JPS62255671A - 調節弁 - Google Patents
調節弁Info
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- JPS62255671A JPS62255671A JP9587186A JP9587186A JPS62255671A JP S62255671 A JPS62255671 A JP S62255671A JP 9587186 A JP9587186 A JP 9587186A JP 9587186 A JP9587186 A JP 9587186A JP S62255671 A JPS62255671 A JP S62255671A
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- valve seat
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、yJ節弁に係り、特に蒸気原動所の起動バイ
パス弁、給水IIL量調節弁、スプレ波間調節弁ならび
に給水ポンプ再循環弁に用いられるような高温高圧流体
の圧力、vt、♀を調節するのに好適な218I節弁に
関する。
パス弁、給水IIL量調節弁、スプレ波間調節弁ならび
に給水ポンプ再循環弁に用いられるような高温高圧流体
の圧力、vt、♀を調節するのに好適な218I節弁に
関する。
[従来の技術]
一般に、調節弁は入口流路および出口流路ならびに弁室
を備えるケーシングと、ケーシングの弁室内に形成され
る弁座を、ケーシングに支持され、ケーシングの弁室内
を弁座に対して接離する方向に移動可能とされる弁体と
を有してなり、入口流路から流入した流体の圧力、流量
を弁体と弁座との間に形成される可変絞り部によって連
続的にyJ節し、出口流路から排出可能としている。
を備えるケーシングと、ケーシングの弁室内に形成され
る弁座を、ケーシングに支持され、ケーシングの弁室内
を弁座に対して接離する方向に移動可能とされる弁体と
を有してなり、入口流路から流入した流体の圧力、流量
を弁体と弁座との間に形成される可変絞り部によって連
続的にyJ節し、出口流路から排出可能としている。
ところで、上記調節弁においては、流体の流速が弁体と
弁座との間に形成される可変絞り部で急激に上昇するこ
とから、流体中の異物あるいは流体そのものが弁体およ
び弁座に激しく衝突し、容易にこれらを浸食したり、ま
た時として局部的なキャビテーションを生じ、そこにキ
ャビテーションエロージョンを生じ、弁体と弁座の締切
部の間に流体の漏れを生じたり、弁体と弁座との間に形
成される絞り部面積の変化によって流量の調節特性を阻
害するおそれがある。
弁座との間に形成される可変絞り部で急激に上昇するこ
とから、流体中の異物あるいは流体そのものが弁体およ
び弁座に激しく衝突し、容易にこれらを浸食したり、ま
た時として局部的なキャビテーションを生じ、そこにキ
ャビテーションエロージョンを生じ、弁体と弁座の締切
部の間に流体の漏れを生じたり、弁体と弁座との間に形
成される絞り部面積の変化によって流量の調節特性を阻
害するおそれがある。
また、高温水を扱うrAm弁においては、水中に含まれ
る鉄イオン等の懸濁粒子の電荷と、弁体あるいは弁座の
全屈両面の静電力との相互作用等により、特に絞り部近
傍で鉄イオン等の懸濁粒子が金属表面に引き付けられ、
スケールとして弁体あるいは弁座の表面に付着、堆積す
る現象を生ずる。このスケールの付着により、弁体と弁
座の締切部の間に流体の漏れを生じたり、弁体と弁座と
の間に形成される絞り部面枯が減少し1時として排出流
量の大幅な不足を来たし、流量の調節が不可能となる。
る鉄イオン等の懸濁粒子の電荷と、弁体あるいは弁座の
全屈両面の静電力との相互作用等により、特に絞り部近
傍で鉄イオン等の懸濁粒子が金属表面に引き付けられ、
スケールとして弁体あるいは弁座の表面に付着、堆積す
る現象を生ずる。このスケールの付着により、弁体と弁
座の締切部の間に流体の漏れを生じたり、弁体と弁座と
の間に形成される絞り部面枯が減少し1時として排出流
量の大幅な不足を来たし、流量の調節が不可能となる。
そこで従来、絞り部近傍の浸食から弁体および弁座の接
液部表面を保護すべく、それらの表面に耐浸食性能の高
いステライト等のコバルト系合金を盛会溶接等により一
体形成させたり、弁体および弁座そのものを5tlS4
40C等のヤルテンサイト系熱処理硬化ステンレスw4
等で製作した調節弁が使用され、侵食賃の軽減を図って
いる。
液部表面を保護すべく、それらの表面に耐浸食性能の高
いステライト等のコバルト系合金を盛会溶接等により一
体形成させたり、弁体および弁座そのものを5tlS4
40C等のヤルテンサイト系熱処理硬化ステンレスw4
等で製作した調節弁が使用され、侵食賃の軽減を図って
いる。
[発明が解決しようとする問題点コ
しかしながら、近年において、上記原動所の設計圧力、
温度の上昇あるいはプラントの高頻度の起動停止F連用
化に伴い各調節弁の使用条件が厳しくなり、上記従来の
7Aftf弁では浸食に対する対応が困難となっている
。
温度の上昇あるいはプラントの高頻度の起動停止F連用
化に伴い各調節弁の使用条件が厳しくなり、上記従来の
7Aftf弁では浸食に対する対応が困難となっている
。
また、高圧高温水を調節する7A箇弁の弁体あるいは弁
座におけるスケールの付着、堆積の問題については、簡
便で有効な防止方法が未だ提案されていない。
座におけるスケールの付着、堆積の問題については、簡
便で有効な防止方法が未だ提案されていない。
本発明は、弁体と弁座の耐浸食性能を向上するとともに
、弁体と弁座に対するスケールの付着を防止し、長期に
亘って制御性の良好な7A箇弁を提供することを目的と
する。
、弁体と弁座に対するスケールの付着を防止し、長期に
亘って制御性の良好な7A箇弁を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段〕
本発明は、入口流路および出口流路ならびに弁室を備え
るケーシングと、ケーシングの弁室内に形成される弁座
と、ケーシングに支持され、ケーシングの弁室内を弁座
に対して接離する方向に移動可能とされる弁体とを有し
てなる調節弁において、弁座および弁体の表面に炭化チ
タン(TiC)、炭窒化チタン(TiCN)、窒化チタ
ン(T I N)からなる複合多重コーティング材料を
被着するようにしたものである。
るケーシングと、ケーシングの弁室内に形成される弁座
と、ケーシングに支持され、ケーシングの弁室内を弁座
に対して接離する方向に移動可能とされる弁体とを有し
てなる調節弁において、弁座および弁体の表面に炭化チ
タン(TiC)、炭窒化チタン(TiCN)、窒化チタ
ン(T I N)からなる複合多重コーティング材料を
被着するようにしたものである。
[作用]
本発明によれば、弁座および弁体の表面が耐二ローショ
ン性の極めて高いセラミクス材料である複合多重コーテ
ィング材料によって形成されることになる。したがって
、弁体と弁座の耐浸食性能を格段に向上するとともに、
弁体と弁座に対するスケールの付着を防止し、長期に亘
ってきわめて制御性の良好なyJ節介を得ることが可能
となる。
ン性の極めて高いセラミクス材料である複合多重コーテ
ィング材料によって形成されることになる。したがって
、弁体と弁座の耐浸食性能を格段に向上するとともに、
弁体と弁座に対するスケールの付着を防止し、長期に亘
ってきわめて制御性の良好なyJ節介を得ることが可能
となる。
[実施例]
第1図は本発明の一実施例に係る[j弁10を示す断面
図である。調節弁10は、入口流路11および出口流路
12ならびに弁室13を備えるケーシング14と、ケー
シング14の内部に配設される弁座15と、ケーシング
14に支持され。
図である。調節弁10は、入口流路11および出口流路
12ならびに弁室13を備えるケーシング14と、ケー
シング14の内部に配設される弁座15と、ケーシング
14に支持され。
弁座15に対して接離する方向に移動可能とされる弁体
(弁体)16とを有している。弁座15はケーシング1
4に螺合状態で固定され、弁体16の中間部を案内する
案内部17を備えるとともに、入口波路11と出口流路
12とを連絡する締切部18、懐部19.排出孔部20
を備えている。また、弁体16は弁座15の締切部18
に密着可能とされる締切部21と、弁座15の締切部1
8との間に絞り部を形成し、且つその絞り部面積を弁開
度の変化とともに可変とする所定輪郭形状のプラグ部2
2を備えている。
(弁体)16とを有している。弁座15はケーシング1
4に螺合状態で固定され、弁体16の中間部を案内する
案内部17を備えるとともに、入口波路11と出口流路
12とを連絡する締切部18、懐部19.排出孔部20
を備えている。また、弁体16は弁座15の締切部18
に密着可能とされる締切部21と、弁座15の締切部1
8との間に絞り部を形成し、且つその絞り部面積を弁開
度の変化とともに可変とする所定輪郭形状のプラグ部2
2を備えている。
なお、弁体16のケーシング14から突出する部分には
、弁開閉用7クチユエータが連結可能とされるねじ部2
3が備えられている。また、弁体16の中間部分とケー
シング14との間にはバッキング24が配設されている
。また、ケーシング14の下部には、ケーシング14に
螺合されるブリーチねじ25に背面支持されるパツキン
26を介してブリーチブロック27を配設されている。
、弁開閉用7クチユエータが連結可能とされるねじ部2
3が備えられている。また、弁体16の中間部分とケー
シング14との間にはバッキング24が配設されている
。また、ケーシング14の下部には、ケーシング14に
螺合されるブリーチねじ25に背面支持されるパツキン
26を介してブリーチブロック27を配設されている。
ブリーチブロック27は、プラグ28によって閉塞され
るドレン孔部29を備えている。
るドレン孔部29を備えている。
しかして、弁座15の締切部18、懐部19、排出孔部
20を主とする流体接液部、弁体16の締切部21、プ
ラグ部22を主とする流体接液部の夫々には、ステンレ
ス鋼からなる母材にステライト(ヘインズ社の商標)等
のコバルト系合金を盛会溶接して仕上げた下地、もしく
はS U S 4400等のマルテンサイト系ステンレ
ス鋼を所定の硬度に熱処理して仕上げた下地の表面に、
化学蒸着法により炭化チタン(Tic)、炭窒化チタン
(TiCN)、窒化チタン(TiN)、の3つのセラミ
クス材料を順次重ねた複合多重コーティング材料の薄膜
が1例えばtJSZ図に示すように強固に密着状態で形
成されている。
20を主とする流体接液部、弁体16の締切部21、プ
ラグ部22を主とする流体接液部の夫々には、ステンレ
ス鋼からなる母材にステライト(ヘインズ社の商標)等
のコバルト系合金を盛会溶接して仕上げた下地、もしく
はS U S 4400等のマルテンサイト系ステンレ
ス鋼を所定の硬度に熱処理して仕上げた下地の表面に、
化学蒸着法により炭化チタン(Tic)、炭窒化チタン
(TiCN)、窒化チタン(TiN)、の3つのセラミ
クス材料を順次重ねた複合多重コーティング材料の薄膜
が1例えばtJSZ図に示すように強固に密着状態で形
成されている。
上記複合多重コーティング材料の化学蒸着法は、約70
0〜!050℃の範囲に加熱密閉したレトルト内に被処
理品をセットし、ガス状のT i Cl亭とL! 、
CH4、N2 を供給し、順次、被処理品の表面に上記
複合多重コーティング材料を化学的に形成させるもので
ある。基本的な化学反応式は以下のとおりである。
0〜!050℃の範囲に加熱密閉したレトルト内に被処
理品をセットし、ガス状のT i Cl亭とL! 、
CH4、N2 を供給し、順次、被処理品の表面に上記
複合多重コーティング材料を化学的に形成させるもので
ある。基本的な化学反応式は以下のとおりである。
T i Cl、、+ CH4→TiC+4HC交2Ti
C又4+ N2+ 3 N2+ CH÷→2TiCN+
8HC文 +1I2 2TIC与+N2+ 4 H2→2TiN+8HC文こ
の化学蒸着法によるコーティング方法は、処理温度が高
いため、コーティング材料と被処理品の表面の間でC等
の原子の拡散が活発に生じ、強固な密着性が得られる。
C又4+ N2+ 3 N2+ CH÷→2TiCN+
8HC文 +1I2 2TIC与+N2+ 4 H2→2TiN+8HC文こ
の化学蒸着法によるコーティング方法は、処理温度が高
いため、コーティング材料と被処理品の表面の間でC等
の原子の拡散が活発に生じ、強固な密着性が得られる。
また、複雑な形状の被処理品にも均一な被膜が得られる
。上記複合多重コーティング材料を構成する各材料の物
性値は表1のとおりである。
。上記複合多重コーティング材料を構成する各材料の物
性値は表1のとおりである。
なお、前記ステライトとしては、例えば表2に示すよう
なステライト間、6、ステライト間。
なステライト間、6、ステライト間。
12が用いられる。
第3図は各種材料によってコーティングされた弁座およ
び弁体の表面硬度を示す線図である。この第3図によれ
ば、S U S 316の母材に盛会されたステライト
間、6の表面にコーティングされた前記第2図の複合多
重コーティング材料の表面硬度は、他の処理方法による
場合に比してきわめて硬く、実にHm V 3500
(マイクロビッカース硬度)以上の超高硬度であること
が認められる。
び弁体の表面硬度を示す線図である。この第3図によれ
ば、S U S 316の母材に盛会されたステライト
間、6の表面にコーティングされた前記第2図の複合多
重コーティング材料の表面硬度は、他の処理方法による
場合に比してきわめて硬く、実にHm V 3500
(マイクロビッカース硬度)以上の超高硬度であること
が認められる。
第4図は高圧水による二ローション加速試験に基づく減
重量を示す線図である。この第4図によれば、5US3
1Bの母材に盛会されたステライト間、6の表面に前記
第2図の複合多重コーティング材料をコーティングして
なる試験片の減重量は、0〜70時間までGagであり
、格段に高い耐浸食性使を有することが認められる。
重量を示す線図である。この第4図によれば、5US3
1Bの母材に盛会されたステライト間、6の表面に前記
第2図の複合多重コーティング材料をコーティングして
なる試験片の減重量は、0〜70時間までGagであり
、格段に高い耐浸食性使を有することが認められる。
すなわち、上記第3図および第4図に認められるように
、弁座15、弁体16の各流体接液部に前記複合多重コ
ーティング材料の薄膜を形成してなる調節弁10によれ
ば、絞り部における高速流体の衝突あるいは時として生
ずるキャビテーションからそれら弁座15、弁体16を
強力に保護し、浸食の発生を略完全に防止可能となるこ
とは明らかである。なお、第4図の高圧水によるエロー
ジョン加速試験は、試験片に短時間で故意に二ローショ
ン損傷を与えるため、鋭利なスリット部から超高圧水流
束を試験片の局部に激しく衝突させて損傷を加速させる
ようにしたテスト装置による比較試験であり損傷時間お
よび損傷量の絶対値は上記実施例に係るyJf!g弁l
Oにそのままあてはまるもにでないことは勿論である。
、弁座15、弁体16の各流体接液部に前記複合多重コ
ーティング材料の薄膜を形成してなる調節弁10によれ
ば、絞り部における高速流体の衝突あるいは時として生
ずるキャビテーションからそれら弁座15、弁体16を
強力に保護し、浸食の発生を略完全に防止可能となるこ
とは明らかである。なお、第4図の高圧水によるエロー
ジョン加速試験は、試験片に短時間で故意に二ローショ
ン損傷を与えるため、鋭利なスリット部から超高圧水流
束を試験片の局部に激しく衝突させて損傷を加速させる
ようにしたテスト装置による比較試験であり損傷時間お
よび損傷量の絶対値は上記実施例に係るyJf!g弁l
Oにそのままあてはまるもにでないことは勿論である。
次に、上記実施例の作用について説明する。
弁開閉アクチュエータの作動により、弁体16が軸方向
に移動され、弁体16のプラグ部22が弁座15の締切
部18との間に所定間隙の絞り部を形成すると、入口流
路11から弁室13に流入する流体がその絞り部を通過
する際に、圧力あるいは流量を31箇され、弁座15の
懐部19から排出孔部20を経て出口流路12へ排出さ
れる。
に移動され、弁体16のプラグ部22が弁座15の締切
部18との間に所定間隙の絞り部を形成すると、入口流
路11から弁室13に流入する流体がその絞り部を通過
する際に、圧力あるいは流量を31箇され、弁座15の
懐部19から排出孔部20を経て出口流路12へ排出さ
れる。
ここで、上記絞り部によって急激に加速される高速流体
は、弁体16のプラグ部22と締vJfII21に激し
く衝突し、さらに弁座15の締切部18、懐部19にも
衝撃を与えるが、それらの波体接液部の表面は前述のよ
うに耐侵食性能の非常に高いステライト等のコバルト合
金、もしくは5tJS440C等のマルテンサイト系ス
テンレス鋼の下地に超高硬度を有する前記複合多重コー
ティング材料の薄膜によって被覆されていることから、
容易に浸食されることがない。
は、弁体16のプラグ部22と締vJfII21に激し
く衝突し、さらに弁座15の締切部18、懐部19にも
衝撃を与えるが、それらの波体接液部の表面は前述のよ
うに耐侵食性能の非常に高いステライト等のコバルト合
金、もしくは5tJS440C等のマルテンサイト系ス
テンレス鋼の下地に超高硬度を有する前記複合多重コー
ティング材料の薄膜によって被覆されていることから、
容易に浸食されることがない。
また、上記31m弁10に供給される流体が高圧高温水
であり、鉄イオン等の懸濁粒子を含んでいる場合でも、
絞り部を形成する弁体16のプラグ部22.締vJfX
l121、アルイハ弁座15のmHm18、懐部19.
排出孔部20の表面は、非凝着性が高く、不活性な無機
材料である前記複合多重コーティング材料で覆われてい
ることから、金属表面に生ずる静電力を抑えるとともに
、仮に弁体16のプラグ部22および締切部21.もし
くは弁座15の締切部18等に鉄イオン等の懸濁粒子が
引付けられても前記複合多重コーティング材料の非凝着
性のため、容易にそれらに付着せず、流体中に含まれた
まま出口流路12から排出されることとなり、スケール
の付着による流量の大幅な不足発生を防止することが可
能である。また、弁の全閉時においても、弁体16の締
切部21、あるいは弁座15の締切部18にスケールの
付着が生じに<〈シたがって確実な締切性能を得ること
が可イハとなり、スケール付着物の1″aみ込みによる
締切i1g、21における二ローション損傷の発生を防
止することも可能となる。
であり、鉄イオン等の懸濁粒子を含んでいる場合でも、
絞り部を形成する弁体16のプラグ部22.締vJfX
l121、アルイハ弁座15のmHm18、懐部19.
排出孔部20の表面は、非凝着性が高く、不活性な無機
材料である前記複合多重コーティング材料で覆われてい
ることから、金属表面に生ずる静電力を抑えるとともに
、仮に弁体16のプラグ部22および締切部21.もし
くは弁座15の締切部18等に鉄イオン等の懸濁粒子が
引付けられても前記複合多重コーティング材料の非凝着
性のため、容易にそれらに付着せず、流体中に含まれた
まま出口流路12から排出されることとなり、スケール
の付着による流量の大幅な不足発生を防止することが可
能である。また、弁の全閉時においても、弁体16の締
切部21、あるいは弁座15の締切部18にスケールの
付着が生じに<〈シたがって確実な締切性能を得ること
が可イハとなり、スケール付着物の1″aみ込みによる
締切i1g、21における二ローション損傷の発生を防
止することも可能となる。
すなわち、上記実施例によれば、流量の:A箇時に、ブ
「座15と弁体16との間に形成される絞り部の存在に
よって生ずるエロージョンの発生とスケールの付着、堆
積現象を軽減することが可能となる。したがって、二ロ
ーションの発生によって弁座15や弁体16を頻繁に交
換したり、スケールの付着により流量の大幅な不足を生
じmm不能に至ることがない。
「座15と弁体16との間に形成される絞り部の存在に
よって生ずるエロージョンの発生とスケールの付着、堆
積現象を軽減することが可能となる。したがって、二ロ
ーションの発生によって弁座15や弁体16を頻繁に交
換したり、スケールの付着により流量の大幅な不足を生
じmm不能に至ることがない。
[発明の効果]
以上のように、本発明は、入口を路および出口流路なら
びに弁室を備えるケーシングと、ケーシングの弁室内に
形成される弁座と、ケージ:/グに支持され、ケーシン
グの弁室内を弁座に対して接離する方向に移動可使とさ
れる弁体とを有してなるwA節弁において、弁座および
弁体の表面に炭化チタン(Tic)、炭窒化チタン(T
iCN)。
びに弁室を備えるケーシングと、ケーシングの弁室内に
形成される弁座と、ケージ:/グに支持され、ケーシン
グの弁室内を弁座に対して接離する方向に移動可使とさ
れる弁体とを有してなるwA節弁において、弁座および
弁体の表面に炭化チタン(Tic)、炭窒化チタン(T
iCN)。
窒化チタン(TiN)からなる複合多重コーティング材
料を被着するようにしたものである。したがって、弁体
と弁座の耐浸食性能を格段に向上するとともに、弁体と
弁座に対するスケールの付着を確実に防止し、長期に亘
ってきわめて制御性の良好な調節弁を得ることが可能と
なる。
料を被着するようにしたものである。したがって、弁体
と弁座の耐浸食性能を格段に向上するとともに、弁体と
弁座に対するスケールの付着を確実に防止し、長期に亘
ってきわめて制御性の良好な調節弁を得ることが可能と
なる。
第1図は本発明の一実施例にかかる2IIWi弁を示す
断面図、第2図は本発明における複合多重コーティング
材料の被着状態を示す断面図、第3図は複合多重コーテ
ィング材料の表面硬度を示す線図、第4図は高圧水によ
るエロージョン加速試験の結果を示す線図である。 lO・・・調節弁、11・・・入口流路、12・・・出
口流路、13・・・弁室、14・・・ケーシング、15
・・・弁座、16・・・弁体。 代理人 弁理士 塩 川 修 治 菊 ] 回 第 2 図
断面図、第2図は本発明における複合多重コーティング
材料の被着状態を示す断面図、第3図は複合多重コーテ
ィング材料の表面硬度を示す線図、第4図は高圧水によ
るエロージョン加速試験の結果を示す線図である。 lO・・・調節弁、11・・・入口流路、12・・・出
口流路、13・・・弁室、14・・・ケーシング、15
・・・弁座、16・・・弁体。 代理人 弁理士 塩 川 修 治 菊 ] 回 第 2 図
Claims (2)
- (1)入口流路および出口流路ならびに弁室を備えるケ
ーシングと、ケーシングの弁室内に形成される弁座と、
ケーシングに支持され、ケーシングの弁室内を弁座に対
して接離する方向に移動可能とされる弁体とを有してな
る調節弁において、弁座および弁体の表面に炭化チタン
(TiC)、炭窒化チタン(TiCN)、窒化チタン(
TiN)からなる複合多重コーティング材料を被着する
ことを特徴とする調節弁。 - (2)前記複合多重コーティング材料が、弁座および弁
体を形成する母材の表面に硬化形成されてなるコバルト
合金系硬化材の表面に被着される特許請求の範囲第1項
に記載の調節弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9587186A JPS62255671A (ja) | 1986-04-26 | 1986-04-26 | 調節弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9587186A JPS62255671A (ja) | 1986-04-26 | 1986-04-26 | 調節弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62255671A true JPS62255671A (ja) | 1987-11-07 |
JPH0379591B2 JPH0379591B2 (ja) | 1991-12-19 |
Family
ID=14149413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9587186A Granted JPS62255671A (ja) | 1986-04-26 | 1986-04-26 | 調節弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62255671A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0552186A (ja) * | 1991-08-22 | 1993-03-02 | Kobe Steel Ltd | 溶融樹脂用ギヤポンプ |
JPH07103351A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-18 | Okano Valve Seizo Kk | 海水及び塩化物を含有する流体用弁の弁座 |
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1986
- 1986-04-26 JP JP9587186A patent/JPS62255671A/ja active Granted
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