基例えばトリメチルシリル基など。
酸処理によって容易に除去できるペンツヒドリル基又は
t−ブチル基が特に好ましい。式■の化合物の置換基X
のためのハロゲン原子としては、例えば塩素、臭素、沃
素等、J152離基としては例えばアセトキシ基、i〜
リフルオロアセトキシ基、メタンスルホニルオキシ基、
トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、フェニルスル
ボニルオキシ基、p−トリルスルホニルオキシ基等が挙
げられる。特に臭素又は沃素が好ましい。
式Vlのカルボン酸の反応性誘導体としては、例えば酸
ハロゲン化物、混合酸無水物、活性エステル等が用いら
れる。式VIのカルボン酸の酸ハロゲン化物は、カルボ
ンM (VI )をハロゲン化剤と反応させることによ
り得られる。この酸ハライド形成反応は、不活性溶媒例
えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロルエタン、ベ
ンゼン、トルエン等及びこれらの混合物中で行われる。
ハロゲン化剤としては例えば塩化チオニル、三塩化燐、
オキシ塩化燐、五塩化燐、三臭化燐、オキザリルクロラ
イド、ホスゲン等が用いられる。ハロゲン化剤の使用量
は、カルボンM(Vl)1モルに対し、1〜10モル好
ましくは1〜1.5モルである。 反応温度は−40〜
+100℃好ましくは一20〜+20℃である。
式■Iのカルボン酸の混合酸無水物は、カルボン酸(V
l)をクロル炭酸アルキル、脂肪族カルボン酸クロライ
ド等と反応させることにより得られる。反応は不活性溶
媒例えばアレトン、ジオキサン、アセトニトリル、テト
ラヒドロフラン、塩化メチレン、クロロホルム、ベンピ
ン、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド等又はこれらの
混合物の中で行われる。本反応は三級アミン例えばトリ
エチルアミン、N−メチルモルホリン等の存在下に行う
ことが好ましい。反応温度は−30〜+20℃好ましく
は一15〜O℃である。
式Vlのカルボン酸の活性ニスデルは、カルボン酸(V
l)を好ましくは1〜1.2モルのN−ヒドロキシ化合
物又はフェノール化合物と反応させることにより得られ
る。反応は不活性溶媒例えばアセトン、ジオキサン、ア
tit−二トリル、テトラヒドロフラン、塩化メヂレン
、クロロホルム、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド等
又はこれらの混合物の中で行われる。N−ヒドロキシ化
合物としては例えばN−ヒドロキシスクシンイミド、N
−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシベンズトリ
アゾール等、フェノール化合物としては例えば4−ニト
ロフェノール、2.4−ジニトロフェノール、トリクロ
ロフェノール、ペンタクロロフェノール等が用いられる
。この反応は縮合剤例えばN、N’ −ジシクロへキシ
ルカルボジイミドの存在下に行うことが好ましい。反応
温度は−30〜+40℃好ましくは一10〜+25℃、
反応時間は30〜120分である。
基Y ffi Sである式■の化合物は、一般式(式中
R6及びXは前記の意味を有し、Zは水素原子又はアシ
ル基を示す)で表わされる化合物を式Vlのカルボン酸
の反応性誘導体を用いてアシル化することにより得られ
る。また基YがSOである式■の化合物は、基YがSで
ある式■の化合物を酸化することにより得られる。置換
基Xが沃素である式■の化合物は、X Ifi塩素であ
る式■の化合物を沃化ナトリウムと反応ざVて¥Haす
ることが好ましい。
式Vの化合物は、Zがアシル基である式■の化合物を1
テ1がメチル基である弐■のアミンと反応させたのち、
脱アシル化することにより1がられる。
式■の化合物は、一般式 (式中Rs及び2は前記の意味を有する)で表わされる
化合物から容易に製造することができる。
A法により式1の化合物を製造するに際しては、まず溶
媒中で式■の化合物を弐■の遊離アミン又はアミン塩と
反応させる。アミン塩として塩化水素酸塩、臭化水素酸
塩、WtM塩及び酢酸塩等を用いる場合は、中和量の3
級アミン例えばトリエチルアミン等の存在下に反応を行
う。
溶媒としては例えば塩化メチレン、クロロホルム、エー
テル、酢酸エチル、酢酸ブチル、テトラヒドロフラン、
アセ1〜ニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキサイド等の非水有機溶媒又はこれらの混合物が用
いられる。式■のアミンは前記溶媒中で、N、O−ビス
トリメチルシリルアセトアミド等のシリル化剤でシリル
化して使用することもできる。式■のアミンの使用量は
、式■の化合物1モルに対し、1〜2モルである。反応
温度は0〜35℃で、反応は0.5〜5時間で終了する
置換基RI+が水素原子である式■の2級アミンを用い
る場合には、その生成物(IV )を単離することなく
反応溶液のまま、あるいはその生成。
物(IV ’)を分離精製して、沃化メチルと反応させ
、アンモニオ化合物(IV)とする。このメチル化反応
を前記の非水有機溶媒中で行う場合、沃化メチルの使用
量は生成分(IV)1モルに対し、1〜30モル好まし
くは3〜15モルで、反応温度は一30〜+35℃、反
応は数時間ないし数日で終了する。また溶媒の不在下に
生成物(IV)に過剰の沃化メチルを10〜35℃で、
5〜20時間反応させることによってもアンモニオ化合
物(IV ’)が得られる。
基Yが>S−Oである式■の化合物を用いる場合には、
アンモニオ(IV )を公知の方法、例えばジャーナル
 オブ オーガニック ケミストリー(Journal
 or’ Organic Chemistry)35
巻2430 (1970) 、シンセシス(Synth
esis ) 58 (1979)又はジャーナルオブ
 ケミカル リサーチ(Journal or Che
micat Re5earch) 341 (1979
)等に記載の方法により還元する。例えば生成物(IV
 )を不活性有機溶媒例えばアセトン、塩化メチレン、
クロロホルム、テトラヒドロフラン、酢酸エチル等に溶
解し、沃化カリウム又は沃化ナトリウムを加え、−40
〜O℃でアセチルクロライドを滴下し、−20〜−10
℃で1〜5時間反応させることにより還元できる。沃化
物の使用量は、生成物(IV)1モルに対し、3.5〜
10モル、アセチルクロライドの使用量は、1.5〜5
モルである。こうして得られた化合物から保護基を除去
すると式Iの化合物が得られる。
保護基の除去方法はその保護基の種類に応じて常用の方
法を適宜選択して行うことができる。
酸による方法が好ましく、酸としては例えば義酸、トリ
フルオロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、p−1−ルエンス
ルボン酸、塩酸等の無機もしくは有機酸等があげられ、
トリフルオロ酢酸が好ましい。な13Fmとしてトリフ
ルオロ酢酸を用いる場合には、アニソールを添加するこ
とにより反応が促進される。またこの反応は不活性溶媒
、例えば塩化メチレン、塩化エチレン、ベンゼン等の有
機溶媒あるいはこれらの混合溶媒の中で、好ましくは塩
化メチレン中で行うこともできる。反応時間は特に限定
されず、原料化合物及び反応生成物の化学的性質、保護
基の種類、除去方法等の種類に応じて適宜選択するが、
冷却下ないし加温程度の緩和な条件で行うのが好ましい
方法により式1の化合物を製造するに際しては、まず溶
媒中で式Vの化合物を式Vlのカルボン酸の反応性誘導
体と反応させる。反応は不活性溶媒例えば水、アセトン
、ジオキサン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、
塩化メチレン、クロロホルム、ベンビン、酢酸エチル、
ジメチルボルムアミド等又はこれらの混合物の中で行わ
れる。カルボン酸(Vl )の反応性誘導体の使用量は
、式Vの化合物1モルに対し、1〜1.5モルである。
反応温度は−40〜+40℃好ましくは一20〜+30
℃である。カルボンN(Vl)の酸クロライド又は混合
酸無水物を用いる場合は、炭酸アルカリ金属又は有機ア
ミン例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、N−
メチルモルホリン等の存在下に反応させることが好まし
い。
反応終了模、生成物(vl)を分離しA法と同様に保護
基を除去すると、式1の化合物が得られる。
式■の化合物は常法により塩又は生理的に加水分解可能
なエステルとすることができる。
式■の化合物の塩としては医療上許容される慣用的なも
の、例えばナトリウム、カリウム等のアリカリ金属、カ
ルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、N、N
’ −ジベンジルエチレンジアミン、プロ力イン等の有
機アミン、塩酸、燐酸、硫酸、硝酸、過クロル酸、臭化
水素酸等の無(ff酸、酢酸、乳酸、プロピオン酸、マ
レイン酸、フマール酸、りんご酸、酒石酸、くえん酸等
の有機酸、メタンスルホン酸、イセチオン酸、p−トル
エンスルホン酸等の有機スルホン酸、アスパラギン酸、
グルタミン酸等のアミノ酸の塩が挙げられる。生理的に
加水分解可能なエステルとしては、例えばアセトキシメ
チルエステル、ピバロイルオキシメチル等のアセトキシ
アルキルエステル類、1−(エトキシカルボニルオキシ
)−1−エチル等のアルコキシカルボニルオキシアルキ
ルエステル類、1−フタリジルエステル、5−メチル−
2−オキソ−1,3−ジオキソ−ルー4−イルメチル等
の5−置換−2−オキソ−1,3−ジオキソ−ルー4−
イルメチルエステル類等が好ましい。
本発明の化合物の種々の細菌に対する最小阻止濃度(H
IC:μg/ml)を、セフオタキシム(Cerota
xime)及びセフタジブイム(CeftaZidim
e )を比較化合物として、センシティビティ ディス
ク アガールにツスイ)  (5ensitivity
Disk Aoar(Nissui))を用いて寒天平
板希釈法で測定した(菌数: l Q6CFU/d)。
その結果を下記表に示す。
本発明の化合物は感受性並びに耐性のグラム陽性菌及び
グラム陰性菌、特に耐性のシュードモナス−エルギノー
ザ(PSeudOmOnaS aerugin。
Sa)、シーム−トモナス・セパシア(Pscudom
onascepacia ) 、アシネトバクタ−・カ
ルコアセディカス(Acinetobacter ca
lcoaccticus )等に強い抗菌力を示した。
したがって本発明はさらに、式■の化合物、その塩又は
生理的に加水分解可能なそのエステルを有効成分として
含有する抗菌剤として有用である。
本発明の化合物は、固体又は液体の試形剤の担体と混合
し、経口投与、非経口投与又は外部役勾に適した医薬製
剤の形で使用することができる。医薬製剤としては注射
剤、シロップ剤、乳剤等の液剤、錠剤・カプセル剤、顆
粒剤等の固形剤、軟膏、坐剤等の外用剤等が挙げられる
前記の製剤には助剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤等の通常
使用される添加剤が含まれていてもよい。例えば注射剤
には注射用蒸溜水、生理食塩水、リンゲル液等の溶解液
、パラオキシ安息香酸メチル、バラオキシ安息香酸プロ
ピル等の保存剤等の添加剤を含有してもよい。シロップ
剤、乳剤等の液剤には、ンルビ1−−ルシロップ、メチ
ルセルロース、グルコース、しょ糖シロップ、ゼラチン
、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、ステアリン酸アルミニウムゲル、食用油、扁桃
浦、ココナツ油、油性エステル、ソルビタンモノオレエ
ート、プロピレングリコール、グリセリン、エチルアル
コール、水等のほか、アラビアゴム、ゼラチン、レシチ
ン等の乳化剤、ツイーン、スパン等の界面活性剤等を含
有してもよい。固形剤としては乳糖、しょ糖、とうもろ
こし殿粉、燐酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム
、タルク、珪酸、アラビアゴム、ゼラチン、ソルビトー
ル、トラガント、ポリビニルピロリドン、ポリエチレン
グリコール、ラウリル硫酸ナトリウム等が用いられる。
軟膏、坐剤の基剤としては例えばカカオ脂、グリセリド
類、ポリエチレングリコール類、白色ワセリン等が用い
られる。必要に応じて界面活性剤や吸収促進剤を含有し
てもよい。
本発明化合物(I)は細菌感染症例えば呼吸器感染症、
尿路感染症、産婦人科感染症、化膿性疾患、外科感染症
等の治療及び予防に用いることができる。投与量は患者
の年齢及び状態によって異なり、通常は1日当り1〜1
00my/3yの範囲で使用され、1日当り5〜30r
Rg/Kgで2〜4回に分けて投与することが好ましい
次に実施例を挙げて本発明を更に詳説するが本発明はこ
れに限定されるものではない。
実施例 実施例 1 (八)ベンツヒドリル 7− ((Z)−2−シクロペ
ンチルオキシイミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)アセトアミド) −3−(6,7−シ
ヒドロキシー1.2,3.4−テトラヒドロイソキノリ
ン−2−イル)−3−セフェム−4−カルボキシレート
 1−オキサイド ベンツヒドリル 3−ヨードメチル−7−((Z)−2
−シクロペンチルオキシイミノ−S’−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド〕 −3−
セフェム−4−カルボキシレート3.5g(3,49ミ
リモル)をジメチルホルムアミド15dに溶解し6.7
−シヒドロキシー1.2,3.4−テトラヒドロイソキ
ノリン・臭化水素酸塩1.28 g(5,2ミリモル)
及びトリエチルアミン0.73 d(5,2ミリモル)
を室温で加えた。反応溶液を1時間撹拌したのら、減圧
下にジメチルボルムアミドを留去した。残漬に水及びク
ロロホルムを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した。無
水硫酸ナトリウムで脱水したのら、減圧下に濃縮して得
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(2〜5
%メタノール・クロロホルム)に付し、標記化合物3g
(収率82.6%)を得た。
IR(にBr)  : 1810.1730.1660
.1620.1530cm−INHrl(0830−d
6’)δ:  1.4〜1.9(811,m)。
2.3〜3.4(1011,m) 、  4.65(1
11,m) 。
5.07(Ill、d、J=4.511Z) 、  5
.85(111,dd。
J−4,5及び711z) 、  6.31(111,
s) 。
6.42(111,s)  、  6.77  (11
1,s)。
6.97(ill、s)  、  7.15〜7.5 
(2511゜brs)  、  8.4〜8.8(31
1,m)CB)ペンツヒドリル 7− ((Z)−2−
シクロペンチルオキシイミノ−2−(2−トリチルアミ
ノチアゾール−4−イル)アセトアミド) −3−(6
,7−シヒドロキシー2−メチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロ −2−イソキノリニウム)メチル−3−セ
フェム−4−カルボキシレート 1−オキサイド・ヨー
ド塩 (八)で得た化合物3g(2,3ミリモル)をヨウ化メ
チル20ad! (321ミリモル)に溶解し、空温で
19時間撹拌した。反応溶液を減圧下に濃縮して冑た残
渣にエーテルを加え、粉末上の標記化合物2.5g(収
率73.3%)を冑だ。
NHR(DH3O−66)δ:  1.4〜1.9(8
11,m)。
2.6〜4.4(1311,m) 、  4.63 (
III、m)。
5.13(Ill、m) 、  5.93(ill、m
) 。
6.43(Ill、S) 、  6.60(III、S
) 。
6.18(III、S)  、  γ、12(Ill、
S)  。
7.3〜7.5(2511,brs)  、  8.8
0(211,m)(C)ペンツヒドリル ?−((Z)
−2−シクロペンチルオキシイミノ−2−(2−トリチ
ルアミンチアゾール−4−イル)アセトアミド) −3
−(6,7−シヒドロキシー2−メチル−1,2,3,
4−テトラヒドロ−2−イソキノリニウム)メチル−3
−セフェム−4−カルボキシレート・ヨード塩(B)で
得た化合物2.5g(2,1ミリモル)をアセトン50
dに溶解し、ヨウ化カリウム3,5g(21ミリモル)
を加えたのち、−20℃でアセチルクロライド0.75
 d (10,5ミリモル)を滴下した。反応溶液を一
10℃で5時間撹拌した。反応溶液を2%メタ重亜硫酸
ナトリウム水溶液に注ぎ、析出物を濾取した。析出物を
クロロホルムに溶解し、飽和食塩水で洗浄したのち、有
機層を無水硫酸ナトリウムで脱水した。減圧下に溶媒を
留去し、標記化合物2.2g(89%)を得た。
IR(KBr)  :  1800,1730,168
0,1620,1530゜1450.1360ロー1 NHR(DH3O−d6) 6 :  1.2〜2.0
(811,m)。
5.43(III、m)  、  5.90(11t、
m)  、  6.50(ill、S)、  8.63
(111,S)  、  6.77(111,S)  
6.95(111,s)  、  7.0〜7.7(2
5tl、brs)  。
9.55(111,m) (D) 7− ((z)−2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−シクロペンチルオキシイミノアセト
アミド) −3−(6,7−シヒドロキシー2−メチル
″−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソキノリニ
ウム)メチル−3−セフェム−4−カルボキシレート (C)で冑だ化合物2.1g(1,8ミリモル)を塩化
メチレン10d及びアニソール2dに溶解し、冷却下ト
リフルオロ酸M16meを滴下したのち、同温度で2時
間撹拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残渣にエーテル
を加え沈殿物を集めた。
この沈殿物に水2007を加え不溶物を除去したのちそ
の重液を逆相カラムクロマトグラフィー(Waters
 PrePack 500/C−18:15〜40%メ
タノール・水)で精製し、目的物を含む分画を集め凍結
乾燥により標記化合物220rIT!(収率19.5%
)を得た。
融 点= 178℃ (分解) IR(にBr)  :  1780,1670.1B2
0,1540,1390゜1360cm−1 NHR(DH3O−d6’)δ:  1.3〜1.9(
811,m)。
2.90(311,brs) 、  3.0〜4.8(
1011,m) 。
4.65(Ill、m) 、  5.17(111,d
、J−4,511Z)。
5.65(Ill、dd、J=4.5及び911z) 
6.51(Ill、s) 、  6.62(111,s
)。
6.68(ill、S) 実施例 2 (八)ペンツヒドリル 7− ((z)−2−(1−t
ar−ブトキシカルボニル− ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル
)アセトアミド)−3−ヨードメチル−3−セフェム−
4−カルボキシレート 1−オキサイド ペンツヒドリル 7− ((Z)−2−(1−ter−
ブトキシカルボニル−1−シクロプロキシイミノ)−2
−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセト
アミド〕−3−クロロメチル−3−セフェム−4−カル
ボキシレート14.2g(14,7ミリモル)を塩化メ
チレン280dに溶解し、水冷下メタクロル過安息香酸
2.98 g (14,7ミリモル)を加え10分間撹
拌した。反応溶液に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液6
0dを加えたのち、この溶液を5%炭酸水素ナトリウム
水溶液中に注ぎ、塩化メチレンで抽出し、無水硫酸ナト
リウムで脱水した。
減圧濃縮して得た残渣をアセトン300dに溶解したの
ら、0℃でヨウ化ナトリウム4.4g(29゜4ミリモ
ル)を加え、室温で15分間撹拌した。反応溶液をチオ
硫酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄したのち有機
溶媒層を無水硫酸ナトリウムで脱水した。減圧濃縮で得
た残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル二〇−ヘキサン=1:2)に付し、標記
化合物9.52 g(収率60%)を得た。
(B)ペンツヒドリル 7− ((z)−2−(1−t
er−7トキシカルボニルー1−シクロプロポキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル
)アセトアミド)−3−(6,7−シヒドロキシー1.
2,3.4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシレート1−オキサ
イド (A)で得た化合物3.0g(2,8ミリモル)をジメ
チルホルム7ミド30成に溶解し、6.1−ジヒドロキ
シ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン・臭化
水素酸塩0.85 g(3,3ミリモル)及びトリエチ
ルアミン0.93 d(6,6ミリモル)を加え、室温
で2時間撹拌した。減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲル
フラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル二〇
−ヘキサン−3:1)に付し無晶形の標記化合物3.8
8 g(ジメチルホルムアミドを含む)を得た。
Ml(R(D)180−d6)δ:  1.40(13
11,m)、  5.08(11i、d、J−4hZ)
、  5.90(IN、Q、J−4,8) 。
6.32(III、brs)  、  6.42(II
I、brs)  。
6.84(IH,S)  、  6.97(IH,5)
(C)ペンツヒドリル 7− ((z)−2−(1−t
ar−ブトキシカルボニル−1−シクロプロポキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル
)アセトアミド) −3−(6,7−シヒドロキシー2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ −2−イソ
キノリニウム)メチル−3−セフェム−4カルボキシレ
ート 1−オキサイド・ヨード塩 CB)で得た化合物3.88 (jをヨウ化メチル3h
te (610ミリモル)に溶解し、室温で12時間放
置した。減圧下、過剰のヨウ化メチルを留去したのち、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5%メタ
ノール・塩化メチレン)にて精製し、無晶形の標記化合
物3.2gCB工程からの収率73%)を得た。
NHR(DH3O−66)δ:  1.40(13+1
.III)、  2.80(311,brs)、  5
.18(ill、brd)  、  6.95(tll
、m)、  6.43(ill、brs)  、  6
.58  (111゜brs)、  6.85(1!l
、s)   。
(0)ペンツヒドリル 7− ((z)−2−(1−t
er−ブトキシカルボニル−1−シクロプロポキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル
)アセトアミド) −3−(6,γ−ジヒドロキシー2
−メチルー1.2,3.4−テトラヒドロ−2−イソキ
ノリニウム)メチル−3−セフェム−4−カルボキシレ
ート・ヨード塩 (C)で得た化合物3.2g(2,54ミリモル)をア
セトン32dに溶解し、ヨウ化カリウム1.68g(1
0,1ミリモル)を加え、−5℃でアセチルクロライド
0.36 d(5,07ミリモル)を滴下し、1時間撹
拌した。反応溶液を10%メタ重亜硫酸ナトリウム水溶
液170 mQ中に注いだのち、酢酸エチルで抽出した
。抽出液を無水硫酸ナトリウムで脱水したのち、減圧下
に溶媒を留去し、標記化合物を含む残渣を得、精製する
ことなく次の反応に用いた。
(E) 7− ((z)−2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−(1−カルボキシ−1−シクロプロ
ポキシイミノ)アセトアミド) −3−(6,7−シヒ
ドロキシー2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
 −2−イソキノリニウム)メチル−3−セフェム−4
−カルボキシレート (D)で得た残渣を塩化メチレン6d及びアニソール6
dに溶解したのち、0℃でトリフルオロ酢酸15rd、
を加え1時間撹拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残漬
に酢酸エチル及び水を加え、水層を分取したのち、再び
有機層を2回水で抽出した。水層を合わせ濃縮したのち
、逆相カラムクロマトグラフィー(ODS;LC−3o
rb)により精製し、標記化合物131mg (ジアス
テレオマーA、Bの混合物、(D)からの収率8%)を
得た。
融 点: 156℃ (分解) IR(KBr)  : 3420.1780.1620
cm−1NHR(DH3O−d6)δ:  1.32(
411,m) 、  2.80(311,brs)  
、  4.95(Ill、m)  、  5.40(i
ll、m)、  6.2〜6.3(III、m)、  
6.35(III、s)  、  6.84(lft、
s)  、  8.04(lli、m)実施例 3 (A)ベンツヒドリル 7− ((2)−2−(1−ベ
ンツヒドリルオキシカルボニル−1−シクロペンチルオ
キシイミノ) −2−(2−トリチルアミノチアゾール
−4−イル)アセトアミド)−3−クロロメチル−3−
ロフエムー4−カルボキシレート (Z)−2−(1−ベンツヒドリルオキシカルボニル−
1−シクロペンチルオキシイミノ) −2−(2−トリ
デルアミノチアゾール−4−イル)酢112.129(
3ミリモル)及びペンツヒドリル 7−アミノ−3−ク
ロロメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート1.
24 g(3ミリモル)を塩化メチレン50dに溶解し
、水冷下N、N−ジメヂルアニリン1.2m (9,6
ミリモル)を加えたのら、オキシ塩化リン0.29 m
(! (3,15ミリモル)を滴下し、同温度で4時間
撹拌した。反応溶液にクロロホルム3〇−及び水30d
を加え有機層を水及び飽和食塩水で洗浄したのら、無水
硫酸ナトリウムで脱水、濃縮して標記化合物残渣を得、
精製することなく次′の反応に用いた。
(B)ペンツヒドリル 7− ((Z)−2−(1−ベ
ンツヒドリルオキシカルボニル−1−シクロペンチルオ
キシイミノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)アセトアミド)−3−クロロメチル−3−セ
ファム−4−カルボキシレート 1−オキサイド (A)で得た残渣を塩化メチレン50dに溶解し、水冷
下にメタクロロ過安息香酸く純度80%)710Itg
(3,3ミリモル)加え20分間撹拌した。反応溶液に
塩化メチレン30 IILe及び5%炭酸水素ナトリウ
ム水溶液40dを加えたのち、有機層を分液し、水及び
飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで
脱水したのち濃縮して標記化合物残渣を得、精製するこ
となく次の反応に用いた。
(C)ペンツヒドリル 7− ((Z)−2−(1−ベ
ンツヒドリルオキシカルボニル−1−シクロペンチルオ
キシイミノ) −2−(2−トリチルアミノチアゾール
−4−イル)アセトアミドシー3−ヨードメチル−3−
セフェム−4−カルホキシレー1へ 1−オキシイド (8)で1また残漬をアセトン40dに溶解し、ヨウ、
化ナトリウム990mg(6,6ミリモル)を加え、室
温で30分撹拌した。反応溶液に酢酸エチル120d及
び5%ヂチオ酸ナトリウム水溶液20蔵を加え分液した
。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄したのち、無水硫酸
ナトリウムで脱水し濃縮した。濃縮残渣をシリカゲルフ
ラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル二〇−
ヘキサン= 1:2)にイリシ、目的物を含む分画を集
め、減圧濃縮し、残漬にイソプロピルエーテルを加え粉
末状の標記化合物2.92 g(Aからの収率80.3
%)を19だ。
?4MR(DH3O−d6) :  1.80 (41
1,m)、  2.1(411,m)。
3.9(2tl、m)、  4.4(211,m)、 
 5.10(11I、d、J=5tlz)  、  5
.95(ill、dd、J=5及び9Hz)、  6.
77(ltl、s) 、  6.80(111,s)、
  7.35(3511,m)、  8.5(Ill、
d。
J=9111)、  8.8(ill、 brs)(D
)ペンツヒドリル 7− ((Z)−2−(1−ベンツ
ヒドリルオキシカルボニル−1−シクロペンチルオキシ
イミノ)−2−(2−トリチルアミノデアゾール−4−
イル)アセトアミド) −3−(6゜7−シヒドロキシ
ー1.2,3.4−テトラヒドロイソキノリン−2−イ
ル)メチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 1
−オキサイド・ヨード塩 (C)で得た化合物39 (2,47ミリモル)をジメ
チルボルムアミド307に溶解し、6.7−シヒドロキ
シー1.2,3.4−テトラヒドロイソキノリン臭化水
素Fi塩913mg(3,71ミリモル)及びトリエチ
ルアミン17(7,17ミリモル)を室温で加えた。反
応溶液を40分間撹拌したのら、減圧下たジメチルホル
ムアミドを留去した。残漬に塩化メチレン80d及び水
407を加え、有V3層を無水硫酸ナトリウムで脱水し
たのら、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルフラッ
シュカラムクロマトグラフィー(10〜30%アセトン
・塩化メチレン)にて分離精製し、粉末状の標記化合物
3g(若干ジメチルホルムアミドを含む)を得た。
IR(KBr)  :  1800,1730,167
0,1530.1500゜1450、 t390.12
80.1180cm−1゜(E)ペンツヒドリル 7−
 ((Z)−2−(1−ベンツヒドリルオキシカルボニ
ル− ルオキシイミノ)−2−(2− トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)アセトアミド) −3−(6。
7−シヒドロキシー2−メチル−1.2,3.4−テト
ラヒドロ−2−イソキノリニウム)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシレート 1−オキサイド・ヨード塩 (D)で)qた化合物3!7をヨウ化メチル6−( 9
6. 3ミリモル)に溶解し、室温で1晩放置した。反
応溶液を減圧下に濃縮したのら,残渣にクロロホルム4
0d加えた。溶解後濃縮して標記化合物を得、精製する
ことなく次の反応に用いた。
(F)ペンツヒドリル 7− ( (z)−2−(1−
ベンツヒドリルオキシカルボニル−1−シクロペンチル
オキシイミノ) −2−(2−トリチルアミノチアゾー
ル−4−イル)アセトアミド) −3−(6。
1−ジヒドロキシ−2−メチル−1.2,3.4−テト
ラヒドロ−2−イソキノリニウム)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシレート・ヨード塩 (E)で得た残漬をアセトン667!に溶解し、ヨウ化
カリウム2.05 g(12.3ミリモル)を加え、−
20℃でアセチルクロライド0.44 d (、 6.
19ミリモル)を滴下し、−10℃で1時間撹拌した。
再び一20℃としたのちヨウ化カリウム2.05 (j
(12.3ミリモル)及びアセチルクロライド0.44
dを加え一10℃で1時間撹拌、この操作を2回繰返し
た。反応液にクロロボルム240d及び水60−を加え
、有機層を水洗したのち、無水硫酸す1〜リウムで脱水
し、濃縮乾固して標記化合物の残渣を得た(精製するこ
となく次の反応に用いた)。
(G) 7− ( (Z)−2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−(1−カルボキシ−1−シクロペ
ンチルオキシイミノ)アセトアミド) −3−(6.7
−シヒドロキシー2−メチル−1.2,3.4−テトラ
ヒドロ−2−イソキノリニウム)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシレート (F)で得た残渣を塩化メチレン15d及びアニソール
1.5−に溶解したのち、水冷下、トリフルオロ酢M 
15dを滴下した。同温で2時間撹拌したのら、減圧下
に溶媒を留去した。残留液にエーテル80dを加え沈澱
物を濾取した。この沈澱物を水300−に加え30分撹
拌したのち、不溶物を濾別した。濾液を逆相シリカゲル
カラムクロマ1−グラフィー(ODS, 100m 、
 4%テトラヒドロフラン−水)にて分離精製し、凍結
乾燥して標記化合物290■(ジアステレオマーA,B
の混合物、(D)からの収率17.4%)を得た。
融点: 181℃ (分解) IR(にBr)  :  1780,1660,162
0,1580,1400゜1360cm−1゜ NMR(DH3O−d6+ TFA)δ: 1.75(
4ft、brs) 。
2.1(4H,brs)、  3.0(3H,brs)
、  2.9〜4.8(1011,m) 、  5.4
(111,d、J−511z)。
5.95(111,dd、J−5及び811Z)、  
6.4(IH。
brs)、  6.65(111,s) 、  7.1
7(111,s)実施例 4 実施例3に記載した方法と同様な方法で7−((z)−
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(1−
カルボキシ−1−シクロブトキシイミノ)アセトアミド
)−3−(6,7−シヒドロキシー2−メチル−1,2
,3,4−デトラヒドロ −2−イソキノリニウム)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシレートを得た。
融点: 182℃ (分解) IR(KBr)  :  1780,1670,162
0,1530,1390゜1350、1280cm−1
゜ N)IR(0830−d6)δ: t、90(21−1
,m) 、  2.4(4It、m)、  2.95(
311,brs)  、  3.3〜5.2(1011
,m)  、  5.25  (111,d、J=51
1z)、  5.8(E、dd、J= 5及びallz
)、  6.55(111,brs)6.65(ill
、s)  、  6.8(Ill、s)  、  9.
7(111、d、J−8112) 発明の効果 本発明の化合物はグラム陰性菌、特にぶどう糖非発酵性
のシノードモナス・エルギノーザ、アシネトバクタ−・
カルコアセティカス等に有効であり、広範囲の抗菌スペ
クトルを有する。
従って、これらの細菌感染症治療薬として期待される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R^1はカルボキシル基により置換されていても
    よい環状の低級アルキル基、R^2、R^3及びR^4
    は同一でも異なつてもよく、それぞれ水素原子、水酸基
    、メトキシ基又はアセトキシ基を示す)で表わされる化
    合物、その塩又は生理的に加水分解可能なそのエステル
    。 2、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中R^5は水素原子又はアミノ保護基、R^6は水
    素原子又はカルボキシル保護基、R^7は保護されたカ
    ルボキシル基により置換されていてもよい環状の低級ア
    ルキル基、Xはハロゲン原子又は脱離基、YはS又はS
    Oを示す)で表わされる化合物又はその塩を、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中R^8、R^9及びR^1^0は同一でも異なつ
    てもよく、それぞれ水素原子、保護されていてもよい水
    酸基、メトキシ基又はアセトキシ基、R^1^1は水素
    原子又はメチル基を示す)で表わされるアミンと反応さ
    せて、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中R^5、R^6、R^7、R^8、R^9、R^
    1^0、R^1^1及びYは前記の意味を有し、X^■
    は陰イオンを示す)で表わされる化合物となし、これを
    必要に応じ、メチル化及び/又は還元したのち、保護基
    を除去することを特徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R^1はカルボキシル基により置換されていても
    よい環状の低級アルキル基、R^2、R^3及びR^4
    は同一でも異なつてもよく、それぞれ水素原子、水酸基
    、メトキシ基又はアセトキシ基を示す)で表わされる化
    合物、その塩又は生理的に加水分解可能なそのエステル
    の製法。 3、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中R^6は水素原子又はカルボキシル保護基、R^
    8、R^9及びR^1^1は同一でも異なつてもよく、
    それぞれ水素原子、保護されていてもよい水酸基、メト
    キシ基又はアセトキシ基、X^■は陰イオンを示す)で
    表わされる化合物、その塩又はそのシリル化合物を、一
    般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) (式中R^5は水素原子又はアミノ保護基、R^7は保
    護されたカルボキシル基により置換されていてもよい環
    状の低級アルキル基を示す)で表わされるカルボン酸の
    反応性誘導体によりアシル化して、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) (式中R^5、R^6、R^7、R^8、R^9、R^
    1^0及びX^■は前記の意味を有する)で表わされる
    化合物となし、次いで保護基を除去することを特徴とす
    る、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R^1はカルボキシル基により置換されていても
    よい環状の低級アルキル基、R^2、R^3及びR^4
    は同一でも異なつてもよく、それぞれ水素原子、水酸基
    、メトキシ基又はアセトキシ基を示す)で表わされる化
    合物、その塩又は生理的に加水分解可能なそのエステル
    の製法。 4、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R^1はカルボキシル基により置換されていても
    よい環状の低級アルキル基、R^2、R^3及びR^4
    は同一でも異なつてもよく、それぞれ水素原子、水酸基
    、メトキシ基又はアセトキシ基を示す)で表わされる化
    合物、その塩又は生理的に加水分解可能なそのエステル
    を有効成分として含有する抗菌剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5353690A (en) * 1976-10-01 1978-05-16 Glaxo Lab Ltd Production of antiibacterial compound
JPS58174387A (ja) * 1982-03-04 1983-10-13 Bristol Mayers Kenkyusho Kk 化学化合物

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