JPS62161729A - 単糖を含有する創傷治療剤 - Google Patents
単糖を含有する創傷治療剤Info
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- JPS62161729A JPS62161729A JP24977786A JP24977786A JPS62161729A JP S62161729 A JPS62161729 A JP S62161729A JP 24977786 A JP24977786 A JP 24977786A JP 24977786 A JP24977786 A JP 24977786A JP S62161729 A JPS62161729 A JP S62161729A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
〈産業上の利用分野〉
本発明は創傷の治療上で有効な方法及び組成物に関する
。 より特には創傷治療法で有効な単糖特にフルクトースの
使用に関する。 〈発明の背景〉 例えばひどい火傷、創傷、圧迫潰瘍等により皮膚に過酷
な損傷を負っている間は、負傷した領域は生理的に極め
て不安定である:かかる負傷又は傷害に続いて問題の領
域の正常な生理的過程はひどく汚染されてい゛よう。皮
膚生長、血液流及び免疫性の正常なパターンの破壊がそ
の領域の傷害によってすべである程度は起っていよう。 かかる損傷した組繊の外科的治療は従って、これらの好
ましからざる作用を制御して実質的にくつがえすことが
でき、一方向時にその領域の治療に必要な方法を促進で
きる必要がある。 かかる損傷によって有害な作用を与えかねない異なった
さまざまの系があるために、色々の問題の発生源を制御
するのに有効な単一の薬剤を見出すのは困難である。例
えば遭遇する最も過酷な難点はさまざまの異なった微生
物柵による創傷での即時増殖である。創傷サイトへの通
常の侵入者の既知の何原体例えば黄色ブト9球菌[!1
taphylococcusa1Lreus]、並びに
場合によって病原体となるさまざまのもの例えば大腸園
[Escheデ1chta coli]シュドモナスア
クルギノサ[Pseudornonaa aarugi
noaa ]がある、さ1ざまの(酵母)菌、特にカン
ジダアルビカンス(Candida albicana
〕も創傷中に見出されよう。話題となる用途については
沢山の抗菌物質が知られているが。 重要な欠点無しではいずれも有効では無い。例えば銀サ
ルファダイアジン、ダラム陽性菌及びダラム陰性菌に対
して有効である現在選択てれる抗菌物質は、その使用中
に多くの耐性菌株力ζ特にシュードモナス属で発生して
いる。同様に通常使用されるペタジン(Eatadtn
e)(ポビドン−沃素)はダラム陽性及びダラム陰性細
菌のいずれにも有効であるが、使用時に患者にひどい痛
みを与え、創傷中の白皿球、符に多形核細胞、リンパ球
、単球及びマクロファージを殺して、既にひどく傷つい
ている領域に感作を起すでろろう。その他の既知抗菌物
質は組成物の低い拡散能、又は比較的少い種類の細菌を
カバーする活性の範囲によってその使用が妨げられるで
あろう:費用が、例えば種々の銀塩の様な物質にとって
は考慮の一因子となる。 創傷サイトへの細区侵入に関連して、多くの場合認めら
れるような一般的な循環の減少がある。例えば、じよく
そう又はうったい潰瘍では血液流の停止が徐々に発生す
る、一方、急敏な停止は熱輻射及び化学火傷で起こる。 いずれの場合も血液流速度の減少は細胞への栄養素と酸
素の供給のそれに対応した減少を意味する。従ってその
欠乏はわずかじか供給を受けない領域の組織のえ死を次
に迎えることになり、これは好筐しからぬ細菌及びカビ
類の侵入が起こることに続く。治療を進めるためには、
負傷した領域を尾をひく細菌感染の進行を防止するだけ
でなく血液流を回復させる必要があり、これが充分な栄
養素と酸素とを供給して、創傷領域の再生を支える必要
がある。理想的に言えば、健康な肉芽組織の形成によっ
て、増加した血液流も伴われるべきである。肉芽組織と
は、多くの線状芽細胞と膠原質(コラーゲン)及び間質
物質を含有する高度に脈管化した組繊の層で、正常な創
傷治癒過程の再コラーゲン化及び再上皮形成を支持する
。 創傷治癒過程の別の極めて大切な問題は創傷閉鎖の開始
である。これは一般に2段階で進み、収縮と上皮移動か
ら成る。収縮は創傷の緑からの大きな皮膚の移行プロセ
スであり、一方、移動は創傷面上への活性化した上皮細
胞の分離と移行である。収縮自身ある程度のきずあとを
招来するので、上皮移動の過程を増加させる方法で治癒
を促進することができるのが好ましい。移動の過程は創
傷サイトを横切る動きを伴なう、上皮細胞の有糸分裂の
促進が特徴である。上皮移動の程度、及び創傷閉鎖の速
度は促進可能であり、らる場合には創傷の治癒を完全に
するために追加の皮膚移植が必要かどうかが考えられる
。 損傷を受けた組織の再生を達成するためには異なる多数
の因子を制御及び/又は促進する必要があることが明ら
かである。関係する過程及びそれを制御すべき機構がひ
どくかけ離れているので、必要とされる過程の殆んど又
はすべてを同時に助長及び促進できる単一の処置用組成
物又は処置方法に焦点をしぼることが難かしいことが明
らかとなった。利用可能な様々の抗菌物質について上述
した様に、入手可能な大部分の創傷治療用組成物はいく
つかの欠点、利用方法が複雑か、感染制御能力が不充分
であるか、患者に痛み金与えるか、保護活性の範囲が限
定されるか、高価かという欠点がある(例えばり、Wi
aa (ad、) BurnWosnd Covar
tnga*Vot、I Chap、1.p、11−22
。 CBCPデsaa、1984参照)。 今や驚くべきことには、ある種の単楯力ζ単独で又は既
知の創傷治療用組成物と組合わせて使用し次場合、細菌
感染に対する追加的保護(作用)を提供し肉芽組織の生
長を増大させ、創傷サイトの血管再生を促進し及び/又
は上皮移動及び創傷閉@をはやめることが見出された。 単lIを既知組成物と組合わせて使用した場合には、創
傷治癒過程められる効果が上述の特徴について顕著であ
りそして予想出来ない程改善される。単独で使用した場
合は、単糖は損傷を受けた皮膚上への細菌感染を制御す
るのにめざましいそして全く予想外の効果を示す。この
点で単[フルクトースが最も有効であり成功を収めるこ
とが明らかとなった。 −1l!まざまの単糖が治療目的でこれ迄使用されるこ
とが知られている。例えば外科的体外循環法中に赤血球
破壊を防止するためにフルクトースを静脈的に投与する
ことが知られている(米国特許第4,448,771号
)。口中の細菌による酸形成を防止するために砂糖代替
物としてソルボースを便用することが知られている(米
国特許第4,390,523号)力ζ然しそれ自身は細
菌生長に何の作用も持っていない。ヒトのストレス応答
を制御するための純フルクトースの経口投与も仰られて
いる(米国特許第4,024,250号)。 照射を施したグルコース及びフルクトースに制菌作用が
あることが認められるtζこの作用は照射によって生じ
た過酸化化合物の明らかな結果である。(Namike
at al。 この点はグルコース及びフルクトースの存在下での正常
な細菌生長によって実際対比できる。さまざ1の天然物
質、例えば蜂蜜又は砂t11(即ちスクロース)も感染
を防ぐための民間薬の形で伝統的に使用されている。従
って、単糖が単独又は開用創傷治療用製剤用の他の生成
物と組合わせて使用されたということ、及び事実単糖は
二塘例えばスクロース及びラクトースよりもより顕著な
保護作用を示すということ、がこれ迄示されていなかっ
た。本明細書中では、用語1創傷”を皮膚又は結合組織
損傷、例えば火傷、圧迫潰瘍、虚血漬嬉、化学及び放射
線傷、アブセシス(αbce −aams )、フイス
テル、骨の欠陥、骨折の変形治癒、脈管炎、熱帯性寄生
虫潰瘍、癩潰瘍及び座者又は乾鮮病変に使用する。 〈発明の構成〉 本発明は約3乃至7個の炭素原子を有する少なくとも1
種の製薬上許容し得る単糖の有99J量及び製薬上許容
し得るフィルム形成剤を含有することを特徴とする組成
物に関する。その好ましい態様では、本発明はフルクト
ースの有効量及びでん粉加水分解物を含有する組成物に
関しそして好ましくはフルクトースと13乃至17のデ
キストロース当量を有するでん粉加水分解物を含有する
組成物に関する。 これらの組成物は創傷の処置及び治療のいず瓜並びに軟
膏の形で使用される他の皮膚用処置剤のキャリヤーとし
ての用途にもM用である。 本発明は″y−咄乳類の創傷中の細菌生長の制御用に単
糖特にフルクトースを使用する方法に関する。 く態様の詳細〉 本明細書及び特許請求の範囲で使用する@細菌生長の制
御(controlling rnicrobial
growth )−とは未感染の創傷上への細菌生長
の阻止、及び既に感染しているi1J傷中での創傷中に
存在する細菌の更なる生長の阻止又は実際的殺傷につい
ての単糖の能力を指すものとする。@細菌的(rnic
robial)″とは細菌又はカビ類感染を指す。 ここで述べる単糖は伝統的々創傷治療用組成物に添加し
て使用した時並びに創傷の抗陥用前処理剤として単独に
使用した時に、全く予想外の好ましい効果を与える。特
に良好な効果は、さまざまの種類の創傷、特に火傷用の
保護被覆剤として日常使用されているさまざまのフィル
ム形成剤に単糖を治療上有効量で添加し死時に、認めら
れる。これらの薬剤はそれ自身、水及び細菌に対して同
時的バリヤーを形成しそしてここでは、さ1ざまの種類
の乾燥(非ゲル)フィルム、並びに生物的ゲル(ゼラチ
ン及びゼラチン/−!クチン物質)、合成ヒドロゲル、
イオン性ゲル及び粘着剤から成る。単糖は上記物質のい
ずれとも有効に組合わせて使用できる力ζ桁外れに好ま
しい結果は単糖特にフルクトースをフィルム形成用でん
粉加水分解物と組合わせた時に達成される。 でん粉加水分解物の治療上での使用は米国特許第3,8
12.252号及び第4,414.202号に深く記載
されており、その教示を参考としてここに包含させる。 −口で言うと、この物質はそれ自身、火傷、潰瘍、病変
等に対する桁外れに有効な処置剤である。でん粉加水分
解物は究極的には下側のm織に接着し且つガス及び流体
に対して半透過性のフィルムを形成する。従って血漿及
び流体損失を少なくする被at’を与え、−万病原性細
菌の侵入も防止する。でん粉加水分解物を使用した時に
認められる効果は、伝統的な創傷被覆剤を用いた時に見
られる結果よりも遥かにすぐれている。これを単糖と組
合わせて使用すると、創傷治癒作用が途方もなく向上し
、でん粉加水分解物を単独で使用した時にこれ迄得るこ
との出来なかった結果を生ずる。 例えばでん粉加水分解物と単糖特にグルコース又はフル
クトースの混合物の使用は創傷の血管再生過程に顕著な
効果をMする。かかる使用後15分−6時間以内に、処
置し九創傷は明赤色を強く呈し、その領域に祈念な血管
が形成さね、そして正常な循環にサイトがもどった眼に
見える証拠を示す。それは正常な治癒過程の一部である
力ζその血管再生が現実に起こる、損傷を受けた組織へ
の新らたな血管の復旧速度はでん粉加水分解物単独で見
られるよりも、でん粉加水分解物とフルクトースで処置
した時の方が予想外に早い、添加し次単[はでん粉加水
分解物と組合わせた時にシナジー効果を有し、最終結果
は2物質のいずれかを単独に使用し九時には到達できな
いものとなっている。 同様な驚(べき効果は肉芽組織の生長でも見られる。上
述の碌に、健康な肉芽組織の眼に見える程の出現は治癒
過程の出発点であり、肉芽組徐に伴われた多くの線状芽
細胞により痛めつけられた領域の連結組織の再構成に治
癒は大きく依存している。でん粉加水分解物単独の使用
は、ある程度は肉芽組織の形成促進に有効な作用を有す
る:かかるm織はでん粉加水分解物単独を使用すると、
比較的平滑な外捩全臂する。他方、でん粉加水分解物を
単糖と組合わせて使用すると、肉芽組織が極めて異なっ
た外観をとり、強度に粒状で、荒い面を有し、より迅速
な治癒速度となる組織中のより大きな活性レベルを示し
ている。 然し特に顕著なのは創傷閉鎖過程について添加した単糖
が有している作用である。この過程は、もしそれが完全
に進行すれば皮膚移植の必要性が少なくできるか全く避
けることができるので、治癒の進行上極めて重要である
。既知のフィルム形成剤の多くについての主な問題点の
一つは、創傷閉鎖を促進できる可能性が稀であり、促っ
て実質的寸法の創傷では皮膚移植が常に必要なことであ
る。でん粉加水分解物だけがこの過程について劇的な作
用ヲ有することが示されており、そして皮膚移植の必要
性を実際にいちじるしく少なくしている。然し、単糖と
組合わせると、創傷閉鎖に関する観察結果は実に例外的
であって、これ迄可能として矧らnでいた時間よりもさ
らに比較的短い時間内により大きな創傷が完全な閉鎖を
示す、添加単糖の作用はそれ自身、特に上皮有糸分裂及
び移動の促進で顕著であり;これはマクロにもミクロに
も示すことができる。従って、でん粉加水分解物と単糖
特にフルクトースの両方を含有する組成物の使用GL既
知の如何なる創傷被覆剤で可能なものよりも遥かに大巾
に皮膚移植の必要性を少なくするか無くすることができ
る。 最後に、勿論、添加した単糖はでん粉加水分解物と組合
されて抗菌作用を有する。でん粉加水分解物だけでもM
IJ傷での細菌感染のレベルを制御する顕著な能力があ
ることは知られているが、単糖と組合わせるとこの能力
が大きく向上して適用したサイトでの細醒生艮r実質上
児全に阻止する。フィルム形成剤−単糖の組合わせを用
いて認められるすぐれた効果のすべてを用いて1本発明
の組成物は損傷又はきす付けられた組織のすばらしい処
置方法全提供する。 単糖は単独でも抗菌物質として特に有効である。創傷サ
イトでの細菌感染の制御、特に感染の発生の防止に極め
て有効であることが示された。これらの結果は臨床的に
FL最もありふれた創傷処置剤のいくつかで普通かかる
ものに比して、遥かに短時間で創傷中での細菌及びM(
カビ)の生長が停止することから認められる:これは制
御された条件下インビトロでもm認された(実施例3参
照)、これらの化合物は、ダラム陽性菌及びグラム隘性
菌の両方のコロニー形成生長、並びに場合によっては起
こり得る菌(カビ)の日和見感染のi15制御に有効で
あるために、特に好ましい。 単糖はミクロビオステック(mtcrobiostic
)であるだけでなく、ある程度はミクロビシダル(m1
crobtcidaL)でもある。例えば創傷中に普通
見られる細菌をフルクトースの有効1にあてると、多数
の細菌細胞の眼に見える崩壊を起こすことが示される。 上述の様に、感染が既に存在している創傷に並びに発生
した感染がある程度進んでいる皮膚の傷つけられた領域
に利用できる。 単糖の抗菌作用は従来の追加の処置方法、例えば包帯、
ゲル、フィルム等の使用に先旦って創傷の前処置として
、又は他の方法が所望の結果を生じなかった時の後処理
治療として、利用した時に特に有効である。この処置は
様々の方法で達成できる。例えば火傷患者の前処置とし
て損傷した組織の領域を単糖含V溶液から成る浴中に、
未発達の細菌生長を阻止するのに充分な時間の間、浸す
ことができる。 浴溶液は約20乃至約95%迄の濃度の単wit官み得
るが、好ましくは@度は約20−60%の範囲である。 滲漬による処置時間は創傷の程度によって変る。小さな
、かなりW6部的な創傷では、溶液の単糖濃度による力
ζつける時間は24時間以下であろう。当業@は、溶液
中の単糖の童がより多ければ、そnに比例して創傷によ
り大きな滲透作用を及ぼして、従って流体を引出す傾向
があることを知っていよう。より小嘔な創傷については
大きな問題ではない力ζこの作用は例えば広汎に火傷し
た患者に必要とされる処置で出現する。かかる場合、単
糖の!Ifを制限するか又は処置時間を短く保つことが
望ましい、例えば8漬媒体として極めて大きな創傷に(
それらの物が好都合にも手に入ったとして)高いフルク
トース濃度のコーンシロップを用いる場合には、滲漬時
間は、シロップ甲の単S!濃度が極めて高く、約95%
でめるために、約1又は2時間を越えてはならぬ。他方
、シロップを約4倍に迄うすめると、$漬時間は比例し
て増加する。 同様に、それ程広汎ではない創傷の前処置としては、損
潟領域が単糖@液によって、典型的な食塩t&液を用い
た場合と同様に、痛む可能性がある、これは損傷ms上
への夏−Vドリップによっても起こり得る。この場合に
も創傷処置時間は創傷の大きさと単糖の濃度によって変
る。大きな創傷では1回に1−2時間が最大の推奨時間
でおる。より小さな傷については、24時間迄の間に、
6時間迄、1日数回が許容し得る。 乾燥粉末の型で単糖を直接に火傷又は創傷に使用するこ
ともできる。粉末は単に創傷上にふりかけて、創傷の太
き嘔に応じた時間その1まにしておく。例えば、小さな
傷については、粉末を24時間迄の間そのま筐にしてい
ても良い、その間に4−6回便用を繰返すことができよ
う。広汎な創傷については使用を一般に1−2時間以上
すべきでは無い。 単糖だけを使用する本発明の実施では、処W、浴1便は
約20乃至、f195%重t/容量の単糖濃度を有する
必要があリ、好ましい濃度は約20乃至約60%である
。溶液調製では、乾燥形態の単s全iusのwJ部的処
置に適した製薬上許容し得る液体ビヒクルと混合し得る
。好ましい稀釈剤は蒸留水、平衡塩溶液、普通の食塩又
はリンゲル溶液である。 これら及びその他の製薬上許容し得る溶液は当業者によ
く知られている;特に好ましいのはそれ自身創傷治療過
程に有効な作用を有することが知らnている平衡塩溶液
である(米国特許第4,414,202号)。溶液のp
Hは約5乃至7.4に、好ましくは約6−7に保つ。別
の方法では使用溶液は稀釈又は未稀釈の高濃度の現在入
手できるフルクトースコーンシロップである。乾燥形態
での使用では、単糖は化学的に純粋な粉末となり得る。 特に有用なのは乾燥高フルクトースコーンシロップ粉末
例えばArnerican MaizeCoynpan
3/ (Indiana)製−のものである。 この製
品は約95%のグルコースとフルクトースの混合物で、
雨傘は高分子量の糖である。 本発明のフィルム形成用組成物瓜約3乃至7個の炭素原
子を持つ少なくとも1種の製薬上許容し得る単糖の有効
量と製薬上許容し得るフィルム形成剤とを含有する。 好ましい態様では、本発明の製薬上許容し得る単糖は製
薬上許容し得るアルドース環又は製薬上許容し得るケト
ース糖である。本発明が対象とする製薬上許容し得るア
ルドース環の中にはエリトロース、トレオース、リボー
ス、アラピノ−人キシロー人 リキソース、アロース、
アルギナート、グルコース、マンノ−人グロース、イド
ース、ガラクトース及びタロースがある。本発明の組成
物中での使用が好ましい製薬上許容し得るケトース糖の
中ではエリトルロース、リプロー人キシルロース、ブシ
コース、フルクト−人ンルボース、タガトース及びセド
ヘプツロースがある。CD)及びCL)異性体のいずれ
も使用し得る力ζCD)糖が好ましい。上記アルドース
及びケトース糖のすべては本発明の組成物の単糖成分と
して使用し得る力ζアルドース環のグルコース及びケト
ース糖中ではフルクトース及びンルボースが特に好まし
い。就中、ケトース糖が最も特に好ましく、その中でも
フルクト一スが本発明の組成物中で使用するための最も
好ましい単糖である、その理由は所望の作用を達成する
のに必要な割合がフルクトースを用い九時により少くて
よいためでるる。単糖は好ましくは組成物の重量の約5
乃至約30%の量で存在させる。単糖成分は2種以上の
単糖の混合物であっても良い。例えば粉末で入手できる
高フルクトースコーンシロップは、約95%のグルコー
スとフルクトース金合計として一般に含み、両楯はほぼ
等量である。かかる粉末をでん粉加水分解物と。 好ましくは豹30%以下の量で、単一の単糖の添加の代
りに混合しても良い。 本発明の別の好ましい態様で1L製薬上許容し得るフィ
ルム形成剤としては、これに限定されるものではない力
ξでん粉加水分解物、ポリビニルビクリトン、ポリビニ
ルアルコール、エチレングリコール、アルブミン、セル
ロース、ゼラチン、可溶化ケラチン、とドロコロイド例
えば、アルギナート、カラヤゴム、アラビヤゴム、トラ
ガヵントゴム、寒天及びハリエンジュ豆ゴムがある。こ
れらのフィルム形成剤中ででん粉加水分解物が最もH4
しい。 当業者はでん粉加水分解物はそのデキストロース当tに
よって最も普通に分類てれる炭水化物の混合物の一般名
であることを熟矧している。本発明のでん粉7111水
分屑物は85以下の、好筐しくは4o以下のデキストロ
ース当量tt−有するものである。より好ましくは本発
明のでん粉加水分解物のデキストロース当量は約5と4
0の間でちる。更により好ましくはでん粉加水分解物の
デキストロース当量は約7.5と30の間である。更に
よりより好ましくはでん粉加水分解物は約10乃至20
の範囲のデキストロース当量を有する。最も好ましくは
本発明のでん粉加水分解物は約13乃至17の範囲のデ
キストロース当量を有する。当業者はこの最も好ましい
範囲のデキストロース当量を有するでん粉加水分解物が
より特定的には麦芽デキス) IJンであることを知っ
ていよう。“製薬上許容し得る”とは純粋で殺菌されて
いることを意味していると理解されたい。乾燥加熱、濾
過又は照射を含む公知の方法が殺菌に使用できるが、照
射は分子構造に影響する可能性があるので単糖には特に
推奨されるものでは無い。 単糖と組合わせたフィルム形成剤の作用は少量の任意的
成分の含有によって更に向上させることができる。任意
的成分は組成物の全重量の5%を越える部分を占めるこ
とは一般に無い。 別の好ましい態様では、本発明の組成物への主たる追加
成分はアスコルビン酸又は製薬上許容し得るその塩を含
むものである。当業者はアスコルビン酸又は製薬上許容
し得るその塩が健康な肉芽組織の形成及び生長を促すこ
とを知っている。本発明での使用の対象とする製薬上許
容し得るアスコルビン酸塩の中には、アスコルビン酸ナ
トリウム、アスコルビン酸カリ9ム及びアスコルビン酸
カルシウムがある。然し強調して2きたいのは酸、アス
コルビン酸自身が最も好ましい。使用する場合、アスコ
ルビン酸成分を組成物の全重量の約0.1−5%、最も
好ましくは組成物の約1−3.5%の童で使用する。 別の好ましい態様では、本発明の組成物は、鉄、カルシ
ウム、銅、マグネシウム、セレン、銀、マンガン、亜鉛
及びその混合物から成る群から選ばれた製薬上許容し得
る1種又は2種以上の金属塩を含む。本発明の組成物中
への1種又は2種以上のこれらの塩の包含はその治療過
程上有効である。好ましい塩の中で第1鉄(1価イオン
)f:含有する塩が最も好ましい。例えば硫酸第1鉄、
塩化第1鉄又はグルコン酸第1鉄の一つの使用が好まし
い。その中でも硫酸第1鉄の使用が特に好ましい。2種
以上のこれらの塩を本発明の組成物に包含できることを
強調しておく、従って第1鉄塩を上述の種類の金属塩の
11!以上と共に使用できる。勿論、硫酸第1鉄が特に
好ましい。ここで使用する対象となるその他の塩には、
アスコルビン酸カルシウム、塩化カルシウム、沃素醗カ
ルシウム、過マンガン酸カルシウム、(1,2及び3水
素つ燐酸カルシ9ム、グルコン酸カルシ9ム、酢酸亜鉛
、炭酸亜鉛、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛、沃累酸亜鉛、酸
化亜鉛、過マンガン酸亜鉛、過酸化亜鉛、サルチル酸亜
鉛、ステアリン酸亜鉛、硫酸亜鉛、塩化マグネシウム、
クエン酸マグネシウム、塩化マグネシウム、硫散マグネ
シワム、塩化マンガン及び硫酸鋼がある。好ましい銀塩
を一硝酸銀、クエン酸銀、沃化銀及び乳酸銀である。 元素の形の沃素、及び加熱してでん粉加水分解物と錯化
した沃素及びヨードチンキ、沃素塩例えばルゴール溶液
も添加できる。沃化ナトリクム及びカリ9ム、沃素酸ナ
トリウム及びカリ9ム、沃素酸カルシウム及び沃化カル
シウムが特に好ましい。稀釈pvp−沃素の水溶液、通
常の食塩又は平衡塩溶液も本発明の処置と組合わせて有
効に使用できる。 更なる追加成分は1樵又は2種以上の燐酸アデノシン即
ちATP、ADP又はAMPとなり得る。 本発明の組成物の更に別の好ましい西様では、組成物が
α−ケトグルタル酸及びα−ケトグルタル酸の製薬上許
容し得る塩から成る群から選ばれた化合物を金屑する。 α−ケトグルタル酸及びその塩はコラーゲン形成を促進
し、従つて本発明の組成物を使用する創傷の治癒速度を
増す。仁の成分は一般に1−2%以下の量で存在させる
。 最後に、本発明の組成物に包含できる更に別の成分があ
る。この成分は治療を向上させる1種又は2種以上のア
ミノ酸である。好ましい態様では、1種又はそれ以上、
すべて迄の以下に示すアミノ酸が本発明の組成物に与え
ることが可能である;イソロイシン、ロイシン、リシン
、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニ/、ドリフ
トファン、バリン、チロシン、アラニン、アルギニン、
グリシン、プロリン、ヒスチジン、セリン、アスパラギ
ン、アスパラギン酸、システィン、シスチン、グルタミ
ン及びグルタミン戚、その中でもグリシン、プロリン及
びリシンが特に好ましい。 本明細書中では用語“アミノ酸0は純粋な形態及びアミ
ノ酸の塩酸塩の両方を指すものとしていることを理解さ
れたい。従ってアミノ酸全使用する本発明の好ましい態
様では、上述の好ましい38!のアミノ酸の1.Z又は
3檀を本発明の組成物に包含している。一般に組成物中
のアミノ酸の量は1%を越えない。 特に好ましい態様では、本発明の組成物はでん粉加水分
解物及びd−フルクトース、d−グルコースMd−ソル
ボースから成る群から選ばれた単糖を含む、より特には
、本発明の組成物は、40以下のデキストロース当tt
Wするでん粉加水分解物及びd−フルクトースを含む。 好ましくはフルクトースは組成物総重量の約30%迄占
める。 別の好ましい態様では、d−フルクトース及び40以下
のデキストロース当量を有するでん粉加水分解物を含有
する組成物は以下の添加剤の1種又は2種以上が追加さ
れている:好ましくは上述のアミノ酸の181又は2種
以上であるアミノ酸:α−ケトグルタル酸又は製薬上許
容し得るその塩:第1鉄塩好ましくは硫酸第1鉄;カル
シウム、亜鉛、マンガン、マグネシウム、銅、セレン及
び銀から成る群から選ばれた金属の製薬上許容し得る別
の塩。 本発明の特に好ましい態様では、上述成分のすべてを組
成物中に含有する。従って、本発明の特に好ましい態様
では、13乃至17のデキストロース当量を有するでん
粉加水分解物の主要i:5−30%の濃度で存在するd
−フルクトース;1−5%のIMのアスコルビン[;0
.1−1%の濃度の硫酸第1鉄:1%以下の濃度の亜鉛
塩;約1−2%の濃度のα−ケトグルタル酸及び0.1
−1%鏝度で存在する少なくとも1′!iiのアミノ酸
(濃度%は′l#1成物の総重量基準である)を包含す
る組成物が提供される。 甲程度しか感染していないか、未感染の創傷では単糖の
混在で計容し得る程度に感染を制御するのには光分でる
る。 然し特に重症の感染の場合には、創傷の治療に通常使用
ぜれる分類の抗生物質又は抗カビ剤の一つも少量含有す
るのが望ましい。有用な抗生物質中にはストレプトマイ
シン、イニシリン、テトラサイクリン、銀サルファダイ
アジン、スル7アニルアミド、メチル化スルファニルア
ミド(5xlfartylonR)、−k 77 ロス
ボリア及CF7ミ/−/リコシドがある。有用な抗カビ
剤にはナイスタチン(mycostatsn )、又
はグラミシジンがある。添加する必要のある抗生物質は
極く少量であることに注目する必要がある。 本発明の組成物は創傷処置の正規のプログラムで有効に
使用できる。例えば好ましい創傷処置方法ではでん粉加
水分解物単糖粉末製剤を1日に4回文、&″12回創傷
に直接加える。典型的には創傷先ず外科的に切開して、
え死したすべての組織を除去する。水パルス化装置を用
いて切開を促進することも可能であり;酵素的切開も有
効であり、蛋白質分解酵素例えばrravasmR%s
ioBmm 、 =y−ラゲナーゼ等が使用される。 米国特肝第4,414.202号の教示によれば、フィ
ルム形成用組成物の使用に先立って、創傷を好ましくは
6−7.8のpgを翌する緩衝溶液を用いて洗浄する。 組成物を加える前に稀(0,05−1%)pvp−沃素
溶液で5乃至30分、創傷を洗浄及び/又は浸漬するこ
とが乾燥性物質の創傷治療作用を促進することが見出さ
れ念。次に創傷をでん粉加水分解物/単糖組成物を創傷
上をフィルムが形成できる充分なit用いて被覆する。 創傷は次に場合によっては、毎日処置を反復するために
除去できる好ましくは非接着性の包帯を用いて被っても
良い。この処置方法は哺乳類の皮膚創傷に特に有効であ
り、ヒトの創傷の処置に最も適している。 単糖が前処置溶液の活性成分として使用される場合には
少量の製薬上許容し得る亜鉛、カルシウム、第1鉄、銅
、マンガン、マグネシウム塩及び銀
。 より特には創傷治療法で有効な単糖特にフルクトースの
使用に関する。 〈発明の背景〉 例えばひどい火傷、創傷、圧迫潰瘍等により皮膚に過酷
な損傷を負っている間は、負傷した領域は生理的に極め
て不安定である:かかる負傷又は傷害に続いて問題の領
域の正常な生理的過程はひどく汚染されてい゛よう。皮
膚生長、血液流及び免疫性の正常なパターンの破壊がそ
の領域の傷害によってすべである程度は起っていよう。 かかる損傷した組繊の外科的治療は従って、これらの好
ましからざる作用を制御して実質的にくつがえすことが
でき、一方向時にその領域の治療に必要な方法を促進で
きる必要がある。 かかる損傷によって有害な作用を与えかねない異なった
さまざまの系があるために、色々の問題の発生源を制御
するのに有効な単一の薬剤を見出すのは困難である。例
えば遭遇する最も過酷な難点はさまざまの異なった微生
物柵による創傷での即時増殖である。創傷サイトへの通
常の侵入者の既知の何原体例えば黄色ブト9球菌[!1
taphylococcusa1Lreus]、並びに
場合によって病原体となるさまざまのもの例えば大腸園
[Escheデ1chta coli]シュドモナスア
クルギノサ[Pseudornonaa aarugi
noaa ]がある、さ1ざまの(酵母)菌、特にカン
ジダアルビカンス(Candida albicana
〕も創傷中に見出されよう。話題となる用途については
沢山の抗菌物質が知られているが。 重要な欠点無しではいずれも有効では無い。例えば銀サ
ルファダイアジン、ダラム陽性菌及びダラム陰性菌に対
して有効である現在選択てれる抗菌物質は、その使用中
に多くの耐性菌株力ζ特にシュードモナス属で発生して
いる。同様に通常使用されるペタジン(Eatadtn
e)(ポビドン−沃素)はダラム陽性及びダラム陰性細
菌のいずれにも有効であるが、使用時に患者にひどい痛
みを与え、創傷中の白皿球、符に多形核細胞、リンパ球
、単球及びマクロファージを殺して、既にひどく傷つい
ている領域に感作を起すでろろう。その他の既知抗菌物
質は組成物の低い拡散能、又は比較的少い種類の細菌を
カバーする活性の範囲によってその使用が妨げられるで
あろう:費用が、例えば種々の銀塩の様な物質にとって
は考慮の一因子となる。 創傷サイトへの細区侵入に関連して、多くの場合認めら
れるような一般的な循環の減少がある。例えば、じよく
そう又はうったい潰瘍では血液流の停止が徐々に発生す
る、一方、急敏な停止は熱輻射及び化学火傷で起こる。 いずれの場合も血液流速度の減少は細胞への栄養素と酸
素の供給のそれに対応した減少を意味する。従ってその
欠乏はわずかじか供給を受けない領域の組織のえ死を次
に迎えることになり、これは好筐しからぬ細菌及びカビ
類の侵入が起こることに続く。治療を進めるためには、
負傷した領域を尾をひく細菌感染の進行を防止するだけ
でなく血液流を回復させる必要があり、これが充分な栄
養素と酸素とを供給して、創傷領域の再生を支える必要
がある。理想的に言えば、健康な肉芽組織の形成によっ
て、増加した血液流も伴われるべきである。肉芽組織と
は、多くの線状芽細胞と膠原質(コラーゲン)及び間質
物質を含有する高度に脈管化した組繊の層で、正常な創
傷治癒過程の再コラーゲン化及び再上皮形成を支持する
。 創傷治癒過程の別の極めて大切な問題は創傷閉鎖の開始
である。これは一般に2段階で進み、収縮と上皮移動か
ら成る。収縮は創傷の緑からの大きな皮膚の移行プロセ
スであり、一方、移動は創傷面上への活性化した上皮細
胞の分離と移行である。収縮自身ある程度のきずあとを
招来するので、上皮移動の過程を増加させる方法で治癒
を促進することができるのが好ましい。移動の過程は創
傷サイトを横切る動きを伴なう、上皮細胞の有糸分裂の
促進が特徴である。上皮移動の程度、及び創傷閉鎖の速
度は促進可能であり、らる場合には創傷の治癒を完全に
するために追加の皮膚移植が必要かどうかが考えられる
。 損傷を受けた組織の再生を達成するためには異なる多数
の因子を制御及び/又は促進する必要があることが明ら
かである。関係する過程及びそれを制御すべき機構がひ
どくかけ離れているので、必要とされる過程の殆んど又
はすべてを同時に助長及び促進できる単一の処置用組成
物又は処置方法に焦点をしぼることが難かしいことが明
らかとなった。利用可能な様々の抗菌物質について上述
した様に、入手可能な大部分の創傷治療用組成物はいく
つかの欠点、利用方法が複雑か、感染制御能力が不充分
であるか、患者に痛み金与えるか、保護活性の範囲が限
定されるか、高価かという欠点がある(例えばり、Wi
aa (ad、) BurnWosnd Covar
tnga*Vot、I Chap、1.p、11−22
。 CBCPデsaa、1984参照)。 今や驚くべきことには、ある種の単楯力ζ単独で又は既
知の創傷治療用組成物と組合わせて使用し次場合、細菌
感染に対する追加的保護(作用)を提供し肉芽組織の生
長を増大させ、創傷サイトの血管再生を促進し及び/又
は上皮移動及び創傷閉@をはやめることが見出された。 単lIを既知組成物と組合わせて使用した場合には、創
傷治癒過程められる効果が上述の特徴について顕著であ
りそして予想出来ない程改善される。単独で使用した場
合は、単糖は損傷を受けた皮膚上への細菌感染を制御す
るのにめざましいそして全く予想外の効果を示す。この
点で単[フルクトースが最も有効であり成功を収めるこ
とが明らかとなった。 −1l!まざまの単糖が治療目的でこれ迄使用されるこ
とが知られている。例えば外科的体外循環法中に赤血球
破壊を防止するためにフルクトースを静脈的に投与する
ことが知られている(米国特許第4,448,771号
)。口中の細菌による酸形成を防止するために砂糖代替
物としてソルボースを便用することが知られている(米
国特許第4,390,523号)力ζ然しそれ自身は細
菌生長に何の作用も持っていない。ヒトのストレス応答
を制御するための純フルクトースの経口投与も仰られて
いる(米国特許第4,024,250号)。 照射を施したグルコース及びフルクトースに制菌作用が
あることが認められるtζこの作用は照射によって生じ
た過酸化化合物の明らかな結果である。(Namike
at al。 この点はグルコース及びフルクトースの存在下での正常
な細菌生長によって実際対比できる。さまざ1の天然物
質、例えば蜂蜜又は砂t11(即ちスクロース)も感染
を防ぐための民間薬の形で伝統的に使用されている。従
って、単糖が単独又は開用創傷治療用製剤用の他の生成
物と組合わせて使用されたということ、及び事実単糖は
二塘例えばスクロース及びラクトースよりもより顕著な
保護作用を示すということ、がこれ迄示されていなかっ
た。本明細書中では、用語1創傷”を皮膚又は結合組織
損傷、例えば火傷、圧迫潰瘍、虚血漬嬉、化学及び放射
線傷、アブセシス(αbce −aams )、フイス
テル、骨の欠陥、骨折の変形治癒、脈管炎、熱帯性寄生
虫潰瘍、癩潰瘍及び座者又は乾鮮病変に使用する。 〈発明の構成〉 本発明は約3乃至7個の炭素原子を有する少なくとも1
種の製薬上許容し得る単糖の有99J量及び製薬上許容
し得るフィルム形成剤を含有することを特徴とする組成
物に関する。その好ましい態様では、本発明はフルクト
ースの有効量及びでん粉加水分解物を含有する組成物に
関しそして好ましくはフルクトースと13乃至17のデ
キストロース当量を有するでん粉加水分解物を含有する
組成物に関する。 これらの組成物は創傷の処置及び治療のいず瓜並びに軟
膏の形で使用される他の皮膚用処置剤のキャリヤーとし
ての用途にもM用である。 本発明は″y−咄乳類の創傷中の細菌生長の制御用に単
糖特にフルクトースを使用する方法に関する。 く態様の詳細〉 本明細書及び特許請求の範囲で使用する@細菌生長の制
御(controlling rnicrobial
growth )−とは未感染の創傷上への細菌生長
の阻止、及び既に感染しているi1J傷中での創傷中に
存在する細菌の更なる生長の阻止又は実際的殺傷につい
ての単糖の能力を指すものとする。@細菌的(rnic
robial)″とは細菌又はカビ類感染を指す。 ここで述べる単糖は伝統的々創傷治療用組成物に添加し
て使用した時並びに創傷の抗陥用前処理剤として単独に
使用した時に、全く予想外の好ましい効果を与える。特
に良好な効果は、さまざまの種類の創傷、特に火傷用の
保護被覆剤として日常使用されているさまざまのフィル
ム形成剤に単糖を治療上有効量で添加し死時に、認めら
れる。これらの薬剤はそれ自身、水及び細菌に対して同
時的バリヤーを形成しそしてここでは、さ1ざまの種類
の乾燥(非ゲル)フィルム、並びに生物的ゲル(ゼラチ
ン及びゼラチン/−!クチン物質)、合成ヒドロゲル、
イオン性ゲル及び粘着剤から成る。単糖は上記物質のい
ずれとも有効に組合わせて使用できる力ζ桁外れに好ま
しい結果は単糖特にフルクトースをフィルム形成用でん
粉加水分解物と組合わせた時に達成される。 でん粉加水分解物の治療上での使用は米国特許第3,8
12.252号及び第4,414.202号に深く記載
されており、その教示を参考としてここに包含させる。 −口で言うと、この物質はそれ自身、火傷、潰瘍、病変
等に対する桁外れに有効な処置剤である。でん粉加水分
解物は究極的には下側のm織に接着し且つガス及び流体
に対して半透過性のフィルムを形成する。従って血漿及
び流体損失を少なくする被at’を与え、−万病原性細
菌の侵入も防止する。でん粉加水分解物を使用した時に
認められる効果は、伝統的な創傷被覆剤を用いた時に見
られる結果よりも遥かにすぐれている。これを単糖と組
合わせて使用すると、創傷治癒作用が途方もなく向上し
、でん粉加水分解物を単独で使用した時にこれ迄得るこ
との出来なかった結果を生ずる。 例えばでん粉加水分解物と単糖特にグルコース又はフル
クトースの混合物の使用は創傷の血管再生過程に顕著な
効果をMする。かかる使用後15分−6時間以内に、処
置し九創傷は明赤色を強く呈し、その領域に祈念な血管
が形成さね、そして正常な循環にサイトがもどった眼に
見える証拠を示す。それは正常な治癒過程の一部である
力ζその血管再生が現実に起こる、損傷を受けた組織へ
の新らたな血管の復旧速度はでん粉加水分解物単独で見
られるよりも、でん粉加水分解物とフルクトースで処置
した時の方が予想外に早い、添加し次単[はでん粉加水
分解物と組合わせた時にシナジー効果を有し、最終結果
は2物質のいずれかを単独に使用し九時には到達できな
いものとなっている。 同様な驚(べき効果は肉芽組織の生長でも見られる。上
述の碌に、健康な肉芽組織の眼に見える程の出現は治癒
過程の出発点であり、肉芽組徐に伴われた多くの線状芽
細胞により痛めつけられた領域の連結組織の再構成に治
癒は大きく依存している。でん粉加水分解物単独の使用
は、ある程度は肉芽組織の形成促進に有効な作用を有す
る:かかるm織はでん粉加水分解物単独を使用すると、
比較的平滑な外捩全臂する。他方、でん粉加水分解物を
単糖と組合わせて使用すると、肉芽組織が極めて異なっ
た外観をとり、強度に粒状で、荒い面を有し、より迅速
な治癒速度となる組織中のより大きな活性レベルを示し
ている。 然し特に顕著なのは創傷閉鎖過程について添加した単糖
が有している作用である。この過程は、もしそれが完全
に進行すれば皮膚移植の必要性が少なくできるか全く避
けることができるので、治癒の進行上極めて重要である
。既知のフィルム形成剤の多くについての主な問題点の
一つは、創傷閉鎖を促進できる可能性が稀であり、促っ
て実質的寸法の創傷では皮膚移植が常に必要なことであ
る。でん粉加水分解物だけがこの過程について劇的な作
用ヲ有することが示されており、そして皮膚移植の必要
性を実際にいちじるしく少なくしている。然し、単糖と
組合わせると、創傷閉鎖に関する観察結果は実に例外的
であって、これ迄可能として矧らnでいた時間よりもさ
らに比較的短い時間内により大きな創傷が完全な閉鎖を
示す、添加単糖の作用はそれ自身、特に上皮有糸分裂及
び移動の促進で顕著であり;これはマクロにもミクロに
も示すことができる。従って、でん粉加水分解物と単糖
特にフルクトースの両方を含有する組成物の使用GL既
知の如何なる創傷被覆剤で可能なものよりも遥かに大巾
に皮膚移植の必要性を少なくするか無くすることができ
る。 最後に、勿論、添加した単糖はでん粉加水分解物と組合
されて抗菌作用を有する。でん粉加水分解物だけでもM
IJ傷での細菌感染のレベルを制御する顕著な能力があ
ることは知られているが、単糖と組合わせるとこの能力
が大きく向上して適用したサイトでの細醒生艮r実質上
児全に阻止する。フィルム形成剤−単糖の組合わせを用
いて認められるすぐれた効果のすべてを用いて1本発明
の組成物は損傷又はきす付けられた組織のすばらしい処
置方法全提供する。 単糖は単独でも抗菌物質として特に有効である。創傷サ
イトでの細菌感染の制御、特に感染の発生の防止に極め
て有効であることが示された。これらの結果は臨床的に
FL最もありふれた創傷処置剤のいくつかで普通かかる
ものに比して、遥かに短時間で創傷中での細菌及びM(
カビ)の生長が停止することから認められる:これは制
御された条件下インビトロでもm認された(実施例3参
照)、これらの化合物は、ダラム陽性菌及びグラム隘性
菌の両方のコロニー形成生長、並びに場合によっては起
こり得る菌(カビ)の日和見感染のi15制御に有効で
あるために、特に好ましい。 単糖はミクロビオステック(mtcrobiostic
)であるだけでなく、ある程度はミクロビシダル(m1
crobtcidaL)でもある。例えば創傷中に普通
見られる細菌をフルクトースの有効1にあてると、多数
の細菌細胞の眼に見える崩壊を起こすことが示される。 上述の様に、感染が既に存在している創傷に並びに発生
した感染がある程度進んでいる皮膚の傷つけられた領域
に利用できる。 単糖の抗菌作用は従来の追加の処置方法、例えば包帯、
ゲル、フィルム等の使用に先旦って創傷の前処置として
、又は他の方法が所望の結果を生じなかった時の後処理
治療として、利用した時に特に有効である。この処置は
様々の方法で達成できる。例えば火傷患者の前処置とし
て損傷した組織の領域を単糖含V溶液から成る浴中に、
未発達の細菌生長を阻止するのに充分な時間の間、浸す
ことができる。 浴溶液は約20乃至約95%迄の濃度の単wit官み得
るが、好ましくは@度は約20−60%の範囲である。 滲漬による処置時間は創傷の程度によって変る。小さな
、かなりW6部的な創傷では、溶液の単糖濃度による力
ζつける時間は24時間以下であろう。当業@は、溶液
中の単糖の童がより多ければ、そnに比例して創傷によ
り大きな滲透作用を及ぼして、従って流体を引出す傾向
があることを知っていよう。より小嘔な創傷については
大きな問題ではない力ζこの作用は例えば広汎に火傷し
た患者に必要とされる処置で出現する。かかる場合、単
糖の!Ifを制限するか又は処置時間を短く保つことが
望ましい、例えば8漬媒体として極めて大きな創傷に(
それらの物が好都合にも手に入ったとして)高いフルク
トース濃度のコーンシロップを用いる場合には、滲漬時
間は、シロップ甲の単S!濃度が極めて高く、約95%
でめるために、約1又は2時間を越えてはならぬ。他方
、シロップを約4倍に迄うすめると、$漬時間は比例し
て増加する。 同様に、それ程広汎ではない創傷の前処置としては、損
潟領域が単糖@液によって、典型的な食塩t&液を用い
た場合と同様に、痛む可能性がある、これは損傷ms上
への夏−Vドリップによっても起こり得る。この場合に
も創傷処置時間は創傷の大きさと単糖の濃度によって変
る。大きな創傷では1回に1−2時間が最大の推奨時間
でおる。より小さな傷については、24時間迄の間に、
6時間迄、1日数回が許容し得る。 乾燥粉末の型で単糖を直接に火傷又は創傷に使用するこ
ともできる。粉末は単に創傷上にふりかけて、創傷の太
き嘔に応じた時間その1まにしておく。例えば、小さな
傷については、粉末を24時間迄の間そのま筐にしてい
ても良い、その間に4−6回便用を繰返すことができよ
う。広汎な創傷については使用を一般に1−2時間以上
すべきでは無い。 単糖だけを使用する本発明の実施では、処W、浴1便は
約20乃至、f195%重t/容量の単糖濃度を有する
必要があリ、好ましい濃度は約20乃至約60%である
。溶液調製では、乾燥形態の単s全iusのwJ部的処
置に適した製薬上許容し得る液体ビヒクルと混合し得る
。好ましい稀釈剤は蒸留水、平衡塩溶液、普通の食塩又
はリンゲル溶液である。 これら及びその他の製薬上許容し得る溶液は当業者によ
く知られている;特に好ましいのはそれ自身創傷治療過
程に有効な作用を有することが知らnている平衡塩溶液
である(米国特許第4,414,202号)。溶液のp
Hは約5乃至7.4に、好ましくは約6−7に保つ。別
の方法では使用溶液は稀釈又は未稀釈の高濃度の現在入
手できるフルクトースコーンシロップである。乾燥形態
での使用では、単糖は化学的に純粋な粉末となり得る。 特に有用なのは乾燥高フルクトースコーンシロップ粉末
例えばArnerican MaizeCoynpan
3/ (Indiana)製−のものである。 この製
品は約95%のグルコースとフルクトースの混合物で、
雨傘は高分子量の糖である。 本発明のフィルム形成用組成物瓜約3乃至7個の炭素原
子を持つ少なくとも1種の製薬上許容し得る単糖の有効
量と製薬上許容し得るフィルム形成剤とを含有する。 好ましい態様では、本発明の製薬上許容し得る単糖は製
薬上許容し得るアルドース環又は製薬上許容し得るケト
ース糖である。本発明が対象とする製薬上許容し得るア
ルドース環の中にはエリトロース、トレオース、リボー
ス、アラピノ−人キシロー人 リキソース、アロース、
アルギナート、グルコース、マンノ−人グロース、イド
ース、ガラクトース及びタロースがある。本発明の組成
物中での使用が好ましい製薬上許容し得るケトース糖の
中ではエリトルロース、リプロー人キシルロース、ブシ
コース、フルクト−人ンルボース、タガトース及びセド
ヘプツロースがある。CD)及びCL)異性体のいずれ
も使用し得る力ζCD)糖が好ましい。上記アルドース
及びケトース糖のすべては本発明の組成物の単糖成分と
して使用し得る力ζアルドース環のグルコース及びケト
ース糖中ではフルクトース及びンルボースが特に好まし
い。就中、ケトース糖が最も特に好ましく、その中でも
フルクト一スが本発明の組成物中で使用するための最も
好ましい単糖である、その理由は所望の作用を達成する
のに必要な割合がフルクトースを用い九時により少くて
よいためでるる。単糖は好ましくは組成物の重量の約5
乃至約30%の量で存在させる。単糖成分は2種以上の
単糖の混合物であっても良い。例えば粉末で入手できる
高フルクトースコーンシロップは、約95%のグルコー
スとフルクトース金合計として一般に含み、両楯はほぼ
等量である。かかる粉末をでん粉加水分解物と。 好ましくは豹30%以下の量で、単一の単糖の添加の代
りに混合しても良い。 本発明の別の好ましい態様で1L製薬上許容し得るフィ
ルム形成剤としては、これに限定されるものではない力
ξでん粉加水分解物、ポリビニルビクリトン、ポリビニ
ルアルコール、エチレングリコール、アルブミン、セル
ロース、ゼラチン、可溶化ケラチン、とドロコロイド例
えば、アルギナート、カラヤゴム、アラビヤゴム、トラ
ガヵントゴム、寒天及びハリエンジュ豆ゴムがある。こ
れらのフィルム形成剤中ででん粉加水分解物が最もH4
しい。 当業者はでん粉加水分解物はそのデキストロース当tに
よって最も普通に分類てれる炭水化物の混合物の一般名
であることを熟矧している。本発明のでん粉7111水
分屑物は85以下の、好筐しくは4o以下のデキストロ
ース当量tt−有するものである。より好ましくは本発
明のでん粉加水分解物のデキストロース当量は約5と4
0の間でちる。更により好ましくはでん粉加水分解物の
デキストロース当量は約7.5と30の間である。更に
よりより好ましくはでん粉加水分解物は約10乃至20
の範囲のデキストロース当量を有する。最も好ましくは
本発明のでん粉加水分解物は約13乃至17の範囲のデ
キストロース当量を有する。当業者はこの最も好ましい
範囲のデキストロース当量を有するでん粉加水分解物が
より特定的には麦芽デキス) IJンであることを知っ
ていよう。“製薬上許容し得る”とは純粋で殺菌されて
いることを意味していると理解されたい。乾燥加熱、濾
過又は照射を含む公知の方法が殺菌に使用できるが、照
射は分子構造に影響する可能性があるので単糖には特に
推奨されるものでは無い。 単糖と組合わせたフィルム形成剤の作用は少量の任意的
成分の含有によって更に向上させることができる。任意
的成分は組成物の全重量の5%を越える部分を占めるこ
とは一般に無い。 別の好ましい態様では、本発明の組成物への主たる追加
成分はアスコルビン酸又は製薬上許容し得るその塩を含
むものである。当業者はアスコルビン酸又は製薬上許容
し得るその塩が健康な肉芽組織の形成及び生長を促すこ
とを知っている。本発明での使用の対象とする製薬上許
容し得るアスコルビン酸塩の中には、アスコルビン酸ナ
トリウム、アスコルビン酸カリ9ム及びアスコルビン酸
カルシウムがある。然し強調して2きたいのは酸、アス
コルビン酸自身が最も好ましい。使用する場合、アスコ
ルビン酸成分を組成物の全重量の約0.1−5%、最も
好ましくは組成物の約1−3.5%の童で使用する。 別の好ましい態様では、本発明の組成物は、鉄、カルシ
ウム、銅、マグネシウム、セレン、銀、マンガン、亜鉛
及びその混合物から成る群から選ばれた製薬上許容し得
る1種又は2種以上の金属塩を含む。本発明の組成物中
への1種又は2種以上のこれらの塩の包含はその治療過
程上有効である。好ましい塩の中で第1鉄(1価イオン
)f:含有する塩が最も好ましい。例えば硫酸第1鉄、
塩化第1鉄又はグルコン酸第1鉄の一つの使用が好まし
い。その中でも硫酸第1鉄の使用が特に好ましい。2種
以上のこれらの塩を本発明の組成物に包含できることを
強調しておく、従って第1鉄塩を上述の種類の金属塩の
11!以上と共に使用できる。勿論、硫酸第1鉄が特に
好ましい。ここで使用する対象となるその他の塩には、
アスコルビン酸カルシウム、塩化カルシウム、沃素醗カ
ルシウム、過マンガン酸カルシウム、(1,2及び3水
素つ燐酸カルシ9ム、グルコン酸カルシ9ム、酢酸亜鉛
、炭酸亜鉛、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛、沃累酸亜鉛、酸
化亜鉛、過マンガン酸亜鉛、過酸化亜鉛、サルチル酸亜
鉛、ステアリン酸亜鉛、硫酸亜鉛、塩化マグネシウム、
クエン酸マグネシウム、塩化マグネシウム、硫散マグネ
シワム、塩化マンガン及び硫酸鋼がある。好ましい銀塩
を一硝酸銀、クエン酸銀、沃化銀及び乳酸銀である。 元素の形の沃素、及び加熱してでん粉加水分解物と錯化
した沃素及びヨードチンキ、沃素塩例えばルゴール溶液
も添加できる。沃化ナトリクム及びカリ9ム、沃素酸ナ
トリウム及びカリ9ム、沃素酸カルシウム及び沃化カル
シウムが特に好ましい。稀釈pvp−沃素の水溶液、通
常の食塩又は平衡塩溶液も本発明の処置と組合わせて有
効に使用できる。 更なる追加成分は1樵又は2種以上の燐酸アデノシン即
ちATP、ADP又はAMPとなり得る。 本発明の組成物の更に別の好ましい西様では、組成物が
α−ケトグルタル酸及びα−ケトグルタル酸の製薬上許
容し得る塩から成る群から選ばれた化合物を金屑する。 α−ケトグルタル酸及びその塩はコラーゲン形成を促進
し、従つて本発明の組成物を使用する創傷の治癒速度を
増す。仁の成分は一般に1−2%以下の量で存在させる
。 最後に、本発明の組成物に包含できる更に別の成分があ
る。この成分は治療を向上させる1種又は2種以上のア
ミノ酸である。好ましい態様では、1種又はそれ以上、
すべて迄の以下に示すアミノ酸が本発明の組成物に与え
ることが可能である;イソロイシン、ロイシン、リシン
、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニ/、ドリフ
トファン、バリン、チロシン、アラニン、アルギニン、
グリシン、プロリン、ヒスチジン、セリン、アスパラギ
ン、アスパラギン酸、システィン、シスチン、グルタミ
ン及びグルタミン戚、その中でもグリシン、プロリン及
びリシンが特に好ましい。 本明細書中では用語“アミノ酸0は純粋な形態及びアミ
ノ酸の塩酸塩の両方を指すものとしていることを理解さ
れたい。従ってアミノ酸全使用する本発明の好ましい態
様では、上述の好ましい38!のアミノ酸の1.Z又は
3檀を本発明の組成物に包含している。一般に組成物中
のアミノ酸の量は1%を越えない。 特に好ましい態様では、本発明の組成物はでん粉加水分
解物及びd−フルクトース、d−グルコースMd−ソル
ボースから成る群から選ばれた単糖を含む、より特には
、本発明の組成物は、40以下のデキストロース当tt
Wするでん粉加水分解物及びd−フルクトースを含む。 好ましくはフルクトースは組成物総重量の約30%迄占
める。 別の好ましい態様では、d−フルクトース及び40以下
のデキストロース当量を有するでん粉加水分解物を含有
する組成物は以下の添加剤の1種又は2種以上が追加さ
れている:好ましくは上述のアミノ酸の181又は2種
以上であるアミノ酸:α−ケトグルタル酸又は製薬上許
容し得るその塩:第1鉄塩好ましくは硫酸第1鉄;カル
シウム、亜鉛、マンガン、マグネシウム、銅、セレン及
び銀から成る群から選ばれた金属の製薬上許容し得る別
の塩。 本発明の特に好ましい態様では、上述成分のすべてを組
成物中に含有する。従って、本発明の特に好ましい態様
では、13乃至17のデキストロース当量を有するでん
粉加水分解物の主要i:5−30%の濃度で存在するd
−フルクトース;1−5%のIMのアスコルビン[;0
.1−1%の濃度の硫酸第1鉄:1%以下の濃度の亜鉛
塩;約1−2%の濃度のα−ケトグルタル酸及び0.1
−1%鏝度で存在する少なくとも1′!iiのアミノ酸
(濃度%は′l#1成物の総重量基準である)を包含す
る組成物が提供される。 甲程度しか感染していないか、未感染の創傷では単糖の
混在で計容し得る程度に感染を制御するのには光分でる
る。 然し特に重症の感染の場合には、創傷の治療に通常使用
ぜれる分類の抗生物質又は抗カビ剤の一つも少量含有す
るのが望ましい。有用な抗生物質中にはストレプトマイ
シン、イニシリン、テトラサイクリン、銀サルファダイ
アジン、スル7アニルアミド、メチル化スルファニルア
ミド(5xlfartylonR)、−k 77 ロス
ボリア及CF7ミ/−/リコシドがある。有用な抗カビ
剤にはナイスタチン(mycostatsn )、又
はグラミシジンがある。添加する必要のある抗生物質は
極く少量であることに注目する必要がある。 本発明の組成物は創傷処置の正規のプログラムで有効に
使用できる。例えば好ましい創傷処置方法ではでん粉加
水分解物単糖粉末製剤を1日に4回文、&″12回創傷
に直接加える。典型的には創傷先ず外科的に切開して、
え死したすべての組織を除去する。水パルス化装置を用
いて切開を促進することも可能であり;酵素的切開も有
効であり、蛋白質分解酵素例えばrravasmR%s
ioBmm 、 =y−ラゲナーゼ等が使用される。 米国特肝第4,414.202号の教示によれば、フィ
ルム形成用組成物の使用に先立って、創傷を好ましくは
6−7.8のpgを翌する緩衝溶液を用いて洗浄する。 組成物を加える前に稀(0,05−1%)pvp−沃素
溶液で5乃至30分、創傷を洗浄及び/又は浸漬するこ
とが乾燥性物質の創傷治療作用を促進することが見出さ
れ念。次に創傷をでん粉加水分解物/単糖組成物を創傷
上をフィルムが形成できる充分なit用いて被覆する。 創傷は次に場合によっては、毎日処置を反復するために
除去できる好ましくは非接着性の包帯を用いて被っても
良い。この処置方法は哺乳類の皮膚創傷に特に有効であ
り、ヒトの創傷の処置に最も適している。 単糖が前処置溶液の活性成分として使用される場合には
少量の製薬上許容し得る亜鉛、カルシウム、第1鉄、銅
、マンガン、マグネシウム塩及び銀
【塩】を含有するこ
とが多くは望ましい。これらの任意的成分は全溶液の約
0.001%乃至約5%、好ましくは約0.01乃至約
0.1%の量でしか一般に使用しない。これらの塩は創
傷治療過程で有益な効果tVすることが知られている。 ここで使用対象の塩にはアスコルビン酸カルシウム、塩
化カルシウム、沃素酸カルシウム、過マンガン酸カルシ
クム、(1,2,及び3水素)燐酸カルシウム、グルコ
ン酸カルシウム、酢酸亜鉛、炭酸亜鉛、塩化亜鉛、クエ
ン酸亜鉛、沃素酸亜鉛、酸化亜鉛、過マンガン[亜鉛、
過酸化亜鉛、サリチル酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、硫酸
亜鉛、塩化マグネシウム、クエン酸マグネシクム、硝酸
銀、沃化銀、乳酸銀、塩化マグネシウム、硫酸マグネシ
ウム、塩化マンガン、硫酸鋼、硫酸第1鉄、塩化第1鉄
、及びグルコン酸第1鉄がある。また有用なものとして
沃素塩、例えば沃化又は沃素酸カリワム、ナトリウム又
はカルシウム並びに元素状沃素又はPVP−沃素がある
。これらは単独又は溶液又は乾燥粉末と組合せて使用で
きるが、これらの追加成分の総は全体として5%を越え
ないのが一般に好ましい。その他の可能性ある添加剤は
極めて少量の抗生物質例えばスルホニルアミド(S1L
lfa−mylonR)サルファダイアジン、銀−サル
ファダイアジン、亜鉛−サルファダイアジン、被ニジリ
ン、テトラサイクリン、セファロスポリン、アミノグル
コシド、クリンダミシン(clindamJcin)及
び抗カビ剤例えばrrLycostatsn 。 ナイスタチン又はグラミシジンである。 細菌感染の防止に使用するので、溶液又は乾燥粉末の成
分については各物質を使用前に殺菌する必要があること
は当業者の熟卸しているところである。殺菌方法に格別
の制限はないが、ηl糖の、特に溶液中で、照射は分子
構造に影響することがあるので、照射は推奨される方法
では無い。 乾燥加熱殺菌が本発明の目的には特に適している。 本発明の細菌生長制御方法は哺乳類の皮膚創傷への使用
に適している。然し、本発明の方法はヒトの皮膚の処置
に特に良く適合している。 以下の非限定的実施を参照すると本発明の方法がより良
く理解できよう。 実施例1゜ 以下に本発明の創傷治療用組成物の実施例を示す。いず
れも、フルクトースはPfanstiehL Lab
oratories。 Inc、(Waukttgan、Ill、)製の化学的
に純粋フルクトースであり、M−150とは13−17
のデキストロース当[!有するでん粉加水分解物(Ma
ttrsn 、 GrainProcessing
Corporation、Mwscatine、Ia
、)’1指すものでちった。でん粉加水分解物は使用に
先立ち放射照射で殺菌し念。 1.Af−15095# フルクトース
5yn、 M−tso
71’フルクトース
30y石、M−15088fl フルクトース 10
gアスコルビン酸 2
g■、M−15072fl フルクトース 15
fアスコルビン酸ナトリウム 3
yV、M−15081jl フルクトース 15
:Jアスコルビン酸
3!jV1.Af−15077g フルクトース 2J
/アスコルビン酸カリウム 2
gダリシン 0.33
yリシン 0.33
gプロリン 0
.34g■、M−15080g フルクトース 1
8,9α−ケトグルタル酸塩
1y硫酸第1鉄 0.
1pアミノ酸 (20種のアミノばの等景況合物) 0.9
g実施例2゜ A、84才の白人女性が進行性脳症、アルツハイマー病
にかかつており、栄養失調、カヘキシー及び左坐骨領域
の治療不5TI4゛Cのじよくそう潰瘍にかかつていた
。投与開始時の潰瘍の大きさは5.5x6X1.8an
であった。そこには多量の悪臭を発するえ死したえそ組
織があった。創傷の培養か先づ病変組織を完全に切開し
、次にTIE−σ−8QL 。 平衡塩溶液で充分洗浄した。潰瘍を生じた領域にM−1
50゜デキシトロース当1113−17のD−ゲルコー
ルM(でん粉加水分解物)をつめた。その後の処置は1
日2回塩溶液で洗浄し、でん粉加水分解物を用いること
であった。潰瘍は毎回非粘着性の包帯で被覆した3週間
の治療後、感染が減少し、a瘍の寸法が減つ之、然し治
癒は極めて徐々にしか進まなかった。 こめ点で治療を同一の方法で続けるが、でん粉加水分解
物単独の代りに、80:20の比のでん粉加水分解物と
フルクトースの混合物を使用することとした。より高度
に脈管化した肉芽組織の形成、クレータのより迅速な充
填、潰瘍表面領域の迅速な減少及びより迅速な上皮の生
長によって即効的な臨床応答が示された。さらに潰瘍で
通常存在する滲出物が著しく減少し、肉芽組像上により
強い、よく組織化された、より粘着性のフィルムが認め
られた。このフィルムの多層が粘着し潰瘍の肉芽組織台
のいくつかの領域を結合しているのがみられた。3週間
(始めからでは6週間)後、坐骨部分の潰瘍は完全に治
癒した。 B、67オの女性が12年年間型性硬変症に悩1さルて
おり、完全にマヒしており、両式の仙骨及び坐骨領域に
重症の、深刻に感染した第4度の圧迫rljI瘍が生じ
ていた。この女性に創傷治療剤を投与することとし、次
の処1ft−行なった。1日2回平衡、緩衝塩浴液洗浄
、及びM−150でん粉力n水分解物粉末の散布、治癒
と感染制御は処置の第1日から始凍った。3週間後に潰
瘍音生じた領域は当初の寸法の約20%迄治癒していた
。この点で右側の病変部をでん粉加水分解物(73部)
、フルクトース(24部)、アスコルビン酸(2都)、
20f3Ilのアミノ酸の等景況合物(1部)で処置し
始めた。左側の病変部は従前の処rfItを施し対照と
した。8週間後に組合わせた処方で処置した潰瘍は90
%治癒し、−万対照は35%しか治癒していなかった。 実施例3゜ 以下の実施例はインビトロでのモノサッカライド糖の抗
菌作用の一つを示す。 感染病変部の組織試料を各創傷の中央から皮膚パンチで
摘出した二%試料は約0.7gの平均itであった。M
織試料f:95%エタノールに浸漬し、火にかけて乾燥
し表面汚染金除いた二組織は次に殺菌乳鉢及び乳棒で1
.OMの食塩水と細かくこなれる迄砕いた。 食塩水中で連続10倍稀釈を行ない、流動プレート法で
試料をプレートにのせた。24時間任意嫌気性細菌につ
いて、及び48時間嫌気条件で培養したプレートについ
て定量化を行ない、組織1g当りの微生物として記録し
た。同定及び定量化の次にすべての微生物をETHAス
ラ/トに移した(E:THAはエンリッチTodd−H
awittブイヨ7(ETHB)Todd−Hewit
t Broth(BaltirnoreBiolog
ical Laboratories)、0.5%酵母
エキストラクト(EBL)、0605%ヘミ7 (Ea
s tman KodakCo、)及び0.005%メ
ナジオン(SiμCんemicalCo、)t−含有、
に1.5%寒天(DIFCOLabs)を加えて調製し
た)。すべての微生物は糖で培養する前に24時間生長
させ穴。 次の糖を制菌性比較テストに使用したニゲルコース、フ
ルクトース(単糖)及びスクロース、ラクトース(二糖
)、各糖溶液はETHBの10ν管中rlo、20,3
0゜50又は70%CW/V)の濃度に調製し、次にオ
ートクレーブした。pHは約7.4に調節した。約I
X 10”微生物を有する0、Iauの接Sを6管に次
に入nて、I X 10’の微生物/dの最終濃度とし
た。管を次にファルヵルタテイブ(falcwltat
ivtts)のために嫌気培養し、そして無条件嫌気閑
のためのGas Pakジャー(EEL)で嫌気的に培
養した。所定時間毎に管を培養がら取出してColum
n Hita:hi 124で光字密度′fI:測定し
た。 2回の実行結果は表1及び表2に示す。ごれらの結果を
見ると二糖よりも単糖が予想できない程の処方な則ω生
長阻止効果を就中示し、開閉を達成するのに遥かに低い
糖濃度しか必要としない。 表 1 培養1)24時間後に細菌の生長t−50%減少ささせ
るのに必要な糖濃度2) αtデ#ta l)値は少なくとも2個の各微生物について臨床的に単
離したもので得られた結果の平均値である。 2)細菌は原料及び方法で述べた適切な条件で培養3)
NJ)、−笑施せず 表 2 培養1)24時間後に細菌の生長を90%減少ざぜるの
に必要な糖濃度2) Staphylococt、us 20 74
.3 19.6 47a’ttrgwa 1)表1に同じ 実施例会。 この実施例は単糖含M処置溶液を用いた創傷の有効な治
療処置を示す: A、対象は進行性器官脳症、゛麻痺、上肢及び下肢の痙
縮及び12cmX8X2αの大きさの右大腿領域に大き
な、深い圧迫潰瘍(床ずれ)に悩む90才の女性でめっ
た。この圧迫潰瘍は大量のえ死組織と多量の化膿した悪
臭のする滲出物に満ちていた。腰のX線では金属性の腰
置換補綴と大腿骨に骨髄炎があることを示していた。 圧迫潰瘍は1日2回、平衡塩溶液で洗浄し、17のデキ
ストロース当量(D、E、) を持つでん粉加水分解物
粉末を散布した。必要により潰瘍からえ死組織を切除し
た。でん粉加水分解物だけでは付随する悪臭は減少し九
が、化膿性滲出液が続けて出て、患者は102−103
7に発熱しな。 大腿類(Asαd〕骨髄炎は外科的に除去し、残った孔
を平衡塩溶液で完全に洗浄した。大腿と股臼の部分はキ
ュレットでかきとった。 残った創傷を次に1日2回、平衡塩溶液で洗浄し、化学
的に純粋なフルクトース粉末(Pfansttghl
Laborα−torigs、MrLscatitse
、1.A、)を散布した。残りの感染はほとんどひいた
。この感染に特有の悪臭は24−48時間以内にひいて
、健康な高度に脈管化した肉芽組織が空洞をうめ始めた
。上皮も求心的に生長し始めた。手術後4週間で当初の
潰瘍サイトは80%治癒し患者は長期の緊急治療室滞在
から解放された。 B、後頭領域の硬質下血腫にかかった72才の女性、開
頭術で硬質下皿Il!Iを除去した。回復期中、ねがえ
りを数日は打つことなく上向にね続けた、セして仙骨に
迄浸台している第4期の痒い、重症の感染性、悪臭の仙
骨圧迫潰瘍奮起した。始めポビドン−沃素浸漬音節した
が悪化と潰瘍の拡大しか生じなかった。 この時点で高フルクトースコーンシロップ粉末CDE4
2−55)’iH用いる治癒を始めた。粉末を1日2回
創傷に散布し、次に平衡塩浴液で洗った。処置を始めて
21目に感染の制御が殆んどすぐ起った;これは高度に
脈管化した急速生長肉芽組織の形成でも達成された。 この方法で治療を始めて後、HFG5処1fi’に始め
て約2週間後に、フォローアツプの処置を始めた。ll
Fc!lだけでは創傷にバリヤーをつくり出す充分なフ
ィルムが形成できないので、でん粉加水分解物(DE−
13−17)とHFC8粉末の混合物(70:30)を
用いた。治癒は8週間後に当初の潰瘍の完全閉鎖が達成
ざる迄に迅速に進んだ。 出願人 アンノ二一 エヌ シルベラティ シニア
代 理 人 弁理士 斉 藤 武 彦・ ・。 )1−+ 、−レ 手続補正書 昭和61年11月21日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第249777号 2、発明の名称 単糖を含有する創傷治療剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 アンソニーエヌ シルベラティ シニア (外
1名)4、代理人 願書に添付の手書き明細書
とが多くは望ましい。これらの任意的成分は全溶液の約
0.001%乃至約5%、好ましくは約0.01乃至約
0.1%の量でしか一般に使用しない。これらの塩は創
傷治療過程で有益な効果tVすることが知られている。 ここで使用対象の塩にはアスコルビン酸カルシウム、塩
化カルシウム、沃素酸カルシウム、過マンガン酸カルシ
クム、(1,2,及び3水素)燐酸カルシウム、グルコ
ン酸カルシウム、酢酸亜鉛、炭酸亜鉛、塩化亜鉛、クエ
ン酸亜鉛、沃素酸亜鉛、酸化亜鉛、過マンガン[亜鉛、
過酸化亜鉛、サリチル酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、硫酸
亜鉛、塩化マグネシウム、クエン酸マグネシクム、硝酸
銀、沃化銀、乳酸銀、塩化マグネシウム、硫酸マグネシ
ウム、塩化マンガン、硫酸鋼、硫酸第1鉄、塩化第1鉄
、及びグルコン酸第1鉄がある。また有用なものとして
沃素塩、例えば沃化又は沃素酸カリワム、ナトリウム又
はカルシウム並びに元素状沃素又はPVP−沃素がある
。これらは単独又は溶液又は乾燥粉末と組合せて使用で
きるが、これらの追加成分の総は全体として5%を越え
ないのが一般に好ましい。その他の可能性ある添加剤は
極めて少量の抗生物質例えばスルホニルアミド(S1L
lfa−mylonR)サルファダイアジン、銀−サル
ファダイアジン、亜鉛−サルファダイアジン、被ニジリ
ン、テトラサイクリン、セファロスポリン、アミノグル
コシド、クリンダミシン(clindamJcin)及
び抗カビ剤例えばrrLycostatsn 。 ナイスタチン又はグラミシジンである。 細菌感染の防止に使用するので、溶液又は乾燥粉末の成
分については各物質を使用前に殺菌する必要があること
は当業者の熟卸しているところである。殺菌方法に格別
の制限はないが、ηl糖の、特に溶液中で、照射は分子
構造に影響することがあるので、照射は推奨される方法
では無い。 乾燥加熱殺菌が本発明の目的には特に適している。 本発明の細菌生長制御方法は哺乳類の皮膚創傷への使用
に適している。然し、本発明の方法はヒトの皮膚の処置
に特に良く適合している。 以下の非限定的実施を参照すると本発明の方法がより良
く理解できよう。 実施例1゜ 以下に本発明の創傷治療用組成物の実施例を示す。いず
れも、フルクトースはPfanstiehL Lab
oratories。 Inc、(Waukttgan、Ill、)製の化学的
に純粋フルクトースであり、M−150とは13−17
のデキストロース当[!有するでん粉加水分解物(Ma
ttrsn 、 GrainProcessing
Corporation、Mwscatine、Ia
、)’1指すものでちった。でん粉加水分解物は使用に
先立ち放射照射で殺菌し念。 1.Af−15095# フルクトース
5yn、 M−tso
71’フルクトース
30y石、M−15088fl フルクトース 10
gアスコルビン酸 2
g■、M−15072fl フルクトース 15
fアスコルビン酸ナトリウム 3
yV、M−15081jl フルクトース 15
:Jアスコルビン酸
3!jV1.Af−15077g フルクトース 2J
/アスコルビン酸カリウム 2
gダリシン 0.33
yリシン 0.33
gプロリン 0
.34g■、M−15080g フルクトース 1
8,9α−ケトグルタル酸塩
1y硫酸第1鉄 0.
1pアミノ酸 (20種のアミノばの等景況合物) 0.9
g実施例2゜ A、84才の白人女性が進行性脳症、アルツハイマー病
にかかつており、栄養失調、カヘキシー及び左坐骨領域
の治療不5TI4゛Cのじよくそう潰瘍にかかつていた
。投与開始時の潰瘍の大きさは5.5x6X1.8an
であった。そこには多量の悪臭を発するえ死したえそ組
織があった。創傷の培養か先づ病変組織を完全に切開し
、次にTIE−σ−8QL 。 平衡塩溶液で充分洗浄した。潰瘍を生じた領域にM−1
50゜デキシトロース当1113−17のD−ゲルコー
ルM(でん粉加水分解物)をつめた。その後の処置は1
日2回塩溶液で洗浄し、でん粉加水分解物を用いること
であった。潰瘍は毎回非粘着性の包帯で被覆した3週間
の治療後、感染が減少し、a瘍の寸法が減つ之、然し治
癒は極めて徐々にしか進まなかった。 こめ点で治療を同一の方法で続けるが、でん粉加水分解
物単独の代りに、80:20の比のでん粉加水分解物と
フルクトースの混合物を使用することとした。より高度
に脈管化した肉芽組織の形成、クレータのより迅速な充
填、潰瘍表面領域の迅速な減少及びより迅速な上皮の生
長によって即効的な臨床応答が示された。さらに潰瘍で
通常存在する滲出物が著しく減少し、肉芽組像上により
強い、よく組織化された、より粘着性のフィルムが認め
られた。このフィルムの多層が粘着し潰瘍の肉芽組織台
のいくつかの領域を結合しているのがみられた。3週間
(始めからでは6週間)後、坐骨部分の潰瘍は完全に治
癒した。 B、67オの女性が12年年間型性硬変症に悩1さルて
おり、完全にマヒしており、両式の仙骨及び坐骨領域に
重症の、深刻に感染した第4度の圧迫rljI瘍が生じ
ていた。この女性に創傷治療剤を投与することとし、次
の処1ft−行なった。1日2回平衡、緩衝塩浴液洗浄
、及びM−150でん粉力n水分解物粉末の散布、治癒
と感染制御は処置の第1日から始凍った。3週間後に潰
瘍音生じた領域は当初の寸法の約20%迄治癒していた
。この点で右側の病変部をでん粉加水分解物(73部)
、フルクトース(24部)、アスコルビン酸(2都)、
20f3Ilのアミノ酸の等景況合物(1部)で処置し
始めた。左側の病変部は従前の処rfItを施し対照と
した。8週間後に組合わせた処方で処置した潰瘍は90
%治癒し、−万対照は35%しか治癒していなかった。 実施例3゜ 以下の実施例はインビトロでのモノサッカライド糖の抗
菌作用の一つを示す。 感染病変部の組織試料を各創傷の中央から皮膚パンチで
摘出した二%試料は約0.7gの平均itであった。M
織試料f:95%エタノールに浸漬し、火にかけて乾燥
し表面汚染金除いた二組織は次に殺菌乳鉢及び乳棒で1
.OMの食塩水と細かくこなれる迄砕いた。 食塩水中で連続10倍稀釈を行ない、流動プレート法で
試料をプレートにのせた。24時間任意嫌気性細菌につ
いて、及び48時間嫌気条件で培養したプレートについ
て定量化を行ない、組織1g当りの微生物として記録し
た。同定及び定量化の次にすべての微生物をETHAス
ラ/トに移した(E:THAはエンリッチTodd−H
awittブイヨ7(ETHB)Todd−Hewit
t Broth(BaltirnoreBiolog
ical Laboratories)、0.5%酵母
エキストラクト(EBL)、0605%ヘミ7 (Ea
s tman KodakCo、)及び0.005%メ
ナジオン(SiμCんemicalCo、)t−含有、
に1.5%寒天(DIFCOLabs)を加えて調製し
た)。すべての微生物は糖で培養する前に24時間生長
させ穴。 次の糖を制菌性比較テストに使用したニゲルコース、フ
ルクトース(単糖)及びスクロース、ラクトース(二糖
)、各糖溶液はETHBの10ν管中rlo、20,3
0゜50又は70%CW/V)の濃度に調製し、次にオ
ートクレーブした。pHは約7.4に調節した。約I
X 10”微生物を有する0、Iauの接Sを6管に次
に入nて、I X 10’の微生物/dの最終濃度とし
た。管を次にファルヵルタテイブ(falcwltat
ivtts)のために嫌気培養し、そして無条件嫌気閑
のためのGas Pakジャー(EEL)で嫌気的に培
養した。所定時間毎に管を培養がら取出してColum
n Hita:hi 124で光字密度′fI:測定し
た。 2回の実行結果は表1及び表2に示す。ごれらの結果を
見ると二糖よりも単糖が予想できない程の処方な則ω生
長阻止効果を就中示し、開閉を達成するのに遥かに低い
糖濃度しか必要としない。 表 1 培養1)24時間後に細菌の生長t−50%減少ささせ
るのに必要な糖濃度2) αtデ#ta l)値は少なくとも2個の各微生物について臨床的に単
離したもので得られた結果の平均値である。 2)細菌は原料及び方法で述べた適切な条件で培養3)
NJ)、−笑施せず 表 2 培養1)24時間後に細菌の生長を90%減少ざぜるの
に必要な糖濃度2) Staphylococt、us 20 74
.3 19.6 47a’ttrgwa 1)表1に同じ 実施例会。 この実施例は単糖含M処置溶液を用いた創傷の有効な治
療処置を示す: A、対象は進行性器官脳症、゛麻痺、上肢及び下肢の痙
縮及び12cmX8X2αの大きさの右大腿領域に大き
な、深い圧迫潰瘍(床ずれ)に悩む90才の女性でめっ
た。この圧迫潰瘍は大量のえ死組織と多量の化膿した悪
臭のする滲出物に満ちていた。腰のX線では金属性の腰
置換補綴と大腿骨に骨髄炎があることを示していた。 圧迫潰瘍は1日2回、平衡塩溶液で洗浄し、17のデキ
ストロース当量(D、E、) を持つでん粉加水分解物
粉末を散布した。必要により潰瘍からえ死組織を切除し
た。でん粉加水分解物だけでは付随する悪臭は減少し九
が、化膿性滲出液が続けて出て、患者は102−103
7に発熱しな。 大腿類(Asαd〕骨髄炎は外科的に除去し、残った孔
を平衡塩溶液で完全に洗浄した。大腿と股臼の部分はキ
ュレットでかきとった。 残った創傷を次に1日2回、平衡塩溶液で洗浄し、化学
的に純粋なフルクトース粉末(Pfansttghl
Laborα−torigs、MrLscatitse
、1.A、)を散布した。残りの感染はほとんどひいた
。この感染に特有の悪臭は24−48時間以内にひいて
、健康な高度に脈管化した肉芽組織が空洞をうめ始めた
。上皮も求心的に生長し始めた。手術後4週間で当初の
潰瘍サイトは80%治癒し患者は長期の緊急治療室滞在
から解放された。 B、後頭領域の硬質下血腫にかかった72才の女性、開
頭術で硬質下皿Il!Iを除去した。回復期中、ねがえ
りを数日は打つことなく上向にね続けた、セして仙骨に
迄浸台している第4期の痒い、重症の感染性、悪臭の仙
骨圧迫潰瘍奮起した。始めポビドン−沃素浸漬音節した
が悪化と潰瘍の拡大しか生じなかった。 この時点で高フルクトースコーンシロップ粉末CDE4
2−55)’iH用いる治癒を始めた。粉末を1日2回
創傷に散布し、次に平衡塩浴液で洗った。処置を始めて
21目に感染の制御が殆んどすぐ起った;これは高度に
脈管化した急速生長肉芽組織の形成でも達成された。 この方法で治療を始めて後、HFG5処1fi’に始め
て約2週間後に、フォローアツプの処置を始めた。ll
Fc!lだけでは創傷にバリヤーをつくり出す充分なフ
ィルムが形成できないので、でん粉加水分解物(DE−
13−17)とHFC8粉末の混合物(70:30)を
用いた。治癒は8週間後に当初の潰瘍の完全閉鎖が達成
ざる迄に迅速に進んだ。 出願人 アンノ二一 エヌ シルベラティ シニア
代 理 人 弁理士 斉 藤 武 彦・ ・。 )1−+ 、−レ 手続補正書 昭和61年11月21日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第249777号 2、発明の名称 単糖を含有する創傷治療剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 アンソニーエヌ シルベラティ シニア (外
1名)4、代理人 願書に添付の手書き明細書
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、約3乃至7個の炭素原子を有する少なくとも1種の
製薬上許容し得る単糖及び製薬上許容し得るフィルム形
成剤を含有することを特徴とする組成物。 2、該製薬上許容し得るフィルム形成剤が、85以下の
デキストロース当量を有するでん粉加水分解物、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルアルコール、エチレングリ
コール、アルブミン、セルロース、ゼラチン、可溶化ケ
ラチン、アルギナート、カラヤゴム、アラビヤゴム、ト
ラガカントゴム、寒天及びハリエンジユ豆ゴムから成る
群から選ばれたものであり、且つ単糖が製薬上許容し得
るケトース糖及び製薬上許容し得るアルドース糖から成
る群から選ばれたものである特許請求の範囲第1項記載
の組成物。 3、フィルム形成剤が約5乃至40のデキストロース当
量を持つたでん粉加水分解物である特許請求の範囲第1
項又は第2項記載の組成物。 4、該でん粉加水分解物の該デキストロース当量が約1
0乃至20、好ましくは約13乃至17の範囲内にある
特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項に記載
の組成物。 5、単糖を組成物の重量の約0.01乃至約50wt%
、好ましくは約5乃至約30wt%存在させた特許請求
の範囲第1項乃至第4項のいずれか1項に記載の組成物
。 6、該製薬上許容し得る糖がエリトロース、トレオース
、リボース、アラビノース、キシロース、リキソース、
アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グ
ロース、イドース、ガラクトース、タロース、エリトル
ロース、リブロース、キシルロース、ブシコース、フル
クトース、ソルボース、タガトース及びセドヘプツロー
スから成る群から選ばれたものである特許請求の範囲第
1項乃至第5項のいずれか1項に記載の組成物。 7、糖がD−異性体である特許請求の範囲第1項乃至第
6項のいずれか1項に記載の組成物。 8、該糖がフルクトース、グルコース又はソルボースで
ある特許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれか1項に
記載の組成物。 9、糖がフルクトースである特許請求の範囲第1項乃至
第8項のいずれか1項に記載の組成物。 10、アスコルビン酸及び製薬上許容し得るその塩、α
−ケトグルタル酸及び製薬上許容し得るその塩、アミノ
酸及び沃素化合物から成る群から選ばれた1種又は2種
以上の追加の化合物を含有する特許請求の範囲第1項乃
至第9項のいずれか1項に記載の組成物。 11、第1鉄塩を含有する特許請求の範囲第1項乃至第
9項のいずれか1項に記載の組成物。 12、組成物の総重量を基準として重量で、5乃至30
%の濃度のフルクトース、1乃至5%の濃度のアスコル
ビン酸、0.01−1%の濃度の硫酸第1鉄、0.01
−0.1%の亜鉛塩を含有する特許請求の範囲第10項
又は第11項に記載の組成物。 13、3乃至7個の炭素原子を有する製薬上許容し得る
単糖を有効成分とする創傷治療剤。 14、単糖がフルクトースである特許請求の範囲第13
項記載の治療剤。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US79004485A | 1985-10-22 | 1985-10-22 | |
US790044 | 1985-10-22 | ||
US790059 | 1985-10-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62161729A true JPS62161729A (ja) | 1987-07-17 |
Family
ID=25149479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24977786A Pending JPS62161729A (ja) | 1985-10-22 | 1986-10-22 | 単糖を含有する創傷治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62161729A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003505156A (ja) * | 1999-07-22 | 2003-02-12 | デロイヤル インダストリーズ インコーポレィテッド | 傷の治療を向上させる方法及び組成物 |
WO2006121156A1 (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-16 | Netech Inc. | 皮膚再生を促進する医療用組成物 |
JP2007161688A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Hiroshima Univ | 軟骨生成促進剤 |
-
1986
- 1986-10-22 JP JP24977786A patent/JPS62161729A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003505156A (ja) * | 1999-07-22 | 2003-02-12 | デロイヤル インダストリーズ インコーポレィテッド | 傷の治療を向上させる方法及び組成物 |
WO2006121156A1 (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-16 | Netech Inc. | 皮膚再生を促進する医療用組成物 |
JPWO2006121156A1 (ja) * | 2005-05-13 | 2008-12-18 | 株式会社ネーテック | 皮膚再生を促進する医療用組成物 |
JP2007161688A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Hiroshima Univ | 軟骨生成促進剤 |
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