JPS62235114A - バラ材料のためのコンベア−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は材料、特にバラ材料の搬送のための装置に関す
るものであり、少くとも一つのトラフタイプコンベアー
エレメント並びにその中にある材料に少くとも搬送を意
図する方向に周期的に推進力を伝達する為の周期的駆動
装置を備えた装置に関する。

従来の技術及びその問題点 かかる装置はいわゆる振動トラフ又はスローイングトラ
フとして知られている。振動又はスローイングトラフの
場合にはトラフタイプコンベアーエレメントは必ず水平
に設置される。トラフタイプコンベアーエレメントは周
期的に垂直及び水平方向に駆動されるので、搬送される
材料はトラフタイプエレメントの中で垂直及び水平方向
に加速される。これにより材料はトラフタイプコンベア
ーエレメントを通して水平方向に搬送される。振動トラ
フの搬送速度を高めるためにはトラフの垂直方向の加速
が重力の加速度を越えて高められ、この加速はいわゆる
スローイングトラフにより生ぜしめられ、このトラフで
の最大の垂直加速は重力の加速度の事実上３倍にもなる
。

然し公知の振動及びスローイングトラフは多数の不利な
点を持つ。材料の搬送はほぼ水平方向にのみ行われ、し
かも搬送の速度は比較的低い。スローイングトラフでは
搬送速度は幾らか高いが、大きな加速度がトラフと材料
との間に衝突力を生ぜしめ、これが材料の浮遊状態を招
き、搬送を阻害する。重力の加速度の約３倍よりも大き
い垂直加速度も搬送の水平速度の増大にもたらす効果の
点で不充分である。スローイングトラフにおいて事実上
水平方向の推進力は材料とトラフとの間の短い接触時間
（衝突時間）に生じるに過ぎず、この場合には衝突力に
よる材料の損傷の可能性が比較的高くなる。

本発明の目的は搬送される材料とトラフタイプエレメン
トとの間に衝突並びに材料の浮遊現象を招くことなく遥
かに大きい搬送速度を実現し、更に搬送が任意の角度を
以って、垂直方向にさえも行われうる材料、特にバラ材
料の搬送の為の装置を提供することにある。

問題点を解決するための手段 本発明の前記目的は、トラフタイプコンベアーエレメン
トの中の材料に少くとも意図される搬送方向に周期的に
推進力を伝達するための周期性駆動装置を持つ少くとも
一つのトラフタイプコンベアーエレメントを備えた材料
、特にバラ材料の搬送装置であって、相互に平行に合わ
せられた少くとも２つのトラフタイプコンベアーエレメ
ントを備え、該エレメントは、互いに相対的に長軸方向
に動くことができ、その各々はＵ字型の断面を持ち、そ
れらの開放側は互いに向い合い、側壁の自由端は確実に
互いに接し合うことにより閉鎖された搬送スペースが長
方形のコンベアーボックスの形で形成され、２つのトラ
フタイプコンベアーエレメントはその長軸方向及びそれ
に直交する方向の両方向に作動する周期性の駆動装置を
備え、２つの該エレメントの駆動装置は、長軸に直交す
る方向には位相的に一致するのに対し長軸方向には約１
８０度の位相変化を示すことを特徴とする搬送装置によ
り達成される。

形成されたコンベアーボックスには搬送のための材料を
充満せしめることができ、２つのトラフタイプコンベア
ーエレメントの周期的な運動により搬送される材料は第
１トラフタイプエレメントで半ストロークだけ加圧し、
次の半ストロークは第２のトラフタイプエレメントで加
圧し、搬送される材料が一つのトラフタイプエレメント
で加圧される半周期中にトラフタイプエレメントを搬送
方向に移動せしめ、材料が加圧されていない他のトラフ
タイプエレメントをその間に引き戻すことにより、推進
力を材料に伝達することが可能となる。かかる方法によ
り重力の加速度の作用を乗り越え、衝突及び浮遊を生せ
しめることなく極めて良くコントロールされた搬送が行
われる。この場合に搬送速度は公知の振動及びスローイ
ングトラフの場合より１オーダー高いレベルに達し、搬
送は任意の方向に行なうことができる。

本発明による装置は例えば大型バラ積み船の荷降しく例
えば１時間当り５０００トン）、サイロ、貯蔵物及び炭
坑中のバラ荷及び均一な材料の内部搬送に使用すること
ができる。

２つのトラフタイプコンベアーエレメントは各種の方法
で駆動することができる。装置は１つのトラフタイプコ
ンベアーエレメントを搬送方向及びこれに直角方向に駆
動するためのロッドメカニズムを備えるのが好ましく、
ロッドメカニズムは中央駆動装置を持つのが有利である
。

２つのトラフタイプコンベアーエレメントを少くとも一
対の組合わせ歯車により結合し、少くともその一つが駆
動されることができ、両歯車はトラフタイプエレメント
の一つにリンク結合され、望ましくはトラフタイプエレ
メントに平行に長軸方向に走行する同期ロッドにより互
いにリンク結合される。トラフタイプエレメントと歯付
きホーイール上の同期ロッドとは結合点において、１８
０°以下の、出来れば９０６の角度を挾む。

本発明に係る装置の他の実施例に於ては２つのトラフタ
イプコンベアーエレメントの一つは駆動機構に結合され
、２つのトラフタイプエレメントは搬送方向にスプリン
グ作用を持つエレメントにより接続され、例えばトラフ
タイプエレメントに直交方向に位置し、トラフタイプエ
レメントの側壁にそれらの両端によって接続されている
リーフスプリングにより接続されている。

２つのトラフタイプコンベアーエレメントの駆動装置は
搬送方向に直角な２つのトラフタイプエレメントの運動
振巾が搬送方向のそれとは異なり搬送方向の運動の振巾
は搬送の方向に直角なものに比較して適切に大きな値を
持つ。

相対的に動く２つのトラフタイプコンベアーエレメント
の間のシールを良好に得るためには、２つのトラフタイ
プコンベアーエレメントの各々は側壁の自由端の近傍に
於てトラフタイプエレメントの長軸方向に走行する外方
に突き出たフランジを備え、そのフランジの自由端は他
のトラフタイプエレメントの方向に曲げられている為に
小さい寸法の小コンベアーボックスがコンベアーボック
スの両側に形成されるのが望ましい。

コンベアーボックスへの入口部への材料から供給のため
にコンベアーボックスは入口部において２つの隣接コン
ベアーボックスの間に共通の両側トラフタイプのコンベ
アーエレメントを入れ、入口部の２つの外側トラフタイ
プエレメントの両端は閉鎖端壁により閉じられ、共通の
トラフタイプコンベアーエレメントの端末は閉鎖端壁か
ら距離を距でて設けられることにより容量を２倍にされ
ることができる。

本発明の好ましい実施例においては、スクリューコンベ
アーが、コンベアーボックスへの材料供給のために該コ
ンベアーボックスの供給側に配置される。

コンベアーボックスの入口部に常に充分な材料が供給さ
れることを保障するためにスクリューコンベアーが、コ
ンベアーボックス端部の側部に設けられ、スクリューコ
ンベアーの軸心はコンベアーボックスの長軸方向に直角
に設定され、かつスクリユーコンベアーのピッチはスク
リューの端末の方向に限りなく拡がり、コンベアースク
リューはこの場合軸心方向に供給される投擲ホイールと
して働く。この為に連続的なパルス力が、コンベアーボ
ックスのバラ材料が形成する柱体に向かって下から作用
する。

装置全体をバランスする形で作動せしめる為に装置は互
いに搬送方向に直角の方向に互いに正反対の向きに動く
ことができる。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面と共に説明する。

図１に示される如くコンベアーボックス（１０）は２つ
の平行な組み合わせトラフタイプコンベアーエレメント
（１１）及び（１２）をもって構成される。トラフタイ
プエレメント（１１）及び（１２）はＵ型の断面を持ち
開放側で互いに向き合う。Ｕ字型のエレメント（１１）
、（１２）の側壁（１８）、（１９）、（２０）、（２
１）の口出端（１４）、（１５）、（１６）、（１７）
は確実に互いに接し合う。このようにしてチューブ状の
コンベアースペースが形成される。

２つのトラフタイプコンベアーエレメント（１１）、（
１２）はトラフタイプエレメントの長軸及びこれに垂直
な方向に作動する周期的駆動装置を備え、２つのエレメ
ントの駆動装置は長軸方向に直角な方向には位相的に一
致するのに対し長軸方向には約１８０度の相対位相ずれ
を示す。

かかるコンベアーボックスの運転はコンベアーボックス
の中の材料が２つのトラフタイプコンアーエレメント（
１１）、（１２）の中の１つに交互に押し付けられる原
理に基づいている。トラフタイプエレメントの長軸方向
に該当する搬送の方向はＸ一方向と呼び、搬送の方向に
直交するトラフタイプのエレメントの運動方向はＹ一方
向と呼び、図上矢印の方向を正とすることとする。コン
ベアーボックス（１０）全体に負のＹ一方向の十分な速
度を与えることによりコンベアーボックスに在る搬送さ
れる材料は加速力の結果としてトラフ（１１）に押し付
けられる。若しトラフが同時に正のＸ一方向に動くとき
には搬送される材料は正のＸ一方向にも動く。同時にト
ラフ（１２）は搬送される材料に事実上相対的な摩擦を
生ぜしめることなしに負のＸ一方向に動（ことができる
（トラフ（１２）の側壁（２０）及び（２１）を除く）
。以上でコンベアーボックス（１０）の運動の半サイク
ルが記載されたことになる。次の半サイクルに於ては全
コンベアーボックス（１０）は正のＹ一方向に加速され
、その結果コンベアーボックスの中の搬送される材料ト
ラフ（１２）に押し付けられる。トラフ（１２）が正の
Ｘ一方向に動（ときにはコンベアーボックスの中の材料
はトラフ（１２）により搬送される。同時にトラフ（１
１）は負のＸ一方向に事実上材料に相対的な摩擦力を生
ぜしめることなしに動くことができる。

この後に上記のサイクルは反復される。

２つのトラフ（１１）、（１２）の搬送方向に直角な方
向（Ｙ一方向）及び搬送方向（Ｘ一方向）の運動の振巾
は同じであることもまた相違することも可能である。後
者の場合に搬送方向の運動の振巾は搬送方向に直角な方
向のそれよりも大きい。

トラフ（１１）、（１２）の各ポイントは従ってＸ−及
びＹ一方向を含む平面内の円又は楕円形に近い運動をす
る。

トラフ（１１）、（１２）により搬送されるべき材料に
作用する加速力にトラフと搬送すべき材料との間の摩擦
の係数を乗じた積を材料の重合よりも大にすることによ
り材料を任意の角度、例えば垂直方向にすら搬送するこ
とが可能である。

トラフ（１１）、（１２）の底面（２２）、（２３）は
トラフの底と搬送されるべき材料との間の摩擦係数を高
める為に内側を粗面にされるのが好ましい。トラフ（１
１）、（１２）の側壁（１８）、（１９）、（２０）及
び（２１）の内側は搬送の効率を高めるために平滑であ
ることが好ましい。

或る種の用途に対してはトラフ（１１）、（１２）の底
（２２）、（２３）には開口（図示されていない）を設
けることによりトラフ（１１）、（１２）の底（２２）
、（２３）を篩として作用せしめることができる。

コンベアーボックスの充填度は殆んど１００％である。

このことは装置が大きな容量を持ち、不利な浮遊現象が
生じることがなく、また材料を損傷せしめる有害な内部
衝突のないことを意味する。

２つのコンベアーの駆動装置は各種の形態を持つことが
できる。

図２は確実にトラフの長軸方向に動く斜行ロッド（２４
）及び（２５）によりトラフ（１２）が駆動される駆動
システムを模式的に示す。この場合のトラフ（１２）は
一種のスローイングトラフとして作用する。他のトラフ
（１１）はトラフ（１２）にリーフスプリング（２６）
、（２７）により接続され、これ等はトラフ（１１）、
（１２）に対して直交方向に走行し、端末をトラフ（１
１）、（１２）に接続されている。トラフ（１１）及び
スプリング（２６）及び（２７）は質ｉ（ｍａｓｓ）ス
プリングシステムを形成する。

ロッド（２４）及び（２５）の運動の周波数を正しく選
択することにより２つのトラフ（１１）、（１２）の相
対運動の位相差がほぼ１８０度であることが保障されう
る。トラフ（１１）上のストッパー（２８）は２つのト
ラフ（１１）、（１２）の運動が同期化されることを保
障するのに役立つ。

材料のコントロールされた強制的な運動（自由落下は最
早存在しない）によって２つのトラフ（１１）、（１２
）により形成される搬送ボックスにおける搬送速度は従
来のスローイングトラフのそれに比較して何倍も大きい
。図２に示された実施例は現存のスローイングトラフを
改善することにより得ることができる。

図３は駆動が多数の対をなす歯付きホイール（２０）及
び（３０）を用いることにより行われる垂直方向に配置
されたコンベアーボックスの駆動装置の実施例を示す。

トラフ（１１）に接続された歯付きホイール（２９）は
トラフ（１１）に平行に長軸方向に走行する同期ロッド
（３１）に組み合わされる。トラフ（１１）及び歯付き
ホイール（２９）上の同期ロッドの結合点は１８０゜以
下、出来れば９０°の角度を挾む。このことは歯付きホ
イールの回転の方向が保障され、かつ“死点′の生じる
ことがないことを意味する。

歯付きホイール（２９）、（３０）は別個の駆動エレメ
ント（例えば油圧モーター）により駆動されることがで
きる。２つのトラフ（１１）、（１２）を中央モーター
並びに同期ロッド（３１）（このときには駆動ロッドと
して作用する）を用いて駆動することも可能である。

図４はロッドメカニズムを用いたトラフ（１１）、’（
１２）の駆動装置の実施例を模式的に示す。

ロッドメカニズムはトラフを搬送方向並びにそれに直角
な方向に駆動する。ロッドメカニズムは中央駆動装置（
３４）を備えている。トラブルレバー（３５）及び（３
６）のレバー比の選択によりトラフ（１１）、（１２）
の搬送方向とそれに直角な方向との間の運動の振巾の比
が設定される。

この方法でコンベアーボックスの中の搬送される材料へ
の垂直力と投擲作用との間の可能な最良比を生ぜしめる
ことが可能であり、その結果コンベアーボックスの各回
と効率は更に改善される。

コンベアーボックスの２つのトラフ（１１）、（１２）
の間の接続点のシール状態を良好にするために２つのト
ラフ（１１）、（１２）（図５及び図６を参照）の各々
は側壁（１８）、（１９）及び（２０）、（２１）の自
由端（１４）、（１５）及び（１６）、（１７）の近く
の外側突出するフランジ（３７）、（３８）及び（３９
）、（４０）が設けられ、該フランジはトラフ（１１）
、（１２）の長軸方向に走行し、その自由端は他のトラ
フタイプエレメント（１１）、（１２）の方向に曲げら
れてコンベアー（１０）の両側に直交方向の寸法の小さ
い小コンベアーボックス（４１）、（４２）が設けられ
ており、ラビリンスグランドとして作用する。

コンベアーボックスの供給側は各種の形態とされること
ができる。

図７は２つの隣り合うコンベアーボックス、即ち主コン
ベア−ボックス（１０）及び送り込みボックス（４３）
の間に設けられてこれらのボックスに共通するトラフタ
イプコンベアーを形成するように両側でコンベアー作用
をするコンベアーエレメント（４４）を備え、入り口部
で或る長さにわたり二重に構成されたコンベアーボック
スの例を示している。送り込み側に或る２つの外側トラ
フタイプエレメント（４５）及び（４６）の両端は閉鎖
された端壁（４８）により互いに結合されている。共通
のトラフタイプコンベアーエレメント（４４）の端末（
４９）は閉じられた端壁（４８）から距離を隔てた位置
に設けられている。

搬送される材料はコンベアーベルト（５０）からフィー
ドボックス（４３）の中に供給される。

両面トラフタイプコンベアーレメント（４４）及び互い
に接続されるトラフタイプコンベアーエレメント（４５
）及び（４６）の運動により供給ボックス中の材料は下
方に向かって搬送され、主コンベア−ボックスの中の材
料は上方に向かって搬送される。

図８及び図９は搬送される材料をコンベアーボックスに
供給する為にスクリューコンベアー（５１）及び（５２
）を備えたコンベアーボックス（１０）人口部の実施例
を示す。スクリューコンベアーはコンベアーボックス（
１０）端部の両側に設けられる。スクリューコンベアー
とコンベアーボックスとの間のシールはスライドフラン
ジによって形成される。この場合トラフ（１１）及び（
１２）の部分（５３）及び（５４）はスクリューコンベ
アー（５１）、（５２）のフランジ（５５）に沿ってス
ライドする。

図１０及び図１１はコンベアーボックスの側端に設けら
れた２つのスクリューコンベアー（５６）及び（５７）
を持つ２の隣接コンベアーボックス（１０ａ）及び（１
０ｂ）の入口部を示す。２つのスクリューコンベアー（
５６）及び（５７）の軸心がコンベアーボックス（１０
ａ）及び（１０ｂ）の長軸方向に直角である。スクリュ
ーコンベアー（５６）及び（５７）のコンベアースクリ
ューのピッチはスクリューの端末に向って図示の如く限
りなく増大する。この様にその端末の近くにコンベアー
スクリュー（５８）及び（５９）は軸心に供給されるス
ローイングホイールとして作用する。結果として搬送さ
れる材料には垂直方向に送り込み速度が与えられ、この
速度はコンベアーボックス自身の搬送速度よりも大きく
、このことは或る種の衝撃力が下から連続的にコンベア
ーボックス（１０ａ）及び（１０ｂ）の中の材料の柱状
体に作用することを意味する。入口側に材料の溜まるこ
とを防止する為にスクリューコンベアーは安全弁（６０
）及び（６１）を備え、これにスプリング力が常に作用
し、これを通じて過剰の材料は排出されることができる
。このように構成されたコンベアーボックスは下面を搬
送材料の中に埋めた状態で回転され又は移動されること
ができ、従って搬送される材料は開口（６２）及び（６
３）を通ってスクリューコンベアーの中に送り込まれる
。

端末に向かい増大する如くピッチの変化するコンベアー
スクリューにより供給されるシステムも単一コンベアー
ボックスに用いられ、このときにはスクリューコンベア
ーが備えられる。

運転中全装置をバランスせしめることが望ましい。単一
のコンベアーボックスは充填物がないと長軸方向（図１
におけるＸ一方向）にバランスをとられる。充填物を容
れると、回転中の各トラフを通り材料を搬送されること
により搬送方向にパルス力が生じる。トラフがフレーム
内で弾性を持つ懸垂エレメントにより支持されるときに
はこの脈動は事実上完全に緩衝される。

コンベアーボックスの長軸に直角の方向（図１のＹ一方
向）に於ては単一コンベアーボックスはバランスせしめ
られていない。若し平面内で作動する２つの併設コンベ
アーボックス（１０ａ）及び（１０ｂ）（図１２を参照
のこと）が用いられると装置は充填物と共に搬送の方向
に直角な方向に完全にバランスせしめられることができ
る。２つのコンベアーボックス（１０ａ）及び（１０ｂ
）は搬送方向に直角な方向に且つ互いに対立する向きに
作動する。図は２つのかかる併設コンベアーボックス（
１０ａ）及び（１０ｂ）のトラフ（１１ａ）、（１２ａ
）、（ｌｌｂ）及び（１２ｂ）はロッドメカニズムによ
って如何に駆動されることができるかを模式的に示す。

図１４は２つの併設コンベアーボックス（１０ａ）及び
（１０ｂ）の出口部を示す。２つのコンベアーボックス
（１０ａ）およびび（１０ｂ）はトラフ（１２ａ）及び
（１２ｂ）の底部に位置する出口開口（６４）、（６５
）を備えている。

これ等の開口を通じコンベアーボックスにより搬送され
た材料は排出ベルト（６６）に投下され、その際２つの
コンベアーボックス（１０ａ）及び（１０ｂ）は互いに
相手を阻害することはない。

発明の効果 ２つのトラフタイプエレメントを以って構成される上記
のコンベアーボックスは一種のダブルスローイングトラ
フと考えることができ、この中では搬送すべき材料の自
由投擲はコントロールされた運動に変る。これにより下
記の利点が得られる。

−材料の搬送は水平から垂直までの自由なあらゆる角度
で可能である。

一搬送し得る速度は既存のスローイングトラフのそれの
焼焙もの値を持ちうる。

一空送りリフト、スクリューコンベアー及びスローイン
グトラフの如き既存の搬送システムに比較して極めて大
きな容量及び搬送能力を持つ。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すもので、第１図はコンベアー
ボックスの一部を示す斜視図、第２図はコンベアー装置
の１例の側面図、第３図はコンベアー装置の他の例の側
面図、第４図はコンベアー装置のさらに他の例の駆動装
置を概略的に示す側面図、第５図はコンベアーボックス
の他の例の横断面図、第６図は第５図に示したコンベア
ーボックスの一部を拡大して示す横断面図、第７図及び
第８図は各々異なるコンベアー装置のさらに他の例の入
口部を中心に示す縦断面図、第９図は第８図の例の斜視
図、第１０図及び第１１図は各々異なるコンベアー装置
のさらに他の例の入口部を中心に示す縦断面図、第１２
図はコンベアーボックスを並列した例を示す横断面図、
第１３図はコンベアーボックス並列時の駆動装置の例を
示す側面図、第１４図はコンベアーボックス並列時の出
口部を示す縦断側面図である。 （１０）・・・・・・コンベアーボックス（１１）、（
１２）・・・・・・コンベアーエレメント（２４）、（
２５）・・・・・・駆動機構（２６）、（２７）・・・
・・・リーフスプリング（２つ）、（３０）・・・・・
・歯付きホイール（３１）・・・・・・同期ロツド （３７）、（３８）、（３つ）、（４０）・・・・・・
フランジ （４１）、（４２）・・・・・・小コンベアーボックス
（４５）、（４６）・・・・・・外側トラフタイプコン
ベアーエレメント （５１）、（５２）、（５６）、（５７）・・・・・・
スクリューコンベアー （５８）、（５つ）・・・・・・スクリュー（以　上） ｌ−ロ己−ｆｆ。 ！シロ７ｚ・ ｌ！卜°７・ ｌシロ己・６゜ １ワコ已・！１゜

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. （１）トラフタイプコンベアーエレメントの中の材料に
   少くとも意図される搬送方向に周期的に推進力を伝達す
   るための周期性駆動装置を持つ少くとも一つのトラフタ
   イプコンベアーエレメントを備えた材料、特にバラ材料
   の搬送装置であって、相互に平行に合わせられた少くと
   も２つのトラフタイプコンベアーエレメントを備え、該
   エレメントは、互いに相対的に長軸方向に動くことがで
   き、その各々はＵ字型の断面を持ち、それらの開放側は
   互いに向い合い、側壁の自由端は確実に互いに接し合う
   ことにより閉鎖された搬送スペースが長方形のコンベア
   ーボックスの形で形成され、２つのトラフタイプコンベ
   アーエレメントはその長軸方向及びそれに直交する方向
   の両方向に作動する周期性の駆動装置を備え、２つの該
   エレメントの駆動装置は、長軸に直交する方向には位相
   的に一致するのに対し長軸方向には約１８０度の位相変
   化を示すことを特徴とする搬送装置。
2. （２）２つのトラフタイプコンベアーエレメントの一つ
   は駆動機構に結合され、該２つのトラフタイプコンベア
   ーエレメントは搬送方向に作用するスプリングエレメン
   トにより互いに連結されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項に記載の装置。
3. （３）前記スプリングエレメントはトラフタイプエレメ
   ントに直交する方向に設けられ、それらの両端によりト
   ラフタイプエレメントの側壁に接続されているリーフス
   プリングエレメントを持つことを特徴とする特許請求の
   範囲第２項に記載の装置。
4. （４）前記２つのトラフタイプコンベアーエレメントは
   少くともその１つが駆動されることのできる少くとも一
   対の組合わせ歯付きホイールにより互いに接続されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の装置
   。
5. （５）前記トラフタイプコンベアーエレメントの一つに
   接続されている歯付きホイールはトラフタイプエレメン
   トに平行に長軸方向に作動する同期ロッドにより互いに
   連結され、トラフタイプエレメントと歯付きホイール上
   の同期ロッドの結合点は１８０度よりも小さい角度を挾
   むことを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載の装置
   。
6. （６）前記２つのトラフタイプコンベアーエレメントを
   搬送方向及びそれに直角な方向に駆動するためのロッド
   メカニズムを備えていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載の装置。
7. （７）前記ロッドメカニズムが中央駆動装置を備えてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第６項に記載の装置
   。
8. （８）前記２つのトラフタイプコンベアーエレメントの
   駆動装置は２つのトラフタイプエレメントの搬送方向に
   直交する方向の運動の振巾が搬送方向のそれと相違する
   ものであることを特徴とする特許請求の範囲第１項から
   第７項のいずれれかに記載の装置。
9. （９）搬送方向の運動の振巾が直交方向のそれよりも大
   きいことを特徴とする特許請求の範囲第８項に記載の装
   置。
10. （１０）前記２つのトラフタイプコンベアーエレメント
    の各々は側壁の外側自由端の近傍に設けられ、外方に突
    出するフランジがトラフタイプエレメントの長軸方向に
    走行し、該フランジの自由端が他のトラフタイプエレメ
    ントの方向に曲げられることにより直交方向の寸法の小
    さい小コンベアーボックスがコンベアーボックスの両側
    に追加されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
    項から第９項のいずれかに記載の装置。
11. （１１）前記コンベアーボックスが入口部の或る長さに
    わたって両側において共通してコンベアー作用をなす共
    通トラフタイプコンベアーエレメントを２つの隣り合う
    コンベアーボックスの間に配置され、２つの外側トラフ
    タイプエレメントの入口部の両端は閉端壁により互いに
    連結され、前記共通トラフタイプコンベアーエレメント
    の端末は、閉端壁から距離を距てて、設けられているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第１項から第１０項のい
    ずれかに記載の装置。
12. （１２）前記コンベアーボックスの入口側において、少
    くとも一つのスクリューコンベアーがコンベアーボック
    スに対する材料の供給のために設けられていることを特
    徴とする特許請求の範囲第１項から第１０項のいずれか
    に記載の装置。
13. （１３）スクリューコンベアーがコンベアーボックスの
    端部の側部に設置され、スクリューコンベアーの軸心が
    コンベアーボックスの長軸方向に直交し、該コンベアー
    ボックスのピッチはスクリューの端末に向かって限りな
    く増大し、該スクリューコンベアーはこの端末位置では
    軸方向に供給されたスローイングホイールとして働くこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第１２項に記載の装置。
14. （１４）２つの平行コンベアーボックスを持ち、これら
    が搬送方向に直交する方向に且つ互いに逆方向に作動し
    得ることを特徴とする特許請求の範囲第１項から第１３
    項のいずれかに記載の装置。
15. （１５）前記コンベアーボックスはコンベアーボックス
    の２つのトラフタイプコンベアーエレメントの一つの底
    部に配置され、それを通じてコンベアーボックスからの
    材料が排出ベルトの上に投下されることができることを
    特徴とする特許請求の範囲第１項から第１４項のいずれ
    かに記載の装置。
16. （１６）前記トラフの底部の内面から粗面であるのに対
    しトラフの側壁の内側は平滑であることを特徴とする特
    許請求の範囲第１項から第１５項のいずれかに記載の装
    置。
17. （１７）トラフの底部に篩として作用することのできる
    開口が設けられていることを特徴とする特許請求の範囲
    第１項から第１６項のいずれかに記載の装置。