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JPS62240632A - ジメチルナフタレン異性体の分離方法 - Google Patents

ジメチルナフタレン異性体の分離方法

Info

Publication number
JPS62240632A
JPS62240632A JP8394786A JP8394786A JPS62240632A JP S62240632 A JPS62240632 A JP S62240632A JP 8394786 A JP8394786 A JP 8394786A JP 8394786 A JP8394786 A JP 8394786A JP S62240632 A JPS62240632 A JP S62240632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type
dimethylnaphthalene
zeolite
isomer
isomers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8394786A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Taniguchi
谷口 捷生
Tadaaki Fujimoto
藤本 忠明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP8394786A priority Critical patent/JPS62240632A/ja
Publication of JPS62240632A publication Critical patent/JPS62240632A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 R1匹茨亘分屋 本発明は、ジメチルナフタレン異性体の混合物から特定
の異性体を効率よく分離するための方法に関し、さらに
詳しくは、ジメチルナフタレン異性体混合物から特に1
,4−ジメチルナフタレンを特定のゼオライト吸着剤を
用いて効率よく分離ツるための方法に関する。
発明の技府的背景ならびにぞの問題点 ジメチルナフタレン(以下DMNと略記Jることがある
)には、下記に示すような10種の異性体が存在してお
り、この10秤の異性体は置換基であるメチル基の位置
によって、αα型、αβ型、ββ型の3種類に分類され
る。
CCCC OO 1,8−DHN   1.5−DHN   1.4−D
HN1.2−DIN    1.6−DH1,7−DI
N    1.3−DHNこのようにジメチルナフタレ
ン異性体には10種の異性体が存在するが、このうち特
に1.4−ジメチルナフタレンは工業的に有用な化合物
である。
というのは、1.4−ジメチルナフタレンは酸化される
と、ナフタレン−1,4−ジカルボン酸となり、ポリエ
ステル、ポリアミドなどを製造する際の原料化合物とな
りうるからである。
ところでジメチルナフタレンは、上記異性体の通常混合
物として得られるため、この混合物から1.4−ジメチ
ルナフタレン異↑(1体を分離しなければならない。と
ころがジメチルナフタレン異性体はその沸点および融点
が近似しているため、これらの異性体を蒸溜によって分
離することは一般に困難である。このため従来ジメチル
ナフタレン異性体混合物から1.4−ジメチルナフタレ
ンを分離するには、1,4−ジメチルナフタレンが伯の
異性体よりわずかに結晶化しにくいという現象を利用し
て晶析法が採用されている。ところがこの晶析法により
1,4−ジメチルナフタレンを分離しようとしても、得
られる1、4−ジメチルナフタレンの純度を90%以上
とすることはできないという重大な問題点があった。も
し高純度の1.4−ジメチルナフタレンが得られないと
、この1.4−ジメチルナフタレンから得られるナフタ
レン−1,4−ジカルボン酸は高純度とならず、このた
めこのナフタレン1.4−ジカルボンを用いて綜合型の
ポリマーを製造しようとしても、重合度を高めることは
できず、所望の特性を有するポリマーを1qることはで
きない。
本発明者らは、ジメチルナフタレン異性体混合物から1
,4−ジメチルナフタレンを効率よく分離すべく鋭意研
究したところ、ジメチルナフタレンはその構造によって
分子形状に差異があり、この差異を利用すればジメチル
ナフタレン異性体混合物から特定のジメチルナフタレン
特に1.4−ジメチルナフタレンを含むαα型異性体を
効率よく分離しうろことを見出して本発明を完成するに
至った。
1哩り旦仰 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を解決
しようとするものであって、ジメチルナフタレン異性体
混合物から特定のジメチルナフタレン特に1.4−ジメ
チルナフタレンを含むαα型異性体を効率よくしかも高
純度で分離しうるようなジメチルナフタレン異性体混合
物からの特定の異性体の分離方法に関する。
及肌辺厘ヌ 本発明に係るジメチルナフタレン異性体の分離方法は、
下記に示すαα型、ββ型、αβ型のジメチルナフタレ
ン異性体混合物から特定のジメチルナフタレン異性体を
分離するに際して、ジメチルナフタレン異性体を、吸着
剤としての、アルカリ金属、アルカリ土類金属、稀土類
金属から選択される少なくとも1種の金属イオンでイオ
ン交換されたX型ゼオライトあるいはY型ゼオライトと
接触させることを特徴としている。
1.8−DHN   1.5−DHN   1.4−D
)INl、2−DIN   1.66−0H1,7−D
HN   1.3−DHN本発明では、上記のαα型、
αβ型、ββ型のジメチルナフタレン異性体混合物から
特定のジメチルナフタレン異性体を分離するに際して、
異性体混合物を特定の金属イオンでイオン交換されたX
型ゼオライト、またはY型ゼオライトと接触させている
ので、上記異性体混合物から特定のジメチルナフタレン
異性体、特に1,4−ジメチルナフタレンを効率よくし
かも高純度で分離することができる。
発明の詳細な説明 以下本発明に係るジメチルナフタレン異性体の分離方法
について具体的に説明する。
本発明では、αα型、αβ型、ββ型のジメチルナフタ
レン異性体混合物から、特定のジメチルナフタレン異性
体を分離するに際して、上記異性体混合物を、吸着剤と
しての、特定の金属イオンでイオン交換されたX型ゼオ
ライトまたはY型ゼオライトと接触させているが、以下
ジメチルナフタレン異性体および吸着剤としてのゼオラ
イトについて説明する。
ジメチルナフタレン異性体 ジメチルナフタレンには、上記に示すような10種の異
性体が存在しており、これらの異性体は、置換基である
メチル基の位差によって、αα型、αβ型、ββ型の3
種の異性体に分類される。
このうち分子の大ぎざは、αα型が最も大きく、次いで
αβ型、ββ型の順で小さくなる。
このようなジメチルナフタレン異性体のうちで、αα型
とくに1,4−ジメチルナフタレンを効率よく高純度で
分離することが望まれる。
本発明では、上記のαα型、αβ型、ββ型のうち少な
くとも1種以上を含むジメチルナフタレン異性体の混合
物が用いられる。
吸着剤 本発明でジメチルナフタレン異性体混合物から特定のジ
メチルナフタレンを分離精製するには、この異性体混合
物は吸着剤と接触ゼしめられる。
このような吸む剤としては、アルカリ金属、アルカリ土
類金属、稀土類金属から選択される少なくとも1種の金
属イオンでイオン交換されたX型ゼオライトあるいはY
型ゼオライトが用いられる。
X型ゼオライトあるいはY型ゼオライトを上記金属イオ
ンでイオン交換するには、従来から公知の方法によって
行なうことができる。たとえば、水洗および焼成などの
前処理をほどこしたX型ゼオライトあるいはY型ゼオラ
イトを、上記金属イオンを含む化合物の水溶液に浸漬し
て加熱し、さらに上記金属イオンを含む化合物の新たな
水溶液に再度浸漬し、この操作を数回繰り返した俊、然
留水で洗浄し、乾燥後焼成すればよい。このようにして
得られた上記金属イオンでイオン交換されたX型ゼオラ
イトあるいはY型ゼオライトは、X線回折でX型ゼオラ
イトあるいはY型ゼオライトの結晶構造は破壊されてい
ないことが確認され、また原子吸光分析により置換され
た金属イオンの量を定量することができる。
ゼオライトを置換するのに用いられる金属イオンとして
は、カリウム、ルビジウムなどのアルカリ金属、マグネ
シウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムなどの
アルカリ土類金属、ランタン、セリウム、ネオジウム、
プロメチウム、サマリウム、ユーロピウム、アクチニウ
ム、トリウム、ウラニウム、ネプツニウム、プロトニウ
ム、アメリシウムなどの稀土類金属があげられる。この
うち特にカルシウム、ストロンチウムが好ましい。
また吸着剤としては、上記のようにX型ゼオライトある
いはY型ゼオライトが用いられるが、このうち特にX型
ゼオライトが好ましい。
−このような吸着剤であるX型ゼオライトあるいはY型
ゼオライトと、ジメチルナフタレン異性体混合物とを接
触させると、ジメチルナフタレン異性体の大きさに応じ
て形状の小ざいジメチルナフタレン異性体が優先的に吸
着される。すなわち、上述のように、ジメチルナフタレ
ン異性体のうち・では、αα型が最も大ぎく、次いでα
β型、ββ型の順で小さくなり、このためジメチルナフ
タレン異性体のうちでは、ββ型異性体すなわち2,3
−DMN、2.6−DMN、2.7−DMNが最も吸着
されやすくなる。次いでαβ型異性体すなわち1,2−
DMN、1.6−DMN、1.7−DMN、1.3−D
MNが吸着されやすく、αα型異性体すなわち1.8−
DMN、1.5−DMN、1.4−DMNが最も吸着さ
れにくい。
したがってαα型、αβ型、ββ型のジメチルナフタレ
ン異性体混合物を、上記のような吸着剤であるX型ゼオ
ライトあるいはY型ゼオライトと接触させると、ββ型
、αβ型、αα型の順で吸むされる。たとえば上記異性
体を含む混合物を吸着剤と接触させると、αα型ジメヂ
ルナフタレ、ン異性体混合物は最も吸着されにくいため
、吸着剤に吸着されずに残留する接触残留液はαα型異
性体をより多く含むようになる。特に1,4−ジメチル
ナフタレンはαα型異性体の中でも最も分子形状が大き
いため、接触残留液中には1,4−ジメチルナフタレン
は多搭に残留することになるので、この方法を用いてジ
メチルナフタレン異性体混合物中よりαα型のジメチル
ナフタレン異性体、この中でも特に1,4−ジメチルナ
フタレンを分離することができる。
−hββ型ジメヂルナフタレンは、吸着剤であるX型ゼ
オライトあるいはY型ゼオライトに優先的に吸着され、
したがってこの吸着されたββ型ジメチルナフタレンを
吸着剤から脱着すれば、ββ型ジメヂルノーフタレンを
多く含む液が1″1〜られるので、この方法を用いてジ
メチルナフタレン異性体混合物中よりββ型のジメチル
ナフタレン異性体を分離することができる。
またαα型のジメチルナフタレン異性体であっても、1
.4−DMNと1.8−DMNとでは吸着剤に対する吸
着性にわずかに差異がある。したがって、このような同
一グループ内での各責↑1体のゼオライトに対する吸着
性の差を利用して、同一のαα型、αβ型、ββ型とい
うグループ内の異性体であっても、本発明で用いられる
X型ゼオライトあるいはY型ゼオライトによっである程
度分離精製することもできる。
i豆昆立 上記のようなジメチルナフタレン異性体混合物と、吸着
剤である金属イオンで交換されたX型ゼオライトあるい
はY型ゼオライトとの接触操作は、従来から知られてい
る任意の方法で行うことができる。たとえば、固定床方
式で接触させる方法、流動床方式で接触させる方法、移
動床方式で接触させる方法などを採用することができる
。接触処理の際の温度は、通常20〜300℃好ましく
は室温〜150℃の範囲である。
ジメチルナフタレン異性体を含む混合物と前記X型ゼオ
ライトまたはY型ゼオライトとを接触させる際に、ジメ
チルナフタレン異性体を含む混合物をそのままの状態で
接触させることもできるが、必要に応じてこのジメチル
ナフタレン異性体の吸着を阻害しない伯の溶媒で希釈し
た溶液状態で接触させることもできる。希釈溶媒として
は、たとえば、「)−ヘギナン、n−へブタン、n−オ
クタン、n−ノナンなどの脂肪族系炭化水素溶媒、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、
また場合によってはベンゼン、トルエンなどが使用され
る。
このようにして吸着剤である金属イオンでイオン交換さ
れたX型ゼオライトあるいはY型ゼオライトに吸着され
たジメチルナフタレンは、通常の脱着操作を施すことに
よって、吸着剤から脱離される。lB2着操作として具
体的には、たとえばエタノール、エタノールなどの低級
アルコール、アセトン、ベンゼン、トルエン、クロルベ
ンゼン、ジクロルベンゼン、ブロムベンゼン、ジエチル
ベンゼン、トリメデルベンゼン、酢酸、ベンジルアルコ
ール、フェノール、クレゾール、アニソールなどの脱着
剤を吸着剤に接触させる方法、加熱下に不活性ガスを吸
着剤に流通させる方法、吸着剤を減圧下に加熱する方法
などを挙げることができる。
これらの脱着方法のうちでは、脱着剤を用いて脱着させ
る方法が好ましい。
もちろんジメチルナフタレン異性体混合物と吸着剤との
接触は、複数回行なうこともできる。
発明の効果 本発明では、αα型、αβ型、ββ型のジメチルナフタ
レン異性体混合物から特定のジメチルナフタレン異性体
を分離するに際して、異性体混合物を特定の金属イオン
でイオン交換されたX型ゼオライトまたはY型ゼオライ
トと接触させているので、上記異性体混合物から特定の
ジメチルナフタレン異性体特に1,4−ジメチルナフタ
レンを効率よくしかも高純度で分離することができる。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
実施例1 1.4−DMN (αα異性体) 、 1.3−DMN
 (αβ異性体)および2.6−DMN (ββ異性体
)をそれぞれ3.39づつ秤取し、それらをヘキサン4
90gに溶解することにより、等濃度のジメチルナフタ
レン異性体混合溶液を調製した。
7’i東洋W1達(株)社装置3X型ゼオライト(Na
XH商品名ゼオラムF−9)を硝酸ストロンチウムを用
いて通常の方法でイオン交換することにより3rイオン
交1%X型ゼオライト(ストロンヂウム交換率87%)
を冑だ。このようにして調製されたS rイオン交換X
型ゼオライ1〜を空気中で600″Cで2時間焼成した
俊、デシクーター中で約2時間放冷した。
窒素ボックス中で上記ストロンチウムイオン交換X型ゼ
オライト(Sr−X)39を秤取し、これをスリ栓付エ
ルレンマイヤーフラスコに入れ、先に調製した1、4−
DMN、1.3−DMN、2,6−DMNを含むジメチ
ルナフタレン異性体のヘキサン溶液20−を、前記フラ
スコに加えた。空温で静かに搬とうじながら3時間経過
した後、吸着剤に吸着されずに残ったジメチルナフタレ
ン異性体を含む溶液のDMN異性体のそれぞれの濃度を
ガスクロマトグラフィー(PEG・6000充屓2mガ
ラスカラム)で分析することにより、DMN異性体の吸
着率を求めた。この際、分析のため1,3.5−、 ト
リイソプロピルベンビンを内部(票準に用いた。なお各
異性体の吸着率は次のJ:うに表される。
吸着率(%)− 原料中のD)IN異性体−吸着後の溶液の[))IN異
性体原オ”l中のDMN異性体 結果を表−1に示す。
表−1 表1より、2.6−DMNは高吸谷率でゼオライトに吸
着されるのに対し、1.4−DMNはほとんどゼオライ
トには吸着されないことがわかる。
実施例2〜9 下記に示1吸看剤を用いた以外は、プペて実施例]と同
様にして、1.4−DMN、1 、3− D M N 
によび2,6−DMN各異性体の吸着選択率を調べた。
結果を表−2に示す a)実施例2・・・東洋曹遠(株)社製Na型13Xゼ
オライト(商品名 ゼオラム 「−9) b)実施例3・・・上記Na型13Xゼオライトをカリ
ウムでイオン交換したに望13X ゼオライト (イオン交換率87%) C)実施例4・・・上記Na型13Xゼオライトをカル
シウムでイオン交換したCa型 13Xゼオライト (イオン交換率67%) d)実施例5・・・上記N a !S213Xゼオライ
トをランタンイインでイオン交換したLa型 13XゼAライト (イオン交換率44%) e)実施例6・・・ユニオンカーバイト社製Na321
3Yゼオライト(商品名 リンデ モレキュラーシーブス 5K40) f)実施例7・・・上記Na型13YゼΔライトをカリ
ウムイオンでイオン交1灸したK 3%jl13Yゼオ
ライト (イオン交換率90%) g)実施例8・・・上記Na型13Yゼオライトをカル
シウムイオンでイオン交換した Ca型13Yゼオライト (イオン交換率62%) h)実施例9・・・上記Na型13Yゼオライトをセリ
ウムイオンでイオン交換したCa型 13Yゼオライト (イオン交換率56%) 六二2 止栓型ユニl 下記に示す吸着剤を用いた以外は、すべて実施例1と同
様にして、1.4−DMN、1.3−DMNおよび2.
6−DMN各異性体の吸着選択率を調べた。
結果を表−3に示す。
a)比較例1・・・ツートン社製モルデナイト品系ゼオ
ライトNa型(商品名ゼオロン b)比較例2・・・上記ゼオロンをカルシウムでイオン
交換したCa型モルデナイト (イオン交換率63%) C)比較例3・・・ユニオンカーバイト社製り型ゼオラ
イトに型(商品名 リンデモレ キュラーシーブス 5K−45) d)比較例4・・・上記し型ゼオライトをカルシウムで
イオン交換したCa型ゼオライト (イオン交換率64%) e)比較例5・・・富士デビソン社MA型ゼオライトC
a型 (汎用名5A型) f)比較例6・・・富士デビソン社製A型ゼオライトN
a型 (汎用名4A型) q)比較例7・・・昭和ユニオン(株)社製A型ゼオラ
イトに型 (汎用名3A型) 実施例10 DMN異性体として1.5−DMN (αα異性体)、
1.6−DMN (αβ異11体) 、2.6−DMN
 (ββ異性体)を選び、n−ヘキサンの等濃度混合溶
液を調製した以外は、すべて実施例1と同様にしてスト
ロンヂウムイオン交換X型ゼオライトの吸着選択性を測
定した。結果を表−4に示す。
実施例1] DMN異性体として1.B−DMN (αα異性体)、
1.3−DMN (αβ異性体) 、2.7−DMN 
(ββ異性体)を選び、n−へキリンの等)農度混合溶
液を調製した以外は、すべて実施例1と同様にしてカル
シウムイオン交換X型ゼオライ1−の吸着選択↑う1を
測定した。結果を表−5に示す。
X底型ユニ ゛表−6に示すような数種、のジメチルナフタレン異性
体およびモノメチルナフタレンを含むジメチルナフタレ
ン混合物1.5gを50dの乾燥トルエンに溶解してジ
メチルナフタレン異性体混合溶液を調製した。
この混合溶液に実施例4と同一のカルシウムイオン交換
X型ゼオライト(CaX)5.0gを投入し、室温で静
かに振とうしながら3時間経過した後、吸着剤に吸着さ
れずに残ったジメチルナフタレン異性体を含む溶液の組
成を原料の組成と比較して表−6に示す。
衣二旦 この表−6より、αα型の1.4−DMNは吸着剤であ
るゼオライトにはほとんど吸着されずに溶液中に残存し
ており、吸着後の溶液には1.4−DMNが原r1溶液
よりも極めて高濃度に含まれていることがわかる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジメチルナフタレン異性体混合物から特定のジメ
    チルナフタレン異性体を分離するに際して、ジメチルナ
    フタレン異性体混合物を、吸着剤としての、アルカリ金
    属、アルカリ土類金属、稀土類金属から選択される少な
    くとも1種の金属イオンでイオン交換されたX型ゼオラ
    イトあるいはY型ゼオライトと接触させることを特徴と
    するジメチルナフタレン異性体の分離方法。
  2. (2)吸着剤が、ストロンチウムイオンまたはカルシウ
    ムイオンでイオン交換されたX型ゼオライトであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)ジメチルナフタレン異性体混合物からαα型のジ
    メチルナフタレン異性体を分離することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項ないし第2項に記載の方法。
  4. (4)αα型のジメチルナフタレン異性体が1,4−ジ
    メチルナフタレンであることを特徴とする特許請求範囲
    第3項に記載の方法。
  5. (5)ジメチルナフタレン異性体混合物からαα型のジ
    メチルナフタレン異性体とββ型のジメチルナフタレン
    異性体を分離することを特徴とする特許請求範囲第1項
    ないし第2項に記載の方法。
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