JPS62245277A - 電子写真装置の除電及び帯電方法 - Google Patents
電子写真装置の除電及び帯電方法Info
- Publication number
- JPS62245277A JPS62245277A JP8818986A JP8818986A JPS62245277A JP S62245277 A JPS62245277 A JP S62245277A JP 8818986 A JP8818986 A JP 8818986A JP 8818986 A JP8818986 A JP 8818986A JP S62245277 A JPS62245277 A JP S62245277A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- photosensitive drum
- voltage
- potential
- brush
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は有機光半導体よりなる感光体を導電性ブラシ
で帯電させる型の電子写真装置において(従来の技術) 従来よりセレン系、酸化亜鉛系或いは有機光半導体系の
光電材料を用いた感光ドラムに帯電ブラシを用いて帯電
を行う種々の構造の電子写真装置が開発され利用されて
いる(例えば1文献I:特開昭59−30548号、文
献■:特開昭58−147757号及び文献I:特開昭
60−136772号)、これら電子写真装置において
は1通常は、ドラム状の感光体(以下、感光ドラムとい
う)を帯電させる前段階で除電ランプを用いて感光ドラ
ムに光照射(除電光という)を行い、よって当該感光ド
ラムの帯電電位を接地電位のような一定の基準電位にす
ることにより、前回の潜像形成の時の露光部分の電位が
未露光部分の電位よりも低い状態に保持されたままにあ
ることに起因して生じる恐れのある残像が、次回の再生
像に生じないように構成されている。
で帯電させる型の電子写真装置において(従来の技術) 従来よりセレン系、酸化亜鉛系或いは有機光半導体系の
光電材料を用いた感光ドラムに帯電ブラシを用いて帯電
を行う種々の構造の電子写真装置が開発され利用されて
いる(例えば1文献I:特開昭59−30548号、文
献■:特開昭58−147757号及び文献I:特開昭
60−136772号)、これら電子写真装置において
は1通常は、ドラム状の感光体(以下、感光ドラムとい
う)を帯電させる前段階で除電ランプを用いて感光ドラ
ムに光照射(除電光という)を行い、よって当該感光ド
ラムの帯電電位を接地電位のような一定の基準電位にす
ることにより、前回の潜像形成の時の露光部分の電位が
未露光部分の電位よりも低い状態に保持されたままにあ
ることに起因して生じる恐れのある残像が、次回の再生
像に生じないように構成されている。
例えば、文献Iに開示されている装置では、有機感光層
に対してクリーナと帯電器との間に設けた除電ランプに
よっτ帯電プロセス、l−7士5111個に給電を行っ
ている。
に対してクリーナと帯電器との間に設けた除電ランプに
よっτ帯電プロセス、l−7士5111個に給電を行っ
ている。
また、文献■に開示されている装置では、帯電用ブラシ
の前段に除電用ブラシを具えると共に、さらにその前段
に除電ランプを設けた構造となっており、従ってこの従
来例では高絶縁層を表面層として具えている感光ドラム
に対する除電を、帯電とは別プロセスで、光照射と除電
ブラシとによって行っている。
の前段に除電用ブラシを具えると共に、さらにその前段
に除電ランプを設けた構造となっており、従ってこの従
来例では高絶縁層を表面層として具えている感光ドラム
に対する除電を、帯電とは別プロセスで、光照射と除電
ブラシとによって行っている。
さらに、文献■に開示されている装置では、導電性ブラ
シをクリーナとして共用する構造であるが、導電性ブラ
シの前段に設けた除電ランプを用いて帯電とは別プロセ
スで除電を行っている。
シをクリーナとして共用する構造であるが、導電性ブラ
シの前段に設けた除電ランプを用いて帯電とは別プロセ
スで除電を行っている。
(発明が解決しようとする問題点)
このように、導電性ブラシを用いて感光ドラムに帯電を
行う従来の電子写真装置では、いづれにしても感光ドラ
ムの均一な除電を行う必要があるため、除電光によって
帯電プロセスとは別個のプロセスによって行わねばなら
ず、従って、除電光発生用の除電ランプを設ける必要が
あり、結局は電子写真装置の構成が複雑化すると共に、
高価となるという問題点があった。
行う従来の電子写真装置では、いづれにしても感光ドラ
ムの均一な除電を行う必要があるため、除電光によって
帯電プロセスとは別個のプロセスによって行わねばなら
ず、従って、除電光発生用の除電ランプを設ける必要が
あり、結局は電子写真装置の構成が複雑化すると共に、
高価となるという問題点があった。
そこで、この出願に係る発明者等は種々の実験を重ね研
究を行ったところ、有機光半導体の光導電材料から成る
感光ドラムの場合には、帯電ブラシに印加する電圧を適
切に設定することによって除電と帯電とを同時に行わせ
ることが出来、しかも、その場合、前回の潜像形成時に
露光された部分が次回の再生像に残像として現われない
ことを発見した。
究を行ったところ、有機光半導体の光導電材料から成る
感光ドラムの場合には、帯電ブラシに印加する電圧を適
切に設定することによって除電と帯電とを同時に行わせ
ることが出来、しかも、その場合、前回の潜像形成時に
露光された部分が次回の再生像に残像として現われない
ことを発見した。
従って、この発明の目的は上述した従来の問題点に鑑み
、同一の帯電ブラシで除電と帯電とを同時に行うように
した電子写真装置の除電及び帯電方法を提供することに
ある。
、同一の帯電ブラシで除電と帯電とを同時に行うように
した電子写真装置の除電及び帯電方法を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段)
この発明の目的の達成を図るため、この発明の電子写真
装置の除電及び帯電方法では次のような手段を講じる。
装置の除電及び帯電方法では次のような手段を講じる。
先ず、この除電及び帯電方法に適用出来る感光ドラムを
、導電性基材上に電荷発生層及び電荷輸送層を順次に積
層して成る有機光半導体感光ドラムとする。
、導電性基材上に電荷発生層及び電荷輸送層を順次に積
層して成る有機光半導体感光ドラムとする。
そして、この感光ドラムに対して導電性ブラシを用いて
除電及び帯電を行うに当り、この感光ドラムの帯電電位
を飽和させるような電圧をこの導電性ブラシに印加する
。
除電及び帯電を行うに当り、この感光ドラムの帯電電位
を飽和させるような電圧をこの導電性ブラシに印加する
。
この場合、好ましくは電荷輸送層の厚みを10〜204
mの範囲内の値、特に10〜15pmの範囲内の値とす
るのが良い。
mの範囲内の値、特に10〜15pmの範囲内の値とす
るのが良い。
(作用)
このように、帯電ブラシに印加する電圧を有機光半導体
感光ドラムの帯電電位を飽和させるに適切な電圧とした
ので、この印加電圧によって感光ドラムの電位は飽和帯
電電位となる。この飽和帯電電位では、前回プロセスで
の潜像形成時における感光ドラムの露光部分及び未露光
部分の電位は同電位となるため、結局は除電と帯電とが
同時に行われることとなる。
感光ドラムの帯電電位を飽和させるに適切な電圧とした
ので、この印加電圧によって感光ドラムの電位は飽和帯
電電位となる。この飽和帯電電位では、前回プロセスで
の潜像形成時における感光ドラムの露光部分及び未露光
部分の電位は同電位となるため、結局は除電と帯電とが
同時に行われることとなる。
従って、この発明の方法によれば、従来必要とされてい
た除電ランプを設けずに、また、従来の上らL−除電)
−帯電とを別個のプロセスで行ワスに、帯電ブラシに所
定の電圧を印加するという単純な操作によって、除電と
帯電とを同時に行える。
た除電ランプを設けずに、また、従来の上らL−除電)
−帯電とを別個のプロセスで行ワスに、帯電ブラシに所
定の電圧を印加するという単純な操作によって、除電と
帯電とを同時に行える。
(実施例)
以下、図面を参照してこの発明の電子写真装置の除電及
び帯電方法の実施例につき説明する。
び帯電方法の実施例につき説明する。
第1図はこの発明の詳細な説明に供する図であって、こ
の方法を実施するための装置の構造を示す概略図及び第
2図はこの発明が適用される有機光半導体感光ドラムの
構造を説明するための部分的断面図である。
の方法を実施するための装置の構造を示す概略図及び第
2図はこの発明が適用される有機光半導体感光ドラムの
構造を説明するための部分的断面図である。
第1図に示す電子写真装置は、有機光半導体(以下OP
Cと略称する)感光ドラム10、その周囲に除電及び帯
電兼用の導電性ブラシ(帯電ブラシともいう) 12、
原稿を読み取って感光ドラム10に潜像を形成するため
の光ヘッド14、潜像を現像するためトナーIBを収容
した現像器1B及び記録紙20に像を転写するための転
写器22を主として具えており、導電性ブラシ12以外
は従来の構成と同−又は類似の構成となっているのでそ
の詳細な説明を省略する。また、この図には感光ドラム
10の表面に付着した残留トナーを落すための除電効果
の無いクリーニング装置を示していないが、現像器18
の前段或いは転写器i2の後段に設定することが出来る
。
Cと略称する)感光ドラム10、その周囲に除電及び帯
電兼用の導電性ブラシ(帯電ブラシともいう) 12、
原稿を読み取って感光ドラム10に潜像を形成するため
の光ヘッド14、潜像を現像するためトナーIBを収容
した現像器1B及び記録紙20に像を転写するための転
写器22を主として具えており、導電性ブラシ12以外
は従来の構成と同−又は類似の構成となっているのでそ
の詳細な説明を省略する。また、この図には感光ドラム
10の表面に付着した残留トナーを落すための除電効果
の無いクリーニング装置を示していないが、現像器18
の前段或いは転写器i2の後段に設定することが出来る
。
この図示の実施例では、導電性ブラシ12に後述するよ
うに、感光ドラム10の除電及び帯電を行うに適切な電
圧を印加するための保護用抵抗24及び定電圧電源2B
を導電性ブラシ12及び大地間に順次に接続して具えて
いる。
うに、感光ドラム10の除電及び帯電を行うに適切な電
圧を印加するための保護用抵抗24及び定電圧電源2B
を導電性ブラシ12及び大地間に順次に接続して具えて
いる。
感光ドラムlOは、第2図に部分的断面図で示すように
、主として、導電基材30、その上側に順次に81層形
成された電荷発生層32及び電荷輸送層34から成って
いる。従来からも知られているように、導電性基材30
を例えば金属その他の任意好適な材料で形成し、電荷発
生層(CGL)32を例えばフタロシアニン、その他の
任意好適な光半導体材料で形成し、さらに、電荷輸送層
(CTL)34は低導電性の材料1例えば絶縁性のポリ
エステルやポリカーボ等と光導電性のある有機物質(C
T剤)との混合材料、で形成する。
、主として、導電基材30、その上側に順次に81層形
成された電荷発生層32及び電荷輸送層34から成って
いる。従来からも知られているように、導電性基材30
を例えば金属その他の任意好適な材料で形成し、電荷発
生層(CGL)32を例えばフタロシアニン、その他の
任意好適な光半導体材料で形成し、さらに、電荷輸送層
(CTL)34は低導電性の材料1例えば絶縁性のポリ
エステルやポリカーボ等と光導電性のある有機物質(C
T剤)との混合材料、で形成する。
この電荷輸送層34の厚みを厚くするのは表面電位を高
くしかつ静電容量を小さくするために有利である。この
実施例では、この電荷輸送層34の厚みを後述する理由
によってlθ〜20pmの範囲内の値に設定し、好まし
くは110−151Lの範囲内の値とする。また、電荷
発生層32の厚みを0.1gm程度としている。従って
、この電荷発生層32の静電容量は実質的に無視するこ
とが出来る。
くしかつ静電容量を小さくするために有利である。この
実施例では、この電荷輸送層34の厚みを後述する理由
によってlθ〜20pmの範囲内の値に設定し、好まし
くは110−151Lの範囲内の値とする。また、電荷
発生層32の厚みを0.1gm程度としている。従って
、この電荷発生層32の静電容量は実質的に無視するこ
とが出来る。
次に、この電子写真装置の動作につき簡単に説明する。
感光ドラムlOが回転軸0の回りを矢印Aで示す方向に
回転して電子写真処理を行うとする。この感光ドラム1
0が回転するとき、この感光ドラムlOに接触している
帯電ブラシ12に定電圧電源26から保護用抵抗24を
介して例えば−1000〜−1500Vの範囲内の適当
な電圧を印加して、感光ドラムlGの感光ドラム10の
表面を一定電位従ってこの場合には感光ドラムの飽和電
位にすることによって除電と帯電とを同時に行う。
回転して電子写真処理を行うとする。この感光ドラム1
0が回転するとき、この感光ドラムlOに接触している
帯電ブラシ12に定電圧電源26から保護用抵抗24を
介して例えば−1000〜−1500Vの範囲内の適当
な電圧を印加して、感光ドラムlGの感光ドラム10の
表面を一定電位従ってこの場合には感光ドラムの飽和電
位にすることによって除電と帯電とを同時に行う。
次に、光ヘッド14によって感光ドラム10に静電潜像
を形成し、この静電潜像に従って、現像器1Bによって
トナー1Bが選択的に感光ドラム10上に付着する。続
いて、転写器22において記録紙20にトナー1Bを転
写し、記録紙20を図示していない定着器によって定着
し送出する。
を形成し、この静電潜像に従って、現像器1Bによって
トナー1Bが選択的に感光ドラム10上に付着する。続
いて、転写器22において記録紙20にトナー1Bを転
写し、記録紙20を図示していない定着器によって定着
し送出する。
次に、第3図〜第6図を参照してこの発明による方法で
除電と帯電とを同時に行える理由につき説明する。
除電と帯電とを同時に行える理由につき説明する。
先ず、第3図は、前回の処理プロセス終了後に除電を行
わないで帯電させた場合、感光ドラム10の表面電位が
その露光済み部分及び未露光部分で異なっていることを
示した電位分布図であり、横軸に感光ドラム10の表面
に取った任意の方向の距@Xをプロットし、縦軸に表面
電位をプロットして示しである0図中aは前回のプロセ
スで潜像形成を行った際の露光済み部分及びbは未露光
部分をそれぞれ示す、この第3図からも理解出来るよう
に、一般にコロナ帯電では除電光を与えないと、1部分
の領域はb部分の領域よりも帯電電位が低くなり、除電
光を与えた場合にはa及びb両部分の領域共に、同一値
の電位まで低下して均一な帯電電位が得られる。
わないで帯電させた場合、感光ドラム10の表面電位が
その露光済み部分及び未露光部分で異なっていることを
示した電位分布図であり、横軸に感光ドラム10の表面
に取った任意の方向の距@Xをプロットし、縦軸に表面
電位をプロットして示しである0図中aは前回のプロセ
スで潜像形成を行った際の露光済み部分及びbは未露光
部分をそれぞれ示す、この第3図からも理解出来るよう
に、一般にコロナ帯電では除電光を与えないと、1部分
の領域はb部分の領域よりも帯電電位が低くなり、除電
光を与えた場合にはa及びb両部分の領域共に、同一値
の電位まで低下して均一な帯電電位が得られる。
次に、除電光なしで帯電ブラシ12で感光ドラム10を
帯電させた場合につき説明する。第4図は電荷輸送層3
4の厚みを151Lmとした場合に及び第5図は電荷輸
送層34の厚みを30pmとした場合につきa及びbの
部分の領域での表面電位(縦軸)が帯電ブラシ電圧(横
軸)従って定電圧電源2Bの電圧に対してどのように変
化するかをそれぞれ示した帯電ブラシ電圧−表面電位特
性曲線図である。
帯電させた場合につき説明する。第4図は電荷輸送層3
4の厚みを151Lmとした場合に及び第5図は電荷輸
送層34の厚みを30pmとした場合につきa及びbの
部分の領域での表面電位(縦軸)が帯電ブラシ電圧(横
軸)従って定電圧電源2Bの電圧に対してどのように変
化するかをそれぞれ示した帯電ブラシ電圧−表面電位特
性曲線図である。
第4図から理解出来るように、帯電ブラシ電圧が負に大
きくなるに従って、a部とb部との差が減少し、約−1
200V程度以下の負の電圧となるとa及びbの両部会
での表面電位に差が無くなり、いわゆる飽和帯電電位と
なる。
きくなるに従って、a部とb部との差が減少し、約−1
200V程度以下の負の電圧となるとa及びbの両部会
での表面電位に差が無くなり、いわゆる飽和帯電電位と
なる。
これに対し、第5図からも理解出来るように。
電荷輸送層34の厚みが30gmと厚くなると、帯電ブ
ラシ電圧が負の大きな値となっても、a及びbの両部会
の表面電位の差はほぼ一定であり、飽和しない。
ラシ電圧が負の大きな値となっても、a及びbの両部会
の表面電位の差はほぼ一定であり、飽和しない。
第6図は帯電ブラシ電圧を一1000Vに固定した場合
の電荷輸送層34の厚み(横軸)の変化に対して、表面
電位(縦軸)がどのように変化するかを示す電荷輸送層
の厚み一表面電位特性曲線を示す図である。
の電荷輸送層34の厚み(横軸)の変化に対して、表面
電位(縦軸)がどのように変化するかを示す電荷輸送層
の厚み一表面電位特性曲線を示す図である。
第6図から理解出来るように、電荷輸送層34の厚みを
薄くしていくとa部分とb部分とでの表面電位の差が無
くなるが、この層34が厚いとその差。
薄くしていくとa部分とb部分とでの表面電位の差が無
くなるが、この層34が厚いとその差。
は大となる。
上述した第3図〜第6図の実験結果から、帯電ブラシ電
圧を高くしていくと、感光ドラム10の帯電電圧が飽和
し、帯電電圧が飽和すると帯電前の露光の有無による帯
電電位の差が発生しないことがわかる。従って、この現
象を利用すれば、除電光を用いずに帯電ブラシに印加す
る電圧によって有機光感光ドラム10の除電及び帯電を
同時に行うことが出来る。
圧を高くしていくと、感光ドラム10の帯電電圧が飽和
し、帯電電圧が飽和すると帯電前の露光の有無による帯
電電位の差が発生しないことがわかる。従って、この現
象を利用すれば、除電光を用いずに帯電ブラシに印加す
る電圧によって有機光感光ドラム10の除電及び帯電を
同時に行うことが出来る。
通常、電子写真装置における感光ドラムの必要帯電電位
は−400〜−700v程度の範囲の電圧であるので、
この帯電電位の範囲から帯電ブラシ電圧と、電荷輸送層
の厚みとを決めることが必要となる。
は−400〜−700v程度の範囲の電圧であるので、
この帯電電位の範囲から帯電ブラシ電圧と、電荷輸送層
の厚みとを決めることが必要となる。
ところで、第4図及び第6図示した実験結果からも明ら
かなように、電荷輸送層の厚みに対してa部分とb部分
との間で表面電位に差が無くなるような帯電ブラシ電圧
が存在するので、この厚み ・と帯電ブラシ電圧とを
決めてやれば、帯電ブラシの帯電のみで均一な帯電を得
ることが出来る。
かなように、電荷輸送層の厚みに対してa部分とb部分
との間で表面電位に差が無くなるような帯電ブラシ電圧
が存在するので、この厚み ・と帯電ブラシ電圧とを
決めてやれば、帯電ブラシの帯電のみで均一な帯電を得
ることが出来る。
従って、上述したこの発明の場合には、除電光を使用せ
ずに導電性ブラシ(帯電ブラシ)12のみで感光ドラム
10に帯電を行わせるには、電荷輸送層34の厚みを1
0〜20g、mの範囲内の適当な値に設定し、帯電ブラ
シ12に帯電電位が飽和する帯電ブラシ電圧を付与すれ
ば良い、この場合好ましくはこの厚みの範囲10〜15
gmの範囲とするのが良い、電荷輸送層34の厚みが2
01Lmより大となると、帯電電位を飽和させるために
は帯電電位が実用上使用する範囲を越えてしまい、又、
飽和しない帯電電位で使用する場合は帯電前の露光の有
無による帯電電位の差が発生してしまい好ましくない、
また、この厚みを10#Lmより薄くすると、飽和帯電
電位が一400vよりも接地電位(Ov)に近くなりす
ぎて帯電電位としては不適当な電位となってしまい好ま
しくない。
ずに導電性ブラシ(帯電ブラシ)12のみで感光ドラム
10に帯電を行わせるには、電荷輸送層34の厚みを1
0〜20g、mの範囲内の適当な値に設定し、帯電ブラ
シ12に帯電電位が飽和する帯電ブラシ電圧を付与すれ
ば良い、この場合好ましくはこの厚みの範囲10〜15
gmの範囲とするのが良い、電荷輸送層34の厚みが2
01Lmより大となると、帯電電位を飽和させるために
は帯電電位が実用上使用する範囲を越えてしまい、又、
飽和しない帯電電位で使用する場合は帯電前の露光の有
無による帯電電位の差が発生してしまい好ましくない、
また、この厚みを10#Lmより薄くすると、飽和帯電
電位が一400vよりも接地電位(Ov)に近くなりす
ぎて帯電電位としては不適当な電位となってしまい好ま
しくない。
次に、表面電位、帯電電位及び電荷輸送層の厚みの関係
の具体例を示す。
の具体例を示す。
例えば感光ドラム10の表面電位を一400vとした場
合には、帯電ブラシ電圧を−tooovとすると、電荷
輸送層34の厚みを約104mにする。
合には、帯電ブラシ電圧を−tooovとすると、電荷
輸送層34の厚みを約104mにする。
また、例えばこの表面電位を一650vとした場合には
、帯電ブラシ電圧を一1200Vとすると、電荷輸送層
34の厚みを約loμmにする。
、帯電ブラシ電圧を一1200Vとすると、電荷輸送層
34の厚みを約loμmにする。
この発明は上述した実施例にのみ限定されるものではな
いこと明らかである0例えば、電子写真装置の感光ドラ
ムは有機光半導体材料で形成した感光ドラムを用いるも
のであれば、その構造は問わない、また、電子写真装置
の自体の構造はもとより、導電性ブラシ構造又はその他
の構造は設計に応じて適切に設定することが出来る。
いこと明らかである0例えば、電子写真装置の感光ドラ
ムは有機光半導体材料で形成した感光ドラムを用いるも
のであれば、その構造は問わない、また、電子写真装置
の自体の構造はもとより、導電性ブラシ構造又はその他
の構造は設計に応じて適切に設定することが出来る。
また、上述した実験結果は使用する電荷発生層及び電荷
輸送層のそれぞれの材料によって、多少変動するが、こ
の発明に何等影響を及ぼすものではない。
輸送層のそれぞれの材料によって、多少変動するが、こ
の発明に何等影響を及ぼすものではない。
(発明の効果)
上述した説明から明らかなように、この発明の除電及び
帯電方法によれば、帯電ブラシ電圧を高くしていくと、
感光ドラムの帯電電圧が飽和し、帯電電圧が飽和すると
帯電前の露光の有無に゛よる帯電電位の差が発生しない
ことに基づいて、帯電ブラシに電圧を印加して感光ドラ
ムの帯電電位を飽和させるので、特別な除電光を外部か
ら感光ドラムに照射しなくても除電を行うことが出来る
と同時に、この除電と共に帯電も同時に行われる。
帯電方法によれば、帯電ブラシ電圧を高くしていくと、
感光ドラムの帯電電圧が飽和し、帯電電圧が飽和すると
帯電前の露光の有無に゛よる帯電電位の差が発生しない
ことに基づいて、帯電ブラシに電圧を印加して感光ドラ
ムの帯電電位を飽和させるので、特別な除電光を外部か
ら感光ドラムに照射しなくても除電を行うことが出来る
と同時に、この除電と共に帯電も同時に行われる。
従って、この発明によれば、除電ランプを設ける必要が
ないので、従来よりも電子写真装置の構造の簡単化かつ
低価格化を図ることが出来る。
ないので、従来よりも電子写真装置の構造の簡単化かつ
低価格化を図ることが出来る。
また、帯電とは別プロセスでの除電を行わないで済むの
で、従来よりも電子写真処理の迅速化を図ることが出来
る。
で、従来よりも電子写真処理の迅速化を図ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の電子写真装置の除電及び帯電方法の
説明に供する電子写真装置の構造を示す概略図。 第2図はこの発明に適用する感光ドラムの構造を説明す
るための部分的断面図。 第3図は除電されない状態にある感光ドラムに帯電させ
た場合の表面電位分布図。 第4図及び第5図はこの発明の説明に供する帯電ブラシ
電圧−表面電位特性曲線図、 。 第6図はこの発明の説明に供する電荷輸送層の厚み一表
面電位特性曲線図である。 10・・・感光ドラム 12・・・導電性ブラシ(帯電ブラシ)14・・・光学
ヘッド、 1B・・・トナー18・・・現像器、
20・・・記録紙22・・・転写器、24・・
・保護用抵抗2B・・・定電圧電源、30・・・導電基
材32・・・電荷発生層、 34・・・電荷輸送層
。 特許出願人 沖電気工業株式会社代理人 弁理士
大 垣 孝′−′、IO1喪1Lドヲム
16.トナー Z2:転零偽12
導電性ブラシ fg、3晩41認 z4:
係籠I@体坑14 梵↑へlド 20記m練
z6°足電五電逓この斃朝のi!明1;探するv
L!神〔時国第1図 瞥兜ドラムのh性的+1’1面口 第2図 !−梵ドラムの表面電4を分々目 第3図 −500−1ooo −1500 ’$417°> シ@h (V) 11龜デラシ41ル一&面1m特性曲補Uり第4図 −soo −tooθ −/J″00那−電7゛
フシ儂、圧、(V) キ電ブラシ!五−表1ト富4立Wr性曲縁図第5図 10 20 JO 電荷輸送層の厚さ 電宥輸り盾の厚杆−表面電位特性曲殊図第6図
説明に供する電子写真装置の構造を示す概略図。 第2図はこの発明に適用する感光ドラムの構造を説明す
るための部分的断面図。 第3図は除電されない状態にある感光ドラムに帯電させ
た場合の表面電位分布図。 第4図及び第5図はこの発明の説明に供する帯電ブラシ
電圧−表面電位特性曲線図、 。 第6図はこの発明の説明に供する電荷輸送層の厚み一表
面電位特性曲線図である。 10・・・感光ドラム 12・・・導電性ブラシ(帯電ブラシ)14・・・光学
ヘッド、 1B・・・トナー18・・・現像器、
20・・・記録紙22・・・転写器、24・・
・保護用抵抗2B・・・定電圧電源、30・・・導電基
材32・・・電荷発生層、 34・・・電荷輸送層
。 特許出願人 沖電気工業株式会社代理人 弁理士
大 垣 孝′−′、IO1喪1Lドヲム
16.トナー Z2:転零偽12
導電性ブラシ fg、3晩41認 z4:
係籠I@体坑14 梵↑へlド 20記m練
z6°足電五電逓この斃朝のi!明1;探するv
L!神〔時国第1図 瞥兜ドラムのh性的+1’1面口 第2図 !−梵ドラムの表面電4を分々目 第3図 −500−1ooo −1500 ’$417°> シ@h (V) 11龜デラシ41ル一&面1m特性曲補Uり第4図 −soo −tooθ −/J″00那−電7゛
フシ儂、圧、(V) キ電ブラシ!五−表1ト富4立Wr性曲縁図第5図 10 20 JO 電荷輸送層の厚さ 電宥輸り盾の厚杆−表面電位特性曲殊図第6図
Claims (2)
- (1)導電性基材上に電荷発生層及び電荷輸送層を順次
に積層して成る有機光半導体感光ドラムと、導電性ブラ
シとを少なくとも具える電子写真装置において除電及び
帯電を行うに当り、 感光ドラムの帯電電位を飽和させる電圧を導電性ブラシ
に印加して除電及び帯電を行うことを特徴とする電子写
真装置の除電及び帯電方法。 - (2)電荷輸送層の厚みを10〜20μmの範囲内の値
とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電
子写真装置の除電及び帯電方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61088189A JP2704956B2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 電子写真装置の除電が不要な帯電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61088189A JP2704956B2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 電子写真装置の除電が不要な帯電方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62245277A true JPS62245277A (ja) | 1987-10-26 |
JP2704956B2 JP2704956B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=13935953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61088189A Expired - Lifetime JP2704956B2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 電子写真装置の除電が不要な帯電方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2704956B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5148219A (en) * | 1989-05-31 | 1992-09-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus with developing and cleaning system |
US5606400A (en) * | 1994-11-08 | 1997-02-25 | Minolta Co., Ltd. | Image forming apparatus with a member for shaving the surface of a photosensitive member |
JP2015001661A (ja) * | 2013-06-17 | 2015-01-05 | 株式会社リコー | 画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6073555A (ja) * | 1983-09-29 | 1985-04-25 | Casio Comput Co Ltd | 帯電電位設定方法 |
-
1986
- 1986-04-18 JP JP61088189A patent/JP2704956B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6073555A (ja) * | 1983-09-29 | 1985-04-25 | Casio Comput Co Ltd | 帯電電位設定方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5148219A (en) * | 1989-05-31 | 1992-09-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus with developing and cleaning system |
US5606400A (en) * | 1994-11-08 | 1997-02-25 | Minolta Co., Ltd. | Image forming apparatus with a member for shaving the surface of a photosensitive member |
JP2015001661A (ja) * | 2013-06-17 | 2015-01-05 | 株式会社リコー | 画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2704956B2 (ja) | 1998-01-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS58139156A (ja) | 帯電方法 | |
JPH02196266A (ja) | トライレベル像の調整方法及びトライレベル像の状態調整装置 | |
JPS61165764A (ja) | 電子写真プロセス | |
JPS62245277A (ja) | 電子写真装置の除電及び帯電方法 | |
JPH0314185B2 (ja) | ||
JPS6355707B2 (ja) | ||
JPH10115967A (ja) | 画像形成方法 | |
JPS62184486A (ja) | 画像形成装置 | |
JPS6262349B2 (ja) | ||
JPH0690588B2 (ja) | 感光体の除電方法 | |
JPH0128380B2 (ja) | ||
JPS62133473A (ja) | 反転現像装置における逆帯電防止法 | |
JPS61144682A (ja) | 画像記録装置 | |
JPS6356999B2 (ja) | ||
JPS6337368A (ja) | 電子写真の転写分離方法及びその装置 | |
JPS5978379A (ja) | 電子写真方法 | |
JPS6333703B2 (ja) | ||
JPS5913736B2 (ja) | 電子写真法 | |
JPS63296059A (ja) | 画像形成方法と装置 | |
JPS5949583B2 (ja) | 電子写真法 | |
JPS61179465A (ja) | 電子写真記録方法 | |
JPS62217265A (ja) | 画像形成方法 | |
JPS6149666B2 (ja) | ||
JPS63125952A (ja) | 多数枚複写方法 | |
JPH11352747A (ja) | 2色画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |