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JPS62167749A - ニトリルの製法 - Google Patents

ニトリルの製法

Info

Publication number
JPS62167749A
JPS62167749A JP62003426A JP342687A JPS62167749A JP S62167749 A JPS62167749 A JP S62167749A JP 62003426 A JP62003426 A JP 62003426A JP 342687 A JP342687 A JP 342687A JP S62167749 A JPS62167749 A JP S62167749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zeolite
ammonia
acid
carboxylic acid
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62003426A
Other languages
English (en)
Inventor
ウオルフガング・ヘルデリツヒ
ロルフ・フイツシヤー
ウーヴエ・フアークト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JPS62167749A publication Critical patent/JPS62167749A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles
    • C07C253/20Preparation of carboxylic acid nitriles by dehydration of carboxylic acid amides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カルボン酸アミドを接触脱水することによる
ニトリルの改良製法に関する。
例えばホウベン−ワイル著メトーデン・デルーテヒニツ
シエンーヘミー4版■巻334頁及び337〜668頁
(1952年)によれば、ニトリル酸をアミドあるいは
カルボン酸又はその誘導体とアンモニアから、適当な触
媒の存在下に加熱脱水することにより製造しうろことが
知られている。触媒としては、例えば酸化アルミニウム
、酸化珪素、酸化マンガン、酸化トリウム又はグラファ
イト触媒が用いられる。高い変化率及び収率な得るため
には、もちろん400〜500℃の温度が必要である。
この公知方法は、触媒が急速に不活性化し、そして選択
性を失うことが欠点である。
構造が簡単で熱に安定なカルボン酸アミド、例えばベン
ズアミド又はフェニルアセトアミドをZSM −5−ゼ
オライト上で400℃で脱水することは、例えばケミス
トリー・アンド・インダス) IJ −270頁(19
84年)に記載されている。
したがって本発明の課題は、カルボン酸アミドを接触脱
水して対応するニトリルに変えるための簡単かつ経済的
な方法を開発することであった。この方法は長い触媒寿
命において高い選択率及び高い変化率により優れている
べきである。さらにこの方法は、オレフィン性二重結合
を有する敏感なカルボン酸アミド、特にγ、δ−不飽和
アミドを、二重結合の異性化を起こすことなしにニトリ
ルに変えうる方法であることが好ましい。アミドはカル
ボン酸又はその誘導体及びアンモニアからその場で製造
しうろことが有利である。
本発明は、カルボン酸アミドk、不飽和アミドの場合は
ゼオライトの存在下にかつ所望によりアンモニアの存在
下に、そして飽和アミドの場合はゼオライトの存在下に
かつアンモニアの存在下に、接触脱水することを特徴と
する、ニトリルの製法である。
本発明の方法は例えば4−ペンテ/酸アミドの4−ペン
テンニ) IJルへの反応について、次式で示される。
H2 ピバリン酸及び過剰のアンモニアから出発する場合は、
次の反応式で示される。
本発明によれば、アンモニアの存在下のゼオライト上の
脱水反応によって、著しい選択率の上昇(比較例1参照
)と触媒寿命の向上が得られる。カルボン酸アミドは前
段階において、例えばカルボン酸、酸ハロゲニド又はエ
ステルと過剰のアンモニアからその場で製造することが
できる。そのほか新規方法の利点は、触媒が容易に再生
でき、そして多数回の再生後も高い触媒活性及び選択性
を有することである。
本発明の方法の応用分野は著しく広い。すなわち本方法
によって、脂肪族、脂環族、芳香脂肪族及び芳香族の酸
アミドを二) IJルに変えることができる。ジカルボ
ン酸又はその誘導体から出発して、ジニトリルを製造す
ることもできる。
脂肪族の酸アミドRCONH2は、例えばRが1〜15
個好ましくは1〜10個の炭素原子を有するアルキル基
、あるいは2〜15個好ましくは4〜12個の炭素原子
を有するアルケニル基であるもので、その際二重結合は
好ましくは少なくとも2個の炭素原子によりアミド機能
から離れて存在する。そのほかRは4〜8個特に5〜6
個の環員子を有するシクロアルキル基又はシクロアルケ
ニル基であってもよい。芳香脂肪族又は芳香族の酸アミ
ドは、例えばRが6個又は7〜12個の炭素原子を有す
るアリール基又はアルアルキル基であるものである。R
は特に5〜6個の環員子を有する複素環族基であっても
よい。
例えば次の基があげられる。メチル、エチル、プロピル
、イソプロピル、ブチル、イソブチル、三級ブチル、ヘ
キシル、ノニル、ドデシル、4−ブテニル、2−メチル
−4−ブテニル、6,3−ジメチル−4−ブテニル、8
−ノネニル、9−ドデセニル、シクロペンテニル、シク
ロヘキシル、シクロヘキセニル、ピペリジル、フェニル
、ナフチル、ピリジル、ベンジル又はフェニルエーテル
。これらの基はさらに反応条件下で不活性な基、例えば
特に1〜4個の炭素原子を有スるアルキル基もしくはア
ルコキシ基、ニトロ基又はハロゲン原子(例えば塩素又
は臭素)により置換されていてもよい。
ジニトリルを製造するための出発物質は、例えばマロン
酸、セバシン酸、フマル酸又ハフタル酸アミドである。
本発明の方法によれば、不飽和ニトリル特にγ、δ−不
飽和二トリルを特に有利に製造することができる。アミ
ド炭素原子と二重結合の間に2個又はそれ以上の炭素原
子が存在する場合は、意外にも出発物質中に存在する二
重結合の異性化は全く又はわずかじか起こらない。
例えば次の不飽和出発物質が用いられる。4−ペンテン
酸アミド、4−ペンテン酸メチルエステル、4−ペンテ
ン酸、2−メチル−4−ペンテン酸、2−メチル−4−
ペンテン酸アミド、3−メチル−4−ペンテン酸エチル
エステル、3.6−シメーy−ルー4−ペンテ/酸フロ
ビルエステル、5−ヘキセン酸メチルエステル、8−ノ
ネン酸アミド、9−ドデセン酸、6.3−ジメチル−4
−ペンテン酸、6.3−ジメチル−4−ペンテン酸メチ
ルエステル又はフマル酸。
本発明によるアルケンニトリルの製造のための触媒とし
ては、酸性ゼオライト触媒が用いられる。ゼオライトは
S10.−及びA104−四面体の硬い三次元網状組織
の高配置構造を有する結晶アルミノシリケートであって
、この四面体は共通の酸素原子により結合されている。
S1原子及びA1原子対酸素原子の比率は1:2である
(ウルマンス・エンチクロベデイ・デル・テヒニツシエ
ン・ヘミ−4版24巻575頁、1983年参照)。ア
ルミニウムを含有する四面体の電子価は、結晶中のカチ
オン例えばアルカリイオン又は水素イオンの包含により
平均化され、カチオンの交換も可能である。
ゼオライト中では、アルミニウムの代わりに他の元素例
えばB、Ga、Fe、Cr、V、As、sbを格子中に
組みこむことができ、あるいは珪素を4価の元素例えば
C)eで置き換えることもできる。
触媒としてはフォージャサイト群のゼオライト例えばゼ
オライトY、あるいはモルデナイト群又は微孔ゼオライ
ト例えばエリオナイト型又はキャバサイト型のものが用
いられる。本発明の方法のため特に有利なものは、ペン
タシル型のゼオライトである。この老オライドは種々の
化学的組成を有し、例えばアルミノ−、ボロ−、ガリウ
ム−又は鉄ゲルマネート・ゼオライト又はその混合物、
あるいはガリウム−、クロム−1鉄−、アンチモン−、
ビスマス−特にアルミノ−、ボロ−又は鉄シリケート・
ゼオライト又はその混合物である。
アルミニウムシリケート・ゼオライトは、例えばアルミ
ニウム化合物好ましくはAl (OH)3又はA1□(
804)2と珪素化合物好ましくはアミン水溶液特に1
,6−ヘキサンジアミン又は1,3−プロパンジアミン
又はトリエチレンテトラミン溶液中の高分散二酸化珪素
から、アルカリ添加物又はアルカリ土類添加物を使用し
て又は使用しないで、100〜220℃で自生圧下に製
造される。これにはDEO83006471によるイン
タクチツクゼオライトも属する。得られたアルミニウム
シリケート・ゼオライトは、使用物質の景によって10
〜40000のSiO□/Al2O3の比を有する。こ
のアルミノシリケート・ゼオライトは、エーテル媒質例
えばジエチレングリコールジメチルエーテルの中で、ア
ルコール媒質例えばメタノール又は1.4−ブタンジオ
ールの中で、あるいは水の中で合成することもできる。
ボロシリケート・ゼオライトは、硼素化合物例えばH3
BO3と珪素化合物好ましくはアミン水溶液特に1.6
−ヘキサンジアミン又は1,3−プロパンジアミン又は
トリエチレンテトラミン溶液中の高分散二酸化珪素を、
アルカリ添加物又はアルカリ土類添加物を使用して又は
使用しないで、90〜200℃で自生圧下に反応させる
ことによって合成できる。このボロシリケート・ゼオラ
イトは、アミン水溶液の代わりに、エーテル溶液例えば
ジエチレングリコールジメチルエーテルの中で、あるい
はアルコール溶液例えば1,6−ヘキサンジオールの中
で反応を行っても、同様に製造できる。
鉄シリケート・ゼオライトは、例えば鉄化合物好ましく
はFe2 (304)sと珪素化合物好ましくはアミン
水溶液特に1.6−ヘキサンジアミンの中の高分散二酸
化珪素から、所望によりアルカリ又はアルカリ土類の存
在下に100〜220℃で自生圧下に得られる。
こうして製造されたアルミノ−、ポロー及び鉄シリケー
ト・ゼオライトは、単離し、100〜160℃好ましく
は100℃で乾燥し、そして450〜550℃好ましく
は500℃で焼成したのち、結合剤を90:10ないし
40:60重量%の割合で使用して棒状又は錠剤状に成
形する。結合剤としては例えば酸化アルミニウム好まし
くはベーマイト、無定形アルミノシリケート(S10□
/Al□03の比が25ニア5ないし90:5好ましく
は75:25のもの)、二酸化珪素好ましくは高分散S
iO□、高分散S i02とAl2O3の混合物、高分
散TiO□ならびに粘土が適する。
成形後に押出物又は圧搾品を乾燥し、そして焼成する。
単離したアルミノ−、ポロー又は鉄シリケート・ゼオラ
イトを乾燥の直後に成形し、その後に焼成すると、特に
優れた触媒が得られる。製造されたアルミノ−、ポロー
及び鉄シリケート・ゼオライトは、純粋な形で、すなわ
ち結合剤なしでも、棒状体又は錠剤形として使用でき、
その場合棒状化補助剤又は解膠補助剤として、例工ばエ
チルセルロース、ステアリン酸、ばれいしょ殿粉、蟻酸
、しゆう酸、酢酸、硝酸、アンモニア、アミン、シリコ
エステル、クラファイト又はその混合物を使用すること
ができる。
ゼオライトがその製造様式によって、触媒として活性な
酸性H−型でなく、例えばNa−型で存在するときは、
これを例えばアンモニウムイオンを用いてイオン交換し
たのち焼成するか、あるいは酸で処理して完全に又は一
部を希望のH−型に変えることができる。
本発明によりゼオライト触媒を使用した際に、炭素の析
出により不活性化が起こった場合は、このゼオライトを
空気又は空気/ N2混合物を用いて、400〜550
℃好ましくは500℃で沈着炭素を除去して再生するこ
とが好ましい。
これによってゼオライトは最初の活性を回復する。
部分的炭化(プレコーク)によって、触媒の活性を希望
生成物の最適の選択率が得られるように調整することも
できる。
できるだけ大きい選択率、高い変化率及び長い寿命を達
成するため、ゼオライトを変性することが有利な場合も
ある。触媒の変性法は、例えば成形してないゼオライト
に、イオン交換又は含浸により金属塩を付与することで
ある。
このゼオライトへの金属付与のためには、アルカリ金属
例えばLi、Na又はCs、遷移金属例えばMo5Fe
、Zn、Cuそして特にW、貴金属例えばPd又はPt
、あるいは希土類金属例えばLa又はCeが用いられる
金属付与は好ましくは次のようにして行われる。例えば
成形したペンタシルゼオライトを上昇管中に装入し、2
0〜100℃で例えば前記金属のハロゲン化物又は硝酸
塩の水溶液又はアンモニア性溶液を導通する。このイオ
ン交換法は、例えば水素−、アンモニウム−及びアルカ
リ型のゼオライトについて行われる。ゼオライトへの金
属付与は、ゼオライト材料を例えば水溶液、アルコール
溶液又はアンモニア性溶液中の前記金属のハロゲン化物
、硝酸塩又は酸化物を用いて含浸することによっても行
われる。イオン交換の場合も含浸の場合も、少なくとも
1回の乾燥を、そして場合により再度の焼成を含む。
好ましい実施態様においては、例えば硝酸セリウムを水
に溶解し、この溶液に成形された又は成形されないゼオ
ライトを、ある時間例えば30分間浸漬する。上澄液が
有れば、回転蒸発器により脱水する。次いでこの浸漬ゼ
オライトを約150℃で乾燥し、そして約550℃で焼
成する。この浸漬工程は、希望の金属含量になるまで繰
返し行うことができる。
例えばアンモニア性R1(N0s) 2溶液を製造し、
その中に純粋な粉末状ゼオライトを40〜100℃で攪
拌しながら約24時間懸濁させる。次いで濾過し、約1
50℃で乾燥し、そして約500℃で焼成したのち、得
られたゼオライト材料を結合剤を用い又は用いないで、
棒状、粒状又は流動品に加工することができる。
H−型で存在するゼオライトのイオン交換は、このゼオ
ライトを棒状又は粒状で塔に装入し、これに例えばアン
モニア性Pd(NOx)2溶液を、30〜80°Cの温
度で15〜20時間循環導通することによって行われる
。次いで水洗し、乾燥し、そして約550℃で焼成する
多くの金属付与ゼオライト、例えばPd−又はpt−付
与ゼオライドにおいて、水素を用いて後処理することが
有利である。
他の変性法としては、ゼオライト材料(成形物又は非成
形物)を酸例えば塩酸、弗化水素酸、燐酸及び/又は水
蒸気を用いて処理することも可能である。
この場合は例えばゼオライトを粉末状で、1N燐酸を用
いて80°Cで1時間処理することが好ましい。処理後
に水洗し、110℃で16時間乾燥し、そして500℃
で20時間焼成する。
他の操作法によれば、ゼオライトを結合剤を用いる成形
の前又は後に、例えば3〜25%特に12〜20%の塩
酸を用いて60〜80℃の温度で1〜3時間処理する。
次いでこの処理されたゼオライトを水洗し、乾燥し、そ
して400〜500℃で焼成する。
他の操作法によれば、ゼオライトを燐酸化合物、例えば
トリメトキクホスフィン、第一、第二又は第三燐酸ナト
リウムを付着させることにより変性できる。第一燐酸ナ
トリウムを用いる処理が特に有利である。この場合はゼ
オライトを棒状、錠剤状又は流動物の形で、NaH2P
O4水溶液を用いて含浸し、110℃で乾燥し、そして
500℃で焼成する。
一般にこの触媒は長さ2〜4順の棒状で、直径6〜5囚
の錠剤状で、又は粒径が0.05〜0゜5Bの流動物と
して使用することが好ましい。
流動物は、例えば棒状物の粉砕及びふるい分けにより、
あるいは噴霧乾燥により製造することができる。
不飽和カルボン酸アミドの場合は、ゼオライト上の反応
をアンモニアの不在において行うことができる。しかし
飽和及び不飽和のアミドの脱水反応は、アンモニアの存
在下で行うことが好ましい。その場合アンモニアは、ア
ミド1モルに対し0.01〜50モル好ましくは1〜3
0モル特に6〜20モルの量で用いられる。カルボン酸
アミドをカルボン酸又はその誘導体とアンモニアからそ
の場で製造するときは、アンモニアの量は出発物質1モ
ルにつき1〜50モル特に5〜30モルでよい。それよ
り多いアンモニア量も使用できるが経済的でない。
反応は気相中で又は液相中で、例えば希釈剤を併用して
実施することができる。気化しやすい出発物質を使用す
るときには、気相中の反応が好ましい。
反応温度は一般に50〜450℃である。液相中で脱水
反応を行う場合は、温度は好ましくは50〜600℃特
に100〜200℃である。
気相中では通常はより高い150〜450℃特に200
〜650℃の温度が好ましい。触媒負荷(WH3V )
は一般に触媒1g及び1時間について、カルボン酸誘導
体0.01〜40g好ましくは0.05〜15gである
操作はこのために普通の技術により、連続的又は非連続
的に常圧又は加圧下に行うことができる。反応を反応条
件下で不活性な溶剤例えばエーテル例えばジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン又はジオキサンの存在下に液
相で、あるいは不活性ガス例えば窒素の存在下に気相で
行うこともできる。
生成物の精製及び単離は常法により、例えば蒸留により
行われるので、詳しい説明は省略する。未反応のカルボ
ン酸誘導体は分離して、本発明の反応に再使用すること
ができる。
薬を製造するための価値ある中間体である。4−ペンテ
ンニl−IJルから出発して、例えば青酸を付加させる
ことにより、例えば3−ペンテンニトリルから出発する
場合と比較して、アジボジニI−IJルをより簡単かつ
より高選択率で製造することができる。さらに4−ペン
テンニトリルのカルボニル化によって、カプロラクタム
製造の前生成物である5−シアノバレリアン酸エステル
が得られる( DEO82541640参照)。
触媒の製造 触媒A: 高分散5in2640 g、H2PO4122、!i’
及び1.6−ヘキサンジアミン水溶液(50:50重量
%混合物)aooo、yから、水熱合成法により攪拌式
オートクレーブ中で170℃で自生圧下に、ペンタシル
型の硼素ゼオライトを製造する。濾過して水洗したのち
、結晶性生成物を100°Cで24時間乾燥し、500
℃で24時間焼成する。このボロシリケート・ゼオライ
トは5in294.2重量%及びB2032.3重量%
を含有する。
この物質から、ベーマイトを60:400重量比で使用
して、2酎の棒状体を製造し、これを110℃で16時
間乾燥し、そして500°Cで24時間焼成する。
触媒B: 市場で得られるNaY−ゼオライトを塔に装入し、20
%塩化アンモニウム溶液を1:15の重量比で使用して
、80℃で2時間処理する。
この処理を、110°Cで乾燥しそして500°Cで5
時間焼成したY−ゼオライトのNa−値が0.16重量
%に低下するまで繰り返す。
実施例1及び2 4−ペンテンニトリルの製造: 管状反応器中の等温条件の気相中で、反応をそれぞれ6
時間行った。そのためテトラヒドロフラン中の10重量
%4−ペンテン酸アミド溶液の毎時5 rnlを気化し
、250℃でガス流(窒素2−e/時及びアンモニア1
0−e/時)と共に、それぞれ触媒10g上に供給した
。実験結果をまとめて第1表に示す。比較例1aでは実
施例だ。生成物を常法により分離し、特性を調べた。
生成物及び出発物質の定量はガスクロマトグラフィによ
り行った。
第1表 例番号         11a2 触媒          A    A    B生成
物の組成(m01%): 4−ペンテンニトリル   99   58   81
2−ペンテンニトリル   痕跡    9   痕跡
ペンテン酸アミド    〃69 ペンテン酸       〃    3   痕跡5−
メチルブチロラクトン  〃   20    〃ペン
タシル型のアルミニウムシリケート・ゼオライト(5i
n290重量%、A1□0.3.5重量%)又はセリウ
ムもしくはランタンを付与した触媒Aを使用して前記反
応を行うと、若干低い収率が得られた。
実施例3 触媒寿命を調べるため、テトラヒドロフラン中の10重
量%4−ペンテン酸アミド溶液を毎時5 ml気化し、
ガス流(窒素2影/時及びアンモ=710−e/時)と
共に250℃で触媒A10I上に供給した。152時間
後も、4−ペンテンニトリルの収率の減少は全く観察さ
れなかった(変化率99%において選択率96%)。
実施例4 2個の分離された電気加熱区域を有する長さ100cr
nの石英管(内径2Q +rrm )に、下部に触媒A
180g(温度251〜258℃、反応帯域)を、上部
にガラス環(温度260〜240°C1気化帯域)を充
填した。テトラヒドロフラン中の10重量%4−ペンテ
ン酸アミド溶液1200m1を、180m1/時で気化
器に上部カラポンプ導入し、ガス流(窒素15沼/時及
びアンモニア60.、e/時)と共に石英管に導通した
常法により仕上げ処理し、そして分留すると、沸点14
2〜143℃の無色液体として4−ペンテンニトリルが
77.7 g(理論値の90%の収率)得られた。
実施例5 実施例1に記載の装置により下記の反応を行った。
テトラヒドロフラン中の10重量%4−ペンテン酸メチ
ルエステル溶液を、毎時5 ml気化し、そしてガス流
(窒素2沼/時及びアンモニア10沼/時)と共に25
0°Cで触媒AI0.9上に供給した。生成物を常法に
より分離し、特性を調べた。生成物及び出発物質の定量
はガスクロマトグラフィにより行った。
生成物の組成(mo1%): 4−ペンテンニトリル    60 4−ペンテン酸アミド     4 4−ペンテン酸メチルエステル  2 4−ペンテン酸        1 他の副生物は定量できなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カルボン酸アミドを、不飽和アミドの場合はゼオラ
    イトの存在下にかつ所望によりアンモニアの存在下に、
    そして飽和アミドの場合はゼオライトの存在下にかつア
    ンモニアの存在下に、接触脱水することを特徴とする、
    ニトリルの製法。 2、不飽和カルボン酸アミドを脱水することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3、カルボン酸アミドを対応する酸又はその誘導体とア
    ンモニアからその場で製造して使用することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 4、使用触媒がペンタシル型のゼオライトであることを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 5、使用触媒がボロ−、鉄−又はアルミニウムシリケー
    ト・ゼオライトであることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。 6、使用触媒がY型のアルミニウムシリケート・ゼオラ
    イトであることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。 7、使用触媒が希土類金属又は遷移金属を添加されたゼ
    オライトであることを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。 8、脱水反応をカルボン酸アミド1モルにつき0.01
    〜50モルのアンモニアの存在下に行うことを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
JP62003426A 1986-01-14 1987-01-12 ニトリルの製法 Pending JPS62167749A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3600811.7 1986-01-14
DE19863600811 DE3600811A1 (de) 1986-01-14 1986-01-14 Verfahren zur herstellung von nitrilen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62167749A true JPS62167749A (ja) 1987-07-24

Family

ID=6291794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62003426A Pending JPS62167749A (ja) 1986-01-14 1987-01-12 ニトリルの製法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0232712B1 (ja)
JP (1) JPS62167749A (ja)
DE (2) DE3600811A1 (ja)

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