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JPS62134218A - 木質系成形体の製造方法 - Google Patents

木質系成形体の製造方法

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Publication number
JPS62134218A
JPS62134218A JP60275268A JP27526885A JPS62134218A JP S62134218 A JPS62134218 A JP S62134218A JP 60275268 A JP60275268 A JP 60275268A JP 27526885 A JP27526885 A JP 27526885A JP S62134218 A JPS62134218 A JP S62134218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
aggregate
molding
valve
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60275268A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0641124B2 (ja
Inventor
Hideaki Takahashi
秀昭 高橋
Yoshio Taguchi
田口 喜夫
Sadao Ikeda
貞雄 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP27526885A priority Critical patent/JPH0641124B2/ja
Priority to DE8686113821T priority patent/DE3673336D1/de
Priority to EP86113821A priority patent/EP0223039B1/en
Priority to CA000520185A priority patent/CA1281524C/en
Priority to AU63928/86A priority patent/AU586895B2/en
Priority to KR1019860008680A priority patent/KR920009572B1/ko
Publication of JPS62134218A publication Critical patent/JPS62134218A/ja
Priority to US07/472,447 priority patent/US5028374A/en
Publication of JPH0641124B2 publication Critical patent/JPH0641124B2/ja
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は木質系成形体の製造方法、特に木質系成形用素
材を用いて、直接圧縮成形体を製造する方法に関するも
のである。
(従来の技術) 一般に1例えば木片等のチップを解繊機等により解繊し
て木質H&雄を形成し、この木質繊維に合成樹脂等の結
合剤を添加して、後述するような成形用マットを形成し
、この成形用マットを熱圧成形等により圧縮成形して硬
質の木質系成形体を得るようにしており、この木質系成
形体は所謂ハードボードとして建築用、家具用の材料に
広く利用されている。
従来、上記木質系成形体を製造するには、まず、原料と
なる成形用素材を製造する。この素材の製造工程は、第
4図に示す解繊a 1のホッパ2に木材チップCを投入
し、ホッパ2の底部に設けられたスクリューフィーダ3
によりチップCを蒸煮タンク4に供給する。蒸煮タンク
4の上部からはスチームSが供給されて前記チッブCを
ふやかして、 t繊維分がバラは易い状態としてからタ
ンク4の底部側のスクリュフィーダ5によって解繊ディ
スク6に供給し、モータ7により駆動される解繊ディス
ク6で摺り合せて木質繊維Wlに解繊する。この解繊さ
れた木賀繊M1旧は、圧送4’17’により圧送管8を
介して、第5図に示す乾燥機10に供給される。この乾
燥機lOは、ドライヤ11から供給される熱風Hにより
前述の湿った木質繊維Wlを蛇行する乾燥管12により
乾燥させた後、サイクロン13に供給し、このサイクロ
ン13により水分Aを含む熱風と微粉とを除去している
。このようにして、5〜40m+。
程度の木質#j11雄w2が得られる0次に、この木質
繊維W2を第6図に示すように攪拌機15の供給口I6
から供1合し、複数のスプレーノズル17から耐水剤(
パラフィン)を1〜5%、接着剤(フェノール樹脂等の
熱硬化性樹脂や熱′可塑性樹脂)等を結合剤(バインダ
ー)として5〜10%程度供給し、更に深絞り成形用の
麻繊維を約17%、マント化に必要な熱硬化性樹脂とし
てのポリプロピレン繊維等を約7%程度添加し、回転す
る攪拌羽根18によりこれらを均一に混合・攪拌して取
出口19より木質系成形用素材B!を得る。
次に、上記素材B1を用いて、第7図に示すようなマッ
ト製造装置20により、成形用マット材を製造する。こ
のマット製造装置20は、輸送管21を介してホッパ2
2に素材Blを供給し、このホッパ22の底部側から素
材E?1を散布して駆動中のベルトコンベア23の搬送
帯23a上に素材Blを堆積させ、この堆積した素材B
1を搬送帯23aの・ 上方に設けたブレヒータ24に
よって加熱後、上下に夫々設けられた挟圧ローラ25・
・・間を通過させて平板状とし、最後に前記挟圧ローラ
25・・・の送り側に設けられた熱圧ローラ2fl、2
Bによって上下両面より熱圧して、成形用マット27を
得るようにしている。この成形用マット27を用いて圧
縮成形により深絞り部を有する成形体を製造する場合に
は、上述した木質繊維以外に深絞り成形用の麻#a雄や
熱可塑性樹脂ネット等をも添加して、これらが押し付け
られたような状態に形成すると、保管・運搬等の取扱い
を容易に行えるので、マットの侭で保管され、必要に応
じてこのマットの状態で搬送される。
上記成形用マット27を用いて、木質系成形体を製造す
るには1例えば自動車用ドアトリムを熱圧成形する場合
であれば、完成後の成形体の形状より幾分大きめに切断
してから熱圧成形型に配設し、木質系成形体を熱圧成形
する。このとき、成形用マット27を構成している原材
料に含まれる木質繊維が多い場合には、このマット27
をその侭成形型に配設したのでは、ドアトリムのアーム
レスト部分のように平板の一面または両面に突出形成さ
れた凹凸部分(以下このような形状を深絞り部という)
の深絞り性が充分に得られないために、成形用マットを
スチーム等により軟化させ、さらに予備成形型により予
備成形して所定の凹凸形状とし、熱圧成形型の型形状に
沿わせるようにしていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の木質系成形体の製造方法によ
れば、以下の問題点を有していた。
まず、圧縮成形工程への供給を容易にするために、木質
系の素材を用いて成形用マットを形成し、このマットを
所定形状に裁断する工程を必要としていたので、製造工
程が煩雑で作業性が悪いばかりでなく、マットを完成後
の成形体より幾分太き目に裁断する際に、切り落とす部
分が無駄となり、生産コストが上昇するという問題点が
あった。また、素材をマット化するには結合剤が必要と
なり、さらに深絞り性を向上させるためには、マットの
材料として木質繊維以外に原料価格の高い麻等の長繊維
や熱可塑性樹脂ネットが必要であり、麻繊維を使用する
場合には余分に熱硬化性樹脂分を添加する必要があり、
これらの点でもコスト高となる問題点があった。
また、素材に含まれる木質tagが多い場合、深絞り性
向上のためマットをスチームにより軟化させて予め成形
体の形状に予備成形しなければならず、加工工程が増加
するばかりでなく、絞り加工により延ばされたマットの
角部等が薄肉化してしまい、この予備成形体を成形型に
供給してそのまま圧縮成形加工すると、薄肉化した角部
が低密度となり、完成した木質系成形体の屈曲部分の強
度が低下するという問題点も有していた。因みに、木質
繊維85%の場合も同様な間1題が生じ、マットを形成
した素材と同様の素材を所謂パッチ当てするように屈曲
部分に補強してから圧縮成形するようにしていた。
ところで、最近に至って本発明者達は、上記のような問
題を解決するために木質繊維よりなる成形用素材を用い
て、低密度の素材集合体を形成し、この素材集合体を直
接成形型に供給して熱圧成形するようにした木質系成形
体の製造方法を提案している(特願昭60−23048
3号)。
この成形用素材により形成した集合体は、従来のマット
とは異なり極めて低密度であり、比重が僅かに 0.0
08〜0.05と軽く、厚さ 50 m層〜300■と
いうもので、木質la、*の結合状態はさほど強固なも
のではない。
しかしながら、上述の素材集合体を経由する製造方法に
おいても、前記素材集合体を形成する過程で、成形用素
材が若干の湿り気を有しているとはいえ、極めて低比重
であるために、一定量の素材を用いて均一で低密度の集
合体を一定形状1例えば成形後に上述した成形体の深絞
り部となる集合体の厚内部等の形状に形成するには、か
なりの技術を要し、単に木質繊維を無秩序に集合させた
だけでは、所望の密度及び形状を有する素材集合体を形
成することができないという問題点を有していた。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、木質繊維を異形状に形成した素材集合体を成形型に
直接供給して圧縮成形し、木質系成形体を製造するよう
にして、作業性及び生産コストの改善と、成形体の強度
の向上とを図ると共に、#a維の積層工程で、素材集合
体の形状の安定化と木質m維の均一化を図り、製造コス
トの一層の改善を目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明に係る木質系成形体の
製造方法の特徴は、木質m維に合成樹脂等を含む結合剤
を加えて攪拌した木質系成形用素材を用いて、まず低密
度の素材集合体を形成し1次いで、この素材集合体を直
接成形型内に供給・配設した後、熱圧成形して深絞り部
を有する木質系成形体を製造する方法において、前記素
材集合体を形成する際に、所定形状の素材集合体積層用
容器の上方から、前記木質系成形用素材を撒き散ら′す
と共に、まず、上記成形体の深絞り部となる素材集合体
の厚肉部を吸引して積層形成し、次いで前記素材集合体
の全体を吸引することによりaN形成して、低密度・異
形状の素材集合体を積層形成したことにある。
(作 用) 上記のような工程を経ることにより、木質系成形体を製
造することができるので、木質繊・維等の素材を用いて
成形用マットを形成したり、この成形用マットを裁断し
たりする工程を省略することができ、またマット化する
ための結合剤や、深絞り性向上のための麻等の長繊維、
熱可塑性樹脂ネット、8硬化性樹脂分等の添加を不要乃
至は減少させることができる。また、深絞り部を有する
圧縮成形体を製造するために、深絞り成形を行う場合で
も、予備成形体を形成したり、所謂パッチ当て等の補強
作業を行わなくても成形体の各部分の密度を均一にでき
る。
また、木質繊維を用いて、例えば深絞り成形部分を有す
る木質系成形体を形成するような場合には、前記素材集
合体を予め所定形状に集合形成することが必要であるが
、上記のような集合体形成過程を経ることにより、低比
重で浮遊状態にある木質繊維を下方側から吸引して、ま
ず、成形後に深絞り部となるH内部を所望の形状φ密度
に集合させて形成し、その後に全体を吸引して、異形状
の素材集合体を形成することができるので、集合体の形
状の安定化と、木質la雑の密度の均一化を図ることが
できる。従って、この集合体を用いて熱圧成形を行うこ
とにより、特に深絞り部を有する木質系成形体の絞り加
工等において優れた成形性を示し1歩留まりの向上も図
ることができる。
以上のように作用して、従来に比べ幾つかの工程を省略
することができると共に、木質繊維を均一に含む集合体
を安定した形状で提供することができるので、熱圧成形
時の作業性の向上を図れると共に、特に深絞り成形を行
う場合であっても成形体の密度の均一化と深絞り部の高
強度化を図ることができ、また、歩留まりの向上をも図
ることができる。
(実 施 例) 以下1本発明に係る木質系成形体の製造方法の実施例に
つき、図面に従い詳細に説明する。
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を説明するもので
、第1図は前記素材果合体を形成する工程を示す概略断
面図、第2図、第3図は木質系成形用素材により形成し
た素材集合体を熱圧成形型に配設して圧縮成形する工程
を夫々示す概略断面図である。なお、第4図乃至第7図
と同一符号を付したものは同一または相当する部材を示
している。
まず、原料となる木質繊維を製造する工程については、
第4図乃至第6図を用いて説明した従来の方法と略同−
であるので、相違点のみ説明して重複説明を省略する。
最初に、第4図に示す解#t@1により木片等のチップ
Cを解繊して木質繊維Wlを製造し、第5図に示す乾燥
機10によって乾燥された木質繊維W2を製造して、こ
の木質繊維W2を第6図に示す攪拌機15に供給する過
程までは同一である。
異る点は攪拌4’i15で攪拌する際に添加する材料及
びその分量である。耐水剤(例えばパラフィン)は従来
と略同じ1〜5%程添加するが、本発明はマット化を行
わないので、結合剤(バインダ)とそての接着剤(フェ
ノール樹脂等の熱硬化性樹脂または熱可塑性・樹脂)の
分量は、2〜10%(好ましくは5%)程度添加するだ
けでよい、この割合で充分に撹拌して均一に混合すると
、木質繊維を主体とした成形用素材B1ができ上がり、
必要に応じてこの状態で貯蔵することもできる。
次に、第1図に示すような素材集合体製造装置30を用
いて、上記成形用素材B1から集合体を製造する工程に
ついて、説明する。
まず、集合体製造装置30は、例えば鉄板等を矩形状に
形成した散布用容器34と、この散布用容器34の下部
側に設けられて、上述した木質繊維等の成形用素材B1
を積層乃至堆積させる積層用容器32とにより概略構成
されている。前記散布用容器34の内部には、圧送管(
図示せず)を介して供給された上記素材Blを散布する
散布器33が設けられており、また散布用容器34の上
部には、前記素材B1の散布方向を規制するため。
内側にエア吹出口31a 、 31aを有するエア吹出
容器31が設けられている。前記散布用容器34と積層
用容器32との間には、上記素材B1が浮遊しつつ降下
する際に素材Blが周囲に零れ出るのを防止するための
嵌合部34aが設けられており、また−上記蹟層用容器
32の底部側には集合体の底面形状を規整する金網、パ
ンチングメタル等より成る行形部材35が設けられてお
り、この行形部材35により形成される膨出部分35a
を取囲む積層用容器32の底部側は仕切り板36によっ
て仕切られて、前記膨出部分35aに対応する分割吸引
室3?aと、それ以外の部分に対応する分割吸引室37
b 、 37bとが形成されている。前記分割吸引室3
7a 、 37bには夫々吸引管38・・・が接続され
ており、吸引室3?に接続された吸引管38aにはバル
ブVlが設けられ、さらに、吸引室37b。
3?bに接続された吸引管38b、38bは途中で連結
された後、バルブv2を介して前記吸引管38aと連結
されて、吸引ファン等の吸引機構38に接続されている
また、上記積層容器32の側壁には、成形用素材Blが
行形部材35の膨出部分35a内に充填されたのを検知
する高さセンサー40が設けられており、積層用容器3
2のさらに上方の側壁には、集合体の全体の積層量を検
知する高さセンサー41が設けられている。なお、符号
42は、散布用容器31内にエアを供給するエア供給管
、符号43はその切換えバルブである。
以上の構成を有する集合体製造装置30を用いて素材集
合体を形成する工程につき説明する。
まず、切換えバルブ43を開口させて、エア供給管42
よりエア吹出容器31内にエアを供給して積層用容器3
2に至るエアの流れを形成し、このエアの流れにのせて
、図示しない圧送管により上記散布器33に供給された
素材B1を、エア吹出容器31のエア吹出口31aから
のエアによって、浮遊状態で積層容器22の底面方向に
降下せしめる。前記素材B1は散布器33より積層用容
器32内に散らばっていくが、このときエア吹出容器3
1の内側にはエア吹出口31a 、 31aが開口して
いるので、このエア吹田口31a 、 31aを左右に
切換えバルブ43で切換え、又は両方とも閉の状態にす
ることによって前記素材B1は所定部位に散りばめられ
積層されることになる。また、前記積層用容器32の底
面側では、吸引機構39による吸引が行われているが、
上記素材Blの散布開始直後は、バルブVlのみ開放さ
れ、バルブv2は閉じられているので、吸引室37のう
ち分割吸引室37aのみの吸引が行われ、素材B1は行
形部材35の膨出部分35aのみにJltmされていく
ことになる。この状態で素材の堆積が行われ、素材B1
が積層用容器32側壁の高さセンサー40の高さまで積
層されると、バルブv2に開放信号が送出され、バルブ
v2を介して吸引管38b、38bからも吸引が行われ
ることになる。この侭の状態で素材Blが次第に積層さ
れていくと、集合体B2は上面が平らな状態で積層され
、高さセンサー4ト・・   ゛の一つ乃至は所定の幾
つかが素材81の上面側の積層を検知して信号を送出し
、切換えバルブ43を操作しエアの供給を停止し、高さ
センサー41の総てが素材B1の積M量を検知して素材
集合体B2の集合工程が終了することとなる。
以−ヒのようにして、素材集合体B2の積層が完了する
と、図示しない搬送機構により第2図に示す熱圧成形型
45の下型48内に供給される。この熱圧成形型45は
、凹部c1を有する下型46と、凸部C2を有する上型
47とにより2成形空間C1を形成しており、上下両型
48.47の夫々下面及び上面には図示しないヒータ及
び温調機により熱せられる熱板48.48が設けられ、
下型46の外周側には保持板49が設けられている。さ
らに上型47には、吸引孔47a及びこの吸引孔47a
の上部側に位置する吸引空間47bが形成され、この吸
引空間4?bには、素材集合体B2への抑圧時に、成形
空間C内を吸引する吸引管50がバルブ51を介して接
続されている。
上記構成の熱圧成形型45は、上型47の下降と共に、
バルブ51を開いて素材集合体B2内のガス抜きを行っ
て、第3図に示すように、木質系成形体Mが圧縮成形さ
れることになる。なお、この木質系成形体Mには、成形
型の凹部C1,凸部C2により深絞り部層が形成されて
いる。
なお、上述したものは本発明の一実施例を示すのみであ
り本発明の目的・構成会効果を逸脱しない限り如何なる
変形変更も自由である。
例えば上記実施例においては、散布用容器34の上方側
より浮遊状態の成形用素材をaM用容器35側に送り込
むエアを供給し、積層用容器35の下方側からも吸引す
ることにより素材集合体の形状を行形部材に沿わせるも
のとして説明したが1本発明はこれに限定されず、送り
込み用のエア及び形状出し用の吸引を行うことなく、単
に上方より素材を散りばめるようにして素材集合体を積
層形成するようにしてもよい、このように、積層機構を
より簡略化することにより、設備コストの一層の低減化
を図れるという特有の効果を奏する。
また、上記実施例においては、素材の積層を管理する方
法として、容器側壁に高さセンサー40.41を設ける
ものとして説明したが本発明はこれに限定されず、例え
ばタイマ回路等を設けて、素材の積層を時間によって管
理するようにしてもよい。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように1本発明に係る木質系成形
体の製造方法によれば、木質繊維に合成樹脂等を含む結
合剤を加えて攪拌した木質系成形用素材を用いて、まず
、低密度の素材集合体を形成し1次いで、この素材集合
体を直接成形型内に供給・配設した後、熱圧成形して深
絞り部を有する木質系成形体を製造する方法において、
前記素材集合体を形成する際に、所定形状の素材集合体
植層用容器の上方から、前記木質系成形用素材を撒き散
らすと共に、まず前記成形体の深絞り部となる素材集合
体の厚内部を積層させ、次いで素材集合体全体を積層さ
せたので、以下のような効果を奏する。
■ 素材集合体の形成に際し、まず、成形体の深絞り部
となる素材集合体の厚肉部分を積層形成し、次いで、全
体を積層形成するようにしたので、低密度・異形状の素
材集合体の形状を安定化させることができ、また集合体
の素材密度を均一にすることもできるので、素材集合体
を熱圧成形する際に、素材集合体の形状ずれに基づく熱
圧成形不良を防止でき、簡単な構成により作業性及び製
造コストの向上を図れる。
■ 従来のような成形用マットの製造及び裁断工程や所
謂パンチ当て作業等を省略でき、素材の運搬作業等も簡
略化できるので、木質系成形体の製造の全般に関して、
作業性及び製造コストを大幅に向上することができる。
■ また、上述したように成形用プツトの裁断や所謂パ
ッチ当て作業を省略できるので、裁断の際に生ずるマッ
ト切落とし部分やパッチ材等の素材の無駄使いをなくし
て原料を節約でき、製品歩留まりの向上を図ることもで
きる。
■ さらに、成形体が所謂深絞り部分を有し、かつ成形
用材料としての木質系素材中にia維部分多い場合でも
、素材集合体の深絞り加工部分を予め厚肉状にしておく
だけで、直ちに圧縮成形工程に供することができ、成形
用マットのようにスチームで軟化させたり、予備成形し
たりする必要がなく、また、マット化するための熱可塑
性樹脂等が不要となり、深絞り性を得るための麻等の繊
維や熱可塑性樹脂ネット等をも不要とすることができる
ので、これらの点でも製造工程の簡略化と低コスト化を
達成できる。
・リ また、成形用マット、予@成形体を経由する製造
方法により製造したものと異なり、本発明方法により製
造した木質系成形体では、所謂パッチ当て等を行わなく
とも、深絞り成形部分の成形体密度を均一・緊密化する
ことができ、強度性に優れた成形体を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明に係る木質系成形体の製造方
法の一実施例を説明するためのものであり、m1図は前
記素材集合体を形成する工程を示す概略断面図、第2図
、第3図は木質系成形用素材により形成した素材集合体
を圧縮成形型にセットして圧縮成形する工程を夫々示す
概略断面図である。また、第4図乃至第6図は原料とな
る木質HA維を製造する工程を示すもので、第4図は解
繊機を示す概略斜視図、第5図は同じく木質ta!aの
乾燥機を示す概略構成図、第6図は同じく木質繊維と結
合剤とを攪拌する攪拌機を示す一部切欠斜視図である。 さらに、第7図は従来の成形用マットの製造工程を示す
概略構成図である。 30・・・素材集合体製造装置、 31・・・エア吹出
容器、32・・・積層用容器、34・・・散布用容器、
35・・・行形部材、35a・・・膨出部分、38・・
・仕切り板、37・・・分割吸引室、38・・・吸引管
、45・・・熱圧成形型、B!・・・成形用素材、B2
・・・素材集合体、M・・・木質系成形体、■・・・深
絞り部。 特許出願人 トヨタ自動車株式会社 (はか1名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)木質繊維に合成樹脂等を含む結合剤を加えて攪拌
    した木質系成形用素材を用いて、ま ず、低密度の素材集合体を形成し、次いで、この素材集
    合体を直接成形型内に供給・配設した後、熱圧成形して
    深絞り部を有する木質系成形体を製造する方法において
    、 上記素材集合体を形成する際に、所定形状 の素材集合体積層用容器の上方から、前記木質系成形用
    素材を撒き散らすと共に、まず、上記成形体の深絞り部
    となる素材集合体の厚肉部を吸引して積層形成し、次い
    で前記素材集合体の全体を吸引することにより積層形成
    して、低密度・異形状の素材集合体を積層形成したこと
    を特徴とする木質系成形体の製造方法。
JP27526885A 1985-10-16 1985-12-07 木質系成形体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0641124B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27526885A JPH0641124B2 (ja) 1985-12-07 1985-12-07 木質系成形体の製造方法
DE8686113821T DE3673336D1 (de) 1985-10-16 1986-10-06 Verfahren zur herstellung eines holzformkoerpers.
EP86113821A EP0223039B1 (en) 1985-10-16 1986-10-06 Method of manufacturing a molded wooden product
CA000520185A CA1281524C (en) 1985-10-16 1986-10-09 Method of manufacturing a molded wooden product
AU63928/86A AU586895B2 (en) 1985-10-16 1986-10-15 Method of manufacturing a molded wooden product
KR1019860008680A KR920009572B1 (ko) 1985-10-16 1986-10-16 목질계 성형체 제조방법
US07/472,447 US5028374A (en) 1985-10-16 1990-01-29 Method of manufacturing a molded wooden product

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