JPS62278992A - ジアデノシン四リン酸又はその誘導体の製造方法 - Google Patents
ジアデノシン四リン酸又はその誘導体の製造方法Info
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- JPS62278992A JPS62278992A JP61122723A JP12272386A JPS62278992A JP S62278992 A JPS62278992 A JP S62278992A JP 61122723 A JP61122723 A JP 61122723A JP 12272386 A JP12272386 A JP 12272386A JP S62278992 A JPS62278992 A JP S62278992A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
(産業上の利用分野)
本発明は、医薬品又はその原料として有用なジアデノン
ン四リン酸又はその誘導体の製造方法に関するものであ
る。
ン四リン酸又はその誘導体の製造方法に関するものであ
る。
(従来の技術)
ジアデノシン四リン酸又はその誘導体は、GI阻害を起
こしたBHK細胞に対するDNA合成の&進作用(エフ
・グルムト(F、 Grummt)プロシーディング・
オブ・ナショナル・アカデミツク・サイエンス(Pro
、 N、八、S、) 75. 371 (1978
))。
こしたBHK細胞に対するDNA合成の&進作用(エフ
・グルムト(F、 Grummt)プロシーディング・
オブ・ナショナル・アカデミツク・サイエンス(Pro
、 N、八、S、) 75. 371 (1978
))。
リン酸化の阻害作用〔ピー・エフ・マネス(P、 F。
Maness) ら、ジャーナル・オブ・バイオロジ
カル・ケミストリー(J、 biol、 Chem、)
258.4055(1983)) 、血小板凝集阻害
作用〔エム・ジエイ・ハリソン(M、 J、 1lar
rison)ら、フエブス レターズ(FEBS Le
tters) 54 、 57 (1975月などの住
理作用を有し、医薬品及び医薬品原料としての利用が期
待されている物質である。
カル・ケミストリー(J、 biol、 Chem、)
258.4055(1983)) 、血小板凝集阻害
作用〔エム・ジエイ・ハリソン(M、 J、 1lar
rison)ら、フエブス レターズ(FEBS Le
tters) 54 、 57 (1975月などの住
理作用を有し、医薬品及び医薬品原料としての利用が期
待されている物質である。
このジアデノシン四リン酸又はそのiRR体(以下N1
)4Nという。)を得る方法としては、ヨーロピアン・
ジャーナル・オブ・バイオケミスI−リ−(Eur、
J、 Biochem、) 126 、 135 (
1982)には、エシェリキア コリ由来のリジル−t
RNA合成酵素、ヒスチジル−tRNA合成酵素、フェ
ニルアラニル−t RN A合成酵素、酵母由来のすシ
ル−t RN A合成酵素、フェニルアラニル−tRN
A合成酵素、フザリウム由来のフェニルアラニル−tR
NA合成酵素、羊肝細胞由来のフェニルアラニル−tR
NA合成酵素などの種々のアミノアシル−tRNA合成
酵素によりアデノシン−5′−三リン酸(以下ATPと
いう。)からジアデノシン四リン酸が、また、ATPの
誘導体である2′−デオキシアデノシン−5′−三リン
酸からジアデノシン四リン酸の誘導体であるジデオキシ
アデノシン四リン酸が合成されることが報告されている
。
)4Nという。)を得る方法としては、ヨーロピアン・
ジャーナル・オブ・バイオケミスI−リ−(Eur、
J、 Biochem、) 126 、 135 (
1982)には、エシェリキア コリ由来のリジル−t
RNA合成酵素、ヒスチジル−tRNA合成酵素、フェ
ニルアラニル−t RN A合成酵素、酵母由来のすシ
ル−t RN A合成酵素、フェニルアラニル−tRN
A合成酵素、フザリウム由来のフェニルアラニル−tR
NA合成酵素、羊肝細胞由来のフェニルアラニル−tR
NA合成酵素などの種々のアミノアシル−tRNA合成
酵素によりアデノシン−5′−三リン酸(以下ATPと
いう。)からジアデノシン四リン酸が、また、ATPの
誘導体である2′−デオキシアデノシン−5′−三リン
酸からジアデノシン四リン酸の誘導体であるジデオキシ
アデノシン四リン酸が合成されることが報告されている
。
一方、特開昭58−146539号公報には。
アミノ酸からペプチド又はペプチド誘導体を合成するに
際し、縮合剤としてアミノアシル−tRNA合成酵素を
用いることが、また、特開昭59−106296号公報
には、AMPをアデノシン−5′−二リン酸(以下AD
Pという。)に変換する酵素と、ADPをATPに変換
する酵素とを組み合わせてAMPからATPを生成させ
、生成させたATPを用いて生理活性物質を合成すこと
が提案されているが、これらは、ジアデノシン四リン酸
又はその誘導体を合成するものではない。
際し、縮合剤としてアミノアシル−tRNA合成酵素を
用いることが、また、特開昭59−106296号公報
には、AMPをアデノシン−5′−二リン酸(以下AD
Pという。)に変換する酵素と、ADPをATPに変換
する酵素とを組み合わせてAMPからATPを生成させ
、生成させたATPを用いて生理活性物質を合成すこと
が提案されているが、これらは、ジアデノシン四リン酸
又はその誘導体を合成するものではない。
(発明が解決しようとする問題点)
従来の方法、すなわち、ATP又はその誘導体(以下N
TPという。)とアミノ酸とを原料としてアミノアシル
−tRNA合成酵素の存在下で反応を行うと、目的物で
あるN1)4Nと共にジアデノシン三リン酸又はその誘
導体く以下Np3Nという。)、ADP又はその誘導体
(以下NDPという。)及びAMP又はその誘導体(以
下NMPという。)が副生じ、原料であるところの高価
なNTPを無駄に消費し、N1)4Nの収率の低下を招
くばかりでなく、Np3Nがあると反応生成物から目的
物であるN+)4Nを分離することは極めて困難になる
という欠点がある。
TPという。)とアミノ酸とを原料としてアミノアシル
−tRNA合成酵素の存在下で反応を行うと、目的物で
あるN1)4Nと共にジアデノシン三リン酸又はその誘
導体く以下Np3Nという。)、ADP又はその誘導体
(以下NDPという。)及びAMP又はその誘導体(以
下NMPという。)が副生じ、原料であるところの高価
なNTPを無駄に消費し、N1)4Nの収率の低下を招
くばかりでなく、Np3Nがあると反応生成物から目的
物であるN+)4Nを分離することは極めて困難になる
という欠点がある。
(問題点を解決するための手段)
そこで2本発明者らは、上記の欠点を改良するために鋭
意研究を重ねた結果1反応をADPをATPに変換する
酵素の存在下で行うと、Nり3N及びNDPが副生ぜず
、しかも、極めて高い収率でNp4Nが製造できること
を見い出し1本発明を完成するに至った。
意研究を重ねた結果1反応をADPをATPに変換する
酵素の存在下で行うと、Nり3N及びNDPが副生ぜず
、しかも、極めて高い収率でNp4Nが製造できること
を見い出し1本発明を完成するに至った。
すなわち1本発明はアミノアシル−tRNA合成酵素の
触媒作用により、アデノシン−5′−三リン酸又はその
誘導体とアミノ酸とを反応させてジアデノシン四リン酸
又はその誘導体を製造するに際し、該反応をアデノシン
−5′−二リン酸をアデノシン−5′−三リン酸に変換
する酵素の存在下で行うことを特徴とするジアデノシン
四リン酸又はその誘導体の製造方法を要旨とするもので
ある。
触媒作用により、アデノシン−5′−三リン酸又はその
誘導体とアミノ酸とを反応させてジアデノシン四リン酸
又はその誘導体を製造するに際し、該反応をアデノシン
−5′−二リン酸をアデノシン−5′−三リン酸に変換
する酵素の存在下で行うことを特徴とするジアデノシン
四リン酸又はその誘導体の製造方法を要旨とするもので
ある。
本発明の最大の特徴は、アミノアシル−1?NA合成酵
素の触媒作用によりN T Pとアミノ酸とを反応させ
るに際し1反応をADPをATPに変換する酵素の存在
下で行うことにあり、特に、AMPをADPに変換する
酵素とADPをATPに変換する酵素の存在下で行うこ
とが好ましい。このとき、後者の反応系にはNMPが副
生じないので、NMPを分離する操作が不要となる。
素の触媒作用によりN T Pとアミノ酸とを反応させ
るに際し1反応をADPをATPに変換する酵素の存在
下で行うことにあり、特に、AMPをADPに変換する
酵素とADPをATPに変換する酵素の存在下で行うこ
とが好ましい。このとき、後者の反応系にはNMPが副
生じないので、NMPを分離する操作が不要となる。
本発明でいうジアデノシン四リン酸の誘導体とは、ジア
デノシン四リン酸の構造を基本骨格として有する化合物
であって、その構成成分であるアデノシン三リンfll
RMm体よりアミノアシル−tRNA合成酵素の作用に
より変換できる化合物をいう。このようなジアデノシン
四リン酸の誘導体としては、アデニン環のN6位アルキ
ル化、カルボキシアルキル化、ベンゾイル化、カルボキ
シベンヅイル化誘導体、アデニン環のハロゲン化誘導体
。
デノシン四リン酸の構造を基本骨格として有する化合物
であって、その構成成分であるアデノシン三リンfll
RMm体よりアミノアシル−tRNA合成酵素の作用に
より変換できる化合物をいう。このようなジアデノシン
四リン酸の誘導体としては、アデニン環のN6位アルキ
ル化、カルボキシアルキル化、ベンゾイル化、カルボキ
シベンヅイル化誘導体、アデニン環のハロゲン化誘導体
。
ヒドロキシPi体、デアミノ誘導体、リボースの2′−
デオキシ誘導体、3′−デオキシ誘導体、2′。
デオキシ誘導体、3′−デオキシ誘導体、2′。
3′−ジデオキシ誘導体、デオキシアミノ誘導体。
デオキシハロ誘導体などがあげられ、N6.N’−ジカ
ルボキシメチルアデノシン四リン酸 N 6 、 N
6−ジカルボキシエチルアデノシン四すンi9. N
b。
ルボキシメチルアデノシン四リン酸 N 6 、 N
6−ジカルボキシエチルアデノシン四すンi9. N
b。
N6−(P−ジカルボキシベンゾイル)アデノシン四す
ン酸、ジ8−ブロムアデノシン四リン酸及びこれらの化
合物の2′−デオキシ誘導体、3′−デシオキ誘扉体、
2’、 3’−ジデオキシ誘導体などが具体例とし
てあげられる。
ン酸、ジ8−ブロムアデノシン四リン酸及びこれらの化
合物の2′−デオキシ誘導体、3′−デシオキ誘扉体、
2’、 3’−ジデオキシ誘導体などが具体例とし
てあげられる。
本発明に用いられるアミノアシル−tRNA合成酵素と
しては、Np4Nを合成する能力を有するものであれば
いかなるものでもよいが、エシェリキア コリ由来のリ
ジル−tRNA合成酵素。
しては、Np4Nを合成する能力を有するものであれば
いかなるものでもよいが、エシェリキア コリ由来のリ
ジル−tRNA合成酵素。
ヒスチジル−t RNA合成酵素、フェニルアラニル−
tRNA合成酵素、酵母由来のリジル−tRNA合成酵
素、フェニルアラニル−t RNA合成酵素、フザリウ
ム由来のフェニルアラニル−tRNA合成酵素、バチル
ス ステアロサーモフィルスなどの耐熱性細菌由来のロ
イシル−t RNA合成酵素、羊肝細胞由来のフェニル
アラニル−tRNA合成酵素などが具体例としてあげる
ことができる。また、アミノ酸としては2例えば、チロ
シン、アラニン90イシン、イソロイシン、フェニルア
ラニン、メチオニン、リジン、セリン、バリン、アスパ
ラギン、アスパラギン酸、グリシン。
tRNA合成酵素、酵母由来のリジル−tRNA合成酵
素、フェニルアラニル−t RNA合成酵素、フザリウ
ム由来のフェニルアラニル−tRNA合成酵素、バチル
ス ステアロサーモフィルスなどの耐熱性細菌由来のロ
イシル−t RNA合成酵素、羊肝細胞由来のフェニル
アラニル−tRNA合成酵素などが具体例としてあげる
ことができる。また、アミノ酸としては2例えば、チロ
シン、アラニン90イシン、イソロイシン、フェニルア
ラニン、メチオニン、リジン、セリン、バリン、アスパ
ラギン、アスパラギン酸、グリシン。
グルタミン、グルタミン酸、システィン、トレオニン、
トリプトファン、ヒスチジン、プロリン。
トリプトファン、ヒスチジン、プロリン。
アルギニンなどのα−アミノ酸があげられ、L体。
0体のいずれでもよい。
このとき、アミノアシル−tRNA合成酵素は。
アミノ酸に特異性のあるものが用いられ3例えば。
ロイシンに特異性のあるものとしては、ロイシル−t
RNA合成酵素が用いられる。
RNA合成酵素が用いられる。
本発明に用いられるAMPをADPに変換する酵素とし
ては1例えばアデニル酸キナーゼが使用され、この19
.NMPへのリン酸供与体としてはNTPが使用される
。また、ADPをATPに変換する酵素としては、酢酸
キナーゼ、カルバミン酸キナーゼ、クレアチンキナーゼ
、3−ホスホグリセリン酸キナーゼ、ピルビン酸キナー
ゼ、ポリリン酸キナーゼなど多(のちのが使用できるが
。
ては1例えばアデニル酸キナーゼが使用され、この19
.NMPへのリン酸供与体としてはNTPが使用される
。また、ADPをATPに変換する酵素としては、酢酸
キナーゼ、カルバミン酸キナーゼ、クレアチンキナーゼ
、3−ホスホグリセリン酸キナーゼ、ピルビン酸キナー
ゼ、ポリリン酸キナーゼなど多(のちのが使用できるが
。
酵素の入手の容易さなどを勘案すると、酢酸キナーゼを
使用するのが最も有利であり、この際、リン酸供与体と
してはアセチルリン酸が使用される。
使用するのが最も有利であり、この際、リン酸供与体と
してはアセチルリン酸が使用される。
アセチルリン酸は、アンモニウム塩、カリウム・リチウ
ム塩、ナトリウム塩などの塩として使用することができ
るが、入手のしやすさからニナトリウム塩を用いること
が好ましい。このように、アデニル酸キナーゼと酢酸キ
ナーゼを使用するに際して、各酵素のリン酸供与体とし
てはNTPとアセチルリン酸を使用することになるが、
リン酸供与体としてのNTPは、最終変換物であるNT
Pを循環使用することができるので、結局リン酸供与体
としてはアセチルリン酸だけを供給すればよいことにな
る。
ム塩、ナトリウム塩などの塩として使用することができ
るが、入手のしやすさからニナトリウム塩を用いること
が好ましい。このように、アデニル酸キナーゼと酢酸キ
ナーゼを使用するに際して、各酵素のリン酸供与体とし
てはNTPとアセチルリン酸を使用することになるが、
リン酸供与体としてのNTPは、最終変換物であるNT
Pを循環使用することができるので、結局リン酸供与体
としてはアセチルリン酸だけを供給すればよいことにな
る。
これらの酵素は、最適生育温度が50℃ないし85℃で
ある微生物の産生ずる酵素であることが望ましい。この
ような微生物としては、バチルス・ステアロサーモフィ
ルス、バチルス・プレビス。
ある微生物の産生ずる酵素であることが望ましい。この
ような微生物としては、バチルス・ステアロサーモフィ
ルス、バチルス・プレビス。
バチルス・コアギユランス、バチルス・サーモプロテオ
リテイクス、バチルス・アシドカルダリウスなどのバチ
ルス屈の微生物、クロストリジウム属の微生物、サーモ
アクチノマイセス属の微生物。
リテイクス、バチルス・アシドカルダリウスなどのバチ
ルス屈の微生物、クロストリジウム属の微生物、サーモ
アクチノマイセス属の微生物。
アクロモバクタ−属の微生物、ストレプトマイセス属の
微生物、ミクロポリスポラ属の微生物、サーマス・アク
アティクス、サーマス・サーモフィルス、サーマス・フ
ラプスなどのサーマス属の微生物、サーモミクロビウム
属の微生物、カルブリア属の微生物などがあげられる。
微生物、ミクロポリスポラ属の微生物、サーマス・アク
アティクス、サーマス・サーモフィルス、サーマス・フ
ラプスなどのサーマス属の微生物、サーモミクロビウム
属の微生物、カルブリア属の微生物などがあげられる。
また、これら微生物の遺伝子を導入した常温生育微生物
も含まれる。これら微生物の中でも、アデニル酸キナー
ゼ。
も含まれる。これら微生物の中でも、アデニル酸キナー
ゼ。
酢酸キナーゼの産生に特に適したものは、バチルス・ス
テアロサーモフィルスである。
テアロサーモフィルスである。
本発明でNp4Nを製造するには9例えば、同一の反応
器の中にNTP、アミノ酸、アミノアシル−tRNA合
成酵素、ADPをATPに変換する酵素を共存させて反
応させればよい。このときに用いられる反応器としては
1反応をスムーズに進行させうるちのであればいかなる
ものでもよく。
器の中にNTP、アミノ酸、アミノアシル−tRNA合
成酵素、ADPをATPに変換する酵素を共存させて反
応させればよい。このときに用いられる反応器としては
1反応をスムーズに進行させうるちのであればいかなる
ものでもよく。
各々の酵素量、基質液の濃度、pH及び供給速度。
反応温度などによって反応器の大きさ及び形状を選定す
ればよい。その反応器の形状としては9例えば5膜型の
反応器、カラム型反応器を使用することができる。この
中でも脱型反応器は9反応生成物が低分子であるので、
特に有効に使用できる。
ればよい。その反応器の形状としては9例えば5膜型の
反応器、カラム型反応器を使用することができる。この
中でも脱型反応器は9反応生成物が低分子であるので、
特に有効に使用できる。
この際、酵素は高分子物質であるので、各酵素はそのま
ま反応器の中にとどまった状態で使用することができる
。
ま反応器の中にとどまった状態で使用することができる
。
また、カラム型反応器の場合には、使用する酵素を適当
な担体1例えばセルロース、デキストラン、アガロース
などのような多糖類の誘導体、ボリスチレン5エチレン
ーマレインM 共N 合体、架橋ポリアクリルアミドな
どのようなビニルポリマーの誘導体、L−アラニン、L
−グルタミン酸共重合体、ポリアスパラギン酸などのよ
うなポリアミノ酸又はアミドの誘導体、ガラス、アルミ
ナ。
な担体1例えばセルロース、デキストラン、アガロース
などのような多糖類の誘導体、ボリスチレン5エチレン
ーマレインM 共N 合体、架橋ポリアクリルアミドな
どのようなビニルポリマーの誘導体、L−アラニン、L
−グルタミン酸共重合体、ポリアスパラギン酸などのよ
うなポリアミノ酸又はアミドの誘導体、ガラス、アルミ
ナ。
ヒドロキシアパタイトなどのような無機物の誘導体など
に結合、包括あるいは吸着させて、いわゆる固定化酵素
としてカラムに充填して使用すればよい。
に結合、包括あるいは吸着させて、いわゆる固定化酵素
としてカラムに充填して使用すればよい。
上述の反応器は、連続的に操作することを前提として説
明したものであるが、このような思想に基づいて他の反
応器を用いることもできるし、場合によっては、ハツチ
式の反応器を使用してバッチ式に操作して反応させるこ
ともできる。
明したものであるが、このような思想に基づいて他の反
応器を用いることもできるし、場合によっては、ハツチ
式の反応器を使用してバッチ式に操作して反応させるこ
ともできる。
次に、ハツチ式の反応器でNp4Nを製造する場合を例
にとり1反応条件について説明すると。
にとり1反応条件について説明すると。
NTPは10μM以上、特に1mM以上、さらに10m
M以上、アミノ酸は1NM以上、特に10μM以上、さ
らに0.1rnM以上5アセチルリン酸はNTPの濃度
に対して10ないし1/102当量、特に2ないし1/
10当量、さらに1ないし1/2当量の濃度で添加する
のが望ましく、その添加方法は特に限定されるものでは
なく5反応スタート時に一括して添加してもよいし1分
割して添加してもよい。また1反応をスムーズに進める
ためにピロホスファターゼを添加したり、マグネシウム
イオン5 マンガンイオン、カルシウムイオン、コバル
トイオン、カドミウムイオンなどの金属イオンを添加す
ることもできる。反応のpHとしては、酵素によって異
なるが5おおむね中性付近、すなわち、p)(5〜11
.好ましくはpH6〜8の範囲が使用され、緩衝液で調
整することができる。この緩衝ン夜としては、これらの
pHに適した通常のものを使用することができる。また
。
M以上、アミノ酸は1NM以上、特に10μM以上、さ
らに0.1rnM以上5アセチルリン酸はNTPの濃度
に対して10ないし1/102当量、特に2ないし1/
10当量、さらに1ないし1/2当量の濃度で添加する
のが望ましく、その添加方法は特に限定されるものでは
なく5反応スタート時に一括して添加してもよいし1分
割して添加してもよい。また1反応をスムーズに進める
ためにピロホスファターゼを添加したり、マグネシウム
イオン5 マンガンイオン、カルシウムイオン、コバル
トイオン、カドミウムイオンなどの金属イオンを添加す
ることもできる。反応のpHとしては、酵素によって異
なるが5おおむね中性付近、すなわち、p)(5〜11
.好ましくはpH6〜8の範囲が使用され、緩衝液で調
整することができる。この緩衝ン夜としては、これらの
pHに適した通常のものを使用することができる。また
。
反応の温度としては、酵素の失活が起こらず2反応がス
ムーズに進行する範囲であれば特に限定されるものでは
ないが、20°Cから50゛Cの範囲が好ましい。
ムーズに進行する範囲であれば特に限定されるものでは
ないが、20°Cから50゛Cの範囲が好ましい。
このようにして得た反応生成物は、N1)3Nが生して
いないので、イオン交換クロマトグラフィーなど一般に
広く用いられる精製法により容易にNり4Nを単離する
ことができる。
いないので、イオン交換クロマトグラフィーなど一般に
広く用いられる精製法により容易にNり4Nを単離する
ことができる。
(実施例)
次に1本発明を実施例により具体的に説明する。
参考例1
バチルス・ステアロサーモフィルスUK788(微工研
菌寄 第5141号)の菌体6 kgを2倍量の100
mM)リス・塩酸緩衝液(pH7,5)に懸濁し、ダイ
ノミルを用いて細胞を破砕した後、遠心分離により不溶
物を除去し、ロイシンに特異的なロイシル−tRNA合
成酵素を含む粗抽出液を得た。あらかしめ5mMメルカ
プトエタノール、2mMエチレンジアミン四酢酸ナトリ
ウム及び0.1mMホスホフェニルスルホニルフルオリ
ドを含む50 m M トリス緩衝液(pH7,5)で
平衡化したマードレックスゲルブルーA(アミコン社製
)を充填したカラムに上記の粗抽出液をとおし、塩化カ
リウムを上記緩衝液に加えた溶液で、線速度60cIl
l・h−1で?8出せしめると、ロイシル−t RNA
合成酵素が溶出した。この区分を集め、)忌縮、脱塩を
行った結果、約70%の収率でロイシンに特異的なロイ
シル−t RN A合成酵素を含む粗酵素液を得た。上
記操作をすべて4“Cで行った。
菌寄 第5141号)の菌体6 kgを2倍量の100
mM)リス・塩酸緩衝液(pH7,5)に懸濁し、ダイ
ノミルを用いて細胞を破砕した後、遠心分離により不溶
物を除去し、ロイシンに特異的なロイシル−tRNA合
成酵素を含む粗抽出液を得た。あらかしめ5mMメルカ
プトエタノール、2mMエチレンジアミン四酢酸ナトリ
ウム及び0.1mMホスホフェニルスルホニルフルオリ
ドを含む50 m M トリス緩衝液(pH7,5)で
平衡化したマードレックスゲルブルーA(アミコン社製
)を充填したカラムに上記の粗抽出液をとおし、塩化カ
リウムを上記緩衝液に加えた溶液で、線速度60cIl
l・h−1で?8出せしめると、ロイシル−t RNA
合成酵素が溶出した。この区分を集め、)忌縮、脱塩を
行った結果、約70%の収率でロイシンに特異的なロイ
シル−t RN A合成酵素を含む粗酵素液を得た。上
記操作をすべて4“Cで行った。
参考例2
エシェリキア コリに12株の菌体5 kgを2倍量の
100mMトリス・塩酸緩衝液(p H7,5)に懸濁
し、ダイノミルを用いて細胞を破砕した後、遠心分離に
より不溶物を除去し、リジンに特異的なリジル−t R
NA合成酵素を含む粗抽出液を得た。
100mMトリス・塩酸緩衝液(p H7,5)に懸濁
し、ダイノミルを用いて細胞を破砕した後、遠心分離に
より不溶物を除去し、リジンに特異的なリジル−t R
NA合成酵素を含む粗抽出液を得た。
あらかじめ5 m Mメルカプトエタノール、2mMエ
チレンジアミン四酢酸ナトリウムを含む50mMトリス
緩衝7i(pH7,5)で平衡化したマードレックスゲ
ルブルーA(アミコン社製)を充填したカラムに上記の
粗抽出液をとおし、塩化カリウムを上記緩tJi液に加
えた溶液で、線速度60c+n−h−’で溶出せしめる
と、リジル−t RNA合成酵素が溶出した。この区分
を集め5;酬縮、脱塩を行った結果、約65%の収率で
リジンに特異的なリジル−t RNA合成酵素を含む粗
酵素液を得た。上記操作をすべて4“Cで行った。
チレンジアミン四酢酸ナトリウムを含む50mMトリス
緩衝7i(pH7,5)で平衡化したマードレックスゲ
ルブルーA(アミコン社製)を充填したカラムに上記の
粗抽出液をとおし、塩化カリウムを上記緩tJi液に加
えた溶液で、線速度60c+n−h−’で溶出せしめる
と、リジル−t RNA合成酵素が溶出した。この区分
を集め5;酬縮、脱塩を行った結果、約65%の収率で
リジンに特異的なリジル−t RNA合成酵素を含む粗
酵素液を得た。上記操作をすべて4“Cで行った。
実施例1
参考例1で得たロイシル−tRNA合成酵素及びバチル
ス・ステアロサーモフィルス由来の酢酸キナーゼとアデ
ニル酸キナーゼ(生化学工業販売)を用いて、バッチ法
でAI)4Aの合成を行った。
ス・ステアロサーモフィルス由来の酢酸キナーゼとアデ
ニル酸キナーゼ(生化学工業販売)を用いて、バッチ法
でAI)4Aの合成を行った。
このとき、 AT P 12.7 mM、 ロイシ
ン10mM、塩化マグ皐シウム6水和′!!/J20m
M、 ピロホスファターゼ(ヘーリンガーマンハイム
社製)2ユニツト/ m (1、酢酸キナーゼ30ユニ
ツト/ m 7!。
ン10mM、塩化マグ皐シウム6水和′!!/J20m
M、 ピロホスファターゼ(ヘーリンガーマンハイム
社製)2ユニツト/ m (1、酢酸キナーゼ30ユニ
ツト/ m 7!。
アデニル酸キナーゼ46ユニツト/m1.ロイシ/Lz
−t[JA合成酵素0.25ユニツト/ m 12 、
ヘペス緩衝液(pH7,5)100mMからなる反応
溶液に、アセチルリン酸を反応スタート時にII2当り
14mmo!添加し、40’Cで2時間反応させた後、
11当り4.5mmoβを追加し、2時間反応させた後
、さらに12当り4.6mmoA加えた後、5時間反応
させた。
−t[JA合成酵素0.25ユニツト/ m 12 、
ヘペス緩衝液(pH7,5)100mMからなる反応
溶液に、アセチルリン酸を反応スタート時にII2当り
14mmo!添加し、40’Cで2時間反応させた後、
11当り4.5mmoβを追加し、2時間反応させた後
、さらに12当り4.6mmoA加えた後、5時間反応
させた。
得られた反応生成物を、ツバパックCII+(ウォータ
ーズ社製)カラムを用いて高速液体クロマトグラフィー
で分析したところ、 5. l mM (収率約80%
)のAp4Aが生成していた。反応生成物がA14Aで
あることをリン核磁気共鳴スペクトルにより同定した。
ーズ社製)カラムを用いて高速液体クロマトグラフィー
で分析したところ、 5. l mM (収率約80%
)のAp4Aが生成していた。反応生成物がA14Aで
あることをリン核磁気共鳴スペクトルにより同定した。
このとき、AI)3A、AMP。
ADPは検出されなかった。
比較例1
酢酸キナーゼ、アデニル酸キナーゼ1アセチルリン酸を
加えなかった以外は、実施例1と同様にして反応させた
。
加えなかった以外は、実施例1と同様にして反応させた
。
得られた反応生成物を高速液体クロマトグラフィーで分
析したところ、Ap4A3.1mM (収率杓49%)
と共に、AMP2.3mM、ADPo、6mM、Ap3
A2mMが副生じていた。
析したところ、Ap4A3.1mM (収率杓49%)
と共に、AMP2.3mM、ADPo、6mM、Ap3
A2mMが副生じていた。
実施例2
バチルス・ステアロサーモフィルス由来の酢酸キナーゼ
とアデニル酸キナーゼ(生化学工業販売)。
とアデニル酸キナーゼ(生化学工業販売)。
参考例1で得たロイシル−tRNA合成酵素及びピロフ
ォスファターゼ(ヘーリンガーマンハイム社製)を、そ
れぞれCNBr−活性化セファロース4B(ファルマシ
ア社製)に固定化した。固定化酢酸キナーゼ300ユニ
ツト固定化アデニル酸キナーゼ400ユニツト固定化ロ
イシル−tRNA合成酵素3ユニット及び固定化ピロホ
スファターゼ20ユニツトを1つのカラム(カラム容量
5m6)に充填した。
ォスファターゼ(ヘーリンガーマンハイム社製)を、そ
れぞれCNBr−活性化セファロース4B(ファルマシ
ア社製)に固定化した。固定化酢酸キナーゼ300ユニ
ツト固定化アデニル酸キナーゼ400ユニツト固定化ロ
イシル−tRNA合成酵素3ユニット及び固定化ピロホ
スファターゼ20ユニツトを1つのカラム(カラム容量
5m6)に充填した。
次に、lomMの塩化マグネシウムを含む100mMヘ
ペス緩衝液(pH7,0)に)8解した10mMのAT
P、5mMのアセチルリン酸、10μMのロイシンから
なる原料を、固定化酵素充填カラムの上端からl m
7!/ h rの流速で供給し、カラムの下端から反応
生成物を連続的に抜き取った。
ペス緩衝液(pH7,0)に)8解した10mMのAT
P、5mMのアセチルリン酸、10μMのロイシンから
なる原料を、固定化酵素充填カラムの上端からl m
7!/ h rの流速で供給し、カラムの下端から反応
生成物を連続的に抜き取った。
得られた反応生成物を実施例1と同し方法により分析し
たところ、 4.8mM (収率杓96%)のAI)4
Aが生成しており、Ap3A、AMP、ADPは検出さ
れなかった。以後、24時間にわたり安定にAp4Aが
生成した。
たところ、 4.8mM (収率杓96%)のAI)4
Aが生成しており、Ap3A、AMP、ADPは検出さ
れなかった。以後、24時間にわたり安定にAp4Aが
生成した。
比較例2
固定化した酢酸キナーゼ及びアデニル酸キナーゼを充填
せずに、しかも、カラムに供給する溶液中にアセチルリ
ン酸を加えなかった以外は、実施例2と同様にして反応
させた。
せずに、しかも、カラムに供給する溶液中にアセチルリ
ン酸を加えなかった以外は、実施例2と同様にして反応
させた。
得られた反応生成物を実施例2と同様に分析したところ
、2.0mM(収率約40%)のAp4Aと共に、1.
8mMのAp3A、1.5mMのAMP。
、2.0mM(収率約40%)のAp4Aと共に、1.
8mMのAp3A、1.5mMのAMP。
0.8mMのADPが検出された。
実施例3
バチルス・ステアロサーモフィルス由来の酢酸キナーゼ
とアデニル酸キナーゼ(生化学工業販売)1参考例2で
得たリジル−tRNA合成酵素及びピロホスファターゼ
(ヘーリンガーマンハイム社製)を、それぞれCN−B
r−活性化セファロース4B(ファルマシア社製)に固
定化した。固定化酢酸キナーゼ250ユニツト、固定化
アデニル酸キナーゼ350ユニツト5固定化リジル−t
RNA合成酵素2ユニット及び固定化ピロホスファター
ゼ20ユニツトを1つのカラム(カラム容fJ 5 m
/l )に充填した。
とアデニル酸キナーゼ(生化学工業販売)1参考例2で
得たリジル−tRNA合成酵素及びピロホスファターゼ
(ヘーリンガーマンハイム社製)を、それぞれCN−B
r−活性化セファロース4B(ファルマシア社製)に固
定化した。固定化酢酸キナーゼ250ユニツト、固定化
アデニル酸キナーゼ350ユニツト5固定化リジル−t
RNA合成酵素2ユニット及び固定化ピロホスファター
ゼ20ユニツトを1つのカラム(カラム容fJ 5 m
/l )に充填した。
次に、10mMの塩化マグ名シウムを含む100mMヘ
ペス緩衝液(pH6,5)に溶解したtomMのATP
、5mMのアセチルリンfJi、50 p Mのリジン
からなる原料を、固定化酵素充填力ラムの上端からl
m 12 / h rの流速で供給し、カラムの下端か
ら反応生成物を連続的に抜き取った。
ペス緩衝液(pH6,5)に溶解したtomMのATP
、5mMのアセチルリンfJi、50 p Mのリジン
からなる原料を、固定化酵素充填力ラムの上端からl
m 12 / h rの流速で供給し、カラムの下端か
ら反応生成物を連続的に抜き取った。
得られた反応生成物を実施例1と同じ方法により分析し
たところ、 4.2mM (収率約84%)のAI)4
Aが生成しており、AI)3A、AMP、ADPは検出
されなかった。以後、15時間にわたり安定にAp4A
が生成した。
たところ、 4.2mM (収率約84%)のAI)4
Aが生成しており、AI)3A、AMP、ADPは検出
されなかった。以後、15時間にわたり安定にAp4A
が生成した。
比較例3
固定化した酢酸キナーゼ及びアデニル酸キナーゼを充填
せずに、しかも、カラムに供給する溶液中にアセチルリ
ン酸を加えなかった以外は、実施例3と同様にして反応
させた。
せずに、しかも、カラムに供給する溶液中にアセチルリ
ン酸を加えなかった以外は、実施例3と同様にして反応
させた。
得られた反応生成物を実施例3と同様に分析したところ
、 1.8mM (収率約36%)のAI)4Aと共に
、1.8mMのAI)3A、1.6mMのAMP。
、 1.8mM (収率約36%)のAI)4Aと共に
、1.8mMのAI)3A、1.6mMのAMP。
1.1mMのADPが検出された。
実施例4
バチルス・ステアロサーモフィルス由来の酢酸キナーゼ
(生化学工業販売)と参考例2で得たリジル−t RN
A合成酵素及びピロホスファターゼ(ベーリンガーマン
ハイム社′!M)を、それぞれCN−Br−活性化セフ
ァロース4B(ファルマシア社製)に固定化した。固定
化酢酸キナーゼ250ユニツト、固定化リジル−tRN
A合成酵素2ユニット及び固定化ピロホスファターゼ2
0ユニツトを1つのカラム(カラム容’545 m l
)に充填した。
(生化学工業販売)と参考例2で得たリジル−t RN
A合成酵素及びピロホスファターゼ(ベーリンガーマン
ハイム社′!M)を、それぞれCN−Br−活性化セフ
ァロース4B(ファルマシア社製)に固定化した。固定
化酢酸キナーゼ250ユニツト、固定化リジル−tRN
A合成酵素2ユニット及び固定化ピロホスファターゼ2
0ユニツトを1つのカラム(カラム容’545 m l
)に充填した。
次に、10mMの塩化マグネシウムを含む100mMヘ
ペス緩衝液(p’H6,5)に溶解した10mMのAT
P、5mMのアセチルリン酸、50.uMのリジンから
なる原料を、固定化酵素充填カラムの上端から1m l
/ h rの流速で供給し、カラムの下端から反応生
成物を連続的に抜き取った。
ペス緩衝液(p’H6,5)に溶解した10mMのAT
P、5mMのアセチルリン酸、50.uMのリジンから
なる原料を、固定化酵素充填カラムの上端から1m l
/ h rの流速で供給し、カラムの下端から反応生
成物を連続的に抜き取った。
得られた反応生成物を実施例1と同じ方法により分析し
たところ、3.7mM(収率約74%)のAp4A及び
1.5mMのAMPが生成していた。
たところ、3.7mM(収率約74%)のAp4A及び
1.5mMのAMPが生成していた。
これを酢酸キナーゼを加えない比較例3の結果と比べる
と、副生成物であるAI)3A、ADPの生成は認めら
れず、酢酸キナーゼのみを用いることによっても副生物
の生成が抑えられることがわかる。
と、副生成物であるAI)3A、ADPの生成は認めら
れず、酢酸キナーゼのみを用いることによっても副生物
の生成が抑えられることがわかる。
実施例5
バチルス・ステアロサーモフィルス由来の酢酸キナーゼ
とアデニル酸キナーゼ(生化学工業販売)。
とアデニル酸キナーゼ(生化学工業販売)。
参考例1で得たロイシル−tRNA合成酵素及びピロホ
スファターゼ(ベーリンガーマンハイム社I!りを、そ
れぞれCN−Br−活性化セファロース4B(ファルマ
シア社製)に固定化した。固定化酢酸キナーゼ300ユ
ニツト、固定化アデニル酸キナーゼ400ユニツト、固
定化ロイシル−tRNA合成酵素10ユニット及び固定
化ピロホスファターゼ20ユニツトを1つのカラム(カ
ラム容量5mjりに充填した。
スファターゼ(ベーリンガーマンハイム社I!りを、そ
れぞれCN−Br−活性化セファロース4B(ファルマ
シア社製)に固定化した。固定化酢酸キナーゼ300ユ
ニツト、固定化アデニル酸キナーゼ400ユニツト、固
定化ロイシル−tRNA合成酵素10ユニット及び固定
化ピロホスファターゼ20ユニツトを1つのカラム(カ
ラム容量5mjりに充填した。
次に、10mMの塩化マグネシウムを含む100mMヘ
ペス緩衝液(pH7,0)に溶解した10mMのNb−
カルボキシエチルATP、5mMのアセチルリン酸、1
0μMのロイシンからなる原料を。
ペス緩衝液(pH7,0)に溶解した10mMのNb−
カルボキシエチルATP、5mMのアセチルリン酸、1
0μMのロイシンからなる原料を。
固定化酵素充填カラムの上端からl m l / h
rの流速で供給し、カラムの下端から反応生成物を連続
的に抜き取った。
rの流速で供給し、カラムの下端から反応生成物を連続
的に抜き取った。
得られた反応生成物を実施例1と同じ方法により分析し
たところ、2.6mM(収率約52%)のNb、Nb−
ジカルボキシエチルアデノシン四すン酸が生成していた
。
たところ、2.6mM(収率約52%)のNb、Nb−
ジカルボキシエチルアデノシン四すン酸が生成していた
。
比較例4
固定化した酢酸キナーゼ及びアデニル酸キナーゼを充填
せずに、しかも、カラムに供給する溶液中にアセチルリ
ン酸を加えなかった以外は、実施例5と同様にして反応
させた。
せずに、しかも、カラムに供給する溶液中にアセチルリ
ン酸を加えなかった以外は、実施例5と同様にして反応
させた。
得られた反応生成物を実施例5と同様に分析したところ
、 1.2mM (収率約24%)のNb、Nb−ジカ
ルボキシエチルアデノシン四すン酸と共に。
、 1.2mM (収率約24%)のNb、Nb−ジカ
ルボキシエチルアデノシン四すン酸と共に。
1.0mMのNb−カルボキシエチルアデノシン三リン
J、0.7mMのNb−カルボキシエチルAMP、0.
8mMのNb−カルボキシエチルADPが・検出された
。
J、0.7mMのNb−カルボキシエチルAMP、0.
8mMのNb−カルボキシエチルADPが・検出された
。
(発明の効果)
本発明によれば、Np3N、NDP又はNMPが副生せ
ず、しかも、極めて高い収率でNり4Nが製造できる。
ず、しかも、極めて高い収率でNり4Nが製造できる。
Claims (1)
- (1)アミノアシル−tRNA合成酵素の触媒作用によ
り、アデノシン−5′−三リン酸又はその誘導体とアミ
ノ酸とを反応させてジアデノシン四リン酸又はその誘導
体を製造するに際し、該反応をアデノシン−5′−二リ
ン酸をアデノシン−5′−三リン酸に変換する酵素の存
在下で行うことを特徴とするジアデノシン四リン酸又は
その誘導体の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61122723A JPS62278992A (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | ジアデノシン四リン酸又はその誘導体の製造方法 |
DE8787304628T DE3771577D1 (de) | 1986-05-28 | 1987-05-26 | Verfahren zur herstellung von diadenosintetraphosphat und derivaten davon. |
EP87304628A EP0247819B1 (en) | 1986-05-28 | 1987-05-26 | Process for producing diadenosine tetraphosphate and derivatives thereof |
US07/054,975 US4886749A (en) | 1986-05-28 | 1987-05-28 | Process for producing diadenosine tetraphosphate and derivatives thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61122723A JPS62278992A (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | ジアデノシン四リン酸又はその誘導体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62278992A true JPS62278992A (ja) | 1987-12-03 |
JPH0573392B2 JPH0573392B2 (ja) | 1993-10-14 |
Family
ID=14842994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61122723A Granted JPS62278992A (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | ジアデノシン四リン酸又はその誘導体の製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4886749A (ja) |
EP (1) | EP0247819B1 (ja) |
JP (1) | JPS62278992A (ja) |
DE (1) | DE3771577D1 (ja) |
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
EP0689838A1 (en) | 1994-06-30 | 1996-01-03 | Unitika Limited | Use of diadenosine 5', 5'''- p1, p4 - tetraphosphate for curing ischemic anyocardial disease |
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WO1989004321A1 (en) * | 1987-11-05 | 1989-05-18 | The Worcester Foundation For Experimental Biology | Diadenosine 5', 5'''-p1, p4-tetraphosphate and analogs thereof as antithrombotic agents |
JP2783880B2 (ja) * | 1989-11-24 | 1998-08-06 | 富士レビオ株式会社 | 心臓病治療剤 |
JPH05286861A (ja) * | 1992-04-06 | 1993-11-02 | Fujirebio Inc | 低血圧維持剤 |
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GB9320563D0 (en) * | 1993-10-06 | 1993-11-24 | Zeneca Ltd | Assay procedure and application in identification of herbicides |
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JP3487939B2 (ja) * | 1995-01-11 | 2004-01-19 | ユニチカ株式会社 | ジアデノシン4リン酸4ナトリウム塩12水和物結晶 |
KR100203919B1 (ko) * | 1996-10-04 | 1999-06-15 | 신동권 | 수용성 단백질을 생산하는 새로운 발현 플라스미드 |
GB201115793D0 (en) * | 2011-09-13 | 2011-10-26 | Univ Warwick | Screening method |
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JPS5311589A (en) * | 1976-07-20 | 1978-02-02 | Toshiba Corp | Diffraction grating coupling type semiconductor laser |
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JPS6016232B2 (ja) * | 1980-01-14 | 1985-04-24 | 和友 今堀 | アデノシントリリン酸再生産用酵素の製造法 |
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EP0084975B1 (en) * | 1982-01-26 | 1986-12-30 | Imahori Kazutomo | Process for producing physiologically active substance by multienzyme process and apparatus for the same |
EP0086053B1 (en) * | 1982-01-26 | 1986-01-02 | Imahori Kazutomo | Process for synthesizing peptides or peptide derivatives |
JPH0797986B2 (ja) * | 1986-08-18 | 1995-10-25 | ダイセル化学工業株式会社 | 耐熱性酢酸キナ−ゼ及びその製造法 |
-
1986
- 1986-05-28 JP JP61122723A patent/JPS62278992A/ja active Granted
-
1987
- 1987-05-26 EP EP87304628A patent/EP0247819B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-05-26 DE DE8787304628T patent/DE3771577D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1987-05-28 US US07/054,975 patent/US4886749A/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
EP0247819B1 (en) | 1991-07-24 |
EP0247819A2 (en) | 1987-12-02 |
US4886749A (en) | 1989-12-12 |
DE3771577D1 (de) | 1991-08-29 |
EP0247819A3 (en) | 1989-02-15 |
JPH0573392B2 (ja) | 1993-10-14 |
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