JPS62246858A - マグネシア−カルシア系焼成耐火物 - Google Patents
マグネシア−カルシア系焼成耐火物Info
- Publication number
- JPS62246858A JPS62246858A JP61091449A JP9144986A JPS62246858A JP S62246858 A JPS62246858 A JP S62246858A JP 61091449 A JP61091449 A JP 61091449A JP 9144986 A JP9144986 A JP 9144986A JP S62246858 A JPS62246858 A JP S62246858A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cao
- clinker
- mgo
- refractories
- refractory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011819 refractory material Substances 0.000 title description 26
- CPLXHLVBOLITMK-UHFFFAOYSA-N Magnesium oxide Chemical compound [Mg]=O CPLXHLVBOLITMK-UHFFFAOYSA-N 0.000 title 2
- 239000000395 magnesium oxide Substances 0.000 title 1
- 239000000292 calcium oxide Substances 0.000 claims description 61
- ODINCKMPIJJUCX-UHFFFAOYSA-N Calcium oxide Chemical compound [Ca]=O ODINCKMPIJJUCX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 35
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 24
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 4
- 235000012255 calcium oxide Nutrition 0.000 description 32
- 238000004901 spalling Methods 0.000 description 15
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 13
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 13
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 12
- 239000002893 slag Substances 0.000 description 9
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 7
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000029087 digestion Effects 0.000 description 4
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 229910000514 dolomite Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010459 dolomite Substances 0.000 description 3
- 238000003723 Smelting Methods 0.000 description 2
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 2
- 238000011056 performance test Methods 0.000 description 2
- -1 polypropylene, isocyanate Polymers 0.000 description 2
- 230000035882 stress Effects 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 229910017344 Fe2 O3 Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 102000006463 Talin Human genes 0.000 description 1
- 108010083809 Talin Proteins 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 239000011575 calcium Substances 0.000 description 1
- WETINTNJFLGREW-UHFFFAOYSA-N calcium;iron;tetrahydrate Chemical compound O.O.O.O.[Ca].[Fe].[Fe] WETINTNJFLGREW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000003153 chemical reaction reagent Substances 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 239000011362 coarse particle Substances 0.000 description 1
- 238000013329 compounding Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000008240 homogeneous mixture Substances 0.000 description 1
- 238000013003 hot bending Methods 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 239000012948 isocyanate Substances 0.000 description 1
- 150000002513 isocyanates Chemical class 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000005011 phenolic resin Substances 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 239000011271 tar pitch Substances 0.000 description 1
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
従来の技術及びその問題点
マグネシア−ドロマイト系耐火物は、精錬炉用、特に転
炉用の内張り材として従来より使用されてきた。しかし
ながら近年操業条件が苛酷化し、特に鋼の清浄化の要求
が高まるとともに、従来のマグネシア−ドロマイト系耐
火物よりも優れた耐食性を有する耐大物の開発が望まれ
てきた。この様な状況下に、ドロマイトクリンカ−中の
Ca Qの耐食効果を充分に発揮させ、且つ低フラック
ス化を目的として、カルシアクリンカ−を配合したマグ
ネシア−カルシア系耐火物が提案されている(特公昭5
9−13469号及び特開昭58−74564号)。こ
れらの耐火物は、いずれもMQOに微細化したCaOを
添加したものであり、夫々使用条件に応じある程度の構
造スポーリング防止効果をあげている。即ち、MqOに
Caoを微細均質に添加することによって、MgOに耐
熱スポーリング性が付与される。またCaOがスラグを
高融点化することによって、耐火物内へのスラグの浸透
が防止される。
炉用の内張り材として従来より使用されてきた。しかし
ながら近年操業条件が苛酷化し、特に鋼の清浄化の要求
が高まるとともに、従来のマグネシア−ドロマイト系耐
火物よりも優れた耐食性を有する耐大物の開発が望まれ
てきた。この様な状況下に、ドロマイトクリンカ−中の
Ca Qの耐食効果を充分に発揮させ、且つ低フラック
ス化を目的として、カルシアクリンカ−を配合したマグ
ネシア−カルシア系耐火物が提案されている(特公昭5
9−13469号及び特開昭58−74564号)。こ
れらの耐火物は、いずれもMQOに微細化したCaOを
添加したものであり、夫々使用条件に応じある程度の構
造スポーリング防止効果をあげている。即ち、MqOに
Caoを微細均質に添加することによって、MgOに耐
熱スポーリング性が付与される。またCaOがスラグを
高融点化することによって、耐火物内へのスラグの浸透
が防止される。
しかしながら、単にMgOに微細化したCaOを添加す
るだけでは、以下の如き種々の問題点が生じ好ましくな
い。
るだけでは、以下の如き種々の問題点が生じ好ましくな
い。
1 )CaO粒度が微細化すると、耐消化性が低下し、
それに伴い耐火物組織が脆弱化し、熱間特性、特に耐食
性が低下する。また耐スポーリング性も不充分となる。
それに伴い耐火物組織が脆弱化し、熱間特性、特に耐食
性が低下する。また耐スポーリング性も不充分となる。
2)CaOの使用量が増加すると、CaOが含有するF
e2O3、S io2、A+!203 ’4(7)不純
物(Nux)によって、焼成中及び内張り材として炉内
で使用中に、耐火物が過焼結を起し、耐スポーリング性
も低下する。
e2O3、S io2、A+!203 ’4(7)不純
物(Nux)によって、焼成中及び内張り材として炉内
で使用中に、耐火物が過焼結を起し、耐スポーリング性
も低下する。
3) CaOをいくら微細化しても、耐火物中にはM
<ho−MgOの網目構造が存在する。このため加熱時
に、MgOの膨張の内部吸収が不充分となって、構造体
としてのれんが組みの迫り合い応力が発生し、耐火物が
剥落する。
<ho−MgOの網目構造が存在する。このため加熱時
に、MgOの膨張の内部吸収が不充分となって、構造体
としてのれんが組みの迫り合い応力が発生し、耐火物が
剥落する。
問題点を解決するための手段
本発明者は、上記問題点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、
耐火物材料としである特定の大きさの亀裂を右するMq
O−CaOクリンカーを使用ザることによって、耐構造
スポーリング性及び耐熱スポーリング性に著しく優れた
耐火物が得られることを見出し本発明を完成した。
耐火物材料としである特定の大きさの亀裂を右するMq
O−CaOクリンカーを使用ザることによって、耐構造
スポーリング性及び耐熱スポーリング性に著しく優れた
耐火物が得られることを見出し本発明を完成した。
即ち本発明は、MgO/CaO比が20/80〜80/
20のMgO−CaOクリンカー又は該MgO−CaO
クリンカーと高純度M(JOクリンカーとからなり、該
MqO−CaOクリンカーには、断面が幅10〜80μ
m1長さ10〜80μmの棒状又は板状のMQ○結晶が
CaO結晶マトリックス中に連続することなく存在し、
且つ該CaO結晶中に幅0.5〜5μm、長さ5〜10
μmの亀裂が内在することを特徴とするマグネシア−カ
ルシア系焼成耐火物に係る。
20のMgO−CaOクリンカー又は該MgO−CaO
クリンカーと高純度M(JOクリンカーとからなり、該
MqO−CaOクリンカーには、断面が幅10〜80μ
m1長さ10〜80μmの棒状又は板状のMQ○結晶が
CaO結晶マトリックス中に連続することなく存在し、
且つ該CaO結晶中に幅0.5〜5μm、長さ5〜10
μmの亀裂が内在することを特徴とするマグネシア−カ
ルシア系焼成耐火物に係る。
本発明では、耐火物材料として、Mgb/CaO比が2
0/80〜80/20程度のMQO−CaOクリンカー
を使用する。
0/80〜80/20程度のMQO−CaOクリンカー
を使用する。
MQO含恐が80重M%を越えると、MgO結。
晶の連続組織が生じ易く、耐熱スポーリング性が劣化す
る。また、7XCaO/S i 02比のスラグには烏
耐食性を示すが、Fe203 、AT!203等を含有
するスラグに浸透され易く、構造スポーリングが誘発さ
れる。Mgo含口が20mff1%未満では、MgO−
CaOタリン力−の耐消化性が低下する。また、Fe2
O3、A9203等を含有するスラグに浸透され易く、
構造スポーリングが誘発される。MoO含母が20重量
%未満では、MqO−CaOクリンカーの耐消化性が低
下する。
る。また、7XCaO/S i 02比のスラグには烏
耐食性を示すが、Fe203 、AT!203等を含有
するスラグに浸透され易く、構造スポーリングが誘発さ
れる。Mgo含口が20mff1%未満では、MgO−
CaOタリン力−の耐消化性が低下する。また、Fe2
O3、A9203等を含有するスラグに浸透され易く、
構造スポーリングが誘発される。MoO含母が20重量
%未満では、MqO−CaOクリンカーの耐消化性が低
下する。
また、Fe2O3、Al2203 rfを多徂に含むス
ラグとの接触によって、CaO−Fe2O3−8iO2
系、CaO AQ203 S!Oz系等の低融点生
成物が形成され、耐食性が茗しく低下する。
ラグとの接触によって、CaO−Fe2O3−8iO2
系、CaO AQ203 S!Oz系等の低融点生
成物が形成され、耐食性が茗しく低下する。
該M (J O−Ca Oクリンカーの構造組織内には
、断面が幅10〜80μm1長さ10〜80μmの棒状
又は板状のM(JO結晶がCaO結晶マトリックス中に
連続することなく存在し、且つ該CaO結晶中に幅0.
5〜5μm、長さ5〜10μmの亀裂が内在している。
、断面が幅10〜80μm1長さ10〜80μmの棒状
又は板状のM(JO結晶がCaO結晶マトリックス中に
連続することなく存在し、且つ該CaO結晶中に幅0.
5〜5μm、長さ5〜10μmの亀裂が内在している。
MgO−CaOクリンカーは、予め粒径44μm以下程
度に微細化したCaOをMgoと混合して均一化し、焼
結助剤としてl”e203を0.1〜1.0重量%程度
加え、1800〜2500℃程度で焼成して製造される
。焼成時、クリンカー中にはMgO結晶が連続すること
なく形成され、クリンカーのCaO結晶中には亀裂が生
じる。
度に微細化したCaOをMgoと混合して均一化し、焼
結助剤としてl”e203を0.1〜1.0重量%程度
加え、1800〜2500℃程度で焼成して製造される
。焼成時、クリンカー中にはMgO結晶が連続すること
なく形成され、クリンカーのCaO結晶中には亀裂が生
じる。
こうして得られたMgO結晶の大きさは、その断面が幅
10〜80μm程度、長さ10〜80μm程度であり、
またCaO結晶中の亀裂の大ぎさは幅0.5〜5μm程
度、長さ5〜10μm程度である。MgO結晶及び亀裂
の大きさは、「e203含聞によって決定される。即ち
Fe2O3含聞が1.0重量%を越えると、MgO結晶
の長さ及び幅が80μmを越え、タリン力−の耐食性が
低下する。また亀裂の大きさも幅5μm、長さ10μm
を越え、タリン力−の強度が低下してしまう。一方Fe
2O3含吊が0.1重量%未満では、MQO結晶の長さ
及び幅が10μm未満となり、耐スポーリング性向上効
果が発揮できない。また亀裂の大きさも幅0.5μm、
長さ5μm未満となる。この場合、亀裂はクリンカーに
伝播してきた応力を充分に吸収できず、耐火物の耐熱ス
ポーリング性が向上しない。
10〜80μm程度、長さ10〜80μm程度であり、
またCaO結晶中の亀裂の大ぎさは幅0.5〜5μm程
度、長さ5〜10μm程度である。MgO結晶及び亀裂
の大きさは、「e203含聞によって決定される。即ち
Fe2O3含聞が1.0重量%を越えると、MgO結晶
の長さ及び幅が80μmを越え、タリン力−の耐食性が
低下する。また亀裂の大きさも幅5μm、長さ10μm
を越え、タリン力−の強度が低下してしまう。一方Fe
2O3含吊が0.1重量%未満では、MQO結晶の長さ
及び幅が10μm未満となり、耐スポーリング性向上効
果が発揮できない。また亀裂の大きさも幅0.5μm、
長さ5μm未満となる。この場合、亀裂はクリンカーに
伝播してきた応力を充分に吸収できず、耐火物の耐熱ス
ポーリング性が向上しない。
MQO−CaOクリンカーの粒径は特に限定されず、適
宜選択して使用すればよい。
宜選択して使用すればよい。
本発明では例えば、粒径1.Qmm以下のものを10〜
60重量%程度、粒径1.O〜8.0IIIIll程度
のものを90〜40重量%程度使用することが好ましい
。粒径1.0III11以下の微細化したMg0−Ca
Oクリンカーを7トリツクス中に存在させれば、粗粒子
として使用するよりも表面積が増え、浸透するスラグ中
のS!02成分との反応が起り易くなる。従ってスラグ
浸透防止効果が発揮され、耐食性及び耐構造スポーリン
グ性が向上する。
60重量%程度、粒径1.O〜8.0IIIIll程度
のものを90〜40重量%程度使用することが好ましい
。粒径1.0III11以下の微細化したMg0−Ca
Oクリンカーを7トリツクス中に存在させれば、粗粒子
として使用するよりも表面積が増え、浸透するスラグ中
のS!02成分との反応が起り易くなる。従ってスラグ
浸透防止効果が発揮され、耐食性及び耐構造スポーリン
グ性が向上する。
本発明において、耐火物材料として、MCl0に微細化
したCaOを混合し均一化して焼成したMqO−CaO
クリンカーを使用する利点は、以下の通りである。
したCaOを混合し均一化して焼成したMqO−CaO
クリンカーを使用する利点は、以下の通りである。
(1)予めMgOと微細化したCaOとを均一に混合し
て焼成し、MqO−CaOクリンカーとすることによっ
て、CaO結晶はfvlo−CaOクリンカー中のカル
シウムフェライト等の酸化被膜で保護され、その上Mg
O結晶がCaO結晶と外気との接触を防止する。そのた
め本発明では、微細化したCaOを甲に添加することに
よって生じた耐消化性の低下は起らない。
て焼成し、MqO−CaOクリンカーとすることによっ
て、CaO結晶はfvlo−CaOクリンカー中のカル
シウムフェライト等の酸化被膜で保護され、その上Mg
O結晶がCaO結晶と外気との接触を防止する。そのた
め本発明では、微細化したCaOを甲に添加することに
よって生じた耐消化性の低下は起らない。
(2)MqO−CaOクリンカーがMqOとCaOとの
均一混合体であるため、CaOが耐火物組織中に均一分
散している。またクリンカー同士の結合(MgO−Mg
O結合、CaO−CaO結合)が強く、従来の耐火物よ
り高緻密質になり易い。このためスラグの浸透が少なく
なり、耐食性が著しく向上する。
均一混合体であるため、CaOが耐火物組織中に均一分
散している。またクリンカー同士の結合(MgO−Mg
O結合、CaO−CaO結合)が強く、従来の耐火物よ
り高緻密質になり易い。このためスラグの浸透が少なく
なり、耐食性が著しく向上する。
(3)MqO−CaOクリンカーの焼成時にCaO結晶
マトリックス中に生ずる微小クラック及びその他のクラ
ック並びに、耐火物を焼成する際の冷却過程において、
配合された粒子の熱膨張率の違いに起因する微小クラッ
クが熱応力吸収層となり、更にクリンカー中のMQO結
晶が連続することなく存在することによって、従来の耐
火物より高緻密質であるにもかかわらず、耐熱スポーリ
ング性が向上する。
マトリックス中に生ずる微小クラック及びその他のクラ
ック並びに、耐火物を焼成する際の冷却過程において、
配合された粒子の熱膨張率の違いに起因する微小クラッ
クが熱応力吸収層となり、更にクリンカー中のMQO結
晶が連続することなく存在することによって、従来の耐
火物より高緻密質であるにもかかわらず、耐熱スポーリ
ング性が向上する。
本発明では、耐火物の耐食性をより一層向上させるため
に、耐火物材料としてMqO−CaOクリンカーととも
に高純度M(JOクリンカーを使用することができる。
に、耐火物材料としてMqO−CaOクリンカーととも
に高純度M(JOクリンカーを使用することができる。
高純度MQOクリンカーとしては、例えば、電融MQ○
クリンカー、焼結MqOクリンカー、又はそれらの混合
物を挙げることができる。高純度MQOクリンカーの配
合割合は適宜選択できるが例えば耐火物材料全量のうち
20〜80重量%程瓜と寸ればよい。またその粒径も特
に限定されないが、例えば粒径1.Qnv程度以下のも
のを20〜80mm%程度及び粒径1、 O−8,C)
eg+Pi!1ff17)b(7)ヲ80〜20ffi
ffi%程度に粒度調整してもよい。
クリンカー、焼結MqOクリンカー、又はそれらの混合
物を挙げることができる。高純度MQOクリンカーの配
合割合は適宜選択できるが例えば耐火物材料全量のうち
20〜80重量%程瓜と寸ればよい。またその粒径も特
に限定されないが、例えば粒径1.Qnv程度以下のも
のを20〜80mm%程度及び粒径1、 O−8,C)
eg+Pi!1ff17)b(7)ヲ80〜20ffi
ffi%程度に粒度調整してもよい。
本発明耐火物は、常法に従って製造でさ、例えば、耐火
物材料であるMc+o−CaOクリンカーに、必要なら
ば高純aMgoクリンカーを加え、有機バインダーを配
合して混練した後、成形し、1550〜1750℃程度
で焼成すればよい。有機バインダーとしては特に制限さ
れず、ポリプロピレン、イソシアネート、タールピッチ
、フェノール樹脂等を例示できる。
物材料であるMc+o−CaOクリンカーに、必要なら
ば高純aMgoクリンカーを加え、有機バインダーを配
合して混練した後、成形し、1550〜1750℃程度
で焼成すればよい。有機バインダーとしては特に制限さ
れず、ポリプロピレン、イソシアネート、タールピッチ
、フェノール樹脂等を例示できる。
有機バインダーの配合量は適宜選択可能であるが、例え
ば耐火物材料1001jffi部に対し、バインダー1
〜5 ffi聞部程度を配合すればよい。
ば耐火物材料1001jffi部に対し、バインダー1
〜5 ffi聞部程度を配合すればよい。
発明の効果
本発明耐火物は、従来のマグネシア−カルシア系耐火物
に比べ、著しく優れた耐消化性、熱間強度、耐スポーリ
ング性、耐食性を有しており、転炉を初めとする各種精
錬炉の内張り耐火物として最適である。
に比べ、著しく優れた耐消化性、熱間強度、耐スポーリ
ング性、耐食性を有しており、転炉を初めとする各種精
錬炉の内張り耐火物として最適である。
1二Jiff
以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明をより一層明瞭
なものとする。
なものとする。
実施例1〜3
耐火物材料として、第1表に示す配合91合(重量%)
でMgO−CaOクリンカー及び電融MqOクリンカー
を使用して本発明耐火物を製造した。
でMgO−CaOクリンカー及び電融MqOクリンカー
を使用して本発明耐火物を製造した。
即ち、上記耐火物材料100重量部に対し、バインダー
としてポリプロビレ221聞部及びイソシアネー1〜1
.5重吊部を配合して約100℃で混練し、この混練物
を750 ko/ c112の圧力で並形形状に成形し
、次いで1650℃で6時間焼成し、本発明耐火物を製
造した。尚、上記MC7O−CaOクリンカーとしては
、MQO/Ca0−30/70のものを使用し、クリン
カー中のMgo結晶の平均的な大きさは幅30μm、長
さ50μm、またCaO結晶中の亀裂の平均的な大きさ
は幅1μm、長さ7μmであった。
としてポリプロビレ221聞部及びイソシアネー1〜1
.5重吊部を配合して約100℃で混練し、この混練物
を750 ko/ c112の圧力で並形形状に成形し
、次いで1650℃で6時間焼成し、本発明耐火物を製
造した。尚、上記MC7O−CaOクリンカーとしては
、MQO/Ca0−30/70のものを使用し、クリン
カー中のMgo結晶の平均的な大きさは幅30μm、長
さ50μm、またCaO結晶中の亀裂の平均的な大きさ
は幅1μm、長さ7μmであった。
得られた本発明耐火物を性能試験に供した。結果を第1
表に示す。
表に示す。
比較例1〜3
耐火物材料として、第1表に示す配合割合(重量%)で
、MqOクリンカー及びCaOクリンカー (CaO純
度約98%)を使用し、実施例と同様にして従来のMq
O−CaO系耐火物を製造した。(qられた耐火物を性
能試験に供した。結果を第1表に承り。
、MqOクリンカー及びCaOクリンカー (CaO純
度約98%)を使用し、実施例と同様にして従来のMq
O−CaO系耐火物を製造した。(qられた耐火物を性
能試験に供した。結果を第1表に承り。
第 1 表
註=1)耐火物をオートクレーブに入れ、4気圧の蒸気
で3時間処理し、その型組増加率を測定した。
で3時間処理し、その型組増加率を測定した。
2)ロータリー法のスラグテストにより、試薬を調合し
た2種のスラグ(■Cab/S!02=2.3、Fe2
O3含帛23重倒%■CaO/S i 02 =1.2
、Fe2O3含FB 5 m fn % ) ヲt’
用L/、1750℃で5時間耐火物の耐食性テストを行
い、ぞの溶損聞を測定した。
た2種のスラグ(■Cab/S!02=2.3、Fe2
O3含帛23重倒%■CaO/S i 02 =1.2
、Fe2O3含FB 5 m fn % ) ヲt’
用L/、1750℃で5時間耐火物の耐食性テストを行
い、ぞの溶損聞を測定した。
3)耐火物を1200℃に保持した電気炉中に15分間
挿入し、その後15分間空冷するというサイクルを繰り
返して10回行い、剥落するまでの回数を調べた。
挿入し、その後15分間空冷するというサイクルを繰り
返して10回行い、剥落するまでの回数を調べた。
以上の結果より、本発明耐火物が、MqO/CaO比が
同程度の従来の耐火物に比べ、耐消化性、熱間曲げ強さ
、耐食性及び耐スポーリング性に優れていることがわか
る。
同程度の従来の耐火物に比べ、耐消化性、熱間曲げ強さ
、耐食性及び耐スポーリング性に優れていることがわか
る。
本発明品(実施例■)及び従来品(比較例■)をA社転
炉炉腹部に張り分け、耐用性テストを行った。転炉炉腹
部にJ3いて171チV−ジ使用した後、耐火物を回収
して1チャージ当りの溶lx(mm)をXtiしたどこ
ろ、本発明品は0.46mm/チャージ、従来品は0.
52111111/ヂV−ジであった。
炉炉腹部に張り分け、耐用性テストを行った。転炉炉腹
部にJ3いて171チV−ジ使用した後、耐火物を回収
して1チャージ当りの溶lx(mm)をXtiしたどこ
ろ、本発明品は0.46mm/チャージ、従来品は0.
52111111/ヂV−ジであった。
(以 上)
Claims (1)
- 1 MgO/CaO比が20/80〜80/20のMg
O−CaOクリンカー又は該MgO−CaOクリンカー
と高純度MgOクリンカーとからなり、該MgO−Ca
Oクリンカーには、断面が幅10〜80μm、長さ10
〜80μmの棒状又は板状のMgO結晶がCaO結晶マ
トリックス中に連続することなく存在し、且つ該CaO
結晶中に幅0.5〜5μm、長さ5〜10μmの亀裂が
内在することを特徴とするマグネシア−カルシア系焼成
耐火物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61091449A JPS62246858A (ja) | 1986-04-21 | 1986-04-21 | マグネシア−カルシア系焼成耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61091449A JPS62246858A (ja) | 1986-04-21 | 1986-04-21 | マグネシア−カルシア系焼成耐火物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62246858A true JPS62246858A (ja) | 1987-10-28 |
Family
ID=14026671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61091449A Pending JPS62246858A (ja) | 1986-04-21 | 1986-04-21 | マグネシア−カルシア系焼成耐火物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62246858A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1316071C (zh) * | 2004-12-21 | 2007-05-16 | 大连理工大学 | 一种用控温电弧炉制备氧化镁晶体的方法 |
JP2013001622A (ja) * | 2011-06-21 | 2013-01-07 | Mintekku Japan Kk | タンディッシュコーティング材及びこれを用いてタンディッシュをコーティングする方法 |
JP2014043383A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 溶鋼槽の内面へのコーティング材の施工方法 |
-
1986
- 1986-04-21 JP JP61091449A patent/JPS62246858A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1316071C (zh) * | 2004-12-21 | 2007-05-16 | 大连理工大学 | 一种用控温电弧炉制备氧化镁晶体的方法 |
JP2013001622A (ja) * | 2011-06-21 | 2013-01-07 | Mintekku Japan Kk | タンディッシュコーティング材及びこれを用いてタンディッシュをコーティングする方法 |
JP2014043383A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 溶鋼槽の内面へのコーティング材の施工方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20080098518A (ko) | 내화성 정상의 세라믹 배치 및 이로부터 제조된 내화성 산물 | |
JPH0420871B2 (ja) | ||
JPH0547501B2 (ja) | ||
CN1304325C (zh) | 用于耐火成型体和复合物的材料、由其得到的耐火产品及耐火产品的生产方法 | |
JPS6060985A (ja) | 取鍋内張り用不定形耐火組成物 | |
JPS62246858A (ja) | マグネシア−カルシア系焼成耐火物 | |
US4999325A (en) | Rebonded fused brick | |
CN1062335A (zh) | 一种镁质捣打料及其制造方法 | |
JP3197680B2 (ja) | MgO−C質不焼成れんがの製造方法 | |
JPH0317782B2 (ja) | ||
JPH10203862A (ja) | 高温焼成マグクロ質れんが | |
US3125454A (en) | Insulating compositions | |
JP3002296B2 (ja) | 粗骨材ブレンドマグネシア・カーボン質耐火物の製造方法 | |
JP3201678B2 (ja) | 高耐スポーリング性マグネシア・カーボン質れんがおよびその製造方法 | |
JPS5839798B2 (ja) | 石炭質焼成耐火煉瓦の製造方法 | |
JP3197681B2 (ja) | MgO−C質不焼成れんがの製造方法 | |
JPS6212655A (ja) | カ−ボン含有耐火れんが | |
JPS6143305B2 (ja) | ||
JPH0570248A (ja) | 高炉出銑樋用不定形耐火物 | |
JP2954454B2 (ja) | MgO−C質不焼成れんが | |
JPH0421625B2 (ja) | ||
RU1779679C (ru) | Шихта дл изготовлени магнезиальносиликатных огнеупоров | |
JPH0354162A (ja) | 耐火物 | |
JPH0475864B2 (ja) | ||
JPH0725587B2 (ja) | アルミナ―マグネシア―カーボン質耐火物 |