[go: up one dir, main page]

JPS622813B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS622813B2
JPS622813B2 JP51136106A JP13610676A JPS622813B2 JP S622813 B2 JPS622813 B2 JP S622813B2 JP 51136106 A JP51136106 A JP 51136106A JP 13610676 A JP13610676 A JP 13610676A JP S622813 B2 JPS622813 B2 JP S622813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
section
probe
scanning
drive control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51136106A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5359283A (en
Inventor
Masami Kawabuchi
Akira Fukumoto
Junichi Sato
Hiroshi Fukukita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP13610676A priority Critical patent/JPS5359283A/ja
Publication of JPS5359283A publication Critical patent/JPS5359283A/ja
Publication of JPS622813B2 publication Critical patent/JPS622813B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、超音波を人体などの被検物体中に放
射し、被検物体内部からの反射もしくは透過超音
波の強度、進行方向、発生時間などを観測するこ
とにより、被検物体内部の構造、構成などに関す
る情報を得る電子走査式超音波断層検査装置に関
するものである。
従来の技術 超音波非破壊検査装置(以下NDT装置を略
す)は、金属などの不透明物体中のキズの有無を
調べるため、あるいは医学用として生体内の疾患
部分の検出などのために広く使用されている。
NDT装置は、検出情報として、反射超音波信号
を用いるか、透過超音波信号を用いるかによつて
大きく分類できるが、現在主に用いられている方
式であること、あるいは、原理上表裏を成してい
るという点から、反射超音波信号を用いる方式を
説明には用いる。またこのNDT装置には検出情
報の観測すべき次元、表示手段によつて(1)Aモー
ド、(2)B(あるいはC)モード、(3)Mモードの3
方式がある。(1)のAモードは、反射超音波信号の
強度とその発生時間のみを観測するもので、その
表示装置は、一般のオシロスコープと同様の原理
のものが採用されている。このAモードは、工業
用NDT装置に、よく用いられている。もちろん
頭部疾患観測用として医用にも供されている。(2)
のBモードは、被検物体内部の断層像を検出・表
示するもので、Aモードで得られた反射信号の振
幅情報で走査線を輝度変調し、この情報を超音波
発射方向と直角方向に多数加え合せて2次元像と
したものでる。このBモードは、X線と同様の像
が得られ、かつX線照射による諸々のへい害が無
い事などから、医学用の生体内観測装置として多
く用いられている。(3)のMモードは、主に医学用
に用いられ、心臓の状態を観測するUCG装置の
原理となつている方式である。
ここでは、説明を容易にかつ簡便にするため、
以下BモードNDT装置を代表例として医用に応
用した場合を中位に説明する。
BモードNDT装置は、2次元像を得るための
走査手段によつて次の3つに分類できる。(1)手動
走査、(2)機械走査、(3)電子走査。
本発明は、この電子走査式によるNDT装置
(以下ESNDT装置と略す)に関するものであ
る。ESNDT装置の原形は、通信アンテナに用い
られている位相合成アンテナあるいは通信アンテ
ナと同様な原理を有するソナーに見られる。
ESNDT装置には現在の所、大きく分けて2通
りの方式が存在する。一つは、上述した位相合成
アンテナの原理によるセクター走査形ESNDT装
置(以下セクター装置と略す)で、種々の方面で
開発が行われている。これは複数個の超音波発生
素子、例えば圧電振動子で発生する超音波の位相
を制御することにより、所定の方向に超音波を発
生させるもので、この位相制御量を変化させるこ
とにより超音波束を扇形に偏向走査させるもので
ある。このセクター装置は、実際開口の大きさは
小さくとも扇形に広く走査できるので、例えば、
心臓の観測のように、肋間から超音波を放射しな
ければならない場合などに主に用いられている。
もう一方は、種々の方面で開発された直線走査
形ESNDT装置(以下リニア装置と略す)であ
る。これは直線上に配置された多数枚の圧電振動
子を次々に電子的スイツチング駆動し、超音波束
をTV走査と同様に放射走査するものである。
第1図に本発明の基本となる一般的なリニア装
置の基本構成図を示す。この装置は、基本的に、
超音波の送・受波を司る超音波探触子(以下UP
と略す)部と、UP部を構成する多数枚の圧電振
動子を所定の順序に従つて選択駆動できるように
制御する選択駆動制御部、超音波の送・受信信号
処理を行う、送・受信信号処理部、断層像を表示
する表示部、以上の各部の動作を全体的に制御す
る基準信号発生部の5部よりなる。以下第1図に
従つて各部の動作、機能を簡単に説明する。
UP部100は、直線上に配置された多数個の
圧電振動子101で構成されている。この圧電振
動子は、圧電セラミツク、結晶などを加工して作
られ、電気信号を超音波(機械振動)に、あるい
はその逆の変換を行うためのものである。一般に
は、この振動子の被検体102側には、超音波の
送・受波を能率よく行うために、タングステン粉
末をエポキシ樹脂に混入させ固形化した、所定の
厚みをもつ整合層が、また被検体と反体側には、
整合層物質とほぼ同様な成分で構成された背面負
荷層が、それぞれ接着されている。
今、UP部が、N個の素子で構成されていると
すると、実際の電子走査は、発生超音波周波数、
被検部深さなどを勘案して設定された所定の超音
波送・受波開口を持つように、N個のうち、n
(N#n)個を一群として同時駆動し、この圧電
振動子群を、1あるいは複数個分の振動子幅ずつ
ずらしながら行う。この動作を司るのが選択駆動
制御部115で、アナログスイツチ、あるいはリ
レーなどで構成された電子スイツチ103と、こ
の電子スイツチを上述の動作を満足するように制
御する電子スイツチ制御部104よりなる。この
電子スイツチ制御部104は、基準信号発生部1
05からの基準クロツク信号106によつて動作
タイミングが制御される。
送受信信号処理部116は、基準クロツク信号
106に同期動作して、圧電振動子を駆動するた
めのインパルスあるいはRFパルスを発生する駆
動信号発生部107と、受信信号108を検波・
増幅する事を主な機能とする受信部109よりな
る。
受信信号処理された信号110は、表示部を構
成する表示装置111の輝度変調端子に印加され
る。
この表示装置には一般にモニター用CRTが用
いられる。一方、この表示装置には、基準クロツ
ク信号106およびこの基準クロツク信号の1/
N分周された信号に同期して、偏向信号発生器1
12で発生された高速偏向信号113と低速偏向
信号114が印加され、この変調信号とともに、
2次元断層像を表示可能ならしめる。
以上述べてきた構成、機能をもつリニア装置
は、BモードNDT装置の他の走査方式(手動走
査、機械走査)に比べ、 (1) 走査機構に全く動的なものがなく、かつ電子
スイツチによる選択駆動が行えるため、装置動
作の安定性、耐久性の向上が図れ、しかも高速
走査ができるので実時間モニターが可能とな
り、心臓など動きのある臓器の2次元的観測が
可能となつた。
(2) 検査は、単にUPを被検物にあてるだけで断
層像が、しかも実時間像で得られるため、検査
(診断)処理能率が極めて高い。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら反面、他の方式に比べて、現在の
ところ (1) 分解能が低い。
(2) S/Nが低い。
(3) 走査線数が、リニア装置用UPの構造上、他
の方式よりも極めて少く、断層像が不自然であ
る。
などの点が問題となつている。これらの問題点発
生の第1の要因は、リニア装置用UPの構成にあ
る。
以下に従来のリニア装置用UPの構成上の問題
点について述べる。
リニア装置用UPは、たんざく状の圧電振動子
を、長さ50〜200mm程度のところに50〜200個程度
配列しなければならず、超音波周波数を数百
KHz〜数MHzとすると、一個の圧電振動子の幅
w対厚さt(w/t)が3以下になつてしまい、
従来の単一振動子を用いた場合(w/t≧10)の
UPと異つた動作を行う可能性がある。この異つ
た動作とは例えば、圧電振動子の振動面が単純な
ピストン運動を行わず、高次の振動モードが重畳
したような複雑な振動を行うこと、あるいは、デ
ータ表に表示されている例えば結合係数などの各
種データが異つてくる事などを意味する。圧電振
動子が単純なピストン運動を行わなければ、この
圧電振動子から放射された超音波の回折場での放
射パターンは、開口形状のフーリエ変換した形に
はならず、異常なものになる。第2図は、w/t
が2.5のPCM−5圧電セラミツクを用いた素子を
二つ集めたUPの回折場放射パターンで、実線は
ピストン音源による理論値、〇印はこの素子の放
射パターンの実験値である。第2図から逆算する
とPCM−5セラミツクの素子表面における速度
分布は第3図のように、歪んだものであることが
わかり、決してピストン運動をしていないことが
証明される。これらは、種々の振動モードの結合
の結果生じるものと考えられる。
以上述べてきたように、従来のリニア装置用
UPはw/t比に特別な配慮を行つていないため
振動子面は、単純なピストン運動を行わず、この
結果放射パターンに乱れを生じサイドロープのレ
ベルならびに形状が理論的なものより異常に大き
くしかも異なる形状になる。この結果、検出情報
の精度を著しく低下させ、ひいては、断層像の画
像品位(分解能、階調性など)を劣化させる。そ
れ故、従来のUPを用いたリニア装置では、装置
全体としての感度の向上は望めず、高品位の診断
情報を得る事は不可能に近く、さらに小型化とい
う面でも充分ではなかつた。
このように、リニア装置用UPにおいては、圧
電振動子のw/t比、整合層、振動モード等には
充分な配慮をしなければならず、本発明は上述し
た種々の欠点を除去したリニア装置用UPを用い
るとともに装置全体の高感度化、小型化をはか
り、良好な断層像情報が得られる電子走査式超音
波断層検査装置を提供することを目的とするもの
である。
問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するためになされたも
ので、その技術的手段は、横幅wと厚さtの比
w/tが0.8以下の圧電振動子の整合層を設けた
探触子部と、前記探触子部をK′33に係る幅伸び振
動で励振させ、かつ受信信号の処理を行う送受信
信号処理部と、圧電振動子のある一群をその配列
面の略法線方向に走査を行わせる選択駆動制御部
と、送受信信号処理部と選択駆動制御部との間に
設けられたインピーダンス整合回路と、前記探触
子部と選択駆動制御部とインピーダンス整合回路
を装填する筐体と、断層像表示を行う表示部と、
各部の動作を制御する基準信号発生部とを具備し
たものである。
作 用 本発明は、w/t0.8の圧電振動子に整合層
を設けた複合の振動子をK33′に係る幅伸び振動で
励振させることにより探触子部の高感度化をはか
るとともに、送信信号処理部と選択駆動制御部と
の間にインピーダンス整合回路を設けることによ
り装置全体の高感度をはかり、さらに上記結果と
の関連において低電圧駆動が可能となり選択駆動
制御部の小型化、集積化が図れ、探触子部と選択
駆動制御部とインピーダンス整合回路を同一の筐
体内に装填することにより装置全体の小型化と接
続線数の低減等による操作性の向上が実現できた
ものである。
実施例 以下に本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。まずリニア装置用UPの具体的構成例に
ついて述べる。第4図は、このUPの一構成例で
ある。第4図aは断面図、第4図bは平面図であ
る。
第4図aにおいて、401は圧電振動子であつ
て、例えばPZT、PCMなど二、三成分系セラミ
ツク、もしくは、LTTなどの一成分系セラミツ
クあるいは水晶、LiNbO3などの結晶材料を利用
する。402,403は金属電極であつて、
Ag、Al、Au、Cu、Inなどの蒸着、焼付け塗布な
どによつて作られる。404,405はそれぞれ
整合層および背面負荷である。背面負荷405
は、使用する場合と使用しない場合がある。整合
層404は単層のものと、二重層、三重層などの
多層のものがある。406は音響絶縁スペースで
あつて、各圧電振動子間の音響的な結合を除去す
るためのものである。第4図bは第4図aのUP
を裏面より見た図である。簡単なため背面負荷は
省略してある。整合層404側の電極402は共
通電極として使用するため、電極間接続線407
が施されている。408は共通電極用リード線、
409は各圧電振動子からのリード線である。
各部の寸法は、発生超音波周波数、w/t比、
挿入利得、微分位相特性、被検範囲などを考慮し
て設定される。(設定のための基本的考え方、基
礎計算資料については同一出願人の昭和51年10月
25日付の出願に係る特公昭56−17026号公報参
照) 発生超音波周波数2.5MHzの場合を例として、
具体的寸法、材料を以下に示す。
圧電振動子 材料 PCM−5 〃 寸法 (w)0.4mm×(t)0.6mm 〃 枚数 128および256 音響的絶縁層 材料 空気 〃 寸法 幅 0.1mm 整 合 層 材料 第1層溶融石英ガラス 第2層エポキシ 背面負荷 使用せず 第5図は、上記仕様で製作したUPを幅伸び振
動、すなわち最も次数の低い幅縦振動させたとき
の回折場放射パターンで、16個のエレメントを同
時に駆動させた場合を示す。図において縦軸は正
規化されたエコー信号、横軸は角度を示す。実線
は、音源がピストン運動をしている場合の理論値
で、●印が実験値である。第5図より、このUP
は、理想的な振動をしていることがわかる。以下
このUPを用いた、超音波断層装置の一実施例に
ついて述べる。
実施例 直線電子走査式超音波断層装置の例 本発明は、前述した構成に基くUPを用いて、
複数個の圧電振動子を1群として、圧電振動子配
列面の略法線方向に、同時にしかも同一駆動信号
レベルで駆動し、(圧電振動子幅+音響絶縁体)
のピツチあるいはその整数倍のピツチずつずらし
ながら順次走査を行うことを基本としたことを特
徴としたものである。以下その実施例について説
明する。
本装置の超音波探触子は、探触子部と選択駆動
を行うための選択駆動制御部と後述するインピー
ダンス整合回路で構成されている。この構成をも
つ超音波探触子をUPSL(Ultrasound Probe
with Scanning Logic Circuit)部と略称する。
このUPSL部のブロツク図を第6図に、第7図に
各部信号波形を示す。UPSL部は、探触子部10
0、選択駆動制御部115、インピーダンス整合
回路616を主構成とし、同一筐体内に設けられ
ている。第6図において、P1〜P128は、前
述してきた構成をもつUPで、今の場合、2個の
圧電振動子を電気的に並列接続し、これを1単位
の振動子としている。即ち、このUPは128×2=
256個の振動子を有している。この1単位振動子
の一方の電極から出たリード線群601は、No.1
〜No.8の8個のアナログマルチプレクサ602の
各チヤンネルに接続されている。アナログマルチ
プレクサ(以下MPXと略す)としては、シリコ
ニクス製DG506を用いている。接続の方法
は、P1をNo.1MPXの第1チヤンネル(以下1ch
と略す)に、P2をNo.2MPXの1chに、P3をNo.
3MPXの1chに、………P8をNo.8MPXの1chに、
P9をNo.1MPX2chに、P10をNo.2MPXの2ch
に、………P121をNo.1MPXの16chに、………
P128をNo.8MPXの16chにという具合に接続す
る。
なお、超音波発生開口は、放射した超音波ビー
ムが、所定の被検深さ内で、大きく変化しないよ
うに、発生超音波周波数、被検深さを勘案して設
定される。2.5MHzの場合、一般に開口径は8〜
10mm程度が良いとされている。本発明では、開口
径を8mm□と設定した。8mm□の開口径を得るた
め、ピエゾの同時駆動枚数は、8単位振動子と
し、走査ピツチは1単位振動子分、今の場合1mm
とした。
以上述べてきた結線方法と走査方法を満足させ
るためには、128単位素子の場合、16chのMPX6
02が8個必要である。このMPXには、チヤン
ネル開閉の制御を行うための4bitのアドレス端子
603があり、これには、4ビツトのカウンタ6
04から、接続線605を通して、アドレス用デ
イジタル信号が、印加される。このカウンタ60
4は、それぞれ、MPX602に対して、1個ず
つ設けられている。つまり、4ビツトカウンタ6
04はNo.1〜No.8の合計8個にある。MPX60
2には、その他に、振動子を駆動するための駆動
信号、および受信信号などを伝達するための
INPUT/OUTPUT端子606およびEnable端子
607があり、これらは、第6図に示すように全
て並例に接続されている。Enable端子は、普通
+15VDCが常時印加されている。なおこの
Enable端子には、走査に伴うブランキング期間
は、MPXを不感状態にし、誤動作を防止するた
めに零ポテンシヤルを印加することも考えられ
る。
4ビツトカウンタ604のクロツク端子Cには
8ビツトシフトレジスタ608の出力線609が
接続され、その接続は、このシフトレジスタ60
8のビツト出力に対応して、第6図に示す如く行
われている。このシフトレジスタでのビツトの転
送は、クロツク信号611に同期して行われる。
このクロツク信号周波数は、所定の被検深さと、
一画面を構成するための時間などを勘案して設定
され、今の場合例えば被検深さ20cm程度を得るた
めに約3〜4KHzである。
第7図aは、このクロツク信号を示す。駆動信
号701も、このクロツク周波数で、発生され
る。
このクロツク信号は、8ビツトシフトレジスタ
608に印加され、シフトレジスタの出力ビツト
の転送を行う。この模様を第7図d,eに示す。
dは、aを縮少したもので、クロツク信号を示
す。このクロツク信号1パルスによつて、1ビツ
トの転送が行われ、eに示した如く、各ビツト出
力端子に、パルス信号702が現われる。このパ
ルス信号702は、1ビツト目が、4ビツトカウ
ンタ番号No.1のクロツク端子に、2ビツト目がこ
のカウンタNo.2のクロツク端子に………それぞれ
接続されており、このパルス信号702が印加さ
れるたびに、各4ビツトカウンタのアドレスが1
番地ずつ増していくことになる。アドレスが指定
されると、各MPXのそのアドレスに対応したチ
ヤンネルは閉じ、第7図cに示す駆動信号701
および体内からの反射信号703を伝達させる。
以上の動作を128回行うと、クロツク信号704
を128分周して作られた第7図bに示すリセツト
信号705(第6図612)で、8ビツトシフト
レジスタ、4ビツトカウンタをリセツトする。但
し、単純に128分周したのでは走査原理上、有効
な走査線情報は、128−7=121本分しかなく、7
本分は、超音波発出開口が不規則になるため、こ
の7本分の期間は、ブランキング(但し低速走査
方向)で画像情報を消さなければならない。なお
ブランキング信号発生回路およびリセツト信号の
発生回路等については、後述する。613,61
4,615は電源線で、全てC−MOSICを使用
したため、それぞれ+15V、−15V、アースであ
る。UPSLの電子回路部品全てC−MOSIC化した
事により、電源線は合計3本でよく電力消費量
は、激減し、部品の集積度向上によるスペースフ
アクターの向上が図れる。
なお、616は第1図で示した送受信信号処理
部116と選択駆動制御部115との間に設けら
れ、駆動回路と振動子とのインピーダンス整合の
ためのインピーダンス整合回路で、最も簡単には
INPUT/OUTPUT端子に接続されている接続線
617に直列にインダクタンスを挿入して行う。
コイルのインダクタンスの設定は、送受波される
パルス音波の尾びきが小さく、かつ送・受信信号
レベルが大きい事を条件に数値計算し設定する。
数値計算としては、挿入利得、位相特性を評価関
数とする。もちろん、直列インダクタンス1個に
よる単一回路素子だけでなく、伝送回路網的考察
より、多素子による整合回路も可能である。第8
図は、試作したUPのインピーダンス特性で、こ
れの整合を実験データを基に挿入利得特性と、位
相特性を数値計算したものを第9図に示す。これ
ら一連の数値計算によりコイルのインダクタンス
L=1.5μH、駆動回路の内部抵抗Rs=50Ωの場
合が広帯域化がはかれ、位相特性が良いことがわ
かつた。このように送受信信号処理部116と選
択駆動制御部115の間にインピーダンス整合回
路616を装設することにより検査装置全体の高
感度化がはかれた。さらに探触子部100、選択
駆動制御部115及びインピーダンス整合回路6
16を同一筐体内に装填することにより小型化が
図れると同時に探触子からの接続線が6本となり
取扱いが極めて容易となつた。加えて仕様の異な
る探触子を本体部につなぎかえて使用する場合、
本体部には何ら手を加えることなく、最良の条件
で診断が行えるようになつた。
以上の説明は、8単位振動子を同時に駆動しつ
つ、1単位振動子の横幅分だけずらしながら超音
波ビームの走査を行う場合を例に説明したが、同
時に駆動する単位振動子枚数は8に限らず、7枚
でも、9〜10枚でもよく、一般にこの枚数は、圧
電振動子の整数倍は全て可能である。さらに、横
ずらしピツチ量は1単位振動子幅分に限らず、例
えば、同時駆動振動子幅以上ずらして駆動し、伝
搬時間の制限によるパルス反射法の限界クロツク
周波数を越えたクロツク周波数で超音波パルスを
発射し、完像時間を早める事も可能となる。走査
の方法も、カウンタ604を加算・減算カウンタ
を使用することにより、正逆両方向に行える。
以上、UPSL部について説明してきた。次に本
体部を説明する。第10図は、本体部を中心とし
た装置全体のブロツク図、第11図は各部信号波
形図である。本体部は基本的には送受信信号処理
部116と基準信号発生部105と表示部111
から成り立つている。図において1000は、前
述したUPSL部で、このUPSLには、+15、−
15V、GNDの各電源線1001、クロツク信号1
002、リセツト信号1003、および駆動信号
1004が接続されている。このクロツク信号1
002は、クロツク信号周波数のN倍で発振する
主発振器1005を例えば、カウンタで構成され
た分周器1006で1/Nに分周された後、単安
定マルチバイブレータ1007で、所定の時間遅
延長ならびに、所定のパルス幅を持たせて、
UPSL部に送出される。この単安定マルチバイブ
レータ(以下MMと略称する)1007での時間
遅延量は、ロジツク回路全体の遅延量を補正する
ためのものである。1/N分周器1006は、N
倍インターレースをして、断層像画像を表示する
もので、例えば3倍インターレース(表示画面上
で、単位素子数の3倍の走査線で表示するもの)
の場合、分周比は1/3となる。その結果クロツ
ク周波数3KHzの場合は、主発振器1005の発
振周波数は3×3=9KHzでなければならない。
このMM1007からのパルス出力は、もう一
つのMM1008に印加され、所定のパルス遅延
量およびパルス幅を作つて、RFパルス発生器1
009に印加される。このRFパルス発生器10
09は、MM1008で設定されたパルス幅だけ
発振を行うもので、一般にパルスド・オシレータ
ーと呼ばれているものである。RFパルスの幅
は、探触子の帯域幅によつて設定され、通常、発
振周波数の1〜2周期分に設定される。このRF
パルスは、駆動回路の出力インピーダンス変換
と、RFパルスの増幅を目的としたRFパルス増幅
器1010に印加される。このRFパルス増幅器
の出力インピーダンスは、UPSLのところで説明
した様に、送・受波信号の超音波パルスの尾引き
と受信信号レベルが最良となるように設定され
る。試作した探触子では、前述した如く、Rs=
30〜60Ωが良い。RFパルス増幅器1010の出
力は、UPSL部のINPUT/OUTPUT信号線10
04を通して、各MPXに印加される。
以上、説明してきた信号の波形を第11図のa
〜eに示す。a〜eは、第10図に示した信号線
信号を対応する。信号の時間関係は、クロツク周
波数3KHz、RFパルス周波数2.5MHzで行つてい
る。
RFパルス信号で励振された振動子は、所定の
周波数の超音波パルスを被検体1011中に放射
し、該被検体中の音響インピーダンス(ρ×v:
ρ:被検体各部の密度、v:被検体内各部の音
速)が異る部分で反射され、送波と同一の振動子
で受波され、電気信号に変換された後RFパルス
を送出したのと同一の接続線を通して、受信信号
処理部に印加される。受信信号処理部では、主に
被検体中伝搬距離に基く音波減衰量の補正(以下
Time Gain Compensation、TGCと略す)、検
波、増幅、ブラウン管表示のための信号処理など
を行う。以下その詳細を述べる。
接続線1004を通つて来た受信電気信号は、
感度調整のための減衰器1012に印加され、受
信回路の所定の入力レベル範囲に入るよう調整さ
れる。
減衰器1012の入力インピーダンスは、前述
した数値計算結果を満足するように設定する。今
の場合、受信回路系の入力インピーダンスは、駆
動回路の出力インピーダンスに比べて非常に高い
という条件で数値計算を行つているため、Rs=
50Ωを無視し得るという点から入力インピーダン
スを500Ωとしている。この減衰器1012から
の出力は、高域通過フイルター1013(以下
HPFと略称する)を通過して、TGC回路に印加
される。HPF1013はS/N改善を主な目的
とし、今の場合、UPの中心周波数2.5MHz、ベー
スバンド帯域幅(−3dB)が700KHz程度である
ので、1.2〜1.4MHzカツトオフのHPFを用いた。
TGC回路は、前述した如く、被検体中での音
波伝搬に基く音波の減衰を補正するものである。
一般に生体内音波減衰は、約1dB/MHz/cmと言
われており、例えば2.5MHzを駆動信号周波数と
し、被検深さ20cmの場合、約50dBの利得が必要
である。この利得は、伝搬距離の関数であり、パ
ルス反射法の場合は、受信時間をパラメータとし
て、利得が指数関数的に変化するように行う。但
し、被検体表面近くではこの限りではなく、所謂
イニシヤルコンプレツクス信号(以下I.C信号と
略す)が発生するので、この部分(生体では、一
般に表面下2〜3cm)には、さらに特別の補正が
必要である。IC信号の除去(ないしは補正)
は、前述したTGC制御信号とは逆特性を持たせ
て行う。即ち、伝搬距離に従つて一種のLOG特
性的に利得を制御する。以上のTGC動作を司る
のが、第10図におけるブロツク1014,10
15,1016,1017で、1014はIC信
号除去のための制御関数発生器、1015は前述
した伝搬距離に基く音波減衰補正制御関数発生器
である。1016,1017はそれぞれ、制御関
数発生器1014,1015からの制御信号10
18,1019をもとに、受信信号の利得制御を
行う制御器である。制御関数発生器1014、制
御器1016を普通Near Field TGC、101
5,1017をFar Field TGCという。制御信
号1018,1019を第11図f,gに示す。
制御の基本的考え方は、Near Field用と
FarField用の変調器を2個用い、これを直列に
接続するものである。変調器としては、
MOTOROLA製μA1496を用いたが、前述した如
く、TGCの目的はあくまで、利得制御であり、
例えば、TGC制御信号をFETのゲートに印加し
て制御を行う方式もこの目的を満足する。なお
TGCとして、Near FieldとFar Fieldの2領域分
割制御方式を採用したが、例えば、心臓の弁の動
き等を中心として観測したい場合など、さらに小
領域に分割して制御したい場合も考えられる。こ
の場合は、変調器ならびに制御関数発生器を分割
領域数に応じて設ければよく、前述してきた
TGC方式が、そのまま拡張できる。TGC制御信
号発生器1014,1015には、高速偏向信号
発生器1020からの掃引信号1021を印加す
るようにしており、TGC制御用の掃引信号発生
回路を新に設けるムダをはぶいている。
第11図hにこの掃引信号1021の信号波形
を示す。この高速走査用掃引信号発生器1020
に関しては、偏向、表示の説明の時に詳述する。
TGC回路によつて、増幅利得制御を受けた信
号は、バンドパスフイルタ1022(以下BPFと
略す)を通過し、検波器用増幅器1023に加え
られる。このBPF1022は、波形歪によつて
TGC回路1016,1017で発生する所謂ス
プリアス成分の除去と、S/Nの改善をその目的
とする。検波器用増幅器は、ダイオード及びトラ
ンスで構成された検波器1024を直線領域で2
乗検波できるように、所定の電圧レベルまで増幅
するものである。検波器1024で2乗検波され
た受信信号は、表示ブラウン管の変調特性を考慮
して、より忠実に、しかもダイナミツクレンジを
広く表示するためのガンマ補正回路1025を経
て、ビデオ増幅器1026に印加される。
ビデオ増幅回路には、演算増幅器を採用し、
DCベルスライスが可能となつている。これによ
り、低レベルの雑音信号レベルをカツトし、断層
像を見やすくすることができるようにしている。
またこの機能により、所定のレベル以上の断層像
個所を知ることもできる。
ガンマ補正回路1025は、ダイオードによる
折線近似回路で構成され、そのγ(ガンマ)特性
は、表示ブラウン管1027のγ特性を補正する
よう設定する。
以上受信回路系について説明してきたが、この
受信回路系には種々の回路系構成が考えられる。
その1つは、一般に100dB広いダイナミツクレン
ジをもつ受信信号を、全て表示しようという考え
のもとに、LOG増幅器を第10図、HPF101
3の後に挿入するものである。この方式を採用す
る背景としては、受信系の前段で信号を圧縮する
ことができるため、このLOG増幅器以降の受信
回路系が簡単化できることがあげられる。
次に、上記、受信信号の走査論理に従つて順序
よく、ブラウン管に表示するための、偏向回路系
について説明する。本装置は、前述した如く、3
倍インターレース法を採用しており、偏向論理
も、それに従つて説明する。もちろん、単位素子
数分だけの走査線あるいはその2倍の走査線(2
倍インターレース)による走査論理も同様の考え
方で構成することができる。9KHzで発振する主
発振器1005からの信号は信号分周器1006
で1/3分周され、3KHzのクロツク周波数とな
り、高速走査用掃引信号発生器1020に加えら
れ、ミラー積分回路、あるいは、ブートストラツ
プ回路で鋸歯状波信号1021を、3KHzクロツ
ク信号に同期して発生する。この鋸歯状波信号
は、高速偏向、信号増幅器1028に加えられ、
電流増幅され、ブラウン管1027の高速偏向コ
イル1029に印加される。なお、表示ブラウン
管としては、電磁偏向型のものと、静電偏向型の
ものがあるが、本実施例の場合は、電磁偏向型の
ものを使用している。電磁偏向型のものを使う利
点は、静電偏向型にくらべ偏向角度が大きくと
れ、表示ブラウン管寸法の割に、小型化できる。
また画像の表示ダイナミツクレンジも広く、輝度
も明るくとれる。もちろん静電型の場合は、偏向
回路系が簡単化できる利点がある。
低速偏向は、主発振器1005から発生された
9KHzの信号を分周器1030,1031,10
32でそれぞれ1/5、1/11、1/7に分周し、約24Hz
の低速クロツク信号1033とし、この低速クロ
ツク信号は前述した高速走査用掃引信号発生器1
020と同様の回路構成をもつ低速走査用掃引信
号発生器1034に加えられ、低速の鋸歯状波信
号を発生させ、低速偏向信号増幅器1035で電
流増幅され、低速偏向用コイル1036に印加さ
れる。高速偏向周波数3KHzと低速偏向周波数24
Hzの周波数比により、いわゆる3倍インターレー
スが可能となる。なお、低速クロツク信号は、低
速偏向信号発生器1034に加えられると同時
に、MM1037に加えられ、所定の時間幅をも
つリセツトパルス1003を発生し、UPSL部に
加えられる。所定の時間幅とは、3KHzの高速ク
ロツク信号の8〜9パルス分である。
MM1037からのリセツトパルス信号100
3は、低速偏向の有効領域を設定するための、低
速偏向ブランキング発生器1038に加えられ、
所定の低速偏向ブランキング幅を、例えば、MM
等で設定して、ANDゲート回路1039に入力
される。このANDゲート回路には、MM1007
からのクロツクパルス信号Cに同期し、上記した
ものと同様な回路構成、機能をもつ高速偏向ブラ
ンキング発生回路1040からのブランキング信
号も加えられている。ゲート回路1039で合成
されたこれら2種類のブランキング信号は増幅器
1041でパルス増幅され、ビデオ増幅器102
6に加えられ、受信検波信号とともに、ブラウン
管のカソードに加えられる。このビデオ増幅器1
026は、増幅のみでなく信号の合成も行い、こ
の増幅器には、その他に、マーカー信号1042
も印加される。マーカーは、被検体中の寸法を計
測することを目的とするもので、今の場合、表示
画面上に、たて、よこ1cm単位で、ドツトを表示
するようにしてある。以下マーカー発生について
説明する。高速偏向側のマーカーは、クロツク信
号を基準とし、マーカー位置移動用MM1043
で、マーカー発生タイミングの調整を行ない、所
定の周波数で発振する非安定マルチバイブレータ
(以下AMと略す)1044に印加される。この
AM1044の発振周波数は、被検体中音速を勘
案して設定され、生体内1cm単位の場合の発振周
波数は75KHzに設定される。低速偏向側も同様
で、低速クロツク信号に同期して、1045〜1046
で、それぞれ発生タイミングと、マーカー発生を
行い、パルス合成器1047で両者は合成され、
ビデオ増幅器に印加される。なお、この場合AM
1046の発振周波数は、クロツク周波数の約1/
10に設定されている。なお、このマーカー発生方
式に依ると、マーカーのドツトは、3倍インター
レース法の場合走査線3本分発生することにな
り、特に低速偏向方向でドツトのシフトが目立
つ。これを防止するためには、1フイールドのみ
ドツト表示を行えばよく、ANDゲート回路10
47に、1フイールド分だけミキシング動作がで
きるよう、フイールド周波数の1/3分周したゲー
ト制御信号を印加すればよい。
以上直線電子走査式超音波断層装置の一実施例
について説明してきたが、本実施例によつて、以
下に示す効果が生れる。
(1) 上述の昭和51年10月25日付の特許出願に記載
された圧電振動子を採用した事により、断層像
情報の信頼性が著しく向上した。
(2) w/t、0.8の圧電振動子の整合層を設け
た複合の振動子の幅伸び振動モードで励振する
とともに、インピーダンス整合回路を設けるこ
とにより装置全体の高感度化がはかれたととも
に、探触子部、選択駆動制御部、インピーダン
ス整合回路を同一筐体に設けることにより装置
の小型化がはかれた。
(3) TGC回路に、直列接続された変調器を採用
した事により、TGC動作が容易に精度よく得
られるようになつた。
(4) 3倍インターレース方式を採用したことによ
り、表示画面上での走査線数は、実際の単位振
動子枚数の3倍の約350本となり、大画面の表
示ブラウン管を採用しても、より自然な断層像
の観測が可能となつた。さらに、走査線数が多
くなつた事で、画面全体の明るさが向上し、ブ
ラウン管の高圧電圧を上げなくても良くなつ
た。
(5) 電磁偏向ブラウン管を採用した事により、高
輝度で、しかも階調性の良い表示が可能となつ
た。さらに、静電偏向ブラウン管に比べ表示画
面寸法の割に、表示装置寸法を小さくできるの
で、装置全体寸法の小型化が可能となつた。
発明の効果 以上要するに本発明は、w/t0.8の圧電振
動子に整合層を設けた複合の振動子の振動モード
として、K′33モード(幅伸び振動モード)を採用
した事により、結合係数が従来の振動モードの場
合に、著しく向上し、探触子の高感度・広帯域化
が図れた。その結果、縦分解能が向上するととも
に、微小駆動信号レベルでもS/Nの高い断層像
が得られるようになり、超音波断層装置の安全性
も向上した。またインピーダンス整合回路を設け
ることにより装置全体の感度が一段と向上した。
他方、駆動信号レベルが低くてもS/Nの高い断
層像が得られるということより、選択駆動回路と
して、集積度の高い、C−MOSMPX等が使用で
きるようになり、探触子部、選択駆動制御部、イ
ンピーダンス整合回路を全て探触子ケース中に実
装することが可能となつた。この事により、本体
部との接続線が激減し振動子1枚に対して1本の
信号線を必要とした従来の探触子と比べ、探触子
操作性は著しく向上した。さらに、高い走査線密
度を得るために、単位長さ当りの振動子枚数を増
加させる事も、接続線の本数を配慮することなく
増加させることができるようになり、より高品位
の断層像画像を得ることが容易である等の利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は直線電子走査式超音波断層装置の基本
構成を示すブロツク図、第2図および第3図は従
来の超音波探触子の特性図、第4図a,b、第8
図、第9図は本発明に使用される超音波探触子の
構成図および特性図、第5図は第4図の超音波探
触子の特性図、第6図は本発明の一実施例におけ
る超音波断層検査装置のブロツク図、第第7図a
〜eは第6図の各部波形図、第10図は本発明の
他の実施例の超音波断層診断装置のブロツク図、
第11図a〜hは第10図の各部波形図である。 100……探触子部、105……基準信号発生
部、111……表示部、115……選択駆動制御
部、116……送受信信号処理部、P1〜P12
8……圧電振動子、602……アナログマルチプ
レクサ、604……カウンタ、608……8ビツ
トシフトレジスタ、616……インピーダンス整
合回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 横幅wと厚さtの比w/tが0.8以下の値を
    持つ圧電振動子をN個(Nは複数)配列し、この
    圧電振動子の厚み方向の上下面に電極を施し、こ
    の電極の一方の面に密接して整合層を設けた探触
    子部と、前記探触子部を電気機械結合係数がK′33
    に係る幅伸び振動で励振させるための駆動信号を
    発生し、かつ受信電気信号の受信信号処理を行な
    う送受信信号処理部と、前記探触子部を構成する
    N個の圧電振動子の内、n個(N>n)を一群と
    し、このn個の圧電振動子を、圧電振動子間隔あ
    るいはこの間隔の整数倍ずつずらしながら、圧電
    振動子配列面の略法線方向に、同一駆動信号レベ
    ルで駆動することにより超音波ビーム走査を行な
    うように制御する、前記探触子部と同一筐体内に
    装填した選択駆動制御部と、前記送受信信号処理
    部と前記選択駆動制御部との間に設けられ、前記
    探触子部及び選択駆動制御部と同一筐体内に装填
    されたインピーダンス整合回路と、前記送受信信
    号処理部で得られた受信信号を前記走査順序に従
    つて断層像表示を行なう表示部と、以上の各部の
    動作を全体的に制御する基準信号発生部とを備え
    たことを特徴とする電子走査式超音波断層検査装
    置。 2 選択駆動制御部が単一または複数個のアナロ
    グマルチプレクサと、基準信号をもとにしてアナ
    ログマルチプレクサの開閉を制御するカウンタと
    を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の電子走査式超音波断層検査装置。 3 送受信信号処理部がインターレース手段を備
    え、複数フイールドで、1フレーム分の断層像を
    得るようにした事を特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の電子走査式超音波断層検査装置。
JP13610676A 1976-11-10 1976-11-10 Device for inspecting electronic scanning ultrasonic section Granted JPS5359283A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13610676A JPS5359283A (en) 1976-11-10 1976-11-10 Device for inspecting electronic scanning ultrasonic section

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13610676A JPS5359283A (en) 1976-11-10 1976-11-10 Device for inspecting electronic scanning ultrasonic section

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5359283A JPS5359283A (en) 1978-05-27
JPS622813B2 true JPS622813B2 (ja) 1987-01-21

Family

ID=15167410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13610676A Granted JPS5359283A (en) 1976-11-10 1976-11-10 Device for inspecting electronic scanning ultrasonic section

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5359283A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS559115A (en) * 1978-07-05 1980-01-23 Toshiba Corp Supersonic wave detecter
JPS612841A (ja) * 1984-06-14 1986-01-08 株式会社東芝 超音波診断装置
JPS6279046A (ja) * 1986-07-08 1987-04-11 松下電器産業株式会社 電子走査式超音波断層検査装置
US5893363A (en) * 1996-06-28 1999-04-13 Sonosight, Inc. Ultrasonic array transducer transceiver for a hand held ultrasonic diagnostic instrument
US6416475B1 (en) 1996-06-28 2002-07-09 Sonosite, Inc. Ultrasonic signal processor for a hand held ultrasonic diagnostic instrument
US7819807B2 (en) 1996-06-28 2010-10-26 Sonosite, Inc. Balance body ultrasound system
US8066642B1 (en) 2005-05-03 2011-11-29 Sonosite, Inc. Systems and methods for ultrasound beam forming data control
JP6958331B2 (ja) * 2017-12-20 2021-11-02 コニカミノルタ株式会社 超音波プローブ、及び超音波診断装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ULTRASONICS=1968 *

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5359283A (en) 1978-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6242616B2 (ja)
JPH043222B2 (ja)
JPH0414018B2 (ja)
US7291108B2 (en) Ultrasonic transmission/reception apparatus for generating an image based on ultrasonic echoes and vibro-acoustic sounds
JPS62102154A (ja) 超音波検査装置
JPS5920155A (ja) 超音波診断装置
JP2013208295A (ja) 超音波プローブおよびそれを備える超音波診断装置
JPS61185259A (ja) 超音波エコーグラフイによる物体の検差装置
JPH043223B2 (ja)
JP3573567B2 (ja) 超音波探触子及びそれを用いた超音波検査装置
US6066097A (en) Two dimensional ultrasonic scanning system and method
JPS622813B2 (ja)
US7481769B2 (en) Ultrasonic diagnosing apparatus
JPS58131559A (ja) 超音波探触子
JPS5869538A (ja) 超音波診断装置
JPH0344771B2 (ja)
JPH074379B2 (ja) 超音波診断装置
JPH0226189B2 (ja)
JP4580490B2 (ja) 超音波診断装置
JPS6331220B2 (ja)
JPS5943170B2 (ja) 超音波送受波装置
JPS62142539A (ja) 電子走査式超音波断層検査装置
JPS6053133A (ja) 超音波診断装置
JPS59168844A (ja) 超音波検査方法およびその装置
JPS6311015B2 (ja)