JPS6196028A - 直接焼入−焼戻による中炭素高強度高靭性鋼の製造方法 - Google Patents
直接焼入−焼戻による中炭素高強度高靭性鋼の製造方法Info
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- JPS6196028A JPS6196028A JP21725284A JP21725284A JPS6196028A JP S6196028 A JPS6196028 A JP S6196028A JP 21725284 A JP21725284 A JP 21725284A JP 21725284 A JP21725284 A JP 21725284A JP S6196028 A JPS6196028 A JP S6196028A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「発明の目的」
本発明は直接焼入−焼戻による中炭素高強度高靭性鋼の
製造技術に係り、中炭素系(C:0.15〜0.35w
t%)の直接焼入れ焼戻しによる高強度にしたものであ
る。
製造技術に係り、中炭素系(C:0.15〜0.35w
t%)の直接焼入れ焼戻しによる高強度にしたものであ
る。
産業上の利用分野
本発明は直接焼入れ焼戻しによる中炭素高強度高靭性鋼
の製造技術。
の製造技術。
従来の技術
近時における油井工業の高度化に伴い高強度油井管に対
する需要は鉄鋼製品分野において大きな地位を占め、降
伏強度ysが80kSL以上の高強度油井管は通常前記
中炭素鋼を焼入れ焼戻し処理することKよって製造され
ているが、とりわけ最近においては省エネルギーと高能
率化の観点から熱間圧延後の直接焼入−焼戻処理によつ
【量産されるようになっている。
する需要は鉄鋼製品分野において大きな地位を占め、降
伏強度ysが80kSL以上の高強度油井管は通常前記
中炭素鋼を焼入れ焼戻し処理することKよって製造され
ているが、とりわけ最近においては省エネルギーと高能
率化の観点から熱間圧延後の直接焼入−焼戻処理によつ
【量産されるようになっている。
発明が解決しようとする問題点
ところが上記のような中炭素系鋼の直接焼入−焼戻しに
よる高強度鋼における材質上の問題点の1つとして再加
熱焼入れ焼戻し材に比較して靭性が大きく劣っているこ
とがある。添附図面第2図には直接焼入れ材(DQ材)
と通常再加熱焼入れ焼戻し材(RQ材)についての強度
、靭性に及ばす含有C量の影響を示すが、C量が0.1
0〜0.15 wt%の低Ct範囲ではDQ材とRQ材
の靭性差ΔTは小さく、ΔT−マTa(DQ)・この△
a・が20℃以上と大きい。即ちこの場合のDQ材靭性
水準は−60〜−80℃であって、中C量範囲のRQ材
またはC: 15 wt%以下の低C量範囲DQ材の靭
性が−80〜−100℃であることと比較すると相当に
低靭性である。
よる高強度鋼における材質上の問題点の1つとして再加
熱焼入れ焼戻し材に比較して靭性が大きく劣っているこ
とがある。添附図面第2図には直接焼入れ材(DQ材)
と通常再加熱焼入れ焼戻し材(RQ材)についての強度
、靭性に及ばす含有C量の影響を示すが、C量が0.1
0〜0.15 wt%の低Ct範囲ではDQ材とRQ材
の靭性差ΔTは小さく、ΔT−マTa(DQ)・この△
a・が20℃以上と大きい。即ちこの場合のDQ材靭性
水準は−60〜−80℃であって、中C量範囲のRQ材
またはC: 15 wt%以下の低C量範囲DQ材の靭
性が−80〜−100℃であることと比較すると相当に
低靭性である。
「発明の構成」
問題点を解決するための手段
本発明は上記したような従来のものの問題点を解消する
ように創案されたもので、 C:0.15〜0.35wt%、 P : 0.02
0vrt%以下の中炭素鋼を熱間加工後、Ar3点以上
の温度から直接焼入れを行い、引続いてAC1点以下の
温度で焼戻しを行5に当り、 S4 : 0.01〜0.50 vt%、。
ように創案されたもので、 C:0.15〜0.35wt%、 P : 0.02
0vrt%以下の中炭素鋼を熱間加工後、Ar3点以上
の温度から直接焼入れを行い、引続いてAC1点以下の
温度で焼戻しを行5に当り、 S4 : 0.01〜0.50 vt%、。
& : 0.3〜(1,75−50XP量)vt%1s
o1.AI:o、oos〜0.1wt%を含有し、更に Cu:O,Jvt%以下、 Ni:2wt%以下。
o1.AI:o、oos〜0.1wt%を含有し、更に Cu:O,Jvt%以下、 Ni:2wt%以下。
Cr:2 wt%以下、 Mo: 1 wt%以下。
Nb:0.1.vt%以下e V :0.2wt%以
下。
下。
7’j:0.2wt%以下、’Zr二0.1wt%以下
。
。
B :0.OOS wtal下。
の何れか1種又は2種以上を含有させることを特徴とす
る直接焼入−焼戻による中炭素高強度高靭性鋼の製造方
法と C: 0.15〜0.35vt%、 P : 0.0
20vt%以下の中炭素鋼を熱間加工後、Ar1点以上
の温度から直接焼入れを行い、引続いてAC1点以下の
温度で焼戻しを行うに当り、 Si:o、o1〜0.50wt%。
る直接焼入−焼戻による中炭素高強度高靭性鋼の製造方
法と C: 0.15〜0.35vt%、 P : 0.0
20vt%以下の中炭素鋼を熱間加工後、Ar1点以上
の温度から直接焼入れを行い、引続いてAC1点以下の
温度で焼戻しを行うに当り、 Si:o、o1〜0.50wt%。
Mn : 0.3〜(1,75−50xPt) wt
%。
%。
mol、AI: 0.005〜0.1wt%を含有し
、更に Cu: 0.1wt%以下@ Nl : 2 wtf
a以下。
、更に Cu: 0.1wt%以下@ Nl : 2 wtf
a以下。
Cr: 2 vt%以下a Mo:1wt%以下。
Nb : 0.1 wt似下、V : 0.2wt%以
下。
下。
n : 0.2wt似下* Zr: 0.1 vt
%以下。
%以下。
B : 0.005wt%以下。
の何れか1種又は2種以上を含有させると共に、REM
、’ 0.2 wt似下、ca:o、2wt似下の何
れか1m又は2徨を含有させることを特徴とするa接焼
入−焼戻による中炭素高強度高靭性鋼の製造方法である
。
、’ 0.2 wt似下、ca:o、2wt似下の何
れか1m又は2徨を含有させることを特徴とするa接焼
入−焼戻による中炭素高強度高靭性鋼の製造方法である
。
作用
wt%(以下単に2という)で、C:0.15〜0.3
5%、P:0.020%以下を含有した中炭素鋼を直接
焼入−焼戻して高強度鋼を得るに当り、&を0.01%
以上とすることで鋼中酸Xfを低減し、又0.5%以下
として靭性を確保し、−を0.3%以上として焼入性を
確保して高靭性な得しめると共1c(1,7s−50x
Pi)%以下として靭性阻害を回避する。−ol、AI
をo、oos%以上として鋼中酸素量が低減し、0.1
%を上限として靭性劣化を避けしめる。
5%、P:0.020%以下を含有した中炭素鋼を直接
焼入−焼戻して高強度鋼を得るに当り、&を0.01%
以上とすることで鋼中酸Xfを低減し、又0.5%以下
として靭性を確保し、−を0.3%以上として焼入性を
確保して高靭性な得しめると共1c(1,7s−50x
Pi)%以下として靭性阻害を回避する。−ol、AI
をo、oos%以上として鋼中酸素量が低減し、0.1
%を上限として靭性劣化を避けしめる。
Cu:O,1%以下、 NlおよびCrが夫々2%以下
。
。
Moを1%以下含有させることKより鋼材コストの上昇
を避けてh量の低減による焼入性の低下を補わしめ、又
Nb、 Zr’!I:各0.1%以下、V 、 nを各
0.2%以下、B:0.005%以下を含有されしめ、
何れにしても中炭素鋼の直ha入−焼戻による高強度鋼
において高靭性をも併せて得しめる。
を避けてh量の低減による焼入性の低下を補わしめ、又
Nb、 Zr’!I:各0.1%以下、V 、 nを各
0.2%以下、B:0.005%以下を含有されしめ、
何れにしても中炭素鋼の直ha入−焼戻による高強度鋼
において高靭性をも併せて得しめる。
Ca、REM fk 0.2%を上限として含有させる
ことにより鋼の清浄度を悪化することなしに硫化物の形
状制御作用を得しめ、硫化物腐食割れ等の耐環境脆化を
有効に高めることが可能である。
ことにより鋼の清浄度を悪化することなしに硫化物の形
状制御作用を得しめ、硫化物腐食割れ等の耐環境脆化を
有効に高めることが可能である。
実施例
上記したような本発明についてj!に説明すると、本゛
発明者等は前記したような直接焼入−焼戻された中炭素
鋼の靭性劣化について詳細な解析を行った結果、第1に
不純物P量の低減、第2に含有−量の低下、により顕著
に抑制されることが判明した。即ちこれらの効果につい
ては第1図に要約して示すが、 Mn量(vt%)≦1.75−50XP量(wt%)・
・・・・・IP量(wt%)≦0.020
・−−−−−IIの各式を満足する領域において、ΔT
−マTs(DQ)−マTs(RQ)が20℃以下となる
ことはこの第1図に明かである。
発明者等は前記したような直接焼入−焼戻された中炭素
鋼の靭性劣化について詳細な解析を行った結果、第1に
不純物P量の低減、第2に含有−量の低下、により顕著
に抑制されることが判明した。即ちこれらの効果につい
ては第1図に要約して示すが、 Mn量(vt%)≦1.75−50XP量(wt%)・
・・・・・IP量(wt%)≦0.020
・−−−−−IIの各式を満足する領域において、ΔT
−マTs(DQ)−マTs(RQ)が20℃以下となる
ことはこの第1図に明かである。
然して鋼中不純物Ptを低減する方法としては滑々提案
されているが、例えばP量をwt%(以下単に%という
)で0.005%以下とするような極低P水準を工業的
量産規模で低コストに達成する手法は未だ確立されてい
ない。一方低動化は工業的に困難ではないので鋼中Pj
iに 1応じてMn量を前記1式で定められる範
囲内に低減するのが最も現実的である。
されているが、例えばP量をwt%(以下単に%という
)で0.005%以下とするような極低P水準を工業的
量産規模で低コストに達成する手法は未だ確立されてい
ない。一方低動化は工業的に困難ではないので鋼中Pj
iに 1応じてMn量を前記1式で定められる範
囲内に低減するのが最も現実的である。
ところがこの場合において、低M、l化に伴って焼入性
が低下し、高強度・高靭性を確保する上で必要なマルテ
ンサイト組織が得られなくなる可能性がある。従ってそ
のような場合には1以外の焼入性向上元素(例えばCm
* Ni6 Cry Me #Nb、 V、 7m、
B等)を添加または増量する必要がある。その必要量
の決定は次の手法によって行うことができる。即ち低−
化の際、特公昭4゜−28766号公報で示されている
焼入性指数DI、 DI−4(1,7−0,09No)X (0,7st+
1 )X(3,33Mg+1 )X(0,3SCu+1
)X(0,36Ni+1) X (2,16Cr+1)
X (3Mo+ 1)X (1,75V+1 )X(1
,05n+1)X(1,2Zr+1)X(200B+1
)X(1,5Nb+1)但し、MFI>1.2のとき、
Mnの項は15.1 CMs−1,2) +51 n>α95のとき、nの項は(7’j+1)No:焼入
開始直前のオーステナイト結晶粒度番号 を一定に保つように、−以外の焼入性向上元素を添加な
いし増量すればよい。例えば0.2%C−〇、2%5L
−1.4%M3鋼において、そのh量を1、4%から0
.8%まで低減する場合にはCriを0、3%添加すれ
ばよい。なお上記したDIの算出式において、前記特公
昭40−28766では、Nbの項を含んでいないが、
直接焼入れの場合、Nbも焼入性に対して大きな影響を
もつことは知られており、本発明者等の調査では係数が
約1.5になることが判明し、上記のように組入れるこ
ととした。
が低下し、高強度・高靭性を確保する上で必要なマルテ
ンサイト組織が得られなくなる可能性がある。従ってそ
のような場合には1以外の焼入性向上元素(例えばCm
* Ni6 Cry Me #Nb、 V、 7m、
B等)を添加または増量する必要がある。その必要量
の決定は次の手法によって行うことができる。即ち低−
化の際、特公昭4゜−28766号公報で示されている
焼入性指数DI、 DI−4(1,7−0,09No)X (0,7st+
1 )X(3,33Mg+1 )X(0,3SCu+1
)X(0,36Ni+1) X (2,16Cr+1)
X (3Mo+ 1)X (1,75V+1 )X(1
,05n+1)X(1,2Zr+1)X(200B+1
)X(1,5Nb+1)但し、MFI>1.2のとき、
Mnの項は15.1 CMs−1,2) +51 n>α95のとき、nの項は(7’j+1)No:焼入
開始直前のオーステナイト結晶粒度番号 を一定に保つように、−以外の焼入性向上元素を添加な
いし増量すればよい。例えば0.2%C−〇、2%5L
−1.4%M3鋼において、そのh量を1、4%から0
.8%まで低減する場合にはCriを0、3%添加すれ
ばよい。なお上記したDIの算出式において、前記特公
昭40−28766では、Nbの項を含んでいないが、
直接焼入れの場合、Nbも焼入性に対して大きな影響を
もつことは知られており、本発明者等の調査では係数が
約1.5になることが判明し、上記のように組入れるこ
ととした。
又前記第1図および■式で示されるように、P量が0.
020%以上の場合は、動量にかかわらず脆化が大きい
ので本発明の対象となる鋼は必ずP景≦0.020%で
なければならない。更にh量〈0.3%の極低り化は鋼
の焼入性が極端に低下し、 Mnの代りに含有される他
の合金元素のコストが非常に高くなるので実際的でない
。
020%以上の場合は、動量にかかわらず脆化が大きい
ので本発明の対象となる鋼は必ずP景≦0.020%で
なければならない。更にh量〈0.3%の極低り化は鋼
の焼入性が極端に低下し、 Mnの代りに含有される他
の合金元素のコストが非常に高くなるので実際的でない
。
即ち本発明の骨子は不純物Ptが0.020%以下で、
Ctが0.15〜0.35%の中炭素低合金鋼をAC3
変態点以上の温度領域において熱間加工してから、Ar
c変態点以上の温度領域から直接焼入れを行い、引続い
てAC,変態点以下の温度領域で回加熱焼もどしを行っ
て高強度、高靭性鋼をiるに当り、sttを0.01〜
0.50%、soJ、AA!を0.005〜0.1%と
し、Mnを0.3〜(1,75−50XPt)%の範囲
とすると共に、1%以下のCu、2%以下のNt、 2
%以下のCr。
Ctが0.15〜0.35%の中炭素低合金鋼をAC3
変態点以上の温度領域において熱間加工してから、Ar
c変態点以上の温度領域から直接焼入れを行い、引続い
てAC,変態点以下の温度領域で回加熱焼もどしを行っ
て高強度、高靭性鋼をiるに当り、sttを0.01〜
0.50%、soJ、AA!を0.005〜0.1%と
し、Mnを0.3〜(1,75−50XPt)%の範囲
とすると共に、1%以下のCu、2%以下のNt、 2
%以下のCr。
1%以下のMo、0.1%以下のNb、0.2%以下の
V、0.2%以下ノTc 、 0.1 %以下f) Z
r、 0.005%以下のBの1種又は2s以上を含有
させることにある。
V、0.2%以下ノTc 、 0.1 %以下f) Z
r、 0.005%以下のBの1種又は2s以上を含有
させることにある。
また水素誘起割れ、硫化物応力腐食割れ等の耐環境脆化
が問題となる油井管では硫化物の形状制御の目的で、し
ばしば0.2%以下のREMまたはCaか添加含有され
ているが、これらの添加は本発明の効果を損うことがな
いので、これを第2発明とした。
が問題となる油井管では硫化物の形状制御の目的で、し
ばしば0.2%以下のREMまたはCaか添加含有され
ているが、これらの添加は本発明の効果を損うことがな
いので、これを第2発明とした。
次に本発明における各条件に関し、その限定理由を説明
すると以下の如くである。
すると以下の如くである。
Pは、0.020%以上ではどのような場合においても
RQ材に対しDQ材の靭性差が大きいのでこれを上限と
した。
RQ材に対しDQ材の靭性差が大きいのでこれを上限と
した。
Cは、0.15%以下では、DQ材とRQ材の靭性差が
小さく、DQ材の靭性水準は充分に優れ、低Mn化によ
る靭性改善は不要である。又0.35%以上ではDQK
よって焼割れ現象をおこす可能性が強く、本発明によっ
て工業的に量産することは難かしい。
小さく、DQ材の靭性水準は充分に優れ、低Mn化によ
る靭性改善は不要である。又0.35%以上ではDQK
よって焼割れ現象をおこす可能性が強く、本発明によっ
て工業的に量産することは難かしい。
&は、鋼中酸素量を低減するためKO,01%以上は必
要であり、又0.5%以上含有させると靭性な阻害する
。
要であり、又0.5%以上含有させると靭性な阻害する
。
−は、高強度、高靭性を得るために必要な焼入性を安価
に確保するのに最も有効な元素として0.3%以上は必
要であるが、(1,75−50×P量)%以上含有させ
るとDQ処理を施した中炭素鋼の靭性な著しく害する。
に確保するのに最も有効な元素として0.3%以上は必
要であるが、(1,75−50×P量)%以上含有させ
るとDQ処理を施した中炭素鋼の靭性な著しく害する。
即ちこのl1b1景を0.3〜(1,75−50XPt
)%の範囲にとどめることは本発明における基本的技術
要素である。
)%の範囲にとどめることは本発明における基本的技術
要素である。
sol、AA家、鋼中酸素量を低減するために0.00
5%以上は必要であるが、また0、 1%以上含有させ
ると靭性にとって有害であり、0.005〜0.1%と
した。Cu 、 Ni e cr e M(1# Nb
# V 、 n。
5%以上は必要であるが、また0、 1%以上含有させ
ると靭性にとって有害であり、0.005〜0.1%と
した。Cu 、 Ni e cr e M(1# Nb
# V 、 n。
Zr + Bは、何れも前記した焼入性指数の式から明
かなよ5に焼入性な増大させ、動量の低減による焼入性
の低下を補5作用をなすものであり、Cu:Q、1%以
上、Ni:2%以上、Cr: 2%以上、Mo:1%以
上の含有は鋼材コストを大幅に引き上げ、工業的量産に
適さない。又Nb:0,1%以上、V:0.2%以上、
n : 0.2%以上、zr:0.1%以上、B:0.
005%以上の含有は未溶解の炭窒化物を生成し、靭性
に悪影響をもたらすので、それらを上限とする。
かなよ5に焼入性な増大させ、動量の低減による焼入性
の低下を補5作用をなすものであり、Cu:Q、1%以
上、Ni:2%以上、Cr: 2%以上、Mo:1%以
上の含有は鋼材コストを大幅に引き上げ、工業的量産に
適さない。又Nb:0,1%以上、V:0.2%以上、
n : 0.2%以上、zr:0.1%以上、B:0.
005%以上の含有は未溶解の炭窒化物を生成し、靭性
に悪影響をもたらすので、それらを上限とする。
Ca 、 REMは、前記の如く硫化物の形状制御作用
を有するが、それらが何れも0.2%を超える含有は鋼
の清浄度を悪化するので好ましくなく、0.2%以下と
すべきである。
を有するが、それらが何れも0.2%を超える含有は鋼
の清浄度を悪化するので好ましくなく、0.2%以下と
すべきである。
然して直接焼入は本発明の前提条件であって、ここKは
殊更に本発明の特徴を有しない。即ち焼入前の熱間加工
はオーステナイト域で行う必要があるため先ず加工に先
立って鋼片、鋼材等をAC,魚身上の温度に加熱しオー
ステナイト単相とする必要がある。また焼入れ多作も鋼
材がオーステナイト単相域から行う必要があるため熱間
加工の終了は少くともAr、4以上としなければならな
い。
殊更に本発明の特徴を有しない。即ち焼入前の熱間加工
はオーステナイト域で行う必要があるため先ず加工に先
立って鋼片、鋼材等をAC,魚身上の温度に加熱しオー
ステナイト単相とする必要がある。また焼入れ多作も鋼
材がオーステナイト単相域から行う必要があるため熱間
加工の終了は少くともAr、4以上としなければならな
い。
又鋼材は、一般に焼入れままでは強度は大きいものの靭
性、延性が極端に低いのでAC,点板下の温度で一定時
間焼戻しして使用される。本発明においても直接焼入れ
後、焼戻しを行う必要があるが、充分な延性、靭性な得
るためには550℃〜AC1の範囲で行うことが推奨さ
れる。
性、延性が極端に低いのでAC,点板下の温度で一定時
間焼戻しして使用される。本発明においても直接焼入れ
後、焼戻しを行う必要があるが、充分な延性、靭性な得
るためには550℃〜AC1の範囲で行うことが推奨さ
れる。
本発明によるものの具体的な製造例およびその比較例に
ついて要約して示すと次表の如くである。
ついて要約して示すと次表の如くである。
即ち発明鋼1,2はCr、Moの酢加により焼入性を補
いつつ−を(1,75−50XPt)%以下に抑制して
靭性改善を図ったものである。同様に発明鋼3は口の増
加、゛発明鋼4はCr増加およびMe添加、V添加によ
り焼入性を補いつつ−を(1,75−50XP量)%以
下に抑制したものである。又発明鋼5はCr 増加とN
繻加により焼入性を補いつつ動量を抑制したものであり
、発明鋼6はCr添加により焼入性を補い、hを抑制し
ているが560℃の低温焼戻しにおいても充分に優れた
靭性を有している。即ち本発明によるものは600℃以
下の低温焼戻し条件でも600℃以上の高温焼戻し以上
の効果を有せしめることができる。
いつつ−を(1,75−50XPt)%以下に抑制して
靭性改善を図ったものである。同様に発明鋼3は口の増
加、゛発明鋼4はCr増加およびMe添加、V添加によ
り焼入性を補いつつ−を(1,75−50XP量)%以
下に抑制したものである。又発明鋼5はCr 増加とN
繻加により焼入性を補いつつ動量を抑制したものであり
、発明鋼6はCr添加により焼入性を補い、hを抑制し
ているが560℃の低温焼戻しにおいても充分に優れた
靭性を有している。即ち本発明によるものは600℃以
下の低温焼戻し条件でも600℃以上の高温焼戻し以上
の効果を有せしめることができる。
なお上記製造例においては廊量の低減による焼入性低下
なCu 以下の合金元素の1種以上を添加含有させるこ
とにより補う例であるが、必要とする強度レベルによっ
ては(ff1lち強度が比較的小さくてよい場合は)こ
れらの元素を含有させる必要がないことは言うまでもな
い。
なCu 以下の合金元素の1種以上を添加含有させるこ
とにより補う例であるが、必要とする強度レベルによっ
ては(ff1lち強度が比較的小さくてよい場合は)こ
れらの元素を含有させる必要がないことは言うまでもな
い。
「発明の効果」
以上説明したような本発明によるときは、この種中炭素
系鋼の直接焼入れ焼戻しによる量産的でしかも省エネル
ギー的な製造方法により高強度且つ高靭性の製品を的確
に製造し得るものであるから工業的にその効果の大きい
発明である。
系鋼の直接焼入れ焼戻しによる量産的でしかも省エネル
ギー的な製造方法により高強度且つ高靭性の製品を的確
に製造し得るものであるから工業的にその効果の大きい
発明である。
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第1図
はC:0.15〜0.35%の鋼に関する直接焼入れ材
の強度靭性におよぼす動量の影響を靭性差として要約し
て示した図表、第2図は直接焼入れ材(DQ)と通常再
加熱焼入れ材(RQ)然して第1図において丸の中に示
された数字は直接焼入れ材と通常再加熱焼入れ材の靭性
値の差C℃)を示すものである。 第 / 圏 0.10C0,20C0,30C 批C量(4つ 第 2 国
はC:0.15〜0.35%の鋼に関する直接焼入れ材
の強度靭性におよぼす動量の影響を靭性差として要約し
て示した図表、第2図は直接焼入れ材(DQ)と通常再
加熱焼入れ材(RQ)然して第1図において丸の中に示
された数字は直接焼入れ材と通常再加熱焼入れ材の靭性
値の差C℃)を示すものである。 第 / 圏 0.10C0,20C0,30C 批C量(4つ 第 2 国
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、C:0.15〜0.35wt%、P:0.020w
t%以下の中炭素鋼を熱間加工後、Ar_3点以上の温
度から直接焼入れを行い、引続いてAC_1点以下の温
度で焼戻しを行うに当り、 Si:0.01〜0.50wt%、 Mn:0.3〜(1.75−50×P量)wt%、so
l、Al:0.005〜0.1wt% を含有し、更に Cu:0.1wt%以下、Ni:2wt%以下、Cr:
2wt以下、Mo:1wt%以下、 Nb:0.1wt%以下、V:0.2wt%以下、Ti
:0.2wt%以下、Zr:0.1wt%以下、B:0
.005wt%以下、 の何れか1種又は2種以上を含有させることを特徴とす
る直接焼入−焼戻による中炭素高強度高靭性鋼の製造方
法。 2、C:0.15〜0.35wt%、P:0.020w
t%以下の中炭素鋼を熱間加工後、Ar_3点以上の温
度から直接焼入れを行い、引続いてAC_1点以下の温
度で焼戻しを行うに当り、 Si:0.01〜0.50wt%、 Mn:0.3〜(1.75−50×P量)wt%、so
l.Al:0.005〜0.1wt% を含有し、更に Cu:0.1wt%以下、Ni:2wt%以下、Cr:
2wt%以下、Mo:1wt%以下、Nb:0.1wt
%以下、V:0.2wt%以下、n:0.2wt%以下
、Zr:0.1wt%以下、B:0.005wt%以下 の何れか1種又は2種以上を含有させると共に、 REM:0.2wt%以下、Ca:0.2wt%以下の
何れか1種又は2種を含有させることを特徴とする直接
焼入−焼戻による中炭素高強度高靭性鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21725284A JPS6196028A (ja) | 1984-10-18 | 1984-10-18 | 直接焼入−焼戻による中炭素高強度高靭性鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21725284A JPS6196028A (ja) | 1984-10-18 | 1984-10-18 | 直接焼入−焼戻による中炭素高強度高靭性鋼の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6196028A true JPS6196028A (ja) | 1986-05-14 |
Family
ID=16701230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21725284A Pending JPS6196028A (ja) | 1984-10-18 | 1984-10-18 | 直接焼入−焼戻による中炭素高強度高靭性鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6196028A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5576020A (en) * | 1978-11-30 | 1980-06-07 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Production of steel plate stable in strength and toughness by direct hardening and tempering |
JPS55131126A (en) * | 1979-03-30 | 1980-10-11 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Production of modified by low alloy containing boron high tensile steel plate |
JPS5861223A (ja) * | 1981-10-07 | 1983-04-12 | Nippon Steel Corp | Z方向材質特性の優れた50Kg/mm↑2級以上の高溶接性非調質高張力鋼の製造方法 |
JPS5920423A (ja) * | 1982-07-27 | 1984-02-02 | Kawasaki Steel Corp | 低温靭性の優れた80kgf/mm2級継目無鋼管の製造方法 |
JPS59159932A (ja) * | 1983-03-02 | 1984-09-10 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 強度及び靭性の優れた高張力鋼板の製造方法 |
-
1984
- 1984-10-18 JP JP21725284A patent/JPS6196028A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS59159932A (ja) * | 1983-03-02 | 1984-09-10 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 強度及び靭性の優れた高張力鋼板の製造方法 |
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