JPS62122806A - 自動車タイヤ用滑り止め装置 - Google Patents
自動車タイヤ用滑り止め装置Info
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- JPS62122806A JPS62122806A JP26291185A JP26291185A JPS62122806A JP S62122806 A JPS62122806 A JP S62122806A JP 26291185 A JP26291185 A JP 26291185A JP 26291185 A JP26291185 A JP 26291185A JP S62122806 A JPS62122806 A JP S62122806A
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- edge member
- locking means
- disc
- locking
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明はタイヤに対する着脱操作を容易に行うことが
できる自動車タイヤ用滑り止め装置に関するものである
。
できる自動車タイヤ用滑り止め装置に関するものである
。
(従来技術)
従来、自動車タイヤ用滑り止め装置として、例えば特公
昭56−18407号公報に示されているようなものが
知られている。これはタイヤを覆う環状の滑り止め部材
としてのネットと、タイヤの両側部に沿うように上記滑
り止め部材の両端部に取付けられた縁部材と、この縁部
材の両端部に取付けられて縁部材を環状に形成する係止
手段とを有し、この縁部材はコイルスプリングとこのコ
イルスプリング中を貫通して配置されたロックワイヤと
からなり、このロックワイヤの長さ方向両端部は係止手
段によって係止され、この係止手段−による係止の着脱
により滑り止め部材をタイヤに対して着脱するようにし
ている。この構造では縁部材はそのコイルスプリングの
縮む力により取付は状態となり、係止手段によりその状
態が安定して保たれるが、滑り止め部材の着脱の際には
、縁部材を手で引張ってコイルスプリングの力に抗して
伸ばしておく必要があり、これに大きな力を要するため
に作業に手簡がかかるという欠点がある。
昭56−18407号公報に示されているようなものが
知られている。これはタイヤを覆う環状の滑り止め部材
としてのネットと、タイヤの両側部に沿うように上記滑
り止め部材の両端部に取付けられた縁部材と、この縁部
材の両端部に取付けられて縁部材を環状に形成する係止
手段とを有し、この縁部材はコイルスプリングとこのコ
イルスプリング中を貫通して配置されたロックワイヤと
からなり、このロックワイヤの長さ方向両端部は係止手
段によって係止され、この係止手段−による係止の着脱
により滑り止め部材をタイヤに対して着脱するようにし
ている。この構造では縁部材はそのコイルスプリングの
縮む力により取付は状態となり、係止手段によりその状
態が安定して保たれるが、滑り止め部材の着脱の際には
、縁部材を手で引張ってコイルスプリングの力に抗して
伸ばしておく必要があり、これに大きな力を要するため
に作業に手簡がかかるという欠点がある。
(発明の目的)
この発明はこのような従来の欠点を解消するためになさ
れたものであり、滑り止め装置の取付は状態で縁部材の
コイルスプリングやゴム状体等の弾性体に縮む力を生じ
させて取付は状態となり、係止手段により安定してその
状態を維持することができるようにするとともに、装置
の着脱の際には縁部材を所定の長さに維持することがで
きるようにし、これによって着脱作業を容易に行うこと
ができるようにしたものである。
れたものであり、滑り止め装置の取付は状態で縁部材の
コイルスプリングやゴム状体等の弾性体に縮む力を生じ
させて取付は状態となり、係止手段により安定してその
状態を維持することができるようにするとともに、装置
の着脱の際には縁部材を所定の長さに維持することがで
きるようにし、これによって着脱作業を容易に行うこと
ができるようにしたものである。
(発明の構成)
この発明の第1の要旨は、タイヤを覆う環状の滑り止め
部材と、タイヤの両側部に沿うように上記滑り止め部材
の両側部に取付けられた縁部材と、この縁部材の両端部
に取付りられて縁部材を環状に形成する係止手段とを有
し、上記縁部材は弾性体とこの弾性体中を貫通または弾
性体と並走して配置されたロックワイヤとからなり、こ
のロックワイヤの長さ方向一端部は上記係止手段に止着
され、他端部は係止手段を通って自由端とし、この自由
端を係止するための上記係止手段は、−E記ロックワイ
ヤが貫通する係止穴を有するロックディスクと、このロ
ックディスクを上記ロックワイヤと直交する中立位置か
ら両側二方向に傾斜可能な状態に保持する保持部材と、
上記ロックディスクが中立位置よりいずれの方向に傾斜
してもその傾きを保つ方向にロックディスクを付勢する
ディスクスプリングと、上記ロックディスクを傾動させ
てその傾斜方向を変換する操作レバーとを備えているも
のである。
部材と、タイヤの両側部に沿うように上記滑り止め部材
の両側部に取付けられた縁部材と、この縁部材の両端部
に取付りられて縁部材を環状に形成する係止手段とを有
し、上記縁部材は弾性体とこの弾性体中を貫通または弾
性体と並走して配置されたロックワイヤとからなり、こ
のロックワイヤの長さ方向一端部は上記係止手段に止着
され、他端部は係止手段を通って自由端とし、この自由
端を係止するための上記係止手段は、−E記ロックワイ
ヤが貫通する係止穴を有するロックディスクと、このロ
ックディスクを上記ロックワイヤと直交する中立位置か
ら両側二方向に傾斜可能な状態に保持する保持部材と、
上記ロックディスクが中立位置よりいずれの方向に傾斜
してもその傾きを保つ方向にロックディスクを付勢する
ディスクスプリングと、上記ロックディスクを傾動させ
てその傾斜方向を変換する操作レバーとを備えているも
のである。
この発明の第2の要旨は、タイヤを覆う環状の滑り止め
部材と、タイヤの両側部に沿うように上記滑り止め部材
の両側部に取付けられた縁部材と、この縁部材の両端部
に取付けられて縁部材を環状に形成する係止手段とを有
し、上記縁部材は弾性体とこの弾性体中を貫通または弾
性体と並走して配置されたロックワイヤとからなり、こ
のロックワイヤの長さ方向の両端部は係止手段を通って
それぞれ自由端とし、この各自由端を係止するだめの上
記係止手段は上記ロックワイヤが貫通する係止穴を有す
る一対のロックディスクと、各ロックディスクをそれぞ
れ上記ロックワイヤと直交する中立位置から両側二方向
に傾斜可能な状態に保持する保持部材と、上記各ロック
ディスクが中立位置よりいずれの方向に傾斜してもその
傾きを保つ方向に各ロックディスクをそれぞれ付勢する
一対のディスクスプリングと、上記各ロックディスクを
同時に傾動させてそれぞれの傾斜方向を変換する操作レ
バーとを備えているものである。
部材と、タイヤの両側部に沿うように上記滑り止め部材
の両側部に取付けられた縁部材と、この縁部材の両端部
に取付けられて縁部材を環状に形成する係止手段とを有
し、上記縁部材は弾性体とこの弾性体中を貫通または弾
性体と並走して配置されたロックワイヤとからなり、こ
のロックワイヤの長さ方向の両端部は係止手段を通って
それぞれ自由端とし、この各自由端を係止するだめの上
記係止手段は上記ロックワイヤが貫通する係止穴を有す
る一対のロックディスクと、各ロックディスクをそれぞ
れ上記ロックワイヤと直交する中立位置から両側二方向
に傾斜可能な状態に保持する保持部材と、上記各ロック
ディスクが中立位置よりいずれの方向に傾斜してもその
傾きを保つ方向に各ロックディスクをそれぞれ付勢する
一対のディスクスプリングと、上記各ロックディスクを
同時に傾動させてそれぞれの傾斜方向を変換する操作レ
バーとを備えているものである。
(実施例)
第4図は自動車のタイヤ1に対して滑り止め部材2を取
付けた状態を示している。滑り止め部材2はタイψ1を
覆うように環状に形成され、この滑り止め部材2の両側
部にはタイヤ1の両側部に沿うように縁部材3が取付け
られている。この縁部材3の両端部には係止手段4が取
付けられて縁部材3を環状に形成している。図面では一
方の側部のみを示しているが、他方の側部も同様に構成
されている。なお、滑り止め部材としては、上記のよう
な網状のものに限らず、いわゆるラダー型のもの等も採
用可能である。
付けた状態を示している。滑り止め部材2はタイψ1を
覆うように環状に形成され、この滑り止め部材2の両側
部にはタイヤ1の両側部に沿うように縁部材3が取付け
られている。この縁部材3の両端部には係止手段4が取
付けられて縁部材3を環状に形成している。図面では一
方の側部のみを示しているが、他方の側部も同様に構成
されている。なお、滑り止め部材としては、上記のよう
な網状のものに限らず、いわゆるラダー型のもの等も採
用可能である。
第1図に示すように、上記縁部材3はコイルスプリング
30とこのコイルスプリング30中を貫通して配置され
たロックワイヤ32とからなり、ロックワイヤ32の一
方の端部33は係止手段4の後述するロックワイヤビン
11に係止され、他端部は係止手段4を貫通してコイル
スプリング30中の適宜の位置に配置され、自由端とな
っている。この自由端はねじり部が形成されて後述する
係止穴からの抜は止めがなされている。
30とこのコイルスプリング30中を貫通して配置され
たロックワイヤ32とからなり、ロックワイヤ32の一
方の端部33は係止手段4の後述するロックワイヤビン
11に係止され、他端部は係止手段4を貫通してコイル
スプリング30中の適宜の位置に配置され、自由端とな
っている。この自由端はねじり部が形成されて後述する
係止穴からの抜は止めがなされている。
この係止手段4は、第1図乃至第3図に示すように、ロ
ックワイヤ係止用のロックディスク5と、このロックデ
ィスク5を傾動可能に保持する保持部材としての一対の
保持板6a、6bと、ロックディスク5を1頃斜させる
ディスクスプリング7と、ロックディスク5の傾斜方向
を変えるための操作レバー8と、レバースプリング9と
、後述する各ビン10.11.12と、これらの部材を
保持するケーシング13とで構成されている。上記ケー
シング13は、予め分割された前後一対の部材13a、
13bを接合することにより形成されている。このケー
シング13の両端部にはスリーブ14が一体に形成され
、このスリーブ14にコイルスプリング30の端部が圧
入されることにより結合されている。また、ケーシング
13の前方側部材13aの上部には、操作レバー8を挿
通させる長穴15が所定範囲に亘って形成されている。
ックワイヤ係止用のロックディスク5と、このロックデ
ィスク5を傾動可能に保持する保持部材としての一対の
保持板6a、6bと、ロックディスク5を1頃斜させる
ディスクスプリング7と、ロックディスク5の傾斜方向
を変えるための操作レバー8と、レバースプリング9と
、後述する各ビン10.11.12と、これらの部材を
保持するケーシング13とで構成されている。上記ケー
シング13は、予め分割された前後一対の部材13a、
13bを接合することにより形成されている。このケー
シング13の両端部にはスリーブ14が一体に形成され
、このスリーブ14にコイルスプリング30の端部が圧
入されることにより結合されている。また、ケーシング
13の前方側部材13aの上部には、操作レバー8を挿
通させる長穴15が所定範囲に亘って形成されている。
上記ロックディスク5は、ロックワイヤ32の自由端側
が貫通する係止穴50を有している。図ではロックワイ
ヤ32が断面長方形に形成され、これに対応して上記係
止穴50がロックワイヤ32よりやや大きい長方形状に
形成されているが、ロックワイヤ32の断面形状は長方
形に限らず円形や他の異形状であってもよく、上記係止
穴50も上記ロックワイヤ32に応じた形状であればよ
い。さらにロックディスク5には、その上端部にディス
クスプリング7への係着用の突起51が連設されるとと
もに、前方側の側辺部に操作レバー8に対する係合用の
突片52が連設されている。
が貫通する係止穴50を有している。図ではロックワイ
ヤ32が断面長方形に形成され、これに対応して上記係
止穴50がロックワイヤ32よりやや大きい長方形状に
形成されているが、ロックワイヤ32の断面形状は長方
形に限らず円形や他の異形状であってもよく、上記係止
穴50も上記ロックワイヤ32に応じた形状であればよ
い。さらにロックディスク5には、その上端部にディス
クスプリング7への係着用の突起51が連設されるとと
もに、前方側の側辺部に操作レバー8に対する係合用の
突片52が連設されている。
また、保持板6a、6bは、前後に所定間隔をもって相
対向した状態でケーシング13内に保持され、この各保
持板5a、 6bには扇形の切抜き穴60が形成されて
おり、この切抜き穴60にロックディスク5の前後両側
部が嵌め込まれている。
対向した状態でケーシング13内に保持され、この各保
持板5a、 6bには扇形の切抜き穴60が形成されて
おり、この切抜き穴60にロックディスク5の前後両側
部が嵌め込まれている。
上記切抜き穴60の中央部の上方において両保持板6a
、6b間にはディスクスプリングビン10が取付けられ
、このディスクスプリングビン10に上端が固着された
ディスクスプリング7の下端がロックディスク5の突起
51に係着されている。
、6b間にはディスクスプリングビン10が取付けられ
、このディスクスプリングビン10に上端が固着された
ディスクスプリング7の下端がロックディスク5の突起
51に係着されている。
こうしてロックディスク5は、第1図および第5図に示
すように、上記扇形の切扱き穴60の形成範囲内でその
下端を中心に傾動可能となり、従ってロックワイヤ32
に直交する中立位置から両側二方向に傾斜可能となるよ
うに保持されるとともに、この両側二方向のいずれに傾
斜したときにもディスクスプリング7によってその傾き
を保つ方向に付勢されるようになっている。
すように、上記扇形の切扱き穴60の形成範囲内でその
下端を中心に傾動可能となり、従ってロックワイヤ32
に直交する中立位置から両側二方向に傾斜可能となるよ
うに保持されるとともに、この両側二方向のいずれに傾
斜したときにもディスクスプリング7によってその傾き
を保つ方向に付勢されるようになっている。
上記保持板5a、 6bの下方部側方には、ロックワイ
ヤ32の一方の端部33を止着するロックワイヤビン1
1が取付けられている。また保持板6a、6bの下端付
近にはレバービン12が取付けられている。
ヤ32の一方の端部33を止着するロックワイヤビン1
1が取付けられている。また保持板6a、6bの下端付
近にはレバービン12が取付けられている。
操作レバー8は、ケーシング13の長穴15に挿通され
て上端がケーシング13の外部に突出した状態で、下端
部が上記レバービン12に枢支されることにより、レバ
ービン12を中心として上記長穴15の範囲内で回動可
能となっている。この操作レバー8の中間部にはロック
ディスク5に対する連係穴80が形成され、この連係穴
80にロックディスク5の突片52が差し込まれている
。
て上端がケーシング13の外部に突出した状態で、下端
部が上記レバービン12に枢支されることにより、レバ
ービン12を中心として上記長穴15の範囲内で回動可
能となっている。この操作レバー8の中間部にはロック
ディスク5に対する連係穴80が形成され、この連係穴
80にロックディスク5の突片52が差し込まれている
。
上記連係穴80は上記突片52よりもある程度大きく形
成されることにより、操作レバー8が所定位置に保たれ
ているときにロックディスク5の多少の傾動は許容する
ようにしつつ、操作レバー8が回動されたときはその動
きをロックディスク5に伝えてロックディスク5の傾斜
方向を変換できるようにしている。
成されることにより、操作レバー8が所定位置に保たれ
ているときにロックディスク5の多少の傾動は許容する
ようにしつつ、操作レバー8が回動されたときはその動
きをロックディスク5に伝えてロックディスク5の傾斜
方向を変換できるようにしている。
レバースプリング9は、上記レバービン12に取付けら
れて先端が操作レバー8に止着され、操作レバー8を、
レバービン12を中心とした一定の回動方向に付勢する
と同時に、レバービン12の軸方向にも押圧している。
れて先端が操作レバー8に止着され、操作レバー8を、
レバービン12を中心とした一定の回動方向に付勢する
と同時に、レバービン12の軸方向にも押圧している。
またケーシング13の長穴15の端部には操作レバー係
止用の切込み部15aが形成されており、操作レバー8
が上記長穴15の端部まで回動されたときにレバースプ
リング9による押圧力で操作レバー8が上記切込み部1
5aに係止されるようになっている。
止用の切込み部15aが形成されており、操作レバー8
が上記長穴15の端部まで回動されたときにレバースプ
リング9による押圧力で操作レバー8が上記切込み部1
5aに係止されるようになっている。
次にこの装置の作用を説明する。
消り止め部材2を第4図に示すようにタイヤ1に取付け
たときには、第1図および第6図(A)に示すように、
係止手段4のロックディスク5を中立位置よりも図の左
側へ傾斜させた状態とすることにより、滑り止め部材2
を安定した取付状態とすることができる。すなわちこの
状態では、ディスクスプリング7によって付勢されたロ
ックディスク5の傾斜により係止穴50の上下側辺がロ
ックワイヤ32に接するが、ロックワイヤ32に対して
矢印Xで示す縁部材3の縮み方向の力(図で右向き力)
が作用した場合は、ロックディスク5の傾斜が小さくな
ってロックワイヤ32に対する係止穴50の上下側辺の
圧接力が弱くなるため、ロックワイヤ32が矢印X方向
に移動して縁部材3が縮められ、滑り止め部材2を安定
した取付状態に移行させる。
たときには、第1図および第6図(A)に示すように、
係止手段4のロックディスク5を中立位置よりも図の左
側へ傾斜させた状態とすることにより、滑り止め部材2
を安定した取付状態とすることができる。すなわちこの
状態では、ディスクスプリング7によって付勢されたロ
ックディスク5の傾斜により係止穴50の上下側辺がロ
ックワイヤ32に接するが、ロックワイヤ32に対して
矢印Xで示す縁部材3の縮み方向の力(図で右向き力)
が作用した場合は、ロックディスク5の傾斜が小さくな
ってロックワイヤ32に対する係止穴50の上下側辺の
圧接力が弱くなるため、ロックワイヤ32が矢印X方向
に移動して縁部材3が縮められ、滑り止め部材2を安定
した取付状態に移行させる。
また縁部材3を伸ばす方向(矢印Xの反対方向)の力が
作用すると、ロックディスク5は傾斜が大きくなる方向
に押されるために係止穴50の上下側辺がロックワイヤ
32に強く圧着されることになり、これによってロック
ワイヤ32の移動を阻止し、縁部材3が伸ばされないよ
うにして、滑り止め部材2の安定した取付は状態を維持
する。
作用すると、ロックディスク5は傾斜が大きくなる方向
に押されるために係止穴50の上下側辺がロックワイヤ
32に強く圧着されることになり、これによってロック
ワイヤ32の移動を阻止し、縁部材3が伸ばされないよ
うにして、滑り止め部材2の安定した取付は状態を維持
する。
上記の状態から、滑り止め部材2をタイヤ1から外すに
は、まず縁部材3を伸ばす必要がある。
は、まず縁部材3を伸ばす必要がある。
この場合は、第6図(B)に示すように、操作レバー8
を回動操作することにより、ロックディスク5を中立位
置よりも図の右側へ傾斜させた状態とする。この状態で
は、縁部材3を伸ばす方向の力、すなわち矢印Xと逆方
向の力が作用すると、ロックディスク5は傾斜が小さく
なる方向に押されるために係止穴50の上下側辺のロッ
クワイヤ32に対する圧接力が弱くなり、これによって
ロックワイヤ32の移動は自由になされる。したがって
この状態で縁部材3をコイルスプリング30の力に抗し
て引伸ばすことができる。所定の長さに引伸ばした状態
で手を離すと、コイルスプリング30の復元力で縁部材
3は縮む力、すなわち矢印X方向の力が作用するが、こ
の力によってロックディスク5は傾斜が大きくなる方向
に押されるために係止穴50の上下側辺がロックワイヤ
32に圧着されて制動され、所定の引伸ばし状態に維持
される。したがってその状態で滑り止め部材2をタイヤ
1から取外せばよい。
を回動操作することにより、ロックディスク5を中立位
置よりも図の右側へ傾斜させた状態とする。この状態で
は、縁部材3を伸ばす方向の力、すなわち矢印Xと逆方
向の力が作用すると、ロックディスク5は傾斜が小さく
なる方向に押されるために係止穴50の上下側辺のロッ
クワイヤ32に対する圧接力が弱くなり、これによって
ロックワイヤ32の移動は自由になされる。したがって
この状態で縁部材3をコイルスプリング30の力に抗し
て引伸ばすことができる。所定の長さに引伸ばした状態
で手を離すと、コイルスプリング30の復元力で縁部材
3は縮む力、すなわち矢印X方向の力が作用するが、こ
の力によってロックディスク5は傾斜が大きくなる方向
に押されるために係止穴50の上下側辺がロックワイヤ
32に圧着されて制動され、所定の引伸ばし状態に維持
される。したがってその状態で滑り止め部材2をタイヤ
1から取外せばよい。
またタイヤ1に滑り止め部材2を取付けるには縁部材3
の適宜の位置を足で踏み、他方(例えば係止手段4の部
分)を手で引張り、コイルスプリング30の力に抗して
縁部材3を引伸ばす。この引伸しの操作は上記取外しの
際と同様であり、引伸ばした状態で上記のように縁部材
3を保持することができるため、滑り止め部材2をタイ
ヤ1に嵌める際に力は必要なく、その作業を容易に行う
ことができる。タイヤ1に対して取付けた後、操作レバ
ー8を再度回動操作して第1図および第6図(A)に示
す状態にしておけば、上記のように取付は状態が安定し
て維持される。
の適宜の位置を足で踏み、他方(例えば係止手段4の部
分)を手で引張り、コイルスプリング30の力に抗して
縁部材3を引伸ばす。この引伸しの操作は上記取外しの
際と同様であり、引伸ばした状態で上記のように縁部材
3を保持することができるため、滑り止め部材2をタイ
ヤ1に嵌める際に力は必要なく、その作業を容易に行う
ことができる。タイヤ1に対して取付けた後、操作レバ
ー8を再度回動操作して第1図および第6図(A)に示
す状態にしておけば、上記のように取付は状態が安定し
て維持される。
上記実施例においては、ロックワイヤ32の一端部は係
止手vi4に固定させ、他方の端部側のみをロックディ
スクを通過させることにより伸縮および係止がなされる
ようにした例について説明したが、ロックワイヤ32の
もう一方の端部も自由端としてもよい。例えば、第7図
に示すように、係止手段4に一対のロックディスク5,
5′を配備して、この各ロックディスク5,5′により
口ツクワイヤ32の両端部A、Bをそれぞれ係止できる
ようにし、かつ、両口ツクディスク5,5′を操作レバ
ー8で同時に傾動させることができるようにしておけば
よい。すなわちこの図に示す実施例では、保持板6a、
5bに、レバービン12に対して点対称的に扇形の切扱
き穴60.60’が形成され、この各切抜き穴60.6
0’ に、上記各ロックディスク5.5′が傾動可能に
保持され、各ロックディスク5.5′に対してそれぞれ
ディスクスプリング7.7′が設けられている。
止手vi4に固定させ、他方の端部側のみをロックディ
スクを通過させることにより伸縮および係止がなされる
ようにした例について説明したが、ロックワイヤ32の
もう一方の端部も自由端としてもよい。例えば、第7図
に示すように、係止手段4に一対のロックディスク5,
5′を配備して、この各ロックディスク5,5′により
口ツクワイヤ32の両端部A、Bをそれぞれ係止できる
ようにし、かつ、両口ツクディスク5,5′を操作レバ
ー8で同時に傾動させることができるようにしておけば
よい。すなわちこの図に示す実施例では、保持板6a、
5bに、レバービン12に対して点対称的に扇形の切扱
き穴60.60’が形成され、この各切抜き穴60.6
0’ に、上記各ロックディスク5.5′が傾動可能に
保持され、各ロックディスク5.5′に対してそれぞれ
ディスクスプリング7.7′が設けられている。
そして、上記各ロックディスク5.5′に形成された係
止穴50.50’ にロックワイヤ32の各端部A、B
を貞通させている。また、操作レバー8は中間部がレバ
ービン12に枢支されるとともに、その両側に、ロック
ディスク5.5′の突片52.52’ に対する連係穴
80.80’ が形成されている。
止穴50.50’ にロックワイヤ32の各端部A、B
を貞通させている。また、操作レバー8は中間部がレバ
ービン12に枢支されるとともに、その両側に、ロック
ディスク5.5′の突片52.52’ に対する連係穴
80.80’ が形成されている。
この構造によると、前記の第4図に示す状態に滑り止め
部材2がタイヤ1に取付けられたときは、第7図および
第8図(A)に示すように各ロックディスク5.5′を
所定方向に傾斜させた状態とすることにより、ロックワ
イヤ32の各端部A。
部材2がタイヤ1に取付けられたときは、第7図および
第8図(A)に示すように各ロックディスク5.5′を
所定方向に傾斜させた状態とすることにより、ロックワ
イヤ32の各端部A。
Bに矢印X、Yで示す縁部材3の縮み方向の力が作用す
れば、各ロックディスク5,5′の傾斜が小さくなって
上記縮み方向へのロックワイヤ32の移動が許容され、
矢印X、Yとは逆向きの伸び方向の力が作用すれば各ロ
ックディスク5.5′の傾斜が大きくなって大きな制動
力が作用する。
れば、各ロックディスク5,5′の傾斜が小さくなって
上記縮み方向へのロックワイヤ32の移動が許容され、
矢印X、Yとは逆向きの伸び方向の力が作用すれば各ロ
ックディスク5.5′の傾斜が大きくなって大きな制動
力が作用する。
またタイヤ1に対する滑り止め部材2の@脱時には、操
作レバー8を回動操作して各ロックディスク5,5′を
同時に傾動させ、第8図(B)に示す状態に各ロックデ
ィスク5.5′の傾斜方向を変換することにより、縁部
材3の伸び方向の力に対しては制動力が弱められてロッ
クワイヤ32の両端部A、Bを縁部材3の伸び方向に自
由にずらすことができ、矢印X、Yで示す縁部材3の縮
み方向の力に対しては大きな制動力が作用することとな
る。従ってこの構造によっても、第1図乃至第3図に示
した構造による場合と同様の作用が得られるが、特にロ
ツクワイA732の両mA、Bを自由端としておくと、
一端側のみ自由端としたものと比べ、着脱時等における
ロックワイヤ32先端の移動距離が少なくなるため、縁
部材3の伸び縮みがよりスムーズに行われるという利点
がある。
作レバー8を回動操作して各ロックディスク5,5′を
同時に傾動させ、第8図(B)に示す状態に各ロックデ
ィスク5.5′の傾斜方向を変換することにより、縁部
材3の伸び方向の力に対しては制動力が弱められてロッ
クワイヤ32の両端部A、Bを縁部材3の伸び方向に自
由にずらすことができ、矢印X、Yで示す縁部材3の縮
み方向の力に対しては大きな制動力が作用することとな
る。従ってこの構造によっても、第1図乃至第3図に示
した構造による場合と同様の作用が得られるが、特にロ
ツクワイA732の両mA、Bを自由端としておくと、
一端側のみ自由端としたものと比べ、着脱時等における
ロックワイヤ32先端の移動距離が少なくなるため、縁
部材3の伸び縮みがよりスムーズに行われるという利点
がある。
なお、上記各実施例において示した縁部材3は、コイル
スプリング30中にロックワイヤ32が配置されている
が、一対のコイルスプリングの間にロックワイヤを保持
させる等により、ロックワイヤとコイルスプリング等の
弾性体とが並走した構造に縁部材を構成してもよい。
スプリング30中にロックワイヤ32が配置されている
が、一対のコイルスプリングの間にロックワイヤを保持
させる等により、ロックワイヤとコイルスプリング等の
弾性体とが並走した構造に縁部材を構成してもよい。
(発明の効果)
以上説明したように、この発明の滑り止め装置は、縁部
材のロックワイヤの端部を係止する係止手段において操
作レバーを操作することによりロックディスクの傾斜方
向が変換され、それに応じて縁部材が伸びる方向の力に
対してのみ大きな制動力が働く状態と縁部材が縮む方向
の力に対してのみ大きな制動力を有する状態とに、係止
状態が切替えられるようにしている。このため、比較的
簡単な構造によりながら、タイヤに滑り止め部材を取付
けたときに安定した取付は状態を維持することができる
とともに、滑り止め部材の着脱の際には縁部材を所定の
長さに維持して着脱作業を容易に行うことができるもの
である。
材のロックワイヤの端部を係止する係止手段において操
作レバーを操作することによりロックディスクの傾斜方
向が変換され、それに応じて縁部材が伸びる方向の力に
対してのみ大きな制動力が働く状態と縁部材が縮む方向
の力に対してのみ大きな制動力を有する状態とに、係止
状態が切替えられるようにしている。このため、比較的
簡単な構造によりながら、タイヤに滑り止め部材を取付
けたときに安定した取付は状態を維持することができる
とともに、滑り止め部材の着脱の際には縁部材を所定の
長さに維持して着脱作業を容易に行うことができるもの
である。
第1図はこの発明の実施例を示す装置の係止手段の側面
図、第2図は第1図のI−II線に沿った断面図、第3
図は係止手段の分解斜視図、第4図はタイヤへの取付状
態の側面図、第5図は要部の斜視図、第6図(A)(B
)は係止手段の作動説明図、第7図は係止手段の他の例
を示す要部側面図、第8図(A>(B)はこの係止手段
による場合の作動説明図である。 1・・・タイヤ、2・・・滑り止め部材、3・・・縁部
材、4・・・係止手段、5,5′・・・ロックディスク
、6a。 6b・・・保持板、7.7′・・・ディスクスプリング
、8・・・操作レバー、13・・・ケーシング、30・
・・コイルスプリング、32・・・ロックワイヤ。 特許出願人 神a4鋼線工業株式会社第 4
図 第 5 図 ′J6図
図、第2図は第1図のI−II線に沿った断面図、第3
図は係止手段の分解斜視図、第4図はタイヤへの取付状
態の側面図、第5図は要部の斜視図、第6図(A)(B
)は係止手段の作動説明図、第7図は係止手段の他の例
を示す要部側面図、第8図(A>(B)はこの係止手段
による場合の作動説明図である。 1・・・タイヤ、2・・・滑り止め部材、3・・・縁部
材、4・・・係止手段、5,5′・・・ロックディスク
、6a。 6b・・・保持板、7.7′・・・ディスクスプリング
、8・・・操作レバー、13・・・ケーシング、30・
・・コイルスプリング、32・・・ロックワイヤ。 特許出願人 神a4鋼線工業株式会社第 4
図 第 5 図 ′J6図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、タイヤを覆う環状の滑り止め部材と、タイヤの両側
部に沿うように上記滑り止め部材の両側部に取付けられ
た縁部材と、この縁部材の両端部に取付けられて縁部材
を環状に形成する係止手段とを有し、上記縁部材は弾性
体とこの弾性体中を貫通または弾性体と並走して配置さ
れたロックワイヤとからなり、このロックワイヤの長さ
方向一端部は上記係止手段に止着され、他端部は係止手
段を通って自由端とし、この自由端を係止するための上
記係止手段は、上記ロックワイヤが貫通する係止穴を有
するロックディスクと、このロックディスクを上記ロッ
クワイヤと直交する中立位置から両側二方向に傾斜可能
な状態に保持する保持部材と、上記ロックディスクが中
立位置よりいずれの方向に傾斜してもその傾きを保つ方
向にロックディスクを付勢するディスクスプリングと、
上記ロックディスクを傾動させてその傾斜方向を変換す
る操作レバーとを備えていることを特徴とする自動車タ
イヤ用滑り止め装置。 2、タイヤを覆う環状の滑り止め部材と、タイヤの両側
部に沿うように上記滑り止め部材の両側部に取付けられ
た縁部材と、この縁部材の両端部に取付けられて縁部材
を環状に形成する係止手段とを有し、上記縁部材は弾性
体とこの弾性体中を貫通または弾性体と並走して配置さ
れたロックワイヤとからなり、このロックワイヤの長さ
方向の両端部は係止手段を通ってそれぞれ自由端とし、
この各自由端を係止するための上記係止手段は上記ロッ
クワイヤが貫通する係止穴を有する一対のロックディス
クと、各ロックディスクをそれぞれ上記ロックワイヤと
直交する中立位置から両側二方向に傾斜可能な状態に保
持する保持部材と、上記各ロックディスクが中立位置よ
りいずれの方向に傾斜してもその傾きを保つ方向に各ロ
ックディスクをそれぞれ付勢する一対のディスクスプリ
ングと、上記各ロックディスクを同時に傾動させてそれ
ぞれの傾斜方向を変換する操作レバーとを備えているこ
とを特徴とする自動車タイヤ用滑り止め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26291185A JPS62122806A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | 自動車タイヤ用滑り止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26291185A JPS62122806A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | 自動車タイヤ用滑り止め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62122806A true JPS62122806A (ja) | 1987-06-04 |
JPH0510241B2 JPH0510241B2 (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=17382318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26291185A Granted JPS62122806A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | 自動車タイヤ用滑り止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62122806A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0496504U (ja) * | 1991-01-29 | 1992-08-20 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5618407A (en) * | 1979-07-25 | 1981-02-21 | Fuji Electric Co Ltd | Sound insulation type electric machine for static induction |
JPS5675207A (en) * | 1979-11-06 | 1981-06-22 | Sulzer Ag | Nonnslip device |
-
1985
- 1985-11-22 JP JP26291185A patent/JPS62122806A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5618407A (en) * | 1979-07-25 | 1981-02-21 | Fuji Electric Co Ltd | Sound insulation type electric machine for static induction |
JPS5675207A (en) * | 1979-11-06 | 1981-06-22 | Sulzer Ag | Nonnslip device |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0496504U (ja) * | 1991-01-29 | 1992-08-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0510241B2 (ja) | 1993-02-09 |
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