JPS6225697Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6225697Y2 JPS6225697Y2 JP1984101572U JP10157284U JPS6225697Y2 JP S6225697 Y2 JPS6225697 Y2 JP S6225697Y2 JP 1984101572 U JP1984101572 U JP 1984101572U JP 10157284 U JP10157284 U JP 10157284U JP S6225697 Y2 JPS6225697 Y2 JP S6225697Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner ring
- bearing hole
- load
- ring portion
- beams
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measurement Of Force In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、軸荷重によつて発生したせん断力
から軸荷重を検出する軸荷重検出装置に関するも
のである。
から軸荷重を検出する軸荷重検出装置に関するも
のである。
従来の軸荷重検出装置として、第1図及び第2
図に示すようなものがあつた。1は内輪部で、そ
の中央には軸を軸受する軸受孔2が穿設されてい
る。3は軸受体に装着する外輪部で、内輪部1に
対して同心的に配置されている。この内輪部1と
外輪部3とは、軸受孔2の両側に平行に配置され
た水平な4本の梁4によつて、結合されている。
これら梁4の上下面には、各々ストレインゲージ
6が取付られている。この荷重検出装置は、軸受
孔2に嵌着された軸に作用する荷重によつて梁4
に発生した曲げ応力から軸荷重を検出するもので
ある。しかし、この荷重検出装置には、次のよう
な問題点があつた。第1に、梁4の曲げモーメン
トは、第3図bに示すようになるので、わずかに
荷重着力点が移動しても、検出精度に影響するこ
と。第2に、ストレインゲージが、梁の上下面に
取付られているので、検出精度が、捩り応力の影
響を受けること。第3にゲージの接着位置で、第
3図bに示すように、曲げモーメントが著しく変
化するので、ゲージの接着位置がずれると、検出
精度が影響を受けること。これらの問題点のため
製作に非常に注意を要していた。
図に示すようなものがあつた。1は内輪部で、そ
の中央には軸を軸受する軸受孔2が穿設されてい
る。3は軸受体に装着する外輪部で、内輪部1に
対して同心的に配置されている。この内輪部1と
外輪部3とは、軸受孔2の両側に平行に配置され
た水平な4本の梁4によつて、結合されている。
これら梁4の上下面には、各々ストレインゲージ
6が取付られている。この荷重検出装置は、軸受
孔2に嵌着された軸に作用する荷重によつて梁4
に発生した曲げ応力から軸荷重を検出するもので
ある。しかし、この荷重検出装置には、次のよう
な問題点があつた。第1に、梁4の曲げモーメン
トは、第3図bに示すようになるので、わずかに
荷重着力点が移動しても、検出精度に影響するこ
と。第2に、ストレインゲージが、梁の上下面に
取付られているので、検出精度が、捩り応力の影
響を受けること。第3にゲージの接着位置で、第
3図bに示すように、曲げモーメントが著しく変
化するので、ゲージの接着位置がずれると、検出
精度が影響を受けること。これらの問題点のため
製作に非常に注意を要していた。
これらの問題を解決するためには、軸荷重によ
つて生じたせん断力から荷重を検出できればよ
い。しかし、従来、曲げ応力によるせん断力を検
出するロードセルは、例えば米国特許第3037178
号の明細書に開示されているように存在したが、
軸荷重によるせん断力を検出できるものは存在し
なかつた。
つて生じたせん断力から荷重を検出できればよ
い。しかし、従来、曲げ応力によるせん断力を検
出するロードセルは、例えば米国特許第3037178
号の明細書に開示されているように存在したが、
軸荷重によるせん断力を検出できるものは存在し
なかつた。
この考案は、せん断力から荷重を検出できる荷
重検出装置を提供することを目的とする。
重検出装置を提供することを目的とする。
以下、この考案を第4図乃至第12図に示す2
つの実施例に基づいて説明する。第1の実施例の
荷重検出装置7は、内輪部11、外輪部12、梁
13、ストレインゲージ14からなる。内輪部1
1は、第4図に示すように、所定の厚さ寸法を有
する小判状に形成され、その中央に厚さ方向に貫
通した軸受孔15を有する。
つの実施例に基づいて説明する。第1の実施例の
荷重検出装置7は、内輪部11、外輪部12、梁
13、ストレインゲージ14からなる。内輪部1
1は、第4図に示すように、所定の厚さ寸法を有
する小判状に形成され、その中央に厚さ方向に貫
通した軸受孔15を有する。
外輪部12は、内輪部11に同心的に配置され
た環状体で、内輪部11と同一の厚さ寸法を有す
る。16は、外輪部12を軸受体(図示せず)に
取付けるためのフランジ部である。
た環状体で、内輪部11と同一の厚さ寸法を有す
る。16は、外輪部12を軸受体(図示せず)に
取付けるためのフランジ部である。
梁13は、外輪部12と内輪部11間に介在し
ており、軸受孔15の両側に対称にかつ水平に配
置されている。梁13は外輪部12と内輪部11
とを、その両端面(第4図の点線部分)によつて
結合している。梁13は、第5図に示すように、
その厚さ方向の両側、すなわち前側及び後側には
凹部19が形成され、縦断面形状がI字状に形成
されている。
ており、軸受孔15の両側に対称にかつ水平に配
置されている。梁13は外輪部12と内輪部11
とを、その両端面(第4図の点線部分)によつて
結合している。梁13は、第5図に示すように、
その厚さ方向の両側、すなわち前側及び後側には
凹部19が形成され、縦断面形状がI字状に形成
されている。
ストレインゲージ14は、第5図に示すよう
に、梁13の各凹部19の略々高さ方向中央に、
傾斜角度45゜に取付けられ、ホイストンブリツジ
を形成するように接続されている。このホイトス
トンブリツジによつて梁13に加えられたせん断
力を測定する。ストレインゲージ14を梁13の
略々中央に設けたのは、第12図bに示すよう
に、梁13の中央部分では大きなせん断力が測定
できるためである。
に、梁13の各凹部19の略々高さ方向中央に、
傾斜角度45゜に取付けられ、ホイストンブリツジ
を形成するように接続されている。このホイトス
トンブリツジによつて梁13に加えられたせん断
力を測定する。ストレインゲージ14を梁13の
略々中央に設けたのは、第12図bに示すよう
に、梁13の中央部分では大きなせん断力が測定
できるためである。
この荷重検出装置7は、次のようにして製作さ
れる。フランジ付の円盤の中央に軸受孔15を穿
設し、軸受孔15の上下に対称に両端に直線部を
有する弧状の切溝17を穿設し、軸受孔15の両
側に対称にかつ前面と後面両方に凹部19を穿設
して断面がI形の梁13を形成し、そして凹部1
9の中央部にストレインゲージ14を取り付ける
のである。
れる。フランジ付の円盤の中央に軸受孔15を穿
設し、軸受孔15の上下に対称に両端に直線部を
有する弧状の切溝17を穿設し、軸受孔15の両
側に対称にかつ前面と後面両方に凹部19を穿設
して断面がI形の梁13を形成し、そして凹部1
9の中央部にストレインゲージ14を取り付ける
のである。
この荷重検出装置7は、第8図に示すように、
軸受体18に装着され、軸受孔15に軸8を嵌入
させて使用する。この荷重検出装置7は、軸荷重
によつて発生したせん断力から軸荷重を検出する
ものである。
軸受体18に装着され、軸受孔15に軸8を嵌入
させて使用する。この荷重検出装置7は、軸荷重
によつて発生したせん断力から軸荷重を検出する
ものである。
第2の実施例の荷重検出装置20は、第9図乃
至第11図に示すように、梁13を軸受孔15の
両側に合計4本設けて、ロバーバル機構を構成さ
せているものである。この荷重検出装置も第1の
実施例と同様にせん断力によつて、軸荷重を測定
するものである。
至第11図に示すように、梁13を軸受孔15の
両側に合計4本設けて、ロバーバル機構を構成さ
せているものである。この荷重検出装置も第1の
実施例と同様にせん断力によつて、軸荷重を測定
するものである。
これら軸荷重検出装置7,20は、第7図bに
示すように、水平方向に一定に生じるせん断力を
検出するので、荷重着力点が水平方向に移動して
も、あるいはストレインゲージの取付位置が水平
方向に少々ずれていても、検出精度に影響はな
い。よつて、多量に軸荷重検出装置7,20を製
造しても、各装置7,20の精度は均一化され
る。また、ストレインゲージ14は凹部19,1
9を形成して縦断面形状をI字状とした梁13の
中央部に設けられているので、せん断力は第12
図bに示すようにステツプ状に発生し、断面の平
均せん断力の数倍のせん断力をストレインゲージ
14が検出できるし、しかも、捩り、曲げ荷重を
受けても、I字状断面の回転中心、曲率中心の近
くにストレインゲージを取付けているため、スト
レインゲージ14の受ける捩り、曲げ応力は極め
て小さく、捩り、曲げの干渉の極めて小さい高感
度検出器が得られる。また、ストレインゲージで
構成されるホイトストンブリツジの直線性につい
てもせん断応力の性質上、全てのゲージの抵抗変
化量が等しいので、歪と出力電圧とが比例する高
精度の検出回路が構成される。
示すように、水平方向に一定に生じるせん断力を
検出するので、荷重着力点が水平方向に移動して
も、あるいはストレインゲージの取付位置が水平
方向に少々ずれていても、検出精度に影響はな
い。よつて、多量に軸荷重検出装置7,20を製
造しても、各装置7,20の精度は均一化され
る。また、ストレインゲージ14は凹部19,1
9を形成して縦断面形状をI字状とした梁13の
中央部に設けられているので、せん断力は第12
図bに示すようにステツプ状に発生し、断面の平
均せん断力の数倍のせん断力をストレインゲージ
14が検出できるし、しかも、捩り、曲げ荷重を
受けても、I字状断面の回転中心、曲率中心の近
くにストレインゲージを取付けているため、スト
レインゲージ14の受ける捩り、曲げ応力は極め
て小さく、捩り、曲げの干渉の極めて小さい高感
度検出器が得られる。また、ストレインゲージで
構成されるホイトストンブリツジの直線性につい
てもせん断応力の性質上、全てのゲージの抵抗変
化量が等しいので、歪と出力電圧とが比例する高
精度の検出回路が構成される。
第1図は従来の荷重検出装置の正面図、第2図
は同縦断側面図、第3図aは同弾性線図、第3図
bは同曲げモーメント図、第4図は第1実施例の
正面図、第5図は第4図のA−A断面図、第6図
は同B−B断面図、第7図aは同弾性線図、第7
図bは同せん断力図、第8図は第1実施例の使用
状態を示す側面図、第9図は第2の実施例の正面
図、第10図は第9図のC−C断面図、第11図
は同D−D断面図、第12図aは梁の縦断面図、
第12図bは梁の縦断面におけるせん断力図であ
る。 11……内輪部、12……外輪部、13……
梁、14……ストレインゲージ、15……軸受
孔、18……軸受体、19……凹部。
は同縦断側面図、第3図aは同弾性線図、第3図
bは同曲げモーメント図、第4図は第1実施例の
正面図、第5図は第4図のA−A断面図、第6図
は同B−B断面図、第7図aは同弾性線図、第7
図bは同せん断力図、第8図は第1実施例の使用
状態を示す側面図、第9図は第2の実施例の正面
図、第10図は第9図のC−C断面図、第11図
は同D−D断面図、第12図aは梁の縦断面図、
第12図bは梁の縦断面におけるせん断力図であ
る。 11……内輪部、12……外輪部、13……
梁、14……ストレインゲージ、15……軸受
孔、18……軸受体、19……凹部。
Claims (1)
- 荷重がかかる軸を支承する軸受孔を厚さ方向に
貫通させた内輪部と、この内輪部を包囲するよう
に配置されており軸受体に装着される外輪部と、
上記軸受孔の両側に対称にかつ水平に設けられる
と共に上記内輪部と上記外輪部とを結合している
複数の梁と、これら梁の厚さ方向の両側に高さ方
向のほぼ中央を通るようにそれぞれ設けた凹部
と、これら凹部内の上記高さ方向のほぼ中央部に
それぞれ上記内輪部に加わる荷重によつて上記梁
に生じるせん断力を検出するように取付けられた
ストレインゲージとを備える荷重検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10157284U JPS6033625U (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 荷重検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10157284U JPS6033625U (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 荷重検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6033625U JPS6033625U (ja) | 1985-03-07 |
JPS6225697Y2 true JPS6225697Y2 (ja) | 1987-07-01 |
Family
ID=30239803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10157284U Granted JPS6033625U (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 荷重検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033625U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010181242A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Omron Healthcare Co Ltd | ロードセル |
WO2015145949A1 (ja) * | 2014-03-28 | 2015-10-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 歪センサと、これを用いた荷重検出装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3037178A (en) * | 1959-08-10 | 1962-05-29 | Baldwin Lima Hamilton Corp | Load cell |
-
1984
- 1984-07-04 JP JP10157284U patent/JPS6033625U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6033625U (ja) | 1985-03-07 |
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