JPS6215787Y2 - - Google Patents
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- JPS6215787Y2 JPS6215787Y2 JP1981118374U JP11837481U JPS6215787Y2 JP S6215787 Y2 JPS6215787 Y2 JP S6215787Y2 JP 1981118374 U JP1981118374 U JP 1981118374U JP 11837481 U JP11837481 U JP 11837481U JP S6215787 Y2 JPS6215787 Y2 JP S6215787Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- piece
- supports
- pieces
- nose
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、装用時に装用状態のままで、簡単
な操作により眼鏡枠の傾斜角度をかえられるよう
にして、近くを見たり遠くを見たりする際に眼鏡
枠の傾斜角度をかえながらたえず視線とレンズ面
とができるだけ直交する状態になるようにして、
快適な装用感が得られるようにした眼鏡枠に関す
る。
な操作により眼鏡枠の傾斜角度をかえられるよう
にして、近くを見たり遠くを見たりする際に眼鏡
枠の傾斜角度をかえながらたえず視線とレンズ面
とができるだけ直交する状態になるようにして、
快適な装用感が得られるようにした眼鏡枠に関す
る。
これまでにも、枠脚を上下方向に回動させるこ
とにより、眼鏡枠の傾斜角度をかえられるように
したものとして、たとえば実開昭55−178118号公
報に記載されたものが知られている。このものに
おいては、左右1対の両レンズ枠の各内側を中央
連結片により連結して、両レンズ枠の各内側には
左右1対の鼻当片を対向させながらそれぞれ取付
け、そして各レンズ枠の各外側にはそれぞれ支持
体の前端側を取付け、それら支持体には水平方向
に通した雄ねじによりそれぞれ連結片を取付け
て、連結片を雄ねじを中心としてそれぞれ上下方
向の回動ができるようにしており、かつそれら連
結片には垂直方向に通したねじによりそれぞれ枠
脚の前端付近を取付けて、枠脚をねじを中心とし
てそれぞれ内側へ折り曲げることができるように
している。
とにより、眼鏡枠の傾斜角度をかえられるように
したものとして、たとえば実開昭55−178118号公
報に記載されたものが知られている。このものに
おいては、左右1対の両レンズ枠の各内側を中央
連結片により連結して、両レンズ枠の各内側には
左右1対の鼻当片を対向させながらそれぞれ取付
け、そして各レンズ枠の各外側にはそれぞれ支持
体の前端側を取付け、それら支持体には水平方向
に通した雄ねじによりそれぞれ連結片を取付け
て、連結片を雄ねじを中心としてそれぞれ上下方
向の回動ができるようにしており、かつそれら連
結片には垂直方向に通したねじによりそれぞれ枠
脚の前端付近を取付けて、枠脚をねじを中心とし
てそれぞれ内側へ折り曲げることができるように
している。
ところで、この眼鏡枠においては、支持体と連
結片とが互いに接する面に、雄ねじを中心として
それぞれ放射状に多数の突条を形成している。こ
の眼鏡枠は、そもそもレンズを装用者にとつて最
適の角度に調整するためのものである。すなわち
いつたん雄ねじをゆるめ、支持体に対して連結片
を上下方向に回動させながら、レンズに対する枠
脚の角度がその装用者にとつて最適のものになる
位置にした後に、雄ねじを締めて連結片を固定す
る。このようにすると、レンズを装用者にとつて
最適の角度にすることができる。そして、支持体
と連結片との接触面に共に形成された放射状の多
数の突条が互いに相手の突条間にはまつているこ
とにより、その角度を確実に維持することができ
る。いつたん調整をしたら、むやみにその角度を
かえなおすことはない。
結片とが互いに接する面に、雄ねじを中心として
それぞれ放射状に多数の突条を形成している。こ
の眼鏡枠は、そもそもレンズを装用者にとつて最
適の角度に調整するためのものである。すなわち
いつたん雄ねじをゆるめ、支持体に対して連結片
を上下方向に回動させながら、レンズに対する枠
脚の角度がその装用者にとつて最適のものになる
位置にした後に、雄ねじを締めて連結片を固定す
る。このようにすると、レンズを装用者にとつて
最適の角度にすることができる。そして、支持体
と連結片との接触面に共に形成された放射状の多
数の突条が互いに相手の突条間にはまつているこ
とにより、その角度を確実に維持することができ
る。いつたん調整をしたら、むやみにその角度を
かえなおすことはない。
以上から明らかなように、この眼鏡枠は装用時
に装用状態のまま傾斜角度をかえることのできな
いものである。また、支持体に対する連結片の回
動範囲を規制する手段は、何ら設けられていない
ものである。
に装用状態のまま傾斜角度をかえることのできな
いものである。また、支持体に対する連結片の回
動範囲を規制する手段は、何ら設けられていない
ものである。
この考案は、装用時に装用状態のまま手早く容
易に任意の傾斜角度にかえることができ、しかも
機構の簡単な眼鏡枠を提供することを目的とす
る。
易に任意の傾斜角度にかえることができ、しかも
機構の簡単な眼鏡枠を提供することを目的とす
る。
以下、この考案の実施態様を図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第1図はこの考案を通常の眼鏡枠に適用した第
1実施態様を示す斜視図である。Aは眼鏡枠の本
体を示しているが、本体Aは左右のレンズ1,1
と、レンズ1,1のレンズ枠2,2と、左右のレ
ンズ枠2,2を中央のやや上方で連結する中央連
結片3とよりなつている。
1実施態様を示す斜視図である。Aは眼鏡枠の本
体を示しているが、本体Aは左右のレンズ1,1
と、レンズ1,1のレンズ枠2,2と、左右のレ
ンズ枠2,2を中央のやや上方で連結する中央連
結片3とよりなつている。
また、レンズ枠2,2の各内側には対向して鼻
当片4,4を取付けている。レンズ枠2,2の各
外側には枠脚5,5を内側に折りたためると同時
に上下方向に回動もできるように取付けているの
であるが、その枠脚5,5の取付機構を第2図及
び第3図により説明する。
当片4,4を取付けている。レンズ枠2,2の各
外側には枠脚5,5を内側に折りたためると同時
に上下方向に回動もできるように取付けているの
であるが、その枠脚5,5の取付機構を第2図及
び第3図により説明する。
第2図はその取付機構の部分を示す分解斜視図
であるが、まずレンズ枠2の外側に支持体6の前
端を固定して取付けている。支持体6の後端側の
端部は円弧状にして、後端付近には孔7をあけて
いる。支持体6の内面には、全体がほぼコの字形
をしていて二つの孔8,8をあけた受片9をろう
付けにより取付けている。このとき、支持体6の
孔7と受片9の孔8,8とを一致させている。別
体の連結片10を用意するが、連結片10の前端
縁はへの字形に形成して、上方当接面11と下方
当接面12とを形成している。
であるが、まずレンズ枠2の外側に支持体6の前
端を固定して取付けている。支持体6の後端側の
端部は円弧状にして、後端付近には孔7をあけて
いる。支持体6の内面には、全体がほぼコの字形
をしていて二つの孔8,8をあけた受片9をろう
付けにより取付けている。このとき、支持体6の
孔7と受片9の孔8,8とを一致させている。別
体の連結片10を用意するが、連結片10の前端
縁はへの字形に形成して、上方当接面11と下方
当接面12とを形成している。
前端付近に孔13をあけ、後端側には、上下方
向にやや間隔をあけながら二つのリング状体1
4,14を形成している。下方のリング状体14
の内面には雌ねじを切つている。そして、連結片
10を受片9にはめて受片9の孔8,8と連結片
10の孔13とを一致させた後、内面に雌ねじを
切つた受けねじ15を受片9の孔8内にはめ、支
持体6の孔7側から雄ねじ16を入れて受けねじ
15内にねじ込んで締付ける。別体の回動片17
を用意するが、回動片17の前端側にはリング状
体18を形成している。そして、回動片17は枠
脚5の前端付近にろう付けにより取付けている。
回動片17のリング状体18を連結片10の両リ
ング状体14,14の間にはめた後、ねじ19を
上方のリング状体14や回動片17のリング状体
18を通して下方のリング状体14にねじ込んで
締付けると、組立てが完了して第3図に示す状態
となる。なお、枠脚5の前端縁は支持体6の円弧
状の後端縁の形状に沿う形状になるよう、円弧状
にへこませて形成しているのであるが、組立時に
おいては支持体6の後端縁と枠脚5の前端縁とが
ちようどはまり合つている。
向にやや間隔をあけながら二つのリング状体1
4,14を形成している。下方のリング状体14
の内面には雌ねじを切つている。そして、連結片
10を受片9にはめて受片9の孔8,8と連結片
10の孔13とを一致させた後、内面に雌ねじを
切つた受けねじ15を受片9の孔8内にはめ、支
持体6の孔7側から雄ねじ16を入れて受けねじ
15内にねじ込んで締付ける。別体の回動片17
を用意するが、回動片17の前端側にはリング状
体18を形成している。そして、回動片17は枠
脚5の前端付近にろう付けにより取付けている。
回動片17のリング状体18を連結片10の両リ
ング状体14,14の間にはめた後、ねじ19を
上方のリング状体14や回動片17のリング状体
18を通して下方のリング状体14にねじ込んで
締付けると、組立てが完了して第3図に示す状態
となる。なお、枠脚5の前端縁は支持体6の円弧
状の後端縁の形状に沿う形状になるよう、円弧状
にへこませて形成しているのであるが、組立時に
おいては支持体6の後端縁と枠脚5の前端縁とが
ちようどはまり合つている。
そして第3図からも明らかなように、枠脚5は
連結片10のリング状体14,14と回動片17
のリング状体18との間で締付けたねじ19を支
点として回動し、内側に折りたためるようになつ
ている。
連結片10のリング状体14,14と回動片17
のリング状体18との間で締付けたねじ19を支
点として回動し、内側に折りたためるようになつ
ている。
枠脚5を外側へ回動させたときは枠脚5の前端
縁が支持体6の後端縁に当つて止まるようになつ
ている。また枠脚5は、受片9と連結片10との
間にねじ込んだ受けねじ15や雄ねじ16を支点
として、上下方向へも回動できるようになつてい
る。
縁が支持体6の後端縁に当つて止まるようになつ
ている。また枠脚5は、受片9と連結片10との
間にねじ込んだ受けねじ15や雄ねじ16を支点
として、上下方向へも回動できるようになつてい
る。
そして第4図からも明らかなように、枠脚5を
上方へ回動させたときは連結片10の上方当接面
11が受片9に当つて止まり、枠脚5を下方へ回
動させたときは連結片10の下方当接面12が受
片9に当つて止まるようになつている。なお、枠
脚5を上方や下方へ回動させたり、内側へ折りた
たんだり伸ばしたりしたときに安定よく係止させ
るためには適当な摩擦力が必要である。この摩擦
力は雄ねじ16やねじ19の締込み力により得る
ことができるのであるが、雄ねじ16やねじ19
を締込めば締込むほど受片9のコの字形をした部
分や連結片10の両リング状体14,14の間隔
がちぢまることにより摩擦力も強くなるのである
から、それらの締込み力を調節することにより摩
擦力の調節をすることができる。
上方へ回動させたときは連結片10の上方当接面
11が受片9に当つて止まり、枠脚5を下方へ回
動させたときは連結片10の下方当接面12が受
片9に当つて止まるようになつている。なお、枠
脚5を上方や下方へ回動させたり、内側へ折りた
たんだり伸ばしたりしたときに安定よく係止させ
るためには適当な摩擦力が必要である。この摩擦
力は雄ねじ16やねじ19の締込み力により得る
ことができるのであるが、雄ねじ16やねじ19
を締込めば締込むほど受片9のコの字形をした部
分や連結片10の両リング状体14,14の間隔
がちぢまることにより摩擦力も強くなるのである
から、それらの締込み力を調節することにより摩
擦力の調節をすることができる。
以上に示したものは次のようにして使用する。
まず通常の状態で遠方を見ている場合には、枠
脚5,5を上方に回動させてまつすぐ伸ばし、遠
方視の場合の視線とレンズ面とが直交する角度に
して使用する。このとき、連結片10,10の上
方当接面11,11が受片9,9に当接してい
て、連結片10,10や枠脚5,5のそれ以上の
上方への回動を阻止している。そして、読書時な
どで手元のものを見る場合には視線が下向きとな
るので、装用したままの状態で本体Aの下方を顔
面側へ引き寄せ、枠脚5,5を折り曲げながら本
体Aを前方へ傾倒させ、下向いた視線とほぼ直交
する角度にして使用する。このとき、連結片1
0,10の下方当接面12,12が受片9,9に
当接していて連結片10,10や枠脚5,5のそ
れ以上の下方への回動を阻止している(なお、眼
鏡傾斜角は遠方視の場合は5度〜10度、近方視の
場合は20度前後が医学的にみて理想とされてい
る。)。
脚5,5を上方に回動させてまつすぐ伸ばし、遠
方視の場合の視線とレンズ面とが直交する角度に
して使用する。このとき、連結片10,10の上
方当接面11,11が受片9,9に当接してい
て、連結片10,10や枠脚5,5のそれ以上の
上方への回動を阻止している。そして、読書時な
どで手元のものを見る場合には視線が下向きとな
るので、装用したままの状態で本体Aの下方を顔
面側へ引き寄せ、枠脚5,5を折り曲げながら本
体Aを前方へ傾倒させ、下向いた視線とほぼ直交
する角度にして使用する。このとき、連結片1
0,10の下方当接面12,12が受片9,9に
当接していて連結片10,10や枠脚5,5のそ
れ以上の下方への回動を阻止している(なお、眼
鏡傾斜角は遠方視の場合は5度〜10度、近方視の
場合は20度前後が医学的にみて理想とされてい
る。)。
以上の実施態様はこの考案を通常の単焦点用眼
鏡枠に適用したものであるが、この考案は多焦点
用眼鏡枠に適用した場合により効果的となる。つ
ぎに第5図〜第9図によりこの考案を遠近両用眼
鏡に適用した第2実施態様を説明する。
鏡枠に適用したものであるが、この考案は多焦点
用眼鏡枠に適用した場合により効果的となる。つ
ぎに第5図〜第9図によりこの考案を遠近両用眼
鏡に適用した第2実施態様を説明する。
第5図は第2実施態様を示す斜視図であるが、
枠脚5,5の取付機構は第1実施態様と全く同じ
である。レンズ1,1は、遠方用レンズ部20,
20内のやや下方寄りに近点用レンズ部21,2
1を一体に形成した遠近両用レンズである。鼻当
片4,4は固定したものではなく上下に回動でき
るようになつているのであるが、その回動機構を
第6図及び第7図により説明する。
枠脚5,5の取付機構は第1実施態様と全く同じ
である。レンズ1,1は、遠方用レンズ部20,
20内のやや下方寄りに近点用レンズ部21,2
1を一体に形成した遠近両用レンズである。鼻当
片4,4は固定したものではなく上下に回動でき
るようになつているのであるが、その回動機構を
第6図及び第7図により説明する。
第6図は支持体22と鼻当片4の部分の部分断
面分解斜視図であるが、支持体22には先端側か
ら半円状の切込みをいれ、その切込みの先にはそ
の切込みより小さい直径をした半円状の切込みを
逆向きにいれているので、それら二つの切込みの
間に二つの段部23及び段部24が形成されてい
ることになる。また、支持体22にはねじ25を
通すための横方向の孔26をあけている。鼻当片
4の裏面にはくの字形に屈曲させた脚棒27を取
付け、脚棒27の端部には回動片28を取付けて
いる。回動片28は、円形をしたものの外周に扇
形をしたものを一体に取付けた形状をしており、
支持体22のくぼみにちようどはまる大きさと形
状とをしている。そして、その扇形をした部分の
前後には段部29及び段部30が形成されてい
る。中央にはねじ25を通す孔31をあけてい
る。
面分解斜視図であるが、支持体22には先端側か
ら半円状の切込みをいれ、その切込みの先にはそ
の切込みより小さい直径をした半円状の切込みを
逆向きにいれているので、それら二つの切込みの
間に二つの段部23及び段部24が形成されてい
ることになる。また、支持体22にはねじ25を
通すための横方向の孔26をあけている。鼻当片
4の裏面にはくの字形に屈曲させた脚棒27を取
付け、脚棒27の端部には回動片28を取付けて
いる。回動片28は、円形をしたものの外周に扇
形をしたものを一体に取付けた形状をしており、
支持体22のくぼみにちようどはまる大きさと形
状とをしている。そして、その扇形をした部分の
前後には段部29及び段部30が形成されてい
る。中央にはねじ25を通す孔31をあけてい
る。
そして、支持体22のくぼみの中に回動片28
をはめて、支持体22の孔26と回動片28の孔
31とを一致させた後にねじ25を通してねじ込
んで、支持体22に対して脚棒27を介して鼻当
片4を回動できるように取付けると、第7図に示
す状態となる。鼻当片4を下方に回動させたとき
は、回動片28の段部30が支持体22の段部2
4に当つて止まり、鼻当片4を上方に回動させた
ときは回動片28の段部29が支持体22の段部
23に当つて止まるようになつている。
をはめて、支持体22の孔26と回動片28の孔
31とを一致させた後にねじ25を通してねじ込
んで、支持体22に対して脚棒27を介して鼻当
片4を回動できるように取付けると、第7図に示
す状態となる。鼻当片4を下方に回動させたとき
は、回動片28の段部30が支持体22の段部2
4に当つて止まり、鼻当片4を上方に回動させた
ときは回動片28の段部29が支持体22の段部
23に当つて止まるようになつている。
ところで、以上に示した鼻当片4の表面は、第
5図からも明らかなように、上下方向にみてくの
字形に屈曲した形状をしていて、上方に位置する
上方当面32と下方に位置する下方当面33とを
備えている。
5図からも明らかなように、上下方向にみてくの
字形に屈曲した形状をしていて、上方に位置する
上方当面32と下方に位置する下方当面33とを
備えている。
なお、右側の鼻当片4は左側の鼻当片4とは対
称の形状をしている。そして第8図に示すように
左右の鼻当片4,4を下方に回動させたときの両
鼻当片4,4の対向する両上方当面32,32間
の間隔lは両鼻当片4,4を上方に回動させたと
きの対向する両下方当面33,33間の間隔l′と
等しいかまたはやや広めになるように設計してい
る。
称の形状をしている。そして第8図に示すように
左右の鼻当片4,4を下方に回動させたときの両
鼻当片4,4の対向する両上方当面32,32間
の間隔lは両鼻当片4,4を上方に回動させたと
きの対向する両下方当面33,33間の間隔l′と
等しいかまたはやや広めになるように設計してい
る。
第2実施態様のものは第9図に示すようにして
使用する。鼻の根部付近にハツチング入りで示し
た島状の部分は、鼻当片4の当面が当接する当接
面34であるが、左右の両当接面34,34のそ
れぞれのほぼ中央付近を結ぶ間の間隔は、前記の
間隔lとほぼ一致する。まず、遠方用レンズ部2
0,20を使用して通常の状態で使用するには、
第9図イに示すように、枠脚5,5をまつすぐ伸
ばして鼻当片4,4を上方に回動させて装用す
る。このとき、鼻当片4,4に取付けた回動片2
8,28の段部29,29が支持体22,22の
段部23,23に当つて安定よく支持されてい
る。この状態では鼻当片4,4の下方当面33,
33が鼻の当接面34,34に当接して、眼鏡枠
の本体Aを下降させた状態で支持している。
使用する。鼻の根部付近にハツチング入りで示し
た島状の部分は、鼻当片4の当面が当接する当接
面34であるが、左右の両当接面34,34のそ
れぞれのほぼ中央付近を結ぶ間の間隔は、前記の
間隔lとほぼ一致する。まず、遠方用レンズ部2
0,20を使用して通常の状態で使用するには、
第9図イに示すように、枠脚5,5をまつすぐ伸
ばして鼻当片4,4を上方に回動させて装用す
る。このとき、鼻当片4,4に取付けた回動片2
8,28の段部29,29が支持体22,22の
段部23,23に当つて安定よく支持されてい
る。この状態では鼻当片4,4の下方当面33,
33が鼻の当接面34,34に当接して、眼鏡枠
の本体Aを下降させた状態で支持している。
近点用レンズ部21,21を使用したい場合
は、本体Aを持上げて鼻当片4,4の上端をまゆ
毛のはえぎわに軽く押し当てると、鼻当片4,4
が下方に回動する(なお、本体Aを単純に持上げ
るだけで鼻当片4,4がまゆ毛のはえぎわに当つ
て回動するのだから、ほとんど無意識にこの作動
をすることができる。)。このとき同時に、本体A
を前方に傾倒させた後に装用すると第9図ロの状
態となる。この装用状態では鼻当片4,4の上方
当面32,32が鼻の当接面34,34に当接し
て、本体Aは持上がつた状態でしかも前方に傾倒
しながら支持されている。このため、近点用レン
ズ部21,21もやや持上がつて視野の中央に近
づき、さらには眼にも近づいている。しかも、近
点用レンズ部21,21を使用するときは手元の
ものを見る場合が多いのであるが、手元のものを
見るときは視野が下向きとなるので、本体Aがや
や前方に傾倒していることにより視野とほぼ直交
する傾斜角度になつている。近点用レンズ部2
1,21が視野の中央に近づきしかも視線にほぼ
直交する状態となつているので、目が疲れること
もない。また、眼にも近づくので、近点用レンズ
部21,21の視野が広がる。
は、本体Aを持上げて鼻当片4,4の上端をまゆ
毛のはえぎわに軽く押し当てると、鼻当片4,4
が下方に回動する(なお、本体Aを単純に持上げ
るだけで鼻当片4,4がまゆ毛のはえぎわに当つ
て回動するのだから、ほとんど無意識にこの作動
をすることができる。)。このとき同時に、本体A
を前方に傾倒させた後に装用すると第9図ロの状
態となる。この装用状態では鼻当片4,4の上方
当面32,32が鼻の当接面34,34に当接し
て、本体Aは持上がつた状態でしかも前方に傾倒
しながら支持されている。このため、近点用レン
ズ部21,21もやや持上がつて視野の中央に近
づき、さらには眼にも近づいている。しかも、近
点用レンズ部21,21を使用するときは手元の
ものを見る場合が多いのであるが、手元のものを
見るときは視野が下向きとなるので、本体Aがや
や前方に傾倒していることにより視野とほぼ直交
する傾斜角度になつている。近点用レンズ部2
1,21が視野の中央に近づきしかも視線にほぼ
直交する状態となつているので、目が疲れること
もない。また、眼にも近づくので、近点用レンズ
部21,21の視野が広がる。
なお、以上から明らかなように、鼻当片4,4
の表面を上下方向にくの字形に屈曲させた形状と
し、上方に位置する上方当面32,32と下方に
位置する下方当面33,33とを形成したものと
したのは、本体Aを持上げた状態で支持させたり
下降させた状態で支持させたりするためであり、
また本体Aを上下動させるとき回動することによ
る鼻当片4,4の鼻側面の当接面34,34への
接触角度を補正するためである。
の表面を上下方向にくの字形に屈曲させた形状と
し、上方に位置する上方当面32,32と下方に
位置する下方当面33,33とを形成したものと
したのは、本体Aを持上げた状態で支持させたり
下降させた状態で支持させたりするためであり、
また本体Aを上下動させるとき回動することによ
る鼻当片4,4の鼻側面の当接面34,34への
接触角度を補正するためである。
なお、持上げた状態から本体Aを下降させる場
合は、本体Aをただ単に押し下げながら鼻当片
4,4を鼻側面に下方向に押しつけて鼻当片4,
4を上方へ回動させると同時に、本体Aの下方を
前方へ回動させて、レンズ枠2,2の支持体6,
6に対して枠脚5,5をまつすぐに伸ばし、その
まま装用すればよい。
合は、本体Aをただ単に押し下げながら鼻当片
4,4を鼻側面に下方向に押しつけて鼻当片4,
4を上方へ回動させると同時に、本体Aの下方を
前方へ回動させて、レンズ枠2,2の支持体6,
6に対して枠脚5,5をまつすぐに伸ばし、その
まま装用すればよい。
以上の第2実施態様は遠近両用眼鏡枠の実施態
様であるが、鼻当片4に形成する当面の数を三つ
以上にして三焦点以上の眼鏡枠とすることもでき
る。また鼻当片4は回動により上下動するように
しているが、スライドさせて上下動させるように
してもよい。
様であるが、鼻当片4に形成する当面の数を三つ
以上にして三焦点以上の眼鏡枠とすることもでき
る。また鼻当片4は回動により上下動するように
しているが、スライドさせて上下動させるように
してもよい。
以上からも明らかなように、この考案に係る眼
鏡枠は、装用時に装用状態のまま手早く望みの傾
斜角度にかえることのできるものであり、使用状
況にあわせて絶えず視線に対しレンズ面を理想と
する傾斜角度にすることのできるものである。ま
た、特に多焦点レンズを使用して鼻当片を上下動
できるようにしたものとした場合は、どのレンズ
部を使用するにも理想的な状態で使用できて、き
わめて便利である。そして、この考案に係る眼鏡
枠においては、支持体6,6側と連結片10,1
0側との間の接触面に軽い摩擦力を発生させた状
態にしているので、眼鏡枠を所定の角度にしたと
きに、その角度を安定よく維持させることができ
る。また、支持体6,6側と連結片10,10側
との間に回動範囲規制手段を設けているので、枠
脚5,5は必要な所定範囲内でしか回動すること
ができない。したがつて、回動させすぎないよう
にと、神経を使う必要はない。なお、通常の場合
は、遠方視と近点視の二つに適応できればよい。
したがつて、大多数の場合は、枠脚5,5を上下
に回動させて連結片10,10を上下に回動させ
るとき、遠方視と近点視にそれぞれ最適の位置で
回動範囲規制手段が働くようにしておけばよいこ
とになる。このようにした場合は、とにかく枠脚
5,5を上下に回動させたときに、回動が阻止さ
れた位置が遠方視か近点視のための最適の傾斜位
置となるのであるから、操作に神経を使う必要が
なくなつて、きわめて便利である。さらに、この
眼鏡枠は機構が簡単で従来の眼鏡枠の機構に対し
て大幅な変更を必要としないので、製作が容易で
きわめて安価に製作できる。
鏡枠は、装用時に装用状態のまま手早く望みの傾
斜角度にかえることのできるものであり、使用状
況にあわせて絶えず視線に対しレンズ面を理想と
する傾斜角度にすることのできるものである。ま
た、特に多焦点レンズを使用して鼻当片を上下動
できるようにしたものとした場合は、どのレンズ
部を使用するにも理想的な状態で使用できて、き
わめて便利である。そして、この考案に係る眼鏡
枠においては、支持体6,6側と連結片10,1
0側との間の接触面に軽い摩擦力を発生させた状
態にしているので、眼鏡枠を所定の角度にしたと
きに、その角度を安定よく維持させることができ
る。また、支持体6,6側と連結片10,10側
との間に回動範囲規制手段を設けているので、枠
脚5,5は必要な所定範囲内でしか回動すること
ができない。したがつて、回動させすぎないよう
にと、神経を使う必要はない。なお、通常の場合
は、遠方視と近点視の二つに適応できればよい。
したがつて、大多数の場合は、枠脚5,5を上下
に回動させて連結片10,10を上下に回動させ
るとき、遠方視と近点視にそれぞれ最適の位置で
回動範囲規制手段が働くようにしておけばよいこ
とになる。このようにした場合は、とにかく枠脚
5,5を上下に回動させたときに、回動が阻止さ
れた位置が遠方視か近点視のための最適の傾斜位
置となるのであるから、操作に神経を使う必要が
なくなつて、きわめて便利である。さらに、この
眼鏡枠は機構が簡単で従来の眼鏡枠の機構に対し
て大幅な変更を必要としないので、製作が容易で
きわめて安価に製作できる。
第1図はこの考案の第1実施態様を示す斜視
図、第2図は第1実施態様の要部の分解斜視図、
第3図は第2図のものの組立状態を示す斜視図、
第4図は第3図のものの部分断面正面図、第5図
はこの考案の第2実施態様を示す斜視図、第6図
は第2実施態様の要部の部分断面分解斜視図、第
7図は第6図のものの組立状態を示す斜視図、第
8図は第2実施態様の作動を説明する要部正面
図、第9図は同じく第2実施態様の作動を説明す
る説明図である。 2:レンズ枠、3:中央連結片、4:鼻当片、
5:枠脚、6:支持体、9:受片、10:連結
片、17:回動片。
図、第2図は第1実施態様の要部の分解斜視図、
第3図は第2図のものの組立状態を示す斜視図、
第4図は第3図のものの部分断面正面図、第5図
はこの考案の第2実施態様を示す斜視図、第6図
は第2実施態様の要部の部分断面分解斜視図、第
7図は第6図のものの組立状態を示す斜視図、第
8図は第2実施態様の作動を説明する要部正面
図、第9図は同じく第2実施態様の作動を説明す
る説明図である。 2:レンズ枠、3:中央連結片、4:鼻当片、
5:枠脚、6:支持体、9:受片、10:連結
片、17:回動片。
Claims (1)
- それぞれレンズ1,1がはめ込まれる左右1対
の両レンズ枠2,2の各内側を中央連結片3によ
り連結して、両レンズ枠2,2の各内側には左右
1対の鼻当片4,4を対向させながらそれぞれ取
付け、そして各レンズ枠2,2の各外側にはそれ
ぞれ支持体6,6の前端側を取付け、それら支持
体6,6には水平方向に通した雄ねじ16,16
によりそれぞれ連結片10,10を取付けて、連
結片10,10を雄ねじ16,16を中心として
それぞれ上下方向の回動ができるようにしてお
り、かつそれら連結片10,10には垂直方向に
通したねじ19,19によりそれぞれ枠脚5,5
の前端付近を取付けて、枠脚5,5をねじ19,
19を中心としてそれぞれ内側へ折り曲げること
ができるようにしたものにおいて、支持体6,6
側と連結片10,10側とが互いに接する面を共
に平面としていて、それらの接触面に軽い摩擦力
を発生させた状態にして両者を圧接させており、
しかも支持体6,6側と連結片10,10側との
間に、枠脚5,5がほぼ水平になる位置とやや下
方へ回動した位置との間を回動できるように規制
する回動範囲規制手段を設けたことを特徴とす
る、眼鏡枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11837481U JPS5826024U (ja) | 1981-08-11 | 1981-08-11 | 眼鏡枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11837481U JPS5826024U (ja) | 1981-08-11 | 1981-08-11 | 眼鏡枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5826024U JPS5826024U (ja) | 1983-02-19 |
JPS6215787Y2 true JPS6215787Y2 (ja) | 1987-04-21 |
Family
ID=29912512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11837481U Granted JPS5826024U (ja) | 1981-08-11 | 1981-08-11 | 眼鏡枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5826024U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200448466Y1 (ko) | 2009-09-22 | 2010-04-13 | 장중태 | 안경테와 안경다리의 결합구조 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55178118U (ja) * | 1979-06-07 | 1980-12-20 |
-
1981
- 1981-08-11 JP JP11837481U patent/JPS5826024U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5826024U (ja) | 1983-02-19 |
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