[go: up one dir, main page]

JPS62294079A - マイクロカプセルの製造方法 - Google Patents

マイクロカプセルの製造方法

Info

Publication number
JPS62294079A
JPS62294079A JP61136485A JP13648586A JPS62294079A JP S62294079 A JPS62294079 A JP S62294079A JP 61136485 A JP61136485 A JP 61136485A JP 13648586 A JP13648586 A JP 13648586A JP S62294079 A JPS62294079 A JP S62294079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yeast
hydrophobic liquid
parts
dispersion
added
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61136485A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0549035B2 (ja
Inventor
Mamoru Ishiguro
守 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP61136485A priority Critical patent/JPS62294079A/ja
Publication of JPS62294079A publication Critical patent/JPS62294079A/ja
Publication of JPH0549035B2 publication Critical patent/JPH0549035B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/06Making microcapsules or microballoons by phase separation
    • B01J13/14Polymerisation; cross-linking
    • B01J13/18In situ polymerisation with all reactants being present in the same phase

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Color Printing (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (A)産業上の利用分野 本発明は酵母菌をマイクロカプセル皮膜として有するマ
イクロカプセルの製造方法に関するものでおる。
(B)従来の技術 マイクロカプセルは11n〜数百廊までの大きざの微粒
子として液体、固体、気体を内包し、そのまわりを薄い
皮膜で均一に覆ったものでおり、具体的には、無色、及
び有色染料、医薬品、農薬、香料、飼料等のマイクロカ
プセルが工業的に製品化されている。
その中でも最も一般的なものは感圧複写紙への応用であ
る。すなわち支持体の裏面に無色の電子供与性染料をに
溶解した疎水性液体を含むマイクロカプセルを塗布した
上用紙と別の支持体の表面に無色の電子受容性顕色剤を
塗布した下用紙の各々の塗布面が対向する様に重ね合わ
せ、筆圧を加えるとマイクロカプセルが破壊されて内包
物が放出され、発色剤と顕色剤とが接触し化学反応によ
り、着色物質が下用紙の表面に形成され、これが複写像
として得られるものである。
この様にマイクロカプセルは、ある特性をもった物質の
外側に薄膜を形成させることでその特性も同時に封じ込
めてしまうことが可能で必要時に皮膜を破壊すれば内包
された物質を取り出すことのできるものである。
従来より知られているマイクロカプセルの”lJ造方法
としては、 (1)ゼラチンによるコアセルベーション法(米国特許
第2,800.457号、同2,800,458号明細
書など) (2)外相(水相)より皮膜を形成するin 5itu
法(特公昭36−9168号、同47−23165号、
特開昭48−57892号、同51−9079号、同5
4−25277号公報等) (3)内相と外相間の皮膜形成反応を利用した界面重合
法が有力な方法として知られている。
また、特開昭58−107189号公報では、成長微生
物の脂質含量の増量方法として、培地から回収した脂質
台ff110wt%以上の成長微生物(例えば油性酵母
菌、麦酒酵母菌など)に脂質増量用有機物質(例えば脂
肪族アルコール類、エステル類、芳香族炭化水素類、水
添芳香族炭化水素類から選択される液体を包含せしめる
ことからなる微生物カプセルを挙げている。
(C)発明が解決しようとする問題点 上記カプセル化においては、内包物の保護力に優れた緻
密な皮膜を有するマイクロカプセルが得られ工業的にも
広く応用されているものであるが、Ha面について数々
の問題点を有していることも事実である。すなわ2ち、
(1)のコアセルベーション法については反応に係るp
H,温度、時間操作が複雑である。カプセル化工程に長
時間を要する等の問題点を有する。(2)のjn 5i
tu法、及び(3)の界面重合法については、反応性の
高い皮膜基材を比較的高温で反応させるため不安定な物
質あるいは熱変性し易い物質のカプセル化には向かない
、等の欠点を有している。微生物を利用したカプセル化
法についても報告されているが、このカプセル化法は内
包物の摂取条件も穏やかで、操作も比較的簡単に行なえ
るが下記問題点を有することも事実である。
■ 一定膜材最(菌体量)に包含される内包物のωが少
なく、より少ない菌体に、より多くの疎水性液体を包含
せしめることは前記従来のマイクロカプセル化法に比べ
困難である。
■ ■に対し何らかの物理的、もしくは化学的な触媒操
作を施すことにより酵母菌は、かなりの母の疎水性液体
を包含するまでに至るが、ある一定量以上の疎水性液体
が包含された場合は、内包物に対する皮膜の保持力が著
しく低下し、マイクロカプセルの機能を果たさなくなり
、必然的に極めて少量の疎水性液体しか包含し得ないも
のとなる。
■ 酵母菌の包含能力以上の疎水性液体が酵母分散中に
添加された場合には、遊離の疎水性液体、すなわち、未
カプセルが生じマイクロカプセルとして使用し得ないも
のとなる。
■ 皮膜が天然物であるために、高温、多湿及び有機溶
剤等に対しては合成樹脂マイクロカプセルに比べ少なか
らず耐性が劣るものである。
本発明は微生物を利用したマイクロカプセル化法におい
て、上記問題点を解決することを目的としている。
(D>問題点を解決するための手段 本発明は、酵母菌をマイクロカプセル皮膜として利用し
、その菌体内により多くの疎水性液体を包含せしめ、な
おかつ皮膜の物理的、化学的堅牢性を飛躍的に高めたマ
イクロカプセルの製造方法に関するものであり、次の5
段階の過程より成る(1)酵母分散液の調製過程 (2)包含する疎水性液体の調製及び酵母分散液中への
添加過程 (3)酵母菌中へのカプセル化過程 (4)アミノ樹脂初期縮合物の調製、及び酵母分散液中
への添加過程 (5)酵母菌表面への皮膜形成過程 本発明は(1)〜(3)の過程において酵母菌分散液中
に、包含せしめる疎水性液体を添加して酵母菌を皮膜と
して有するマイクロカプセルを19だ後、(4) 、(
5)の過程を施すことにより酵母菌表面にアミノ樹脂を
形成させて、マイクロカプセル皮膜の物理的、化学的堅
牢性を高めることを可能にしたものである。
本発明で使用される酵母菌とは、出芽もしくは分裂によ
り増殖する微生物の総称であるが、分類として有性生殖
を行なう有胞子酵母とそうでない無胞子酵母とに二大別
され、ともに真菌間に属する。
前者は子のう菌網、原始子のう菌目、エンドマイセタシ
工科(Endomycetaceae )後者はす不完
全菌網、クリプトコツカスルス目(Cryptococ
cales)クリプトコツカシ工科(Cryptoco
ccaceae )に属する。
ざらに有胞子酵母(エンドマイセタシェ利)は次に示す
亜科、さらには屈に分類される。
■ エレマスコイティエ亜科(Eremascoide
ae )エレマスクス属(EremaSCLIS)■ 
エンドマイコブイエ亜43 (Endomycoide
ae)エンドマイセス属(Endomyces )シゾ
サツカロマイセス属 (schtzosaccharomyces)■ サツ
カロマイコブイエ亜科 (SaCCharOJ/C01deae )Aエンドマ
イコブシェ族(EndOmyCOpSeae )エンド
マイコブシス属(Endomycops i s)Bサ
ッ力ロマイセティエ族 (Saccharomyceteae)サツカロマイセ
ス属(saccharomyces)a、ザツカロマイ
セス亜属 (Saccharomyces ) b、チゴサッカロマイセス亜属 (Zygosaccharomyces )トルラスポ
ラ属(Torulaspora )ピチア属(Pich
ia) a、ピチア亜属(Pichia) b、チゴピチア亜属(ZyClopichia)ハンセ
ニューラ属(t+ansenu+a )テバリオマイセ
ス属(Debaryomyces)シュワニオマイセス
属(schwan*omyces )Cナドソニエ族(
Nadsonieac)サツカロマイコデス属(sac
charomycodes )ナドソニア属(Nads
onia) 1v  ネマトスポロディア亜科(Nematospo
roideae)モノスポレラ属()ionospor
el Ia)ネマストボラ属(Nematospora
)コツシディアスカス属(Coccidiascus)
無胞子酵母(クリプトコツカシ工科)は次に示される亜
科、ざらには属に分類される。
■ クリプトコツコブイエ亜科 (cryptococco i deae )クリプト
コツカス属(cryptococcus )トルロブイ
ス属(Torulopsis)ヒチロスホラム属(p 
r tyrosporum )プレタノマイセス屈((
Brettanomyces)キVンディダ属(Can
dida) クロエラケラ属(Kloeckera )トリゴノプシ
ス属(丁rigonopsis)■ トリコスポロデー
1’工亜科(TriChO3pOrOideae)トリ
コスポロン属(TriChO5pOrOn)■ リョー
ドトルロディエ亜科 (Rhodotoruloideae)リョードトルラ
属(Rhodotorula )ざらに具体的には、サ
ツカロマイセス属のサツ力ロマイセスセレビッシエ (SaCCharOmyCeS CereViCeae
)サツカロマイセスル−キシ (saccharomyces rouxii)サッ力
ロマイセスカールスバーゲンシス(Saccharom
yces carlsbergensis)サツ力ロマ
イセスウバルム (sccharomyces uvarum )エンド
マイセス属の エンドマイセスバーナリス(Endomyces v、
erna I i s )リポマイセス属の リボマイセス リボ77  (typomyces 1
ipofer)リボマイセススターケー(Lypomy
ces atarkeyi)トリコスポロン属の トリコスポロン プルルラン (TriCO3pOrOn pullulans)キャ
ンデイダ属の キャンディダウティルス(Candida utill
s)キャンディトロピカリス(Candida tro
picallis)キャンディダリポリティ力 (Candida Iypolytica)キャンディ
ダフレーベリ(Can(lida flaVeri )
を挙げることができる。
上記酵母菌体を構成する成分を大別すると、■ 主に細
胞壁を構成するグルカン、マンナン質を基材とした水不
溶性成分 ■ 主に細胞膜を構成するリン脂質成分■ 水、もしく
は極性溶剤に可溶性の酵素及びタンパク質成分 に分けられ、これらは酵母の種類に応じ異なった配分を
取るが、本発明で用いられる酵母菌は組成の如何を問わ
ないものである。また、酵母菌は増殖機能の有無、すな
わち、生きていても死んでいても本発明の効果には何ら
影響のないものである。
酵母菌の形状は酵母の種類により卵円形、球形、レモン
形、柱状、だ円形など各種の形態のものがあるが、円形
、だ円形、卵円形の如き形態のものが好ましい。また、
粒径5〜20.mが好ましい。
酵母分散液は、市販の酵母菌(パン酵母として半脱水状
態で市販されているもの)を水等の溶媒に分散させて酵
母分散液としても良いし、炭素源ちっ素源等の栄養素源
を含む培地で酵母を増殖させて得られたものをそのまま
酵母分散液としても良い。必要があればpH調節、ある
いは防腐剤の添加も施される。
酵母菌分散液中の酵母菌濃度(乾燥固形分濃度)は特に
限定はされないが、10〜20%(W/W>が好ましい
。この範囲以下では生産効率が悪く、また20%以上に
なると急激に分散液の粘度上昇が伴い、均一攪拌に支障
をきたす結果となるため好ましくない。
本発明で用いられる疎水性液体としてはノーカーボン紙
用マイクロカプセルとして応用する場合には、 a、電子供与性無色染料の溶解性が良いことす、無色、
無臭、に近いこと C0広い温度範囲で液体として安定であること等の特性
が要求されるが疎水性の液体であれば容易にカプセル化
され得る。
具体的には、パラフィン油、綿実油、大豆油、コーン油
、オリーブ油、ヒマシ油、魚油、塩素化パラフィン、塩
素化ジフェニル、ジブチルフタレート、ジブチルフタレ
ート、ジブチルマレエート、0−ジクロルベンゼン、ジ
イソプロピルナフタレンの如きアルキル化ナフタレン、
1−フェニル−1−キシリルエタン等が挙げられ、これ
らの疎水性液体には必要に応じ、染料、香料、医薬品等
が、溶解もしくは分散されるが水溶性液体に非混和性の
疎水性液体であれば単独での使用も可能である。疎水性
液体の酵母分散液中への添加は、単独でそのまま添加し
ても良いが、より均一な状態で酵母菌と存在させるため
には、適当な乳化剤を含む水溶液で分散させ、乳化状態
とした後、添加した方が好ましい。
カプセル化工程における温度は35℃〜70’C好まし
くは40’C〜60℃である。時間は1時間以上必要で
あるが、包含される疎水性液体の量、カプセル化温度に
より適宜変えることができる。
本発明で述ぺるアミノ樹脂とは、アミノ化合物またはア
ミド化合物と、アルデヒド類との反応により1qられる
樹脂をいい、具体的には例えばメラミン−ホルマリン樹
脂、尿素−ホルマリン樹脂、ベンゾグアナミン−ホルマ
リン樹脂が挙げられ、特に好ましくは、メラミン−ホル
マリン樹脂が挙げられる。
これらの樹脂は、初期縮合物の状態で酵母分散液中に添
加され、初期縮合物は、その都度調製されるが、市販の
初期縮合物をそのまま添加しても構わない、これらアミ
ノ樹脂初期縮合物を酵母菌表面に効果的に形成するため
に、反応開始前にあらかじめ乳化剤と称される界面活性
剤を添加することが望ましい。界面活性剤は静電気的性
質から、アニオン性、ノニオン性、カチオン性、両イオ
ン性に分類され、またその分子量により、モノマータイ
プとポリマータイプに分類され、いずれのものも使用可
能で最適なものを実験的に選定すれば良いが、ポリマー
のアニオン性界面活性剤が好ましいものとして挙げられ
る。
界面活性剤の添加量は、疎水性液体に対し、0゜1%〜
10.0%(W/w)の範囲で使用されることが望まし
い。反応時のpHはアミノ樹脂初期縮合物の重合が最も
迅速になる値に調整される。
反応温度は特に限定されるものでなく、皮膜形成反応が
最も効果的に進行する温度に設定すれば良い。アミノ樹
脂初期縮合物の添加量は、目的とする用途に合わせ、適
宜決定すれば良く、添加量の増減によりマイクロカプセ
ルの物理的強度の微妙な調節が可能となる。
(E)実施例 実施例によって本発明を更に詳しく説明する。
尚、実施例及び比較例中に示された酵母菌重量は全て乾
燥脱水状態(菌体内、菌体外とも)での型組部数を示す
実施例1 乳化剤水溶液として1.0%の70ンT−40(東亜合
成化学製ポリアクリル酸ナトリウム塩)水溶液20部中
に、疎水性液体として、3−N−メチルシクロへキシル
アミノ−6−メチル−7−7ニリノフルオラン(新日費
化学■製黒色発色染利、商品名PSD−150)1.3
部を含むハイゾールSAS  N−296(高沸点疎水
性液体、日本石油化学製)25部を激しく攪拌しながら
添加し、平均粒径を8/Rとし疎水性液体の乳化液を得
た。
次に市販のパン酵母(オリエンタル酵母側製生イースト
、ザッカロマイセスセレビツシエ)10部を含む分散液
’100部にカプセル化触媒としてエチルアルコール1
5部と、上記疎水性液体分散液45部添加した後、以下
回転式1辰盪器中で温度50℃、攪拌スピード20 O
rpmの条件下で3時間振盪を続けた。その結果疎水性
液体は全て酵母菌中に包含されていることが後記定量方
法により確認できた。
次にpH4,8に調整した5、0%スクリプセット#5
20 (スチレン無水マイレン酸共重合体、米国モンサ
ンド社製)20部を添加した後、メラミン1.2部と3
7%ホルムアルデヒド水溶液2.3部、及び水50部を
pH8,0で加熱溶解しメラミン樹脂初期縮合物を得、
上記疎水性液体を包含する酵母菌分散液中に添加しざら
に2時間攪拌を行なった。その結果、酵母菌表面にはメ
ラミン−ホルマリン樹脂が形成され物理的、化学的堅牢
性に優れるマイクロカプセルが1qられた。
実施例2 乳化剤水溶液として1.0%アロンT−40水溶液30
部中に、疎水性液体として実施例1と同じ染料1.6部
を含むハイゾールSAS  N−29632部を激しく
攪拌しながら添加し、平均粒径を8蝉とし疎水性液体の
乳化液を得た。
次に市販のパン酵母10部を含む分散液100部にカプ
セル化触媒としてエチルアルコール15部と、上記疎水
性液体分散液62部を添加した後、実施例1と同様の条
件でj辰盪を続けた。その結果、添加した疎水性液体の
うち26部が酵母菌中に包含されており、残り6部は遊
離の液滴として存在していることが確認できた。次に実
施例1と同条件で乳化剤とメラミン−ホルマリン初期綜
合物の添加、及び皮膜反応工程を経て、全てのマイクロ
カプセル化を終了した。
実施例3 乳化剤水溶液として、1.0%アロンT−40水溶液1
0部中に疎水性液体として実施例1と同じ染料0.4部
を含むハイゾールSAS  N−2968,0部を激し
く攪拌しながら添加し、平均粒径を8II11とし疎水
性液体の乳化液を)qた。
次に市販のパン酵母10部を含む分散液100部に上記
疎水性液体分散液18部を添加した後、実施例1と同様
の条件で撮盪を続けた。その結果、添加した疎水性液体
のうち5部が酵母菌中に包含されており、残り3部は遊
離の液滴として存在していることが確認できた。
次にp H4,8に調整した5、0%スクリプセット#
520 20部を添加した後メラミン0.8部と37%
ホルムアルデヒド水溶液1.5部及び水5.0部をpH
8,Oで加熱溶解し、メラミン樹脂初期縮合物を得、上
記疎水性液体を包含する酵母菌分散液中に添加しざらに
2時間攪拌を行なった。その結果酵母菌表面にはメラミ
ン−ホルマリン樹脂が形成され物理的化学的堅牢性に富
むマイクロカプセルが得られた。
実施例4 乳化剤水溶液として、2.5%のアロンT−40水溶液
30部中に、疎水性液体として実施例1と同じ染料1.
3部を含むハイゾールSAS  N29625部を激し
く攪拌しながら添加し、平均粒径3. Optnとし疎
水性液体の乳化液を得、酵母菌分散液として後記組成の
培地に、サツ力ロマイセスウバルム(Sccharom
yces uvarum )  (I F O−029
0財団法人活酵研究所より譲渡を受けた保存菌株)を1
白金耳植菌し、無菌条件下で適時グルコースを補充しな
がら菌体濃度が100y/1になるまで増殖させた。こ
の酵母分散液100部(乾燥菌体量10部)にカプセル
化触媒としてエチルアルコール15部と上記疎水性液体
分散液55部を添加した後、回転式振盪型中で温度50
℃攪拌スピード200 rpmの条件下で振盪を4時間
続けた。この結果、添加した疎水性液体は全て酵母菌中
に包含されていることが確認できた。次に10.0%E
MA−31(エチレン無水マイレン酸共徂合体、米国モ
ンサンド社製)水溶液を10部添加し、酢酸でpHを3
.2に設定した後、10%尿素水溶液12部、37%ホ
ルムアルデヒド水溶液2.3部を添加した後、ざらに攪
拌を2時間続けたところ疎水性液体を包含する酵母菌の
周囲に尿素−ホルマリン樹脂が形成され、ノーカーボン
紙用マイクロカプセルが得られた。
培地組成 グリコース 100部 硫酸マグネシウム 1部酵母エ
キス   5″    水     1f!ポリペプト
ン  5”    pH6,0硝酸アンモニウム5″ リン酸水素−1−カリウム2部 実施例5 乳化剤水溶液として、5.0%ゼラチン水溶液(宮城化
学(体製酸処理ピラヂンYGK)10部中に疎水性液体
として実施例1と同じ染1.”+ 0.4部を含むハイ
ゾールSAS  N−2968,0部を激しく攪拌しな
がら添加し、平均粒径を8IJf11とし疎水性液体の
乳化液を得た。
酵母菌分散液として復配酵母菌用培地に、キャンディダ
リポリテイ力(Candida Iypolytica
)(I FO−0717>を1白金耳植菌し、無菌条件
下で適時グリコースを補充しながら菌体濃度が1009
/fになるまで増殖させた。この酵母分散液100部(
乾燥菌体ff110部)に上記疎水性液体分散液18部
を添加し、回転式振盪型中で温度50’C攪拌スピード
20 Orpmの条件下で振盪を5時間続けた。この結
果添加した疎水性液体のうち5部が酵母菌中に包含され
、残り3部が遊離の液滴として存在していることが確認
できた。次に10.0%EMA−31水溶液10部を添
加し、酢酸でpHを3.2に設定した後10%尿素水溶
液8.0部、37%ホルムアルデヒド水溶液1.5部を
添加した後さらに攪拌を2時間続けたところ疎水性液体
を包含する酵母菌の周囲に尿素−ホルマリン樹脂が形成
され、ノーカーボン紙用マイクロカプセルが得られた。
培地組成 グリコース 100部 rB母母字キス  5″ ポリペプトン  5″ 水                 1 l    
    p ト1  5.6比較例1 実施例1において、メラミン−ホルマリン初期縮合物を
添加することなく酵母菌によるマイクロカプセル化工程
のみでカプセル化を終了した。
比較例2 実施例2において、メラミン−ホルマリン初期縮合物を
添加することなく、酵母菌によるマイクロカプセル化工
程のみでカプセル化を終了した。
比較例3 実施例3においてメラミン−ホルマリン初期縮合物を添
加することなく酵母菌によるマイクロカプセル化工程の
みでカプセル化を終了した。
比較例4 実施例3において疎水性液体の分散液を疎水性液体の量
が5部となる様に添加し、またメラミン−ホルマリン樹
脂初期縮合物を添加することなく酵母菌によるマイクロ
カプセル化工程のみでカプセル化を終了した。
比較例5 実施例5において尿素及びホルマリンを添加することな
く酵母菌によるマイクロカプセル化工程のみでカプセル
化を終了した。
以上の実施例、比較例において単位酵母菌中にどのくら
いの疎水性液体が包含されたかそしてまた、どのくらい
遊離の状態で存在しているかを判断するのに「カプセル
化量」を指標とした。
カプセル化量は酵母菌1g中に何3の疎水性液体が包含
されたかを示すものである。
尚、測定方法は次の手順に従った。
(1)マイクロカプセルスラリーを乾燥重罪で1gにな
る様採取する。
(2)遊離の疎水性液体を分離する為に11000Or
pで10分間遠心分離を3回行ない上済みの未カプセル
を除去し、マイクロカプセルの洗浄を行なう。
(3)マイクロカプセルのみの分散液に抽出溶剤として
濃塩酸/メタノール(5/95v/v)溶液30dを添
加し、よく分散させた後70℃で10分間娠盪し無色染
料の抽出を行なう。
(4)抽出完了液中に残ったカプセル皮膜(膜材残渣)
をろ紙(東洋ろ紙■製No、 5 G )で除去した後
、ろ液を波長600nmで比色定量することによりマイ
クロカプセル中に包含された疎水性液体の但が算出され
、同時に初期添加量の差を求めれば遊離の疎水性液体の
母も算出され1qる。また、実施例及び比較例で得られ
たマイクロカプセルの緒特性を比較するために、次の測
定方法に基づき評価を行なった。
0カプセル化量:前述の測定方法により、単位重量菌体
中に包含された疎水性液体の量を示す。→多いほど好ま
しい。
0遊離疎水性液体m:完成したマイクロカプセル分散液
中に遊離の疎水性液体が存在するかどうかをカプセル化
けより判定した。→マイクロカプセルの機能を果たすた
めには、′t1離の疎水性液体は存在してはならない。
OCFカブリ:完成したマイクロカプセル分散液をCF
シート(三菱NCR紙N−40顕色シート)の顕色層側
にメイヤーバーで均一に塗布、乾燥した際の発色カブリ
→CFカブリはわずかでもあってはならない。
基準   O:カブリ全くなし Δ: ″ ややあり ×:ひどいカブリあり O耐湿熱性:完成したマイクロカプセル分散液を40g
/Tdの上質紙に、総塗布量が3 g/rdになる様に
メイ′ヤーバーで均一に塗布しノーカーボン紙上用紙を
得た。
この上用紙とCFシートとを塗布面が対向する様に軽荷
重で密着さぜ60’C相対湿度95%の雰囲気中で6時
開保存した後のCFシートのカブリ濃度を測定する。→
カブリ濃度が少ないほど耐水性に優れたマイクロカプセ
ルと判断される。
基準   ○:カブリ仝くなし Δ:″  ややあり ×:ひどいカブリあり、またはカプ セルが測定前より壊れており測 定に値しないもの 0発色窓度:前記ノーカーボン紙用上用紙とCFシート
とを塗布面が対向する様に重ね合わせ当社所有の標準カ
レンダーで加圧発色させた際の発色部分の濃度より判定
した。
基準   ◎:非常に良好 O:良好 Δ:発色するが’fjj度低い ×:はとんど発色しないか、カプセ ルが測定前より壊れており測定 に値しないもの 以上の評価結果を表1に示す。
(以下余白) (F)発明の効果 本発明により得られるマイクロカプセルは本来酵母菌が
有している生体膜と、化学反応により得られた合成樹脂
皮膜とを併せ有するものであり、その特性も各々の長所
を兼ね揃えたものである。
本明細書中の実施例、及び比較例よりも明らかな様に、
これまで文献等で知られていた微生物をマイクロカプセ
ルの皮膜として用いた方法では包含し得る疎水性液体の
量は生母であり、実用的に種々支障のあるものであった
また、微生物を用いたマイクロカプセル化法においても
何らかの触媒等を用いることによりかなり多くの疎水性
液体を包含するに至るが塗布乾燥時に破裂してしまい、
マイクロカプセルとしての機能を果たさなくなるもので
ある。
本発明によるマイクロカプセル化法により生母の膜材最
(微生物量)に対し、多量の疎水性液体を包含させても
物理的、化学的堅牢性に富むマイクロカプセルを1qる
ことが可能となった。
また本発明の付随する効果として微生物がその摂取能力
以上の疎水性液体が添加された場合に生じる遊離状態の
疎水性液体の撲滅も図れ、マイクロカプセルとしての機
能の向上が成されるものであった。
以上の如く本発明におけるマイクロカプセルの製造方法
は従来見られない優れた方法であり産業上非常に有用な
ものとなり得る。
手続ネ甫正書 (自発) 昭和61年 7月2Y;臼 1、事件の表示昭和61年特許願第136485号2、
発明の名称 マイクロカプセルの製造方法 3、補正をする者 連絡先 〒125東京都葛飾区東金町−丁目4番1号三
菱製紙株式会社 特許部 口 (600)  2111 46補正の対象 明lll1書の「発明の詳細な説明」の欄5、補正の内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酵母菌分散液中に疎水性液体を添加し、酵母菌体
    中に疎水性液体を包含せしめた後、アミノ樹脂初期縮合
    物を添加し、酵母菌表面へ皮膜を形成させることから成
    るマイクロカプセルの製造方法。
  2. (2)アミノ樹脂初期縮合物がメラミン−ホルマリン初
    期縮合物である特許請求の範囲第一項記載のマイクロカ
    プセルの製造方法。
JP61136485A 1986-06-11 1986-06-11 マイクロカプセルの製造方法 Granted JPS62294079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61136485A JPS62294079A (ja) 1986-06-11 1986-06-11 マイクロカプセルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61136485A JPS62294079A (ja) 1986-06-11 1986-06-11 マイクロカプセルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62294079A true JPS62294079A (ja) 1987-12-21
JPH0549035B2 JPH0549035B2 (ja) 1993-07-23

Family

ID=15176242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61136485A Granted JPS62294079A (ja) 1986-06-11 1986-06-11 マイクロカプセルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62294079A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08508204A (ja) * 1993-03-31 1996-09-03 シー・ピー・シー・インターナショナル・インコーポレイテッド 物質をバイオカプセルにカプセル封入する方法
EP1454534A4 (en) * 2001-11-15 2006-02-22 San Ei Gen Ffi Inc MICRO CAPSULES AND ORAL PREPARATIONS CONTAINING THEM
US9439416B2 (en) 2005-11-30 2016-09-13 Eden Research Plc Compositions and methods comprising terpenes or terpene mixtures selected from thymol, eugenol, geraniol, citral, and l-carvone
US9655360B2 (en) 2004-01-23 2017-05-23 Eden Research Plc Nematicidal compositions and methods of using them
US10383329B2 (en) 2012-11-21 2019-08-20 Eden Research Plc Preservatives
US10638750B2 (en) 2004-05-20 2020-05-05 Eden Research Plc Compositions containing a hollow glucan particle or a cell wall particle encapsulating a terpene component, methods of making and using them
US10667512B2 (en) 2005-11-30 2020-06-02 Eden Research Plc Terpene-containing compositions and methods of making and using them

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08508204A (ja) * 1993-03-31 1996-09-03 シー・ピー・シー・インターナショナル・インコーポレイテッド 物質をバイオカプセルにカプセル封入する方法
EP1454534A4 (en) * 2001-11-15 2006-02-22 San Ei Gen Ffi Inc MICRO CAPSULES AND ORAL PREPARATIONS CONTAINING THEM
US9655360B2 (en) 2004-01-23 2017-05-23 Eden Research Plc Nematicidal compositions and methods of using them
US10004229B2 (en) 2004-01-23 2018-06-26 Eden Research Plc Nematicidal compositions and methods of using them
US10729130B2 (en) 2004-01-23 2020-08-04 Eden Research Plc Nematicidal compositions and methods of using them
US10638750B2 (en) 2004-05-20 2020-05-05 Eden Research Plc Compositions containing a hollow glucan particle or a cell wall particle encapsulating a terpene component, methods of making and using them
US9439416B2 (en) 2005-11-30 2016-09-13 Eden Research Plc Compositions and methods comprising terpenes or terpene mixtures selected from thymol, eugenol, geraniol, citral, and l-carvone
US10258033B2 (en) 2005-11-30 2019-04-16 Eden Research Plc Compositions and methods comprising terpenes or terpene mixtures selected from thymol, eugenol, geraniol, citral and L-carvone
US10667512B2 (en) 2005-11-30 2020-06-02 Eden Research Plc Terpene-containing compositions and methods of making and using them
US10383329B2 (en) 2012-11-21 2019-08-20 Eden Research Plc Preservatives

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0549035B2 (ja) 1993-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100418544B1 (ko) 캡슐화된생성물
US6183783B1 (en) Method for preparing microcapsules comprising active materials coated with a polymer and novel microcapsules in particular obtained according to the method
US3691090A (en) Encapsulation method
US5288632A (en) Encapsulation of material in microbial cells
CA1301682C (en) Microbial encapsulation
CA1060364A (en) Encapsulation process utilizing microorganisms and products produced thereby
US3943063A (en) Preparation of microcapsules
Pham-Hoang et al. Encapsulation in a natural, preformed, multi-component and complex capsule: yeast cells
Shi et al. Beeswax coating improves the hydrophobicity of sodium alginate/anthocyanin/cellulose nanocrystal indicator film
US5521089A (en) Process for treating yeast with B-1, 3-glucanase to produce microcapsules for enclosing hydrophobic liquids
JPH06102026B2 (ja) 成長微生物の脂質含量の増量方法
JPS62294079A (ja) マイクロカプセルの製造方法
EP0453316B1 (en) Process for preparation of microcapsules
FR2516019A1 (fr) Microcapsule pour papier d'enregistrement sensible a la pression et procede pour sa production
JPS6388033A (ja) マイクロカプセルの製造方法
JPH04117245A (ja) マイクロカプセルの製造方法
JPH1076155A (ja) 非脂溶性物質含有マイクロカプセルおよびその製造方法
JPH0568298B2 (ja)
JPH0463127A (ja) マイクロカプセルの製造方法
JPH0515770A (ja) マイクロカプセルの製造方法
JP2675594B2 (ja) マイクロカプセル製造用乳化剤、該乳化剤を用いてなるマイクロカプセル及びその製造方法並びに該マイクロカプセルを用いたノーカーボン感圧複写紙
JPH05138010A (ja) マイクロカプセルの製造方法
JPH05237371A (ja) マイクロカプセルの製造方法
JP2914453B2 (ja) マイクロカプセルの製造方法
Baxter Carbonless Copying Papers

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees