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JPS62100657A - 電気化学的装置 - Google Patents

電気化学的装置

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Publication number
JPS62100657A
JPS62100657A JP60239828A JP23982885A JPS62100657A JP S62100657 A JPS62100657 A JP S62100657A JP 60239828 A JP60239828 A JP 60239828A JP 23982885 A JP23982885 A JP 23982885A JP S62100657 A JPS62100657 A JP S62100657A
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JP
Japan
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electrochemical
electrode
cell
space
solid electrolyte
Prior art date
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Application number
JP60239828A
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English (en)
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JPH0668483B2 (ja
Inventor
Shunzo Mase
俊三 間瀬
Shigeo Soejima
繁雄 副島
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP60239828A priority Critical patent/JPH0668483B2/ja
Priority to US06/922,474 priority patent/US4769123A/en
Priority to DE8686308309T priority patent/DE3683360D1/de
Priority to EP86308309A priority patent/EP0227257B1/en
Publication of JPS62100657A publication Critical patent/JPS62100657A/ja
Publication of JPH0668483B2 publication Critical patent/JPH0668483B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • G01N27/417Systems using cells, i.e. more than one cell and probes with solid electrolytes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、電気化学的装置に係り、特に平板状の固体電
解質を用いた電気化学的セルを含む、積層構造の電気化
学的装置における改良に関−4−るものである。
(従来技術とその問題点) 従来より、固体電解質を用いた電気化学的セルを含む電
気化学的装置l、例えば、自動車用内燃機関の排気ガス
中の酸素濃度を検出する酸素センサとして、ジルコニア
磁器等の酸素イオン伝導性の固体電解質を用いた、酸素
濃淡電池の原理を利用して酸素濃度を求めるセンサ等が
知られている。
また、かかる酸素センサと同様なン農淡電池の原理を利
用した水素、窒素、炭酸ガス等の検出器や、ポンプ等の
電気化学的装置も知られている。そして、そのような装
置の電気化学的セルにおいて用いられる固体電解質とし
ては、これまで有底円筒形状を為すものが一般的であっ
たが、その生産性やコストの点から、また固体電解質内
への複雑な構造の組込みの容易性等の点から、近年、か
かる固体電解質を平板状と為し、そして所定の電極を該
固体電解質の面上に設けて電気化学的セルを構成した、
積層構造の電気化学的装置が検討されてきている。
ところで、かかる積層構造の装置における電気化学的セ
ルにあっては、一般に、板状の固体電解質と少なくとも
一対の電極とを組み合わせて構成されており、そしてそ
のようなセル構造を有する電気化学的セルの二つが積層
されて一体化される一方、外部の被測定ガス存在空間に
連通せしめられた、被測定ガスが予め定められた拡散抵
抗の下に導き入れられる内部空所(キャビティ)が、そ
の積層構造内に形成されると共に、かかる内部空所に各
セルの−っの電極がそれぞれ露呈せしめられるようにな
っている。そして、電気化学的セルの一方をポンピング
セルとして用いて、そのボンピング作用によって、かか
る内部空所内の被測定ガス中の測定成分の濃度を制御せ
しめることにより、他方の電気化学的セルをセンシング
セルとして、該内部空所内の雰囲気と所定の基準ガスと
の間における測定成分の濃度差に基づいて発生ずる起電
力が測定されるようになっている。
而して、そのような積層された電気化学的ポンピングセ
ルと電気化学的センシングセルの電極の一つをそれぞれ
内部空所に露呈せしめた構造の装置にあっては、かかる
内部空所に露呈せしめられる一つの電極と共に、センシ
ングセルの一対の電極を構成する他の一つの電極は1%
 〈14.ガスに晒されているが、ポンピングセルの一
対の電極を構成する他の一つの電極は、適当な多孔質保
護層を介して、直接被測定ガスに接するようムこ配置せ
L2められていた。従って、被測定ガスがリッチ雰囲気
の場合、かかるポンピングセルの一対の電極を構成する
他の一つのボンピング電極は、リッチ雰囲気中の腐食性
乃至は還元性のガス、例えばCO,炭化水素等によって
劣化される問題があった。更に例えば、自動車排気ガス
の測定においてエンジンより排出されるガス等は化学的
に非平衡の状態にあり、且つ活性であるため、それらの
ガスが電極に直接触れると、そのガス成分による溶解作
用やその析出等により電極が劣化させられる傾向があり
、また排気ガスの流速が極めて速く、このために電極と
して通常用いられる白金の蒸発等にょる劣化も無視でき
ないものであった。また、リッチ雰囲気以外の他の被測
定ガスにあっても、被測定ガス中の微粒子によって、該
被測定ガスに接するボンピング電極が汚れて、劣化する
問題を内在しているのである。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為さ
れたものであって、ボンピング電極の汚れ、還元性のガ
スによる電極の劣化の改善を図り得る、改良された構造
の電気化学的装置を提供するものであり、そのために、
次のような特徴を備えているのである。
すなわち、本発明に従う電気化学的装置は、(a)第一
の板状の固体電解質とこの固体電解質にザして設けられ
且つ該固体電解質を間にして互いに対向するように配置
された第一及び第二の電極とを含む電気化学的ポンピン
グセルと、(b)第二の板状の固体電解質とこの固体電
解質に接して設けられた第三及び第四の電極とを含む電
気化学的センシングセルと、(C)前記電気化学的ポン
ピングセルと該電気化学的センシングセルとを含んで構
成される一体の電気化学的素子内に形成された、該電気
化学的ポンピングセルの第一の電極と該電気化学的セン
シングセルの第三の電極とがそれぞれ実質的に露呈せし
められる、外部の被測定ガス存在空間に連通せしめられ
且つ被測定ガスが咳被測定ガス存在空間から所定の拡1
1(抵抗の下に導かれる内部空所と、(d)前記電気化
学的素子内に形成された、前記電気化学的ポンピングセ
ルの第二の電極と前記電気化学的センシングセルの第四
の電極とがそれぞれ実質的に1せしめられる基準ガス存
在空間とを含むことを、特徴とするものである。
かかる本発明に従えば、電気化学的ポンピングセルの第
二の電極は、電気化学的センシングセルの第四の電極(
基準電極)と共に、電気化学的素子内に形成された基準
ガス存在空間に76−’7せしめられ、そして内部空所
内に露呈された第一の電極との間において、所定の電気
化学的ボンピング作用が行なわれるものであるところか
ら、かかる第二の電極が従来の如く被測定ガスに晒され
ることはなく、従って該第二の電極の被測定ガスによる
汚れや劣化の問題は悉く解消され得ることとなったので
ある。
加えて、かかる本発明の構造にあっては、電気化学的ポ
ンピングセルの第一の電極と第二の電極が、固体電解質
を間にして、相対向するように配置せしめられていると
ころから、そのポンプインピーダンスを効果的に小さく
することが出来、そしてそれによって、前記内部空所内
の雰囲気の制御のために、それら二つの電極間に印加せ
しめられるポンプ電圧を低くすることが出来るところか
ら、かかる電気化学的ポンピングセルの固体電解質(第
一)の劣化が効果的に抑制されることとなり、また電気
化学的センシングセル側への影響を小さくすることが出
来るのである。
なお、かかる本発明に従う電気化学的装置にあっては、
]t1記内部空所は、一般に、前記第一の板状の固体電
解質及び/又は前記第二の板状の固体電解質の板面に平
行な方向に拡がる平坦な空所として設フッられ、またそ
れら第一及び第二の板状の固体電解質の間に形成される
こととなる。そしてまた、かかる内部空所は、所定の拡
11り抵抗を与える厚みを有する平坦な空所として形成
されて、該内部空所自体が直接に拡散抵抗手段として機
能−υしめられる構造が、本発明においては好適に採用
されるのである。なお、この拡;)り抵抗手段として機
能する平坦な内部空所は、所定のガス導入孔を通じて外
部の被測定ガス存在空間に連通−已しめられる他、その
一端部において被測定ガス存在空間に直接に開口せしめ
られた構造とL7でも形成され得、それら何れの場合に
あっても、電気化学的センシングセルの第三の電極は、
該内部空所の被ajl+定ガス存在空間側の連通部若し
くは開口部分より所定距離だけ奥部に入り込んだ部位に
配置せしめられることとなる。
さらに、内部空所の被測定ガス存在空間側の開口部付近
に所定の拡+lJl抵抗を与える多孔質層を形成し、こ
の多孔質層を介して第一、第三の電極が被測定ガスに晒
される構造も、本発明において好適に採用される。
また、本発明の好ましい実施態様に従えば、上記の如き
拡散抵抗手段としての平坦な内部空所内には、それを規
定する二つの相対向する内部空所規定面、換言すれば平
坦な該内部空所の平坦面に垂直な方向の相対向する二つ
の平坦空間規定面を橋絡するセラミック支持部材が配置
されて、かかる内部空所の所定の拡散抵抗を与える厚み
が規定されるように構成されている。
さらに、本発明の一つの実施形態にあっては、電気化学
的ポンピングセルの第一の電極と電気化学的センシング
セルの第三の電極とが、それらセルを含んで構成される
一体の電気化学素子内に形成された内部空所に相対向し
て露呈せしめられるようになっており、更に基準ガス存
在空間は一般に大気に連通せしめられることとなる。
加えて、本発明の好ましい実施態様に従えば、電気化学
的ポンピングセル吉電気化学的センシングセルとを含ん
で構成される一体の電気化学的素子は、該ポンピングセ
ルの第二の電極の接する固体電解質部分と該センシング
セルの第四の電極の接する固体電解質部分とを電気的に
区画し、14.つ該ポンピングセルの第一の電極に近接
して該二つの固体電解質部分を接続する開■部が設DJ
られな高抵抗領域を有するように構成され、これによっ
て第一一の電極と第二の電極との間のボンピング電流に
基づく抵抗分極が、電気化学的センシングセル側におけ
る第二の電極と第四の重態との間の電位差の測定に与え
る影響を効果的と2こ1F¥パす゛るごとが出来、以て
検出精度を効果的に高めろ、−とが出来るのである。
なお、本発明にあっては、被測定ガスの温度が低(、電
気化学的素子を構成する電気化学的セルの固体電解質が
充分な高温度に保持されない場合においては、その性能
を充分に発揮し7得なくなるとごろから、適当なヒータ
ーによって、該固体電解質が加熱・+= シめられるよ
うにすることが望まし2く、そのような場合においては
、一般に、前記電気化学的素子に対して、所定のイイラ
ミノクヒーター層が一体的に設けられることとなる。
(実施例) 以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、図面
に示す実施例に基づいて、本発明の構成を詳細に説明す
ることとする。
先ず、第1図は、本発明に従う電気化学的装置の一具体
例である酸素センサの一例である積層構造の電気化学的
素子(センサ素子)部分の展開図であり、第2図は、そ
の長手方向の断面を示す図である。それらの図において
、10は、ジルコニア磁器の如き固体電解質からなる平
板状のセル基板く第二の固体電解質)であり、このセル
基板10の内側の面、即ち排気ガス等の被測定ガスに晒
される側とは反対側の面に、例えば白金よりなる第三の
電極(以下、測定電極とする)及び第四の電極(以下、
測定電極とする)が所定路離隔ててそれぞれ設けられて
、このセル基板10と測定電極12と基準電極14とに
よって、電気化学的センシングセル16が構成されてい
るのである。また、電気化学的ポンピングセル18は、
上記セル基板10と同様な固体電解質からなる平板状の
2枚のセル基板(第一の固体電解質)20.22を積層
し、その積層物の両側の1hiの相対向する位置に密着
するように、白金などからなる多孔質な第一の電極(以
下、内側ポンプ電極とする)24及び第二の電極(以下
、外側ポンプ電極とする)26がそれぞれ配設されるこ
とによって、構成されている。
そして、かかる電気化学的センシングセル16と電気化
学的ポンピングセル18とが、適当なセラミック材料(
ここでは、セル基板10.20゜22と同様なジルコニ
アCal 2Hが用いられている)からなるH型スペー
ザ部材28を介して積層せしめられて、それらセル間に
、被測定ガスを所定の拡散抵抗の下に導き入れ得る内部
空所としての平坦空間30が形成され、この平11空間
30に電気化学的センシングセル16の/1lll定電
極12及び電気化学的ポンピングセル18の内側ポンプ
電極24がそれぞれ露呈せしめられている。より詳しく
は、平坦空間30は、所定の拡散抵抗を与える厚みを有
するH型スペーサ部材28の一方の切欠部32によって
、センシングセル16のセル基板10とポンピングセル
18のセル基板20との間に該H型スベーーリ・部材2
8の厚みに略相当する厚さで形成され、そしてそれらセ
ル基板10及び20の一端部において、外部の被測定ガ
ス存在空間に直接に開口せしめられているのである。な
お、センシングセル16の測定電極12は、そのような
平坦空間30の奥部に位置するように配設されている。
また、かかる平坦空間30内には、その開口部近傍に位
置して、粒子状のセラミック支持体34が点在せしめら
れ、このセラミック支持体34によって、第2図に示さ
れる如く、セル基板10及び20の相対向する面である
上下の平坦空間規定面36.38が橋絡せしめられて、
かかる平坦空間30の開口部附近における厚みが規定さ
れるようになっている。
さらに、電気化学的ポンピングセル18を構成する2枚
のセル基板20.22の間には、第2図に示される如<
、該ポンピングセル18の外側ポンプ電極26に接する
固体電解質22部分からセンシングセル16側の固体電
解質(10,28)部分を仕切るように、高抵抗領域と
しての、アルミナ等からなる絶縁層40が層状に設けら
れている。この絶縁層40は、ポンピングセル18の外
側ポンプ電極26からスペーサ部(第28を通って直線
的にセンシングセル16の電極1.2.11口こ電流が
流れないように配設され、そしてポンピングセル18を
構成する内側・fンブ電極2・1と外側ポンプ電極26
との間に所定距離入り込んだ形態において形成された開
口部42を有している。そして、ごの開「1部42が、
内側ポンプ電極24に対して所定の距離を隔てて近接せ
j7められているのである。
一方、電気化学的ポンピングセル18の外側ポンプ電極
26が設けられた側には、それぞれ、セル基板10,2
0.22と同様な固体電解質からなるU字型のスペーサ
・部材44及び蓋部材46が積層一体化せしめられ、以
て前記電気化学的センシングセル16と共に、=一体の
電気化学的素子(センサ素子)2を構成しており、且つ
その素子2内部に基準ガス存在空間としての空気通路4
8を形成している。即ち、■1型スペーサ部月28の他
方の切欠部50、セル基板20.22の切欠部52.5
4、スペーサ部材44の切欠部56が上下からセル基板
10及び蓋部材46によって覆蓋されることにより、該
セル基板10と蓋部材46との間に、それら切欠部50
,52,54.56を合わせた形状の空気通路48が形
成されているのであり、且つその空気通路48は、素子
2端部において開口して、大気に連通せしめられるよう
になっているのである。そして、この空気通路48内に
露呈せしめられた状態において、センシングセル16の
基準電極14及びポンピングセル18の外側ポンプ電極
26がそれぞれ位置せしめられている。
なお、かかる空気通路48内には、蓋部材46の内面に
密着するようにセラミックヒーター層60が設けられて
いる。このセラミックヒーター層60は、ヒーターエレ
メント62を高抵抗ジルコニアやアルミナ等の電気絶縁
性セラミック材料からなる絶縁層64.66にて挟んで
なるものであり、スペーサ部材44のU字形状の内側空
間に位置するように配置されて、蓋部材46上るこ密着
・一体化せしめられている。
また、本実施例にあっては、ヒーターエレメント62の
耐久性と各セルに対する絶縁性を両立させるために、絶
縁層66は多孔質なアルミナで形成され、更に絶縁層6
4は中央にスリットを配した構造の気密質な高抵抗ジル
コニアにて形成されている。
従って、このような構造の電気化学的素子2を有する装
置にあっては、電気化学的ポンピングセル18の内側ポ
ンプ電極24と外側ポンプ電極26との間に、それらの
リード部を通じて外部の電源から所定の直流電圧が印加
せしめられることによって、よく知られているように、
その直流の電気量に比例した割合において、平坦空間3
0内の被測定ガス中の酸素を、第一の固体電解質である
セル基板20.22を通じて、それらセル基板の積層方
向(面直角方向)に移動せしめて、空気通路48内に汲
み出したり、或いはその逆に、空気通路48内の基準ガ
スく空気)中の酸素を平坦空間30内に汲み入れたりす
るようにされる。また、一方では、電気化学的センシン
グセル16の測定電極12と基準電極14との間におい
て、平坦空間30内の雰囲気中の酸素濃度と空気通路4
8内の基準ガス(空気)中の酸素濃度との差に基づいて
惹起される起電力が、それら電極のリード部を通じて、
外部に設けられた所定の機器(図示せず)によって測定
され、これによって、かがる平坦空間30の開口部から
所定の拡散抵抗の下に導かれる被測定ガス中の酸素濃度
が検出されたり、或いは未燃焼成分濃度が検出されたり
することとなるのである。
そして、このような構造の電気化学的素子2を備えた電
気化学的装置は、理論空燃比の状態での燃焼により発生
せしめられる排気ガス等の中性の雰囲気を被測定ガスと
して、その酸素分圧を検出するために用いられ得ること
は勿論、電気化学的ポンピングセル18による酸素ポン
プ機能にて、平坦空間30の奥部に位置する電気化学的
センシングセル16の測定電極12の周囲の雰囲気中の
酸素分圧を制御し得るところから、酸素分圧が理論空燃
比の酸素分圧より高いリーン雰囲気の排気ガスを被測定
ガスとする所謂リーンバーンセンーリ・として、更には
りソチ領域、換言すれば燃料が過剰の状態において燃焼
せしめて得られる、酸素分圧が理論空燃比の酸素分圧よ
り低く、未燃焼成分が多量に存在する領域のlト気ガス
を被測定ガスとして、その中の未燃焼成分を検出して、
そのような排気ガスを発生ずるエンジンの燃焼状態を知
るセンサ、所謂リッチバーンセンサとしても、好適に使
用され得るものである。そして、本発明の効果は、この
リッチバーンセンサとして使用された場合において、よ
り一層効果的に発揮されることとなるのである。
なお、このリッチバーンセンサとして使用される場合に
おいて、ボンピング電流(直流電流)は、リーンハーン
センザの場合とは異なり、内側ボンブ電極24側から外
側ポンプ電極26 (ijiに流され、それによって空
気通路48内の基準物質、例えばかかる通路48が連通
せしめられた大気中の酸素が平坦空間30側に移動せし
7められるようにされる。それ故に、内側ポンプ電極2
4の近傍において、平坦空間30内を所定の拡散抵抗の
下に拡散してきた被測定ガス中の未燃焼成分が、かかる
外側ポンプ電極26側から内側ポンプ電極24側に移動
せしめられた酸素によって燃焼、反応せしめられ、そし
てそのような反応によって変化せしめられた平坦空間3
0内の雰囲気が電気化学的センう・ングセル16の二つ
の電極、ずなわち測定電極12及び21.単電極14に
よって求められる起電力の変化により、目的とする未燃
焼成分存在量、ひいてはそのような未燃焼成分量を与え
る燃焼状態(A/F値)が検出されることとなる。
特V、このようなリッチバーンセンザとして使用される
場合において、外部の被測定ガスはCO2炭化水素等の
腐食性乃至は還元性のガスとなっているが、電気化学的
ポンピングセル18の外側ポンプ電極2Gはそのような
17元性のガスLこ晒さられることばなく、空気1jl
l路48内乙こ露呈せU2められるものであるとごろか
ら、そのようなガス乙こよる汚ね、乃至は劣化の問題は
、全く惹起されることがないのである6牛だ、電気化学
的ポンピングセル18の内側ポンプ電極24や電気化学
的−pンシングセル1Gの測定電極12が露?せしめら
れる平1u空間30は、外部の被測定ガス存在空間に連
通せしめられてはいるが、電気化学的ポンピングセル1
8のボンピング作動によって、リンチでもリーンでもな
い略中性の雰囲気に保持される場合には、それら内側ポ
ンプ電極24や測定電極12が劣化されることもないの
である。
また、かかる平坦空間30内が中性の雰囲気に保持され
ない場合にあっても、内側ポンプ電極24および測定電
極12ば、平坦空間30の奥部に配置せしめられて、外
部の被測定ガス存在空間から所定の拡散抵抗の下に導か
れる被測定ガスに対してのみ晒されるようになっており
、そしてこの平坦空間30内に導き入れられる被測定ガ
スは、壁面等との衝突或いは気体分子相互間の衝突によ
り化学平衡の状態になっており、しかも気体の流動も殆
んど無いところから、ガス成分の溶解作用やその析出或
いは電極の蒸発による電極の劣化も効果的に抑制し得る
こととなる。
また、かかる構造の電気化学的素子2にあっては、セル
基板20.22を間にして、内側ポンプ電極24と外側
ポンプ電極26とが相対向して配置せしめられた構造と
なっているところから、ポンプ・インピーダンスが効果
的に小さく為され得ることとなり、これによって電気化
学的ポンプセル18をポンプ作動せしめるに要するポン
プ電圧を低くすることができることとなり、以て該ポン
ピングセル18を構成する固体電解質、IfIIらセル
基板20.22の劣化を効果的に抑制し得るのである。
このポンプ電圧を低くできる効果は、固体電解質の分解
電圧以下になった場合には、より好ましいものとなる。
また、電気化学的センシングセル16側へのポンプ電圧
の影響を低減して、その検出精度を効果的に高め得るこ
ととなったのである。
加えて、かかる実施例の構造にあっては、平坦空間30
の開口部fNj近に位置する部位において、該平坦空間
30を規定する−1−1下の平坦空間規定面36.38
が複数個のセラミック支持体34によって橋絡せしめら
れ、それによって実質的に平坦空間30の厚みが規定さ
れているところから、かかる平坦空間30の変形が効果
的に防+1−され得て、その拡散抵抗を所定の値に制御
出来ることとなり、以て素子間における拡散抵抗のハら
ツ・)−を著しく少なく為し得るのである。換言すれば
、セル、jS十反10とセル基板20の相対向する平坦
空間規定面36.38を橋絡するセラミック支持体34
の大きさによって平坦空間30の厚み、特に該平坦空間
30の開口部付iffの厚みが制御せしめられて、目的
とする平坦空間30の厚み、即ち目的とする所定の拡散
抵抗を有する細隙な平坦空間とし7て有利に形成され得
るのである。
なお、このセラミック支持体34ば、[1;i述した如
く粒子状とされても良いが、所定の大きさで平坦空間3
0内に配置されたり、また、平1u空間開口部付近に所
定の拡散抵抗を示す多孔質層を配置して、セラミック支
持体34或いは多孔質層を含めた全体で被測定ガス存在
空間と平坦空間30とを所定の拡散抵抗下に連通しても
良い。
また、上記実施例の電気化学的素子2においては、絶縁
層40によって、電気化学的センシングセル16が電気
化学的ポンピングセル18側とは電気的に区画されてい
るところから、電気化学的ポンピングセル18における
抵抗分母の影響を効果的に排除せしめることが可能であ
る。
さらに、上記実施例の電気化学的素子2においては、セ
ラミックヒーター層60が一体的に設けられており、こ
れによって電気化学的素子2が所定の温度に加熱せしめ
られるようになっているために、電気化学的装置として
の酸素センサは、被測定ガスの温度が低い場合にあって
も、センシングセル16やポンピングセル18のセル基
板10や20.22を効果的に所望の温度に加熱せしめ
得る利点がある他、かかるヒーター層60が空気通路4
8因に配置・uしめられて、電気化学的素子2の外部に
露出せしめられたり或いは被測定ガス雰囲気に直接に晒
されるものでないとごろから、ヒーター層60の剥離や
被測定ガスによる劣化等の問題を効果的に解消せしめ得
る利点を有している。
なお、かかる電気化学的素子2において、それを構成す
る電気化学的センシングセル16や電気Et的ポンピン
グセル18の中心的部子オであるセル基板10,20.
22を構成する固体電、解質としては、好適に採用され
る前述のジルコニア磁器の他、窒化アルミニウム、5r
CeO3、Bi203−希±IM化物系固溶体、La、
−XCaXY03−a等が用いられることとなる。
また、かかる電気化学的素子2の積層、形成に際しては
、所定の固体電解質からなるセル基板10.20.22
の生素地上に、スクリーン印刷手法によって電極12,
14,24.26及びそのリード部をそれぞれ印刷せし
め、そして平坦空間形成部材であるIi型スペー゛り一
部材28の生素地を間にして、目的とする電気化学的素
子を構成するように重ね合わせ、更に空気通路48を形
成するためのスペーザ部材44や蓋部材46の生素地を
重ね合わせて、全体を焼結、一体化せしめる等の公知の
手法が、適宜に採用されるのである。
そして、このような同時一体焼結手法によって目的とす
る電気化学的素子2を形成する場合においては、各電極
12.14,24.26やそれらのリード部も同時に焼
成されるようにすることが望ましく、その場合において
、それらの電極やり一ト部は、白金、パラジウム、ロジ
ウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウムの如き白金
族金属を主体とする拐料を用いて印刷し、その焼成によ
って、電極乃至はり一ド部が形成されるようにすること
が望ましい。なお、そのような電極やリード部の剥離、
断線等が生ずるのを防止するために、それら電極、リー
ド部中にジルコニア、イツトリア、アルミナ等のセラミ
ックス微粉末を混入せしめて、その焼成時にそれの接す
る層との一体化の向上を図ることが望ましい。
また、平坦空間30の厚みを規定するセラミック支持体
34としては、二つの平坦空間規定面36.38を橋絡
するために、それら平坦空間規定面を形成するセル基(
反10や20と同一の材質からなるものを用いることが
望ましく、また平坦空間30の目的とする厚さと同−若
しくはそれよりもやや大きめの粒子径のものが好適に用
いられることとなる。また、このセラミック支持体は、
粒子形状のものに限られるものではなく、帯状等の他の
形状のものであっても河岸差支えなく、何れの場合にお
いても、平坦空間;(0の拡散抵抗を所定の大きさにす
るように、該平1u空間内30 tこ配置せしめられる
こととなる。
なお、本発明に従う電気化学的装置は、以上の構造に限
定されるものでは決してなく、その他の構造のものにも
有効に適用され得るものであり、例えば、第3図及び第
4図に示されるような構造であっても良いのである。
ずなわら、それらの図には、内部に設けられた所定の拡
散抵抗を有する平坦空間30をガス導入孔70にて外部
の被測定ガス存在空間に連通せしめた構造の酸素センサ
素7−(電気化学的素子2)が示されている。このガス
導入孔70は、電気化学的センシングセル16を構成す
るセル基板10を”5Bmする細長な矩形孔であり、平
坦空間30を三等分するように素子2の長手方向に位置
せしめられている。そして、かかるガス導入孔70に対
する平坦空間30の開口部近傍に位置して、第4図に示
される如く、上下の平坦空間規定面を橋絡するセラミッ
ク支持体34.34が配置せしめられて、かかる平坦空
間30の1yみを規定するようになっている。
また、電気化学的センシングセル16の基準電極14は
、セル基板10の内側の面にそれぞれ設けられた、空気
通路48に露呈せしめられる板状電極部分14aと、該
板状電極部分14aから素子2先端に向かって、平坦空
間30を挟むようにそれぞれ延びる、該板状電極部分1
4aとは同電位となる二本の線状電極部分14b、14
bとからなっている。また、かかるセンシングセル16
の測定電極12は、電気化1り的ポンピングセル18の
内側ポンプ電極24と共jJn極とされ、該ポンピング
セル18のセル基+、ff120上に分Sす配置せしめ
られている。なお、このような測定電極112の分割配
置は、中央部においてガス導入孔1(11こ連通ずる平
坦空間30の奥部に該測定電極を位置仕しめるためであ
る。また、かかる測定電極12の上には、適当なセラミ
ック材料からなる多孔質な電極保護層72が設けられて
いる。
従−って、本実施例においては、電気化学的センシング
セル16は、それぞれ固体電解質がらなろセル基板10
及びスベーザ部材28と、部分J’lされた測定電極1
2゜と、基(1(電極14(板状電極部分14a+線状
電極部分14b)とから構成されるこ吉となり、また電
気化学的ポンピングセル18は、かかるセンシングセル
16の測定電極12との共通極である内側ポンプ電極2
4と、部分J’1された該内側ポンプ電極24に相対向
して配置された二分割の外側ボンノ゛電極26と、ぞれ
らポンプ電極24.26間に位置−1!−シめられた7
一枚のセル基W20.22bから構成されている。
なお、ポンピングセル18の外側、即ち外側ポンプ電極
26が設げられた側には、前記実施例と同様に、スベー
ザ部材44と蓋部材46とが一体化された構造の蓋部材
74が積層・一体化せしめられ、これによって、電気化
学的素子2内に店〈Vガス空間としての空気通路48が
形成されて、この空気通路48乙、−ポンピングセル1
8の外側ポンプ電極26及びセンシングセル16の板状
電極部分14aがそれぞれ露呈せしめられているのであ
る。また、この空気通路48内に位置するように、蓋部
材74の内面には、前記実施例と同様な構造のセラミッ
クヒーター層60が−・体面に密着、配置せしめられて
いる。
このような構造の電気化学的素子にあっては、前例の素
子と同様な効果が達成され得ると共に、センシングセル
16の測定電極12とポンピングセル18の内側ポンプ
電極24とが共通極とされているところから、一つの電
極を省略することが出来、以て素子構造を簡略化セしめ
得ろ利点があり、また基1を電極14を構成する線状電
極部分14bが測定電極12に近接配置−(主1−めら
れることとなるために、それら電極間の(i・ピーダン
スを低くすることが出来、以て検出精度を高め得る利点
もある。
加えて、本実施例の如き+1.¥造の電気化学的素子2
においては、ポンプ電極でもある測定電極12と基準電
極14との間において起電力が測定さhるものであるた
めに、ポンピングセル18の二つの電極24.26間の
抵抗分極の影ざを受は易いが、該ポンピングセル18の
外側ポンプ電極26側の固体電解質部分22に対して、
セニ・ハ゛/ング扮ル16の固体電解質部分(+0.2
8.20)が絶縁層40にて電気的に区画セしめられて
いるところから、そのような抵抗分極の影響を極力回避
して2.起電力を検出することが出来、以て検出積1度
を、かかる観点からも高めることが出SPるのである。
また、本実施例にあっては、ガス導入孔70を所定の拡
11々抵1ノ”〔を21にす拡11(抵抗手段とし一ζ
刊用でき、その場合は、平坦空間の拡散抵抗に加えて、
或いは平1d空間の拡散抵抗より大きくすることにより
平坦空間の拡散抵抗を無視するように形成することがで
きる。
また、第5図に示された、酸素センサに用いられる電気
化学的素子2は、素子両側部にそれぞれ開口する二つの
平坦空間30.30を有しているところに特徴があり、
前記二つの実施例のものに比べて、平坦空間30の入口
面積(合計量)が大きくされているところから、レスポ
ンスが早い特徴がある。即ち、平坦空間30を形成する
だめのスペーサ部材76がその両側部においてそれぞれ
切り欠かれ、そしてこのスペーサ部材76が、センシン
グセル16とポンピングセルI8との間に介在せしめら
れて一体化されることにより、かかるスペーサ部材76
の両側部の切欠部78.78によって、素子側方に開口
する二つの平坦空間30.30が形成されているのであ
る。そして、この二つの平坦空間30.30のそれぞれ
の奥部に位置するように、センシングセル16の分割さ
れた二つの測定電極12.12が配置され、更にポンピ
ングセル18の内側ポンプ電極2,1も一分υ1されて
それぞれ配置セしめられ、それら平坦空間30.30の
それぞれの開口部から所定の拡散抵抗の下に導き入れら
れる被測定ガスに接j独せしめられるようになっている
なお、このような電気化学的素子2を用いた構造の酸素
センサ(電気化学的装置)においても、センシングセル
16の測定電極12や7;u i獣電極14及びポンピ
ングセル18の内側ポンプ電極24や外側ポンプ電極2
6は、それぞれ平坦空間30内及び空気通路48内に配
置せL7められて、外部の被測定ガスに対して、直接に
接触せしめられない構造となっているところから、本発
明に従う有用な効果を享受し得ることは言うまでもない
ところである。また、本実施例にあっても、セラミ27
クヒーター層60がセンシングセル16の外側に密着さ
れて一体的に形成されているところから、電気化学的素
子2の有効な加熱が為され得る特徴も備えている。
更に図示はされていないが、本発明は、特願昭58−2
18400号などに示される如き、電気化学的素子内に
形成された内部空所(キャビティ)が、所定の拡散抵抗
を有するピンホール等のオリフィスを通じて外部の被測
定ガス存在空間に連通せしめられるようにされた構造を
存する電気化学的装置にも、有利に適用されるものであ
る。
以上、本発明の幾つかの実施例について説明してきたが
、本発明の電気化学的装置は、そのような例示の具体的
構造のみに限定して解釈されるものでは決してなく、本
発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に
基づいて種々なる変形、修正、改良等を加えた形態にお
いて実施され得るものであって、本発明は、そのような
実施形態のものをも含むものであること、言うまでもな
いところである。
また、本発明に係る電気化学的装置は、特にリッチバー
ンセンサに好適に適用され得るものであるが、前述の如
(、理論空燃比の付近で燃焼せしめて得られる排ガスを
被測定ガスとするセンサにも適用できることは勿論、リ
ーン領域のJJIガスを被測定ガスとするリーンハーン
センザにも好適に適用され得、更にその他の構造の酸素
センサにt)適用され得るものである。更には、酸素以
外の窒素、炭酸ガス、水素等の流体中の電極反応に関!
jする成分の検出器或いは制御器等にも適用されiHト
るものである。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に従う電気化学
的装置は、電気化学的ポンピングセルと電気化学的セン
シングセルとを含んで構成される一体的な電気化学的素
子内に形成された、被測定ガスが所定の拡散抵抗の下に
力2き入れられる内部空所内に、該ポンピングセルの第
一の電極及び該センシングセルの第三の電極を露呈せし
める一方、同様に、電気化学的素子内に形成された基【
坊ガス存在空間内に、該ポンピングセルの第二の電極と
該センシングセルの第四の電極とを配置せしめ、更に該
ポンピングセルの第一の電極と第二の電極とを固体電解
質を間にして相対向して配置せしめるようにしたもので
あって、特に、ポンピングセルの第二の電極が従来の如
く外部の被測定ガスに晒されるものではないところから
、かかる第二の電極の被測定ガスによる汚れや劣化を効
果的に防止せしめ得ると共に、ポンピングセルにおける
ポンプインピーダンスを小さくして、所定の電気化学的
ボンピング作用を為すためのポンプ電圧を効果的に低減
せしめることにより、固体電解質の劣化を抑制せしめ、
またセンシングセル側へのポンプ電圧の影響を小さく為
し得るようにしたものであって、そこに本発明の大きな
工業的意義が存するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電気化学的装置の一つである酸素
センサの一例におけるセンサ素子部分の展開構造を示す
斜視説明図であり、第2図は第11¥!ζ′七ける■−
■断面図である。第3図及び第5図は、それぞれ、本発
明に従う電気化学的装置としての酸素センサにおけるセ
ンサ素子の異なる例を示す第1図に相当する図であり、
第4図及び第6Iし1は、そわぞれ、第3図及び第5図
における■−IV断面図及びVI−VI断面図である。 2:電気化学的T子 10:セル基板(第二の固体電解質) 12:測定電極(第三の電極) 14:基準電極(第四の電極) 14 : 電気化学的センシングセル 18:電気化学的ポンピングセル 20.22:セル基板(第一の固体電解質)24:内側
ポンプ電極(第一の電極) 26:外側ポンプ電極(第二の電極) 28 : H型スペーサ部材 30:平坦空間34:セ
ラミソク支持体 36.38:平坦空間現定面 40:絶縁層      42 : l:!It−”1
部44ニスペーサ部材   46:蓋部材48:空気通
路 60:セラミンクヒーター層 62:ヒーターエレメント 64.64:絶縁層 70:ガス導入孔    72:電極保護層74:M部
材      76:スペーサ部材78:切欠部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第一の板状の固体電解質とこの固体電解質に接し
    て設けられ且つ該固体電解質を間にして互いに対向する
    ように配置された第一及び第二の電極とを含む電気化学
    的ポンピングセルと、第二の板状の固体電解質とこの固
    体電解質に接して設けられた第三及び第四の電極とを含
    む電気化学的センシングセルと、 前記電気化学的ポンピングセルと該電気化学的センシン
    グセルとを含んで構成される一体の電気化学的素子内に
    形成された、該電気化学的ポンピングセルの第一の電極
    と該電気化学的センシングセルの第三の電極とがそれぞ
    れ実質的に露呈せしめられる、外部の被測定ガス存在空
    間に連通せしめられ且つ被測定ガスが該被測定ガス存在
    空間から所定の拡散抵抗の下に導かれる内部空所と、 前記電気化学的素子内に形成された、前記電気化学的ポ
    ンピングセルの第二の電極と前記電気化学的センシング
    セルの第四の電極とがそれぞれ実質的に露呈せしめられ
    る基準ガス存在空間とを、 含むことを特徴とする電気化学的装置。
  2. (2)前記内部空所が、前記第一の板状の固体電解質及
    び/又は前記第二の板状の固体電解質の板面に平行な方
    向に拡がる平坦な空所である特許請求の範囲第1項記載
    の電気化学的装置。
  3. (3)前記内部空所が、前記第一の板状の固体電解質と
    前記第二の板状の固体電解質との間に形成される特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の電気化学的装置。
  4. (4)前記内部空所の被測定ガス存在空間側の開口部付
    近に、所定の拡散抵抗を与える多孔質層を設けた特許請
    求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の電気化学的
    装置。
  5. (5)前記内部空所が、所定の拡散抵抗を与える厚みを
    有する平坦な空所として形成され、該内部空所自体が直
    接に拡散抵抗手段として機能せしめられている特許請求
    の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の電気化学的装
    置。
  6. (6)前記内部空所が、所定のガス導入孔を通じて前記
    被測定ガス存在空間に連通されている特許請求の範囲第
    4項又は第5項記載の電気化学的装置。
  7. (7)前記内部空所が、その端部において前記被測定ガ
    ス存在空間に直接に開口せしめられており、且つ前記電
    気化学的センシングセルの第三の電極が、該内部空所の
    開口部分より所定距離だけ奥部に入り込んだ部位に配置
    せしめられている特許請求の範囲第4項又は第5項記載
    の電気化学的装置。
  8. (8)前記内部空所の厚みが、該内部空所を規定する二
    つの相対向する内部空所規定面を橋絡するセラミック支
    持部材にて規定されている特許請求の範囲第6項又は第
    7項記載の電気化学的装置。
  9. (9)前記第一の電極と前記第三の電極とが、前記内部
    空所に相対向して露呈せしめられている特許請求の範囲
    第1項乃至第8項の何れかに記載の電気化学的装置。
  10. (10)前記内部空所と前記基準ガス存在空間とが、略
    同一の平面上に位置せしめられている特許請求の範囲第
    1項乃至第9項の何れかに記載の電気化学的装置。
  11. (11)前記基準ガス存在空間が、大気に連通せしめら
    れている特許請求の範囲第1項乃至第10項の何れかに
    記載の電気化学的装置。
  12. (12)前記電気化学的ポンピングセルの第一の電極の
    電極と前記電気化学的センシングセルの第三の電極とが
    、共通極とされている特許請求の範囲第1項乃至第11
    項の何れかに記載の電気化学的装置。
  13. (13)前記電気化学的素子が、前記電気化学的ポンピ
    ングセルの第二の電極の接する固体電解質部分と前記電
    気化学的センシングセルの第四の電極の接する固体電解
    質部分とを電気的に区画し、且つ前記電気化学的ポンピ
    ングセルの第一の電極に近接して該二つの固体電解質部
    分を接続する開口部が設けられた高抵抗領域を有してい
    る特許請求の範囲第1項乃至第12項の何れかに記載の
    電気化学的装置。
  14. (14)前記電気化学的素子が、前記電気化学的ポンピ
    ングセルまたは前記化学的センシングセルに対して、一
    体的に設けられた所定のヒーター層を有し、該ヒーター
    層による加熱によって該電気化学的素子が所定の温度に
    加熱せしめられるようにした特許請求の範囲第1項乃至
    第13項の何れかに記載の電気化学的装置。
  15. (15)前記電気化学的センシングセルの第三の電極及
    び第四の電極が、互いに、前記第二の固体電解質の同一
    の平面上に若しくは同一の平面内に実質的に配置されて
    いる特許請求の範囲第1項乃至第14項の何れかに記載
    の電気化学的装置。
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