JPS6191637A - バツテリ警報機能を有するカメラ用電動巻上げ装置 - Google Patents
バツテリ警報機能を有するカメラ用電動巻上げ装置Info
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- JPS6191637A JPS6191637A JP21267484A JP21267484A JPS6191637A JP S6191637 A JPS6191637 A JP S6191637A JP 21267484 A JP21267484 A JP 21267484A JP 21267484 A JP21267484 A JP 21267484A JP S6191637 A JPS6191637 A JP S6191637A
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- JP
- Japan
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- signal
- winding
- motor
- time
- battery
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(a)技術分野
本発明は、バッテリ電圧(または電力)の低下を警報す
る機能を有するカメラ用電動巻上げ装置に関し、より詳
細には、カメラに装着された状態で、カメラ側から発せ
られる巻上げスタート信号を受けたときバッテリから電
力の供給を受けて回転するモータを内蔵し、前記モータ
の回転力を連結手段を介してカメラ側の巻上げ機構に伝
達してフィルムの巻上げを行うようにしたカメラ用電動
巻上げ装置にバッテリ警報機能を具有せしめたものに関
する。
る機能を有するカメラ用電動巻上げ装置に関し、より詳
細には、カメラに装着された状態で、カメラ側から発せ
られる巻上げスタート信号を受けたときバッテリから電
力の供給を受けて回転するモータを内蔵し、前記モータ
の回転力を連結手段を介してカメラ側の巻上げ機構に伝
達してフィルムの巻上げを行うようにしたカメラ用電動
巻上げ装置にバッテリ警報機能を具有せしめたものに関
する。
(b) 従来技術
一般に、電動巻上げ装置(以下巻上げ装置という)は、
カメラの底面側に設けられた三脚ねじ穴に、三脚ねじと
同じ雄ねじ部を有する締付ねじを巻上げ装置側から螺合
し締付けることによって、カメラと巻上げ装置との装着
を行い得るようになっている。そして、この装着に伴な
い巻上げ装置側の駆動カプラとカメラ側の被動カプラと
が係合されるとともに巻上装置とカメラとの間の電気的
結合がなされ、例えば、カメラ側からフィルムの巻上げ
スタート信号(露出動作終了信号)、フィルム巻上げ完
了信号等が伝達され巻上げ装置のモータの起動および停
止が制御されるように構成されている。
カメラの底面側に設けられた三脚ねじ穴に、三脚ねじと
同じ雄ねじ部を有する締付ねじを巻上げ装置側から螺合
し締付けることによって、カメラと巻上げ装置との装着
を行い得るようになっている。そして、この装着に伴な
い巻上げ装置側の駆動カプラとカメラ側の被動カプラと
が係合されるとともに巻上装置とカメラとの間の電気的
結合がなされ、例えば、カメラ側からフィルムの巻上げ
スタート信号(露出動作終了信号)、フィルム巻上げ完
了信号等が伝達され巻上げ装置のモータの起動および停
止が制御されるように構成されている。
ところで、フィルムの巻上げ(場合によってはフィルム
の巻戻し)、シャッタのチャージ等の作動の駆動源とな
るモータを備えたこの種の巻上げ装置においては、バッ
テリ電圧が消耗。
の巻戻し)、シャッタのチャージ等の作動の駆動源とな
るモータを備えたこの種の巻上げ装置においては、バッ
テリ電圧が消耗。
低温時の機能低下等により所定値以下となると正常な巻
上げ動作が不能となる。例えば、フィルムの巻上げが途
中で停止され、シャツタレリーズが不能となり折角の撮
影チャンスを逸するという不都合が生じる。また、巻上
げ装置は、一般に連続撮影を行えるようになっているが
、バッテリ電圧の低下によりモータの回転速度が低下し
所定の時間内に所定枚数の撮影が行えなくなるという不
都合も生じる。
上げ動作が不能となる。例えば、フィルムの巻上げが途
中で停止され、シャツタレリーズが不能となり折角の撮
影チャンスを逸するという不都合が生じる。また、巻上
げ装置は、一般に連続撮影を行えるようになっているが
、バッテリ電圧の低下によりモータの回転速度が低下し
所定の時間内に所定枚数の撮影が行えなくなるという不
都合も生じる。
カメラに関するバッテリの電圧チェックの方式として、
従来は、バッテリ電圧判定回路、表示素子、バッテリチ
ェックスイッチ等を設け、バッテリチェックスイッチの
単独操作あるいは、カメラの場合であればシャッタのレ
リーズ動作に連動させてバッテリチェックスイッチを閉
成し、該判定回路に基づく表示素子の応答表示によって
、カメラ等の作動前(撮影前)におけるバッテリ電圧を
予め確認し得るように構成したバッテリチェック装置が
広く用いられている。
従来は、バッテリ電圧判定回路、表示素子、バッテリチ
ェックスイッチ等を設け、バッテリチェックスイッチの
単独操作あるいは、カメラの場合であればシャッタのレ
リーズ動作に連動させてバッテリチェックスイッチを閉
成し、該判定回路に基づく表示素子の応答表示によって
、カメラ等の作動前(撮影前)におけるバッテリ電圧を
予め確認し得るように構成したバッテリチェック装置が
広く用いられている。
このように、カメラ等の作動前に予めチェックする方式
の場合、作動前には基準値以上の電圧を有していても作
動中に基準値以下となったことを知ることができないと
いう問題がある。この問題に対処するために、カメラの
シャッタ作動中にもバッテリチェックを行い得るように
した方式のものもあるが、この方式を巻上げ装置に適用
した場合1次のような問題が生じる。すなわち、巻上げ
装置は、フィルムの巻上げ、シャッタチャージ、可動反
射鏡の昇降などの作動をモータにより駆動させるもので
あるため、モータの回転開始時のラッシュカレントによ
りバッテリ電圧が一時的に降下して、バッテリチェック
の表示を一時的に消滅または誤表示させてしまう。つま
り、バッテリの容量が十分あるにもかかわらず前記の如
き原因に基づく一的時な電圧降下によりバッテリチェッ
ク装置が紛わしい表示をするので、使用者を戸惑わせる
だけでなく、バッテリの交換に°より未だ使用可能なバ
ッテリが廃棄されてしまう可能性もある。
の場合、作動前には基準値以上の電圧を有していても作
動中に基準値以下となったことを知ることができないと
いう問題がある。この問題に対処するために、カメラの
シャッタ作動中にもバッテリチェックを行い得るように
した方式のものもあるが、この方式を巻上げ装置に適用
した場合1次のような問題が生じる。すなわち、巻上げ
装置は、フィルムの巻上げ、シャッタチャージ、可動反
射鏡の昇降などの作動をモータにより駆動させるもので
あるため、モータの回転開始時のラッシュカレントによ
りバッテリ電圧が一時的に降下して、バッテリチェック
の表示を一時的に消滅または誤表示させてしまう。つま
り、バッテリの容量が十分あるにもかかわらず前記の如
き原因に基づく一的時な電圧降下によりバッテリチェッ
ク装置が紛わしい表示をするので、使用者を戸惑わせる
だけでなく、バッテリの交換に°より未だ使用可能なバ
ッテリが廃棄されてしまう可能性もある。
<c> 目的
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたもので、その
目的とするところは、フィルム巻上げを行うために必要
な電力がバッテリに残っているか否かを内蔵モータによ
るフィルム巻上げ作動中にチェックし、その場合に問題
となる一時的な電圧降下による紛わしい表示を無くし得
るとともに、バッテリの電力がフィルムの巻上げを行う
に必要な限度を下回ったときは、それを適正に判別しバ
ッテリ電圧が低下した旨を警報し得るバッテリラ報機能
を有するカメラ用電動巻上げ装置を提供することにある
。
目的とするところは、フィルム巻上げを行うために必要
な電力がバッテリに残っているか否かを内蔵モータによ
るフィルム巻上げ作動中にチェックし、その場合に問題
となる一時的な電圧降下による紛わしい表示を無くし得
るとともに、バッテリの電力がフィルムの巻上げを行う
に必要な限度を下回ったときは、それを適正に判別しバ
ッテリ電圧が低下した旨を警報し得るバッテリラ報機能
を有するカメラ用電動巻上げ装置を提供することにある
。
(d)(み成
本発明は、上記の目的を達成させるため、カメラに装着
された状態で、カメラ側から発せられる巻[−げスター
ト信号を受けたときバッテリの電力の係結を受けて回転
するモータが内蔵され、前記モータの回転力を連結手段
を介してカメラ側の巻上げ機構に伝達してフィルムの巻
上げを行うようにしたカメラ用電動巻上げ装置において
、前記モータによって回転駆動される回転部材が所定の
角度だけ回転するに要する時間を検出しそれに対応した
所要時間値信号を出力する回転時間検出手段と、フィル
ム巻上げを行うだめに必要な所定の電力が前記バッテリ
に残っているとき前記回転部材が前記所定の角度回転す
るに要する時間を予定時間としこの予定時間に対応する
基準値信号を発生する基準時間発生手段と、前記回転時
間検出手段の所要時間値を前記基準値と比較し基準値以
上となったときにバッテリ電圧低下信号を出力する比較
手段と、この比較手段からの前記バッテリ電圧低下信号
を受けたときバッテリの電力が所定値以下に低下した旨
を警報する表示手段とを具備してなることを特徴とした
ものである。
された状態で、カメラ側から発せられる巻[−げスター
ト信号を受けたときバッテリの電力の係結を受けて回転
するモータが内蔵され、前記モータの回転力を連結手段
を介してカメラ側の巻上げ機構に伝達してフィルムの巻
上げを行うようにしたカメラ用電動巻上げ装置において
、前記モータによって回転駆動される回転部材が所定の
角度だけ回転するに要する時間を検出しそれに対応した
所要時間値信号を出力する回転時間検出手段と、フィル
ム巻上げを行うだめに必要な所定の電力が前記バッテリ
に残っているとき前記回転部材が前記所定の角度回転す
るに要する時間を予定時間としこの予定時間に対応する
基準値信号を発生する基準時間発生手段と、前記回転時
間検出手段の所要時間値を前記基準値と比較し基準値以
上となったときにバッテリ電圧低下信号を出力する比較
手段と、この比較手段からの前記バッテリ電圧低下信号
を受けたときバッテリの電力が所定値以下に低下した旨
を警報する表示手段とを具備してなることを特徴とした
ものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施例を参照しつつ詳細
に説明する。
に説明する。
第2図は、本発明に係る巻上げ装置のうち巻上げ駆動力
伝達系の一実施例のjN成を主として示す分解斜視図で
ある。
伝達系の一実施例のjN成を主として示す分解斜視図で
ある。
同図において、1は回転力連結手段としての駆動カプラ
であり、巻上げ装置をカメラの底面側に装着させたとき
、カメラ側のフィルム巻上げ機構およびシャッタチャー
ジ機構等を駆動する被動カブラ(図示せず)に爪1aが
咬合(または係合)される。2は駆動カプラ1の回転軸
であり、その一端側に駆動カプラlがねし止めされ、他
端側には半円ギヤ3が固着されている。
であり、巻上げ装置をカメラの底面側に装着させたとき
、カメラ側のフィルム巻上げ機構およびシャッタチャー
ジ機構等を駆動する被動カブラ(図示せず)に爪1aが
咬合(または係合)される。2は駆動カプラ1の回転軸
であり、その一端側に駆動カプラlがねし止めされ、他
端側には半円ギヤ3が固着されている。
この回転軸2は半円ギヤ3の回動域に植設されたストッ
パピン4によりその回動量が制限されている。5は回転
軸2に巻装され、一端がピン6に掛けられ他端が回転軸
2側に固定された戻しスプリングである。同図に示した
回転軸2の矢印方向はフィルムの巻上げ方向を示してお
り、戻しスプリング5は、回転軸2を矢印方向に回転さ
せたときに蓄勢されるもので、巻上げ時以外のときは回
転軸2を矢印とは反対方向に回動させストッパピン4に
半円ギヤ3の一部を当接させている。7は半円ギヤ3に
噛合されたギヤであり、円筒状をなすボス部8の中間部
に一体に形成されている。ボス部8の中心には回転軸9
が遊嵌されている。ボス部8を貫通しその上部に突出し
た回転軸9には太陽ギヤ10が固定され、この太陽ギヤ
10に遊星ギヤ11が噛合されている。13は連結板で
あり、一端側が太陽ギヤ10の回転軸9と多少の摩擦力
を有して回動し有る状態で嵌合し、他端側に遊星ギヤ1
1の軸12が取付けられており、太陽ギヤ10の回動に
伴い遊星ギヤ11が太陽ギヤ10の周囲を所定の角度だ
け回動するように構成されている。14はボス部8の下
部に一体的に嵌挿固定されたクラッチ上板であり、15
はこのクラッチ上板14の下側に平行に設けられたクラ
ッチ下板である。そして、クラッチ上板14とクラッチ
下板15とは、クラッチ下板15上に植設された共通軸
16によって相互に所定角度だけ回動可能に枢着されて
いる。ギヤ7の下方のボス部8の周囲にはクラッチスプ
リング17が巻装されており、このクラッチスプリング
17の一端はクラッチ上板14上に植設されたピン18
に掛止され、他端はクラッチ下板15上に植設されたピ
ン19に掛止されている。
パピン4によりその回動量が制限されている。5は回転
軸2に巻装され、一端がピン6に掛けられ他端が回転軸
2側に固定された戻しスプリングである。同図に示した
回転軸2の矢印方向はフィルムの巻上げ方向を示してお
り、戻しスプリング5は、回転軸2を矢印方向に回転さ
せたときに蓄勢されるもので、巻上げ時以外のときは回
転軸2を矢印とは反対方向に回動させストッパピン4に
半円ギヤ3の一部を当接させている。7は半円ギヤ3に
噛合されたギヤであり、円筒状をなすボス部8の中間部
に一体に形成されている。ボス部8の中心には回転軸9
が遊嵌されている。ボス部8を貫通しその上部に突出し
た回転軸9には太陽ギヤ10が固定され、この太陽ギヤ
10に遊星ギヤ11が噛合されている。13は連結板で
あり、一端側が太陽ギヤ10の回転軸9と多少の摩擦力
を有して回動し有る状態で嵌合し、他端側に遊星ギヤ1
1の軸12が取付けられており、太陽ギヤ10の回動に
伴い遊星ギヤ11が太陽ギヤ10の周囲を所定の角度だ
け回動するように構成されている。14はボス部8の下
部に一体的に嵌挿固定されたクラッチ上板であり、15
はこのクラッチ上板14の下側に平行に設けられたクラ
ッチ下板である。そして、クラッチ上板14とクラッチ
下板15とは、クラッチ下板15上に植設された共通軸
16によって相互に所定角度だけ回動可能に枢着されて
いる。ギヤ7の下方のボス部8の周囲にはクラッチスプ
リング17が巻装されており、このクラッチスプリング
17の一端はクラッチ上板14上に植設されたピン18
に掛止され、他端はクラッチ下板15上に植設されたピ
ン19に掛止されている。
そして、このクラッチスプリング17によりクラッチ下
板15が、クラッチ上板14に対し共通軸16を回転中
心として同図上時計方向に細分されている。また、クラ
ッチ下板、15上には回動制限ピン20が植設されてお
り、この回動制限ピン20がクラッチ上板14に形成さ
れ且つ所定の間隔を存して形成された突出部14aまた
は14bに衝合することにより、クラッチ下板15のク
ラッチ上板14に対する回動量がそれぞれ規制されるよ
うになっている。21はクラッチ下板15の下面の周縁
部に植設された輔22に嵌挿したコロである。23は回
転軸9に挿通され且つ固定された板状のカムであり、ク
ラッチ下板15のコロ21がこのカム23の外周のカム
面23aに常時当接する向きに圧接している。このカム
面23aは、一部が径方向に突出しており、カム23の
一方向の回転(この場合逆転)につれ曲率が緩やかに増
大する緩斜面23bと、これと連続するようにして曲率
が比較的急激に減少する急斜面23cとを有しており、
コロ21はこのようなカム面23a上を慴動または転動
する。24はカム23の下方より回転軸9に嵌挿固定さ
れた大ギヤであり、25はこの大ギヤに噛合された小ギ
ヤである。
板15が、クラッチ上板14に対し共通軸16を回転中
心として同図上時計方向に細分されている。また、クラ
ッチ下板、15上には回動制限ピン20が植設されてお
り、この回動制限ピン20がクラッチ上板14に形成さ
れ且つ所定の間隔を存して形成された突出部14aまた
は14bに衝合することにより、クラッチ下板15のク
ラッチ上板14に対する回動量がそれぞれ規制されるよ
うになっている。21はクラッチ下板15の下面の周縁
部に植設された輔22に嵌挿したコロである。23は回
転軸9に挿通され且つ固定された板状のカムであり、ク
ラッチ下板15のコロ21がこのカム23の外周のカム
面23aに常時当接する向きに圧接している。このカム
面23aは、一部が径方向に突出しており、カム23の
一方向の回転(この場合逆転)につれ曲率が緩やかに増
大する緩斜面23bと、これと連続するようにして曲率
が比較的急激に減少する急斜面23cとを有しており、
コロ21はこのようなカム面23a上を慴動または転動
する。24はカム23の下方より回転軸9に嵌挿固定さ
れた大ギヤであり、25はこの大ギヤに噛合された小ギ
ヤである。
26は小ギヤ25に固定された回転軸であり、図示して
いないが減速機構を介してモータの駆動軸に連結されて
いる。27は大ギヤ24の下部の固定部材上に配設され
大ギヤ24の回転位置を検出する位置検出基板であり、
この位置検出基板27上には大ギヤ24と同心円状の導
電パターン28a 、28b 、28cが図示のごとく
形成されている。そして、モータによって回転駆動され
る回転部材としての大ギヤ24の下面側には二叉状のブ
ラシ29a、29bが配設されており、このうち、ブラ
シ29aが導電パターン28aまたは28bと選択的に
摺接し、ブラシ29bが導電パターン28c上に常時摺
接する。
いないが減速機構を介してモータの駆動軸に連結されて
いる。27は大ギヤ24の下部の固定部材上に配設され
大ギヤ24の回転位置を検出する位置検出基板であり、
この位置検出基板27上には大ギヤ24と同心円状の導
電パターン28a 、28b 、28cが図示のごとく
形成されている。そして、モータによって回転駆動され
る回転部材としての大ギヤ24の下面側には二叉状のブ
ラシ29a、29bが配設されており、このうち、ブラ
シ29aが導電パターン28aまたは28bと選択的に
摺接し、ブラシ29bが導電パターン28c上に常時摺
接する。
次に1以上のように構成された巻上げ駆動力伝達系の動
作につき説明する。
作につき説明する。
先ず、後述するモータ制御回路が正転モードに設定され
第2図の状態からモータが巻上げ方向に駆動されると回
転軸26が反時計回りに回転し、それに伴って小ギヤ2
5が回転する。小ギヤ25には大ギヤ24が噛合してお
り、小ギヤ25の回転を減速し大ギヤ24と一体となっ
たカム23を回転させる。カム23は、カム面23aの
うちの急斜面23cによってコロ21を抑圧しクラッチ
下板15を時計回りに回動させる。それに伴いクラッチ
上板14がクラッチ下板15と結合されている共通軸1
6と突出部14aに当接された回動制限ピン20によっ
て時計回りに回転され、従ってクラッチ下板14と一体
のギヤ7も回転する。ギヤ7が時計回りに回転すると、
ギヤ7に噛合した半円ギヤ3が反時計回りに回転して駆
動カプラlを回転させる。駆動カプラ1は、図示してい
ないがカメラ側に設けられた従動カブラを介しスブロケ
ッ1〜およびフィルム巻取スプール等の巻上げ機構、シ
ャッタチャージ機構を駆動してフィルムの巻上げ、シャ
ッタのチャージを行い、フィルムが御坊分巻上げられた
時点でカメラ側において、例えば上記スプロケットの巻
上げ方向の回転が強制的に阻止される。そして、モータ
が回転軸2をさらに回転させよ夕とすると、コロ21は
クラッチスプリング17の力に抗してカム23の急斜面
23cを乗り越える。コロ21が急斜面23cを乗り越
えると、クラッチ下板15はもはやモータの駆動力を受
けないため、フィルムの巻上げ時に蓄勢された戻しスプ
リング5によって回転軸2が時計回りに回転され、半円
ギヤ3の端部がストッパピン4に当接して止まる(第2
図に示す状態)。このとき、モータの回転は大ギヤ24
の下部に配設したブラシ29a。
第2図の状態からモータが巻上げ方向に駆動されると回
転軸26が反時計回りに回転し、それに伴って小ギヤ2
5が回転する。小ギヤ25には大ギヤ24が噛合してお
り、小ギヤ25の回転を減速し大ギヤ24と一体となっ
たカム23を回転させる。カム23は、カム面23aの
うちの急斜面23cによってコロ21を抑圧しクラッチ
下板15を時計回りに回動させる。それに伴いクラッチ
上板14がクラッチ下板15と結合されている共通軸1
6と突出部14aに当接された回動制限ピン20によっ
て時計回りに回転され、従ってクラッチ下板14と一体
のギヤ7も回転する。ギヤ7が時計回りに回転すると、
ギヤ7に噛合した半円ギヤ3が反時計回りに回転して駆
動カプラlを回転させる。駆動カプラ1は、図示してい
ないがカメラ側に設けられた従動カブラを介しスブロケ
ッ1〜およびフィルム巻取スプール等の巻上げ機構、シ
ャッタチャージ機構を駆動してフィルムの巻上げ、シャ
ッタのチャージを行い、フィルムが御坊分巻上げられた
時点でカメラ側において、例えば上記スプロケットの巻
上げ方向の回転が強制的に阻止される。そして、モータ
が回転軸2をさらに回転させよ夕とすると、コロ21は
クラッチスプリング17の力に抗してカム23の急斜面
23cを乗り越える。コロ21が急斜面23cを乗り越
えると、クラッチ下板15はもはやモータの駆動力を受
けないため、フィルムの巻上げ時に蓄勢された戻しスプ
リング5によって回転軸2が時計回りに回転され、半円
ギヤ3の端部がストッパピン4に当接して止まる(第2
図に示す状態)。このとき、モータの回転は大ギヤ24
の下部に配設したブラシ29a。
29bにより制御されており1例えば、ブラシ29aと
導電パターン28aとが接触している場合にはモータが
駆動され、ブラシ29aと導電パターン28bとが接触
したときモータのストップ信号が発せられる。以上が、
モータの回転を減速して回転力連結手段たる駆動カプラ
に回転力を伝達する巻上げ駆動力伝達系を中心とした電
動巻上げ装置の構成および動作についての説明である。
導電パターン28aとが接触している場合にはモータが
駆動され、ブラシ29aと導電パターン28bとが接触
したときモータのストップ信号が発せられる。以上が、
モータの回転を減速して回転力連結手段たる駆動カプラ
に回転力を伝達する巻上げ駆動力伝達系を中心とした電
動巻上げ装置の構成および動作についての説明である。
次に、第1図は、本発明の一実施例の基本的植成を示す
ブロック図である。また、第3図は。
ブロック図である。また、第3図は。
同実施例における各部より出力される信号a〜eのタイ
ミングチャートを示したものである。
ミングチャートを示したものである。
第1図のカメラ側において、シャツタレリーズによりシ
ャッタの先幕が先ず走行し、次いで適正な露出時間の経
過後、シャッタの後幕の走行が終了することによりフィ
ルムへの露光動作が終了する。この露光動作が終了する
と、巻上げスタート信号発生部B1よりL(ローレベル
)の巻上げスタート信号が巻上げ装置との共通接点Sを
介して巻上げ装置側に出力される。一方、巻上げ装置側
において、モータ駆動信号発生部B2は、Lの巻上げス
タート信号を受けてH(ハイレベル)のモータ駆動信号
aをモータ駆動部B3に出力する。このとき、モータ駆
動部B3はHのモータ正転信号すをモータMに供給し、
モータMの正回転が開始される。モータMが回転すると
、第2図示のブラシ29bが導電パターン28c上を摺
動し、ブラシ29aが当初導電パターン28b上にある
がすぐに導電パターン28aと慴動し始める。これらの
ブラシ29a、29bおよび導電パターン28a〜28
cは、フィルム巻上げ角度と対応して設定してあり1回
転位置検出手段(第1図に示す位置検出部B4)を構成
している。すなわち、ブラシ29aがモータMの回転に
より導電パターン28aと接触した時、回転位置検出部
B4よりHの回転位置信号Cがストップ信号発生部B5
に出力されるが、このストップ信号発生部B5において
は、モータ駆動信号発生部B2にダウンエツジのストッ
プ信号dを出力しないのでモータMの回転は持続される
。この時、第2図において、コロ21がカム23の急斜
面23cに抑圧されてクラッチ下板15およびクラッチ
上板14がともに回転し、この回転により駆動カプラ1
が回転しフィルムの巻上げが開始される。
ャッタの先幕が先ず走行し、次いで適正な露出時間の経
過後、シャッタの後幕の走行が終了することによりフィ
ルムへの露光動作が終了する。この露光動作が終了する
と、巻上げスタート信号発生部B1よりL(ローレベル
)の巻上げスタート信号が巻上げ装置との共通接点Sを
介して巻上げ装置側に出力される。一方、巻上げ装置側
において、モータ駆動信号発生部B2は、Lの巻上げス
タート信号を受けてH(ハイレベル)のモータ駆動信号
aをモータ駆動部B3に出力する。このとき、モータ駆
動部B3はHのモータ正転信号すをモータMに供給し、
モータMの正回転が開始される。モータMが回転すると
、第2図示のブラシ29bが導電パターン28c上を摺
動し、ブラシ29aが当初導電パターン28b上にある
がすぐに導電パターン28aと慴動し始める。これらの
ブラシ29a、29bおよび導電パターン28a〜28
cは、フィルム巻上げ角度と対応して設定してあり1回
転位置検出手段(第1図に示す位置検出部B4)を構成
している。すなわち、ブラシ29aがモータMの回転に
より導電パターン28aと接触した時、回転位置検出部
B4よりHの回転位置信号Cがストップ信号発生部B5
に出力されるが、このストップ信号発生部B5において
は、モータ駆動信号発生部B2にダウンエツジのストッ
プ信号dを出力しないのでモータMの回転は持続される
。この時、第2図において、コロ21がカム23の急斜
面23cに抑圧されてクラッチ下板15およびクラッチ
上板14がともに回転し、この回転により駆動カプラ1
が回転しフィルムの巻上げが開始される。
次に、フィルムの巻上げが終了すると、ブラシ29aは
導電パターン28bと接触し、回転位置検出部B4から
の回転位置信号CがLどなってこれがストップ(H号発
生部B5に与えられるため、ストップ信号発生部B5で
は、ストップ信号dをモータ駆動(R号発生部B2に出
力すると同時にブレーキ信号発生部B6にも出力する。
導電パターン28bと接触し、回転位置検出部B4から
の回転位置信号CがLどなってこれがストップ(H号発
生部B5に与えられるため、ストップ信号発生部B5で
は、ストップ信号dをモータ駆動(R号発生部B2に出
力すると同時にブレーキ信号発生部B6にも出力する。
その結果、モータ駆動信号発生部B2からのモータ駆動
信号aおよびモータ駆動部B3からのモータ正転信号す
はL、すなわちモータMへの給電は断たれた状態となる
。しかしながら、モータMは慣性力によりさらに回転し
ようとするため、コロ21はカム23の急斜面23cか
ら緩斜面(この場合の回転方向では下降斜面)23b側
に当接位置が変りカム23がさらに回動される。
信号aおよびモータ駆動部B3からのモータ正転信号す
はL、すなわちモータMへの給電は断たれた状態となる
。しかしながら、モータMは慣性力によりさらに回転し
ようとするため、コロ21はカム23の急斜面23cか
ら緩斜面(この場合の回転方向では下降斜面)23b側
に当接位置が変りカム23がさらに回動される。
コロ21は、カム23の緩斜面23bと接する部分では
、負荷がなくなるので、このコロ21が取付けられたク
ラッチ下板15、クラッチ上板14、ギヤ7、半円ギヤ
3、回転軸2は、戻しスプリング5によって、半円ギヤ
3がストッパピン4に当接する位置(スタート位置)ま
で反転して停止する。また、ブレーキ信号発生部B6は
、ストップ信号dがHからLとなった時点から所定時間
経過後トIのブレーキ信号を抵抗Rを介してトランジス
タTrのベースに印加しトランジスタTrをオンとする
。このトランジスタTrのコレクタおよびエミッタはそ
れぞれモータMの両極に接続されているため、モータM
はシャントされ強制的に制動がかけられて停止する。そ
して、モータMが停止したとき、ブラシ29aは導電パ
ターン28b上に接触しており、また、カム23は、次
回の巻上げがモータMの起動より遅滞なく行われるよう
にその急傾斜面23cがコロ21の手前に近接した位置
で停止される。
、負荷がなくなるので、このコロ21が取付けられたク
ラッチ下板15、クラッチ上板14、ギヤ7、半円ギヤ
3、回転軸2は、戻しスプリング5によって、半円ギヤ
3がストッパピン4に当接する位置(スタート位置)ま
で反転して停止する。また、ブレーキ信号発生部B6は
、ストップ信号dがHからLとなった時点から所定時間
経過後トIのブレーキ信号を抵抗Rを介してトランジス
タTrのベースに印加しトランジスタTrをオンとする
。このトランジスタTrのコレクタおよびエミッタはそ
れぞれモータMの両極に接続されているため、モータM
はシャントされ強制的に制動がかけられて停止する。そ
して、モータMが停止したとき、ブラシ29aは導電パ
ターン28b上に接触しており、また、カム23は、次
回の巻上げがモータMの起動より遅滞なく行われるよう
にその急傾斜面23cがコロ21の手前に近接した位置
で停止される。
一方、回転時間検出部B7は1例えば、ディジタルカウ
ンタよりなり、モータ駆動信号発生部B2からL−+H
に変化するモータ駆動信号aを受けた時点、すなわちモ
ータMの回転開始時点から時間のカウント(例えば、ク
ロックパルスのカウント)を開始し、ストップ信号発生
部B5からl−1→Lに変化するストップ信号dを受け
た時点、すなわちフィルムの巻上げ完了時点で時間のカ
ウントを終了し、この間の所要時間、換言すれば、モー
タMによって回転駆動される回転部材(この場合、ブラ
シ29a、29bが取付けられたカム23あるいは大ギ
ヤ24)が所定の角度(この場合、略フィルム巻上げに
対応する角度)だけ回転するのに要する時間tに対応し
た所要時間値信号eを出力するものである。この所要時
間値信号eは、比較部B8の一方の入力端に印加される
。この比較部B8の他方の入力端には、基準時間発生部
B9からの出力信号、すなわち、フィルム巻上げを行う
ために最低限必要な電力がバッテリ(図示省略)に残っ
ていると仮定した場合に、前記回転部材(この場合ブラ
シ29a、29b)が前記所定の角度(この場合、モー
タMのスタート時点よりフィルム巻上げ完了までの間に
回転する角度)回転するに要する時間を予め定めておき
、この予定時間T+(以下筒1の予定時間という)に対
応する基準値信号が入力される。また、テストスタート
信号発生部BIOからのテストスタート信号を受けたと
き、基準時間発生部B9は、第1の予定時間T1よりも
短かい予定時間(以下筒2の予定時間という)T2に対
応した信号を比較部B8に出力する。因みに、このテス
トスタート信号発生部BIOは、巻上げ装置をカメラに
装着しない状態で、バッテリのチェックを行う場合のテ
ストスイッチ部材より構成されており、テストスタート
信号によってモータ駆動信号発生部B2よりモータ駆動
部B3にモータ駆動信号aが出力されモータMが回転さ
れるように構成されている。この場合、カメラ側のシャ
ッタ機構や可動ミラー機構のチャージおよびフィルムの
巻上げ等の負荷がモータMに掛からないため、第2の予
定時間T2が第1の予定時間T+より負荷が軽減されて
巻上げ速度が増す分短く設定しである。比較部B8は、
回転時間検出部B7からの時間tに対応した所要時間値
を、基準時間発生部B9からの第1の予定時間T1また
は第2の予定時間T2に対応した第1の基準値または第
2の基準値と比較し、第1の基準値または第2の基準値
以上となったときにバッテリ電圧低下信号を表示部Bl
lに出力 ゛する。表示部BIOは、比較部B7か
らそのバッテリ電圧低下信号を受けたとき、バッテリが
必要電圧以下に低下した旨をドライバ回路を介して液晶
、発光ダイオード等の発光素子または圧電ブザー等の発
音素子により一定時間警報表示する。その表示方法は、
例えば、モータMのフィルム巻上げに要する時間tが第
1または第2の予定時間T1またはT2よりも長い場合
には、バッテリ電圧が必要な値よりも低下していると判
断して発光ダイオード等の点滅表示を行う。
ンタよりなり、モータ駆動信号発生部B2からL−+H
に変化するモータ駆動信号aを受けた時点、すなわちモ
ータMの回転開始時点から時間のカウント(例えば、ク
ロックパルスのカウント)を開始し、ストップ信号発生
部B5からl−1→Lに変化するストップ信号dを受け
た時点、すなわちフィルムの巻上げ完了時点で時間のカ
ウントを終了し、この間の所要時間、換言すれば、モー
タMによって回転駆動される回転部材(この場合、ブラ
シ29a、29bが取付けられたカム23あるいは大ギ
ヤ24)が所定の角度(この場合、略フィルム巻上げに
対応する角度)だけ回転するのに要する時間tに対応し
た所要時間値信号eを出力するものである。この所要時
間値信号eは、比較部B8の一方の入力端に印加される
。この比較部B8の他方の入力端には、基準時間発生部
B9からの出力信号、すなわち、フィルム巻上げを行う
ために最低限必要な電力がバッテリ(図示省略)に残っ
ていると仮定した場合に、前記回転部材(この場合ブラ
シ29a、29b)が前記所定の角度(この場合、モー
タMのスタート時点よりフィルム巻上げ完了までの間に
回転する角度)回転するに要する時間を予め定めておき
、この予定時間T+(以下筒1の予定時間という)に対
応する基準値信号が入力される。また、テストスタート
信号発生部BIOからのテストスタート信号を受けたと
き、基準時間発生部B9は、第1の予定時間T1よりも
短かい予定時間(以下筒2の予定時間という)T2に対
応した信号を比較部B8に出力する。因みに、このテス
トスタート信号発生部BIOは、巻上げ装置をカメラに
装着しない状態で、バッテリのチェックを行う場合のテ
ストスイッチ部材より構成されており、テストスタート
信号によってモータ駆動信号発生部B2よりモータ駆動
部B3にモータ駆動信号aが出力されモータMが回転さ
れるように構成されている。この場合、カメラ側のシャ
ッタ機構や可動ミラー機構のチャージおよびフィルムの
巻上げ等の負荷がモータMに掛からないため、第2の予
定時間T2が第1の予定時間T+より負荷が軽減されて
巻上げ速度が増す分短く設定しである。比較部B8は、
回転時間検出部B7からの時間tに対応した所要時間値
を、基準時間発生部B9からの第1の予定時間T1また
は第2の予定時間T2に対応した第1の基準値または第
2の基準値と比較し、第1の基準値または第2の基準値
以上となったときにバッテリ電圧低下信号を表示部Bl
lに出力 ゛する。表示部BIOは、比較部B7か
らそのバッテリ電圧低下信号を受けたとき、バッテリが
必要電圧以下に低下した旨をドライバ回路を介して液晶
、発光ダイオード等の発光素子または圧電ブザー等の発
音素子により一定時間警報表示する。その表示方法は、
例えば、モータMのフィルム巻上げに要する時間tが第
1または第2の予定時間T1またはT2よりも長い場合
には、バッテリ電圧が必要な値よりも低下していると判
断して発光ダイオード等の点滅表示を行う。
上述のように構成され且つ動作する実施例によれば、次
のような利点が得られる。
のような利点が得られる。
すなわち、モータMによって回転駆動されるブラシ29
a、29bが取付けられた大ギヤ24が、モータMの回
転スタートから巻上げ装置によるフィルム巻上げ完了ま
でに相当する所定角度範囲にわたって回転するに要する
時間tと、フィルム巻上げに最低限必要な電力しか残っ
ていないバッテリで同様にモータMで回転したと仮定し
た場合の予定時間T+またはT2とを比較する方式であ
るため、実際の負荷状態でのバッテリ電圧(または電力
)が正確にチェックでき、しかもモータの回転開始時や
急激な負荷が印加されたときのラッシュカレント電圧が
一時的に降下しても、直ちにバッテリ容量の不足と判定
し誤った表示を与えるという虞れはない。
a、29bが取付けられた大ギヤ24が、モータMの回
転スタートから巻上げ装置によるフィルム巻上げ完了ま
でに相当する所定角度範囲にわたって回転するに要する
時間tと、フィルム巻上げに最低限必要な電力しか残っ
ていないバッテリで同様にモータMで回転したと仮定し
た場合の予定時間T+またはT2とを比較する方式であ
るため、実際の負荷状態でのバッテリ電圧(または電力
)が正確にチェックでき、しかもモータの回転開始時や
急激な負荷が印加されたときのラッシュカレント電圧が
一時的に降下しても、直ちにバッテリ容量の不足と判定
し誤った表示を与えるという虞れはない。
従って、従来装置の如く誤表示のために未だ使用可能な
バッテリが廃棄されてしまうといった事態は完全に無く
すことができる。そして、バッテリのチェックを行うに
際し、敢えてチェックボタン等を手動操作することなく
、フィルムの巻上げ動作毎に自動的にチェックされるの
で、チェック操作のし忘れや煩わしさを無くすことがで
きる。
バッテリが廃棄されてしまうといった事態は完全に無く
すことができる。そして、バッテリのチェックを行うに
際し、敢えてチェックボタン等を手動操作することなく
、フィルムの巻上げ動作毎に自動的にチェックされるの
で、チェック操作のし忘れや煩わしさを無くすことがで
きる。
また、第1図に示す実施例および第3図に示すブロック
図およびタイミングチャートからも分るように、各ブロ
ック部内はHまたはLのデジタル信号のみで処理されて
おり、換言すれば。
図およびタイミングチャートからも分るように、各ブロ
ック部内はHまたはLのデジタル信号のみで処理されて
おり、換言すれば。
全ての回路がデジタル回路で構成できるため、回路構成
や調整が簡単でしかも正確なバッテリチェックを行うこ
とができる。
や調整が簡単でしかも正確なバッテリチェックを行うこ
とができる。
また、巻上げ装置をカメラに装着していない場合には、
テストスタート信号発生部B9からのテストスタート信
号をモータ駆動信号発生部B2に与えることによって、
モータMを駆動するとともにそのモータMによって回転
駆動される回転部材の巻上げ動作中の所要時間を検出し
、同様にその所要時間と第1の予定時間T1より短かい
第2の予定時間T2との比較をもってバッテリに所定量
以上の電力が残存しているか否かを表示手段によって知
ることができる。この場合、基準時間発生部B9は、テ
ストスタート信号によって第2の予定時間T2に対応す
る基準値信号を比較部に与え、カメラ側を駆動すべき負
荷(フィルム巻上げ、シャッタチャージ等に要するトル
ク)が軽減された分だけ基準値を変えるので、巻上げ装
置単独でもバッテリチェックを行うことができ、従って
実際に撮影を行わずに(フィルムの巻上げはフィルムの
撮影を伴なう)、フィルムの巻上げ動作を適正に行い得
るか否かを予知することができる。
テストスタート信号発生部B9からのテストスタート信
号をモータ駆動信号発生部B2に与えることによって、
モータMを駆動するとともにそのモータMによって回転
駆動される回転部材の巻上げ動作中の所要時間を検出し
、同様にその所要時間と第1の予定時間T1より短かい
第2の予定時間T2との比較をもってバッテリに所定量
以上の電力が残存しているか否かを表示手段によって知
ることができる。この場合、基準時間発生部B9は、テ
ストスタート信号によって第2の予定時間T2に対応す
る基準値信号を比較部に与え、カメラ側を駆動すべき負
荷(フィルム巻上げ、シャッタチャージ等に要するトル
ク)が軽減された分だけ基準値を変えるので、巻上げ装
置単独でもバッテリチェックを行うことができ、従って
実際に撮影を行わずに(フィルムの巻上げはフィルムの
撮影を伴なう)、フィルムの巻上げ動作を適正に行い得
るか否かを予知することができる。
尚、本発明は、上述した実施例のみに限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変
形実施が可能である。
はなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変
形実施が可能である。
例えば、回転時間検出部B7へは、実施例で説明したよ
うに、モータ駆動信号aとストップ信号dを入力するよ
うになっているが、回転位置検出部B4より出力される
回転位置信号Cのアシプエッジとダウンエツジを適宜処
理して入力するようにしてもよい。そして、回転位置検
出部B4を構成する導電パターンの形状としては、第3
図に示す回転位置信号Cのように一定期間連続して出力
されるものに限らず、オン/オフを短かい周期で繰返す
ようなパターンとしてもよいし、またブラシと導電パタ
ーンの組合せでなく、回転スリット円板と投・受光器の
組合せ、磁石と磁気感応素子との組合せ等にも置換可能
である。
うに、モータ駆動信号aとストップ信号dを入力するよ
うになっているが、回転位置検出部B4より出力される
回転位置信号Cのアシプエッジとダウンエツジを適宜処
理して入力するようにしてもよい。そして、回転位置検
出部B4を構成する導電パターンの形状としては、第3
図に示す回転位置信号Cのように一定期間連続して出力
されるものに限らず、オン/オフを短かい周期で繰返す
ようなパターンとしてもよいし、またブラシと導電パタ
ーンの組合せでなく、回転スリット円板と投・受光器の
組合せ、磁石と磁気感応素子との組合せ等にも置換可能
である。
また、回転時間検出部B7へ入力する信号のタイミング
としては、必らずしも実施例のようでなくてもよく、例
えばモータMが起動開始して定常口伝となった時点とフ
ィルムの巻上げが完了する前の任意の時点とを回転位置
検出部B4で検出し、それを適宜信号処理して回転時間
検出部B7へ印加してもよい。
としては、必らずしも実施例のようでなくてもよく、例
えばモータMが起動開始して定常口伝となった時点とフ
ィルムの巻上げが完了する前の任意の時点とを回転位置
検出部B4で検出し、それを適宜信号処理して回転時間
検出部B7へ印加してもよい。
また、テストスタート信号発生部B9を構成するスイッ
チ部材は、巻上げ装置がカメラに装着されない場合には
外部に露出されていて操作し得る状態とし、該装置がカ
メラに装着されると例えばカメラによって隠蔽され操作
し得ない状態となるよう構成しておくことが望ましい。
チ部材は、巻上げ装置がカメラに装着されない場合には
外部に露出されていて操作し得る状態とし、該装置がカ
メラに装着されると例えばカメラによって隠蔽され操作
し得ない状態となるよう構成しておくことが望ましい。
このように構成すれば、誤操作することなくバッテリの
チェックをより確実に行うことができるまた、表示部B
llの表示の態様としては、バッテリ電力が所定値以下
に低下したとき、発光素子または発音素子を駆動するよ
うに構成することもできるし、バッテリ電力が所定値以
上あるとき積極的に適正表示させるようにしてもよい。
チェックをより確実に行うことができるまた、表示部B
llの表示の態様としては、バッテリ電力が所定値以下
に低下したとき、発光素子または発音素子を駆動するよ
うに構成することもできるし、バッテリ電力が所定値以
上あるとき積極的に適正表示させるようにしてもよい。
(e) 効果
以上詳述したところより明らかなように本発明によれば
、フィルム巻上げを行うために必要な電力がバッテリに
残っているか否かをフィルム巻上げ作動中すなわち実際
の負荷がかけられた状態にてチェックし、その場合に問
題となる一時的な電圧降下による紛わしい表示を完全に
無くし得るとともに、バッテリの電力がフィルムの巻上
げを行うのに必要な限度を下回ったときはそれを適正に
判別しバッテリ電圧が低下した旨を警報し得るバッテリ
警報機能を有するカメラ用電動巻上げ装置を提供するこ
とができる。
、フィルム巻上げを行うために必要な電力がバッテリに
残っているか否かをフィルム巻上げ作動中すなわち実際
の負荷がかけられた状態にてチェックし、その場合に問
題となる一時的な電圧降下による紛わしい表示を完全に
無くし得るとともに、バッテリの電力がフィルムの巻上
げを行うのに必要な限度を下回ったときはそれを適正に
判別しバッテリ電圧が低下した旨を警報し得るバッテリ
警報機能を有するカメラ用電動巻上げ装置を提供するこ
とができる。
第1図は、本発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図は1本発明に適用される巻上げ駆動力伝達系の一
実施例の1構成を主として示す分解斜視図、第3図は、
第1図のブロック図における各信号のタイミングチャー
I〜である。 1・・・・・・駆動カブラ、 3.7,10,11..24,25・旧・・ギヤ、14
.15・・・・・・クラッチ板、 21・・・・・・コロ、 23・・・・・・
カム、27・・・・・・位置検出基板、 28a〜28c・旧・・導電パターン、29a、29b
・・・・・・ブラシ、 M・・・・・・モータ、 B1・・・・・・巻上げスタート(3号発生部。 B2・・・・・・モータ駆動信号発生部。 B3・・・・・・モータ駆動部、 B4・・・・・回転位置検出部、 B5・・・・・・ストップ信号発生部、B6・・・・・
ブレーキ信号発生部、 B7・・・・・・回転時間検出部、 B8・・・・・比較部、 B9・・・・・・基ン省時間発生部、 BIO・・・・・・テストスタート信号発生部、Bll
・・・・・・表示部。
第2図は1本発明に適用される巻上げ駆動力伝達系の一
実施例の1構成を主として示す分解斜視図、第3図は、
第1図のブロック図における各信号のタイミングチャー
I〜である。 1・・・・・・駆動カブラ、 3.7,10,11..24,25・旧・・ギヤ、14
.15・・・・・・クラッチ板、 21・・・・・・コロ、 23・・・・・・
カム、27・・・・・・位置検出基板、 28a〜28c・旧・・導電パターン、29a、29b
・・・・・・ブラシ、 M・・・・・・モータ、 B1・・・・・・巻上げスタート(3号発生部。 B2・・・・・・モータ駆動信号発生部。 B3・・・・・・モータ駆動部、 B4・・・・・回転位置検出部、 B5・・・・・・ストップ信号発生部、B6・・・・・
ブレーキ信号発生部、 B7・・・・・・回転時間検出部、 B8・・・・・比較部、 B9・・・・・・基ン省時間発生部、 BIO・・・・・・テストスタート信号発生部、Bll
・・・・・・表示部。
Claims (1)
- (1)カメラに装着された状態で、カメラ側から発せら
れる巻上げスタート信号を受けたときバッテリの電力の
供給を受けて回転するモータが内蔵され、前記モータの
回転力を連結手段を介してカメラ側の巻上げ機構に伝達
してフィルムの巻上げを行うようにしたカメラ用電動巻
上げ装置において、前記モータによって回転駆動される
回転部材が所定の角度だけ回転するに要する時間を検出
しそれに対応した所要時間値信号を出力する回転時間検
出手段と、フィルム巻上げを行うために必要な所定の電
力が前記バッテリに残っているとき前記回転部材が前記
所定の角度回転するに要する時間を予定時間としこの予
定時間に対応する基準値信号を発生する基準時間発生手
段と、前記回転時間検出手段の所要時間値を前記基準値
と比較し基準値以上となったときにバッテリ電圧低下信
号を出力する比較手段と、この比較手段からの前記バッ
テリ電圧低下信号を受けたときバッテリの電力が所定値
以下に低下した旨を警報する表示手段とを具備してなる
ことを特徴としたバッテリ警報機能を有するカメラ用電
動巻上げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21267484A JPS6191637A (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 | バツテリ警報機能を有するカメラ用電動巻上げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21267484A JPS6191637A (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 | バツテリ警報機能を有するカメラ用電動巻上げ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6191637A true JPS6191637A (ja) | 1986-05-09 |
Family
ID=16626519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21267484A Pending JPS6191637A (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 | バツテリ警報機能を有するカメラ用電動巻上げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6191637A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100573581B1 (ko) * | 1998-10-28 | 2007-12-04 | 삼성테크윈 주식회사 | 카메라의 배터리 전압 검출 장치 및 그 방법 |
-
1984
- 1984-10-12 JP JP21267484A patent/JPS6191637A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100573581B1 (ko) * | 1998-10-28 | 2007-12-04 | 삼성테크윈 주식회사 | 카메라의 배터리 전압 검출 장치 및 그 방법 |
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