JPS6228865Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6228865Y2 JPS6228865Y2 JP1982036736U JP3673682U JPS6228865Y2 JP S6228865 Y2 JPS6228865 Y2 JP S6228865Y2 JP 1982036736 U JP1982036736 U JP 1982036736U JP 3673682 U JP3673682 U JP 3673682U JP S6228865 Y2 JPS6228865 Y2 JP S6228865Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nutrient solution
- tank
- solution tank
- roots
- inclined plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、養液槽の前端部に養液循環ポンプ又
はそれへ養液を戻すためのパイプを設け、上方に
は、中央部に前記ポンプから送られる養液の供給
手段とその左右両側に位置する複数の栽培鉢とを
設けた水耕栽培器における根分散用傾斜板、詳し
くは、作物の根を受け、根が生長するにつれてそ
れを平面的に分散させることにより根に対する酸
素の供給を効果的に行えるようにした傾斜板に関
し、その目的は、根が前記パイプ等に侵入して養
液循環系の目詰りやポンプ作用の異常を来たすこ
とを防止でき、かつ栽培作物の収穫に行なわれる
槽内部や傾斜板の洗浄を容易に行なえるようにす
ることにある。
はそれへ養液を戻すためのパイプを設け、上方に
は、中央部に前記ポンプから送られる養液の供給
手段とその左右両側に位置する複数の栽培鉢とを
設けた水耕栽培器における根分散用傾斜板、詳し
くは、作物の根を受け、根が生長するにつれてそ
れを平面的に分散させることにより根に対する酸
素の供給を効果的に行えるようにした傾斜板に関
し、その目的は、根が前記パイプ等に侵入して養
液循環系の目詰りやポンプ作用の異常を来たすこ
とを防止でき、かつ栽培作物の収穫に行なわれる
槽内部や傾斜板の洗浄を容易に行なえるようにす
ることにある。
栽培作物の根を平面的に分散させて根に対する
酸素の供給を効果的に行なわせる傾斜板は、従来
よりよく知られている。
酸素の供給を効果的に行なわせる傾斜板は、従来
よりよく知られている。
しかし乍ら、従来の水耕栽培器では、例えば特
開昭52−117732号公報に見られる通り、傾斜板上
を流下した養液が、傾斜板の傾斜下端部から槽外
に排出されて他の槽に供給され、あるいは、養液
循環ポンプに戻される構造であつたため、根の生
長につれて、槽外への排液路に根が侵入し、養液
の循環に支障を来たすことがあつた。
開昭52−117732号公報に見られる通り、傾斜板上
を流下した養液が、傾斜板の傾斜下端部から槽外
に排出されて他の槽に供給され、あるいは、養液
循環ポンプに戻される構造であつたため、根の生
長につれて、槽外への排液路に根が侵入し、養液
の循環に支障を来たすことがあつた。
本考案は、この従来欠点を解消し、しかも、収
穫後における洗浄を容易に行なえるようにしたも
のであり、養液槽の前端部に養液循環ポンプ又は
それへ養液を戻すためのパイプを設け、上方には
中央部に位置する養液供給手段とその左右両側に
位置する複数の栽培鉢とを設けた水耕栽培器にお
いて、前記養液槽の底部と前記栽培鉢及び養液供
給手段との間に、中央部が高く左右両側ほど低く
なる略山形に形成され、且つ、前端には根の侵入
を妨げる立上がり板部が形成された傾斜板を、そ
の左右両下端部が前記養液槽の側縁内面に密着す
ると共に、前記立上がり板部の両側縁が前記養液
槽の側縁内面に当接又は近接するように、前記養
液槽に対して着脱自在に設けた点に特徴がある。
穫後における洗浄を容易に行なえるようにしたも
のであり、養液槽の前端部に養液循環ポンプ又は
それへ養液を戻すためのパイプを設け、上方には
中央部に位置する養液供給手段とその左右両側に
位置する複数の栽培鉢とを設けた水耕栽培器にお
いて、前記養液槽の底部と前記栽培鉢及び養液供
給手段との間に、中央部が高く左右両側ほど低く
なる略山形に形成され、且つ、前端には根の侵入
を妨げる立上がり板部が形成された傾斜板を、そ
の左右両下端部が前記養液槽の側縁内面に密着す
ると共に、前記立上がり板部の両側縁が前記養液
槽の側縁内面に当接又は近接するように、前記養
液槽に対して着脱自在に設けた点に特徴がある。
上記の構成によれば、傾斜板によつて平面的に
分散された根や傾斜板上を流下した養液が前記ポ
ンプやパイプ側に侵入するのが立上り板部によつ
て妨げられ、養液の流れが、ポンプやパイプの位
置する部分と反対側に積極的に導かれ、傾斜板の
下を経て前記パイプ等へと至るのである。
分散された根や傾斜板上を流下した養液が前記ポ
ンプやパイプ側に侵入するのが立上り板部によつ
て妨げられ、養液の流れが、ポンプやパイプの位
置する部分と反対側に積極的に導かれ、傾斜板の
下を経て前記パイプ等へと至るのである。
従つて、根がポンプやパイプ内に侵入して養液
の循環に支障を来たすことを防止できるのであ
り、しかも、傾斜板が養液槽に対して着脱自在で
あるため、傾斜板下方に養液を流す構造であるに
も拘らず、栽培作物の収穫後における傾斜板下面
や養液槽底部の洗浄が簡単に行なえるのである。
の循環に支障を来たすことを防止できるのであ
り、しかも、傾斜板が養液槽に対して着脱自在で
あるため、傾斜板下方に養液を流す構造であるに
も拘らず、栽培作物の収穫後における傾斜板下面
や養液槽底部の洗浄が簡単に行なえるのである。
尚、前記パイプとしては、後述する実施例によ
つて明らかにされる通り、養液槽上部に装備した
養液循環用ポンプユニツトにおける吸液パイプで
もよく、養液槽とは別個に設けた地下タンク等へ
の排液パイプであつてもよい。
つて明らかにされる通り、養液槽上部に装備した
養液循環用ポンプユニツトにおける吸液パイプで
もよく、養液槽とは別個に設けた地下タンク等へ
の排液パイプであつてもよい。
また、本考案に言う養液供給手段とは、後述実
施例のように、底壁に小さな孔を有する給液溝の
他、管壁に小孔を設けて養液を噴霧あるいはシヤ
ワーするようにしたパイプをも包合する意味であ
る。
施例のように、底壁に小さな孔を有する給液溝の
他、管壁に小孔を設けて養液を噴霧あるいはシヤ
ワーするようにしたパイプをも包合する意味であ
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は水耕栽培器Aとこの水耕栽培器Aに定
植する苗の発芽パツクBとの構成部品を示す分解
斜視図である。第2図は発芽パツクの縦断正面
図、第3図は水耕栽培器の平面図、第4図は同上
縦断正面図、第5図および第6図同上縦断側面図
である。第7図イ,ロは作物の根の成育段階と液
面との関係を説明する概略縦断側面図である。
植する苗の発芽パツクBとの構成部品を示す分解
斜視図である。第2図は発芽パツクの縦断正面
図、第3図は水耕栽培器の平面図、第4図は同上
縦断正面図、第5図および第6図同上縦断側面図
である。第7図イ,ロは作物の根の成育段階と液
面との関係を説明する概略縦断側面図である。
発芽パツクBは、第1図、第2図に示すよう
に、直径10cm程度の養液収納容器1と、この養液
収納容器1内に挿脱自在で、かつ、底部2aに穴
2bを有する内容器2と、内容器2に収納された
苗床部材3と内容器2の蓋4とを有している。
に、直径10cm程度の養液収納容器1と、この養液
収納容器1内に挿脱自在で、かつ、底部2aに穴
2bを有する内容器2と、内容器2に収納された
苗床部材3と内容器2の蓋4とを有している。
内容器2は後述する通り、水耕栽培器に定植す
るための栽培鉢に兼用されるもので、上縁近傍位
置外周に環状の段部2cを有し、この環状段部2
cを養液収納容器1の開口縁部で支持するように
構成され、水耕栽培器への定植時には、前記環状
段部2cが水耕栽培器の蓋に設けた後述する穴2
3の縁部に支持されるようになつている。
るための栽培鉢に兼用されるもので、上縁近傍位
置外周に環状の段部2cを有し、この環状段部2
cを養液収納容器1の開口縁部で支持するように
構成され、水耕栽培器への定植時には、前記環状
段部2cが水耕栽培器の蓋に設けた後述する穴2
3の縁部に支持されるようになつている。
養液収納容器1は、光があたつて養液中に藻が
発生することを防止するための不透明材料で製作
されている。この不透明材料としては、内面に防
水加工を施した紙、発泡スチロール等が使用され
る。特に発泡スチロール等の断熱効果のある材料
を用いた場合には、外気温の変化による養液の温
度変化を抑制でき非常に有効である。
発生することを防止するための不透明材料で製作
されている。この不透明材料としては、内面に防
水加工を施した紙、発泡スチロール等が使用され
る。特に発泡スチロール等の断熱効果のある材料
を用いた場合には、外気温の変化による養液の温
度変化を抑制でき非常に有効である。
内容器2は不透明材料であつてもよいが、この
実施例では、透明樹脂シートを所定形状に成形す
ることによつて製作されている。蓋4も同様な透
明材料で製作されており、内容器2内が一種の温
室となつて冬期においては発芽を促進し、かつ、
発芽状態を監視できるように配慮されている。
実施例では、透明樹脂シートを所定形状に成形す
ることによつて製作されている。蓋4も同様な透
明材料で製作されており、内容器2内が一種の温
室となつて冬期においては発芽を促進し、かつ、
発芽状態を監視できるように配慮されている。
苗床部材3は、適度の通気性と保水性が得られ
るように、連続気泡を有する発泡ウレタン等のス
ポンジ状材料で製作されている。これは、洗浄や
消毒作業を不要にして低コストに量産できるよう
にする上でも、苗床部材の軽量化の上でも、さら
には水耕栽培時に生じる不都合を回避する上でも
重要である。即ち、苗床部材3が、例えば礫や砂
等である場合には、均質なものの多量入手が困難
であるばかりでなく、播種に先立つて洗浄、消毒
(土中の病原菌の滅菌処理)が必要であり、また
グラスウール等の繊維質材料や籾殻くん炭であれ
ば、水耕栽培器に定植した際、繊維の一部や籾殻
くん炭が養液中に流れ出て循環用ポンプに絡み付
いたり、目詰りを起こすといつた不都合で生じ
る。
るように、連続気泡を有する発泡ウレタン等のス
ポンジ状材料で製作されている。これは、洗浄や
消毒作業を不要にして低コストに量産できるよう
にする上でも、苗床部材の軽量化の上でも、さら
には水耕栽培時に生じる不都合を回避する上でも
重要である。即ち、苗床部材3が、例えば礫や砂
等である場合には、均質なものの多量入手が困難
であるばかりでなく、播種に先立つて洗浄、消毒
(土中の病原菌の滅菌処理)が必要であり、また
グラスウール等の繊維質材料や籾殻くん炭であれ
ば、水耕栽培器に定植した際、繊維の一部や籾殻
くん炭が養液中に流れ出て循環用ポンプに絡み付
いたり、目詰りを起こすといつた不都合で生じ
る。
これらの不都合は、上記の通り、発泡ウレタン
等のスポンジ状材料とすることによつて、全て解
消されるのである。
等のスポンジ状材料とすることによつて、全て解
消されるのである。
尚、苗床部材3の上面には、種子の大きさの2
倍程度の深さをもつ切込み3aが設けられてお
り、切込み3a内に播いた種子を弾性的に挾持
し、覆土したと同じ効果が得られるようになつて
いるが、これは必ずしも必要な構成ではない。例
えば、三つ葉の場合には、苗床部材3の上面に種
子を置くだけでもよい。
倍程度の深さをもつ切込み3aが設けられてお
り、切込み3a内に播いた種子を弾性的に挾持
し、覆土したと同じ効果が得られるようになつて
いるが、これは必ずしも必要な構成ではない。例
えば、三つ葉の場合には、苗床部材3の上面に種
子を置くだけでもよい。
上記の構成よりなる発芽パツクは、果菜類や葉
菜類等、水耕栽培すべき植物の種子を苗床部材3
に播き、養液収納容器1には苗床部材3の下部が
液面下に位置する程度に養液(この場合、発芽ま
では養分を要しないので、単なる水であつてもよ
い。)を入れ、内容器2には冬期においては蓋4
をして温度保持をはかりながら発芽させるもので
ある。
菜類等、水耕栽培すべき植物の種子を苗床部材3
に播き、養液収納容器1には苗床部材3の下部が
液面下に位置する程度に養液(この場合、発芽ま
では養分を要しないので、単なる水であつてもよ
い。)を入れ、内容器2には冬期においては蓋4
をして温度保持をはかりながら発芽させるもので
ある。
そして、発芽後、蓋4を取り去り、稚苗が定植
に適当な成育段階に達したら、苗床部材3を内容
器2ごと養液収納容器1から取り出し、かつ、内
容器2ごと水耕栽培器に定植するのである。
に適当な成育段階に達したら、苗床部材3を内容
器2ごと養液収納容器1から取り出し、かつ、内
容器2ごと水耕栽培器に定植するのである。
従つて、定植が簡単であり、しかも、苗を引き
抜いたり、苗床部材3をつかんで変形させること
がないので、移植に伴う根の損傷を防止できる。
抜いたり、苗床部材3をつかんで変形させること
がないので、移植に伴う根の損傷を防止できる。
次に、水耕栽培器の構成と作用について説明す
る。
る。
水耕栽培器は、養液循環式の水耕栽培に必要な
部材の全てを、持ち運び可能な程度にコンパクト
にまとめるもので、第1図に示すように、養液槽
5、その上部に着脱自在に被着した蓋6、両者
5,6間に配置された着脱自在な傾斜板7、前記
蓋6に着脱自在に取り付けられた養液循環用ポン
プユニツト8、フロート式給液弁9、液面計1
0、液温調節用発熱体の一例である防水構造を有
するヒータ11とその制御用サーモスタツト1
2、温度計13等を備えている。
部材の全てを、持ち運び可能な程度にコンパクト
にまとめるもので、第1図に示すように、養液槽
5、その上部に着脱自在に被着した蓋6、両者
5,6間に配置された着脱自在な傾斜板7、前記
蓋6に着脱自在に取り付けられた養液循環用ポン
プユニツト8、フロート式給液弁9、液面計1
0、液温調節用発熱体の一例である防水構造を有
するヒータ11とその制御用サーモスタツト1
2、温度計13等を備えている。
前記養液槽5は、第1図、第4〜6図に示すよ
うに、ポリプロピレン等の合成樹脂材料によつて
平面視矩形状に成形され、かつ、短辺側側壁の外
面の上端近傍部に一対の把手14aを有する外装
用のメインボツクス14に、発泡スチロール製の
断熱用インナーボツクス15を挿脱自在に嵌め込
み、その内面にポリエチレン等の非通水性材料製
の着脱交換自在なインナーシート16を張設する
ことによつて構成されている。インナーボツクス
15の上縁は、メインボツクス14の上縁よりも
若干突出しており、インナーボツクス15の長辺
側側壁の上縁中央部には、メインボツクス14上
縁よりも突出した部分に相対向する一対の切欠1
7が形成されている。
うに、ポリプロピレン等の合成樹脂材料によつて
平面視矩形状に成形され、かつ、短辺側側壁の外
面の上端近傍部に一対の把手14aを有する外装
用のメインボツクス14に、発泡スチロール製の
断熱用インナーボツクス15を挿脱自在に嵌め込
み、その内面にポリエチレン等の非通水性材料製
の着脱交換自在なインナーシート16を張設する
ことによつて構成されている。インナーボツクス
15の上縁は、メインボツクス14の上縁よりも
若干突出しており、インナーボツクス15の長辺
側側壁の上縁中央部には、メインボツクス14上
縁よりも突出した部分に相対向する一対の切欠1
7が形成されている。
そして、これらの切欠17には、帯板部分とそ
の両端から下方へほぼ直角に折れ曲つた折曲板部
分とを備えた硬質合成樹脂、ステンレススチール
等よりなる補強板18が嵌め込まれ、この補強板
18によつて、栽培作物の重量等に起因する蓋6
の下方へのたわみ変形や養液槽5の外側へのたわ
み変形を防止してある。また、インナーボツクス
15の長辺側側壁には、底壁から適当な高さの位
置に、前記傾斜板7を保持するための左右一対の
保持部材19と、各保持部材19の両端から立上
つた位置決め部材20とが一体に膨出成形されて
いる。また、インナーボツクス15の底壁上面に
は、ポンプユニツト8の設置箇所直下と給液弁9
の設置箇所直下に、夫々、円周方向の一部が切欠
かれた平面視略C字形の隆起部15a,15bが
一体に膨出成形されている。
の両端から下方へほぼ直角に折れ曲つた折曲板部
分とを備えた硬質合成樹脂、ステンレススチール
等よりなる補強板18が嵌め込まれ、この補強板
18によつて、栽培作物の重量等に起因する蓋6
の下方へのたわみ変形や養液槽5の外側へのたわ
み変形を防止してある。また、インナーボツクス
15の長辺側側壁には、底壁から適当な高さの位
置に、前記傾斜板7を保持するための左右一対の
保持部材19と、各保持部材19の両端から立上
つた位置決め部材20とが一体に膨出成形されて
いる。また、インナーボツクス15の底壁上面に
は、ポンプユニツト8の設置箇所直下と給液弁9
の設置箇所直下に、夫々、円周方向の一部が切欠
かれた平面視略C字形の隆起部15a,15bが
一体に膨出成形されている。
前記蓋6は、発泡スチロール等の不透明合成樹
脂材料で製作されたもので、養液槽5に対応する
寸法の矩形状を呈する。蓋6の中央部には、蓋6
の長辺方向に細長い平面視矩形状で上方の開口し
た給液溝21が設けられており、この給液溝21
の長手方向一端側に隣接する位置には、前記ポン
プユニツト8を着脱自在に設置するための穴22
が、また、給液溝21の左右両側には、栽培鉢
(即ち、先に述べた内容器2)を上方から嵌め込
んで一定位置に保持するための複数対の穴23が
夫々設けられている。そして、前記ポンプユニツ
ト設置用穴22の左右一側には、給液口24が、
他側には液面計挿入孔25、サーモスタツト挿入
孔26、ヒータ用リード線挿入孔27、温度計挿
入孔28が夫々設けられている。
脂材料で製作されたもので、養液槽5に対応する
寸法の矩形状を呈する。蓋6の中央部には、蓋6
の長辺方向に細長い平面視矩形状で上方の開口し
た給液溝21が設けられており、この給液溝21
の長手方向一端側に隣接する位置には、前記ポン
プユニツト8を着脱自在に設置するための穴22
が、また、給液溝21の左右両側には、栽培鉢
(即ち、先に述べた内容器2)を上方から嵌め込
んで一定位置に保持するための複数対の穴23が
夫々設けられている。そして、前記ポンプユニツ
ト設置用穴22の左右一側には、給液口24が、
他側には液面計挿入孔25、サーモスタツト挿入
孔26、ヒータ用リード線挿入孔27、温度計挿
入孔28が夫々設けられている。
前記給液溝21は、上下に貫通した複数の小さ
な孔29が長手方向全域にわたつて設けられた底
壁30と、四周の側壁31と、前記ポンプユニツ
ト設置用穴22側に片寄つた位置において底壁3
0を上下に貫通する排液孔32を有する前記側壁
31よりも背の抵いオーバーフロー用の筒状の堰
33とからなり、これらを蓋6に一体成形したも
のである。34は給液溝21の上方開口部に着脱
自在に置かれた不透明合成樹脂製の蓋板であり、
後述する液吐出パイプ8cの先端を挿入するため
の孔34aを有している。
な孔29が長手方向全域にわたつて設けられた底
壁30と、四周の側壁31と、前記ポンプユニツ
ト設置用穴22側に片寄つた位置において底壁3
0を上下に貫通する排液孔32を有する前記側壁
31よりも背の抵いオーバーフロー用の筒状の堰
33とからなり、これらを蓋6に一体成形したも
のである。34は給液溝21の上方開口部に着脱
自在に置かれた不透明合成樹脂製の蓋板であり、
後述する液吐出パイプ8cの先端を挿入するため
の孔34aを有している。
前記傾斜板7は、給液溝21の孔29及びオー
バーフロー用の筒状堰33の排液孔32から流下
した養液を薄い層状に分散して流すことにより大
気との接触面積を拡大して溶存酸素濃度を高め、
かつ、蓋6に設置された栽培鉢(内容器2)の作
物の根を受け、根が生長するにつれてそれを平面
的に分散させるために設けられたもので、養液槽
5内の所定位置に嵌め込まれた状態では、つま
り、前記位置決め部材20間の保持部材19上に
保持された状態においては、傾斜板7の下面と養
液槽5の底部との間に、養液の貯溜部と根のはび
こる場所とを兼ねた空間Sが形成される。この傾
斜板7は、塩ビ等の合成樹脂材料で製作されてお
り、第1図、第5図に示すように、中央部(即
ち、給液溝21の下部に沿つて位置する部分)が
高く、左右両側ほど低くなる略山形に形成され、
その前端(即ち、養液槽5に対する給液口24に
近い側の端部)には、養液および根の侵入を妨げ
る立上り板部7aが一体に形成され、後端両角部
には養液および生長した根を養液槽5の底部に導
くための切欠部7bが設けられている。また、傾
斜板7の左右両端縁には、ゴム、軟質合成樹脂等
の弾性材料よりなる断面略U字形のパツキン7c
が嵌着されている。
バーフロー用の筒状堰33の排液孔32から流下
した養液を薄い層状に分散して流すことにより大
気との接触面積を拡大して溶存酸素濃度を高め、
かつ、蓋6に設置された栽培鉢(内容器2)の作
物の根を受け、根が生長するにつれてそれを平面
的に分散させるために設けられたもので、養液槽
5内の所定位置に嵌め込まれた状態では、つま
り、前記位置決め部材20間の保持部材19上に
保持された状態においては、傾斜板7の下面と養
液槽5の底部との間に、養液の貯溜部と根のはび
こる場所とを兼ねた空間Sが形成される。この傾
斜板7は、塩ビ等の合成樹脂材料で製作されてお
り、第1図、第5図に示すように、中央部(即
ち、給液溝21の下部に沿つて位置する部分)が
高く、左右両側ほど低くなる略山形に形成され、
その前端(即ち、養液槽5に対する給液口24に
近い側の端部)には、養液および根の侵入を妨げ
る立上り板部7aが一体に形成され、後端両角部
には養液および生長した根を養液槽5の底部に導
くための切欠部7bが設けられている。また、傾
斜板7の左右両端縁には、ゴム、軟質合成樹脂等
の弾性材料よりなる断面略U字形のパツキン7c
が嵌着されている。
従つて、傾斜板7をその中央部から若干弾性変
形させた状態で養液槽5内の所定位置に嵌め込む
ことにより、パツキン7cが保持部材19上面と
これに沿つた養液槽5の側壁内面とに密着し、傾
斜板7上の養液や根が短絡的に養液槽5の底部側
に侵入することを確実に防止でき、かつ、この状
態においては、立上り板部7aの両側縁もこれに
対向する養液槽5の側壁内面に当接又は近接して
いるため、ポンプユニツト8や給液弁9側への養
液の自由な流入や侵入を妨げることができる。
形させた状態で養液槽5内の所定位置に嵌め込む
ことにより、パツキン7cが保持部材19上面と
これに沿つた養液槽5の側壁内面とに密着し、傾
斜板7上の養液や根が短絡的に養液槽5の底部側
に侵入することを確実に防止でき、かつ、この状
態においては、立上り板部7aの両側縁もこれに
対向する養液槽5の側壁内面に当接又は近接して
いるため、ポンプユニツト8や給液弁9側への養
液の自由な流入や侵入を妨げることができる。
尚、パツキン7cは、傾斜板7の端縁が平滑に
仕上げられていなくても、端縁が引つかかつてイ
ンナーシート16が破れることがないようにする
役目も果たすものである。図示しないが、立上り
板部7aの両側縁にもパツキン7cを嵌着して実
施してもよい。
仕上げられていなくても、端縁が引つかかつてイ
ンナーシート16が破れることがないようにする
役目も果たすものである。図示しないが、立上り
板部7aの両側縁にもパツキン7cを嵌着して実
施してもよい。
前記ポンプユニツト8は、エンペラを内蔵した
ポンプ8aと、その吸込口から下方に延設した吸
液パイプ8bと、吐出口から上方に延設し、か
つ、先端を下向きに彎曲させた吐出パイプ8c
と、エンペラの回転軸を内蔵したパイプ8dと、
駆動用モータ8eとから構成されている。そし
て、前記モータ8eを蓋6に搭載し、かつ、ポン
プ8a、吸液パイプ8b、吐出パイプ8cの下半
部、パイプ8dを、前記蓋6に設けたポンプユニ
ツト設置用穴22を通して養液槽5内に、少なく
とも吸液パイプ8bが貯溜養液中に垂設された状
態に挿入してある。
ポンプ8aと、その吸込口から下方に延設した吸
液パイプ8bと、吐出口から上方に延設し、か
つ、先端を下向きに彎曲させた吐出パイプ8c
と、エンペラの回転軸を内蔵したパイプ8dと、
駆動用モータ8eとから構成されている。そし
て、前記モータ8eを蓋6に搭載し、かつ、ポン
プ8a、吸液パイプ8b、吐出パイプ8cの下半
部、パイプ8dを、前記蓋6に設けたポンプユニ
ツト設置用穴22を通して養液槽5内に、少なく
とも吸液パイプ8bが貯溜養液中に垂設された状
態に挿入してある。
尚、第1図、第3図、第4図に示す35は、モ
ータ8eを雨水や直射日光から保護する不透明合
成樹脂製のカバーであり、前記把手14aの上面
に形成した凹溝14bに着脱自在に差し込まれて
いる。また、蓋6の前記穴22周囲の上面にはモ
ータ8eと嵌合して、これを位置決めするための
凹部36が形成され、蓋6の前記穴22周囲の下
面には環状壁37が一体成形されている。
ータ8eを雨水や直射日光から保護する不透明合
成樹脂製のカバーであり、前記把手14aの上面
に形成した凹溝14bに着脱自在に差し込まれて
いる。また、蓋6の前記穴22周囲の上面にはモ
ータ8eと嵌合して、これを位置決めするための
凹部36が形成され、蓋6の前記穴22周囲の下
面には環状壁37が一体成形されている。
前記環状壁37によつて形成される凹部には、
断面が円形で、かつ、前記ポンプ8a、吸液パイ
プ8b、吐出パイプ8cの下半部、パイプ8dの
周囲を囲む内径を有する硬質合成樹脂製のポンプ
保護用筒体38が嵌め込まれている。この筒体3
8は、前述した平面視略C字形の隆起部15aと
の組合わせにより、吸液パイプ8bに対する養液
の流入経路を規制して、傾斜板7の下方にまで伸
びた根が吸液パイプ8bに吸込まれてポンプ8a
の作動に異常を来たすのを防止する役目を果たす
と同時に、蓋6のモータ搭載部下面を支える補強
用支柱としての役目を果たすものである。
断面が円形で、かつ、前記ポンプ8a、吸液パイ
プ8b、吐出パイプ8cの下半部、パイプ8dの
周囲を囲む内径を有する硬質合成樹脂製のポンプ
保護用筒体38が嵌め込まれている。この筒体3
8は、前述した平面視略C字形の隆起部15aと
の組合わせにより、吸液パイプ8bに対する養液
の流入経路を規制して、傾斜板7の下方にまで伸
びた根が吸液パイプ8bに吸込まれてポンプ8a
の作動に異常を来たすのを防止する役目を果たす
と同時に、蓋6のモータ搭載部下面を支える補強
用支柱としての役目を果たすものである。
即ち、筒体38は、第4図、第6図に示す通
り、上端面を蓋6のモータ搭載部下面(環状壁3
6で形成された凹部内における蓋6の下面)に当
接させ、また、下端面の一部を養液槽5の底部上
面に当接させた状態で、つまり、下端面が前記平
面視略C字形の隆起部15aで支持された状態に
配設されるのである。従つて、蓋6のモータ搭載
部が筒体38で補強され、かつ、筒体38は前記
隆起部15aの無い位置でのみ内外に連通し、養
液槽5内の貯溜養液はその連通部分を経て吸液パ
イプ8bに吸込まれ、吸液パイプ8bへの根の侵
入が防止されるのである。
り、上端面を蓋6のモータ搭載部下面(環状壁3
6で形成された凹部内における蓋6の下面)に当
接させ、また、下端面の一部を養液槽5の底部上
面に当接させた状態で、つまり、下端面が前記平
面視略C字形の隆起部15aで支持された状態に
配設されるのである。従つて、蓋6のモータ搭載
部が筒体38で補強され、かつ、筒体38は前記
隆起部15aの無い位置でのみ内外に連通し、養
液槽5内の貯溜養液はその連通部分を経て吸液パ
イプ8bに吸込まれ、吸液パイプ8bへの根の侵
入が防止されるのである。
前記給液弁9は、第1図、第6図に示すように
外周面に養液の水位調節用目印39aを有し、下
端に弁座40を備えた給液パイプ39を前記給液
口24に挿入して、蓋6の弾性復元力と摩擦抵抗
とにより、上下位置調節自在に支持させ、この給
液パイプ39内に、ガイド杆41を上下動自在に
挿入し、ガイド杆41の下端に弁体42およびフ
ロート43を取り付け、上端には、給液パイプ3
9よりも小径で、かつ、前記弁座40との当接に
よりガイド杆41を抜止めするストツパー44を
取り付けて構成したものである。尚、給液パイプ
39の上端は図外の養液タンクに接続される。
外周面に養液の水位調節用目印39aを有し、下
端に弁座40を備えた給液パイプ39を前記給液
口24に挿入して、蓋6の弾性復元力と摩擦抵抗
とにより、上下位置調節自在に支持させ、この給
液パイプ39内に、ガイド杆41を上下動自在に
挿入し、ガイド杆41の下端に弁体42およびフ
ロート43を取り付け、上端には、給液パイプ3
9よりも小径で、かつ、前記弁座40との当接に
よりガイド杆41を抜止めするストツパー44を
取り付けて構成したものである。尚、給液パイプ
39の上端は図外の養液タンクに接続される。
従つて、例えば、作物の根が短い場合には、給
液パイプ39を適当な高さまで引き抜いて、給液
弁9によつて制御される液面を上昇し(第7図イ
参照)、根が長い場合には、給液パイプ39を所
定位置まで押し下げて液面を下降する(第7図ロ
参照)といつたように、作物の成育段階や種類に
応じて、容易に液面制御の基準を変更できる。
尚、給液パイプ39の周囲にも、前記筒体38と
同様な筒体45が、その上端面を蓋6下面に当接
し、下端面が平面視略C字形の隆起部15bで支
持された状態に設けられており、根が給液パイプ
39内に侵入するのを防止してある。
液パイプ39を適当な高さまで引き抜いて、給液
弁9によつて制御される液面を上昇し(第7図イ
参照)、根が長い場合には、給液パイプ39を所
定位置まで押し下げて液面を下降する(第7図ロ
参照)といつたように、作物の成育段階や種類に
応じて、容易に液面制御の基準を変更できる。
尚、給液パイプ39の周囲にも、前記筒体38と
同様な筒体45が、その上端面を蓋6下面に当接
し、下端面が平面視略C字形の隆起部15bで支
持された状態に設けられており、根が給液パイプ
39内に侵入するのを防止してある。
前記液面計10は、外周面に目盛を有するロツ
ド46を前記液面計挿入孔25に上下動自在に挿
入し、ロツド46の下端にフロート47を、上端
には抜止め用のストツパー48を夫々取り付けて
構成したものである。
ド46を前記液面計挿入孔25に上下動自在に挿
入し、ロツド46の下端にフロート47を、上端
には抜止め用のストツパー48を夫々取り付けて
構成したものである。
第8図は別の実施例を示し、傾斜板7の左右両
端にも立上り板部7dを設けた点に特徴がある。
この実施例によれば、傾斜板7の前端及び左右両
端に立上り板部7a,7dがあるので、パツキン
を設けなくても、ポンプユニツト8の吸液パイプ
8bや給液弁9側への根や養液の短絡的な侵入を
完全に防止できる。
端にも立上り板部7dを設けた点に特徴がある。
この実施例によれば、傾斜板7の前端及び左右両
端に立上り板部7a,7dがあるので、パツキン
を設けなくても、ポンプユニツト8の吸液パイプ
8bや給液弁9側への根や養液の短絡的な侵入を
完全に防止できる。
第9図は別の実施例を示し、傾斜板7上端の立
上り板部7aの上下幅を若干広めに形成すると共
に、その上端から後方へ略直角に折れ曲つた板部
7eを設けて、この板部7eで蓋6の重量の一部
を支持するように構成した点に特徴がある。その
他の構成は、第1図乃至第7図イ,ロに基づいて
述べた実施例と同じである。また、上記の各実施
例では、いずれも、傾斜板7を養液槽5の底部か
ら適当高さの位置に設けて傾斜板7の下方に、養
液貯溜部を形成しているが、第10図及び第11
図に示すように、傾斜板7を養液槽5の底部に直
接設置してもよい。この場合第12図に示すよう
に、養液槽5とは別に地下タンク5′と循環用の
ポンプ8a′とを設け、このポンプ8a′から多数の
養液槽5に養液を供給する大規模な水耕栽培器に
好適である。同図中、8b′は養液槽5と地下タン
ク5′とを接続する排液パイプである。
上り板部7aの上下幅を若干広めに形成すると共
に、その上端から後方へ略直角に折れ曲つた板部
7eを設けて、この板部7eで蓋6の重量の一部
を支持するように構成した点に特徴がある。その
他の構成は、第1図乃至第7図イ,ロに基づいて
述べた実施例と同じである。また、上記の各実施
例では、いずれも、傾斜板7を養液槽5の底部か
ら適当高さの位置に設けて傾斜板7の下方に、養
液貯溜部を形成しているが、第10図及び第11
図に示すように、傾斜板7を養液槽5の底部に直
接設置してもよい。この場合第12図に示すよう
に、養液槽5とは別に地下タンク5′と循環用の
ポンプ8a′とを設け、このポンプ8a′から多数の
養液槽5に養液を供給する大規模な水耕栽培器に
好適である。同図中、8b′は養液槽5と地下タン
ク5′とを接続する排液パイプである。
以上のように、本考案においては、養液槽の底
部と栽培鉢及び養液供給手段との間に、中央部が
高く左右両側ほど低くなる略山形に形成され、且
つ、前端には根の侵入を妨げる立上がり板部が形
成された傾斜板を、その左右両下端部が前記養液
槽の側縁内面に密着すると共に、前記立上り板部
の両側縁が養液槽の側縁内面に当接又は近接する
ように、養液槽に対して着脱自在に設けているの
で、傾斜板の左右両下端部が養液槽の側縁内面に
密着することによつて、傾斜板上に平面的に分散
された根及び傾斜板上を流下した養液が短絡的に
養液槽の底部に侵入するのを防止することができ
ると共に、立上がり板部の両側縁が養液槽の側縁
内面に当接又は近接していることによつて、ポン
プユニツトや給液弁側への養液の自由な流入や根
の侵入を防止することができる。従つて、根が養
液循環ポンプやパイプ内に侵入して養液の循環に
支障を来すことが防止できる。
部と栽培鉢及び養液供給手段との間に、中央部が
高く左右両側ほど低くなる略山形に形成され、且
つ、前端には根の侵入を妨げる立上がり板部が形
成された傾斜板を、その左右両下端部が前記養液
槽の側縁内面に密着すると共に、前記立上り板部
の両側縁が養液槽の側縁内面に当接又は近接する
ように、養液槽に対して着脱自在に設けているの
で、傾斜板の左右両下端部が養液槽の側縁内面に
密着することによつて、傾斜板上に平面的に分散
された根及び傾斜板上を流下した養液が短絡的に
養液槽の底部に侵入するのを防止することができ
ると共に、立上がり板部の両側縁が養液槽の側縁
内面に当接又は近接していることによつて、ポン
プユニツトや給液弁側への養液の自由な流入や根
の侵入を防止することができる。従つて、根が養
液循環ポンプやパイプ内に侵入して養液の循環に
支障を来すことが防止できる。
又、傾斜板が養液槽に対して着脱自在であるた
め、傾斜板下方に養液を流す構造であるにも拘わ
らず、栽培作物の収穫後における傾斜板下面や養
液槽底部の洗浄が簡単に行えるといつた実用的効
果を奏する。
め、傾斜板下方に養液を流す構造であるにも拘わ
らず、栽培作物の収穫後における傾斜板下面や養
液槽底部の洗浄が簡単に行えるといつた実用的効
果を奏する。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
水耕栽培器及び発芽パツクの分解斜視図、第2図
は発芽パツクの縦断正面図、第3図は水耕栽培器
の平面図、第4図は同上縦断正面図、第5図およ
び第6図は同上縦断側面図、第7図イ,ロは作物
の根の成育段階と液面との関係を説明する概略縦
断側面図、第8図、第9図は各々別の実施例を示
す傾斜板の斜視図、第10図および第11図は別
の実施例を示す水耕栽培器の概略縦断正面図と同
上縦断側面図、第12図は別の実施例を示す大規
模の水耕栽培器の概略縦断正面図である。 2……栽培鉢(内容器)、5……養液槽、7…
…傾斜板、7a……立上り板部、8……ポンプユ
ニツト、8a,8a′……ポンプ、8b……吸液パ
イプ、8b′……排液パイプ。
水耕栽培器及び発芽パツクの分解斜視図、第2図
は発芽パツクの縦断正面図、第3図は水耕栽培器
の平面図、第4図は同上縦断正面図、第5図およ
び第6図は同上縦断側面図、第7図イ,ロは作物
の根の成育段階と液面との関係を説明する概略縦
断側面図、第8図、第9図は各々別の実施例を示
す傾斜板の斜視図、第10図および第11図は別
の実施例を示す水耕栽培器の概略縦断正面図と同
上縦断側面図、第12図は別の実施例を示す大規
模の水耕栽培器の概略縦断正面図である。 2……栽培鉢(内容器)、5……養液槽、7…
…傾斜板、7a……立上り板部、8……ポンプユ
ニツト、8a,8a′……ポンプ、8b……吸液パ
イプ、8b′……排液パイプ。
Claims (1)
- 養液槽の前端部に養液循環ポンプ又はそれへ養
液を戻すためのパイプを設け、上方には中央部に
位置する養液供給手段とその左右両側に位置する
複数の栽培鉢とを設けた水耕栽培器において、前
記養液槽の底部と前記栽培鉢及び養液供給手段と
の間に、中央部が高く左右両側ほど低くなる略山
形に形成され、且つ、前端には根の侵入を妨げる
立上がり板部が形成された傾斜板を、その左右両
下端部が前記養液槽の側縁内面に密着すると共
に、前記立上がり板部の両側縁が前記養液槽の側
縁内面に当接又は近接するように、前記養液槽に
対して着脱自在に設けてあることを特徴とする水
耕栽培器における根分散用傾斜板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982036736U JPS58139061U (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 水耕栽培器における根分散用傾斜板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982036736U JPS58139061U (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 水耕栽培器における根分散用傾斜板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58139061U JPS58139061U (ja) | 1983-09-19 |
JPS6228865Y2 true JPS6228865Y2 (ja) | 1987-07-24 |
Family
ID=30048155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1982036736U Granted JPS58139061U (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 水耕栽培器における根分散用傾斜板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58139061U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010110280A (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 栽培槽及び屋上緑化装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6019361B2 (ja) * | 2012-08-20 | 2016-11-02 | 本多電子株式会社 | 超音波霧化栽培装置用の栽培容器、超音波霧化栽培システム、超音波霧化栽培方法 |
-
1982
- 1982-03-15 JP JP1982036736U patent/JPS58139061U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010110280A (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 栽培槽及び屋上緑化装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58139061U (ja) | 1983-09-19 |
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