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JPS6221036B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6221036B2
JPS6221036B2 JP53141416A JP14141678A JPS6221036B2 JP S6221036 B2 JPS6221036 B2 JP S6221036B2 JP 53141416 A JP53141416 A JP 53141416A JP 14141678 A JP14141678 A JP 14141678A JP S6221036 B2 JPS6221036 B2 JP S6221036B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
pigment
mica
titanium white
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53141416A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5566978A (en
Inventor
Michiaki Suezawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHION KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
SHION KAGAKU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHION KAGAKU KOGYO KK filed Critical SHION KAGAKU KOGYO KK
Priority to JP14141678A priority Critical patent/JPS5566978A/ja
Publication of JPS5566978A publication Critical patent/JPS5566978A/ja
Publication of JPS6221036B2 publication Critical patent/JPS6221036B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は筆記具用インキ、特に一般サインペン
又はマーキングペンと呼称されている筆記具に使
用するインキ吸蔵体用インキに関するものであ
る。
従来から使用されているこの種のインキの色素
成分は水基質インキの場合は酸性染料、直接染
料、塩基性染料等の水溶性染料を使用し、有機溶
剤基質インキの場合は、造塩型染料、含金属染料
及び水溶性基のない所謂油溶性染料等を使用して
いる。これらの染料はそれぞれの品質特性に合せ
てビヒクル配合を決定しインキとしているが、何
れの場合にも染料使用インキの特徴として黒色を
除いて他の色は全て透明色であり、従つて白色又
はそれに準ずる淡色の基質以外に筆写した場合に
は、透明であるために、いんぺい力がなく筆写さ
れた基質の色及び面の状態がインキ皮膜を通して
見えるために筆写してもインキの色が表われない
欠点を有している。
亦現在一般に市販されているこの種のインキの
中で白色インキが有る。このインキは不透明では
あるが、色相成分としてチタン白(主にルチル
型、TiO2)を使用しているために、いんぺい力は
大であり如何なる色の基質にも使用可能である
が、この種のインキは分散型インキであると同時
に、チタン白の比重が大であるために分散系がく
ずれ易く、筆記具としての構造も、色素成分とし
て染料を使用したインキと異なり、多孔質のイン
キ吸蔵体中にインキを吸収させる構造では色素成
分の過減少が起つて使用不能であり、従つて現
状では、インキ吸蔵体を使用せず筆記具軸部にイ
ンキを直接入れ、しかも分散系がくずれチタン白
の沈澱が起る事を前提としてインキ中に鋼球、又
はガラス球を筆写時のかきまぜ用として入れて使
用している。そのために筆写時のインキ流出性に
むらがあり、書きにくい欠点の他にしばらく使用
しないで放置した場合、チタン白の沈澱が容器底
部で沈降固化して、かきまぜても再分散しなくな
る欠点を有している。
本発明のインキの特徴は、前記の如き現在一般
に市販されているインキの透明色を不透明色にし
て如何なる基質にも筆写が可能な様にインキにい
んぺい力を与え、しかも筆記具としての構造上イ
ンキ流出性を一定にするために、一般のサインペ
ンの如くインキ吸蔵体中にインキを吸収させても
過現象が起らない様なインキであり、しかも色
相は黒色、白色の他、殆んど無限に配色する事が
出来る特徴を有するインキである。
本発明のインキの組成上の特徴は、色素成分の
構成に有る。先ずインキに不透明性を与えるに
は、いんぺい力が大で、粒子がこまかい顔料を使
用する必要があり、次に筆記具としての構造上イ
ンキ吸蔵体を使用するためには、分散性の良い
(亦は殆んど非沈降性の)比重の軽い顔料を使用
する必要がある。従つてこれらの諸条件を満足さ
せる顔料として一般的には、 (1) チタン白(アナターゼ型又はルチル型)とマ
イカ(雲母主に白雲母)から作られる無機系
で、チタン白をマイカに被覆した型として比重
を軽くする他にチタン白の膜厚に依つて白色の
みならず、入射光の一部が反射する事に依つ
て、補色が透過して、それぞれ反射色と透過色
となる特徴も有している。
(2) チタン白をマイカに被覆し更にその上に酸化
鉄、プルシヤンブルー又は酸化クロムで被覆し
た顔料であつて、色相としては、酸化鉄の場合
は金色、赤金色、赤茶色系、プルシヤンブルー
の場合は、青色系、酸化クロムの場合は、青緑
系となる。
(3) オキシ塩化ビスマス(BiOCl)をマイカに被
覆した輝白色系の顔料である。
これらの顔料の比重は何れも約3でチタン白の
比重(約4.2)に比較して軽く、しかもいんぺい
力はチタン白と同程度(いんぺい力約2.5)であ
る特徴を有している。従つてインキ化した場合の
分散安定性は非常に大であり、粒度もそれぞれ2
ミクロンから20ミクロンまでであるのでインキ吸
蔵体に吸収させた後も、インキビヒクルの移動と
共に移動するので過される様な事はない。
本発明のインキの製造については、色素成分と
して前記の如く顔料及び油溶性染料、樹脂成分と
して、ロヂン、アルキツド樹脂、フエノール樹脂
等を使用し、分散剤としてポリオキシエチレング
リセロールモノステアレート又はポリオキシエチ
レンソルビタンモノステアレート等を添加し、溶
剤成分としては、エタノール、イソプロパノー
ル、イソブタノール、メチルセロソルブ、エチル
セロソルブ等一般マーキングペン用インキの溶剤
を蒸発速度に順位をつけて配合して使用する。本
発明に使用する顔料は、マイカを基質としてそれ
にチタン白等の顔料を被覆した所謂加工顔料であ
るために、攪拌については注意を要し、高速剪断
ミキサー等強力な攪拌は結晶を破壊し光沢を損う
事になる。
本発明に依るインキの具体的実施例は次の如く
である。
A トナー(母液)の調整 A−1 前記(1)の顔料 TIMIRON Supersheen(MP1005)メルク
製 30% 分散剤 ARLACEL60(ソルビタンモノステアレー
ト)I.C.I.米国製 10% TWEEN60(ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノステアレート)I.C.I.米国製 10% 溶 剤 エチルアルコール 30% イソブチルアルコール 20% の処方にて先ず溶剤を攪拌しながら分散剤を
添加し、最後に顔料を徐々に添加して添加後
1時間攪拌して完了する。
A−2 前記(2)の顔料 COLORON Bright goldメルク製 30% 分散剤 ARLACEL60 10% TWEEN60 10% 溶 剤 エチルアルコール 30% イソブチルアルコール 20% の処方にて、前記A−1と同様の操作にてト
ナーとする。
A−3 前記(3)の顔料 MIBIRONメルク製 30% 分散剤 ARLACEL60 10% TWEEN60 10% 溶 剤 エチルアルコール 30% イソブチルアルコール 20% の処方にて前記A−1と同様の操作にてトナ
ーとする。
A−4 前記(4)の顔料 DEW−PEARL AH−10角八製 80% 分散剤 ARLACEL60 10% TWEEN60 10% の処方にて分散剤を攪拌しながら顔料を徐々
に添加し、添加後1時間攪拌して完了する。
B 樹脂液の調製 ロヂン ガムロヂンWW荒川林産製 30 アルキツド樹脂 ハイラツク111日立合成樹脂製 5% ヒタノール1501 〃 5% 溶 剤 イソプロピルアルコール 20% イソブチルアルコール 10% メチルセロソルブ 30% の処方にて先ず溶剤を攪拌しながら樹脂を添加
し、完全に溶解させて樹脂液とする C インキの調整 C−1 A−1 トナー 35% B 樹脂液 40% エチルセロソルブ 25% の処方にて約1時間室温にて攪拌してインキ
化を行う。
このインキを公知の方法にてマーキングペ
ンに組立てた結果、不透明の白色インキとな
つた。
C−2 A−2 トナー 35% B 樹脂液 40% エチルセロソルブ 25% の処方にてインキ化を行ない、公知の方法で
組立てた結果、金色インキとなつた。
C−3 A−3 トナー 30% バリフアストブルー1603オリエント化学製
5% B 樹脂液 40 エチルセロソルブ 25% の処方にてインキ化を行ない公知の方法で組
立てた結果、不透明の青色のインキを得た。
C−4 A−4 トナー 30% バリフアストレツド1306オリエント化学製
5% B 樹脂液 40% エチルセロソルブ 25% の処方にてインキ化を行ない公知の方法で組
立てた結果、不透明の赤色インキを得た。
C−5 A−1 トナー 30% バリフアストブルー1605オリエント化学製
2.5% オスピイエローRYオリエント化学製 2.5% B 樹脂液 40% エチルセロソルブ 25% の処方にてインキ化を行ない公知の方法で組
立てた結果、不透明の緑色インキを得た。
前記実施例の他に添加する染料を適当に選択す
る事に依つて、不透明インキの色相は殆んど無限
となる。尚、染料添加量を減ずると共に淡色のパ
ステルカラーともなる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機溶剤系の筆記具用インキにおいて、色素
    成分はマイカを基質として、該マイカにチタン白
    を被覆してなる顔料としたことを特徴とするイン
    キ吸蔵体用インキ。 2 有機溶剤系の筆記具用インキにおいて、色素
    成分はマイカを基質として、該マイカにチタン白
    を被覆し、更に酸化鉄、プルシヤンブルー又は酸
    化クロムを被覆してなる顔料としたことを特徴と
    するインキ吸蔵体用インキ。 3 有機溶剤系の筆記具用インキにおいて、色素
    成分はマイカを基質として、該マイカにオキシ塩
    化ビスマスを被覆してなる顔料としたことを特徴
    とするインキ吸蔵体用インキ。
JP14141678A 1978-11-15 1978-11-15 Ink for writing utensil Granted JPS5566978A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14141678A JPS5566978A (en) 1978-11-15 1978-11-15 Ink for writing utensil

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14141678A JPS5566978A (en) 1978-11-15 1978-11-15 Ink for writing utensil

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5566978A JPS5566978A (en) 1980-05-20
JPS6221036B2 true JPS6221036B2 (ja) 1987-05-11

Family

ID=15291488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14141678A Granted JPS5566978A (en) 1978-11-15 1978-11-15 Ink for writing utensil

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5566978A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3224558A1 (de) * 1982-07-01 1984-01-05 Wüsteneck, Alfons M., Dipl.-Chem. Dr., 3501 Niedenstein Verwendung von am anmeldetag unter der bezeichnung "perlglanzpigmente fuer kosmetika" bekannter titandioxyd/glimmer-perlglanz-, oder farbglanz-pigmente oder unter der bezeichnung "perlglanzpigmente fuer kosmetika" bekannter wismutoxidchlorid-perlglanz-pigmente oder wismutoxidchlorid/glimmer-perlglanzpigmente
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WO2024005057A1 (ja) * 2022-06-29 2024-01-04 株式会社パイロットコーポレーション 筆記具用インキ組成物およびそれを収容してなる筆記具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5566978A (en) 1980-05-20

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