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JPS62235946A - 感光性帯材容器 - Google Patents

感光性帯材容器

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Publication number
JPS62235946A
JPS62235946A JP7825686A JP7825686A JPS62235946A JP S62235946 A JPS62235946 A JP S62235946A JP 7825686 A JP7825686 A JP 7825686A JP 7825686 A JP7825686 A JP 7825686A JP S62235946 A JPS62235946 A JP S62235946A
Authority
JP
Japan
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light
pile
cloth
shielding
strip
Prior art date
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Granted
Application number
JP7825686A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0774893B2 (ja
Inventor
Mutsuo Akao
睦男 赤尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP61078256A priority Critical patent/JPH0774893B2/ja
Publication of JPS62235946A publication Critical patent/JPS62235946A/ja
Publication of JPH0774893B2 publication Critical patent/JPH0774893B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C3/00Packages of films for inserting into cameras, e.g. roll-films, film-packs; Wrapping materials for light-sensitive plates, films or papers, e.g. materials characterised by the use of special dyes, printing inks, adhesives

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ロール状に巻かれた印画紙や写真フィルムの
如き感光性帯材の包装に関するもので。
更に詳しくは太陽光下及び室内照明光下での装填用の前
述の如き感光性帯材引出口にテレンプを設けた遮光容器
に関するものである。
〔従来の技術〕
帯状写真感光材料用遮光容器には種々の形体のものがあ
る。例えば、実開昭53−20934号公報、実開昭5
5−88980号公報、実開昭55−113543号公
報、特公昭43−7575号公報9%公昭59−367
36号公報、米国特許第4148395号、米国特許第
4179028号。
米国特許第4272035号等に開示されているもので
ある。実開昭55−113543号公報には、帯状写真
感光材料の容器であって、ロール状に巻かれた帯状写真
感光材料が光から保護され容易に室内光下で装置に装填
可能な容器として以下に記載されたものが提案されてい
る。
すなわち、この容器は、遮光的に形成されたマガジンに
帯状写真感光材料が引き出されるスリット状の引出口が
形成され、この引出口に遮光性を確保するための発泡パ
ッド又はフェル) 、p4 yドが設けられている。そ
して、その内部にロール状に巻かれた帯状写真感光材料
が収納されるものである。
このように、帯状写真感光材料用遮光容器の帯状写真感
光材料を引出す部分には、一般に、光が遮光容器内部に
侵入し容器内部の帯状写真感光材料が感光するのを防止
する目的で遮光部材が設けられている。遮光部材には種
々のものが存在するが、その内生として布で構成されて
いるものをテレンプ布という。このテレンプ布は高価で
あるが、前記発泡パッド等と異なり帯状写真感光材料の
表面に擦傷が発生し難い等の利点があシ広く使用されて
いる。
従来、このようなテレンプ布としては、側断面の模式図
が第9図に示すようなものがありた(実公昭46−20
539号公報)。このテレンプ布は、織構造の地布1に
パイル糸4を織り込んで形成されたものである。地布1
は第10図の平面の模式図に示すように、経糸2と緯糸
3とを織って形成されており、また上記、41イル糸4
は、ビスコース、アセテート等の柔軟性のある原糸を捲
縮加工した無芯パイル糸が用いられている。そして、地
布1にはノ4イル糸4と地布1を固定する目止め接着剤
5が含浸させられている。このようなテレンプ布を作成
するには、地経緯糸2,3によりて平地に織成すると同
時にパイル用経糸4を纒絡織成して二重ビロードとなし
、これを略均−のパイル長さに切断するのが一般的であ
る。
また、従来の他のテレンプ布としでは、側断面の模式図
である第11図に示すようなものがあった(特開昭54
−36924号公報)。このテレンプ布は静電植毛構造
をしているもので、金属等の容器基体6に接着層5を設
け、短繊維7を静電植毛して形成されている。
さらに、その他容器の引出口を形成する熱可塑性樹脂に
直接植毛して引出口の遮光性を確保する技術もあった(
特開昭57−190948号公報)・そして、これらの
テレンプ布は略均−な厚さ。
即ち外表面・に位置する14イルの長さが略同じに形成
され、外表面の・9イルが当接して遮光性を確保できる
ように、引出口の上舌及び上舌に設けられていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところでテレンプ布は、遮光容器内の遮光性を確保する
ために遮光機能を有することは勿論、帯状感光材料の引
出しや巻戻しの際に帯状感光材料に傷をつけないよう柔
軟性を有すること、帯状感光材料表面に糸屑が付着して
故障とならないようにすること、即ち毛抜け()臂イル
抜け)が発生しないこと、帯状感光材料が蛇行しないよ
うなパイルの配向であること等が必要である。
しかしながら前述した第9図に示す・々イル糸等を地布
に織成してなるベルペット織成いはビロード織P一本称
すふ−いhのA盛鑵浩の遮光テレンプ布の場合には、遮
光テレンプ布作成の過程でホツレや毛抜け()臂イル抜
け)を起こし易く、生産工程が複雑で生産コストが高く
なる上帯状感光材料用遮光容器に組込んで、帯状感光材
料を引出し又は巻き込む際にも帯状感光材料面との摩擦
によりホツレや毛抜け()譬イル抜け)を起こし、その
屑が帯状感光材料の感光膜に付着して障害をシこすこと
があった。特に室内光装填ロール状カラー印画紙用遁光
容器の引出口に使用した場合、高温・高湿下ではゼラチ
ンを用いている感光膜が膨潤し粘着性が大きくなるため
感光膜にノ孕イルが付着し、実用上問題があった。
また、引出口のスリット開口巾と上舌及び上舌に設は九
テレンプ布のノ4イルの長さの関係を所定の範囲に管理
することが、感光性帯材遮光容器の機能を発揮させるう
えで重要である。しかしながら、従来、これらの長さを
正確に管理することは非常に困難であシ、種々の問題点
が発生していた。
即ちスリット開口巾が一定の容器を製造しても遮光テレ
ンプ布の/4’イルの長さが大きく変化すると帯材の引
出しや巻きもどし抵抗力が大きく変動しもしパイルの長
さが長くなると特にJIS 135型写真フイルムパト
ローネではカメラの巻きあげトルクが大きくなシ、写真
フィルムの両側に穿孔したノぐ−ホレーシランが破壊し
たシ写真フィルムが切断して撮影不能になる。又最近の
カメラのように自動巻きあげ、巻きもどす機構のカメラ
ではモーター負荷が大きくなシ駆動不能となる。その他
写真植写用ロールフィルムやロール状印画紙、感熱紙、
産業材料用写真感光ロールフィルムやロールペーパー、
感光樹脂ロール状フィルム等帯状感光材料の太陽光下及
び室内光子装填用の遮光容器に於いても略同様の結果と
なる。
又′逆1にパイルの長さが短かくなると上記の問題は解
消されるが感光材料用遮光容器として最も重要な遮光性
を確保できなくなる。
もし遮光テレンプ布のパイル長が常に均一の長さで製造
できたとしても引出し口のスリット開口巾を均一に成形
することが非常に困難でありスリット開口巾が変化する
。このため感光性帯材容器の遮光性や巻きあげ、巻きも
どし性に問題があった◎一般には感光性帯材容器引出し
口のスリット開口巾もこのスリット開口部の上舌と上舌
に施される遮光テレンプ布のパイルの長さ即ちテレンプ
布の厚さも変動するので遮光性と引き出し抵抗値を一定
にすることは不可能であった。
また、第11図に示す静電植毛構造の遮光テレンプ布の
場合には、生産工程は若干簡略化されるもののトリコッ
ト等に接着剤を塗布後電気植毛しパイルを固着する単純
構造のため、固着されないノ4イルや固着が弱い、p4
イルの抜けがはげしく実用化が不可であった。
本発明は、これら従来技術の問題点を改良し、引出口の
スリット開口巾が広く又はテレンプ布の厚さが短かくて
も完全に俯光性を保つことができ、かつ感光性帯材の引
き出し及び巻き戻し抵抗がlトさく、さらに蛇行や傷の
発生しない感光性帯材容器を提供することを目的とする
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述した目的を達成するために、テレンプ布を
編構造で形成するとともに、嵌合する凹条部及び凸条部
をそれぞれのテレンプ布に形成し念ものである。
すなわち、本発明の感光性帯材容器は、帯状感光材料が
ロール状に巻回されるコアと該帯状感光材料が引き出さ
れる引出口と該引出口の上舌及び上舌に設けられかつ着
色された遮光テレンプ布とを有する遮光容器において、
該遮光テレンプ布は編構造で形成され、かつ、その一方
は凹条部が形成されるとともに他方は該凹条部に略嵌合
する凸条部が形成されていることを特徴として構成され
たものである。
本発明の感光性帯材容器の引出口の上舌及び上舌に設け
られる遮光テレンプ布は、その一方に凹条部が形成され
るとともに他方に凸条部が形成されている。この凹条部
と凸条部はテレンプ布が上舌及び上舌に設けられたとき
に、略嵌合状態になって光を容器内部まで通さないため
のものである。
従って、遮光性を確保できれば凹条部及び凸条部は、矩
形状、三角形状、円弧状等の直線又は曲線状の各種形状
に形成することができる。また、略嵌合するのは、互い
に当接した状態であっても、また間隙を持って凸条部が
凹条部に入っている状態でありてもよい。
この凹条部と凸条部は少なくとも1組あればよいが数条
にわたって形成してもよくまた両方を同一の遮光テレン
プ布に形成してもよい。さらに、これらの凹条部及び凸
条部はその平面図における形状が直線状である必要はな
く、例えばV字状等に形成してもよいものである。
また、遮光テレンプ布のノ4イルの長さは凹条部及び凸
条部の形状によって適宜決定されるが、例えば矩形状の
場合は、長いパイルが0.8■以上であシ、短いパイル
が0.7−以上、即ち、長いパイルの長さから短い/4
’イルの長さを引いた長さが0.1四以上であることが
好ましい。
この理由はこれらの長いパイルと短いパイルが上舌と上
舌に設けたときに0.1−以上の部分で噛み合うように
なる為遮光性が/lイル長のばらつきやスリット開口幅
のばらつきがあっても確保できるからである。
前記遮光テレンプ布はループ状ツヤイルや毛羽状/4’
イル及びこれら2つを組合せた/4’イルで形成される
。ループ状パイルはループ(輪奈)状に形成されたパイ
ルで、毛羽状i4イルはループ状ツヤイルが開繊されて
毛羽状に形成されたパイルである。
これらのノ々イルは、遮光性を確保する九めに着色がな
されている。この着色は遮光性を確保できれば染料、顔
料等測で着色してもよく、またその色彩も特に限定はさ
れないが、遮光性をよシ十分に確保するためには黒色が
好ましい。
切断面のほつれや抜は毛()母イル抜け)開繊(シャー
リング)時に発生する/4’イル糸クズ発生防止の点か
らは全てループ(輪奈)状パイルにするのが好ましいが
テレンプ布の表面の柔軟性、遮光性の点で開繊した毛羽
状パイルに比較して劣シ、且つループ状パイルのテレン
プ布に方向性が発生するため帯状感光材料をスリット開
口部より引出したり巻きもどす時に蛇行したりスリキズ
が発生しやすくなる。
従って、ループ状パイル90〜20%と毛羽状ノ4イル
10〜80%の両パイルを上記範囲において帯状感光材
料の種類等によって糧々の割合で混合して使用するのが
好ましい。遮光テレンプ布上のループ状ツヤイルと毛羽
状パイルの配置は、混合の割合に応じて均一な状態にな
るように行うことが好ましい。また、毛羽状パイルをル
ープ状パイルよシ背を高く形成して、テレンプ布の表面
部分は毛羽状パイルが位置し中間部以下は毛羽状パイル
とループ状パイルの両方があるようなセミカットノ9イ
ルとすることが、抜は毛()臂イル抜け)防止、柔軟性
、遮光性等の改良の点で好ましい。
かかる構造の遮光テレンプ布を作成する方法は種々ある
が、いづれの方法でもループ(輪奈)状パイルをメリヤ
ス(編物)異面に形成する。実公昭46−20539号
公報等の織構造の地布にツクイル糸を織り込んだベルペ
ットは品質の点で編構造よシなる遮光テレンプ布より劣
るので本発明には不適である。
ループ(輪奈)状パイルを有するテレンプ布をつくる第
1の方法としては円型編みゃ平型編み等のいわゆるヨコ
編みメリヤスをループ状のパイルに起毛加工(rais
ing) した遮光テレンプ布や、トリコット編、ラッ
セル編み、ミラニーズ編等のいわゆるタテ編みメリヤス
をループ状の/4’イルに起毛加工して遮光テレンプ布
をつくる方法がある。
又起毛加工をせずにループ状のパイルを有する編物を直
接つくる方法としては丸編/臂イル編機を用いる方法と
円型靴下ノ譬イル編機を用いる方法等がある。代表的な
丸編ツクイルとしてはシンカーパイルがある。(詳細は
繊維機械学会誌の繊維工学vo1.33 、N17 (
1980) P390〜397参照)。
特に好ましいのは黒色に着色したポリエステル繊維、ア
クリル繊維、ナイロン繊維を50%以上含む繊維を用い
丸編機でループ状のノ9イルを有するメリヤス(編物)
としたシンカー、4イル系遮光テレンプ布とトリコット
タテ編機を用いてメリヤスを製造した後、横に走ってい
る糸を針で引掛けてループ状に引き出し起毛してループ
状のi4イルとしたフレンチパイル系遮光テレンプ布で
ある。遮光テレンプ布として用いるにはこのようにして
形成したループ状のパイルの10〜80%を切断開繊(
シャーリング)し、90〜20%はループ状のパイルの
1ま残した遮光テレンプ布は好ましい。
また、遮光テレンプ布の形状変形を防止するためにヒー
トセットしたシ、目止め接着剤を地布に含浸させること
もできる。
本発明において、遮光テレンプ布の地布及びパイルは熱
可塑性樹脂からなる合成繊維(ナイロン繊維、アクリル
系繊維、ポリエステル繊維、ビニロン繊維、塩化ビニル
繊維、        ビニリデン共重合体繊維、ポリ
プロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリカーざネート
繊維等)が、ヒートスリットや超音波スリット法等のよ
うに切断面がほつれないように溶融切断する方法を用い
ることができる点と、品質が均一で吸湿性が少なく、起
毛後のヒートセット性が良好で、物理強度が大きい等種
々の点で天然繊維よシすぐれているので好ましい。
然し、必要特性によっては合成繊維、レーヨン、アセテ
ート、木綿、絹等の単独繊維や特殊加工繊維又は2種以
上を混合紡績した繊維等を選択的に用いることもできる
以上のような遮光テレンプ布が、帯状感光材料の遮光容
器の引出口の上舌と上舌に設けられている。帯状感光材
料には、カラー印画紙、電算写植フィルム、電算写植印
画紙、JIS 135型写真フイルム(ライカフィルム
λ感熱紙、感光樹脂フィルム、マイクロフィルム等あら
ゆる帯状の感光材料が含まれる。遮光容器は、コアにロ
ール状に巻回された帯状感光材料を収納し引出口から帯
状感光材料を引き出す構造となっている総ての容器が含
まれる。例えば、カラー印画紙用の遮光容器、フィルム
パトローネ、写真植字用の遮光容器、マイクロフィルム
用の遮光容器等である。
本発明において、遮光テレンプ布を容器本体に設けるに
は各種の方法があシ、公知のあらゆる方法も用いること
が可能である。
例えば、容器本体のテレンプ布貼付箇所に各種接着剤を
塗布した後に所定サイズに切断した遮光テレンプ布を貼
付する方法や、遮光テレンプ布に目止め剤を塗布後頁に
ホットメルト接着剤を塗布した後所定寸法に切断して貼
付箇所に置き、熱や超音波や高周波等によりて溶融再活
性させて貼る方法がある。又、目止め剤と接着剤とを兼
ねる目止め接着剤を用いる方法や両面粘着テープを用い
る方法等もあり、公知のあらゆる接着方法が可能である
。両面粘着テープを用いる方法は容器本体が板紙や段ゴ
ール等のように変形しやすく、剛性の小さい材質で構成
される場合に適用されることが多い。
特開昭59−201848号公報記載の発泡シートや発
泡塗布層や弾性体層を容器本体と遮光テレンプ布との間
に設けた態様が好゛ましい。特に好ましいのは発泡シー
トの両面に粘着剤を塗布した両面粘着テープを用いる方
法である。
〔作用〕
本発明の感光性帯材容器は、その遮光テレンプ布が編構
造で形成されているのでパイルは地布の経糸を周回する
構造となりている。従りて、パイル糸が抜けたりするこ
となく帯状感光材料に傷をつけることがない。
そして、遮光テレンプ布を接触させず又は強く接触させ
なくとも光は凸条部によりて遮られ内部まで入り込まな
い。また、帯状感光材料は遮光テレンプ布で圧迫されず
、引出し及び巻戻し作業が円滑になる。
〔実施例〕
以下、本発明の感光性帯材容器の一実施例を図面に基づ
いて説明する。
第1(ロ)は、感光性帯材容器の引出口部分の拡大断面
図である。この図において、引出口19又は23のスリ
ット開口上舌27に接着剤31を介して長いパイル部分
Aが1個所、短いパイル部分Bが2個所となるテレンプ
布17mが設けられ、一方スリット開口上舌28に長い
t4イル部分Aが2個所、短いパイル部分Bが1個所と
なるテレンプ布17bが設けられている。そして上記一
方のテレンプ布17mの長いパイル部分Aが凸条部29
となり、他方のテレンプ布17bの短い/4イル部分B
が凹条部30となっており、これら凸条部29と凹条部
30は略当接して嵌合している。
第2図は他の実施例の拡大断面図で、第1図の例よシ長
い・やイル部分Aと短いパイル部分Bを増加した遮光テ
レンプ布17を設けたものである。
fpJ3図は、第1図及び第2図において用いられるj
14好ましいセミカットタイプの遮光テレンプ布17の
側断面の模式図であシ。
第4図は編物の構造を示す模式図である。第3図におい
て符号11は第4図に示すように経糸12を編んでなる
メリヤス(編物)で構成される地布である。この地布1
1の経糸12にはループ状、p’llイル14と毛羽状
j4イル15が略交互に設けられてループ状パイル14
と毛羽状・母イル15が略半々のセミカットタイプとな
っている遮光テレンプ布が特に好ましい。また、毛羽状
パイル15の先端は一般的には大部分がループ状パイル
14の先端よシ突出して形成されている。且つこれらの
IJIイルの長さが長い部分Aと短い部分が筋状の構成
になっているのが特徴的である。
第5図は遮光テレンプ布17の他の例の側断面の模式図
である。この例の遮光テレンプ布17は地布11に目止
め接着剤16が含浸さべ毛羽状パイル15だけで編成さ
れており長短のパイルの長さで筋状に構成された遮光テ
レンプ布である。。
第6図はカラー印画紙や電算写植印画紙等に適用される
感光性帯材容器の例を示すものである。
この図において、符号18は容器本体で、プラスチック
又は紙で形成されている。この容器本体18の隅角部に
引出口19が形成され、この引出口の上舌27と上舌2
8の両面に長、短節状の/4イルを有する遮光テレンプ
布17が設けられている。
また内部には帯状感光材料としてのカラー印画紙20が
ロール状に巻回されるコア25が設けられている。
第7図は、第6図に示した感光性帯材容器に製品保穫と
防湿性及び必要によっては遮光性をよシ一層確保するた
めに、防湿フィルム21で密封した例を示すものである
。この防湿フィルム21は、アルミニウム真空蒸着熱可
塑性樹脂フィルム層とヒートシール層の積層フィルム、
熱可塑性樹脂インフレーシランフィルム等防湿性及び必
要により遮光性を有するフィルムで形成されている。そ
してヒートシール等により密封部24で容器本体18を
密封して形成されている。
第8図は、JIS 135型写真フイルムを対象とした
感光性帯材容器であるJIS 135型写真フイルムノ
やトローネの例を示すものである。この図において、符
号22はパトローネ本体で、このノクトローネ本体22
に少しの間隙を持つ2枚の板が突出形成されて引出口2
3が形成されている。この引出口23の両面に長短筋状
のパイルを有する遮光テレンプ布17が設けられ、ま九
内部にはJIS 135型写真フイルムがロール状に巻
回されるコア(スプール)25が設けられている。
次に、本発明品と従来品等の特性を比較した実験結果に
ついて説明する。
(、本発明品l) 遮光テレンプ布は第3図に示す編構成のセミカットパイ
ルであり、経糸(グランド糸)12として奇人■製の5
0デニール−リエステル糸、ノ々イル14.15として
同じく奇人■製の50デニールポリエステル糸を用い、
トリコット編機(タテ編機)を用いてメリヤス(編物)
を製造し、横に走っている糸を針で引掛けてループ(輪
奈)状に引き出す起毛加工を行った後、第1図の長パイ
ルAが1.h1短ツヤイルBが0.8 mのパイル長に
切断開繊(シャーリング)して毛羽状のツクイルが30
%、ループ(輪奈)状のiJ?イルが70%有するよう
にし友トリコット編構造としたものである。
そしてこの遮光テレンプ布が両面粘着テープによって引
出口の上舌27と上舌28にはりつけて用いられている
第6図に示す室内光装填カラー印画紙用の遮光容器であ
る。
(本発明品■) 経糸(グランド糸)12として東し■製の50デニール
ナイロン糸を用い、ツクイル15として同じく東し■製
の50デニールナイロン糸ヲ用い、ダブルラッセル編み
構造で第5図に示す如き長・短の羽毛状パイル15より
なる側断面構造の遮光テレンプ布を作成した。これは、
第1図の断面構造テ長パイルA f)E 1.1層、短
パイルB カ0.9 mのパイル長に切断開繊(シャー
リング)した毛羽状のパイルだけからなる遮光テレンプ
布である。そしてこの長、短節状の/4イルがカミ合う
ように紀8図のJIS 135 m写真フィルムパトロ
ーネ引出口23の上舌27と上舌28へにホットメルト
接着剤により貼りつけたJIS 135型写真フイルム
用の遮光容器である。
(従来品■) 遮光テレンプ布は第9図に示す織構成のベルペットであ
り、経糸(グランド糸)2として150デニールレーヨ
ン糸、パイル4とL テ/# イル長カ1、1 wmの
均−長さの75デニールレーヨン糸ヲ用いている。これ
を本発明品Iと同じ第6図に示す室内光装填カラー印画
紙用の遮光容器である。
(従来品■) 従来品Iと同じ遮光テレンプ布を用いた本発明品■と同
じ第8図のJIS 135型写真フイルム用の遮光容器
であるJIS 135型写真フイルム・クトロ−ネであ
る。
以上において、特性を比較した結果を第−表に示す。
評価は下記による ◎:非常に優れている。
O:優れている。
・;実用限度内。
ム:改良必要、問題あり。
×:実用不可。
試験方法は下記による A:照度8万ルツクス下で30分間曝光した時のカラー
印画紙又はJIS 135型写真フイルム(FUJIカ
ラーHR−100ASA感光度1oo)の光力プリを現
俸処理により判定。
B:温度30℃、湿度80チRH下に12時間放置後カ
ラー印画紙又はJIS 135型写真フイルム(FUJ
IカラーHR−100)を引き出した時の切断面のほつ
れ、・々イル切断クズ。
パイル抜けを遮光テレンプ布と接触していた帯状カラー
印画紙又はJIS 135型写真フイルム(FUJIカ
ラーHR−100)感光膜への付着状態より判定。
C:カラー印画紙又はJIS 135型写真フイルム(
FUJIカラーHR−100)をスリット開口部から引
き出したり巻きもどす時の帯状カラー印画紙又はJIS
 135型写真フイルム(FUJIカラーHR−Zoo
)の蛇行状態より判定。
D=帯状カラー印画紙又はJIS 135型写真フイル
ム(FUJIカラーHR−100)をスリット開口部1
m/秒の速度で引き出した時の帯状カラー印画紙又はJ
IS 135型写真フイルム(FUJIカラーHR−1
00)感光膜面のスリキズの発生状態より判定。
E:従来品を100とした時のコスト比。
略同様の結果が特公昭59−36736形式の遮光容器
の遮光テレンプ布として用いた時も得られた。
〔発明の効果〕
本発明の感光性帯材容器の遮光テレンプ布け、互いに嵌
合する凹条部及び凸条部が形成されていルノテ、上下の
テレンプ布のパイルの先端が所定の密度で接触していな
くても光は途中で遮られて遮光性を確保できる。従って
、引出口のスリット開口の巾が広く形成されたり、また
、テレンプ布のパイル長が短く形成され友すしても常に
遮光性を確保できる。また、遮光性を確保できる範囲に
おいて上下のテレンプ布の接触を弱く又は接触をさせず
におくことができるので、帯状感光材料の引き出し及び
巻き戻し抵抗を大巾に低減でき、かつ、遮光容器の製造
適性も良化し不良品の発生が大巾に減少できる。
また遮光テレンプ布は編物として構成されているので、
パイルは地布と一体となって形成されており、製造工程
及び加工工程での/臂イル切断屑の発生がほとんどなく
、また高温、高湿下でも遮光テレンプ布と接触している
帯状感光材料感光膜面に丹つれやパイル彷けやノリル切
断層の付着力■斗とんどない。又目止め接着剤を含浸さ
せなくてもパイル抜けせず、両面粘着テープだけを用い
て遮光容器にはりつけることも可能である。
さらに、また、従来のベルペット織の遮光テレンプ布に
比較して安価であり、編成速度は織成速度よシ数倍速い
ので効率的に製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による感光性帯材容器の一実施例の引出
口部分の拡大断面図であり、第2図は他の実施例の引出
口部分の拡大断面図である。第3図は遮光テレンプ布の
側断面の模式図で、第4図は同上の編物の構造を示す模
式図で、第5図は遮光テレンプ布の他の例の側断面の模
式図である。 第6図はカラー印画紙等に適用される感光性帯材容器の
斜視図で、第7図は同上を防湿フィルムで密封した例を
示す斜視図で、第8図はJIS 135型写真フイルム
を対象とした感光性帯材容器である。 第9図は従来の遮光テレンプ布の側断面の模式図で、第
10図は同上の地布の平面の模式図で、第11図は他の
従来の遮光テレンプ布の側断面の模成因である。 17・・・遮光テレンプ布、19.23・・・引出口、
20・・・帯状感光材料、25・・・コア、27・・・
上舌、28・・・上舌、29・・・凸条部、30・・・
凹条部。 特許出頽人  富士写真フィルム株式会社代 理 人 
弁理士 1)中 政 浩 ほか1名 第1図    第2図 第3図     第40 第5因 1フ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)帯状感光材料がロール状に巻回されるコアと該帯
    状感光材料が引き出される引出口と該引出口の上舌及び
    下舌に設けられかつ着色された遮光テレンプ布とを有す
    る遮光容器において、該遮光テレンプ布は編構造で形成
    され、かつ、その一方は凹条部が形成されるとともに他
    方は該凹条部に略嵌合する凸条部が形成されていること
    を特徴とする感光性帯材容器
  2. (2)該凹条部及び凸条部は断面矩形状に形成され、か
    つ凸条部のパイルの長さが0.8mm以上で、凸条部の
    パイルの長さから凹条部のパイルの長さを引いた長さが
    0.1mm以上である特許請求の範囲第1項記載の感光
    性帯材容器
  3. (3)該遮光テレンプ布は、シンカーパイル又はフレン
    チパイルで形成されたループ状パイルと、該ループ状パ
    イルの1部又は略全部を開繊して形成された毛羽状パイ
    ルとからなる特許請求の範囲第1項又は第2項記載の感
    光性帯材容器
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JPH04350649A (ja) * 1991-05-28 1992-12-04 Fuji Photo Film Co Ltd 写真フイルムパトローネ並びにその組付方法

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