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JPS6222800A - 魚類の成長ホルモン遺伝子および該遺伝子のコ−ドするポリペプチド - Google Patents

魚類の成長ホルモン遺伝子および該遺伝子のコ−ドするポリペプチド

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Publication number
JPS6222800A
JPS6222800A JP60161429A JP16142985A JPS6222800A JP S6222800 A JPS6222800 A JP S6222800A JP 60161429 A JP60161429 A JP 60161429A JP 16142985 A JP16142985 A JP 16142985A JP S6222800 A JPS6222800 A JP S6222800A
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JP
Japan
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growth hormone
dna
fish
polypeptide
eel
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Application number
JP60161429A
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English (en)
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JPH062065B2 (ja
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Akiko Saito
斎藤 暁子
Susumu Sekine
進 関根
Moriyuki Sato
盛幸 佐藤
Seiga Itou
伊藤 菁莪
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/883,051 priority patent/US4894362A/en
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Priority to DE8686109346T priority patent/DE3678347D1/de
Priority to CA000513506A priority patent/CA1326835C/en
Publication of JPS6222800A publication Critical patent/JPS6222800A/ja
Publication of JPH062065B2 publication Critical patent/JPH062065B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/61Growth hormone [GH], i.e. somatotropin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/70Vectors or expression systems specially adapted for E. coli
    • C12N15/73Expression systems using phage (lambda) regulatory sequences

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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Fodder In General (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は魚類の成長ホルモンポリペプチドをコードする
DNA、該DNAを組み込んだ組換え体DNA、該組換
え体DNAを含む微生物および該微生物を用いる魚類の
成長ホルモンポリペプチドの製造法に関する。魚類の成
長ホルモンは魚類の養殖産業分野において広い用途が期
待される。
従来の技術 哺乳類の成長ホルモンは脳下垂体において生産されるが
、それらの活性ならびに構造は公知である。たとえば、
ヒト成長ホルモンについては、   □ニー・ピエイ・
レビイス(U、 J、 Lewis)らによってジャー
ナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイxfイ(J
、Am、Chem、Soc、)、  80 、4429
(1958)に、エイ・ニス・バートリー(A、 S、
Hartree)によってバイオケミカル・ジャーナル
(Biochem、 J、 )。
100.754(1966)に、シー・エイチ・リー(
C,HlLi)らによってアーチブス・オブ・バイオケ
ミストシイ・アンド・バイオフィジクス・ (サブルメ
ント)[:Arch、Biochem、B10ptiy
S、 (Suppl’、)] +’ 1−+ 327(
1962)に報告されている。
魚類の成長ホルモンについては、単離された報告は下記
の例がある。
ティラピアよりの単離例:ニス・ダブリ、・ファ7− 
(S、L Farmer)ら、ジエネラ;し・アンド・
コンパラティブ・エンドクリノロシイ(Gen。
Comp、Bndocrin、)、30.91(197
6)、       ゛チョウザメよりの単離例:ニス
・ダブリュ!ファ −? −(S、 W、  Farm
e−r)ら、エントクIJ’/Clシイ(Bndocr
inology)、  108. 377(1981)
コイよりの単離例:エイ・エフ・タック(八、F。
[ook )ら、ジェネラル・アンド・コンパラティブ
・エンドクリノロシイ(Gen、Comp、1Endo
crin、)。
50、335(1983)。
シロサケよりの単離例:特願昭59−68670一方哺
乳動物の成長ホルモン遺伝子についてはラット成長ホル
モン遺伝子〔ピー・エイチ・シーバーブ(P、H,Se
eburg)ら:ネイチャー1− (Natur’e)
270486(1977)) 、ウシおよびブタの成長
ホルモン遺伝子〔ピー・エイチ・シーバーブ(P、H,
、’ See−burg)ら:ディー・エフ・エイ(D
、N A)、 、’2 、37(1983)〕、ヒト成
長ホルモン遺伝子〔ジエイ・エイ、7−シ+ル(J、 
AlMartial)ら;サイエンス(Science
)、  205. 602(1979)  〕などが゛
すでに知られており、魚類の成長ホルモン遺伝子につい
てもシロサケ成長ホルモンの遺伝子が本発明者らにより
既に単離されている〔特願昭59−1345361゜発
明が解決しようとする問題点 魚類の成長ホルモンは魚類の成長促進効果を有するので
、養魚用餌料の組成物として有用であるが、魚類の脳下
垂体からの採取は供給量力乏限られている。従って魚類
の成長ホルモンを安価に大量に供給する方法の開発が望
まれている。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、組換えDNA技法により魚類の成長ホル
モンを製造する方法について研究を行った。その結果、
魚類の成長ホルモン製造に使用することができる、魚類
の成長ホルモンポリペプチドに相補的なりNAの採取な
らびにこれを含む組換え体DNAおよび微生物の製造に
成功した。即ちウナギ脳下垂体からメツセンジャーR、
N A (mRN八)を抽出し、これと相補的なり N
 A (CDNA)を合成し、次いでウナギの成長ホル
モンのN末端付近のアミノ酸配列に対応するDNAプロ
ーブを合成し、このDNAとハイブリダイズするcDN
Aを選択することにより、ウナギ成長ホルモン遺伝子を
クローン化し、そのcDNAの全塩基配列を決定した。
本発明者らはさらに研究を進め、ウナギの成長ホルモン
をコードするDNAを組み込んだ組換え体DNAを含む
微生物を培養することにより、培養物中にウナギ成長ホ
ルモンポリペプチドが著量、蓄積することを見い出し、
本発明を完成するに至った。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明は、魚類の成長ホルモンポリペプチド、とくに第
1表に示されたペプチド配列を有するポリペプチドを提
供する。該ポリペプチドは、組換えDNA技法を用いて
下記のごとく製造することができる。
即ち、魚類成長ホルモンのmRNΔを鋳型として用いて
該mRNAに相補性を示すDNA(c DNA)を調製
し、該cDNAを組み込んだ組換え体プラスミドを調製
する。さらに、該組換え体プラスミドを宿主微生物に挿
入する。該DNAおよび組換え体プラスミドは、とくに
エッシエリヒア・コリのような細菌中でウナギ成長ホル
モン遺伝子の増幅に使用することができる。該組換え体
プラスミドを有する微生物、はウナギ成長ホルモンを安
価に大量に製造するために有用である。
従って、本発明は、魚類の成長ホルモンポリペプチドを
コードするD’NΔ、該DNAを組み込んだ組換え体D
NAならびに該組換え体DNAを含む微生物を提供する
本発明のDNAと組換え体プラスミドは下記の一般的手
法で調製される。
ウナギ脳下垂体より全RNAを調製し、これをオリゴd
Tセルロース(oligo dT cellulose
)カラムを通すことによりポリアデニル酸を有するRN
A〔ポリ(A)RNA)を分離する。このポリ(A)R
NAを鋳型とし、逆転写酵素により二重鎖DNAを合成
する。組換え体は試験管内DNA組換え技法を用い、大
腸菌のプラスミドDNAのようなベクターDNAに談合
成りNAを挿入して得られる。
次に本発明のDNAおよび組換え体プラスミドの製法に
ついて具体的に説明する。
捕獲されたウナギより脳下垂体を摘出し、即座に液体窒
素中にて凍結する。この凍結脳下垂体にチオシアン酸グ
アニジンを加え破砕し、可溶化する。次いでLiC1!
を加えて、遠心後、沈殿物として全細胞質RNAを得る
。また、チオシアン酸グアニジン可溶化物をCsCβ溶
液層に重層し、超遠心後、沈殿物とQてRNAを得るこ
ともできる。
抽出したRNAをNa(1!またはKCRの高塩濃度(
たとえば0.5 M )溶液に溶解し、オリゴ(dT)
セルロースのカラムに通塔してポリ(A>を有するmR
NAをカラムに吸着させる。水、10mM)!JスーH
(l緩衝液のような低塩濃度溶液を用いて溶出し、ポI
J(A)を有するmRNAを単離する。
以下、オカヤマーバーグ(Okayama−Berg 
)の方法〔オカヤマ・アンド・バーブ(Okayama
 & Berg);モレキュラー・アンド・セルラー・
バイオロジ4 (Mol、Ce1l、Biol、 ) 
2..16H1982)l)に従い、c DNAの合成
および、そのベクターへの組み込みを行う。
まずベクタープライマーを合成する。ベクターとしでは
たとえばpCDViを適当な溶液、たとえばトリス−H
(l緩衝液(たとえばpH7,5,10mM)1M g
 CRa(たとえば6mM)、Na(1’(たとえば1
. Om M)を含む溶液中でKpn Iで処理し、p
CDViのKT)TI I部位を切断する。
このDNAをトリス−HCl緩衝液(たとえばpH6,
8,30mM)、  カコジル酸ナトリウム(たとえば
140 mM) 、 CoCj!2(たとえば1mM)
、ジチオスレイトール(たとえば0.1mM)およびd
TTP(たとえば0.25mM)中、ターミナルデオキ
シヌクレオチジルトランスフエラーゼとともに一定温度
(たとえば37℃)で一定時間(たとえば20分間)イ
ンキュベートし、ベクターDNAの両3′末端に60個
前後のチミジル残基を付加する。さらにこのDNAをト
リス−HCl緩衝液(たとえばpH7,5,10mM)
 、MgC12(たとえば6mM)、NaCβ(たとえ
ば100mM)を含む溶液中EcoRIで切断後、低融
点アガロースゲル電気泳動法〔ラルス・ウイスランダー
(Lars W、1eslander)、アナリティカ
ル・バイオケミストリイ(Analytical Bi
ochemi’5try)98. 305(1979)
 、以下LOT法という〕にて分画し、約3.1キロベ
ースの断片を回収する。次いで該I)NAをNa(lま
たはKC,il’の高塩濃度(たとえば0,5M)溶液
に溶解し、ポリ(dA)セルロースカラムに通塔してポ
リ(T)を有するベクタープライマー分子のみをカラム
に吸着させる。水、10mMトリス−HCl緩衝液のよ
うな低塩濃度溶液を用いて溶出し、ポIJ(T)の付加
したベクタープライマー分子のみを単離する。
次にリンカ−DNAを合成する。たとえばpLI DN
Aを適当な溶液、たとえばトリス−HCj?緩衝液(た
とえばpH7,5,10mM)、MgCC(たとえば6
mM)’、NaC# (たとえば50mM)を含む溶液
中でPstIで処理し、pLlの  ゛PstI部位を
切断する。このDNAを、d TTPO代わりにdGT
Pを加える以外はベクタープライマー合成の場合と同様
に処理し、15個前後のオリゴ(dG)鎖を付加す5る
。該pNΔを適当な溶液たとえばトリス−H,Cβ緩衝
液(たとえばpH7、、,5,1,0mM−)、MgC
β2(たとえば6mM)。
NaCβ(たとえば60mM)を含む溶液中)1 i 
ndl[にて切断する。アガロースゲル電気泳動にて約
0.5キロベースのDNA断片を分画し、DEAEベニ
パーにて回収する。・このようにしてリンカ−DNAを
得る。
以上のようにして得たボ’J (A) R,N A 、
ベクタープライマー、リンカ−DNAを用い、cDNハ
合成を行う。ポリ(A)RNA、ベクタープライマーD
NAをトリス−HCl緩衝液(たとえばpH8,3,5
0mM)、MgCl2 :(たとえば8 m M)。
KCβ(たとえば30mM>、ジチオスレイトール(た
とえば0.3mM)、dATP、dTTP、。
dCTP; dGTP(たとえば各々2mM)を含む溶
液中、逆転写酵素を一定温度(たとえば37℃)、一定
時間(たとえば40分間)反応させる。
こうして得たRNA=DNA二重鎮の3′末端に、dT
TPがd CT、Pに変わる以外はベクタープライマー
に(dT)鎮を付加した条件と同様の操作でオリゴ(d
C)鎖を15個前後付加する。このDNAをトリス−H
Cl緩衝液(たとえばpH7,5,,10mM)、Mg
Cjl!2(たとえば6 d)、’、  N a Cβ
(たとえば60mM、)を含む溶液中HindIIIで
切断する。このDNAに、先に調製したリンカ−DNA
を混合し、トリス−HCl緩衝液(たとえばph7..
5’、−20mM)、MgCL  (たとえば4mM)
、  (NH<)2SO4<たとえばl Om M、−
) 。
K(1(たとえば0.、IM、)、β−ニコチンアミド
アデニンジヌクレオチド(β−NAD) (たとえば0
.1mM)を含む溶液中、大腸菌DNA !Jガーゼと
ともに一定時間(たとえば16時間)、一定温度(たと
えば12℃)でインキスペードする。こうしてcDNA
とリンカ−DNAとの環状化が行われる。この反応液に
(IATP、dTTP、dGTP。
dCTPを各々、終濃度40μMとなるよう加え、大腸
菌DNAリガーゼ、大腸菌DNAポリメラーゼI、大腸
菌リボヌクレアーゼHを加え、RNA部分をDNAに変
換することにより、完全な二重鎖cDNAを含む組換え
プラスミドを得る。
こうして得た組換えプラスミドを用い大腸菌、たとえば
大腸菌C600SF8株を、たとえばスコツ) (Sc
ott)らの方法〔重定勝哉:細飽工学 2.616(
1983) 3により形質転換する。
上記で得た組換え体プラスミド上にはアンピシリン耐性
遺伝子が存在するため、形質転換した大腸菌はアンピシ
リン耐性を示す。以下の手法はこれらアンピシリン耐性
(Ap’)菌株から魚類の成長ホルモンmRNAに相補
性を示す遺伝子を持つ新規組換え体プラスミドDNAを
保有する菌株を選択するのに一般的に用いられる。すな
わち、上記で得られた形質転換株をニトロセルロースフ
ィルター上に固定し、既知のウナギ成長ホルモンのアミ
ノ酸配列より予想されるDNA配列を有する合成りNA
プローブと会合させ、強く会合するものを選択する〔グ
ルンステインーホグネス(Gruns−tein −H
ogness)の方法、プロシーディング・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミイ・オブ・サイエ7ス(Proc
、Natl、Acad、Sci、)、 IIS^、、 
?2.396](1975) ]。プローブDNAは通
常のトリエステル法〔ジャーナル・オブ・アメリカン・
ケミカル・ソサイエテイ<J、Am、Chem、 So
c、 )、 97.7327(1975) 〕で会合さ
れる。合成りNAプローブによる選択はサザーン(So
uthern )らの方法〔ジャーナル・オブ・モレキ
ュラー・バイオロジイ(JlMol。
Rial、)、 98.503 (1975)]によっ
てさらに確実に    ゛でき、この方法でウナギ成長
ホルモンmRNAに相補性を示す遺伝子を有する組換え
体プラスミドDNAを同定できる。
このようにして得られる組換え体プラスミドの一例がp
EGH15である。このプラスミドをウナギ成長ホルモ
ンをコードするDNAの供給源として用いることができ
る。
ウナギ成長ホルモンをコードするDNAを含むプラスミ
ドから該DNAを切り出し、これをベクターDNAに組
み込み、得られる組換え体DNAを微生物に導入し、得
られる形質転換体を培養することによってウナギ成長ホ
ルモンポリペプチドを培養物中に生成蓄積させ、これを
採取することによってウナギ成長ホルモンポリペプチド
を製造することができる。
ウナギ成長ホルモンをコードするDNAを含むプラスミ
ドとしては、上記pEGH15が好適な例としてあげら
れる。
ベクターDNAとしては、挿入したDNAを微生物中で
発現させることができるものなら、いかなるものでも用
いることができる。好ましくは、適当なプロモーター、
たとえばトリプトファン(trp)系、ラクトース(I
ac)系、PL系などのプロモーターを持ち、その下流
にDNAを挿入でき、しかも内在するシャインダルガー
ノ配列(以下SD配列と略記する)と翻訳開始コドン(
ATG)との間を適当な距離たとえば6〜18塩基対に
調節したベクターDNAが用いられる。具体的に好適な
ベクターDNAとしては、プラスミドpGLMlをあげ
ることができる。pGLMlは第3図に示したプラスミ
ドで、それを含む大腸菌はBscheri−chiac
oli EGLMI (FERM  BP−823)と
して昭和60年7月2日付で工業技術院微生物工業技術
研究所(微工研)に寄託されている。ポリペプチドをコ
ードするDNAとベクターDNAとの組換えは、制限酵
素を用いて両DNAを消化後、T 4 D N A Q
ガーゼを用いて結合する一般的組換えDNA手法を用い
て行うことができる。
具体例として示したpEGH15とp G I−M 1
の場合は次のごとく造成を行う。すなわちpEGH15
よりウナギ成長ホルモン成熟ペプチドをコードするcD
NA部分およびベクタ一部分を含むBan■−BamH
T消化断片を得、pGLMlからはPLプロモーターと
c1857遺伝子を含むBamHl−Ban1T消化断
片を得る。一方、以下のような合成りNAリンカ−を作
製する。
上記両DNA断片と合成りNA!JンカーとをT 4 
DNA !Jガーゼで結合し、第3図に示した祖換え体
プラスミドpUPA lを得る。本プラスミドはPLプ
ロモーター下流に、成熟ウナギ成長ホルモンをコードす
る領域が連結した形を有する。
上記組換え技法における反応の条件は、一般的に下記の
とおりである。
DNAの制限酵素による消化反応は、通常0.1〜20
μgのDNAを2〜200mM(好ましくは10〜40
mM)のトリx−H(1(pH6,0〜9.5好ましく
はp H7,0〜8.0)、0〜200mMのNaCR
,2〜30mM (好ましくは5〜10mM)のM g
 Cj! 2を含む反応液中で、制限酵素0.1〜10
0単位(好ましくは1μgのDNAに対して1〜3単位
)を用い、20〜70℃(至適温度は用いる制限酵素に
より異なる)において、15分間〜24時間行う。反応
の停[トは、通常55〜75℃で、5〜30分間加熱す
ることによるが、フェノールまたはジエチルピロカーボ
ネートなどの試薬により制限酵素を失活させる方法も用
いることができる。
制限酵素消化によって生じたDNA断片の精製は、LG
T法やポリアクリルアミドゲル電気泳動法などによって
行う。
DNA断片の結合反応は、2〜200mM(好ましくは
10〜40mM)のトリス−HCA(pH6,1〜9.
5、好ましくはp H7,0〜8.0)、2〜20mM
(好ましくは5〜10mM)のMgCl2.0.1〜1
0mM(好ましくは0.5〜2.0 m M )のΔT
P、1〜50mM (好ましくは5〜10mM>のジチ
オスレイトールを含む反応液中で、T4DNAリガーゼ
0.3〜10単位を用い、1〜37℃(好ましくは3〜
20℃)で15分間〜72時間(好ましくは2〜20時
間)行う。
結合反応によって生じた組換え体プラスミドDNAは、
必要によりCohen らの形質転換法〔ニス・エフ・
コーエン(S、N、 Cohen)ら:プロシーディン
グ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・オブ・サイエ
ンス(Proc’、 Natl、Acad、Sci、)
 。
USA、69.2110(1972))l ニヨッ−c
、大11f% 菌1m ’4 人する。
組換え体プラスミドDNAを持つ大腸菌から該DNAの
単離は、セシウム・クロライド−エチジウム・プロミド
密度勾配超遠心法〔ディー・ピーフレウェル(口、B、
Clewe 11)ら:プロシ−ディング・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミイ・オブ・サイx ンス(Pro
c、 Natl、 Acad、 Sci、)、 tJ 
S A 。
62、1159(1969)]あるいはバーンボイム(
Birn−boim)らの方法〔エイチ・シー・バーン
ボイムH,C,Birnboim )ら:ヌクレイック
・アシド・リサーチ(Nucleic Ac1ds R
es、)ユ、 1513<1979)3などを用いて行
う。
プラスミドDNAを1〜10種類の制限酵素で消化後ア
ガロースゲル電気泳動あるいはポリアクリルアミドゲル
電気泳動により切断部位を調べる。
さらにDNAの塩基配列を決定する必要がある時はマキ
サム・ギルバード法〔プロシーディング・オブ・ザ・ナ
ショナル・アカデミイ・オブ・サイx7ス(Proc、
Natl、  Acad、Sci、 )、  74. 
560(1977> ]またはM13ファージを用いた
サンガー(Sanger )法〔サンガー(Sange
r )ら:プロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・
アカデミイ・オブ・サイx ンス(Proc、 Nat
l、Acad、 Sci、 ) 。
USA、コ4.5463(1977);アマ−ジャム(
A+r+ersham )社M13クローニング・アン
ド・シークエンシング+ハンドブック(cloning
 and sequencing hand−book
) )によって決定する。
本発明のウナギ成長ホルモンポリペプチドは以下のとお
りに製造できる。
すなわち、プラスミド(例えばpULAl )を用いて
大腸菌に−12c600を形質転換させ、アンピシリン
耐性のコロニーの中からp[JLA 1を有する大腸菌
を選びだす。pULAlを有する大腸菌を培地に培養す
ることにより培養物中にウナギ成長ホルモンポリペプチ
ドを生成させることができる。
ここで用いる培地としては大腸菌の生育ならびにウナギ
成長ホルモンポリペプチドの生産に好適なものならば合
成培地、天然培地のいずれも使用できる。
炭素源としては、グルコース、フラクトース。
ラクトース、クリセロール、マンニトール、ソルビトー
ルなどが、窒素源としては、NH,CI。
(NH,)2SO4,カザミノ酸、酵母エキス、ポリペ
プトン、肉エキス、バタトトリプトン、コーン・ステイ
ープ・リカーなどが、その他の栄養源としては、K2H
PO4、KH2PO4、NaCR。
Mg5O,、ビタミンB+  、MgCLなどが使用で
きる。
培養はp H5,5〜8.5.温度18〜40℃で通気
攪拌培養により行われる。
培養5〜90時間で培養菌体中にウナギ成長ホルモンポ
リペプチドが蓄積するので、培養物から菌体を集菌し、
菌体をリゾチーム処理後、凍結、融解を繰り返して菌体
を破砕し、遠心して得られる上清から通常のポリペプチ
ドの抽出方法に従ってポリペプチドを採取する。
また該ポリペプチドの検出は培養菌体を直接レムリ(L
aemml i)のサンプルバッファー〔レムリ(La
emml i)、ネイチャー (Nature)、  
’227 、680(1970) )に加熱、溶解後、
5DS−ポリアクリルアミドゲル〔レムリ’ (Lae
mmli)の方法:同上文献〕□にかけ、ウェスタン・
プロッティング(トーピン(Towbin) ら:プロ
シイーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・
オブ・サイエンス(Proc、Natl’、 Ar、’
ad、 Sci、 ) 、 U S A 、 76、4
35’0(1979) )をした後、ワサビペルオキシ
ダーゼで標識した二次抗体〔ダコー(DAKO)社製〕
を用いた酵素抗体染色法〔田部−史:細胞工学、2゜1
061(1983) )により行った。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例1. ウナギ脳下垂体よりのポIJ(A)RNA
の調製 ウナギ脳下垂体よりチオシアン酸グアニジン−塩化リチ
ウム法〔カサラ (Cathala)ら、ディーエフエ
イ(D N A ) 、  2 、32!J(1983
) ]に従いポリ(Δ)を有するRNAを下記のごとく
調製した。
ウナギの凍結脳下垂体0.5g(約1000個体分)を
5Mチオシアン酸グアニジン、10mM  EDTA。
50mM) UスーH(1(’pH7)および8%(V
/V)β−メルカプトエタノールからなる溶液10m1
中でテフロンホモゲナイザ−(5rpm)にて破砕し可
溶化した。この可溶化物を遠心管に移し、4MLi(J
!溶液70m1を加えて攪拌した後、4℃20時間静置
した。旧tachi RPR10ローターにて9.00
Or p m、’ 90分間遠心後、RNAを沈殿とし
て回収した。RNAの沈殿を4M尿素および2i塩化リ
チウムからなる溶液10 Qmlに懸−し、旧tach
i RPRI Qo−ターにて9.00Orpm、60
分間遠心後、再びRNAを沈殿として回収した。RNA
の沈殿を0.1%ラウリル硫酸−)−)リウム、1mM
  EDTA、10mM)リス・H(J! (pH7,
5)からなる溶液10m1に溶解し、フェノール−クロ
ロホルムで抽出後、エタノール沈殿により回収した。得
られたRNA約1n+gを10mM、)リス、I(CA
 (ptl 8.0)および1mM  、EDTAから
なる溶液1mlに溶かした。65℃、5分間インキユヘ
ートし、0,1mlの5M  NaC#を加えた。混合
物をオリゴ(dT、)セルロース・カラム〔ピー・エル
・バイオケミカル(P−LBio−chemical)
社製〕クロマトグラフィー(カラム体積0..5m1)
にかけた。吸着したポ’J(A、)を有する1nRNA
を10mM)リス−H(1(pH’7.5)および1m
M  EDTAからなる溶液で溶出し、ポIJ(A、)
を有するmRNjA約7μgを得た。
実施例2.  CDNA合成と該DNAのベクターへの
挿入ニ オカヤ?−バーグ(Oka、yama−Berg )の
方法〔モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジイ
 (Mo1.Ce1l、 Biol、 )、 2.16
H1982) )に従い、cDNAの合成とそれを組み
込んだ組換え体プラスミドの造成を行った。その工程の
概略を第1図に示す。
pcD、Vl[オカヤマ・アンド・バーブ(Okaya
−ma & Berg )、 : モレキュ2−・アン
ド・セルラー・バイオロジイ(Mo1.Ce11.Bi
ol、)、  3.280(1983)〕400μ、g
を10mMトリス−HCl2(pH7,5)、6mM 
 MgC112およびlomMNaClからなる溶液3
00μβに加え、さらに50O単位のKpnl(全酒造
社製、以下特記しない限り制限酵素はすべて宝酒造社製
)を加えて、37℃、6時間反応させ、プラスミド中の
Kpn1部位で切断した。フェノール−クロロホルム抽
出後、エタノール沈殿によりI)NΔを回収した。
K p n、 I切断した該DNA約200μgを40
mMカコジル酸ナトリウム、30.mMhリス−HC,
β(p、H6,8>、 1 mM  CaCl!2およ
びQ、1mMジチオスレイトール(以下DTTと略記す
る)からなる緩衝液(以下TdT緩衝液と略記する)に
dTTPを0.25mMとなるよう加えた溶液200μ
βに加え、さらに81単位のターミ九ルデオキシヌクレ
オチジルトランスフエラーゼ(以下TdTと略記する)
(P−Llojochemic、als社製)、を加え
て、37℃、11分間反応させた。ここで、pCI)V
lのKpn I切断部位の3′末端にポリ(dT)鎖が
約67個付加された。。該溶液からフェノール−クロロ
ホルム抽出、エタノール沈殿により、ポリ(dT)鎖の
付加したpCD■IDNΔ約、100μgを回収した。
該DNAをlQmM)リス−HCII (pH7,5L
、6.mM  、MgC112,100mM  NaC
J!からなる緩衝液150μlに加え、さらに3.60
単位のEcoRIを加え、37℃2時間反応させた。該
反応物をLGT法で処理後、約3. I K bのDN
A断片を回収し、約60μgのポIJ (dT) 1M
付加pCDV1を得た。該DNAをlQmM)リス−H
Cjl!、(pH8,0)および1m、M  EDTA
からなる溶液500μpに溶解し、65℃5分間インキ
ュベート後、氷冷して50μgの5M  Na・Cβを
加えた。混合物をオリゴ(dA)セルロースカラム(コ
ラボラティブリサーチ社製)クロマトグラフィーにかけ
た。ボ!J (dT)鎖長が充分なものはカラムに吸着
し、これをlQmM)リス−HCj!  (pH8,0
)および1mMEDTAからなる溶液で溶出し、ポ!I
 (dT) Iの付加したp(::DVI (以下ベク
タープライマーと略記する)27μgを得た。
次にリンカ−DNAの調製を行った。
pLl(オカヤマ・アンド・バーブ(Okayama&
 Berg) :モレーt−−ラー・アンド・セルラー
・バイオ・ロジイ (Mol、  Ce1l、Biol
、)、  3. 280(1983)  ]約14/J
gをlQmM)リス−H(1(pH7,5)。
6mM  MgCLおよび50mM  Na(、j!か
らなる緩衝液200μlに加え、さらに50単位のPS
−tIを加え、37℃4時間反応させ、pLIDNA中
のP S t I部位で切断させた。該反応物をフェノ
ール−クロロホルム抽出後、エタノール沈殿を行い、P
stIで切断したpLIDNΔ約13μgを回収した。
該DNA約13μgをTdT緩衝液に終濃度0.25m
MのdGTPを含む溶液50μβに加え、さらにT d
 T (P−L Biochemicals社製)54
単位を加えて37℃13分間インキユベートシ、pLl
のPstI切断部位3′末端に(’dG)鎖を約14個
付加した。フェノール−クロロホルム抽出機エタノール
沈殿にてDNAを回収した。
該DNAをlQmM)リス−HCl’ (pH7,5>
、6 m M  M g C(12および60mM  
NaCj2からなる緩衝液100μβに加え、さらに8
0単位のHindlllを加えて37℃3時間インキュ
ベートし、pLIDNAの)lindl’i部位で切断
した。該反応物をアガロースゲル電気泳動にて分画し、
約0,5KbのDNA断片をDEAEペーパー法「ドレ
ツェン(Dretzen)ら、アナリテイカル・バイオ
ケミストリイ(八na1.Biochem、>、  1
12. 295(1981)  )にて回収し、オリゴ
(dG)6N付きのリンカ−DNA(以下単にリンカ−
DNAと略記する)を得た。
上記で調製したポIJ(A)RNA約2μg、ベクター
プライマー約1.4μgを5QmMl・リス−HCAM
pH8,3)、8’mM  MgCj’z 、 30m
M  K(1!、0.3mM  DTT、’2m’Md
NTP (dΔTP、dTTP、dGTPおよびdCT
P)および10単位のりボヌクレアーゼインヒビター(
P −L  Biochemicals社製)からなる
溶液22.3μlに溶解し、10単位の逆転写酵素(生
化学工業社製)を加え、37℃40分間インキュベート
し、mRNAに相補的なりNAを合成させた。該反応物
をフェノール−クロロホルム抽出、エタノール沈殿を行
い、RN’A−DNA二重鎖の付加したベクタープライ
マーDNAを回収した。該DNAを66μMdCTPお
よび0.2μgポIJ(A)を含む’1’dT緩衝液2
0μlに溶かし、14単位のT d T (P、 −L
  Biochemicals社製)を加えて37℃8
分間インキュベートし、cDNA3’末端に12個の(
dC)鎮を付加した。
該反応物をフェノール−クロロホルム抽出し、エタノー
ル沈殿により(dC)鎖の付加したcD’N’A−ベク
タープライマーDNAを回収した。該DNAをlQmM
)リス−)1(1! (p’H7’、5)、6mMM 
g CI 2および60mM  ’NaCjl’からな
る液400μAに溶かし、20単位のH1nd■を加え
、37℃2時間インキュベートし、HindT11部位
で切断した。該反応物をフェノール−クロロホルム抽出
、エタノール沈殿して0.5 pmo’leの(dC)
鎖付加c D’N A−ベクタープライマーDN’Aを
得た。該D N A 0.08’pmoleおよび前記
のリンカ−DNA0.16 pmoleを10mMトリ
ス−HCI(pH7,5>、0.IM  NaCAおよ
び1mMEDTAからなる溶液40μlに溶かし、65
℃。
42℃、0℃でそれぞれ10分、25分、30分間イン
キニベートした。20mMトリス−HCl(p)17.
5)、4mM Mg c L+  10mM (NH4
)’2SO4,0,1M  KCIおよびQ、l m 
Mg−NADの組成で、全量400μlとなるよう反応
液を調製した。該反応液に10単位の大腸菌D N A
 IJガーゼ(New Bngland Biolab
s社製)を加え、1ll−夜インキユベートした。該反
応液を各40μMのdNTP、0.15mMβ−NAD
となるよう成分を追加調製し、5単位の大腸菌DNAリ
ガーゼ、7単位の大腸菌DNAポリメラーゼI’(P−
L Bio−chemicals社製)およ−び2単位
の大腸菌リボヌクレアーゼH(P−L Biochem
icals社製)を加え、12t、25tで順次1時間
ずつインキユベートした。
上記反応で、cDNAを含む組換えDNAの環状化と、
RNA−DNA二重鎖のRNA部分がDNAに置換され
、完全な二重鎖DNAの組換えプラスミドが生成した。
実施例3. ウナギ成長ホモルンc[)NAを含む組換
えDNAの選択: 実施例2で得た組換えプラスミドを用い、大腸菌C60
0SP8株〔カメロン((:ameron) : プロ
シーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・オ
ブ・サイx ンス(Proc、Natl、Acad、 
Sci、 ) ll5A。
72、3416(1975)) ヲ5cottう(7)
方法C重宝Plia :細胞工学、 2.616 (1
9g3))に従い形質転換した。
?4% ラレタ約2.400個のコロニーをニトロセル
ロース上に固定した。ウナギ成長ホルモンのN末端から
27番目−32番目のアミノ酸配列に対応する合成りN
’A、すなわち 3′5′ TAAATATTTCTTAΔACT   17mer
(T)  (G)  (C)(C)  (G)(G> (3番目の塩基はA、T、Gのいずれか6番目の塩基は
AまたはG1 9番目の塩基はTまたはC1 12番目の塩基はTまたはC1 15番目の塩基はAまたはGであり、 組み合わせて48通りの合成りNAの混合物となる。) を3Fpで標識したプローブに38℃で強く会合した3
菌株を選んだ〔グルンステイン・ホグネス(Gruns
tein−Hogness)の方法、プロシイーディン
グ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・オブ・サイx
ンス(Prco、  Natl、Acad、  5ci
) ll5A、  72゜396H1975) )。得
られた3菌殊についてサザーン(Southern)の
方法〔ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジー
(J、 Mol、 Biol、)  98.503゜(
1975) )により、上記プローブおよびC末端付近
のアミノ酸配列に対応する合成りNAプローブ、すなわ
ち 5′3′ (C)  (G)  (T)  (G)(G) (C) (3番目の塩基はTまたはC1 6番目の塩基はAまたはG、 9番目の塩基はA、T、G、Cのいずれか、12番目の
塩基はAまたはGであり、 組み合わせて32通りの合成りNAの混合物となる。) とも会合が確認された。これらのプラスミドはpEC;
H8,9,15と命名したが、いずれもウナギ成長ホル
モンのアミノ酸配列から予想されるDNA配列を有する
ことから、ウナギ成長ホルモンcDNAを含んでいるも
のと考えられた。
実施例4. プラスミドpEGH15の塩基配列:」1
記で得られたプラスミド3種につき、種々の制限酵素で
消化し、cDNA部分の切断地図を決定した。プラスミ
ドpEGH15中のcDNA制限酵素地図を第2図に示
す。
次に実施例3で行った合成りNAプローブと強い会合を
示し、かつほぼ完全長のcDNAを含むと考えられるp
EGHl 5についてその翻訳領域の全ヌクレオチド配
列をM13ファージを用いたサンガー(Sanger)
法[Sangerら:プロシイーディング・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミイ・オブ・サイxンス(Proc
、  Natl、 Acad、 Sci、)、 USA
74、 5463(1977) :Amersham社
M13 cloning andsequencing
 handbook )に従って決定した。ヌクレオチ
ド配列を第−表に示す。第一表中、塩基数1−57がシ
グナルペプチドを、5L−627がウナギ成長ホルモン
の成熟ペプチドをコードする。
pEGHl 5に含まれるcDNA配列から予想される
アミノ酸配列は、天然のウナギ成長ホルモンから決定さ
れているアミノ酸配列の一部と完全に一致し、該cDN
、Aはウナギ成長ホルモンをコードしていることが確δ
忍された。
pEGH15を含む大腸菌は、Escherichia
 coliEEGH15(FERM  BP−824)
として微工研に昭和60年7月2日付で寄託しである。
実施例5、 ウナギ成長ホルモンをコードするm換え体
プラスミドpUPA lの造成: ウナギ成長ホルモンをコードするDNAを含むプラスミ
ドpEG815 3μgを10mM)リス−H(J! 
(pH7,5>、7mM  MgC(12および100
mM  Na(J!を含む溶液(以下Y−100緩衝液
と略す)30μQに溶かし、制限酵素Ban■(東洋紡
績社製)8単位ふよび制限酵素BamH1(東洋紡績社
製)8単位を加え、37℃、2時間消化反応を行った。
該反応液からLGT法により、pEGH15でコードさ
れる成熟ウナギ成長ホルモン翻訳領域、3′−非翻訳領
域およびベクタ一部分を含む約850bpのDNA断片
約0.1μgを得た。
別にpGLMl  2μgを30μQのY−100緩衝
液に溶かし、制限酵素BanTIT (東洋紡績社製)
8単位および制限酵素BamHT8単位を加え、37℃
、2時間消化反応を行った。該反応液からL G T法
によりPLプロモーターおよびcI857遺伝子を含む
約4.OKbのDNA断片約1igを得た。
一方成熟ウナギ成長ホルモンをコードするDNAの発現
に必要な翻訳開始コドンATGを付加し、さらにベクタ
ーDNAと上記DNAを連結する目的で下記のDNAI
Jンカーを合成した。
まず−重鎮DNA21marと15marを通常のトリ
エステル法〔アール・フレア(R9Crea)ら:プロ
シイーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ’
オブ・サイエンス(Proc、 Natl、 Acad
、Sci、)。
USA、 75 、5765(1978)〕により合成
した。21merおよび15merの一本鎖DNA各々
30p moleを50mMトリス−HCII  (p
H7,5)、10mM  MgCl!2゜10mM  
DTTおよび1mM  ATPを含む溶液30ρに溶か
し、T4ポリヌクレオチドキナーゼ(宝酒造社製)3単
位を加え、37℃、40分間リン酸化反応を行った。
上記で得たpEGH15のBanlI−BamHI断片
(約850bP) 0.03pmole、 pGLMl
のBamHl−Ban1lI断片(約4、OKb ) 
0.006p moleを50mM)リス−HC#  
(T)87.5)、10mM  Mg(J!s、 10
+++M DTTおよび1mMATPを含む溶液30μ
ρに溶かし、これに上記の合成りNAIJン酸化反応液
1μQを加えた。この混合液にT4DNΔリガーゼ(宝
酒造社製)3単位を加え、4℃、18時間結合反応を行
った。該反応液を用いて大腸菌に294株を形質転換し
、Aplのコロニーを得、このコロニーよりプラスミド
DNAを回収し、第3図に示したpUPA iを得た。
pUPA1の構造は、EcoRI、BanTH。
Hindlll、BanII、Hpa I、BamHI
BglU、PstI、XhoIで切断して、アガロース
ゲル電気泳動にて確認した。
実施例6. pUPAlを含む大腸菌によるウナギ成長
ホルモンペプチドの生産 実施例5で得た組換え体プラスミドpUPA 1を用い
常法により大腸菌0600株を形質転換した。得られた
Aplコロニーを10m1のMCG培地〔0,6%Na
、HPO,、0,3%Ko2pt+、、  0.5%N
aC1。
0.1%NH4CA、 0.5%グルコース、0.5%
カザミノ酸。
1mM Mg5O,、’hg/mlビタミンB+  、
 pH7,2)に接種し、30℃で7時間培養した。得
られた培養液を50m1のMCG培地に接種し、30℃
で18時間培養した。得られた培養液を11のMCG培
地に接種し、30℃で5時間培養後、42℃で2時間培
養し、さらに37℃で41時間培養した。得られた培養
液を8000rpm、10分間遠心して菌体を回収した
。この菌体をレムリ(laemli)のサンプルバッフ
ァーに懸濁後、5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動を行い、ウェスタンブロッティング〔トービン(To
tIlbin)ら:プロシイーディング・オブ・ザ・ナ
ショナル・アカデミイ・オブ・サイエンス(Proc、
Natl、Acad、 5ci)、  [ISA。
ハ、 4350(1979)]後、ペルオキシダーゼ染
色法〔円部−裏:細胞工学、 2.1061(1983
))により、分子量約26.000の部位にポリペプチ
ドバンドを検出した。このバンドは該プラスミドを含ま
ない大腸菌を用いた場合には存在しなかった。この結果
、pUPA’lを保有する大腸菌はウナギ成長ホルモン
ポリペプチドを大量に生産していることがわかった。
pUPA1を含む大腸菌は、8scherichia 
coliEupAl(FERM  BP−825)とし
て、微工研に昭和60年7月2日付で寄託しである。
実施例7゜ 実施例6に従ってウナギ成長ホルモン生産菌を培養後、
8.00Orpm、10分間遠心して集菌し、30mM
  NaCj!および30mM  Tris−HCβを
含む緩衝液(pH7,5)で洗浄した。洗浄菌体を上記
緩衝液5mlに懸濁し、0℃で超音波破砕、[ブランソ
ン・ソニック・パワー・カンパニイ(Branson 
5onic Power Company)社、ソニフ
ァイアー壷セル・ディスラブター(So旧fier c
elldisruptor) 200.  アウトプッ
トコントロール(Out−put control) 
2.10分間処理〕した。これを15.00Or p 
m、 30分間遠心して菌体残渣を得た。この菌体残渣
からマーストンらの方法〔エフ・ニー・オー・マースト
ン(F、A、0. Marston)  ら:バイオテ
クノロジイ(Biotechnology) 2.80
0(1984) :1によりウナギ成長ホルモンポリペ
プチドを抽出、精製、可溶化、再生を行い、以下の方法
でウナギ成長ホルモンポリペプチドの成長促進活性を測
定した。
魚類成長ホルモン活性の測定 ニジマスの稚魚(平均体重13g)を一群15尾ずつに
分け、水温15℃の循環式タンクで飼育した。餌は配合
原料くます4C,日本配合飼料社製)をはじめの9日間
は1日に体重の4%、その後は3%を2回に分けて与え
た。ウナギ成長ホルモンポリペプチドを少量の0.(1
1N水酸化ナトリウム水溶液で溶解後、0.9%塩化す
) IJウム水溶液を加えて1μg15μgとなるよう
にした。これを体重1gあたり1μg腹腔内に注射した
。対照群には0.9%塩化す) IJウム水溶液のみを
投与した。
注射は5日ごとに5回行い同時に体重を測定した。
この結果、本発明の成長ホルモンがニジマスの成長を促
進することが明らかになった。
発明の効果 本発明によれば、ウナギの成長ホルモンポリペプチドを
コードするDNAを組み込んだ組換え体DNA、該組換
え体DNAを含む微生物が得られ、これらはウナギの成
長ホルモンポリペブチトノ大量生産に利用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図(1)および(2)はオカヤマ・バーブ法にょる
cDNA合成と該DNAを含む組換え体プラスミドの造
成過程の概略を示す。 第2図はpBGH15に含まれるウナギ成長ホルモンを
コードするcDNAの制限酵素地図を示す。 第3図は組換え体プラスミドp[JPAIの造成過程を
示す。 手続ネ1■iヨ書く自発) 昭和60年 2月27日

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1表に示したペプチド配列を有する魚類の成長
    ホルモンポリペプチド。
  2. (2)魚類の成長ホルモンが条鰭類無足目に属する魚類
    の成長ホルモンである特許請求の範囲第1項のポリペプ
    チド。
  3. (3)条鰭類無足目に属する魚類の成長ホルモンポリペ
    プチドをコードするDNA。
  4. (4)魚類の成長ホルモンポリペプチドが第1表に示し
    たペプチド配列を有する特許請求の範囲第3項のDNA
  5. (5)条鰭類無足目に属する魚類の成長ホルモンポリペ
    プチドをコードするDNAを組み込んだ組換え体DNA
  6. (6)魚類の成長ホルモンポリペプチドが第1表に示し
    たペプチド配列を有する特許請求の範囲第5項の組換え
    体DNA。
  7. (7)プラスミドpEGH15と名づけた特許請求の範
    囲第5項の組換え体DNA。
  8. (8)条鰭類無足目に属する魚類の成長ホルモンポリペ
    プチドをコードするDNAを組み込んだ組換え体DNA
    を含む微生物。
  9. (9)魚類の成長ホルモンポリペプチドが第1表に示し
    たペプチド配列を有する特許請求の範囲第8項の微生物
  10. (10)該微生物がエッシェリヒア・コリに属する特許
    請求の範囲第8項の微生物。
  11. (11)条鰭類無足目に属する魚類の成長ホルモンポリ
    ペプチドをコードするDNAを組み込んだ組換え体DN
    Aを含む微生物を栄養培地に培養し、該培養物中に魚類
    の成長ホルモンポリペプチドを蓄積せしめ、該培養物か
    ら該ポリペプチドを採取することを特徴とする魚類の成
    長ホルモンポリペプチドの製造法。
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JPS6413928A (en) * 1987-07-08 1989-01-18 Taiyo Fishery Co Ltd Method for rearing fry and young fishes
JPS6447355A (en) * 1987-08-18 1989-02-21 Taiyo Fishery Co Ltd Raising of young fish

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JPH062065B2 (ja) 1994-01-12

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