JPS6220572B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6220572B2 JPS6220572B2 JP14912081A JP14912081A JPS6220572B2 JP S6220572 B2 JPS6220572 B2 JP S6220572B2 JP 14912081 A JP14912081 A JP 14912081A JP 14912081 A JP14912081 A JP 14912081A JP S6220572 B2 JPS6220572 B2 JP S6220572B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- teeth
- operating lever
- operating
- meshing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05G—CONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
- G05G7/00—Manually-actuated control mechanisms provided with one single controlling member co-operating with one single controlled member; Details thereof
- G05G7/02—Manually-actuated control mechanisms provided with one single controlling member co-operating with one single controlled member; Details thereof characterised by special provisions for conveying or converting motion, or for acting at a distance
- G05G7/04—Manually-actuated control mechanisms provided with one single controlling member co-operating with one single controlled member; Details thereof characterised by special provisions for conveying or converting motion, or for acting at a distance altering the ratio of motion or force between controlling member and controlled member as a function of the position of the controlling member
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、レバーの回動に伴つてそのレバー
比が変化するレバー機構に関する。
比が変化するレバー機構に関する。
レバー機構は種々の機械装置に用いられてお
り、例を掲げると、自動車のパーキングブレーキ
装置、オートバイや自転車のハンドブレーキ等に
用いられている。これらいずれのレバー機構の用
途においても、レバー機構自体の構成および作用
効果は同様であるので、以下本明細書においては
自動車のパーキングブレーキ装置を例にとつて説
明する。従来の自動車のパーキングブレーキ装置
のレバー機構としては例えば実開昭53―18440号
公報に知られるものや第1図に示すようなものが
ある。このパーキングブレーキ装置は、車体の床
面2に設けられたブラケツト1にピン3aを介し
て取付けられた操作レバー3を上方へ回動させ、
この操作レバー3にその一端が連結されたワイヤ
4を引張つてワイヤ4の他端に連結されたブレー
キユニツトを作動させる。そして操作レバー3に
設けられたポールレバー5がリターンスプリング
6に付勢されてブラケツト1のラチエツト歯1a
に噛合することにより、操作レバー3を固定して
ブレーキユニツトを作動状態に保持する。また、
上記ブレーキユニツトの作動状態を解除するに
は、操作レバー3に設けられたリリースロツド7
をその先端部のノブ7aを押圧して移動させるこ
とにより、ボールレバー5をピン8を支点として
回動させてラチエツト歯1aとの噛合から解除
し、操作レバー3をピン3aを中心に下方に回動
させることにより行なわれる。しかしながら、こ
のような従来の操作レバー3のレバー機構にあつ
ては、ピン3aを中心として回動する操作レバー
3のレバー比はワイヤ4を引張るに要する力が小
さくても済むよう比較的大きな値で固定されたも
のであつた。このため、ブレーキユニツトを作動
させる場合、実際にはブレーキユニツトが作動し
ないワイヤ4の初期ロスストロークの間において
も、操作レバー3を比較的大きな角度回動させな
ければならないという問題点があつた。また、こ
の初期の操作レバー3の回動角度を小さくするた
め操作レバー3をレバー比の小さなものとする
と、ブレーキユニツトの作動時にワイヤ4を引張
るためには操作レバー3を大きな力で回動させな
ければならなくなりパーキングブレーキ装置の操
作性が損なわれてしまうという問題点があつた。
り、例を掲げると、自動車のパーキングブレーキ
装置、オートバイや自転車のハンドブレーキ等に
用いられている。これらいずれのレバー機構の用
途においても、レバー機構自体の構成および作用
効果は同様であるので、以下本明細書においては
自動車のパーキングブレーキ装置を例にとつて説
明する。従来の自動車のパーキングブレーキ装置
のレバー機構としては例えば実開昭53―18440号
公報に知られるものや第1図に示すようなものが
ある。このパーキングブレーキ装置は、車体の床
面2に設けられたブラケツト1にピン3aを介し
て取付けられた操作レバー3を上方へ回動させ、
この操作レバー3にその一端が連結されたワイヤ
4を引張つてワイヤ4の他端に連結されたブレー
キユニツトを作動させる。そして操作レバー3に
設けられたポールレバー5がリターンスプリング
6に付勢されてブラケツト1のラチエツト歯1a
に噛合することにより、操作レバー3を固定して
ブレーキユニツトを作動状態に保持する。また、
上記ブレーキユニツトの作動状態を解除するに
は、操作レバー3に設けられたリリースロツド7
をその先端部のノブ7aを押圧して移動させるこ
とにより、ボールレバー5をピン8を支点として
回動させてラチエツト歯1aとの噛合から解除
し、操作レバー3をピン3aを中心に下方に回動
させることにより行なわれる。しかしながら、こ
のような従来の操作レバー3のレバー機構にあつ
ては、ピン3aを中心として回動する操作レバー
3のレバー比はワイヤ4を引張るに要する力が小
さくても済むよう比較的大きな値で固定されたも
のであつた。このため、ブレーキユニツトを作動
させる場合、実際にはブレーキユニツトが作動し
ないワイヤ4の初期ロスストロークの間において
も、操作レバー3を比較的大きな角度回動させな
ければならないという問題点があつた。また、こ
の初期の操作レバー3の回動角度を小さくするた
め操作レバー3をレバー比の小さなものとする
と、ブレーキユニツトの作動時にワイヤ4を引張
るためには操作レバー3を大きな力で回動させな
ければならなくなりパーキングブレーキ装置の操
作性が損なわれてしまうという問題点があつた。
この発明はこのような従来の問題点に着目して
なされたもので、多数の歯を備え、静置された固
定部材と、この歯と噛合可能な多数の歯を有し、
この噛合位置を支点として回動可能なレバーと、
前記固定部材又はレバーのどちらか一方に回動自
在に支持されるとともに他方に相対移動可能に当
接し、噛合方向に押圧する保持部材とを備え、前
記レバーの回動に伴つて前記噛合位置が移動する
ようにし、レバーのレバー比が変化するようにし
たレバー機構を提供することにより上記問題点を
解決することを目的としている。
なされたもので、多数の歯を備え、静置された固
定部材と、この歯と噛合可能な多数の歯を有し、
この噛合位置を支点として回動可能なレバーと、
前記固定部材又はレバーのどちらか一方に回動自
在に支持されるとともに他方に相対移動可能に当
接し、噛合方向に押圧する保持部材とを備え、前
記レバーの回動に伴つて前記噛合位置が移動する
ようにし、レバーのレバー比が変化するようにし
たレバー機構を提供することにより上記問題点を
解決することを目的としている。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第2図はこの発明の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、10は自動車のフロア
パネルであり、このフロアパネル10には孔10
aが形成されている。フロアパネル10上面には
ボルト11,ナツト12によりブラケツト13が
固着されており、このブラケツト13は多数の連
続したラチエツト歯13aを有している。フロア
パネル10下面には固定部材14の基端部がボル
ト15、ナツト16により固着されており、これ
によりこの固定部材14はフロアパネル10に静
置されている。固定部材14の先端部は前記孔1
0a内に臨んでおり、この先端部は外周に多数の
連続した歯14aを有する円盤状である。17は
先端部にグリツプ18を有する操作レバーであ
り、この操作レバー17は基端部に多数の連続し
た歯17aを有している。なお、この連続した歯
17aは後述する円曲面17cと同心円周上に設
けられている。すなわちレバー17の噛合部分は
同一幅になつていればよい。これら歯17aはそ
れぞれ前記歯14aのそれぞれに噛合可能であ
る。操作レバー17と固定部材14との関係を詳
示した第3図において、歯17a,14aの噛合
関係を説明すると、図中実線で示す非作動位置に
操作レバー17があるときには操作レバー17の
グリツプ18側にある歯17aが固定部材14の
上部側にある歯14aに噛合した噛合位置Aにあ
り、操作レバー17が上方に回動して図中破線で
示す作動上限位置にあるときには操作レバー17
の基端側にある歯17aが固定部材14の下部側
にある歯14aに噛合した噛合位置Bにある。再
び第2図において、操作レバー17の基端にはワ
イヤ19の一端が取付けられており、このワイヤ
19の他端は図外のブレーキユニツトに連結さ
れ、ワイヤ19が図中左方に引張られることによ
りブレーキユニツトは作動する。操作レバー17
の先端部内にはリリースロツド20がその軸方向
移動可能に収納されており、このリリースロツド
20の先端にはノブ20aが設けられている。こ
のノブ20aと操作レバー17内に固着された係
止部材21との間にはスプリング22が介装され
ており、このスプリング22に付勢されてノブ2
0aはグリツプ18から少し突出して位置してい
る。リリースロツド20基端にはポールレバー2
3の基端が回動自在に連結しており、このボール
レバー23は操作レバー17にピン24を介して
回動自在に取付けられている。ポールレバー23
の先端のポール部23aはブラケツト13のラチ
エツト歯13aに噛合可能であり、リリースロツ
ド20がスプリング22により突出方向に付勢さ
れることによりポールレバー23が回動付勢され
てボール部23aがラチエツト歯13aに噛合
し、操作レバー17は位置決め固定される。前記
固定部材14先端部の中心にはピン25を介して
保持部材26の一端が回動自在に取付けられてお
り、この保持部材26の中央部とブラケツト13
とはスプリング27により連結されている。保持
部材26の他端にはローラ28が回転自在に設け
られており、操作レバー17が非作動位置から作
動位置まで上方へ回動するときには保持部材26
はスプリング27に抗して下方に回動してローラ
28が操作レバー17基端部に設けられた円曲面
17c上を転動する。このように操作レバー17
の離脱防止は保持部材26,ローラ28により行
なわれ、歯14aと歯17aとは常に噛合する。
なお、常時、保持部材26のローラ28と各歯1
4a,17aの噛合位置とピン25は同一直線上
にある。すなわち、歯14a,17aが噛み合つ
た位置が、保持部材26のピン25とローラ28
間の距離と同一に設定してある。
まず、構成を説明すると、10は自動車のフロア
パネルであり、このフロアパネル10には孔10
aが形成されている。フロアパネル10上面には
ボルト11,ナツト12によりブラケツト13が
固着されており、このブラケツト13は多数の連
続したラチエツト歯13aを有している。フロア
パネル10下面には固定部材14の基端部がボル
ト15、ナツト16により固着されており、これ
によりこの固定部材14はフロアパネル10に静
置されている。固定部材14の先端部は前記孔1
0a内に臨んでおり、この先端部は外周に多数の
連続した歯14aを有する円盤状である。17は
先端部にグリツプ18を有する操作レバーであ
り、この操作レバー17は基端部に多数の連続し
た歯17aを有している。なお、この連続した歯
17aは後述する円曲面17cと同心円周上に設
けられている。すなわちレバー17の噛合部分は
同一幅になつていればよい。これら歯17aはそ
れぞれ前記歯14aのそれぞれに噛合可能であ
る。操作レバー17と固定部材14との関係を詳
示した第3図において、歯17a,14aの噛合
関係を説明すると、図中実線で示す非作動位置に
操作レバー17があるときには操作レバー17の
グリツプ18側にある歯17aが固定部材14の
上部側にある歯14aに噛合した噛合位置Aにあ
り、操作レバー17が上方に回動して図中破線で
示す作動上限位置にあるときには操作レバー17
の基端側にある歯17aが固定部材14の下部側
にある歯14aに噛合した噛合位置Bにある。再
び第2図において、操作レバー17の基端にはワ
イヤ19の一端が取付けられており、このワイヤ
19の他端は図外のブレーキユニツトに連結さ
れ、ワイヤ19が図中左方に引張られることによ
りブレーキユニツトは作動する。操作レバー17
の先端部内にはリリースロツド20がその軸方向
移動可能に収納されており、このリリースロツド
20の先端にはノブ20aが設けられている。こ
のノブ20aと操作レバー17内に固着された係
止部材21との間にはスプリング22が介装され
ており、このスプリング22に付勢されてノブ2
0aはグリツプ18から少し突出して位置してい
る。リリースロツド20基端にはポールレバー2
3の基端が回動自在に連結しており、このボール
レバー23は操作レバー17にピン24を介して
回動自在に取付けられている。ポールレバー23
の先端のポール部23aはブラケツト13のラチ
エツト歯13aに噛合可能であり、リリースロツ
ド20がスプリング22により突出方向に付勢さ
れることによりポールレバー23が回動付勢され
てボール部23aがラチエツト歯13aに噛合
し、操作レバー17は位置決め固定される。前記
固定部材14先端部の中心にはピン25を介して
保持部材26の一端が回動自在に取付けられてお
り、この保持部材26の中央部とブラケツト13
とはスプリング27により連結されている。保持
部材26の他端にはローラ28が回転自在に設け
られており、操作レバー17が非作動位置から作
動位置まで上方へ回動するときには保持部材26
はスプリング27に抗して下方に回動してローラ
28が操作レバー17基端部に設けられた円曲面
17c上を転動する。このように操作レバー17
の離脱防止は保持部材26,ローラ28により行
なわれ、歯14aと歯17aとは常に噛合する。
なお、常時、保持部材26のローラ28と各歯1
4a,17aの噛合位置とピン25は同一直線上
にある。すなわち、歯14a,17aが噛み合つ
た位置が、保持部材26のピン25とローラ28
間の距離と同一に設定してある。
次に作用を説明する。
まず、操作レバー17が非作動位置にあるとき
には、操作レバー17の支点は歯17aと歯14
aとの噛合位置Aにあり、操作レバー17のレバ
ー比は、グリツプ18から噛合位置Aまでの距離
と、噛合位置Aからワイヤ19取付位置までの距
離とにより定まる比較的小さい値である。次い
で、グリツプ18を把つて操作レバー17を上方
へ回動させて行くと、歯17aと歯14aとの噛
合位置が噛合位置Aから噛合位置B側へ移動する
とともに、ローラ28が円曲面17c上を転動す
る。この歯17aと歯14aとの噛合位置の移動
に伴つて操作レバー17のレバー比は序々に大き
くなるが、ワイヤ19の初期ロスストロークを解
消する操作レバー17の初期回動角度範囲内にお
いては、いまだレバー比は小さいため、操作レバ
ー17を極く小さな角度だけ回動させることによ
りワイヤ19の初期ロスストロークを解消するこ
とができる。次いで、操作レバー17をさらに上
方へ回動させて行くと、上記同様歯17aと歯1
4aとの噛合位置はさらに位置B側へ移動し、操
作レバー17のレバー比がさらに大きくなる。こ
のため、ワイヤ19の引張りによりブレーキユニ
ツトが作動開始するときには、操作レバー17の
レバー比は比較的大きなものとなり、このブレー
キユニツトを作動するに要する操作レバー17の
回動力は小さなもので済む。そして、ブレーキユ
ニツトが作動状態になつてからも、操作レバー1
7を上方に回動すると歯17aと歯14aとの噛
合位置が位置Bにまで移動してさらにそのレバー
比が大きくなり、小さな力で操作レバー17を回
動させてブレーキユニツトの作動状態を押し進め
ることができる。なお、スプリング22の付勢力
によりポールレバー23がラチエツト歯13aに
噛合することにより操作レバー17が作動状態で
位置決め固定されるため、パーキングブレーキは
作動状態に保持される。次に、パーキングブレー
キの作動を解除する場合は、ノブ20aを押し込
んでポールレバー23を回動させ、ポール部23
aとラチエツト歯13aとの噛合を解除する。そ
して、操作レバー17を下方に回動させて非作動
位置にする。この操作レバー17の下方への回動
に伴つて、歯17aと歯14aとの噛合位置が位
置Bから位置Aに移動し操作レバー17のレバー
比は再び比較的小さな値となる。また、ローラ2
8も上記操作レバー17の下方への回動に伴つて
円周面17cを転動して、操作レバー17は非作
動位置に戻る。ここで、レバー17の歯を直線上
に形成してもよい。また、固定部材14の歯14
aは直線上に、レバー17の歯17aを本実施例
とは逆曲面上に形成してもよい。さらに保持部材
26をレバー17に回動自在に取付けてもよい。
には、操作レバー17の支点は歯17aと歯14
aとの噛合位置Aにあり、操作レバー17のレバ
ー比は、グリツプ18から噛合位置Aまでの距離
と、噛合位置Aからワイヤ19取付位置までの距
離とにより定まる比較的小さい値である。次い
で、グリツプ18を把つて操作レバー17を上方
へ回動させて行くと、歯17aと歯14aとの噛
合位置が噛合位置Aから噛合位置B側へ移動する
とともに、ローラ28が円曲面17c上を転動す
る。この歯17aと歯14aとの噛合位置の移動
に伴つて操作レバー17のレバー比は序々に大き
くなるが、ワイヤ19の初期ロスストロークを解
消する操作レバー17の初期回動角度範囲内にお
いては、いまだレバー比は小さいため、操作レバ
ー17を極く小さな角度だけ回動させることによ
りワイヤ19の初期ロスストロークを解消するこ
とができる。次いで、操作レバー17をさらに上
方へ回動させて行くと、上記同様歯17aと歯1
4aとの噛合位置はさらに位置B側へ移動し、操
作レバー17のレバー比がさらに大きくなる。こ
のため、ワイヤ19の引張りによりブレーキユニ
ツトが作動開始するときには、操作レバー17の
レバー比は比較的大きなものとなり、このブレー
キユニツトを作動するに要する操作レバー17の
回動力は小さなもので済む。そして、ブレーキユ
ニツトが作動状態になつてからも、操作レバー1
7を上方に回動すると歯17aと歯14aとの噛
合位置が位置Bにまで移動してさらにそのレバー
比が大きくなり、小さな力で操作レバー17を回
動させてブレーキユニツトの作動状態を押し進め
ることができる。なお、スプリング22の付勢力
によりポールレバー23がラチエツト歯13aに
噛合することにより操作レバー17が作動状態で
位置決め固定されるため、パーキングブレーキは
作動状態に保持される。次に、パーキングブレー
キの作動を解除する場合は、ノブ20aを押し込
んでポールレバー23を回動させ、ポール部23
aとラチエツト歯13aとの噛合を解除する。そ
して、操作レバー17を下方に回動させて非作動
位置にする。この操作レバー17の下方への回動
に伴つて、歯17aと歯14aとの噛合位置が位
置Bから位置Aに移動し操作レバー17のレバー
比は再び比較的小さな値となる。また、ローラ2
8も上記操作レバー17の下方への回動に伴つて
円周面17cを転動して、操作レバー17は非作
動位置に戻る。ここで、レバー17の歯を直線上
に形成してもよい。また、固定部材14の歯14
aは直線上に、レバー17の歯17aを本実施例
とは逆曲面上に形成してもよい。さらに保持部材
26をレバー17に回動自在に取付けてもよい。
なお、以上のパーキングブレーキ装置は本発明
に係るレバー機構の一例であり、他に例えばオー
トバイ、自転車等のハンドブレーキレバー等に本
発明に係るレバー機構を用いても前述したと同様
の作用効果を奏する。また、歯14a,17aは
サンドペーパーのような小さな凹凸のものでもよ
い。
に係るレバー機構の一例であり、他に例えばオー
トバイ、自転車等のハンドブレーキレバー等に本
発明に係るレバー機構を用いても前述したと同様
の作用効果を奏する。また、歯14a,17aは
サンドペーパーのような小さな凹凸のものでもよ
い。
以上説明してきたようにこの発明によれば、多
数の歯を備え、静置された固定部材と、この歯と
噛合可能な多数の歯を有し、この噛合位置を支点
として回動可能なレバーと、前記固定部材又はレ
バーのどちらか一方に回動自在に支持されるとと
もに他方に相対移動可能に当接し、噛合方向に押
圧する保持部材とを備え、前記レバーの回動に伴
つて前記噛合位置が移動するようにしレバーのレ
バー比が変化するようにしたため、さほど回動力
の必要ではないレバーの初期回動範囲内において
はレバー比を小さくしてレバーの回動ロスを小さ
くすることができ、またレバーの回動に大きな力
を必要とする範囲内においては、レバー比を大き
くして小さな力でレバーを回動してレバーの作用
端に大きな力を生じさせることができるという効
果が得られる。具体的には前述した実施例におい
て、ワイヤ19の初期ロスストロークは操作レバ
ー17を少し上方へ回動させるだけで解消するこ
とができ、一方パーキングブレーキを作動させる
に要する操作レバー17の回動力は小さなもので
済むという効果が得られる。
数の歯を備え、静置された固定部材と、この歯と
噛合可能な多数の歯を有し、この噛合位置を支点
として回動可能なレバーと、前記固定部材又はレ
バーのどちらか一方に回動自在に支持されるとと
もに他方に相対移動可能に当接し、噛合方向に押
圧する保持部材とを備え、前記レバーの回動に伴
つて前記噛合位置が移動するようにしレバーのレ
バー比が変化するようにしたため、さほど回動力
の必要ではないレバーの初期回動範囲内において
はレバー比を小さくしてレバーの回動ロスを小さ
くすることができ、またレバーの回動に大きな力
を必要とする範囲内においては、レバー比を大き
くして小さな力でレバーを回動してレバーの作用
端に大きな力を生じさせることができるという効
果が得られる。具体的には前述した実施例におい
て、ワイヤ19の初期ロスストロークは操作レバ
ー17を少し上方へ回動させるだけで解消するこ
とができ、一方パーキングブレーキを作動させる
に要する操作レバー17の回動力は小さなもので
済むという効果が得られる。
第1図は従来のレバー機構を備えた自動車のパ
ーキングブレーキ装置を示す側面図、第2図は本
発明に係るレバー機構の一実施例を備えた自動車
のパーキングブレーキ装置を示す側面断面図、第
3図は第2図における操作レバーと固定部材の関
係を詳示した拡大図である。 10…フロアパネル、14…固定部材、14a
…歯、17…レバー、17a…歯、26…保持部
材。
ーキングブレーキ装置を示す側面図、第2図は本
発明に係るレバー機構の一実施例を備えた自動車
のパーキングブレーキ装置を示す側面断面図、第
3図は第2図における操作レバーと固定部材の関
係を詳示した拡大図である。 10…フロアパネル、14…固定部材、14a
…歯、17…レバー、17a…歯、26…保持部
材。
Claims (1)
- 1 多数の歯を備え、静置された固定部材と、こ
の歯と噛合可能な多数の歯を有し、この噛合位置
を支点として回動可能なレバーと、前記固定部材
又はレバーのどちらか一方に回動自在に支持され
るとともに他方に相対移動可能に当接し、噛合方
向に押圧する保持部材とを備え、前記レバーの回
動に伴つて前記噛合位置が移動するようにしたこ
とを特徴とするレバー機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14912081A JPS5850025A (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | レバ−機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14912081A JPS5850025A (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | レバ−機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5850025A JPS5850025A (ja) | 1983-03-24 |
JPS6220572B2 true JPS6220572B2 (ja) | 1987-05-07 |
Family
ID=15468152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14912081A Granted JPS5850025A (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | レバ−機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5850025A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006034615B3 (de) * | 2006-07-27 | 2007-10-11 | Ford Global Technologies, LLC, Dearborn | Selbstverlängernder Handhebel |
CN104828037A (zh) * | 2014-11-07 | 2015-08-12 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 绕线轮、驻车操纵系统及其车辆 |
-
1981
- 1981-09-21 JP JP14912081A patent/JPS5850025A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5850025A (ja) | 1983-03-24 |
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