JPS62255450A - グリセリンモノアクリレ−ト又はメタクリレ−トの製造方法 - Google Patents
グリセリンモノアクリレ−ト又はメタクリレ−トの製造方法Info
- Publication number
- JPS62255450A JPS62255450A JP9803086A JP9803086A JPS62255450A JP S62255450 A JPS62255450 A JP S62255450A JP 9803086 A JP9803086 A JP 9803086A JP 9803086 A JP9803086 A JP 9803086A JP S62255450 A JPS62255450 A JP S62255450A
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- JP
- Japan
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- glycidol
- reaction
- nabh4
- methacrylate
- acrylic acid
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はグリセリンモノアクリレートまたはメタクリレ
ートの製造法に関する。
ートの製造法に関する。
さらに詳しくは着色の改良されたグリセリンモノアクリ
レート又はメタクリレートの製造法に関するものである
。
レート又はメタクリレートの製造法に関するものである
。
−・般にグリセリンモノアクリレート又はメタクリレー
トは感光性樹脂防曇性塗料、水系塗料、U■・[13硬
化性塗料、さらにはコンタクトレンズなどへの展開を中
心原料上ツマ−として広い分野で使用されている。
トは感光性樹脂防曇性塗料、水系塗料、U■・[13硬
化性塗料、さらにはコンタクトレンズなどへの展開を中
心原料上ツマ−として広い分野で使用されている。
[従来の技術j
および
[発明が解決しようとする問題点]
グリセリンモノアクリレート又はメタクリレートの製造
法としては、(1)グリシドールとアクリル酸又はメタ
クリル酸との反応および(2)グリセリンとアクリル酸
又はメタクリル酸との反応が知られている。
法としては、(1)グリシドールとアクリル酸又はメタ
クリル酸との反応および(2)グリセリンとアクリル酸
又はメタクリル酸との反応が知られている。
これら従来から知られた製造法では、反応の際に副生物
が多&1に生成するため、得られたグリセリンモノアク
リレート又はメタクリレートは純1立が低く、しかし色
相が悪いものぐあり、これらを使用した樹脂製品の色相
の悪化、品質の低゛トなどの問題点がある。
が多&1に生成するため、得られたグリセリンモノアク
リレート又はメタクリレートは純1立が低く、しかし色
相が悪いものぐあり、これらを使用した樹脂製品の色相
の悪化、品質の低゛トなどの問題点がある。
この着色の原因はグリシドール中に含まれるグリシドア
ルデヒドによることが考えられる。
ルデヒドによることが考えられる。
このグリシドアルデヒドを含有しているグリシドールか
らグリシドアルデヒドを除去する方法として蒸溜法が考
えられるが、照温中にグリシドールが重合してロスが生
じることと低沸分のカットが必要であるため得策ではな
い。
らグリシドアルデヒドを除去する方法として蒸溜法が考
えられるが、照温中にグリシドールが重合してロスが生
じることと低沸分のカットが必要であるため得策ではな
い。
本発明者らは上記の問題点の解決をめざして、グリセリ
ンモノアクリレート又はメタクリレートの製造法につい
て鋭意研究した結果、原料グリシドールを水素化ホウ素
ナトリウムで処理して不純物であるアルデヒドを還元し
た後使用すれば、高品質のグリセリンモノアクリレート
又はメタクリレートが得られることを見出して本発明を
完成するにいたった。
ンモノアクリレート又はメタクリレートの製造法につい
て鋭意研究した結果、原料グリシドールを水素化ホウ素
ナトリウムで処理して不純物であるアルデヒドを還元し
た後使用すれば、高品質のグリセリンモノアクリレート
又はメタクリレートが得られることを見出して本発明を
完成するにいたった。
[発明の構成]
本発明は、グリシドールとアクリル酸又はメタクリル酸
からグリセリンモノアクリレート又はメタクリレートを
製造する方法において、水素化ホウ素すトリウムで処理
したグリシドールを使用することを特徴とするグリセリ
ンモノアクリレート又はメタクリル酸の製造法である。
からグリセリンモノアクリレート又はメタクリレートを
製造する方法において、水素化ホウ素すトリウムで処理
したグリシドールを使用することを特徴とするグリセリ
ンモノアクリレート又はメタクリル酸の製造法である。
製造法としては、アクリル酸又はメタクリル酸、アルカ
リ触媒、重合禁止剤からなる混合液中に少量の空気を通
気しながら、50〜95°C′cグリシドールを滴下す
る方法である。
リ触媒、重合禁止剤からなる混合液中に少量の空気を通
気しながら、50〜95°C′cグリシドールを滴下す
る方法である。
グリシドールの処理としては、粉末状の水素化ホウ素ナ
トリウムを500〜1.600ppm添加して濾過する
か、あるいは水素化ホウ素ナトリウムの充I!It層に
グリシドールを通液して行なう。
トリウムを500〜1.600ppm添加して濾過する
か、あるいは水素化ホウ素ナトリウムの充I!It層に
グリシドールを通液して行なう。
水素化ホウ素ナトリウムの添加i1tは500ppm以
下では効果が認められず、1.500ppm以上では顕
著な改善はみられず経済的にも不利である。
下では効果が認められず、1.500ppm以上では顕
著な改善はみられず経済的にも不利である。
処理温度は0〜40℃が好ましい。
40℃以上ではグリシドールの重合が起こり易くなり好
ましくない。
ましくない。
一方、反応生成物を水素化ホウ素ナトリウムで処理して
も色相の改善は見られなかった。
も色相の改善は見られなかった。
アルカリ触媒としては、トリエチルアミン、2−メヂル
イミダゾール、強塩基性イオン交換樹脂などがあげられ
、それら触媒の使用量はグリセリンモノアクリレ、−ト
又はメタクリレートに対して0.01〜5.Qwt%、
好ましくは0.05〜i、Qwt%である。
イミダゾール、強塩基性イオン交換樹脂などがあげられ
、それら触媒の使用量はグリセリンモノアクリレ、−ト
又はメタクリレートに対して0.01〜5.Qwt%、
好ましくは0.05〜i、Qwt%である。
重合禁止剤としては、フェノチアジン、ハイドロキノン
、ハイドロキノンモノメチルエーテル、パラ−t−ブチ
ルカテコールなどが用いられ、その使用量は、グリセリ
ンモノアクリレート又はメタクリレートに対して0.0
1〜5wt%が適している。
、ハイドロキノンモノメチルエーテル、パラ−t−ブチ
ルカテコールなどが用いられ、その使用量は、グリセリ
ンモノアクリレート又はメタクリレートに対して0.0
1〜5wt%が適している。
これより少ない使用mでは重合禁止効果が認められf、
逆に多聞に使用しても顕著な改善はみられず経済的に不
利である。
逆に多聞に使用しても顕著な改善はみられず経済的に不
利である。
グリシドールの使用量は、アクリル酸又はメタクリル酸
1モルに対して、1.05〜1.5モルであり、1.0
5モルより少ないと酸価が5118−KOJI/ g以
上となり、一方、1.5モルより多いと未反応のグリシ
ドールが残りやすい。
1モルに対して、1.05〜1.5モルであり、1.0
5モルより少ないと酸価が5118−KOJI/ g以
上となり、一方、1.5モルより多いと未反応のグリシ
ドールが残りやすい。
混合液中にグリシドールを添加して反応させる温度は、
50〜95℃が好ましい。
50〜95℃が好ましい。
反応温度が50℃より低いと反応速度が遅く、また95
℃より高いと着色し易くなり好ましくない。
℃より高いと着色し易くなり好ましくない。
また、グリシドールの添加は3〜8時間かけて行なうの
が良い。
が良い。
時間をかけてグリシドールの添加を行なう理由は反応熱
の除去のためである。
の除去のためである。
添加終了後オキシラン酸素0.2%以下、酸価5IIg
−にO1l/7以下になるまで反応を完結させるために
、さらに5〜10時間反応を続けることが好ましい。
−にO1l/7以下になるまで反応を完結させるために
、さらに5〜10時間反応を続けることが好ましい。
得られた反応生成物は全量そのまま感光性樹脂。
防曇性塗料、水系塗料、U■・E8硬化性塗料、ざらに
はコンタクトレンズなどの原料モノマーとして用いられ
る。
はコンタクトレンズなどの原料モノマーとして用いられ
る。
つぎに本発明の効果を実施例および比較例により説明す
る。
る。
実施例1
攪拌機付き500IIlフラスコにアクリル酸144、
C1(2モル)、アルカリ触媒としてトリエチルアミン
1.53g、及び重合禁止剤としてハイドロキノンモノ
メチルエーテル1.53gを仕込む。
C1(2モル)、アルカリ触媒としてトリエチルアミン
1.53g、及び重合禁止剤としてハイドロキノンモノ
メチルエーテル1.53gを仕込む。
次いで別途水素化ホウ素処理したグリシドール162.
89 (2,2モル)を少量の空気を通気しながら、7
5〜80℃で8時間かけて滴下して反応を行なった。
89 (2,2モル)を少量の空気を通気しながら、7
5〜80℃で8時間かけて滴下して反応を行なった。
グリシドールの水素化ホウ素処理は以下のように行なっ
た。
た。
即ち、グリシドールに対してi、oooppmの水素化
ホウ素ナトリウムを添加し、室温で30分間攪拌混合し
濾過した。
ホウ素ナトリウムを添加し、室温で30分間攪拌混合し
濾過した。
ざらに8時間熟成を行なって反応を完結させた。
付着ロスを除いて得られた反応生成物は、303.73
であり、その色相はAPHAlooでオキシラン酸素0
.2%以下、酸価5ay−に011/g以下であった。
であり、その色相はAPHAlooでオキシラン酸素0
.2%以下、酸価5ay−に011/g以下であった。
実施例2
水素化ホウ素ナトリウムをグリシドールに対して500
ppmで処理した以外は実施例1と同様にして反応を行
なった。
ppmで処理した以外は実施例1と同様にして反応を行
なった。
得られた反応生成物は、303.5gであり、その色相
はΔPHA150、オキシラン酸′Ao。
はΔPHA150、オキシラン酸′Ao。
2%以下、酸価は酸価5η−KOJ+/3以下であった
。
。
実施例3
ffi1!付き500dフラスコにメタクリル酸172
.1!7(2モル)、アルカリ触媒としてトリエチルア
ミン1.67g及び重合禁止剤としてハイドロキノン七
ツメチルエーテル1.67gを仕込む。
.1!7(2モル)、アルカリ触媒としてトリエチルア
ミン1.67g及び重合禁止剤としてハイドロキノン七
ツメチルエーテル1.67gを仕込む。
次いで、別途水素化ホウ素ナトリウム処理したグリシド
ール162.8gを少量の空気を通気しながら、75〜
80℃で6時間かけて滴下して反応を行ない、さらに8
時間熟成を行なった。
ール162.8gを少量の空気を通気しながら、75〜
80℃で6時間かけて滴下して反応を行ない、さらに8
時間熟成を行なった。
グリシドールの水素化ホウ素処理は以下のように行なっ
た。即ち、グリシドールに対して1.Oooppmの水
素化ホウ素ナトリウムを添加し、室温で攪拌混合濾過し
た。
た。即ち、グリシドールに対して1.Oooppmの水
素化ホウ素ナトリウムを添加し、室温で攪拌混合濾過し
た。
得られた反応生成物は、331.5gであり、その色相
APRAI 20でオ゛キシランIll素0.2%以下
、酸価は酸価5 q−KOJ1/ 9以下であった。
APRAI 20でオ゛キシランIll素0.2%以下
、酸価は酸価5 q−KOJ1/ 9以下であった。
比較例1
水素化ホウ素ナトリウムで処理していないグリシドール
を使用して、実施例1と同様にして、反応を行なった。
を使用して、実施例1と同様にして、反応を行なった。
得られた反応生成物は303.89であり、その色相は
APIIA800であった。
APIIA800であった。
比較例2
水素化ホウ素ナトリウム1100ppで処理したグリシ
ドールを使用して、実施例1と同様にして反応を行なっ
た。
ドールを使用して、実施例1と同様にして反応を行なっ
た。
得られた反応生成物は、303.5gでありその色相は
APHA700であった。
APHA700であった。
匿に豊ユ
水素化ホウ素ナトリウムで処理していないグリシドール
を使用して、実施例3と同様にして反応を行なった。
を使用して、実施例3と同様にして反応を行なった。
1qられた反応生成物は331.39であり、その色相
はA P HA 900であった。
はA P HA 900であった。
Claims (1)
- グリシドールとアクリル酸又はメタクリル酸からグリセ
リンモノアクリレート又はメタクリレートを製造する方
法において、水素化ホウ素ナトリウムで処理したグリシ
ドールを使用することを特徴とするグリセリンモノアク
リレート又はメタクリレートの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9803086A JPH072682B2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | グリセリンモノアクリレ−ト又はメタクリレ−トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9803086A JPH072682B2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | グリセリンモノアクリレ−ト又はメタクリレ−トの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62255450A true JPS62255450A (ja) | 1987-11-07 |
JPH072682B2 JPH072682B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=14208588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9803086A Expired - Lifetime JPH072682B2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | グリセリンモノアクリレ−ト又はメタクリレ−トの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072682B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01299252A (ja) * | 1988-03-07 | 1989-12-04 | Hoechst Celanese Corp | カルボン酸エステル類の迅速製造方法 |
-
1986
- 1986-04-30 JP JP9803086A patent/JPH072682B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01299252A (ja) * | 1988-03-07 | 1989-12-04 | Hoechst Celanese Corp | カルボン酸エステル類の迅速製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH072682B2 (ja) | 1995-01-18 |
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