JPS62294554A - インクジエツトヘツドの固定支持構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［産業上の利用分野］ 本発明は、オンデマンド型インクジェットプリンタに関
し、特にインクシェツトヘッドのキャリア上への固定支
持構造に関するものである。

［従来の技術］ 近年、オフィスオートメーションの普及により事務所内
で文書を作成し印字する要求か高まり、低騒音でかつ印
字品位の良好なプリンタが求められている。

従来この種のインクジェットプリンタとしては、ガラス
管もしくは板の表面にフォトエツチング等の技術により
ノズル部、インク加圧室およびインク供給部等を形成し
、インク加圧室の外壁に接着されたピエゾ振動子の屈曲
運動によりインク加圧室を加圧してノズル部先端よりイ
ンク滴を噴射せしめるものが提案されている。

従来のインクジェットプリンタにおいては、インクがメ
インタンクよりキャリア上に実装されているサブタンク
を経て前記キャリア上に搭載されたインクジェットヘッ
ドに供給されている。インクジェットヘッドとサブタン
クとは、サブタンクのインク供給口とインクジェットヘ
ッドのインク供給口との接続部でインク漏出を回避する
ために０リングを介してネジおよびナツトを用いてサブ
タンクのインク供給口に対しインクジェットヘッドのイ
ンク供給口を押圧固定している。またネジおよびナツト
１１は、ピエゾ振動子の屈曲運動を規制せぬよ恒インク
ジェットヘッドの周囲に対し樹脂製のカバーを固定して
いる。これは、インクジェットヘッドの外縁をおさえる
ことによりインクジェットヘッドの全体振動を規制し、
またピエゾ振動子の屈曲運動により生じる騒音をおさえ
る機能をなしている。

［発明が解決しようとする間刈点］ 上述した従来のインクジェットヘッドの固定支持構造で
は、ネジ孔周辺と外縁が確実に固定されているのみで、
薄い板状に形成されたインクジェットヘッドの中央部は
自由な状態である。そのためインクジェットヘッドの中
央部はキャリアの移動等による振動に対し共振し易く、
特に容量の一番大きいタンク部中のインクは前記振動に
より微妙な圧力変動を生じる。特にＩＫＨｚ前後の振動
に対して顕著に共振を生じる。

構造上圧力室に生じる圧力変動がノズルに伝達し易いの
で、タンク部と圧力室との連結部およびノズルは非常に
細くされている。これにもかかわらず、タンク部に生じ
た圧力変動はノズルまで伝達され易く、ノズル端面にイ
ンクたれを生じたり、メニスカスが後退してノズル部お
よび圧力室内にエアーを引き込む等の現象を生じており
、インク滴の噴射不能の要因となっている欠点がある。

また、マルチノズルを備えたインクジェットヘッドの場
合、あるノズル部およびそれに連通された圧力室の圧力
変動がタンク部に伝達されタンク部の外壁を振動せしめ
、結果的に他のノズル部へも影習を及ぼしインク滴の安
定噴射を妨げる欠点がある。

［問題点を解決するための手段］ 上述した従来の問題点を解決すべく本発明は、オンデマ
ンド型インクジェットプリンターのインクシェツトヘッ
ドをキャリアに対し固定支持するインクジェットヘッド
の固定支持構造において、インクジェットヘッド内のタ
ンク部の外壁周囲に防振手段を配置し、前記外壁の振動
を規制し吸収してなることを特徴とするインクジェット
ヘッドの固定支持構造を提供するものである。

［実施例］ 次に、本発明について添付図面を参照しつつ具体的に説
明する。

第１図は、本発明のインクジェットヘッドの固定支持構
造の一実ｍ例を示すＡ−Ａ縦断面図である。第２図は同
Ｂ−Ｂ横断面図である。第３図はインクジェットヘッド
およびサブタンクないしカバーの固定保持状態を示す側
面図である。第４図はインクジェットヘッドの部分断面
図である。

第５図はインクジェットヘッドを模式図的に示す分解斜
視図である。

本発明のインクジェットヘッドの固定支持構造の構成お
よび作用について説明する。

１はインクジェットヘッドでキャリア（図示せず）上に
対しインク供給を目的としてそのインク供給口５がサブ
タンク２のインク供給ロアと接続されるようネジ１０お
よびナツト１１で固定されている。３はカバーで、イン
クジェットヘッド１の外縁を固定する目的およびピエゾ
振動子１４の振動に伴なう騒音をおさえる目的により、
インクジェットヘッド１を包み込むようにインクジェッ
トヘッド１に対しネジ１０およびナツト１１で取付けら
れている。

インクジェットヘッド１は、第５図に示すように振動プ
レート１８、ノズルプレート１９、タンクプレート２０
、ベースプレート２１の積層接合により構成されており
、タンク部８、圧力室１２、ノズル部１３か包有されて
いる。さらに振動プレート１８の外壁にはピエゾ振動子
１４が接着されており、適当な電圧を印加し、振動プレ
ート１８を屈曲変形させることにより圧力室１２に圧力
変動を生ゼしぬノズル部１３を介してインク滴を噴射せ
しめる。

９は防振ゴムで、インクジェットヘッド１の不要な振動
、特にタンク部８の外壁として機能している振動プレー
ト１８およびベースプレート２１の不要な振動を規制す
るために、タンク部８の外壁を挟持するようインクジェ
ットヘッド１とカバー３およびサブタンク２との間にそ
れぞれ挿入配置されている。このとき防振ゴム９はイン
クジェットヘッド１およびカバー３およびサブタンク２
との間に隙間なく設置されることが望ましい。

而して防振ゴム９は、インクジェットヘッド１のタンク
部８の外壁の振動、特に防振プレート１８、ノズルプレ
ート１９、タンクプレート２０、ベースプレート２１の
積層方向の振動を適宜に規制し吸収している。

なお、防振ゴム９の代わりに他の防振手段を配置しても
よい。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明は、オンデマンド型インクジ
ェットプリンタのインクジェットヘッドをキャリアに対
し固定支持するインクジェットヘッドの固定支持構造に
おいて、インクジェットヘッド内のタンク部の外壁周囲
に防振手段を配置し、前記外壁の振動を規制し吸収して
なるので、インクジェットヘッドにおいて、内部が複数
ノズルに対するタンク部となっている外壁の振動を防振
ゴムにより規制・吸収する事（１）キャリアの移動ない
し振動に伴なうインクジェットヘッド内のタンク部への
影習を緩和できインク滴噴射を安定化できる効果を有し
、また（２）複数のノズル部を有するインクジェットヘ
ッドの場合にあってもノズル部および圧力室に生ずる圧
力変動がタンク部に伝達され結果的に他のノズル部に伝
達されることを減少せしめる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のインクジェットプリンタのインクジェ
ットヘッドの固定支持構造の一実施例を示す第３図中の
Ａ−Ａ縦断面図、第２図は同Ｂ−Ｂ横断面図、第３図は
インクジェットヘッドおよびサブタンクないしカバーの
固定保持状態を示す側面図、第４図はインクジェットヘ
ッドの部分断面図、第５図はインクジェットヘッドを模
式的に示す分解創視図である。 ｌ：インクジェットヘッド ２：サブタンク　　　３：カバー ４：インク室　　　　５：インク供給口６：０リング　
　　　７：インク供給口８：タンク部　　　　９：防振
ゴム １０：ネジ　　　　　１１：ナット １２：圧力室　　　　１３ニノズル部 １４：ビエゾ振動子 １５：インク供給ロバイブ １６ニネジ穴 １７：ノズル端面 １８：振動プレート １９：ノズルプレート ２０：タンクプレート ２１：ベースプレート

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. オンデマンド型インクジェットプリンタのインクジェッ
   トヘッドをキャリアに対し固定支持するインクジェット
   ヘッドの固定支持構造において、インクジェットヘッド
   内のタンク部の外壁周囲に防振手段を配置し、前記外壁
   の振動を規制し吸収してなることを特徴とするインクジ
   ェットヘッドの固定支持構造。