JPS6213567A - 装飾部品の製造方法 - Google Patents
装飾部品の製造方法Info
- Publication number
- JPS6213567A JPS6213567A JP15059285A JP15059285A JPS6213567A JP S6213567 A JPS6213567 A JP S6213567A JP 15059285 A JP15059285 A JP 15059285A JP 15059285 A JP15059285 A JP 15059285A JP S6213567 A JPS6213567 A JP S6213567A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partial pressure
- torr
- chromium
- deposition
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は装飾部品の表面に黒色系の被膜を被覆する装飾
部品の製造方法に関係する。
部品の製造方法に関係する。
通常、黒色系のコーティングは、ア°ルゴン、窒素、エ
チレン等の不飽和炭化物を導入した雰囲気中で、チタン
のイオンプレーティングを行なうことにより、行なわれ
ている。ところが、色におよぼす因子が多過ぎるため、
再現性を得るのに難点があり、コストも高い。
チレン等の不飽和炭化物を導入した雰囲気中で、チタン
のイオンプレーティングを行なうことにより、行なわれ
ている。ところが、色におよぼす因子が多過ぎるため、
再現性を得るのに難点があり、コストも高い。
本発明の目的は、確実、容易な方法で、しかも低コスト
で黒色系の被膜を有する外装部品を提供することである
。
で黒色系の被膜を有する外装部品を提供することである
。
上記目的のため、本発明においては、アルゴン、酸素を
導入した雰囲気中で、蒸着またはイオンプレーティング
またはスパッタリング法によって、クロムをコーティン
グすることにより、酸素分圧の変化に応じて、コーティ
ングされる膜が、淡い黒色から濃い黒色へ変化すること
を見出した。本発明は上記の知見に基づいてなされたも
のであり、以下実施例に基づいて説明する。
導入した雰囲気中で、蒸着またはイオンプレーティング
またはスパッタリング法によって、クロムをコーティン
グすることにより、酸素分圧の変化に応じて、コーティ
ングされる膜が、淡い黒色から濃い黒色へ変化すること
を見出した。本発明は上記の知見に基づいてなされたも
のであり、以下実施例に基づいて説明する。
20+mX25mmX1mmの大きさをもつSUS 3
04の基板に2 X 10−” Torrのアルゴンと
2 X 10−’〜10−” Torrの酸素を導入し
た雰囲気中で、クロムのイオンプレーティングを行なっ
た。このようにして作成した試験片を用い、色彩色差計
を用い測定した結果(L*aIbIで表わした結果)を
図に示す。酸素分圧が高(なるとL”(明度に相当)が
小さくなり淡い黒から濃い黒に変化するが、5 X 1
0−’ 〜2 X 10−3Torrの02分圧領域で
色変化の小さな膜が得られた。また、この膜は従来の方
法で作られた黒灰色を有する膜では得られない独特な色
調を有するものである。
04の基板に2 X 10−” Torrのアルゴンと
2 X 10−’〜10−” Torrの酸素を導入し
た雰囲気中で、クロムのイオンプレーティングを行なっ
た。このようにして作成した試験片を用い、色彩色差計
を用い測定した結果(L*aIbIで表わした結果)を
図に示す。酸素分圧が高(なるとL”(明度に相当)が
小さくなり淡い黒から濃い黒に変化するが、5 X 1
0−’ 〜2 X 10−3Torrの02分圧領域で
色変化の小さな膜が得られた。また、この膜は従来の方
法で作られた黒灰色を有する膜では得られない独特な色
調を有するものである。
色におよぼす酸素分圧については、5 X 10−’T
orr未満では、白色の金属光沢を有する色を示し、通
常のクロム蒸着膜の色になり、また2 X I F3T
orrを超える酸素分圧では、黒色を示すが膜質が脆く
また基板への密着性の劣るものとなり実用には適さない
ものとなり、安定した膜を得るには、5 X 10−’
〜2 X 10−” Torrの酸素分圧の範囲で行
なうことが好ましい。
orr未満では、白色の金属光沢を有する色を示し、通
常のクロム蒸着膜の色になり、また2 X I F3T
orrを超える酸素分圧では、黒色を示すが膜質が脆く
また基板への密着性の劣るものとなり実用には適さない
ものとなり、安定した膜を得るには、5 X 10−’
〜2 X 10−” Torrの酸素分圧の範囲で行
なうことが好ましい。
また、この膜の構造を電子回折で調べたところ、クロム
とCrzOsとの混晶になっていることがわかり、酸素
分圧が高(なるにつれて、cr2o3の量が多くなって
いることが明らかになり、クロム中にCr 203の微
結晶が混入することにより、黒色を示すことが明らかに
なった。
とCrzOsとの混晶になっていることがわかり、酸素
分圧が高(なるにつれて、cr2o3の量が多くなって
いることが明らかになり、クロム中にCr 203の微
結晶が混入することにより、黒色を示すことが明らかに
なった。
また、この応用としてSUS 304で作られた時計バ
ンドにコーティングを試みたところ、良好なコーテイン
グ膜が得られ、耐久性、密着性ともに良好であった。
ンドにコーティングを試みたところ、良好なコーテイン
グ膜が得られ、耐久性、密着性ともに良好であった。
なお、堆積速度が毎秒10オングストローム以下ではク
ロムが酸化されすぎて膜質の弱いものになり、毎秒10
0オングストローム以上では、金属クロムの色に近くな
りコメントの多い不均質な膜となってしまう。また10
0°C以下および400℃以上の温度では密着性が悪(
かつ色調の異なったものが得られ、2で述べた条件で行
なわなければならない。
ロムが酸化されすぎて膜質の弱いものになり、毎秒10
0オングストローム以上では、金属クロムの色に近くな
りコメントの多い不均質な膜となってしまう。また10
0°C以下および400℃以上の温度では密着性が悪(
かつ色調の異なったものが得られ、2で述べた条件で行
なわなければならない。
以上述べたとおり、本発明によれば、クロムを酸素中で
、乾式メッキを行なうことで、容易に黒色を有する装飾
部品を製造することが可能であり効果が犬である。
、乾式メッキを行なうことで、容易に黒色を有する装飾
部品を製造することが可能であり効果が犬である。
図面は本発明の実施例における被膜の色調を、CIE表
色系(JIS Z 8730)で表示したグラフで
ある。
色系(JIS Z 8730)で表示したグラフで
ある。
Claims (1)
- 普通蒸着、イオンプレーティングあるいはスパッタリン
グなどの乾式メッキ法を用い、100〜400℃の温度
に保持された装飾部品である基板の表面に、2×10^
3Torrのアルゴンおよび5×10^−^4〜2×1
0^−^3Torrの酸素からなる雰囲気中で、毎秒1
0〜100オングストロームの堆積速度でクロムを蒸着
することを特徴とする装飾部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15059285A JPS6213567A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 装飾部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15059285A JPS6213567A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 装飾部品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6213567A true JPS6213567A (ja) | 1987-01-22 |
Family
ID=15500249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15059285A Pending JPS6213567A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 装飾部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6213567A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62218550A (ja) * | 1986-03-18 | 1987-09-25 | Yoichi Murayama | 硬質黒色性酸化物薄膜の製造方法 |
WO2016190429A1 (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-01 | 株式会社アルバック | 光学薄膜製造方法、光学フィルム製造方法 |
-
1985
- 1985-07-09 JP JP15059285A patent/JPS6213567A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62218550A (ja) * | 1986-03-18 | 1987-09-25 | Yoichi Murayama | 硬質黒色性酸化物薄膜の製造方法 |
WO2016190429A1 (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-01 | 株式会社アルバック | 光学薄膜製造方法、光学フィルム製造方法 |
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