JPS62215678A - ブレ−キ用摩擦材 - Google Patents
ブレ−キ用摩擦材Info
- Publication number
- JPS62215678A JPS62215678A JP5711386A JP5711386A JPS62215678A JP S62215678 A JPS62215678 A JP S62215678A JP 5711386 A JP5711386 A JP 5711386A JP 5711386 A JP5711386 A JP 5711386A JP S62215678 A JPS62215678 A JP S62215678A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- weight
- friction material
- heat
- friction
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- Pending
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- Braking Arrangements (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、アスベスト成分を含まないブレーキ用摩擦材
に関するものである。
に関するものである。
従来、ブレーキ用摩擦材の主要構成成分としてアスベス
トが多く使用されている。しかしアスベストが人体に有
害であるという報告が出されてからは、アスベストを含
まないブレーキ用摩擦材に関する研究がなされている。
トが多く使用されている。しかしアスベストが人体に有
害であるという報告が出されてからは、アスベストを含
まないブレーキ用摩擦材に関する研究がなされている。
例えば特開昭57−85877号公報には、ガラス繊維
と芳香族ポリアミド繊維等の耐熱性有機繊維を樹脂で結
合した摩擦材が開示されている。
と芳香族ポリアミド繊維等の耐熱性有機繊維を樹脂で結
合した摩擦材が開示されている。
上記公報に開示された摩擦材は、構成成分であるガラス
繊維にアスベストのようなカラミがないので、ブレーキ
系統が高温になり結合S脂が軟化するとガラス繊維が脱
落し、著るしく摩耗量が増大する。耐熱性有機繊維とい
えども400℃程度以上では分解してしまうので、この
点からも摩耗量が増大しやすい、また耐熱性有機繊維が
高温で溶融または分解してガスを発生すると、摩擦係数
が低下し、いわゆるフェード現象を起す、そのため上記
摩擦材は、アスベストを使用した摩擦材に比較して高温
時の耐摩耗性、耐フェード性が劣っている。
繊維にアスベストのようなカラミがないので、ブレーキ
系統が高温になり結合S脂が軟化するとガラス繊維が脱
落し、著るしく摩耗量が増大する。耐熱性有機繊維とい
えども400℃程度以上では分解してしまうので、この
点からも摩耗量が増大しやすい、また耐熱性有機繊維が
高温で溶融または分解してガスを発生すると、摩擦係数
が低下し、いわゆるフェード現象を起す、そのため上記
摩擦材は、アスベストを使用した摩擦材に比較して高温
時の耐摩耗性、耐フェード性が劣っている。
一方、アスベストの代りに金属繊維を用いた摩擦材があ
る。この摩擦材は、高温時の耐摩耗性、耐フェード性な
どは優れたものであるが1重量が重かったり、高温摩擦
時に発火するという欠点がある。
る。この摩擦材は、高温時の耐摩耗性、耐フェード性な
どは優れたものであるが1重量が重かったり、高温摩擦
時に発火するという欠点がある。
本発明は上記欠点を解消し、常温時は勿論、高温時の耐
摩耗性、耐フェード性に優れ、人体に無害の材料を使い
、しかも重量が軽いブレーキ用摩擦材を提供しようとす
るものである。
摩耗性、耐フェード性に優れ、人体に無害の材料を使い
、しかも重量が軽いブレーキ用摩擦材を提供しようとす
るものである。
上記問題点を解決するための本発明を適用するブレーキ
用摩擦材は、ガラス繊!a5〜10重ji部と耐熱性有
機繊維2〜10重量部と針状又は長柱状のカルシウムメ
タシリケート5〜30ffifiLBからなる基材質成
分が12〜50重量%、熱硬化性樹脂成分6〜12重量
%、粉末成分38〜82重量%を含有している。
用摩擦材は、ガラス繊!a5〜10重ji部と耐熱性有
機繊維2〜10重量部と針状又は長柱状のカルシウムメ
タシリケート5〜30ffifiLBからなる基材質成
分が12〜50重量%、熱硬化性樹脂成分6〜12重量
%、粉末成分38〜82重量%を含有している。
ガラス繊維は市販されているチョプドガラス繊維を使用
でき、表面にフェノールレジンをコーティングしたもの
であればより好ましい、耐熱性有機uA雑は、例えばパ
ルプ状ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊#n(例
、デュポン社製ケブラーパルプ)を使用する。針状又は
長柱状のカルシウムメタシリケートは、充分に高い耐熱
性(融点1540℃)がある、一般にウオラストナイト
とも呼ばれてβ型の結晶構造を有し、晶癖が玉斜晶系(
繊維状)で、アスペクト比(L/Dlt)が30以上の
ものが好ましい(例えばインドWolke−社製ケモリ
ット)、熱硬化性樹脂成分としては、例えばフェノール
系結合樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂などであ
る。粉末成分としては有機及び無機粉未配合剤で、例え
ばカシューダスト、グラファイト、金属硫化物、金属酸
化物、金属粉等で単数種または複数種混合して用いられ
る。
でき、表面にフェノールレジンをコーティングしたもの
であればより好ましい、耐熱性有機uA雑は、例えばパ
ルプ状ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊#n(例
、デュポン社製ケブラーパルプ)を使用する。針状又は
長柱状のカルシウムメタシリケートは、充分に高い耐熱
性(融点1540℃)がある、一般にウオラストナイト
とも呼ばれてβ型の結晶構造を有し、晶癖が玉斜晶系(
繊維状)で、アスペクト比(L/Dlt)が30以上の
ものが好ましい(例えばインドWolke−社製ケモリ
ット)、熱硬化性樹脂成分としては、例えばフェノール
系結合樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂などであ
る。粉末成分としては有機及び無機粉未配合剤で、例え
ばカシューダスト、グラファイト、金属硫化物、金属酸
化物、金属粉等で単数種または複数種混合して用いられ
る。
高温(400℃程度以上)では熱硬化性樹脂成分が劣化
して摩擦によりガラス繊維及び耐熱性有機繊維が脱落す
る傾向があり、また耐熱性有機繊維が溶融したり分解す
る傾向がある。しかし、基材の一部を構成するカルシウ
ムメタシリケートの結晶形状が針状又は長柱状でしかも
充分な耐熱性があるため、機械的な補強効果が維持され
、高温下の耐摩耗性が向上する。
して摩擦によりガラス繊維及び耐熱性有機繊維が脱落す
る傾向があり、また耐熱性有機繊維が溶融したり分解す
る傾向がある。しかし、基材の一部を構成するカルシウ
ムメタシリケートの結晶形状が針状又は長柱状でしかも
充分な耐熱性があるため、機械的な補強効果が維持され
、高温下の耐摩耗性が向上する。
また、針状又は長柱状のカルシウムメタシリケートを添
加することにより、摩擦材表面に微小の気孔を多数形成
できるため、高温で摩擦したときに熱硬化性樹脂成分な
どが分解して発生するガスをすみやかに吸収するので、
耐フェード性が向上する。
加することにより、摩擦材表面に微小の気孔を多数形成
できるため、高温で摩擦したときに熱硬化性樹脂成分な
どが分解して発生するガスをすみやかに吸収するので、
耐フェード性が向上する。
以下1本発明を適用するブレーキ用摩擦材を製造し、そ
の性俺試験をした実施例を詳細に説明する。
の性俺試験をした実施例を詳細に説明する。
本発明のブレーキ用摩擦材は、従来から知られた、いわ
ゆるモールド法で製造できる。先ず所定量のガラス繊維
、耐熱性有機繊維およびカルシウムメタシリケートをよ
く混合する。この基材質成分とフェノール樹脂と有機及
び無機粉未配合剤を量ってV型混合機で約15分間混合
する。その混合材料を加圧型内に入れ、常温のま−30
0Kg/cm2で1分間加圧して予備成形する0次いで
この予@成形物をホットプレス型に入し、155℃、3
00Kg/cm2で10分間ホットプレスしてモールド
成形する。
ゆるモールド法で製造できる。先ず所定量のガラス繊維
、耐熱性有機繊維およびカルシウムメタシリケートをよ
く混合する。この基材質成分とフェノール樹脂と有機及
び無機粉未配合剤を量ってV型混合機で約15分間混合
する。その混合材料を加圧型内に入れ、常温のま−30
0Kg/cm2で1分間加圧して予備成形する0次いで
この予@成形物をホットプレス型に入し、155℃、3
00Kg/cm2で10分間ホットプレスしてモールド
成形する。
モールド成形されたyl襖u1士250でで3■与曲執
槻理し、アフタキュアが完了する。それを平面研磨機で
所定の厚みに研磨してブレーキ用摩擦材が出来上がる。
槻理し、アフタキュアが完了する。それを平面研磨機で
所定の厚みに研磨してブレーキ用摩擦材が出来上がる。
下記の表の実施例1〜実施例3および比較例1〜比較例
3には、上記方法により試作した摩擦材の各成分の配合
組成(重量%)が示しである。実施例1〜実施例3は本
発明を適用した配合組成であり、比較例1〜比較例3は
本発明を適用外の配合組成である。
3には、上記方法により試作した摩擦材の各成分の配合
組成(重量%)が示しである。実施例1〜実施例3は本
発明を適用した配合組成であり、比較例1〜比較例3は
本発明を適用外の配合組成である。
(以下余白)
配合組成表 (重量%)
ウオラストナイト110.WolKe鵬社製 ケモリッ
トトBOガ ラ ス繊維、、、、、 11本硝子繊!I
I(株)製3躯■チョツプドグラスファイバー 耐熱性有機繊維0.60、デュポン社製ケブラーパルプ
似下余白) 表の各個の配合によって得た摩擦材についてブレーキダ
イナモメータ試験機で、耐摩耗性能試験と耐フエード性
試験をした。
トトBOガ ラ ス繊維、、、、、 11本硝子繊!I
I(株)製3躯■チョツプドグラスファイバー 耐熱性有機繊維0.60、デュポン社製ケブラーパルプ
似下余白) 表の各個の配合によって得た摩擦材についてブレーキダ
イナモメータ試験機で、耐摩耗性能試験と耐フエード性
試験をした。
耐摩耗性試験の方法はJASO−C427−83[ブレ
ーキ型式: PD51g 、 ロータ:18■■ベンチ
レーテツドタイプ、イナーシア(負荷) : 5.0
Kg1・S2]である。
ーキ型式: PD51g 、 ロータ:18■■ベンチ
レーテツドタイプ、イナーシア(負荷) : 5.0
Kg1・S2]である。
耐フエード性試験の方法はJASO−0406−82[
ブレーキ型式: PD51g 、 ロータ: lfim
ベンチレーテッドタイプ、イナーシア(負荷) :
5.5Kg1・S2]である。
ブレーキ型式: PD51g 、 ロータ: lfim
ベンチレーテッドタイプ、イナーシア(負荷) :
5.5Kg1・S2]である。
耐摩耗性試験の結果は第1図のグラフに、耐フエード性
試験の結果は第2図のグラフに夫々示しである。尚、こ
れらの図に示された市販品lのグラフは、S社製の市販
品でアスベストを基材成分とするブレーキ用摩擦材につ
いて、同じ試験をした結果である。同じく市販品2のグ
ラフは、A社製の市販品で金属繊維を基材成分に含むブ
レーキ用摩擦材についての試験結果である。
試験の結果は第2図のグラフに夫々示しである。尚、こ
れらの図に示された市販品lのグラフは、S社製の市販
品でアスベストを基材成分とするブレーキ用摩擦材につ
いて、同じ試験をした結果である。同じく市販品2のグ
ラフは、A社製の市販品で金属繊維を基材成分に含むブ
レーキ用摩擦材についての試験結果である。
第1図のグラフに示されるように、実施例1〜実施例3
の摩擦材は、比較例1〜比較例3の摩擦材と比べて摩耗
率が小さく(特に高温域で)、略市販品並の耐摩耗性が
ある。また、第2図のグラフに示されるように、実施例
1〜実施例3の摩擦材は、比較例1〜比較例3の摩擦材
は勿論、市販品と比較しても、制動回数を繰返した後の
一刊動中の最小摩擦係数の低下が少なく、耐フェード性
が優れている。
の摩擦材は、比較例1〜比較例3の摩擦材と比べて摩耗
率が小さく(特に高温域で)、略市販品並の耐摩耗性が
ある。また、第2図のグラフに示されるように、実施例
1〜実施例3の摩擦材は、比較例1〜比較例3の摩擦材
は勿論、市販品と比較しても、制動回数を繰返した後の
一刊動中の最小摩擦係数の低下が少なく、耐フェード性
が優れている。
尚、剣状又は長柱状のカルシウムメタシリケートの配合
緘が5重量%未溝のときは、必要な材料強度が得られな
い、また30重量%を越えると摩耗量が増大したり、必
要な摩擦係数が得られないという結果に終った。
緘が5重量%未溝のときは、必要な材料強度が得られな
い、また30重量%を越えると摩耗量が増大したり、必
要な摩擦係数が得られないという結果に終った。
以上説明したように1本発明を適用したブレーキ用摩擦
材は、耐摩耗性は従来の市販品程度で実用性f@を充分
溝たし、耐フェード性は市販品より優れたものである。
材は、耐摩耗性は従来の市販品程度で実用性f@を充分
溝たし、耐フェード性は市販品より優れたものである。
しかも健康に有害で使用が制限されつ−あるアスベスト
を含んでいない、また、金属!J11finを含ん〒い
ないので 壬もLM齢いシいう利点がある。このように
本発明のブレーキ用摩擦材は要求に適合した優れたもの
である。
を含んでいない、また、金属!J11finを含ん〒い
ないので 壬もLM齢いシいう利点がある。このように
本発明のブレーキ用摩擦材は要求に適合した優れたもの
である。
第1図は耐摩耗性を示す図、第2図は耐フェード性を示
す図である。 特許出願人 アイシン化工株式会社 第1図 嗣 庁 耗IF生 制動前ブレーキ温度 第2図 耐フェードノ注 制勧回数
す図である。 特許出願人 アイシン化工株式会社 第1図 嗣 庁 耗IF生 制動前ブレーキ温度 第2図 耐フェードノ注 制勧回数
Claims (1)
- 1、ガラス繊維5〜10重量部と耐熱性有機繊維2〜1
0重量部と針状又は長柱状のカルシウムメタシリケート
5〜30重量部からなる基材質成分が12〜50重量%
、熱硬化性樹脂成分6〜12重量%、粉末成分38〜8
2重量%を含有することを特徴とするブレーキ用摩擦材
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5711386A JPS62215678A (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 | ブレ−キ用摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5711386A JPS62215678A (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 | ブレ−キ用摩擦材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62215678A true JPS62215678A (ja) | 1987-09-22 |
Family
ID=13046470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5711386A Pending JPS62215678A (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 | ブレ−キ用摩擦材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62215678A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01120446A (ja) * | 1987-10-30 | 1989-05-12 | Aisin Chem Co Ltd | ブレーキ用摩擦材 |
JPH0314929A (ja) * | 1989-06-12 | 1991-01-23 | Toyota Motor Corp | レジンモールドクラッチフェーシング |
-
1986
- 1986-03-17 JP JP5711386A patent/JPS62215678A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01120446A (ja) * | 1987-10-30 | 1989-05-12 | Aisin Chem Co Ltd | ブレーキ用摩擦材 |
JPH0314929A (ja) * | 1989-06-12 | 1991-01-23 | Toyota Motor Corp | レジンモールドクラッチフェーシング |
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