JPS6221158Y2 - - Google Patents
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- JPS6221158Y2 JPS6221158Y2 JP1981129130U JP12913081U JPS6221158Y2 JP S6221158 Y2 JPS6221158 Y2 JP S6221158Y2 JP 1981129130 U JP1981129130 U JP 1981129130U JP 12913081 U JP12913081 U JP 12913081U JP S6221158 Y2 JPS6221158 Y2 JP S6221158Y2
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- guide member
- reduced diameter
- oil
- valve mechanism
- cylinder
- Prior art date
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 29
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 15
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 15
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 9
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 3
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 3
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003116 impacting effect Effects 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は油圧緩衝器に関する。
油液が封入されたシリンダ内にピストンを嵌装
し、ピストンに移動自在な弁機構を設けた油圧緩
衝器を自動車に適用した場合、自動車の走行時、
例えば20〜30Km/Hの速度で走行時、油圧緩衝器
から異音が発生することがある。この異音は、考
察の結果、弁機構の移動において、弁機構を案内
する案内部材に、弁機構が衝突することにより発
生することが判明した。
し、ピストンに移動自在な弁機構を設けた油圧緩
衝器を自動車に適用した場合、自動車の走行時、
例えば20〜30Km/Hの速度で走行時、油圧緩衝器
から異音が発生することがある。この異音は、考
察の結果、弁機構の移動において、弁機構を案内
する案内部材に、弁機構が衝突することにより発
生することが判明した。
本考案は前記諸点に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、異音の発生のない油圧
緩衝器を提供することにある。
その目的とするところは、異音の発生のない油圧
緩衝器を提供することにある。
本考案によれば、前記目的は、油界を規定する
シリンダと、油界を2つの油界に画成すべく、シ
リンダ内に設けられた油界画成部材とからなり、
油界画成部材は、シリンダの軸心方向に沿つた移
動の際に油液を通過させるべく、底部と筒状部と
にそれぞれ貫通孔を有した円筒状案内部材と、油
界の油圧に応答して両油界を連通させるべく、シ
リンダの軸心方向に沿つて移動自在に前記案内部
材内に嵌装されており、前記案内部材の底部と対
面する側の端部に縮径部を、前記底部と反対側に
前記縮径部に連設された拡径部をそれぞれ有した
弁機構と、該弁機構と前記案内部材とを相互に離
間させるべく、一方の端部が前記案内部材の筒状
部と底部との境界部に、他方の端部が前記縮径部
と前記拡径部との境界部にそれぞれ取り付けられ
た円錐台状コイルスプリングと、軸心方向に沿う
前記弁機構の移動の際に、前記縮径部の前記案内
部材の底部内面への衝突を阻止すべく、前記底部
内面とこの底部内面に対向する前記縮径部の面と
の間に設けられた弾性部材とからなる油圧緩衝器
により達成される。
シリンダと、油界を2つの油界に画成すべく、シ
リンダ内に設けられた油界画成部材とからなり、
油界画成部材は、シリンダの軸心方向に沿つた移
動の際に油液を通過させるべく、底部と筒状部と
にそれぞれ貫通孔を有した円筒状案内部材と、油
界の油圧に応答して両油界を連通させるべく、シ
リンダの軸心方向に沿つて移動自在に前記案内部
材内に嵌装されており、前記案内部材の底部と対
面する側の端部に縮径部を、前記底部と反対側に
前記縮径部に連設された拡径部をそれぞれ有した
弁機構と、該弁機構と前記案内部材とを相互に離
間させるべく、一方の端部が前記案内部材の筒状
部と底部との境界部に、他方の端部が前記縮径部
と前記拡径部との境界部にそれぞれ取り付けられ
た円錐台状コイルスプリングと、軸心方向に沿う
前記弁機構の移動の際に、前記縮径部の前記案内
部材の底部内面への衝突を阻止すべく、前記底部
内面とこの底部内面に対向する前記縮径部の面と
の間に設けられた弾性部材とからなる油圧緩衝器
により達成される。
次に本考案による好ましい一具体例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第1図及び第2図において、二重シリンダ型の
油圧緩衝器1の外筒2内には、シリンダとしての
内筒3が配置されており、外内筒2及び3の一端
にはキヤツプ4が取り付けられている。ピストン
ロツド5の一端には、ナツト6により油界画成部
材としてのピストン7が取り付けられており、ピ
ストン7は内筒3内の油界、すなわち室8を2つ
の油界、すなわち室9及び10に画成している。
ピストン7は、ロツド5の径小部11に装着され
たピストン本体12及び筒体13と、筒体13に
装着された弁機構14及び案内部材15とからな
る。本体12には、弁機構14と本体12との間
の室16を室10に連通する貫通孔17が複数個
設けられており、本体12の外周には、Oリング
18が嵌着されている。弁機構14は内筒3の軸
心19に沿う方向、すなわちA方向に移動自在に
筒体13に装着されたリテーナ20と複数枚の可
撓性の環状弁体21とからなり、環状のリテーナ
20には、複数個の貫通孔22が設けられてい
る。リテーナ20は縮径部90と拡径部91とか
らなつている。孔22は、弁体21により閉鎖さ
れない際には、リテーナ20と円筒状の案内部材
15との間の室23を室16に連通する。リテー
ナ20と案内部材15との間には、円錐台状コイ
ルスプリング24が設けられており、コイルスプ
リングの一方の端部は案内部材15の底部30と
筒状部27との境界部に、他方の端部はリテーナ
20の縮径部90と拡径部91との境界部にそれ
ぞれ取り付けられている。スプリング24は、極
めて弱い力でリテーナ20を本体12側に押し付
けている。リテーナ20及び弁体21の外周25
はカツプ状の案内部材15の内面に摺動自在に接
触しており、案内部材15は、弁体21のA方向
の移動を案内する。案内部材15と内筒3との間
には環状間隙26が形成されており、案内部材1
5の筒状部27には複数の貫通孔28が設けられ
ており、リテーナ20と共に弁体21がB方向に
移動され、弁体21と本体12との間29に環状
間隙が生じると、室16は、この間隙と孔28と
を介して間隙26に連通される。案内部材15の
底部としての上端面部30には、複数の貫通孔3
1が設けられており、孔31は室9と室23とを
連通している。上端面部30に面するリテーナ2
0の一側面には環状の弾性部材32が固着されて
おり、弾性部材32は、リテーナ20のB方向の
移動においてリテーナ20が直接に上端面部30
に撃突するのを阻止している。内筒3の上端に
は、ロツドガイド33が嵌装されており、ガイド
33と外筒2との間にはキヤツプ34が嵌着され
ており、キヤツプ34内にはパツキン35が設け
られている。ロツド5は、ガイド33、キヤツプ
34及びパツキン35を貫通して外部に突出して
いる。パツキン35はコイルスプリング36によ
り、ロツド5及びキヤツプ34に圧接されてい
る。ロツド5の突出端には、保護筒37及び取付
環38が固着されている。内筒3の下部には、他
の油界画成部材39が設けられており、画成部材
39は、支持部材40と、弁機構41と案内部材
42とからなり、室10を2つの油界、すなわち
室43及び44に画成している。支持部材40に
は中央に貫通孔45が設けられており、弁機構4
1と支持部材40との間の室46は孔45を介し
て室44に連通されている。弁機構41は、複数
の貫通孔47を有するリテーナ48と環状弁体4
9とからなり、リテーナ48は縮径部92と拡径
部93とからなる。リテーナ48及び可撓性の弁
体49はA方向に移動自在である。弁体49によ
り孔47が閉鎖されない際には、孔47はリテー
ナ48と案内部材42との間の室50を室46に
連通する。リテーナ48と案内部材42との間に
は円錐台状コイルスプリング51が設けられてお
り、コイルスプリング51の一方の端部は案内部
材42の底部55と筒状部52との境界部に、他
方の端部はリテーナ48の縮径部92と拡径部9
3との境界部にそれぞれ取り付けられている。ス
プリング51は極めて弱い力でリテーナ48を支
持部材40側に押し付けている。リテーナ48及
び弁体49のA方向の移動を案内する案内部材4
2の筒状部52には、A方向に伸長する溝53が
複数形成されており、孔47を閉鎖しながらリテ
ーナ48と共に弁体49がB方向に移動され、弁
体49と支持部材40との間54に環状間隙が生
じると、この間隙と溝53とを介して室46は室
50と連通される。案内部材42の底部としての
上端面部55には、複数の貫通孔56が設けられ
ており、孔56は室43と室50とを連通してい
る。上端面部55に面するリテーナ48の一側面
には、環状の弾性部材57が固着されており、弾
性部材57は、リテーナ48のB方向の移動にお
いて、リテーナ48が直接に上端面部55に衝突
するのを阻止している。案内部材42の下端58
と支持部材40の下端59とは、内筒3とキヤツ
プ4とに挟持されており、これにより、案内部材
42と支持部材40とは内筒3に固定されてい
る。支持部材40の下端59には、複数の溝60
が形成されており、溝60とキヤツプ4に形成さ
れた溝61とにより、内外筒2及び3により規定
された環状室62と室44とが連通されている。
室62の下部及び室9には油液63が封入されて
おり、室62の上部には気体64が封入されてい
る。キヤツプ4には、取付環65が固着されてい
る。
油圧緩衝器1の外筒2内には、シリンダとしての
内筒3が配置されており、外内筒2及び3の一端
にはキヤツプ4が取り付けられている。ピストン
ロツド5の一端には、ナツト6により油界画成部
材としてのピストン7が取り付けられており、ピ
ストン7は内筒3内の油界、すなわち室8を2つ
の油界、すなわち室9及び10に画成している。
ピストン7は、ロツド5の径小部11に装着され
たピストン本体12及び筒体13と、筒体13に
装着された弁機構14及び案内部材15とからな
る。本体12には、弁機構14と本体12との間
の室16を室10に連通する貫通孔17が複数個
設けられており、本体12の外周には、Oリング
18が嵌着されている。弁機構14は内筒3の軸
心19に沿う方向、すなわちA方向に移動自在に
筒体13に装着されたリテーナ20と複数枚の可
撓性の環状弁体21とからなり、環状のリテーナ
20には、複数個の貫通孔22が設けられてい
る。リテーナ20は縮径部90と拡径部91とか
らなつている。孔22は、弁体21により閉鎖さ
れない際には、リテーナ20と円筒状の案内部材
15との間の室23を室16に連通する。リテー
ナ20と案内部材15との間には、円錐台状コイ
ルスプリング24が設けられており、コイルスプ
リングの一方の端部は案内部材15の底部30と
筒状部27との境界部に、他方の端部はリテーナ
20の縮径部90と拡径部91との境界部にそれ
ぞれ取り付けられている。スプリング24は、極
めて弱い力でリテーナ20を本体12側に押し付
けている。リテーナ20及び弁体21の外周25
はカツプ状の案内部材15の内面に摺動自在に接
触しており、案内部材15は、弁体21のA方向
の移動を案内する。案内部材15と内筒3との間
には環状間隙26が形成されており、案内部材1
5の筒状部27には複数の貫通孔28が設けられ
ており、リテーナ20と共に弁体21がB方向に
移動され、弁体21と本体12との間29に環状
間隙が生じると、室16は、この間隙と孔28と
を介して間隙26に連通される。案内部材15の
底部としての上端面部30には、複数の貫通孔3
1が設けられており、孔31は室9と室23とを
連通している。上端面部30に面するリテーナ2
0の一側面には環状の弾性部材32が固着されて
おり、弾性部材32は、リテーナ20のB方向の
移動においてリテーナ20が直接に上端面部30
に撃突するのを阻止している。内筒3の上端に
は、ロツドガイド33が嵌装されており、ガイド
33と外筒2との間にはキヤツプ34が嵌着され
ており、キヤツプ34内にはパツキン35が設け
られている。ロツド5は、ガイド33、キヤツプ
34及びパツキン35を貫通して外部に突出して
いる。パツキン35はコイルスプリング36によ
り、ロツド5及びキヤツプ34に圧接されてい
る。ロツド5の突出端には、保護筒37及び取付
環38が固着されている。内筒3の下部には、他
の油界画成部材39が設けられており、画成部材
39は、支持部材40と、弁機構41と案内部材
42とからなり、室10を2つの油界、すなわち
室43及び44に画成している。支持部材40に
は中央に貫通孔45が設けられており、弁機構4
1と支持部材40との間の室46は孔45を介し
て室44に連通されている。弁機構41は、複数
の貫通孔47を有するリテーナ48と環状弁体4
9とからなり、リテーナ48は縮径部92と拡径
部93とからなる。リテーナ48及び可撓性の弁
体49はA方向に移動自在である。弁体49によ
り孔47が閉鎖されない際には、孔47はリテー
ナ48と案内部材42との間の室50を室46に
連通する。リテーナ48と案内部材42との間に
は円錐台状コイルスプリング51が設けられてお
り、コイルスプリング51の一方の端部は案内部
材42の底部55と筒状部52との境界部に、他
方の端部はリテーナ48の縮径部92と拡径部9
3との境界部にそれぞれ取り付けられている。ス
プリング51は極めて弱い力でリテーナ48を支
持部材40側に押し付けている。リテーナ48及
び弁体49のA方向の移動を案内する案内部材4
2の筒状部52には、A方向に伸長する溝53が
複数形成されており、孔47を閉鎖しながらリテ
ーナ48と共に弁体49がB方向に移動され、弁
体49と支持部材40との間54に環状間隙が生
じると、この間隙と溝53とを介して室46は室
50と連通される。案内部材42の底部としての
上端面部55には、複数の貫通孔56が設けられ
ており、孔56は室43と室50とを連通してい
る。上端面部55に面するリテーナ48の一側面
には、環状の弾性部材57が固着されており、弾
性部材57は、リテーナ48のB方向の移動にお
いて、リテーナ48が直接に上端面部55に衝突
するのを阻止している。案内部材42の下端58
と支持部材40の下端59とは、内筒3とキヤツ
プ4とに挟持されており、これにより、案内部材
42と支持部材40とは内筒3に固定されてい
る。支持部材40の下端59には、複数の溝60
が形成されており、溝60とキヤツプ4に形成さ
れた溝61とにより、内外筒2及び3により規定
された環状室62と室44とが連通されている。
室62の下部及び室9には油液63が封入されて
おり、室62の上部には気体64が封入されてい
る。キヤツプ4には、取付環65が固着されてい
る。
このように構成された油圧緩衝器1は、取付環
38及び65を介して例えば自動車に取付けられ
る。自動車の走行において、ロツド5を内筒3内
に侵入せしめるような力が作用すると、すなわ
ち、油圧緩衝器1を短縮する力が作用すると、ロ
ツド5及びピストン7は内筒3に対してC方向に
移動する。ピストン7のC方向の移動では、孔2
2は弁体21により閉鎖され、弁体21及びリテ
ーナ20はスプリング24に抗してロツド5に対
してB方向に移動され、間29には間隙が生じ、
この間隙と孔28,17及び間隙26とを介して
室10の油液は室9に流入し、ロツド5の室8内
への侵入体積分に相当する室8の油液は、弁体4
9による孔47の閉鎖が解除されることにより、
孔56、孔47、室44、溝60及び61を介し
て室62に流入し、気体64を圧縮する。以上の
動作で緩衝器1は緩衝作用を生じせしめる。逆に
ロツド5を内筒3外に突出せしめるような力が作
用すると、すなわち油圧緩衝器1を伸長せしめん
とする力が作用すると、ピストン7は内筒3に対
してB方向に移動する。ピストン7のB方向の移
動では、弁体21による孔22の閉鎖は解除され
る一方、間29の間隙は生じなくなり、室9の油
液は孔31、孔22及び17を介して室10に流
入し、ロツド5の室8外への突出体積分に相当す
る室62の油液は、リテーナ48と孔47を閉鎖
する弁体49とをスプリング51に抗してB方向
に移動せしめて間54に間隙を生じせしめ、この
間隙と溝53,60,61及び孔56とを介して
室43に流入する。これにより、前記と同様に緩
衝器1は緩衝作用を生じせしめる。
38及び65を介して例えば自動車に取付けられ
る。自動車の走行において、ロツド5を内筒3内
に侵入せしめるような力が作用すると、すなわ
ち、油圧緩衝器1を短縮する力が作用すると、ロ
ツド5及びピストン7は内筒3に対してC方向に
移動する。ピストン7のC方向の移動では、孔2
2は弁体21により閉鎖され、弁体21及びリテ
ーナ20はスプリング24に抗してロツド5に対
してB方向に移動され、間29には間隙が生じ、
この間隙と孔28,17及び間隙26とを介して
室10の油液は室9に流入し、ロツド5の室8内
への侵入体積分に相当する室8の油液は、弁体4
9による孔47の閉鎖が解除されることにより、
孔56、孔47、室44、溝60及び61を介し
て室62に流入し、気体64を圧縮する。以上の
動作で緩衝器1は緩衝作用を生じせしめる。逆に
ロツド5を内筒3外に突出せしめるような力が作
用すると、すなわち油圧緩衝器1を伸長せしめん
とする力が作用すると、ピストン7は内筒3に対
してB方向に移動する。ピストン7のB方向の移
動では、弁体21による孔22の閉鎖は解除され
る一方、間29の間隙は生じなくなり、室9の油
液は孔31、孔22及び17を介して室10に流
入し、ロツド5の室8外への突出体積分に相当す
る室62の油液は、リテーナ48と孔47を閉鎖
する弁体49とをスプリング51に抗してB方向
に移動せしめて間54に間隙を生じせしめ、この
間隙と溝53,60,61及び孔56とを介して
室43に流入する。これにより、前記と同様に緩
衝器1は緩衝作用を生じせしめる。
ところで、緩衝器1の短縮又は伸長におけるリ
テーナ20及び48のB方向の移動の際、緩衝器
1では、リテーナ20及び48に夫々弾性部材3
2及び57が設けられているため、リテーナ20
及び48が直接に案内部材15及び42に夫々撃
突するのを阻止し得、リテーナ20及び48の案
内部材15及び42への直接の撃突によつて生じ
る異音を無くし得る。
テーナ20及び48のB方向の移動の際、緩衝器
1では、リテーナ20及び48に夫々弾性部材3
2及び57が設けられているため、リテーナ20
及び48が直接に案内部材15及び42に夫々撃
突するのを阻止し得、リテーナ20及び48の案
内部材15及び42への直接の撃突によつて生じ
る異音を無くし得る。
ところで、前記具体例ではリテーナ20及び4
8に弾性部材32及び57を取り付けたが、本考
案はこれに限定されず、例えば第3図に示すよう
に案内部材に取り付けてもよい。すなわち、第3
図において、弾性部材70は案内部材42に設け
られた貫通孔71に嵌装されており、弾性部材7
0は、リテーナ48の案内部材42への直接的な
撃突を阻止している。弾性部材70には、孔56
と同様に作用する貫通孔72を設けてもよい。
8に弾性部材32及び57を取り付けたが、本考
案はこれに限定されず、例えば第3図に示すよう
に案内部材に取り付けてもよい。すなわち、第3
図において、弾性部材70は案内部材42に設け
られた貫通孔71に嵌装されており、弾性部材7
0は、リテーナ48の案内部材42への直接的な
撃突を阻止している。弾性部材70には、孔56
と同様に作用する貫通孔72を設けてもよい。
更に、案内部材42に弾性部材を設ける場合
に、例えば第4図に示すようにしてもよい。すな
わち、第4図において、案内部材42の孔71に
取付部材73をかしめて取り付け、取付部材73
の下面に弾性部材74を接着又は同様の手段によ
り取り付けてもよい。尚、弾性部材74の下面に
保護板75を取り付け、弾性部材74の損傷を防
止するようにしてもよい。
に、例えば第4図に示すようにしてもよい。すな
わち、第4図において、案内部材42の孔71に
取付部材73をかしめて取り付け、取付部材73
の下面に弾性部材74を接着又は同様の手段によ
り取り付けてもよい。尚、弾性部材74の下面に
保護板75を取り付け、弾性部材74の損傷を防
止するようにしてもよい。
加えて、第5図に示すように、リテーナ48の
上面76及び案内部材42の下面77の少なくと
も一方に、弾性材を焼き付け、弾性部材78及び
79を形成してもよい。
上面76及び案内部材42の下面77の少なくと
も一方に、弾性材を焼き付け、弾性部材78及び
79を形成してもよい。
尚、弾性部材78及び79に代えて、コイルス
プリング51の表面に弾性材を焼き付けて弾性部
材80を形成し、リテーナ48と案内部材42と
の直接の衝突を阻止して異音を防止するようにし
てもよい。同様に、スプリング24にも同様に弾
性部材を形成し、異音を防止するようにしてもよ
い。
プリング51の表面に弾性材を焼き付けて弾性部
材80を形成し、リテーナ48と案内部材42と
の直接の衝突を阻止して異音を防止するようにし
てもよい。同様に、スプリング24にも同様に弾
性部材を形成し、異音を防止するようにしてもよ
い。
更に、第2図に示す筒体13と案内部材15と
の接触面81、内筒3と案内部材42との接触面
82及びキヤツプ4と支持部材40との接触面8
3間に夫々弾性部材を介在せしめるか又は各接触
面において、少なくとも一方の面に弾性材を焼き
付けて弾性面を形成し、前記と同様に異音の伝達
を防止するようにしてもよい。
の接触面81、内筒3と案内部材42との接触面
82及びキヤツプ4と支持部材40との接触面8
3間に夫々弾性部材を介在せしめるか又は各接触
面において、少なくとも一方の面に弾性材を焼き
付けて弾性面を形成し、前記と同様に異音の伝達
を防止するようにしてもよい。
また、第1図及び第2図に示す具体例において
は、両油界画成部材7及び39に夫々移動自在な
弁機構14及び41を設けたが、本考案はこれに
限定されず、一方の油界画成部材には移動しない
弁機構を設けてもよい。加えて、本考案は2重シ
リンダ型の油圧緩衝器に限定されず、単筒型の油
圧緩衝器にも適用し得る。
は、両油界画成部材7及び39に夫々移動自在な
弁機構14及び41を設けたが、本考案はこれに
限定されず、一方の油界画成部材には移動しない
弁機構を設けてもよい。加えて、本考案は2重シ
リンダ型の油圧緩衝器に限定されず、単筒型の油
圧緩衝器にも適用し得る。
前記の如く、本考案によれば、弁機構の案内部
材への直接的な衝突を阻止する弾性部材が弁機構
と案内部材との間に配置されているため、作動に
おいて異音の発生を無くし得る。
材への直接的な衝突を阻止する弾性部材が弁機構
と案内部材との間に配置されているため、作動に
おいて異音の発生を無くし得る。
また本考案においては、弁機構の案内部材の底
部と対面する側の端部には、縮径部と前記底部と
反対側に前記縮径部に連設された拡径部が設けら
れており、前記縮径部と拡径部との境界部に円錐
台状コイルスプリングの一端を取り付け、案内部
材の底部と筒状部との境界部に前記コイルスプリ
ングの他端を取り付けて、弁機構と案内部材とを
相互に離間させるように構成されているために、
前記コイルスプリングの一端は弁機構に、他端は
案内部材にそれぞれ確実に保持され得るという利
点を有する。
部と対面する側の端部には、縮径部と前記底部と
反対側に前記縮径部に連設された拡径部が設けら
れており、前記縮径部と拡径部との境界部に円錐
台状コイルスプリングの一端を取り付け、案内部
材の底部と筒状部との境界部に前記コイルスプリ
ングの他端を取り付けて、弁機構と案内部材とを
相互に離間させるように構成されているために、
前記コイルスプリングの一端は弁機構に、他端は
案内部材にそれぞれ確実に保持され得るという利
点を有する。
またコイルスプリングが上述の如く確実に保持
されると同時に円錐台状であるために、極めて弱
いばね弾性を有するコイルスプリングを用いた場
合でもコイルスプリングが案内部材の底部内面と
縮径部との間に噛み込まれて損傷を受ける危険は
全く存在しない。即ち弁機構と案内部材底部とを
相互に離間させるのに、極めて弱いばね弾性を有
するコイルスプリングを用いることができ、この
ことにより、本考案の油圧緩衝器における弁機構
はピストンの変位に対して極めて鋭敏に応答する
ことができるという利点を有する。
されると同時に円錐台状であるために、極めて弱
いばね弾性を有するコイルスプリングを用いた場
合でもコイルスプリングが案内部材の底部内面と
縮径部との間に噛み込まれて損傷を受ける危険は
全く存在しない。即ち弁機構と案内部材底部とを
相互に離間させるのに、極めて弱いばね弾性を有
するコイルスプリングを用いることができ、この
ことにより、本考案の油圧緩衝器における弁機構
はピストンの変位に対して極めて鋭敏に応答する
ことができるという利点を有する。
更に、本考案においては、案内部材の底部内面
とこの底部内面に対向する縮径部の面との間に弾
性部材が設けられており、弁機構が軸心方向に沿
つて移動した際に、前記縮径部の前記底部内面へ
の衝突が阻止されていることにより、次のような
利点が得られる。
とこの底部内面に対向する縮径部の面との間に弾
性部材が設けられており、弁機構が軸心方向に沿
つて移動した際に、前記縮径部の前記底部内面へ
の衝突が阻止されていることにより、次のような
利点が得られる。
バネ弾性の極めて弱いコイルスプリングを用い
ると、一定の外力に対してこのコイルスプリング
が大きく縮むために、前記コイルスプリングのみ
で弁機構の縮径部と案内部材の底部内面との直接
の衝突を阻止するためには、案内部材底部内面と
縮径部の面との間隔を大きくすると同時に前記コ
イルスプリングの長さを長くする必要がある。し
かし乍ら、案内部材の底部内面とこの底部内面に
対向する縮径部の面との間に弾性部材を設けた場
合には、案内部材の底部内面と縮径部の面との間
隔を小さくしても、前記底部内面と縮径部の面と
の直接の衝突を回避することができる。即ち、案
内部材の底部内面と縮径部の面との間に弾性部材
を設けることにより、これら2つの面の直接の衝
突による異音の発生を防止し得るのみならず、こ
れら2つの面の間に弾性部材を設けない場合に較
べて、バネ弾性の極めて弱いコイルスプリングを
短くすることができると同時に案内部材の筒状部
の長さを短くし得るという利点が得られる。
ると、一定の外力に対してこのコイルスプリング
が大きく縮むために、前記コイルスプリングのみ
で弁機構の縮径部と案内部材の底部内面との直接
の衝突を阻止するためには、案内部材底部内面と
縮径部の面との間隔を大きくすると同時に前記コ
イルスプリングの長さを長くする必要がある。し
かし乍ら、案内部材の底部内面とこの底部内面に
対向する縮径部の面との間に弾性部材を設けた場
合には、案内部材の底部内面と縮径部の面との間
隔を小さくしても、前記底部内面と縮径部の面と
の直接の衝突を回避することができる。即ち、案
内部材の底部内面と縮径部の面との間に弾性部材
を設けることにより、これら2つの面の直接の衝
突による異音の発生を防止し得るのみならず、こ
れら2つの面の間に弾性部材を設けない場合に較
べて、バネ弾性の極めて弱いコイルスプリングを
短くすることができると同時に案内部材の筒状部
の長さを短くし得るという利点が得られる。
第1図は本考案の好ましい一具体例の断面図、
第2図は第1図に示す具体例の一部詳細断面図、
第3図及び第4図は夫々弾性部材の配置の他の具
体例の説明図、第5図は弾性部材の他の具体例の
説明図である。 3……内筒、7……ピストン、14,41……
弁機構、15,42……案内部材、32,57…
…弾性部材。
第2図は第1図に示す具体例の一部詳細断面図、
第3図及び第4図は夫々弾性部材の配置の他の具
体例の説明図、第5図は弾性部材の他の具体例の
説明図である。 3……内筒、7……ピストン、14,41……
弁機構、15,42……案内部材、32,57…
…弾性部材。
Claims (1)
- 油界を規定するシリンダと、油界を2つの油界
に画成すべく、シリンダ内に設けられた油界画成
部材とからなり、油界画成部材は、シリンダの軸
心方向に沿つた移動の際に油液を通過させるべ
く、底部と筒状部とにそれぞれ貫通孔を有した円
筒状案内部材と、油界の油圧に応答して両油界を
連通させるべく、シリンダの軸心方向に沿つて移
動自在に前記案内部材内に嵌装されており、前記
案内部材の底部と対面する側の端部に縮径部を、
前記底部と反対側に前記縮径部に連設された拡径
部をそれぞれ有した弁機構と、該弁機構と前記案
内部材とを相互に離間させるべく、一方の端部が
前記案内部材の筒状部と底部との境界部に、他方
の端部が前記縮径部と前記拡径部との境界部にそ
れぞれ取り付けられた円錐台状コイルスプリング
と、軸心方向に沿う前記弁機構の移動の際に、前
記縮径部の前記案内部材の底部内面への衝突を阻
止すべく、前記底部内面とこの底部内面に対向す
る前記縮径部の面との間に設けられた弾性部材と
からなる油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12913081U JPS5835030U (ja) | 1981-08-31 | 1981-08-31 | 油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12913081U JPS5835030U (ja) | 1981-08-31 | 1981-08-31 | 油圧緩衝器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5835030U JPS5835030U (ja) | 1983-03-07 |
JPS6221158Y2 true JPS6221158Y2 (ja) | 1987-05-29 |
Family
ID=29922805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12913081U Granted JPS5835030U (ja) | 1981-08-31 | 1981-08-31 | 油圧緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5835030U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS412171Y1 (ja) * | 1964-10-29 | 1966-02-15 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5921283Y2 (ja) * | 1979-04-23 | 1984-06-22 | 株式会社 昭和製作所 | 船内外機の油圧シリンダ |
-
1981
- 1981-08-31 JP JP12913081U patent/JPS5835030U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS412171Y1 (ja) * | 1964-10-29 | 1966-02-15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5835030U (ja) | 1983-03-07 |
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