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JPS622187B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS622187B2
JPS622187B2 JP58193903A JP19390383A JPS622187B2 JP S622187 B2 JPS622187 B2 JP S622187B2 JP 58193903 A JP58193903 A JP 58193903A JP 19390383 A JP19390383 A JP 19390383A JP S622187 B2 JPS622187 B2 JP S622187B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
oil passage
valve
valve body
fluid pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58193903A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6084466A (ja
Inventor
Masao Nishikawa
Yoshimi Sakurai
Takashi Aoki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP58193903A priority Critical patent/JPS6084466A/ja
Priority to GB08425988A priority patent/GB2150656B/en
Priority to DE19843437881 priority patent/DE3437881A1/de
Priority to FR8415901A priority patent/FR2553350A1/fr
Priority to US06/661,836 priority patent/US4660690A/en
Publication of JPS6084466A publication Critical patent/JPS6084466A/ja
Publication of JPS622187B2 publication Critical patent/JPS622187B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車両用自動機におけるトルクコンバ
ータの直結制御装置、特に入力部材および出力部
材を有する流体式トルクコンバータと;該トルク
コンバータの入、出力部材を機械的に直結し得る
直結機構と;該直結機構および圧力源間に介在し
該直結機構の係合力を制御するための弁手段と;
車速に応じた流体圧を出力する第1流体圧出力手
段と;エンジン出力に応じた流体圧を出力する第
2流体圧出力手段と;を含む車両用自動変速機に
おけるトルクコンバータの直結制御装置に関す
る。
流体式トルクコンバータ付自動変速機を備えた
車両にあつては、該トルクコンバータのトルク増
幅作用が不要となつた時点でこれを機械的に直結
し、トルクコンバータにつきものの流体滑り損失
を低減し、燃料経済性を向上させることは、従来
から行なわれている。ところが、この直結運転を
低速またはエンジンの低回転領域から行なおうと
すると、次のような欠点がある。先ず(1)トルクコ
ンバータは、運転中に加えられるトルクに応じて
そのカツプリングポイントに達する車速が異なる
ので、トルク増幅作用を不要とする車速を定速巡
航時のように小さなトルクが流れているときには
低速にして直結させるべきであるが、この状態か
らスロツトルペダルを踏込むとトルク増幅領域に
入るので、直結状態をすぐに解除したい。しかし
その場合にタイムラグが生じるのを避けて、トル
ク増幅をなくす車速は高く設定せざるを得ない。
また(2)低車速からトルクコンバータの直結を行な
うと、エンジンの振動も大きいために、車体にこ
もり音が生じる。この対策のために種々のトルク
吸収装置が提案されてはいるが、未だ完壁なもの
は実現されておらず、したがつて前記こもり音の
発生を避けるためには、トルクコンバータを直結
すべき車速をやはり高く設定せざるを得ない。こ
の結果、現状では、エンジンの或る回転数以上
(実際には、運転されているその時の速度比から
車速に変換した方が制御し易いので、或る車速以
上と呼んだ方が正しい)でのみトルクコンバータ
の直結運転が行なわれている。
このような欠点を解消し、トルク増幅機能がま
だある内からトルクコンバータの入、出力部材間
に直結機構を介入させて燃費の低減を図る有力な
手法の一つとして、直結機構とトルクコンバータ
の双方に動力を流す動力分割という概念がある。
この動力分割を極めて簡単に行なうことができる
ようにしたテーパとローラと組合せから成る単純
な構造の直結機構と、その制御法とを本出願人は
既に提案している(特願昭58―81179)。すなわ
ち、その提案では、直結機構の係合力(容量)を
車速とスロツトル開度との双方に対してそれぞれ
比例して強めるようにしており、たとえば車速と
スロツトル開度とを示す2つの信号圧がハイセレ
クト弁を介してモジユレート弁に入力されてい
る。このハイセレクト弁それ自体は、正常に作動
している限りシール性も良好で何ら問題はない
が、前記信号を油圧とし、その油中にごみ等が万
一混入すると、2つの信号圧間に洩れが生じ、そ
れらの信号圧が正確でなくなるので、これを変速
制御にも入力信号として用いていると不都合なこ
とが生じる。
また先の提案では、ハイセレクト弁で選択され
た信号圧がそのいずれであつても、それを受ける
モジユレート弁の受圧面積は同一であつたので、
車速に対して直結機構の係合力特性を最適に選ぶ
と、スロツトル開度に対しては必ずしも最適とは
ならず、双方に対して満足し得る設定を行なうに
は、信号圧をもう一度変調することが必要であつ
た。
さらに先の提案では、スロツトルペダルを踏み
込んでいる場合の直結機構の係合力は、車速に対
しては車速の変動にも拘らず低速側で一定となる
が、動力分割をされている場合のトルクコンバー
タも或る車速でカツプリングポイントに達し、そ
の車速以下では車速が下がる程トルクコンバータ
のトルク増幅作用が生じることになるのであるか
ら、スロツトルペダルが踏み込まれた状態の係合
力もやはり車速の大きさに比例する大きさとなる
ことが望ましい。本発明はこのような事情に鑑み
てなされたものであり、本出願人の先の提案をさ
らに改良し、2つの信号圧間に洩れが生じないよ
うにするとともに、各信号圧が弁手段に対して個
別に影響力を発揮し得るように弁手段の受圧面積
を変更できるようにし、しかも一定のスロツトル
開度で加速が行なわれているときには車速の増大
に応じて直結機構の係合力を増大させるようにし
た、車両用自動変速機におけるトルクコンバータ
の直結制御装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、直結機構の係合力を制御する
ための弁手段は、係合力を増大させる方向に弁体
を押圧するための相互に独立した一対の圧力室を
備え、一方の圧力室には第1流体圧出力手段が接
続され、他方の圧力室には第2流体圧出力手段が
接続される。第1流体圧が第2流体圧よりも大き
いときには、第1および第2流体圧の弁体への個
別の作用面積の和に、第1流体圧が作用するよう
に構成される。
以下、図面により本発明の実施例について説明
すると、先ず本発明を適用する前進4段、後進1
段の自動車用自動変速機の概要を示す第1図にお
いて、エンジンEの出力は、そのクランク軸1か
らトルクコンバータT、補助変速機M、差動装置
Dfを順次経て、駆動車輪W,W′に伝達され、こ
れらを駆動する。
トルクコンバータTは、クランク軸1に連結し
たポンプ翼車2と、補助変速機Mの入力軸5に連
結したタービン翼車3と、入力軸5上に相対回転
自在に支承されたステータ軸4aに一方向クラツ
チ7を連結したステータ翼車4とより構成され
る。クランク軸1からポンプ翼車2に伝達される
トルクは流体力学的にタービン翼車3に伝達さ
れ、この間にトルクの増幅作用が行われると、公
知のように、ステータ翼車4が反力を負担する。
ポンプ翼車2の右端には、第2図の油圧ポンプ
Pを駆動するポンプ駆動歯車8が設けられ、また
ステータ軸4aの右端には第2図のレギユレータ
弁Vrを制御するステータアーム4bが固設され
る。
ポンプ翼車2とタービン翼車3との間には、こ
れらを機械的に結合し得る直結機構としてローラ
形式の直結クラツチCdが設けられる。これを第
2図及び第3図により詳細に説明すると、ポンプ
翼車2の内周壁2aには、内周に駆動円錐面9を
もつた環状の駆動部材10がスプライン嵌合され
る。また、タービン翼車3の内周壁3aには、外
周に前記駆動円錐面9と平行に対面する被動円錐
面11をもつた被動部材12が軸方向摺動自在に
スプライン嵌合される。この被動部材12の一端
にはピストン13が一体に形成されており、この
ピストン13はタービン翼車3の内周壁3aに設
けた油圧シリンダ14に摺合され、該シリンダ1
4の内圧とトルクコンバータTの内圧を左右両端
面に同時に受けるようになつている。
駆動及び被動円錐面9,11間には円柱状のク
ラツチローラ15が介装され、このクラツチロー
ラ15は、第3図に示すように、その中心軸線
が両円錐面9,10間の中央を通る仮想円錐面Ic
(第2図)の母線gに対し一定角度θ傾斜するよ
うに、環状のリテーナ16により保持される。
したがつて、トルクコンバータTのトルク増幅
機能が不必要となつた段階で、トルクコンバータ
Tの内圧より高い油圧を油圧シリンダ14内に導
入すると、ピストン13即ち被動部材12が駆動
部材10に向つて押動される。これによりクラツ
チローラ15は両円錐面9,11に圧接される。
このときエンジンEの出力トルクにより駆動部材
10が被動部材12に対して第3図でX方向に回
転されると、これに伴いクラツチローラ15が自
転するが、このクラツチローラ15は、その中心
軸線が前述のように傾斜しているので、その自
転により両部材10,12にこれらを互いに接近
させるような相対的軸方向変位を与える。その結
果、クラツチローラ15は両円錐面9,11間に
喰込み、両部材10,12間、即ちポンプ翼車2
及びタービン翼車3間に機械的に結合する。直結
クラツチCdのこのような作動時でも、その結合
力を超えてエンジンEの出力トルクが両翼車2,
3間に加わつた場合には、クラツチローラ15は
各円錐面9,11に対して滑りを生じ、上記トル
クは二分割されて、一部のトルクは直結クラツチ
Cdを介して機械的に、残りのトルクは両翼車
2,3を介して流体力学的に伝達することにな
り、前者のトルクと後者のトルクとの比がクラツ
チローラ15の滑り度合により変化する可変動力
分割系が形成される。
直結クラツチCdの作動状態において、トルク
コンバータTに逆負荷が加われば、被動部材12
の回転速度が駆動部材10の回転速度よりも大き
くなるので、相対的には駆動部材10が被動部材
12に対してY方向に回転し、これに伴いクラツ
チローラ15は先刻とは反対方向に自転して、両
部材10,12にこれらを互いに離間させるよう
な相対的な軸方向変位を与える。その結果、クラ
ツチローラ15は両円錐面9,11間への喰込み
から解除され、空転状態となる。したがつて、タ
ービン翼車3からポンプ翼車2への逆負荷の伝達
は流体力学的にのみ行われる。
油圧シリンダ14の油圧を解除すれば、ピスト
ン13はトルクコンバータTの内圧を受けて当初
の位置に後退するので、直結クラツチCdは不作
動状態となる。
再び第1図において、補助変速機Mの相互に平
行な入、出力軸5,6間には、第1速歯車列
G1、第2速歯車列G2、第3速歯車列G3、第4速
歯車列G4、および後進歯車列Grが並列に設けら
れる。第1速歯車列G1は、第1速クラツチC1
介して入力軸5に連結される駆動歯車17と、該
歯車17に噛合し出力軸6に一方向クラツチC0
を介して連結可能な被動歯車18とから成る。第
2速歯車列G2は、入力軸5に第2速クラツチC2
を介して連結可能な駆動歯車19と、出力軸6に
固設され上記歯車19と噛合する被動歯車20と
から成る。第3速歯車列G3は、入力軸5に固設
した駆動歯車21と、出力軸6に第3速クラツチ
C3を介して連結され上記歯車21と噛合可能な
被動歯車22とから成る。また第4速歯車列G4
は、第4速クラツチC4を介して入力軸5に連結
された駆動歯車23と、切換えクラツチCSを介
して出力軸6に連結され上記歯車23に噛合する
被動歯車24とから成る。さらに後進歯車列Gr
は、第4速歯車列G4の駆動歯車23と一体的に
設けられた駆動歯車25と、出力軸6に前記切換
クラツチCSを介して連結される被動歯車27と
両歯車25,27に噛合するアイドル歯車26と
から成る。前記切換クラツチCSは、被動歯車2
4,27の中間に設けられ、該クラツチCSのセ
レクタスリーブSを図で左方の前進位置または右
方の後進位置にシフトすることにより、被動歯車
24,27を出力軸6に選択的に連結することが
できる。一方向クラツチC0は、エンジンEから
の駆動トルクのみを伝達し、反対方向のトルクは
伝達しない。
而して、セレクタスリーブSが図示のように前
進位置に保持されているとき、第1速クラツチ
C1のみを接続すれば、駆動歯車17が入力軸5
に連結されて第1速歯車列G1が確立し、この歯
車列G1を介して入力軸5から出力軸6にトルク
が伝達される。次に第1速クラツチC1を接続し
たままで、第2速クラツチC2を接続すれば、駆
動歯車19が入力軸5に連結されて第2速歯車列
G2が確立し、この歯車列G2を介して入力軸5か
ら出力軸6にトルクが伝達される。この際、第1
速クラツチC1も係合されているが、一方向クラ
ツチC0の働きによつて第1速とはならず第2速
になり、これは第3速、第4速のときも同様であ
る。第2速クラツチC2を解除して第3速クラツ
チC3を接続すれば、被動歯車22が出力軸6に
連結されて第3速歯車列G3が確立され、また第
3速クラツチC3を解除して第4速クラツチC4
接続すれば、駆動歯車23が入力軸5に連結され
て第4速歯車列G4が確立する。さらに切換クラ
ツチCSのセレクタスリーブSを右動して第4速
クラツチC4のみを接続すれば、駆動歯車25が
入力軸5に連結され、被動歯車27が出力軸6に
連結されて後進歯車列Grが確立し、この歯車列
Grを介して入力軸5から出力軸6に後進トルク
が伝達される。
出力軸6に伝達されたトルクは、該軸6の端部
に設けた出力歯車28から差動装置Dfの大径歯
車DGに伝達される。
第2図において油圧ポンプPは、油タンクRか
ら油を吸い上げて作動油路29に圧送する。この
圧油はレギユレータ弁Vrにより所定圧力に調圧
された後、手動切換弁としてのマニユアル弁Vm
へ送られる。この油圧をライン圧Plという。
レギユレータ弁Vrは、調圧ばね30と、その
外端を支承するばね受筒31とを有し、このばね
受筒31は調圧ばね30のセツト荷重を加減すべ
く左右に移動することができる。このばね受筒3
1の外側面には、これに前記ステータ翼車4に作
用する反力、即ちステータ反力を加えるように前
記ステータアーム4bが当接し、さらにばね受筒
31にはステータ反力を支承するステータばね3
2接続される。したがつて、ステータ反力が増大
すればステータばね32が圧縮されるので、これ
に伴いばね受筒31は左動して調圧ばね30のセ
ツト荷重を増大させ、その結果作動油路29のラ
イン圧Plは増圧される。
レギユレータ弁Vrにより調圧された圧油の一
部は絞り33を有する入口油路34を経てトルク
コンバータT内に導かれて、キヤビテーシヨンを
防止するように内部を加圧する。トルクコンバー
タTの出口油路35には内圧制御手段としての保
圧弁36が設けられ、この保圧弁36を通過した
油はオイルクーラ56を経て油タンクRに戻る。
油圧ポンプPより吐出される圧油の余剰分はレ
ギユレータ弁Vrより潤滑油路38へ導かれ、各
部潤滑部へ送られるが、この際の必要最小限の油
圧を確保するために、調圧弁39が潤滑油路38
に接続される。
マニユアル弁Vmは変速レバー(図示せず)に
連動して、パーキング位置Pk、後退位置Re、中
立位置N、前進4段自動変速位置D4、第4速を
除く前進3段自動変速位置D3および第2速保持
位置の6つの位置を切換自在である。このマニ
ユアル弁Vmに送られた圧油は、該弁Vmが図示
の中立位置Nにあるときには、前記クラツチ
C1,C2,C3,C4その他各種油圧作動部のいずれ
にも送られることがない。したがつて4つのクラ
ツチC1,C2,C3,C4は全て非係合状態におか
れ、エンジンEのトルクは駆動連輪W,W′に伝
達されない。
マニユアル弁Vmが図示の中立位置Nから1段
左に移動して前進4段自動変速位置D4にシフト
されると、油圧ポンプPからの作動油路29が油
路43,118と連通し、また第1速クラツチ
C1の油圧シリンダ40aに通じる作動油路41
aが前記油路118を介して油路29に連通す
る。また油路47は油路80に連通し、油路81
は第4速クラツチC2の油圧シリンダ40bに通
じる油路82と連通する。さらに油路113a,
113は排出油路114および油路112から隔
絶され、油路115は引き続き排出ポート116
に連通している。油路43は、セレクタスリーブ
S(第1図参照)をシフトするためのサーボモー
タSmのばね室42に連通しており、したがつて
サーボモータSmのピストン44は図示の左動位
置に留まり、シフトフオーク45を介してセレク
タスリーブSを第1図の状態の前進位置に保持す
る。これにより、被動歯車24は出力軸6に連結
され、被動歯車27は出力軸6のまわりに空転自
在となり後進歯車列Grが不作動状態におかれ
る。
マニユアル弁Vmが前進3段自動変速位置D3
シフトされたときには、油路80が油路47と隔
絶される以外は、前進4段自動変速位置D4と同
様である。また油路81が油路82と隔絶される
ように見えるが、これらの油路81,82はマニ
ユアル弁Vmのスプール弁体101に設けられた
環状溝102を介して連通する。
油圧ポンプPに連なる作動油路29からは第1
流体圧出力手段としてのガバナ弁Vgの入力ポー
トに連なる入力油路46が分岐し、該弁Vgの出
力ポートからは油路47が延出する。ガバナ弁
Vgは公知のもので、差動装置Dfの大径歯車DG
噛合する歯車48により自身の回転軸49まわり
に回転される。それにより3つの重錘51a,5
1b,51cに遠心力が作用して開弁方向に付勢
され、油路47の油圧で閉じ側に付勢されてお
り、望ましい特性を出すために開き側に付勢する
一対のばね50a,50bが設けられる。このガ
バナ弁Vgによれば車速に比例した油圧、すなわ
ちガバナ圧Pgを油路47に出力することができ
る。
マニユアル弁Vmが前進4段自動変速位置D4
よび前進3段自動変速位置D3にあるときに、油
圧ポンプPからの油圧が作用する油路43から
は、油路53が分岐し、この油路53はモジユレ
ータ弁54を介して第1スロツトル弁Vt1に接続
されるとともに、油路105を介して第2流体圧
出力手段としての第2スロツトル弁Vt2に接続さ
れる。
モジユレータ弁54は、ばね力で閉じ側に付勢
されかつ出力ポート54aのモジユレータ圧で閉
じ側に構成された減圧弁であり、第1スロツトル
弁t1の入力圧力の上限値を規定する。
第1スロツトル弁Vt1は公知のもので、スプー
ル弁体55、該弁体55を左方へ押圧する制御ば
ね58、該弁体55を左方へ押圧する制御ばね5
8、該弁体55を右方へ押圧する戻しばね57、
制御ばね58の外端を支承する制御ピストン5
9、前記エンジンEの絞弁の開度増加に運動して
回転し制御ピストン59を左動させる制御カム6
0、戻しばね57のセツト荷重を調節し得る調節
ボルト61等を有する。制御ピストン59が左動
すると、その変位が制御ばね58を介してスプー
ル弁体55に伝わり、これを左へ押すが、この左
動に伴い油路52に出力される油圧がスプール弁
体55を右へ押し戻すようにスプール弁体55の
左肩部55aに働くので、結局、第1スロツトル
弁Vt1はエンジンEの絞弁開度に比例した油圧、
即ち第1スロツトル圧Pt1を油路52に出力する
ことになる。なお、制御カム60の反時計方向の
回動はドレン油路117と油タンクRとの連通を
連続的に絞ることになる。
第2スロツトル弁Vt2は、油路105と、油路
106との間に介挿され、スプール弁体107
と、該弁体107を左方に押圧する制御ばね10
8と、制御ばね108の外端を支承する制御ピス
トン109と、エンジンEのスロツトル開度の増
加に連動して回転し制御ピストン109を左動さ
せる制御カム110とを有する。制御ピストン1
09が左動すると、その変位が制御ばね108を
介してスプール弁体107に伝わり、スプール弁
体107が左動する。この左動に伴なつて油路1
06に出力される油圧がスプール弁体107を右
へ押しもどすようにスプール弁体107の左肩部
107aに働く。このような動作によつて、第2
スロツトル弁Vt2は、エンジンEのスロツトル開
度に比例した第2スロツトル圧Pt2を油路106
に出力する。
第1スロツトル弁Vt1から第1スロツトル圧Pt1
を導く油路52は、1―2シフト弁V1、2―3
シフト弁V2および3―4シフト弁V3の第1パイ
ロツト油圧室62a,62b,62cにそれぞれ
連通され、ガバナ弁Vgからガバナ圧Pgを導く油
路47から分岐した油路47′は1―2シフト弁
V1および2―3シフト弁V2の第2パイロツト油
圧室63a,63bに連通される。さらに、マニ
ユアル弁Vmが前進4段自動変速位置D4にあるる
ときマニユアル弁Vmを介して油路47と連通可
能な油路80は3―4シフト弁V3の第2パイロ
ツト油圧室63cに連通される。これにより、各
シフト弁V1,V2,V3のスプール弁体64a,6
4b,64cは両端にガバナ圧Pgおよび第1ス
ロツトル圧Pt1を受けて次のように作動される。
すなわち、1―2シフト弁V1のスプール弁体
64aは、当初ばね66の力で図示の右動位置に
留まつており、油路118は油路70と遮断され
ている。このとき油路118は作動油路41aと
連通しているので、第1速クラツチC1が加圧係
合される。したがつて第1速の歯車列G1が確立
する。
次いで車速が上昇してガバナ圧Pgが増加し、
このガバナ圧Pgによるスプール弁体46aの左
動力が第1スロツトル圧Pt1及びばね66による
該弁体64aの右動力に打勝つと、該弁体64a
の右端部に設けたクリツクモーシヨン機構67に
おいて弁体64aと共に移動するクリツクボール
68が固定の位置決め突起69を乗り越えて、該
弁体64aは左動位置に切換り、油路118が油
路70に連通する。また油路70はドレン油路1
26から遮断される。この状態で2―3シフト弁
V2が図示の位置にあれば、油路70は油路81
に連通し、さらに油路81は油路82に連通す
る。この油路82は第2速クラツチC2の油圧シ
リンダ40bに通じる作動油路41bに通じてい
るので、第2速クラツチC2が加圧係合され、第
2速歯車列G2が確立する。
さらに車速が上昇すると、2―3シフト弁V2
においてはスプール弁体64bが左動し、油路8
1をドレン油路119に連通するとともに、油路
70を油路83に連通し、さらに油路83をドレ
ン油路120から隔絶する。これにより第2速ク
ラツチC2は係合を解除される。一方、3―4シ
フト弁V3が図示の位置にあれば、油路83は作
動油路41cに連通する。この作動油路41cは
第3速クラツチC3の油圧シリンダ40cに通じ
ており、したがつて第3速クラツチC3が加圧係
合し、第3速歯車列G3が確立する。
次いで、マニユアル弁Vmが前進4段自動変速
位置D4にあるときに車速がさらに上昇すると、
3―4シフト弁V3の第2パイロツト油圧室63
cには油路80を介してガバナ圧Pgが作用して
いるので、スプール弁体64cが左動し、作動油
路41cがドレン油路122に連通されて第3速
クラツチC3の係合が解除される。それととも
に、油路113がドレン油路117から隔絶され
て油路83に連通される。油路113は、マニユ
アル弁Vmを介して作動油路41dに連通してお
り、作動油路41dは第4速クラツチC4の油圧
シリンダ40dに連通しているので、第4速クラ
ツチC4が加圧係合し、第4速歯車列G4が確立す
る。
マニユアル弁Vmが、前進3段自動変速位置D3
にあるときには、油路80はマニユアル弁Vmに
よつて油路47から隔絶されているので、スプー
ル弁体64cを左動させる力は与えられずしたが
つて第4速クラツチC4は係合されず、第4速歯
車列G4は確立されない。
変速時のシヨツクを和らげるために、マキユム
レータ72,73,74が設けられ、またドレン
油路119には1―2オリフイス制御弁124が
設けられ、ドレン油路122には2―3オリフイ
ス制御弁125が設けられる。
減速時には、3―4シフト弁V3、2―3シフ
ト弁V2および1―2シフト弁V1の順に各スプー
ル弁体64a,64b,64cが右動し、停止時
には再び第1速に戻る。マニユアル弁Vmが第2
速保持位置にあるときには、油路118が油路
29から隔絶されて油タンクRに連通し、油路8
2は環状溝102を介して油路43と連通し、第
2速クラツチC2のみが加圧係合されて、第2速
を保持する。またマニユアル弁Vmが後退位置Re
にあるときには、油路43が油タンクRに連通
し、油路115が排出油路116から隔絶されて
油路29に連通し、サーボモータSmのばね室4
2が加圧される。したがつて、ピストン44が右
動してセレクタスリーブS(第1図参照)を右動
させ、後進歯車列Grを確立する。それとともに
油路112の油圧が増大し、それがマニユアル弁
Vmを介して作動油路41dに導かれるので、第
4速クラツチC4が加圧係合し、車両が後退す
る。
さて、直結クラツチCdの作動を制御する制御
手段Dcの構成を第2図により続けて説明すると
この制御手段Dcは、3つの弁150,160,
170を備える。これら3つの弁150,16
0,170は直列に接続されていればよく、その
接続順序は間わない。
弁150は、変速時にロツクアツプを解除する
ためのロツクアツプ解除弁であり、右方の第1切
換位置と左方の第2切換位置との間を移動するス
プール弁体151と、この弁体151の左端面が
臨む第1パイロツト油圧室152と、弁体151
の右端面が臨む第2パイロツト油圧室153a
と、弁体151の右側に臨んだ段部151aが臨
む第3パイロツト油圧室153bと、弁体151
を右側に押圧するばね154とを有する。第1パ
イロツト油圧室152は油タンクRに連通され、
第2パイロツト油圧室153aには第4速クラツ
チC4への作動油路41dから分岐した油路86
が連通され、第3パイロツト油圧室153bには
第2速クラツチC2への作動油路41bから分岐
した油路87が連通される。弁体151の第2パ
イロツト油圧室153aに臨む受圧面積と、第3
パイロツト油圧室153bに臨む受圧面積とはほ
ぼ等しくされる。弁体151の外周にはランド1
56を挟んで左右対称に2つの環状溝157,1
58が設けられており、弁体151が図示のよう
に第1切換位置にあるときには、レギユレータ弁
Vrにより調圧された圧油を導く油路130が弁
160への出力油路161に連通している。この
状態は弁体151が左方の第2切換位置にあると
きにも変らないが第1切換位置および第2切換位
置間を弁体151が移動する途中の位置では、出
力油路161が油路130と一時遮断され、油タ
ンクRに通じる油路159と連通される。
弁160は、前記出力油路161と、油路16
3との間に設けられるモジユレート弁であり、左
方の閉じ位置と右方の開き位置との間を移動する
スプール弁体164と、この弁体164の左端面
が臨む一方の圧力室としての第1パイロツト油圧
室165と、弁体164の右端部に設けられた右
肩部164aが臨む第2パイロツト油圧室166
と第1パイロツト油圧室165に突入して弁体1
64に当接するプランジヤ168と、プランジヤ
168の左端面が臨む他方の圧力室としての第3
パイロツト油圧室169と、第3パイロツト油圧
室169に収容されるばね167とを有する。第
1パイロツト油圧室165には、ガバナ弁Vgか
らのガバナ圧Pgを導く油路155が連通され、
したがつて第1パイロツト油圧室165にはガバ
ナ圧Pgが導入される。また第3パイロツト油圧
室169には、第2スロツトル弁Vt2からの第2
スロツトル圧Pt2を導く油路106から分岐した
油路131が連通され、したがつて第3パイロツ
ト油圧室169には第2スロツトル圧Pt2が作用
する。さらに第2パイロツト油圧室166は、直
結クラツチCdに作動油圧を導く油路171に、
絞り132を備える油路133を介して連通され
る。したがつて第2パイロツト油圧室166には
直結クラツチCdの作動油圧が導入される。
なお、第2パイロツト油圧室166には油路1
63を連通させるようにしてもよい。またばね1
67は、直結クラツチCdの係合力を補正するた
めのものであり、必要に応じて設けられればよ
く、また係合力が強過ぎるときには、スプール弁
体164を開き側に付勢するように設けられるこ
ともある。
このモジユレート弁160においては、スプー
ル弁体164がスロツトル開度すなわち第2スロ
ツトル圧Pt2に比例して開弁動作する。また第2
スロツトル圧Pt2がガバナ圧Pgより低いときに
は、プランジヤ168がスプール弁体164から
離反し、スプール弁体164は第2スロツトル圧
Pt2の影響を受けない。すなわち、スプール弁体
164へのガバナ圧Pgおよび第2スロツトル圧
Pt2の個別の作用面積の和にガバナ圧Pgが作用す
る。
弁170は、前記油路163と、直結クラツチ
Cdの油圧シリンダ14に連通する油路171と
の間に設けられ、右方の閉じ位置と左方の開き位
置との間を移動するスプール弁体172と、弁体
172の左端面が臨む第1パイロツト油圧室17
3と、弁体172の右端面が臨む第2パイロツト
油圧室174と、弁体172と閉じ側に付勢する
ばね175とを含む。第1パイロツト油圧室17
3は油タンクRに連通し、第2パイロツト油圧室
174は油路178を介して油路106に接続さ
れる。この弁170においては、第2パイロツト
油圧室174の圧力すなわち第2スロツトル圧
Pt2がばね175のばね力よりも小さいとき図示
のように閉じ、直結クラツチCdにおける油圧シ
リンダ14の油圧は油路171および解放ポート
176を介して油タンクRに解放される。また第
2スロツトル圧Pt2がばね175のばね力に打ち
勝つと、弁体172が左動して入力油路163が
油路171に連通し、直結クラツチCdが作動す
る。このようにして、弁170はスロツトル開度
がアイドル位置にあるときに、直結クラツチCd
の係合状態を解除、すなわちロツクアツプを解除
する働きをする。
また、トルクコンバータTと油タンクRとを結
ぶ出口油路35に設けられた保圧弁36は、その
弁体36aが付勢部材としてのばね37で閉弁方
向に付勢されるとともに、出口油路35の上流側
すなわちトルクコンバータTの内圧で弁体36a
が開弁方向に付勢されて成る。しかも、弁体36
aの上流側端部(第2図の上端部)に当接し得る
プランジヤ140が弁体36aを開弁方向に押圧
すべく配設されており、このプランジヤ140の
弁体36aとは反対側の端部が臨む圧力作用室1
41には、直結クラツチCdに作動油圧を導くた
めの油路171から分岐した油路142が連通さ
れる。
次にこの実施例の作用に説明すると、直結クラ
ツチCdには、油路171からの作動油圧と、ト
ルクコンバータTの内圧との差圧でその係合力を
決定されるので、係合力を強くしたい高速走行時
にはトルクコンバータTの内圧を低下させること
が望ましい。この要望に副うべく、プランジヤ1
40は、車速が上昇してくると、保圧弁36を開
弁してトルクコンバータTの内圧を低下させる。
すなわち、車速が充分に高くなつて油路171の
圧力が上昇すると、プランジヤ140によつて保
圧弁37の弁体36aが押下げられて開弁し、ト
ルクコンバータTの内圧が低下し、直結クラツチ
Cdの係合力が一層強められる。この状態では、
トルクコンバータTの内部で発熱する量は極めて
少なく、オイルクーラ56で冷却する必要性も薄
れ、保圧弁36の弁体36aがさらに押し下げら
れると、トルクコンバータTからの油の大半が排
出油路144を介して油タンクRに直接捨てられ
る。この状態で、スロツトルペダルをアイドル位
置へ戻したり、または変速が行なわれたりする
と、直結クラツチCdの係合状態が解除される必
要がある。この係合状態の解除は、トルクコンバ
ータTの内圧でピストン13を押し戻すことによ
つて達成される。したがつて、この解除動作の応
答性を向上させるためには、トルクコンバータT
の内圧が低いままであると不都合なことが起き
る。しかし油路171の油圧が低下するのに連動
して保圧弁36の弁体36aへのプランジヤ14
0による押圧力が解放されるので、トルクコンバ
ータTの内圧は増大し、係合状態の解除が確実に
行なわれる。なお、弁体36aとプランジヤ14
0とは別体であるので、ある車速までは、油路1
71の圧力が弁体36aの上部の圧力に打勝て
ず、トルクコンバータTの内圧は高い既定値に保
たれる。
ここで、直結クラツチCdに与えられる作動圧
の特性を示すと第4図のようになる。すなわち、
ガバナ圧Pgが車速の増大に応じて増大するのに
つれて、作動圧Pwは、スロツトル開度がアイド
ル時であるときには太実線Aで示すように車速に
応じて増大する。
このような作動圧Pwの特性をつくる弁160
において、第1パイロツト油圧室165と第3パ
イロツト油圧室169とは相互に独立して形成さ
れているので、ガバナ圧Pgと第2スロツトル圧
Pt2とが混じり合うことがない。したがつて、ガ
バナ圧Pgと第2スロツトル圧Pt2とが、洩れのた
めの不正確な値を示すことがなく、確実な変速制
御が可能となる。またプランジヤ168の受圧面
積を、スプール弁体164の第1パイロツト油圧
室165に臨む受圧面積とは無関係に独立して定
めることができる。したがつて、ガバナ圧Pgお
よび第2スロツトル圧Pt2の双方に対して、直結
クラツチCdの係合力特性をそれぞれ最適に選ぶ
ことができる。さらにまた、プランジヤ168の
直径がスプール弁体164の直径よりも小さいと
きには、それによる受圧面積の差分だけガバナ圧
Pgがスプール弁体164を開き側に押圧するこ
とができるので、車速の増大とともに、直結クラ
ツチCdの係合力が増加するという好ましい特性
をつくることができる。しかも、ガバナ圧Pgが
第2スロツトル圧Pt2よりも大きくなると、ガバ
ナ圧Pgによるスプール弁体164への作用面積
は、プランジヤ168の分まで大きくなるので、
この領域では、車速の増大に応じて直結クラツチ
Cdの係合力をより早く強めることができ、燃費
低減の上で優れた効果を発揮することができる。
ところで、車速の増大とともに直結クラツチ
Cdの係合力を増大させることを目的とするなら
ば、第5図で示すようにプランジヤ168とスプ
ール弁体164とを一体に形成した構造も考えら
れる。しかるに、この場合には、第4図の細線
B,C,D,Eで示すように、スロツトル開度が
大きくなるにつれて、作動圧Pwが平行に移動し
て大きくなるものであり、車速の増大に応じて直
結クラツチCdの係合力をより早く強めて燃費低
減を図る上からは、本発明に従う方が優れている
ことは明らかである。
以上のように本発明によれば、直結機構の係合
力を制御するための弁手段は、その係合力を増大
させる方向に弁体を押圧するための相互に独立し
た一対の圧力室を備え、一方の圧力室には第1流
体圧出力手段が接続され、他方の圧力室には第2
流体圧出力手段が接続されるので、第1および第
2流体圧が相互に混じり合うことがなく、したが
つて両流体圧による確実な変速制御が可能とな
る。また、両圧力室の前記弁体への作用面積を相
互に独立して設定できるので、両流体圧に対して
直結機構の容量特性をそれぞれ最適に選ぶことが
できる。さらに、両流体圧による前記弁体への作
用面積の差分だけ、第1流体圧により前記弁体を
開き側に押圧することができるので、車速の増大
に応じて直結機構の係合力を増加させることが可
能である。しかも弁手段は、第1流体圧が第2流
体圧よりも大きいときには、第1および第2流体
圧の弁体への個別の作用面積の和に、第1流体圧
が作用するように構成されるので、車速の増大に
応じて直結機構の係合力をより早く強めることが
でき、燃費低減の上で優れた効果を発揮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示すもの
で、第1図は本発明を適用する前進4段、後進1
段の自動変速機の概要図、第2図はその油圧制御
回路図、第3図は第2図の直結クラツチの要部展
開図、第4図は直結クラツチの作動油圧特性図、
第5図は、本発明に対比して示すための参考例の
要部断面図である。 160……弁手段としての弁、164……スプ
ール弁体、165……一方の圧力室としての第1
パイロツト油圧室、169……他方の圧力室とし
ての第3パイロツト油圧室、Cd……直結機構と
しての直結クラツチ、M……補助変速機、P……
油圧ポンプ、T……トルクコンバータ、Vg……
第1流体圧出力手段としてのガバナ弁、Vt2……
第2流体圧出力手段としての第2スロツトル弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力部材および出力部材を有する流体式トル
    クコンバータと;該トルクコンバータの入、出力
    部材を機械的に直結し得る直結機構と;該直結機
    構および圧力源間に介在し該直結機構の係合力を
    制御するための弁手段と;車速に応じた流体圧を
    出力する第1流体圧出力手段と;エンジン出力に
    応じた流体圧を出力する第2流体圧出力手段と;
    を含む車両用自動変速機におけるトルクコンバー
    タの直結制御装置において、前記弁手段は、前記
    係合力を増大させる方向に弁体を押圧するための
    相互に独立した一対の圧力室を備え、一方の圧力
    室には第1流体圧出力手段が接続され、他方の圧
    力室には第2流体圧出力手段が接続されるととも
    に、第1流体圧が第2流体圧よりも大きいときに
    は、第1および第2流体圧の弁体への個別の作用
    面積の和に、第1流体圧が作用するように構成さ
    れることを特徴とする車両用自動変速機における
    トルクコンバータの直結制御装置。
JP58193903A 1983-10-17 1983-10-17 車両用自動変速機におけるトルクコンバ−タの直結制御装置 Granted JPS6084466A (ja)

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