JPS62288004A - 木材の難燃処理法 - Google Patents
木材の難燃処理法Info
- Publication number
- JPS62288004A JPS62288004A JP13208986A JP13208986A JPS62288004A JP S62288004 A JPS62288004 A JP S62288004A JP 13208986 A JP13208986 A JP 13208986A JP 13208986 A JP13208986 A JP 13208986A JP S62288004 A JPS62288004 A JP S62288004A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- flame
- pressure
- treatment method
- weight
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔発明の技術分野〕
本発明は木材の難燃処理法に係わり、さら昏こ詳しくは
製材した木材を圧力釜にて飽和水蒸気で加圧加熱し、つ
いで減圧下で処理したのちの防火薬液を含浸させること
(こよる、木材の表面、外観状態を変えず番こ難燃化す
る処理法に関する。
製材した木材を圧力釜にて飽和水蒸気で加圧加熱し、つ
いで減圧下で処理したのちの防火薬液を含浸させること
(こよる、木材の表面、外観状態を変えず番こ難燃化す
る処理法に関する。
木材は建材として古来から広く使用されているが、よく
燃えるという欠点がある。この改良法として種々の難燃
処理法が知られている。その一つとして木材の表面に防
火塗料を塗装する方法がある。この方法では表面のみが
難燃化されるだけなので、長時間裸火に接炎した場合)
こは効果がなく、また表面状態が変わる欠点がある。ま
た、防火薬液を常圧、加圧、または減圧下で含浸せしめ
る方法も知られている。この方法も薬剤が表面には多く
付着するが、内部への含浸は小さく、難燃効果が不十分
である。
燃えるという欠点がある。この改良法として種々の難燃
処理法が知られている。その一つとして木材の表面に防
火塗料を塗装する方法がある。この方法では表面のみが
難燃化されるだけなので、長時間裸火に接炎した場合)
こは効果がなく、また表面状態が変わる欠点がある。ま
た、防火薬液を常圧、加圧、または減圧下で含浸せしめ
る方法も知られている。この方法も薬剤が表面には多く
付着するが、内部への含浸は小さく、難燃効果が不十分
である。
この改良法として、特開昭59−20605号公報(こ
は木材の表面を炭化処理したのち防火薬液を含浸させる
ことによる、含浸性の高い木材の難燃処理法が提案され
ている。この方法では難燃化効果はかなり高くなるが、
なお表面近くでの含浸であって、肉厚木材の難燃効果は
不十分である。
は木材の表面を炭化処理したのち防火薬液を含浸させる
ことによる、含浸性の高い木材の難燃処理法が提案され
ている。この方法では難燃化効果はかなり高くなるが、
なお表面近くでの含浸であって、肉厚木材の難燃効果は
不十分である。
また、表面が黒く或いは発泡状態に変わる欠点がある。
本発明の目的は、製材された木材とその表面、外観状態
を変えずQこ、外内部ともに難燃化させるための処理方
法を提供することにある。
を変えずQこ、外内部ともに難燃化させるための処理方
法を提供することにある。
加圧し1ついで該水蒸気を排出、減圧下で処理したのち
、防火薬液を含浸せしめる木材の難燃処理法である。
、防火薬液を含浸せしめる木材の難燃処理法である。
本発明の対象とする木材は国内外産の針葉樹及び広葉樹
の区別なく種々の樹種であるが、例えばベイマツ、トド
マツ、桧、杉、赤松、黒松、樫、楠等を挙げることがで
きる。
の区別なく種々の樹種であるが、例えばベイマツ、トド
マツ、桧、杉、赤松、黒松、樫、楠等を挙げることがで
きる。
本発明では製材した木材を先ず、飽和水蒸気の投入口、
真空ポンプに連なる排気口、防火液の噴射口、ドレン廃
液口、温度計を設けた1(M++mHgの減圧と20
K910nの加圧に耐える円筒形の圧力釜に収納する。
真空ポンプに連なる排気口、防火液の噴射口、ドレン廃
液口、温度計を設けた1(M++mHgの減圧と20
K910nの加圧に耐える円筒形の圧力釜に収納する。
該圧力釜に飽和水蒸気を投入し、通常110〜170℃
、さらに好ましくは120〜150℃に、木材の厚みに
よって異なるが、通常1〜5時間さらに好ましくは2〜
4時間加熱加圧する。ついで飽和水蒸気を排出し、真空
ポンプを運転して圧力釜内を700 mmHg以下さら
番こ好ましくは2007111WHg以下の減圧とし、
木材の含有水を均一に沸とう発散せしめる。0.5〜3
時間時間後車ンプの運転を停止し、圧力釜内を常圧に戻
したのち、木材をこ防火薬液を約30分間噴射し、満遍
無く含浸せしめる。木材の厚みが30闘以上と厚いとき
は、減圧と防火液の噴射をくり返し行うことが好ましい
。ここで用いられる防火薬剤は公知の無機塩や有機物で
あって、具体的には炭酸水素ナトリウム、炭酸ソーダ、
炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、硅酸ナトリウム、リ
ン酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸、ホウ酸
、ホウ砂、ジシアンジアミドなどを例示できる。これら
防火薬剤は通常1〜50チ重量%の水溶液として用いら
れる。
、さらに好ましくは120〜150℃に、木材の厚みに
よって異なるが、通常1〜5時間さらに好ましくは2〜
4時間加熱加圧する。ついで飽和水蒸気を排出し、真空
ポンプを運転して圧力釜内を700 mmHg以下さら
番こ好ましくは2007111WHg以下の減圧とし、
木材の含有水を均一に沸とう発散せしめる。0.5〜3
時間時間後車ンプの運転を停止し、圧力釜内を常圧に戻
したのち、木材をこ防火薬液を約30分間噴射し、満遍
無く含浸せしめる。木材の厚みが30闘以上と厚いとき
は、減圧と防火液の噴射をくり返し行うことが好ましい
。ここで用いられる防火薬剤は公知の無機塩や有機物で
あって、具体的には炭酸水素ナトリウム、炭酸ソーダ、
炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、硅酸ナトリウム、リ
ン酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸、ホウ酸
、ホウ砂、ジシアンジアミドなどを例示できる。これら
防火薬剤は通常1〜50チ重量%の水溶液として用いら
れる。
該防火薬剤含浸木材は天然で1週間程度乾燥したのち、
熱風式乾燥機中10〜30時間乾燥せしめて含水率を1
0〜15チ程度とし、実用に供される。
熱風式乾燥機中10〜30時間乾燥せしめて含水率を1
0〜15チ程度とし、実用に供される。
本発明の難燃処理法は、圧力釜内で木材を燃え易くして
いる原因でもある樹脂を除去し、さらに木材の細胞を開
口させたのち昏こ防火薬剤を含浸せしめるので、防火薬
剤は木材の外内部まで早く吸収され、防火効果が大きい
。また、本処理によって色調、肌荒れ、ワレ、歪み等表
面や外観に変化を来たさないので、商品価値の高い難燃
処理材が得られる。
いる原因でもある樹脂を除去し、さらに木材の細胞を開
口させたのち昏こ防火薬剤を含浸せしめるので、防火薬
剤は木材の外内部まで早く吸収され、防火効果が大きい
。また、本処理によって色調、肌荒れ、ワレ、歪み等表
面や外観に変化を来たさないので、商品価値の高い難燃
処理材が得られる。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を説明する。な
お、難燃性評価は以下の方法によって行なった。
お、難燃性評価は以下の方法によって行なった。
難燃性評価
45度に傾けた板面に長さ20mのブンゼンバーナーの
炎を25秒間接炎し、着火の有無を調べた。
炎を25秒間接炎し、着火の有無を調べた。
実施例1
長さ400mm、巾100mm、厚さ20mmに製材し
たベイマツ材を圧力釜に収納し、密閉した圧力釜に2に
9/cdの水蒸気を送り内温を130℃とし、5時間保
った。ついで飽和水蒸気を排気し、圧力釜内を150m
xHgの減圧とし2時間放置した。こののち、常圧に戻
し木材に3重量%のホウ酸と3重量%のホウ砂を含む水
溶液を30分間噴射し、満遍なく含浸せしめた。該処理
木材は10日間風乾したのち熱風乾燥機中50℃で20
時間乾燥した。この木材を」二記の方法で難燃性を評価
した結果、着火しなかった。
たベイマツ材を圧力釜に収納し、密閉した圧力釜に2に
9/cdの水蒸気を送り内温を130℃とし、5時間保
った。ついで飽和水蒸気を排気し、圧力釜内を150m
xHgの減圧とし2時間放置した。こののち、常圧に戻
し木材に3重量%のホウ酸と3重量%のホウ砂を含む水
溶液を30分間噴射し、満遍なく含浸せしめた。該処理
木材は10日間風乾したのち熱風乾燥機中50℃で20
時間乾燥した。この木材を」二記の方法で難燃性を評価
した結果、着火しなかった。
実施例2
3重量%のホウ酸と3重量%のホウ砂を含む水溶液の代
り番こ、7重量%の炭酸水素ナトリウムを常圧に戻した
木材に、その温度が50℃以下に下がるのを待って噴射
した以外は実施例1をくり返した。該処理木材を上記の
方法で難燃性を評価した結果、着火しなかった。
り番こ、7重量%の炭酸水素ナトリウムを常圧に戻した
木材に、その温度が50℃以下に下がるのを待って噴射
した以外は実施例1をくり返した。該処理木材を上記の
方法で難燃性を評価した結果、着火しなかった。
実施例3
3重量%のホウ酸と3重量%のホウ砂を含む水溶液の代
りに3重量%の硫酸アンモニウムと3重量%のリン酸ア
ンモニウムを含む水溶液を用いた以外は実施例1をくり
返した。該処理木材を上記の方法で難燃性を評価した結
果、着火しなかった。
りに3重量%の硫酸アンモニウムと3重量%のリン酸ア
ンモニウムを含む水溶液を用いた以外は実施例1をくり
返した。該処理木材を上記の方法で難燃性を評価した結
果、着火しなかった。
比較例1
ベイマツ材を実施例1と同様に製材し、3重量チのホウ
酸と3重量係のホウ砂を含む水溶液を30分間噴射した
。10日間風乾したのち熱風乾燥機中50℃で20時間
乾燥した。該木材を」1記の方法で難燃性を評価した結
果、着火した。
酸と3重量係のホウ砂を含む水溶液を30分間噴射した
。10日間風乾したのち熱風乾燥機中50℃で20時間
乾燥した。該木材を」1記の方法で難燃性を評価した結
果、着火した。
Claims (1)
- 製材した木材を圧力釜内にて飽和水蒸気で加圧加熱し、
ついで該水蒸気を排出、減圧下で処理したのち、防火薬
液を含浸せしめることを特徴とする木材の難燃処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13208986A JPS62288004A (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | 木材の難燃処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13208986A JPS62288004A (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | 木材の難燃処理法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62288004A true JPS62288004A (ja) | 1987-12-14 |
Family
ID=15073235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13208986A Pending JPS62288004A (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | 木材の難燃処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62288004A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02277603A (ja) * | 1989-04-19 | 1990-11-14 | Yamaha Corp | 木材の難燃化処理法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS555848A (en) * | 1978-06-28 | 1980-01-17 | Hiyougo Izumi | Method of injecting chemicals into lumber |
-
1986
- 1986-06-06 JP JP13208986A patent/JPS62288004A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS555848A (en) * | 1978-06-28 | 1980-01-17 | Hiyougo Izumi | Method of injecting chemicals into lumber |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02277603A (ja) * | 1989-04-19 | 1990-11-14 | Yamaha Corp | 木材の難燃化処理法 |
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