JPS62224251A - 生大豆から成る食品素材 - Google Patents
生大豆から成る食品素材Info
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- JPS62224251A JPS62224251A JP61067596A JP6759686A JPS62224251A JP S62224251 A JPS62224251 A JP S62224251A JP 61067596 A JP61067596 A JP 61067596A JP 6759686 A JP6759686 A JP 6759686A JP S62224251 A JPS62224251 A JP S62224251A
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- JP
- Japan
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- soybean
- raw material
- raw
- cylinder
- enzymes
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- Pending
Links
- 235000010469 Glycine max Nutrition 0.000 title claims abstract 6
- 244000068988 Glycine max Species 0.000 title claims abstract 6
- 235000013305 food Nutrition 0.000 title claims abstract 4
- 239000002994 raw material Substances 0.000 title abstract 5
- 108090000790 Enzymes Proteins 0.000 claims abstract 3
- 102000004190 Enzymes Human genes 0.000 claims abstract 3
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims abstract 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 abstract 2
- 229940122618 Trypsin inhibitor Drugs 0.000 abstract 1
- 101710162629 Trypsin inhibitor Proteins 0.000 abstract 1
- 108010046334 Urease Proteins 0.000 abstract 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 abstract 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 abstract 1
- 230000000415 inactivating effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract 1
- 239000002753 trypsin inhibitor Substances 0.000 abstract 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
Landscapes
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
- Formation And Processing Of Food Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、生大豆から成る食品素材に関するものであ
る。
る。
生大豆はトリプシンインヒビターやウレアーゼなどの酵
素を有しているが、これらの酵素は人体や動物に有害で
、生の状態で大豆を直接利用することは好ましくない。
素を有しているが、これらの酵素は人体や動物に有害で
、生の状態で大豆を直接利用することは好ましくない。
生大豆の表層部には脂質酸化酵素が比較的多く存在する
ため、食用に供するために粉砕などをすると、その酵素
の作用により大豆の組織内に含まれている油が酸化し、
大豆特有の臭をだす。大豆は栄養的に優れているタンパ
ク質を多く含むにもかかわらず、この臭のため、大豆は
その伝統食品以外に多くを用いることができなかった。
ため、食用に供するために粉砕などをすると、その酵素
の作用により大豆の組織内に含まれている油が酸化し、
大豆特有の臭をだす。大豆は栄養的に優れているタンパ
ク質を多く含むにもかかわらず、この臭のため、大豆は
その伝統食品以外に多くを用いることができなかった。
すなわち、大豆タンパク質を既存の食品に多く用いると
大豆臭が強くなり、商品価値が低下していた。
大豆臭が強くなり、商品価値が低下していた。
そこでこの発明では、大豆に含まれている有害な酵素を
失活させて大豆特有の奥を少なくし、飼料としても使え
る食品素材を提供しようとするものである。
失活させて大豆特有の奥を少なくし、飼料としても使え
る食品素材を提供しようとするものである。
そのためにこの発明では、シリンダー内に送り込んだ生
大豆をスクリューの回転によって混練、加圧、加熱、押
出しによって酵素を失活させた状態として生大豆から食
品素材を得た。
大豆をスクリューの回転によって混練、加圧、加熱、押
出しによって酵素を失活させた状態として生大豆から食
品素材を得た。
生大豆を、前記の通りスクリューの回転するシリンダー
内で、混練、加圧、加熱、押出しすることにより、生大
豆に含まれている有害な酵素は失活し、この生大豆から
成る食品素材は、大豆特有の臭がなく、幅広い食品に加
えて使うことができる。
内で、混練、加圧、加熱、押出しすることにより、生大
豆に含まれている有害な酵素は失活し、この生大豆から
成る食品素材は、大豆特有の臭がなく、幅広い食品に加
えて使うことができる。
以下この発明の詳細な説明する。
先ず、原料の生大豆(1)は加工装置のホッパー(2)
に投入され、シリンダー(3)に送り込まれる。シリン
ダー(3)内には2軸のスクリュー(4)が回転するよ
うにして設けられている。
に投入され、シリンダー(3)に送り込まれる。シリン
ダー(3)内には2軸のスクリュー(4)が回転するよ
うにして設けられている。
そこで、シリンダー(3)内の生大豆(1)はスクリュ
ー(4)の回転によって混練され、さらに前方に押圧(
加圧)される。生大豆(1)は前記の加圧によってシリ
ンダー(3)内を前進しつつ加熱され、且つ適宜の口形
状とした排出口(5)より吐出される。
ー(4)の回転によって混練され、さらに前方に押圧(
加圧)される。生大豆(1)は前記の加圧によってシリ
ンダー(3)内を前進しつつ加熱され、且つ適宜の口形
状とした排出口(5)より吐出される。
尚(6)は給液パイプで、必要に応じて水などの液体を
シリンダー(3)内に送るようにしている。
シリンダー(3)内に送るようにしている。
前記の状態として加工した生大豆は、混練、加圧、加熱
、押出しの工程を経る間に、トリプシンインヒビターや
ウレアーゼなどの人体に有害な酵素を失活させられる。
、押出しの工程を経る間に、トリプシンインヒビターや
ウレアーゼなどの人体に有害な酵素を失活させられる。
ここで失活とは、酵素の活動を失わせることをいう。
こうして酵素を失活させた生大豆は、大豆特有の奥がな
くなり、用途の広い食品素材となる。
くなり、用途の広い食品素材となる。
尚、ホッパー(2)に投入する生大豆(1)は丸大豆ま
たは粉砕した大豆の何れを用いても同様に実施できる。
たは粉砕した大豆の何れを用いても同様に実施できる。
さらに実施例を具体的に説明すると、前記装置を用いて
、材料を大豆粉砕物とし、試料供給量を20 k g
/ h r 、スクリュー回転数15Orpm、給水’
l 10 k g / h r 、加熱80°C−17
0°C1圧力50kg以下として実験したところ、大豆
臭のない鶏肉状に柔軟な食品素材を得ることができた。
、材料を大豆粉砕物とし、試料供給量を20 k g
/ h r 、スクリュー回転数15Orpm、給水’
l 10 k g / h r 、加熱80°C−17
0°C1圧力50kg以下として実験したところ、大豆
臭のない鶏肉状に柔軟な食品素材を得ることができた。
この食品素材を若干の牛脂、糸こんにゃく、じゃがいも
と煮込み、試食した結果、良好な味を得た。
と煮込み、試食した結果、良好な味を得た。
この食品素材を牛肉50%と合挽した製品でハンバーグ
を作り、官能試験をした結果、脱脂大豆から作られた市
販の組織状大豆タンパク質を用いて作られたハンバーグ
よりも、マイルドな味覚を呈し、さらに大豆臭は遥かに
少なく、優れた製品が得られた。
を作り、官能試験をした結果、脱脂大豆から作られた市
販の組織状大豆タンパク質を用いて作られたハンバーグ
よりも、マイルドな味覚を呈し、さらに大豆臭は遥かに
少なく、優れた製品が得られた。
この食品素材を70%、牛肉を30%の割合で合挽した
ミンチを用いて作ったミートボールを試食したところ、
大豆臭の殆どない官能的に優れた食品が得られることが
分かった。
ミンチを用いて作ったミートボールを試食したところ、
大豆臭の殆どない官能的に優れた食品が得られることが
分かった。
このようにして作った食品素材のトリプシンインヒビタ
ー、ウレアーゼ及びリポオキシダーゼの失活状況を検討
した結果、これらの酵素類は全て失活しており、そのま
ま処理製品を食用に用いても、全く障害のないことが明
らかであった。
ー、ウレアーゼ及びリポオキシダーゼの失活状況を検討
した結果、これらの酵素類は全て失活しており、そのま
ま処理製品を食用に用いても、全く障害のないことが明
らかであった。
また、念のためアクリルアミドゲル・スラブ電気泳動装
置にて、処理製品のタンパク質分子状況を検討した結果
、本発明の製品のタンパク質は、物理的作用により、高
分子状態から低分子タンパク質に変換されていた。これ
は、生大豆のタンパク質と全く異なる分子状態にあるこ
とを示していた。この現象は本発明製品が食用に供され
た折、体内において消化吸収が一層促進される物である
と推察される。
置にて、処理製品のタンパク質分子状況を検討した結果
、本発明の製品のタンパク質は、物理的作用により、高
分子状態から低分子タンパク質に変換されていた。これ
は、生大豆のタンパク質と全く異なる分子状態にあるこ
とを示していた。この現象は本発明製品が食用に供され
た折、体内において消化吸収が一層促進される物である
と推察される。
この発明は上述のような構成を有するものであり、従っ
て、生大豆から人体に有害な酵素を失活させ、大豆特有
の奥のない食品素材を作ることができた。さらにこの食
品素材は、用途が広いと共に飼料としても使える。
て、生大豆から人体に有害な酵素を失活させ、大豆特有
の奥のない食品素材を作ることができた。さらにこの食
品素材は、用途が広いと共に飼料としても使える。
図はこの食品素材を製造するのに用いる装置の一実施例
で、第1図はその装置の一部切欠斜視図。第2図は要部
縦断面図。 (1)・・・生大豆 (3)・・・シリンダー (4)
・・・スクリュー
で、第1図はその装置の一部切欠斜視図。第2図は要部
縦断面図。 (1)・・・生大豆 (3)・・・シリンダー (4)
・・・スクリュー
Claims (1)
- 1 シリンダー内に送り込んだ生大豆をスクリューの回
転によって混練、加圧、加熱、押出しによって酵素を失
活させた状態とした生大豆から成る食品素材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61067596A JPS62224251A (ja) | 1986-03-25 | 1986-03-25 | 生大豆から成る食品素材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61067596A JPS62224251A (ja) | 1986-03-25 | 1986-03-25 | 生大豆から成る食品素材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62224251A true JPS62224251A (ja) | 1987-10-02 |
Family
ID=13349452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61067596A Pending JPS62224251A (ja) | 1986-03-25 | 1986-03-25 | 生大豆から成る食品素材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62224251A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05184308A (ja) * | 1991-06-05 | 1993-07-27 | Honen Corp | 幼令動物飼料用原料 |
JP2007295824A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Sasaki Corporation | 有機性原料のゲル状化加工方法 |
WO2011111814A1 (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-15 | 大塚製薬株式会社 | ウレアーゼ含量を低減させた加工大豆、及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6125457A (ja) * | 1984-07-12 | 1986-02-04 | Shokuhin Sangyo Ekusutoruujohn Kutsukingu Gijutsu Kenkyu Kumiai | 丸大豆の組織化方法 |
-
1986
- 1986-03-25 JP JP61067596A patent/JPS62224251A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6125457A (ja) * | 1984-07-12 | 1986-02-04 | Shokuhin Sangyo Ekusutoruujohn Kutsukingu Gijutsu Kenkyu Kumiai | 丸大豆の組織化方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102791147A (zh) * | 2010-03-12 | 2012-11-21 | 大塚制药株式会社 | 降低了脲酶含量的加工大豆及其制造方法 |
US8993036B2 (en) | 2010-03-12 | 2015-03-31 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | Method for producing soybeans having reduced urease content |
JP6016628B2 (ja) * | 2010-03-12 | 2016-10-26 | 大塚製薬株式会社 | ウレアーゼ含量を低減させた加工大豆、及びその製造方法 |
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