JPS62124042A - 軸受を有する板金製ポリvプ−リの製造方法 - Google Patents
軸受を有する板金製ポリvプ−リの製造方法Info
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- JPS62124042A JPS62124042A JP26582985A JP26582985A JPS62124042A JP S62124042 A JPS62124042 A JP S62124042A JP 26582985 A JP26582985 A JP 26582985A JP 26582985 A JP26582985 A JP 26582985A JP S62124042 A JPS62124042 A JP S62124042A
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- poly
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は軸受を有する板金製ポリVブーりの製造方法
に関し、さらに詳しくは5周壁部に所定ビーn +−7
%並−ζ;油初のゼリVi届ル嵌者ナスと北ζ周壁部に
連接させた軸芯側の軸受嵌合部に軸受を圧入、カシメ付
けしてなる板金製ポリVプーリの製造方法の改良に係る
ものである。
に関し、さらに詳しくは5周壁部に所定ビーn +−7
%並−ζ;油初のゼリVi届ル嵌者ナスと北ζ周壁部に
連接させた軸芯側の軸受嵌合部に軸受を圧入、カシメ付
けしてなる板金製ポリVプーリの製造方法の改良に係る
ものである。
従来から、この種の板金製ポリVプーリ、すなわち板金
素材を深絞り、ならびに逆絞り成形して、基板部と周壁
部、それに軸芯側の軸受嵌合部をそれぞれに形成してな
る予備成形部材を用い、周壁部には、所定ピッチで並ぶ
複数のV溝、いわゆるポリV溝を成形すると共に、軸受
嵌合部には、既製部品としての軸受を圧入、カシメ付け
して構成した板金製ポリVプーリが商品化されており、
例えば車両用エンジン機器などの中間伝導ポリVプーリ
として広く使用されている。
素材を深絞り、ならびに逆絞り成形して、基板部と周壁
部、それに軸芯側の軸受嵌合部をそれぞれに形成してな
る予備成形部材を用い、周壁部には、所定ピッチで並ぶ
複数のV溝、いわゆるポリV溝を成形すると共に、軸受
嵌合部には、既製部品としての軸受を圧入、カシメ付け
して構成した板金製ポリVプーリが商品化されており、
例えば車両用エンジン機器などの中間伝導ポリVプーリ
として広く使用されている。
ご覧で、この従来の軸受を有する板金製ポリVプーリの
製造においては、前記した基板部と周壁部、それに軸芯
側の軸受嵌合部をそれぞれに塑性成形してなる予備成形
部材に対するところの2周壁部へのポリV溝の成形と、
軸受嵌合部への既製軸受の圧入、カシメ付けとに関し、
主として完成後の精度保持、つまりこ−では成形された
ポリV溝の回転中心と、圧入、カシメ付けされた既製軸
受の軸芯とを、可及的に一致させる目的で、当初にまず
軸受嵌合部への既製軸受の圧入、カシメ付けをなし、続
いて周壁部へのポリV溝の塑性成形をなすようにしてい
る。
製造においては、前記した基板部と周壁部、それに軸芯
側の軸受嵌合部をそれぞれに塑性成形してなる予備成形
部材に対するところの2周壁部へのポリV溝の成形と、
軸受嵌合部への既製軸受の圧入、カシメ付けとに関し、
主として完成後の精度保持、つまりこ−では成形された
ポリV溝の回転中心と、圧入、カシメ付けされた既製軸
受の軸芯とを、可及的に一致させる目的で、当初にまず
軸受嵌合部への既製軸受の圧入、カシメ付けをなし、続
いて周壁部へのポリV溝の塑性成形をなすようにしてい
る。
しかしながら、このようにして製造される従来方法にあ
っては、まず軸受嵌合部への既製軸受の圧入、カシメ付
けをなすことにより、この既製軸受の軸芯を基準とする
予備成形部材自体の芯出しを行なうようにし、以後の成
形、こ〜では周壁部へのポリV溝の塑性成形には、この
芯出しされた軸中心点を基準にして、成形金型へのこの
予備成形部材の保持、ならびにその成形操作をなすよう
にしているために、次のような問題を生じている。
っては、まず軸受嵌合部への既製軸受の圧入、カシメ付
けをなすことにより、この既製軸受の軸芯を基準とする
予備成形部材自体の芯出しを行なうようにし、以後の成
形、こ〜では周壁部へのポリV溝の塑性成形には、この
芯出しされた軸中心点を基準にして、成形金型へのこの
予備成形部材の保持、ならびにその成形操作をなすよう
にしているために、次のような問題を生じている。
すなわち、よく知られているように1周壁部へのポリv
ytの塑性成形に際しては、一旦、深絞り成形された素
材周壁部を、さらに肉厚化成形させたのち、この肉厚周
壁部に対し、あらためてポリV溝を溝成形させるように
しており、ポリV溝自体の溝巾および溝径、ならびにポ
リV溝相互のピンチ間隔などについては、これを5/1
00+u+程度までの、また特に回転軸芯については、
より以上の高精度に仕上げる必要があり、これらの肉厚
化。
ytの塑性成形に際しては、一旦、深絞り成形された素
材周壁部を、さらに肉厚化成形させたのち、この肉厚周
壁部に対し、あらためてポリV溝を溝成形させるように
しており、ポリV溝自体の溝巾および溝径、ならびにポ
リV溝相互のピンチ間隔などについては、これを5/1
00+u+程度までの、また特に回転軸芯については、
より以上の高精度に仕上げる必要があり、これらの肉厚
化。
溝谷成形時に、素材に加えられる応力が、同素材内部に
少なからず残留し、この残留応力の影響によって所期の
回転中心精度が得られないという不利があり、またこれ
を避けるため、たとえ前記とは反対の製造手順で、単に
ポリV溝の肉厚化、溝の各成形後に、軸受嵌合部への既
製軸受の圧入。
少なからず残留し、この残留応力の影響によって所期の
回転中心精度が得られないという不利があり、またこれ
を避けるため、たとえ前記とは反対の製造手順で、単に
ポリV溝の肉厚化、溝の各成形後に、軸受嵌合部への既
製軸受の圧入。
カシメ付けをなしたとしても、今度はこの圧入。
カシメ付け時の残留応力の影響によって、同様な欠点を
生ずるものであった。
生ずるものであった。
この発明は従来のこのような問題点に鑑み、軸受を有す
る板金製ポリVプーリを、板金素材から可及的簡単かつ
容易に、しかも高精度に成形加工して構成させるための
、量産性に優れた製造方法する周壁部と支持壁部間、お
よび既製軸受の圧入、カシメ付けをなす軸受嵌合部と支
持壁部間にそれぞれ折返し膨出部を形成させ、さらに支
持壁部を、各折返し1膨出部に連接して内側へコンケー
ブ状に緩く彎曲させ、これらの各折返しく膨出部、およ
び支持壁部により、周壁部でのポリV溝の塑性成形、お
よび軸受嵌合部での既製軸受の圧入嵌着の際に生ずるそ
れぞれの内部応力を吸収できるようにさせて、所期の成
形精度維持を果し得るようにしたものである。
る板金製ポリVプーリを、板金素材から可及的簡単かつ
容易に、しかも高精度に成形加工して構成させるための
、量産性に優れた製造方法する周壁部と支持壁部間、お
よび既製軸受の圧入、カシメ付けをなす軸受嵌合部と支
持壁部間にそれぞれ折返し膨出部を形成させ、さらに支
持壁部を、各折返し1膨出部に連接して内側へコンケー
ブ状に緩く彎曲させ、これらの各折返しく膨出部、およ
び支持壁部により、周壁部でのポリV溝の塑性成形、お
よび軸受嵌合部での既製軸受の圧入嵌着の際に生ずるそ
れぞれの内部応力を吸収できるようにさせて、所期の成
形精度維持を果し得るようにしたものである。
すなわち、この発明は、板金素材を深絞り成形して、基
板部と粗間壁部からなるカップ状素材を形成させるカッ
プ状素材形成工程と、前記粗間壁部に傾斜段部を成形し
て、粗間壁部を開口縁部側のポリV溝成形部と基板部側
の予備成形部とに区分させる段部形成工程と、前記予備
成形部と基板部とを逆絞りして内側へ折返し、これらの
各部間に外側へ突出した内周側折返し膨出部を形成させ
て、予備成形部により軸受支承部、基板部により反終几
に熊を矛れぞれに形肴させ不知予備言形麦財形成工程と
、前記軸受支承部9反転基板部をさらに内側へ逆絞り再
成形して、前記ポリV溝成形部と傾斜段部との間に外側
へ突出した外周側折返し膨出部を形成させると共に、内
周側、外周側の両折返し膨出部間の傾斜段部を内側へコ
ンケープ状に緩く彎曲した支持壁部とする予備成形素材
形成工程と、前記ポリV溝成形部を厚肉化相当分だけ外
側に撓曲して膨出部を形成させ、かつ同厚肉化膨出部を
圧扁して、ポリV溝成形厚肉部を撓曲度合対応に厚肉化
させる厚肉化形成工程と、前記ポリV溝成形厚肉部に対
し、適宜ポリV溝を形成させるポリV溝形成工程と、前
記反転基板部の中心部側を切断除去して軸受嵌着部を形
成させる軸受部形成工程と、前記軸受支承部を外周側か
ら支持し、前記軸受嵌着部の内側に既製軸受を圧入。
板部と粗間壁部からなるカップ状素材を形成させるカッ
プ状素材形成工程と、前記粗間壁部に傾斜段部を成形し
て、粗間壁部を開口縁部側のポリV溝成形部と基板部側
の予備成形部とに区分させる段部形成工程と、前記予備
成形部と基板部とを逆絞りして内側へ折返し、これらの
各部間に外側へ突出した内周側折返し膨出部を形成させ
て、予備成形部により軸受支承部、基板部により反終几
に熊を矛れぞれに形肴させ不知予備言形麦財形成工程と
、前記軸受支承部9反転基板部をさらに内側へ逆絞り再
成形して、前記ポリV溝成形部と傾斜段部との間に外側
へ突出した外周側折返し膨出部を形成させると共に、内
周側、外周側の両折返し膨出部間の傾斜段部を内側へコ
ンケープ状に緩く彎曲した支持壁部とする予備成形素材
形成工程と、前記ポリV溝成形部を厚肉化相当分だけ外
側に撓曲して膨出部を形成させ、かつ同厚肉化膨出部を
圧扁して、ポリV溝成形厚肉部を撓曲度合対応に厚肉化
させる厚肉化形成工程と、前記ポリV溝成形厚肉部に対
し、適宜ポリV溝を形成させるポリV溝形成工程と、前
記反転基板部の中心部側を切断除去して軸受嵌着部を形
成させる軸受部形成工程と、前記軸受支承部を外周側か
ら支持し、前記軸受嵌着部の内側に既製軸受を圧入。
カシメ付けして嵌着させる軸受圧入、カシメ付け工程と
を、少なくとも順次に含むことを特徴とする軸受を有す
る板金製ポリVプーリの製造方法である。
を、少なくとも順次に含むことを特徴とする軸受を有す
る板金製ポリVプーリの製造方法である。
従ってこの発明方法では、基板部と周壁部からなるカッ
プ状素材を用い、その周壁部上にポリV溝を成形させ、
かつ軸芯部の軸受嵌着部内に既製軸受を圧入、カシメ付
けした板金製ポリVプーリの製造方法にあって、これら
のポリV溝を形成する周壁部と支持壁部との間、また既
製軸受を嵌着する軸受嵌着部と支持壁部との間に、それ
ぞれ折返し1膨出部を設け、さらに支持壁部を、各折返
し膨出部に連接して内側ヘコンケーブ状に緩く彎曲させ
ているために、これらの各折返し膨出部、および支持壁
部が、それぞれに一種の緩衝部を構成して、成形加工時
に周壁部、および軸受嵌合部に作用する内部応力、すな
わち成形応力、残留応力などを効果的に吸収、緩衝でき
、これによってこの種の軸受を有する板金製ポリVプー
リを高精度で得られるのである。
プ状素材を用い、その周壁部上にポリV溝を成形させ、
かつ軸芯部の軸受嵌着部内に既製軸受を圧入、カシメ付
けした板金製ポリVプーリの製造方法にあって、これら
のポリV溝を形成する周壁部と支持壁部との間、また既
製軸受を嵌着する軸受嵌着部と支持壁部との間に、それ
ぞれ折返し1膨出部を設け、さらに支持壁部を、各折返
し膨出部に連接して内側ヘコンケーブ状に緩く彎曲させ
ているために、これらの各折返し膨出部、および支持壁
部が、それぞれに一種の緩衝部を構成して、成形加工時
に周壁部、および軸受嵌合部に作用する内部応力、すな
わち成形応力、残留応力などを効果的に吸収、緩衝でき
、これによってこの種の軸受を有する板金製ポリVプー
リを高精度で得られるのである。
以下この発明に係る軸受を有する板金製ポリVプーリの
製造方法の一実施例につき、第1図および第2図を参照
して詳細に説明する。
製造方法の一実施例につき、第1図および第2図を参照
して詳細に説明する。
第1図(a)ないしく憤はこの実施例に係る板金製ポリ
Vプーリ、こ−では周壁部に所定ピッチで並ぶ複数のポ
リV溝を形成した板金製ポリVプーリにあって、その製
造方法の板金素材から製品に至る主要段階毎の加工態様
をそれぞれに示す半裁断面図である。
Vプーリ、こ−では周壁部に所定ピッチで並ぶ複数のポ
リV溝を形成した板金製ポリVプーリにあって、その製
造方法の板金素材から製品に至る主要段階毎の加工態様
をそれぞれに示す半裁断面図である。
すなわち、まず第1図において、この実施例方法の場合
には、 所定厚さの板金素材を深絞り成形して、基板部2Iと、
開口縁部22a側に鍔部23をもつ粗層壁部22とから
なるカップ状素材Uを形成させるカップ状−に財形成工
程(同図(a))と、 前記カップ状素材Uの粗層壁部22に傾斜段部31を成
形し、同和周壁部22を開口縁部22a側のポリV溝成
形部24と、基板部21側の予備成形部25とに区分し
て、段付きカップ状素材■を得る段部形成工程(同図(
b))と、 前記段付きカップ状素材Hの予備成形部25.および基
板部21側を逆絞り成形して内側へ一旦、仮に、外側に
突出した内周側折返し膨出部41を形成させ、予備成形
部25を軸受支承部42.基板部21を反転基板部43
として、粗予備成形素材13aを得る粗予備成形素材形
成工程(同図(C))と、前記粗予備成形素材すaの軸
受支承部429反転基板部43をさらに内側へ逆絞り再
成形して、前記V溝成形部24と傾斜段部31との間に
、同様に外側へ突出した外周側折返し膨出部44を形成
させると共に、これらの両折返し膨出部41.42間の
傾斜段部31を内側へコンケープ状に緩く彎曲した支持
壁部45として、予備成形素材Uを得る予備成形素材形
成工程(同図(d))と、 前記予備成形素材Uの鍔部23を円切り除去した後、そ
のポリV溝成形部24に前記外周側折返し膨出部44側
で端部24aを残した状態で、同ポリV溝成形部24を
厚肉化相当分だけ外周側に撓曲させた厚肉化1膨出部5
1として、粗■肉化成形素材+4aを得る厚肉化予備形
成工程(同図(e))と。
には、 所定厚さの板金素材を深絞り成形して、基板部2Iと、
開口縁部22a側に鍔部23をもつ粗層壁部22とから
なるカップ状素材Uを形成させるカップ状−に財形成工
程(同図(a))と、 前記カップ状素材Uの粗層壁部22に傾斜段部31を成
形し、同和周壁部22を開口縁部22a側のポリV溝成
形部24と、基板部21側の予備成形部25とに区分し
て、段付きカップ状素材■を得る段部形成工程(同図(
b))と、 前記段付きカップ状素材Hの予備成形部25.および基
板部21側を逆絞り成形して内側へ一旦、仮に、外側に
突出した内周側折返し膨出部41を形成させ、予備成形
部25を軸受支承部42.基板部21を反転基板部43
として、粗予備成形素材13aを得る粗予備成形素材形
成工程(同図(C))と、前記粗予備成形素材すaの軸
受支承部429反転基板部43をさらに内側へ逆絞り再
成形して、前記V溝成形部24と傾斜段部31との間に
、同様に外側へ突出した外周側折返し膨出部44を形成
させると共に、これらの両折返し膨出部41.42間の
傾斜段部31を内側へコンケープ状に緩く彎曲した支持
壁部45として、予備成形素材Uを得る予備成形素材形
成工程(同図(d))と、 前記予備成形素材Uの鍔部23を円切り除去した後、そ
のポリV溝成形部24に前記外周側折返し膨出部44側
で端部24aを残した状態で、同ポリV溝成形部24を
厚肉化相当分だけ外周側に撓曲させた厚肉化1膨出部5
1として、粗■肉化成形素材+4aを得る厚肉化予備形
成工程(同図(e))と。
前記粗厚肉化成形素材14aの厚肉化膨出部51を■溝
成形厚肉部52を形成させ、かつ同時に前記端部24a
に近付けた一部に、ポリV溝成形のための基準溝部62
を形成させて、厚肉化成形素材Uを得る厚肉化形成工程
(同1’;1l(f))と。
成形厚肉部52を形成させ、かつ同時に前記端部24a
に近付けた一部に、ポリV溝成形のための基準溝部62
を形成させて、厚肉化成形素材Uを得る厚肉化形成工程
(同1’;1l(f))と。
前記厚肉化成形素材口のポリV溝成形厚肉部52に対し
、前記基準溝部62を成形基準点として、前記外周側折
返し膨出部44側と開口縁部22a側との両側部に、そ
れぞれ立上り耳部83,64を有して相■に並、没され
る複数条のポリV溝61を形成させた粗ポリV溝付き素
材15aを得るポリV溝形成工程(同図(g))と、 +iij記粗ポリV溝付き素材15aの軸受支承部42
゜および支持壁部45を再整形させると共に、前記反転
ノ、(板部43の中心部側を、軸受支承部42との内周
側接続部に軸受杆え部71を残して切断除去し、同部分
に軸受嵌着部81を形成させて、ポリV溝付き素材塵を
得る軸受部形成工程(同図(h))と、1ii7記ポリ
V溝付き素材づの軸受嵌着部81を構成する軸受支承部
42内に、軸受杆え部71に当接するまで既製軸受91
を圧入、カシメ付けして嵌着させる軸受圧入、カシメ付
け工程(同図(I))と、の各工程を順次に行ない、こ
れらの各工程により板金素材を加工成形して、目的とす
るところの。
、前記基準溝部62を成形基準点として、前記外周側折
返し膨出部44側と開口縁部22a側との両側部に、そ
れぞれ立上り耳部83,64を有して相■に並、没され
る複数条のポリV溝61を形成させた粗ポリV溝付き素
材15aを得るポリV溝形成工程(同図(g))と、 +iij記粗ポリV溝付き素材15aの軸受支承部42
゜および支持壁部45を再整形させると共に、前記反転
ノ、(板部43の中心部側を、軸受支承部42との内周
側接続部に軸受杆え部71を残して切断除去し、同部分
に軸受嵌着部81を形成させて、ポリV溝付き素材塵を
得る軸受部形成工程(同図(h))と、1ii7記ポリ
V溝付き素材づの軸受嵌着部81を構成する軸受支承部
42内に、軸受杆え部71に当接するまで既製軸受91
を圧入、カシメ付けして嵌着させる軸受圧入、カシメ付
け工程(同図(I))と、の各工程を順次に行ない、こ
れらの各工程により板金素材を加工成形して、目的とす
るところの。
外周部にポリV溝61を有し、かっ軸芯部に軸受91を
嵌着させた板金製ポリVプーリ100を製造するのであ
る。
嵌着させた板金製ポリVプーリ100を製造するのであ
る。
また第2図(al)ないしくil)は前記板金製ポリV
プーリ100の同上製造方法の一層具体的な製造工程を
1順次に示す断面説明図であり、各工程での詳細を次に
述べる。
プーリ100の同上製造方法の一層具体的な製造工程を
1順次に示す断面説明図であり、各工程での詳細を次に
述べる。
(1)カップ状素材形成工程(第1図(d))このカッ
プ状素材形成工程では、第2図(al)に示すように、
所定の厚さおよび外径の板金素材を成形材料として用い
、可動、固定の円内、外絞り型111,112および押
え型113により、所定の外径寸法、および絞り深さ寸
法に深絞り成形して、基板部21と粗層壁部22とから
なるカップ状素材貝を形成させる。そしてこのとき、前
記粗層壁部22の開口縁部22aには、絞り成形に伴な
った余剰材料による鍔部23が残留される。
プ状素材形成工程では、第2図(al)に示すように、
所定の厚さおよび外径の板金素材を成形材料として用い
、可動、固定の円内、外絞り型111,112および押
え型113により、所定の外径寸法、および絞り深さ寸
法に深絞り成形して、基板部21と粗層壁部22とから
なるカップ状素材貝を形成させる。そしてこのとき、前
記粗層壁部22の開口縁部22aには、絞り成形に伴な
った余剰材料による鍔部23が残留される。
(2)段部形成工程(第1図(b))
この段部形成工程では、第2図(bl)に示すように、
の相互に重合された内押え型211,212に、前記カ
ップ状素材Uを嵌合保持させた状態で、予備段押しロー
ラ213により、同カップ状素材Uの基板部21側の粗
層壁部22の部分を予備転造し、同部分に傾斜段部31
を成形させて、段付きカップ状素材斥を得る。
の相互に重合された内押え型211,212に、前記カ
ップ状素材Uを嵌合保持させた状態で、予備段押しロー
ラ213により、同カップ状素材Uの基板部21側の粗
層壁部22の部分を予備転造し、同部分に傾斜段部31
を成形させて、段付きカップ状素材斥を得る。
すなわち、この工程においては、結果的にカップ状;V
材Uの粗層壁部22に傾斜段部31を形成することで、
この粗層壁部22を、傾斜段部21によって大径にされ
た開口縁部22a側のポリV溝成形部24と、これより
も小径にされた基板部21側の予4IO成形部25とに
区分させる。
材Uの粗層壁部22に傾斜段部31を形成することで、
この粗層壁部22を、傾斜段部21によって大径にされ
た開口縁部22a側のポリV溝成形部24と、これより
も小径にされた基板部21側の予4IO成形部25とに
区分させる。
(3)粗予備成形素材形成工程(第1図(C))この粗
予備成形素材形成工程では、第2図(cl)に示すよう
に、相互に重合された各内押え型311゜312に、前
記段付きカップ状素材斥を嵌合保持させた状態で、内絞
り型313によって、同段付きカ定の内径寸法、および
絞り深さ寸法に仮に逆絞り成形して内側に折返し、前記
傾斜段部31と予備成形部25との間に、外側へ突出し
た内周側折返しll11出部41を形成させて、予備成
形部25により軸受支承部42を、また基板部21によ
り反転基板部43をそれぞれに形成させる。
予備成形素材形成工程では、第2図(cl)に示すよう
に、相互に重合された各内押え型311゜312に、前
記段付きカップ状素材斥を嵌合保持させた状態で、内絞
り型313によって、同段付きカ定の内径寸法、および
絞り深さ寸法に仮に逆絞り成形して内側に折返し、前記
傾斜段部31と予備成形部25との間に、外側へ突出し
た内周側折返しll11出部41を形成させて、予備成
形部25により軸受支承部42を、また基板部21によ
り反転基板部43をそれぞれに形成させる。
従ってこの工程においては、結果的に前記傾斜段部31
と予備成形部25とが反転状態で鋭角状に成形されるこ
とになる。そしてこのように大きな角度範囲に亘る逆絞
り成形に際しては、素材に強力な内部応力を発生するが
、こ−ではこの鋭角状折曲部に敢えて外側へ突出する内
周側の折返し1膨出部41を形成させであるために、発
生した内部応力は、鋭角状に折曲されているが故に、こ
の内部応力を最も逃逸させ易くて、しかも一種の緩衝部
を構成するところの、同折返し膨出部41に集中させる
ことができるもので、これによってその成形をより一層
、高精度かつ容易に行なわせ得るのである。
と予備成形部25とが反転状態で鋭角状に成形されるこ
とになる。そしてこのように大きな角度範囲に亘る逆絞
り成形に際しては、素材に強力な内部応力を発生するが
、こ−ではこの鋭角状折曲部に敢えて外側へ突出する内
周側の折返し1膨出部41を形成させであるために、発
生した内部応力は、鋭角状に折曲されているが故に、こ
の内部応力を最も逃逸させ易くて、しかも一種の緩衝部
を構成するところの、同折返し膨出部41に集中させる
ことができるもので、これによってその成形をより一層
、高精度かつ容易に行なわせ得るのである。
この予備成形素材形成工程では、第2図(di)に示す
ように、相互に重合された内押え型311,312に、
前記逆絞り成形された段付きカップ状素材■を嵌合保持
させたま−の状態で、内絞り型313によって、これを
さらに一層、絞り込んで、今度は前記ポリV溝成形部2
4と傾斜段部31との間に、前記と同様の外側へ突出し
た外周側折返し膨出部44を形成させ、かつこれらの両
折返し膨出部41.42間の傾斜段部31により、内側
へコンケープ状に緩くシ予曲した予備支持壁部45を形
成させて、予備成形素材Uを得る。
ように、相互に重合された内押え型311,312に、
前記逆絞り成形された段付きカップ状素材■を嵌合保持
させたま−の状態で、内絞り型313によって、これを
さらに一層、絞り込んで、今度は前記ポリV溝成形部2
4と傾斜段部31との間に、前記と同様の外側へ突出し
た外周側折返し膨出部44を形成させ、かつこれらの両
折返し膨出部41.42間の傾斜段部31により、内側
へコンケープ状に緩くシ予曲した予備支持壁部45を形
成させて、予備成形素材Uを得る。
そしてこの工程にあっては、前段階で一旦、鋭角状に絞
り込まれた内周側の折返し膨出部41を、再度押し開く
ようにして外周側の折返し膨出部44と共に、傾斜段部
31を内側ヘコンケーブ状に緩く彎曲した支持壁部45
として形成させるので、内周側の折返し膨出部41に集
中されていた内部残留応力が、これらの支持壁部45.
および折返し膨出部44に程良く分散、解放されること
になり、成形各部のなじみが良くなって、高精度成形を
妨げる惧れかない。
り込まれた内周側の折返し膨出部41を、再度押し開く
ようにして外周側の折返し膨出部44と共に、傾斜段部
31を内側ヘコンケーブ状に緩く彎曲した支持壁部45
として形成させるので、内周側の折返し膨出部41に集
中されていた内部残留応力が、これらの支持壁部45.
および折返し膨出部44に程良く分散、解放されること
になり、成形各部のなじみが良くなって、高精度成形を
妨げる惧れかない。
(5)厚肉化予備形成工程(第1図(e))この厚肉化
予備形成工程では、まず第2図(el)に示すように、
前記予備成形素材服を、外押え型411と偏心された内
押え型412とにより保持させた状態で、剪断ローラ4
13を用い、前記ポリV iJ成形部24を所定寸法位
置から剪断して、前記鍔部23、ひいては余剰材料部分
を予め除去整形させたのち、これを第2図(e2)に示
すように、内および外押え型414および415,41
8間で同心的に挟着保持させると共に、内および外押え
型415,418間に端部24aをきっちりと挟持させ
た状態で、外絞り成形型417によって、前記ポリV溝
成形部24を、後述する厚肉化相当分だけ外周側に撓曲
成形して厚肉化膨出部51を形成させ、このようにして
粗厚肉化成形素材14aを得る。
予備形成工程では、まず第2図(el)に示すように、
前記予備成形素材服を、外押え型411と偏心された内
押え型412とにより保持させた状態で、剪断ローラ4
13を用い、前記ポリV iJ成形部24を所定寸法位
置から剪断して、前記鍔部23、ひいては余剰材料部分
を予め除去整形させたのち、これを第2図(e2)に示
すように、内および外押え型414および415,41
8間で同心的に挟着保持させると共に、内および外押え
型415,418間に端部24aをきっちりと挟持させ
た状態で、外絞り成形型417によって、前記ポリV溝
成形部24を、後述する厚肉化相当分だけ外周側に撓曲
成形して厚肉化膨出部51を形成させ、このようにして
粗厚肉化成形素材14aを得る。
(8)厚肉化形成工程(第1図(f))この厚肉化形成
工程では、まず第2図(fl)に示すように、予備成形
型511に前記粗厚肉化成形素材14aを嵌合させると
共に、同素材14aの予備支持壁fi45.内周側折返
し1膨出部41.軸受支承部42および反転基板部43
のそれぞれを、外側から外押え型512により同心的に
挟着保持させると共に、前記厚肉化1膨出部51につい
ては、その開口端縁。
工程では、まず第2図(fl)に示すように、予備成形
型511に前記粗厚肉化成形素材14aを嵌合させると
共に、同素材14aの予備支持壁fi45.内周側折返
し1膨出部41.軸受支承部42および反転基板部43
のそれぞれを、外側から外押え型512により同心的に
挟着保持させると共に、前記厚肉化1膨出部51につい
ては、その開口端縁。
つまり前記した開口縁部22aを予備成形型511の突
ちて段部511aに突当て一支持させる。
ちて段部511aに突当て一支持させる。
そしてこの状7gのま一1厚肉化ローラを兼ねるポリV
溝予IaT&形ローラ513により、前記厚肉化膨出部
51の膨出突端部を押圧するが、こ−ではこの厚肉化膨
出部51の開口縁部12aを、突当て段部511aに突
当て支持させであるために、このローラ513のローラ
面513aにより、同厚肉化膨出部51が次第に転造圧
扁され塑性流動成形されて、回部での所定厚さによる厚
肉化が達成されると共に、同時に同ローラ513の突出
成形面513bにより、同厚肉化膨出部51.ひいては
このように厚肉化されたポリV溝成形厚肉部52の外周
側折返し膨出部44に近44けた端部24aを、外周か
ら絞り込むように予備転造して、同部分にポリ■溝成形
のための成形基準点となる基準溝部62を予め形成させ
、このようにして厚肉化形成工程を得る。
溝予IaT&形ローラ513により、前記厚肉化膨出部
51の膨出突端部を押圧するが、こ−ではこの厚肉化膨
出部51の開口縁部12aを、突当て段部511aに突
当て支持させであるために、このローラ513のローラ
面513aにより、同厚肉化膨出部51が次第に転造圧
扁され塑性流動成形されて、回部での所定厚さによる厚
肉化が達成されると共に、同時に同ローラ513の突出
成形面513bにより、同厚肉化膨出部51.ひいては
このように厚肉化されたポリV溝成形厚肉部52の外周
側折返し膨出部44に近44けた端部24aを、外周か
ら絞り込むように予備転造して、同部分にポリ■溝成形
のための成形基準点となる基準溝部62を予め形成させ
、このようにして厚肉化形成工程を得る。
そしてこの場合、ポリV溝成形厚肉部52の厚肉化のた
めの転造成形、ならびにこれと同時になされる基?Fi
溝部62の転造成形は、外周側折返し膨出部44の存在
によって、内部応力の効果的な吸収がなされ、同応力の
影響を他の成形部に及ぼす惧れかない。
めの転造成形、ならびにこれと同時になされる基?Fi
溝部62の転造成形は、外周側折返し膨出部44の存在
によって、内部応力の効果的な吸収がなされ、同応力の
影響を他の成形部に及ぼす惧れかない。
(6)ポリV溝形成工程(第1図(g))このポリV溝
形成工程では、まず第2図(gl)および(g2)に示
すように、前記した予備成形型511゜および成形ロー
ラ513の組合せにつき、これを偏心された第1.第2
ポリV溝予@成形型515,517および成形ローラ5
113,518の組合せとに順次に組替え、かつこ\で
も前記と同様の挟圧保持をなした状態で、前記基準溝部
62をポリ■溝成形のための一つの成形基準点に活用し
て、このポリV溝成形肉厚部52に対し、第1.第2の
予備転造としての、並列されるそれぞれに複数条の予備
ポリV溝81a、61bを、漸次に所定寸法形状に近付
けるように、少しづ−絞り込むと共に、前記外周側折返
し膨出部44(11と開口縁?B12a側とに、それぞ
れ立上り耳部83 、84を次第に立上らせるように成
形させる。
形成工程では、まず第2図(gl)および(g2)に示
すように、前記した予備成形型511゜および成形ロー
ラ513の組合せにつき、これを偏心された第1.第2
ポリV溝予@成形型515,517および成形ローラ5
113,518の組合せとに順次に組替え、かつこ\で
も前記と同様の挟圧保持をなした状態で、前記基準溝部
62をポリ■溝成形のための一つの成形基準点に活用し
て、このポリV溝成形肉厚部52に対し、第1.第2の
予備転造としての、並列されるそれぞれに複数条の予備
ポリV溝81a、61bを、漸次に所定寸法形状に近付
けるように、少しづ−絞り込むと共に、前記外周側折返
し膨出部44(11と開口縁?B12a側とに、それぞ
れ立上り耳部83 、84を次第に立上らせるように成
形させる。
すなわち、ご覧では肉厚化されたポリV Ft成形肉厚
部52に対して、基準溝部62がこ−でのポリV溝成形
のための成形基準点になると共に、前記したのと同様に
外周側折返し膨出部44の存在によって、内部応力の効
果的な吸収がなされ、これらの第1.第2それぞれの予
備転造としての予備ポリV溝81a、Blbの複数条を
、過不足のない充分な肉厚で、容易にしかも正確な寸法
形状配置によって並列成形し得るのである。
部52に対して、基準溝部62がこ−でのポリV溝成形
のための成形基準点になると共に、前記したのと同様に
外周側折返し膨出部44の存在によって、内部応力の効
果的な吸収がなされ、これらの第1.第2それぞれの予
備転造としての予備ポリV溝81a、Blbの複数条を
、過不足のない充分な肉厚で、容易にしかも正確な寸法
形状配置によって並列成形し得るのである。
ついでその後、第2図(g3)に示すように、ポリV溝
成形型および成形ローラの組合せを、偏心されたボIJ
V溝仕上げ成形型519.およびポリV溝仕上げ成形
ローラ520の組合せに組替え、かつこ〜でも前記と同
様の挟圧保持をなした状態で、前記第2予備転造での並
列される複数条の予備ポリV溝81bを、■溝仕上げ成
形ローラ520により、外周からより深く絞り込んで仕
上げ転造し、同ポリ■溝成形肉Jゾ部52に対して、並
列される複数条のポリvl+W 81を高精度で成形で
き、このようにして粗ポリV溝付き素材15aを得る。
成形型および成形ローラの組合せを、偏心されたボIJ
V溝仕上げ成形型519.およびポリV溝仕上げ成形
ローラ520の組合せに組替え、かつこ〜でも前記と同
様の挟圧保持をなした状態で、前記第2予備転造での並
列される複数条の予備ポリV溝81bを、■溝仕上げ成
形ローラ520により、外周からより深く絞り込んで仕
上げ転造し、同ポリ■溝成形肉Jゾ部52に対して、並
列される複数条のポリvl+W 81を高精度で成形で
き、このようにして粗ポリV溝付き素材15aを得る。
そしてこ−でも、このポリV溝61の予備転造。
ならびに仕上げ転造に際しては、外周側折返し膨出部4
4.そして回部に連接して内側ヘコンケーブ状に緩く彎
曲形成された支持壁部45により、内部応力の微妙な作
用が効果的に吸収されて、成形応力、残留応力の影響を
他の成形部に及ぼす惧れが阻止される。
4.そして回部に連接して内側ヘコンケーブ状に緩く彎
曲形成された支持壁部45により、内部応力の微妙な作
用が効果的に吸収されて、成形応力、残留応力の影響を
他の成形部に及ぼす惧れが阻止される。
(7)軸受部形成工程(第1図(h))この軸受部形成
工程では、まず第2図(hBに示すように、前記粗ポリ
V溝付き素材15aを、内押え型ell、812 と外
押え型613とにより前記と同様に強固に挟持させた状
態で、同相ポリ■溝付き素材亜aの軸受支承部42.お
よび支持壁gBa5を、整形ロール614により一旦、
再整形させて、寸法。
工程では、まず第2図(hBに示すように、前記粗ポリ
V溝付き素材15aを、内押え型ell、812 と外
押え型613とにより前記と同様に強固に挟持させた状
態で、同相ポリ■溝付き素材亜aの軸受支承部42.お
よび支持壁gBa5を、整形ロール614により一旦、
再整形させて、寸法。
精度の修正を行なう。
この場合にも、内周側折返し膨出部41.および内側ヘ
コンケープ状に緩く彎曲形成された支持壁部45によっ
て、整形時に加えられる内部応力は良好に吸収される。
コンケープ状に緩く彎曲形成された支持壁部45によっ
て、整形時に加えられる内部応力は良好に吸収される。
ついで、第2図(h2)に示すように、前記粗ポリV溝
付き素材15aの軸受支承部42に連なる反転基板部4
3の周辺部該当の軸受理え部7エを、別の内押え型61
5と外押え型61Gとにより強固に挟持させた状態で、
前記反転基板部43の中心部側を、剪断型617により
同軸受理え部71の部分を残して剪断除去し、これらの
軸受支承部42.および軸受押え部71を含む部分に、
軸受嵌着部81を形成させて、ポリV溝付き素材長を得
る。
付き素材15aの軸受支承部42に連なる反転基板部4
3の周辺部該当の軸受理え部7エを、別の内押え型61
5と外押え型61Gとにより強固に挟持させた状態で、
前記反転基板部43の中心部側を、剪断型617により
同軸受理え部71の部分を残して剪断除去し、これらの
軸受支承部42.および軸受押え部71を含む部分に、
軸受嵌着部81を形成させて、ポリV溝付き素材長を得
る。
(8)軸受圧入、カシメ付け工程(第1図(i))この
軸受圧入、カシメ付け工程では、まず第2図(11)に
示すように、前記ポリV溝付き素材長の支持壁部45を
、内押え型711と外押え型712とにより前記と同様
に強固に挟持させると共に、軸受支承部42の外周面基
部を河内押え型711の突出端?11aにより、また同
軸受支承部42の軸受押え部71を内押え型713によ
ってそれぞれに押止保持させておき、この状態で押込み
型714を用い、軸受嵌着部81を構成する軸受支承部
42内に、既製軸受!I11を軸受押え部71に当接す
るまで圧入し、かつカシメ付けして嵌着させる。
軸受圧入、カシメ付け工程では、まず第2図(11)に
示すように、前記ポリV溝付き素材長の支持壁部45を
、内押え型711と外押え型712とにより前記と同様
に強固に挟持させると共に、軸受支承部42の外周面基
部を河内押え型711の突出端?11aにより、また同
軸受支承部42の軸受押え部71を内押え型713によ
ってそれぞれに押止保持させておき、この状態で押込み
型714を用い、軸受嵌着部81を構成する軸受支承部
42内に、既製軸受!I11を軸受押え部71に当接す
るまで圧入し、かつカシメ付けして嵌着させる。
そしてこの軸受圧入、カシメ付け工程においては、軸受
支承部42自体の外周面基部を、内押え型711の突出
端711aによって押止させ、また軸受押え部71を内
押え型713によって受止させたぐけであるから、既製
軸受81の圧入、カシメ付けが極めて円滑かつ容易であ
り、しかも挟圧°された支持壁部45との間に内周側の
折返し膨出部41が設けられているために、こ−でも、
この圧入、カシメ付け時に生ずる内部応力を効果的に吸
収できて、同応力の影響を他の成形部に及ぼす惧れがな
い。。
支承部42自体の外周面基部を、内押え型711の突出
端711aによって押止させ、また軸受押え部71を内
押え型713によって受止させたぐけであるから、既製
軸受81の圧入、カシメ付けが極めて円滑かつ容易であ
り、しかも挟圧°された支持壁部45との間に内周側の
折返し膨出部41が設けられているために、こ−でも、
この圧入、カシメ付け時に生ずる内部応力を効果的に吸
収できて、同応力の影響を他の成形部に及ぼす惧れがな
い。。
すなわち1以上のようにして、この実施例の目的とする
ところの、外周部にポリV溝81を有し。
ところの、外周部にポリV溝81を有し。
かつ軸芯部に軸受91を嵌着させた板金製■プーリ10
0を、高粘度で構成し得るのである。
0を、高粘度で構成し得るのである。
以上詳述したようにこの発明方法によれば、基板部と周
壁部からなるカップ状素材を用い、その周壁部上にポリ
V溝を成形させ、かつ基板部を成形した軸芯部の軸受嵌
着部内に既製軸受を圧入。
壁部からなるカップ状素材を用い、その周壁部上にポリ
V溝を成形させ、かつ基板部を成形した軸芯部の軸受嵌
着部内に既製軸受を圧入。
カシメ付けして構成する板金製ポリVプーリの製造方法
において、深絞りされたカップ状素材を逆絞り加工によ
り、ポリV溝を形成する周壁部と、既製軸受を嵌着する
軸受嵌着部とを成形させる場合、これらの両部間を連接
する支持壁部に、それぞれ内周側、外周側の折返し膨出
部を設けると共に、同支持壁部について、これを内側ヘ
コンケーブ状に緩く彎曲形成させであるので、これらの
各折返し1影出部、および支持壁部が一種の緩衝部とな
って、こ覧での周壁部の厚肉化とポリv bmの塑性成
形、ならびに既製軸受の圧入Fil:、iの際に、これ
らの周壁部および軸受嵌合部にそれぞれ作用する内部応
力、すなわち成形応力、残留応力などを効果的に吸収で
きることになり、特に逆絞り再成形持点での応力吸収作
用が良好に発揮され、これによって成形加工自体の容易
さを図り得ると共に、成形各部の寸法精度、殊にポリV
溝と既製軸受の回転中心精度、つまり軸芯精度を格段に
向上できるもので、この種の軸受を有する板金製ポリV
プーリを量産性良く高精度で製造し得るという特長があ
る。
において、深絞りされたカップ状素材を逆絞り加工によ
り、ポリV溝を形成する周壁部と、既製軸受を嵌着する
軸受嵌着部とを成形させる場合、これらの両部間を連接
する支持壁部に、それぞれ内周側、外周側の折返し膨出
部を設けると共に、同支持壁部について、これを内側ヘ
コンケーブ状に緩く彎曲形成させであるので、これらの
各折返し1影出部、および支持壁部が一種の緩衝部とな
って、こ覧での周壁部の厚肉化とポリv bmの塑性成
形、ならびに既製軸受の圧入Fil:、iの際に、これ
らの周壁部および軸受嵌合部にそれぞれ作用する内部応
力、すなわち成形応力、残留応力などを効果的に吸収で
きることになり、特に逆絞り再成形持点での応力吸収作
用が良好に発揮され、これによって成形加工自体の容易
さを図り得ると共に、成形各部の寸法精度、殊にポリV
溝と既製軸受の回転中心精度、つまり軸芯精度を格段に
向上できるもので、この種の軸受を有する板金製ポリV
プーリを量産性良く高精度で製造し得るという特長があ
る。
添付図面はこの発明に係る軸受を有する板金製Vプーリ
の製造方法の一実施例を示しており、第1図(a)ない
しく夛)は板金素材から製品に至る主要段階毎の加工態
様を順次に示すそれぞれ半裁断面図、:52図(al)
ないしく11)は同上製造方法の一層具体的な製造工程
を示すそれぞれ半裁断面説明図である。 ■・・・・カップ状素材、■・・・・段付きカップ状素
材、服・・・・予4IR成形素材、民d・・・・粗予備
成形素材、口・・・・厚肉化成形素材、+4a・・・・
粗厚肉化成形素材、長・・・・ポリ■溝付き素材、長a
・・・・粗ポリV溝付き素材、100・・・・製品とし
てのポリV溝を有して軸受を嵌着させた板金製Vプーリ
。 21・・・・基板部、22・・・・粗周壁部、24・・
・・ポリV溝成形部、25・・・・予備成形部。 31・・・・傾斜段部。 41.44・・・・内周側、外周側の折返し膨出部、4
2・・・・軸受支承部、43・・・・反転基板部、45
・・・・支持壁部。 51・・・・厚肉化1影出部、52・・・・ポリV溝成
形厚肉部。 61・・・・ポリV溝、62・・・・基準溝部。 71・・・・軸受押え部。 81・・・・軸受嵌着部。 91・・・・既製軸受。 Ill・・・・内絞り型、112・・・・外絞り型、1
13・・・・内押え型。 211.212・・・・内押え型、213・・・・予備
段押しローラ。 311.312・・・・内押え型、313・・・・内絞
り型。 411.415,416・・・・外押え型、412,4
14・・・・内押え型、413・・・・剪断ローラ、4
17・・・・外絞り成形型。 511.515,517・・・・予備成形型、512・
・・・外押え型、513,518,518・・・・予備
成形ローラ、519・・・・811.11i12,61
5・・・・内押え型、813,816・・・・外押え型
、6!7・・・・剪断型。 711.713・・・・内押え型、712・・・・外押
え型。 714・・・・押込み型。 特許出願人 株式会社 カネミッ 代 理 人 弁理士 鈴江 孝− 手続補正書 昭和60年12月27日 特許庁長官 学費 道部 殿 l ・11件の表示 特願昭60−265829号 2、 発す1の名称 軸受を有する板金製ポリVプーリの製造方法3、 補i
lEをする者 ・バ件との関係 特許出願人 株式会社カネミッ 4、 代理人 住所 大阪市北区神山町8番1号 梅田辰巳ビル6、
補正の対象 +i rr+r 7、 補正の内容 別紙の通り(1) 図面
中、第1図(C)と第2図(C1)を別紙のものに差し
替える。 以上
の製造方法の一実施例を示しており、第1図(a)ない
しく夛)は板金素材から製品に至る主要段階毎の加工態
様を順次に示すそれぞれ半裁断面図、:52図(al)
ないしく11)は同上製造方法の一層具体的な製造工程
を示すそれぞれ半裁断面説明図である。 ■・・・・カップ状素材、■・・・・段付きカップ状素
材、服・・・・予4IR成形素材、民d・・・・粗予備
成形素材、口・・・・厚肉化成形素材、+4a・・・・
粗厚肉化成形素材、長・・・・ポリ■溝付き素材、長a
・・・・粗ポリV溝付き素材、100・・・・製品とし
てのポリV溝を有して軸受を嵌着させた板金製Vプーリ
。 21・・・・基板部、22・・・・粗周壁部、24・・
・・ポリV溝成形部、25・・・・予備成形部。 31・・・・傾斜段部。 41.44・・・・内周側、外周側の折返し膨出部、4
2・・・・軸受支承部、43・・・・反転基板部、45
・・・・支持壁部。 51・・・・厚肉化1影出部、52・・・・ポリV溝成
形厚肉部。 61・・・・ポリV溝、62・・・・基準溝部。 71・・・・軸受押え部。 81・・・・軸受嵌着部。 91・・・・既製軸受。 Ill・・・・内絞り型、112・・・・外絞り型、1
13・・・・内押え型。 211.212・・・・内押え型、213・・・・予備
段押しローラ。 311.312・・・・内押え型、313・・・・内絞
り型。 411.415,416・・・・外押え型、412,4
14・・・・内押え型、413・・・・剪断ローラ、4
17・・・・外絞り成形型。 511.515,517・・・・予備成形型、512・
・・・外押え型、513,518,518・・・・予備
成形ローラ、519・・・・811.11i12,61
5・・・・内押え型、813,816・・・・外押え型
、6!7・・・・剪断型。 711.713・・・・内押え型、712・・・・外押
え型。 714・・・・押込み型。 特許出願人 株式会社 カネミッ 代 理 人 弁理士 鈴江 孝− 手続補正書 昭和60年12月27日 特許庁長官 学費 道部 殿 l ・11件の表示 特願昭60−265829号 2、 発す1の名称 軸受を有する板金製ポリVプーリの製造方法3、 補i
lEをする者 ・バ件との関係 特許出願人 株式会社カネミッ 4、 代理人 住所 大阪市北区神山町8番1号 梅田辰巳ビル6、
補正の対象 +i rr+r 7、 補正の内容 別紙の通り(1) 図面
中、第1図(C)と第2図(C1)を別紙のものに差し
替える。 以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 板金素材を深絞り成形して、基板部と粗周壁部からなる
カップ状素材を形成させるカップ状素材形成工程と、 前記粗周壁部に傾斜段部を成形して、粗周壁部を開口縁
部側のポリV溝成形部と基板部側の予備成形部とに区分
させる段部形成工程と、 前記予備成形部と基板部とを逆絞りして内側へ折返し、
これらの各部間に外側へ突出した内周側折返し膨出部を
形成させて、予備成形部により軸受支承部、基板部によ
り反転基板部をそれぞれに形成させる粗予備成形素材形
成工程と、 前記軸受支承部、反転基板部をさらに内側へ逆絞り再成
形して、前記ポリV溝成形部と傾斜段部との間に外側へ
突出した外周側折返し膨出部を形成させると共に、内周
側、外周側の両折返し膨出部間の傾斜段部を内側へコン
ケーブ状に緩く彎曲した支持壁部とする予備成形素材形
成工程と、前記ポリV溝成形部を厚肉化相当分だけ外側
に撓曲して厚肉化膨出部を形成させ、かつ同膨出部を圧
扁して、ポリV溝成形厚肉部を撓曲度合対応に厚肉化さ
せる厚肉化形成工程と、 前記ポリV溝成形厚肉部に対し、適宜ポリV溝を形成さ
せるポリV溝形成工程と、 前記反転基板部の中心部側を切断除去して軸受嵌着部を
形成させる軸受部形成工程と、 前記軸受支承部を外周側から支持し、前記軸受嵌着部の
内側に既製軸受を圧入、カシメ付けして嵌着させる軸受
圧入、カシメ付け工程とを、少なくとも順次に含むこと
を特徴とする軸受を有する板金製Vプーリの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26582985A JPS62124042A (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 軸受を有する板金製ポリvプ−リの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26582985A JPS62124042A (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 軸受を有する板金製ポリvプ−リの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62124042A true JPS62124042A (ja) | 1987-06-05 |
JPH0144420B2 JPH0144420B2 (ja) | 1989-09-27 |
Family
ID=17422632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26582985A Granted JPS62124042A (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 軸受を有する板金製ポリvプ−リの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62124042A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5129146A (en) * | 1989-06-28 | 1992-07-14 | Kabushiki Kaisha Kanemitsu | Method of manufacturing poly-v pulleys from sheet metal |
KR100957793B1 (ko) | 2008-01-11 | 2010-05-13 | 평화산업주식회사 | 자동차의 댐퍼 풀리 제조 방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7589029B2 (en) | 2002-05-02 | 2009-09-15 | Micron Technology, Inc. | Atomic layer deposition and conversion |
US7927948B2 (en) | 2005-07-20 | 2011-04-19 | Micron Technology, Inc. | Devices with nanocrystals and methods of formation |
-
1985
- 1985-11-25 JP JP26582985A patent/JPS62124042A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5129146A (en) * | 1989-06-28 | 1992-07-14 | Kabushiki Kaisha Kanemitsu | Method of manufacturing poly-v pulleys from sheet metal |
KR100957793B1 (ko) | 2008-01-11 | 2010-05-13 | 평화산업주식회사 | 자동차의 댐퍼 풀리 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0144420B2 (ja) | 1989-09-27 |
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