JPS6191042A - 防曇ガラス及びその製造方法 - Google Patents
防曇ガラス及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS6191042A JPS6191042A JP21102184A JP21102184A JPS6191042A JP S6191042 A JPS6191042 A JP S6191042A JP 21102184 A JP21102184 A JP 21102184A JP 21102184 A JP21102184 A JP 21102184A JP S6191042 A JPS6191042 A JP S6191042A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- thin film
- glass plate
- film
- inorganic oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は車輌用等に使用される防曇ガラス及びその製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
(従来の技術)
雨天の際又は冬季などには、車輌用等に使用されるウィ
ンドガラス及びミラーガラス上に雨滴が付着したり、乗
車している人が放出する水分による水滴が形成されてウ
ィンドガラス及びミラーガラスが曇るため、それを通し
ての運転者の視認性が低下し運転の妨害となる場合があ
る。このようなウィンドガラス及びミラーガラスのa#
)を防ぐため、従来は例えば親水性の界面活性剤をスプ
レーでウィンドガラス及びミラーガラス上に吹き付けた
シ、又は塗り込む方法が用いられていた。
ンドガラス及びミラーガラス上に雨滴が付着したり、乗
車している人が放出する水分による水滴が形成されてウ
ィンドガラス及びミラーガラスが曇るため、それを通し
ての運転者の視認性が低下し運転の妨害となる場合があ
る。このようなウィンドガラス及びミラーガラスのa#
)を防ぐため、従来は例えば親水性の界面活性剤をスプ
レーでウィンドガラス及びミラーガラス上に吹き付けた
シ、又は塗り込む方法が用いられていた。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記方法を用いた防曇処理品は耐久性に
乏しく、その防曇効果が長時間持続しないという欠点が
ある。又、外に例えばセルロース系エステルからなる親
水基を有する透明なプラスチックシートをウィンドガラ
ス及びミラーガラス上に貼る方法があるが、このような
シートは軟かいため耐擦傷性に劣シ、車輌用のウィンド
ガラス及びミラーガラスに用いることは困難である。
乏しく、その防曇効果が長時間持続しないという欠点が
ある。又、外に例えばセルロース系エステルからなる親
水基を有する透明なプラスチックシートをウィンドガラ
ス及びミラーガラス上に貼る方法があるが、このような
シートは軟かいため耐擦傷性に劣シ、車輌用のウィンド
ガラス及びミラーガラスに用いることは困難である。
本発明は上記従来技術における問題点を解決するだめの
ものであり、その目的とするところは雨天や冬季にも曇
シ難く又実用上充分な耐久性を有する防曇ウィンドガラ
ス及びミラーガラス及びこれらの製造方法を提供するこ
とにある。
ものであり、その目的とするところは雨天や冬季にも曇
シ難く又実用上充分な耐久性を有する防曇ウィンドガラ
ス及びミラーガラス及びこれらの製造方法を提供するこ
とにある。
(間シ巨点を解決するための手段)
すなわち本発明の防曇ウィンドガラス及びミラーガラス
は、ガラス表面上に所定の厚さで表面に微細な凹凸を有
するシリカ、チタニア等の無機酸化物の薄膜を形成した
ことを特徴とする。
は、ガラス表面上に所定の厚さで表面に微細な凹凸を有
するシリカ、チタニア等の無機酸化物の薄膜を形成した
ことを特徴とする。
本発明に用いるガラスは通常のウィンドガラス及びミラ
ーカラスを使用することができる。
ーカラスを使用することができる。
このガラス表面上に無機酸化物例えば上記シリカ(8i
02)、チタニア(Tilt)の外にアルミナ(A A
x Os )、酸化インジウム(In、03;Snドー
プ)等をスパッタリングにより薄膜状に形成する。
02)、チタニア(Tilt)の外にアルミナ(A A
x Os )、酸化インジウム(In、03;Snドー
プ)等をスパッタリングにより薄膜状に形成する。
好ましい膜厚は無機酸化物の種類により異なるが、例え
ばシリカを用いた場合は4000〜6oooX程度とす
るとよい。膜厚が400Ω人未満では薄膜が耐久性に乏
しく、逆に6000X を超えても効果は変わらない。
ばシリカを用いた場合は4000〜6oooX程度とす
るとよい。膜厚が400Ω人未満では薄膜が耐久性に乏
しく、逆に6000X を超えても効果は変わらない。
スパッタリングは例えばアルゴンスパッタガス圧力が7
X10−”Torr affの場合はガラス板温度を3
00℃以上、又、ガス圧力が15X10−”Torr程
度の場合にはガラス板温度を150℃以上として行うの
が好ましい。
X10−”Torr affの場合はガラス板温度を3
00℃以上、又、ガス圧力が15X10−”Torr程
度の場合にはガラス板温度を150℃以上として行うの
が好ましい。
スパッタリングによりガラス板上に形成される無機酸化
物の薄膜は微細な結晶粒子よシなシ、次いで該薄膜の表
面を腐蝕剤例えば弗化水素酸単独又はこれに硝酸、硫酸
等の酸化性の酸や塩類を加えた混酸腐蝕液を用いて化学
腐蝕すると結晶粒界が他の部分よりもより腐蝕されやす
いため優先的に腐蝕されて表面に微細な凹凸が形成され
る。腐蝕条件としては例えば常温で(L15重量%の弗
化水素酸溶液を用いる場合には、この溶液中に30分程
度浸漬するのが好ましい。
物の薄膜は微細な結晶粒子よシなシ、次いで該薄膜の表
面を腐蝕剤例えば弗化水素酸単独又はこれに硝酸、硫酸
等の酸化性の酸や塩類を加えた混酸腐蝕液を用いて化学
腐蝕すると結晶粒界が他の部分よりもより腐蝕されやす
いため優先的に腐蝕されて表面に微細な凹凸が形成され
る。腐蝕条件としては例えば常温で(L15重量%の弗
化水素酸溶液を用いる場合には、この溶液中に30分程
度浸漬するのが好ましい。
上記操作により透明な外観を有し且つ充分な耐久性を有
する防曇ガラスが得られる。
する防曇ガラスが得られる。
(実施例)
以下の実施例において本発明を更に詳細に説明する。な
お、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
お、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
実2白例1ニスバッタリングにおけるガラス板温度とア
ルボッカス圧力との関係 ウィンドガラス板を真空槽に入れ、101Torrまで
減圧した後スパッタガスとしてアルゴンを圧力が各々2
X10−”、 7X1(1”、 15X10 ” To
rrとなるまで尋人し、8i0.をガラス板上に平均膜
厚約5000人でスパッタ成膜した。この除、ガラス板
の温度は各々6a’、 tsoo、 300℃と変化さ
せた。成膜後カラス板を真空槽よシ権シ出し、常温で0
.15重量%の弗化水素酸水溶液に30分間浸噴口、成
膜した面を腐蝕した。次いで腐蝕した面を蒸留水で洗浄
後、ガラス板を60℃の温水中に所定時間浸漬し、引き
上げた後更に蒸留水で洗浄して乾燥させた。
ルボッカス圧力との関係 ウィンドガラス板を真空槽に入れ、101Torrまで
減圧した後スパッタガスとしてアルゴンを圧力が各々2
X10−”、 7X1(1”、 15X10 ” To
rrとなるまで尋人し、8i0.をガラス板上に平均膜
厚約5000人でスパッタ成膜した。この除、ガラス板
の温度は各々6a’、 tsoo、 300℃と変化さ
せた。成膜後カラス板を真空槽よシ権シ出し、常温で0
.15重量%の弗化水素酸水溶液に30分間浸噴口、成
膜した面を腐蝕した。次いで腐蝕した面を蒸留水で洗浄
後、ガラス板を60℃の温水中に所定時間浸漬し、引き
上げた後更に蒸留水で洗浄して乾燥させた。
上記の各サンプルについて、第1図に示すように蒸留水
と処理ガラスのSin! 成膜面との間の接触角をn+
:1足した。図中、1iltガラス板、2は5i02
スパッタ膜、3Fi水滴、4は接触角を示す。又、結果
を第1表に示す。
と処理ガラスのSin! 成膜面との間の接触角をn+
:1足した。図中、1iltガラス板、2は5i02
スパッタ膜、3Fi水滴、4は接触角を示す。又、結果
を第1表に示す。
第1表:各種処理ガラス板と水との接触角(度)第1表
の結果よ?)、8i0.のスパッタ成膜中の力2ス板温
度が高い方が、又、成膜中のアルボ/ガス圧力の高い方
が腐食後の水滴との接触角が小さく、よく濡れることが
判る。接触角166以下のものは実質上滴状ではなく平
らで、視認性については特に問題がない。
の結果よ?)、8i0.のスパッタ成膜中の力2ス板温
度が高い方が、又、成膜中のアルボ/ガス圧力の高い方
が腐食後の水滴との接触角が小さく、よく濡れることが
判る。接触角166以下のものは実質上滴状ではなく平
らで、視認性については特に問題がない。
ちなみに、未処理のガラス板では接触角42゜であり、
又、腐蝕前のS i Ox成膜済のガラス板では40°
である。これらのガラス板では表面に付着した水滴が外
観上は小さなレンズの働きをするため視認性が劣る。更
にウィンドガラスとして車+7−に使用した場合、人体
の発汗等によるJμ室側の曇シについても、辿當のカラ
ス板では白く4〕るのに対し、接触角16°以下の本発
明の処理カラス板でit儒れるのみで小液滴を形成しな
いため白く曇ることがない。
又、腐蝕前のS i Ox成膜済のガラス板では40°
である。これらのガラス板では表面に付着した水滴が外
観上は小さなレンズの働きをするため視認性が劣る。更
にウィンドガラスとして車+7−に使用した場合、人体
の発汗等によるJμ室側の曇シについても、辿當のカラ
ス板では白く4〕るのに対し、接触角16°以下の本発
明の処理カラス板でit儒れるのみで小液滴を形成しな
いため白く曇ることがない。
以上の本発明における防曇化の現象は次のように説明で
きる。
きる。
5in2スパツタ膜2は第2図に示すように1フ1゛1
常基板のガラス板1の表面にほぼ垂直な柱状の構造を有
する。上記構造を有するSin、スパッタ膜2を所定条
件でHF浴液等の腐蝕剤で腐蝕すると第3図に示すよう
に柱状結晶粒子の柱と柱との間の界面即ち粒界の腐蝕が
優先して進行し、1腐蝕前の表面5が腐蝕後の表面6へ
と変形して腐蝕表面に凹部を生ずる。この微細な凹部の
形成により水によく個れるようになると考えられる。す
なわち、この現象はすりガラスが水によく謂れ、表面に
水滴を生じないのと同じである。
常基板のガラス板1の表面にほぼ垂直な柱状の構造を有
する。上記構造を有するSin、スパッタ膜2を所定条
件でHF浴液等の腐蝕剤で腐蝕すると第3図に示すよう
に柱状結晶粒子の柱と柱との間の界面即ち粒界の腐蝕が
優先して進行し、1腐蝕前の表面5が腐蝕後の表面6へ
と変形して腐蝕表面に凹部を生ずる。この微細な凹部の
形成により水によく個れるようになると考えられる。す
なわち、この現象はすりガラスが水によく謂れ、表面に
水滴を生じないのと同じである。
又、スパッタ条件により接触角が異なるのは次の様に説
明できる。
明できる。
カラス板の温度が上昇すると第2図に示すSiO□スパ
ッタ膜2の構造は、柱状結晶の太さ即ち結晶粒子の大き
さが増し、腐蝕によって形成される凹凸が粗くなる。又
、アルゴンガス圧力が高くなっても同様な現象が起る。
ッタ膜2の構造は、柱状結晶の太さ即ち結晶粒子の大き
さが増し、腐蝕によって形成される凹凸が粗くなる。又
、アルゴンガス圧力が高くなっても同様な現象が起る。
ガラス板温度が低く、又アルゴンカス圧力が低い場合に
は極めて微小の柱状結晶が生成し、腐蝕後Sin、スパ
ッタ膜2の表面に極めて微細な凹凸が形成てれるため水
イアJjれに対して効果を示ざなくなると考えられる。
は極めて微小の柱状結晶が生成し、腐蝕後Sin、スパ
ッタ膜2の表面に極めて微細な凹凸が形成てれるため水
イアJjれに対して効果を示ざなくなると考えられる。
外観上効果を有すると判定されるのは接触角16°以下
であり、このような状態を得るには本実施例における腐
蝕条件のもとでは、アルゴンガス圧力15X10 ”T
orrのときはカラス板温夏150℃以上、又、アルゴ
ンガス圧カフX10 ”Torrのときはカラス板温度
500℃以上が5in2スパツタ膜の成膜条件として好
適である。
であり、このような状態を得るには本実施例における腐
蝕条件のもとでは、アルゴンガス圧力15X10 ”T
orrのときはカラス板温夏150℃以上、又、アルゴ
ンガス圧カフX10 ”Torrのときはカラス板温度
500℃以上が5in2スパツタ膜の成膜条件として好
適である。
実施例2:弗化水素酸@度及び浸漬時間と接触角及び曇
価との関係 アルゴンガス圧力15X10−” Torr、ガラス板
温度300℃でガラス板上にSin、を5ooo 1の
浮きでスパッタ成膜し、弗化水素酸水溶液濃度及び浸漬
時間を変えて腐蝕試験を行ない、水滴との接触角を測定
するとともKASTM−D1003−61に規定された
ヘーズメータを用いて曇価を調べた。曇価測定における
測定点は4点とした。
価との関係 アルゴンガス圧力15X10−” Torr、ガラス板
温度300℃でガラス板上にSin、を5ooo 1の
浮きでスパッタ成膜し、弗化水素酸水溶液濃度及び浸漬
時間を変えて腐蝕試験を行ない、水滴との接触角を測定
するとともKASTM−D1003−61に規定された
ヘーズメータを用いて曇価を調べた。曇価測定における
測定点は4点とした。
なお、適音のウィンドガラスの曇価はα15〜α1チ程
度である。結果を第2表に示す。
度である。結果を第2表に示す。
第2表:各種腐蝕条件に於ける接触角(上段。
第2表より、2重量%弗化水素酸水溶液を用いた場合に
はスパッタ膜の腐蝕が急速で、10分後には目視で微か
に曇ったことが判り、又腐蝕の程度にばらつきがある。
はスパッタ膜の腐蝕が急速で、10分後には目視で微か
に曇ったことが判り、又腐蝕の程度にばらつきがある。
又、30分以上浸漬すると全面が一様に曇シ、外観もす
りガラス状になる。これに対し、13重量%弗化水素酸
水溶液を用いfc場合には、曇価#−tあまシ高くはな
らないが、水を噴霧した場合局所的に水滴状となる等接
触角の安定性がなく、処理面の均一性が無いと考えられ
る。弗化水素酸水溶液濃度l115重量%では、浸漬時
間がほぼ50分以降60分まで接触角は8°、曇価1j
(L15〜α1チで安定する。又、仕上りも見掛は上極
めて均一で、水滴を噴霧した場合も表面の濡れ状態は均
一である。
りガラス状になる。これに対し、13重量%弗化水素酸
水溶液を用いfc場合には、曇価#−tあまシ高くはな
らないが、水を噴霧した場合局所的に水滴状となる等接
触角の安定性がなく、処理面の均一性が無いと考えられ
る。弗化水素酸水溶液濃度l115重量%では、浸漬時
間がほぼ50分以降60分まで接触角は8°、曇価1j
(L15〜α1チで安定する。又、仕上りも見掛は上極
めて均一で、水滴を噴霧した場合も表面の濡れ状態は均
一である。
更に弗化水素酸水溶液濃度を101重量%まで低下させ
た場合、50分未満の浸漬時間では概ね腐蝕が進行して
いないと考えられる。又、60分浸漬しても所定の効果
が得られず、生産性の点で劣る。
た場合、50分未満の浸漬時間では概ね腐蝕が進行して
いないと考えられる。又、60分浸漬しても所定の効果
が得られず、生産性の点で劣る。
したがって、腐蝕条件としては、常温のa15重iトチ
弗化水素酸水浴液を用いた場合、30分間浸漬するのが
特性及び生産性の点で好ましい。
弗化水素酸水浴液を用いた場合、30分間浸漬するのが
特性及び生産性の点で好ましい。
又、腐蝕液としてけ弗化水素酸の他に、これに硝酸、硫
酸等の酸化性の酸又は塩を加えた混酸腐蝕液も用いるこ
とができることはいうまでもない。
酸等の酸化性の酸又は塩を加えた混酸腐蝕液も用いるこ
とができることはいうまでもない。
実施例5:柚々の無機酸化物を用いた防曇ウィンドガラ
スの製造 Sin、の代シにTi01 、 Al!os 、In、
Os (Snドープ)を用いて、実施例1及び実施例2
と同様の実験を行った結果、Sin、の場合とはは同等
に個れ性の向上した防曇ウィンドガラスが得られた。
スの製造 Sin、の代シにTi01 、 Al!os 、In、
Os (Snドープ)を用いて、実施例1及び実施例2
と同様の実験を行った結果、Sin、の場合とはは同等
に個れ性の向上した防曇ウィンドガラスが得られた。
実施例4:SiO,スパッタ膜の膜厚と曇価との関係
実施例1と同様の方法でSin、の膜厚を変化させて防
曇ウィンドガラスを製造し、JI8R3212に従って
テーバ摩耗試験を行った。腐蝕前及び腐蝕後の膜厚と曇
価との関係を第4図に示す。
曇ウィンドガラスを製造し、JI8R3212に従って
テーバ摩耗試験を行った。腐蝕前及び腐蝕後の膜厚と曇
価との関係を第4図に示す。
図から明らかなように、腐蝕前には曇価は規格の+2チ
以下であるが、膜厚4000X未満のものけ3〜5チの
曇価を示し、耐キズ付性に劣ることがわかる。又、反対
にあ′1シ膜厚が厚くても効果Jfi変わらない。した
がって5iO1の膜厚としては4000〜6oooA程
度が好ましい。
以下であるが、膜厚4000X未満のものけ3〜5チの
曇価を示し、耐キズ付性に劣ることがわかる。又、反対
にあ′1シ膜厚が厚くても効果Jfi変わらない。した
がって5iO1の膜厚としては4000〜6oooA程
度が好ましい。
(発明の効果)
上述のように、本発明の防曇ガラスはガラス表面上に所
定の厚さの無機酸化物の結晶粒子の集合体よりなる薄膜
を有し且つ該薄膜が表面に微細な凹凸を有するものであ
るため、水濡れ性に優れ車輌用ウィンドガラス及びミラ
ーガラスとして好適なものとなった。すなわち、本発明
の防曇カラス表面に、水を噴霧しても水滴を生ぜず未処
理のガラスに比べて視認性の著しい向上が認められた。
定の厚さの無機酸化物の結晶粒子の集合体よりなる薄膜
を有し且つ該薄膜が表面に微細な凹凸を有するものであ
るため、水濡れ性に優れ車輌用ウィンドガラス及びミラ
ーガラスとして好適なものとなった。すなわち、本発明
の防曇カラス表面に、水を噴霧しても水滴を生ぜず未処
理のガラスに比べて視認性の著しい向上が認められた。
更に、ガラス表面に防曇剤の被膜を形成したり、親水性
プラスチックシートを貼付した従来品に比べて、本発明
品はカラス表面に硬い無機酸化物の薄膜を形成したもの
であるため耐久性に優れ例えばワイパー使用5000時
間後に於ても防曇効果が持続する。
プラスチックシートを貼付した従来品に比べて、本発明
品はカラス表面に硬い無機酸化物の薄膜を形成したもの
であるため耐久性に優れ例えばワイパー使用5000時
間後に於ても防曇効果が持続する。
又、本発明の防曇ガラスの製造方法は、ガラス表面上に
スパッタリングにより無機酸化物の薄膜を形成するため
、簡便迅速であシ且つ無機酸化物の往々の組合せが可能
であるとともに条件を選択することにより薄膜の性状を
容易に変化させ、ることかできる。更に、次いで薄膜表
面を化学腐蝕することにより凹凸を形成するため、腐蝕
剤として種々の酸やこれらと塩類などとを組合せて用い
ることができ、腐蝕条件も選択できるため、所望の特性
を有する防曇ガラスを容易に(j+ることができる。
スパッタリングにより無機酸化物の薄膜を形成するため
、簡便迅速であシ且つ無機酸化物の往々の組合せが可能
であるとともに条件を選択することにより薄膜の性状を
容易に変化させ、ることかできる。更に、次いで薄膜表
面を化学腐蝕することにより凹凸を形成するため、腐蝕
剤として種々の酸やこれらと塩類などとを組合せて用い
ることができ、腐蝕条件も選択できるため、所望の特性
を有する防曇ガラスを容易に(j+ることができる。
本発明は雨天や冬季にも曇り難く実用上充分な耐久性を
崩する防曇ガラスを提供するものでおるため、車4t¥
唾に本発明品を用いた場合は運転時の視認性を向上させ
安全性を高めるとともに車輌の商品価値を高めるものと
なる。又、他の各社分野においても常に8好な視野を確
保したい賜金などに広く使用できるものであり、特殊ガ
ラス素材としての4・π々の効果を奏する。
崩する防曇ガラスを提供するものでおるため、車4t¥
唾に本発明品を用いた場合は運転時の視認性を向上させ
安全性を高めるとともに車輌の商品価値を高めるものと
なる。又、他の各社分野においても常に8好な視野を確
保したい賜金などに広く使用できるものであり、特殊ガ
ラス素材としての4・π々の効果を奏する。
第1図はSin、スパッタ膜とその表面に付着した水滴
との接触角を示す断面図、 第2図はガラス板の表面上に形成きれたSin!スパッ
タ七の構造を示す図、 第3図1t8i0.スパッタ膜の化学腐蝕前後の表面の
形状変化を示す図、 第4図は化学腐蝕前後におけるSiO□スノくツタ膜の
膜厚と曇価との関係を示す図である。 図中、 1・・・ガラス板 2・−8in、スノ(ツタ膜
3・・・水滴 4・・・接触角5・−・腐蝕
前の表面 6・・・腐蝕後の表面特許出願人 ト
ヨタ自動車株式会社tth2111為1ろ〕
との接触角を示す断面図、 第2図はガラス板の表面上に形成きれたSin!スパッ
タ七の構造を示す図、 第3図1t8i0.スパッタ膜の化学腐蝕前後の表面の
形状変化を示す図、 第4図は化学腐蝕前後におけるSiO□スノくツタ膜の
膜厚と曇価との関係を示す図である。 図中、 1・・・ガラス板 2・−8in、スノ(ツタ膜
3・・・水滴 4・・・接触角5・−・腐蝕
前の表面 6・・・腐蝕後の表面特許出願人 ト
ヨタ自動車株式会社tth2111為1ろ〕
Claims (2)
- (1)ガラス表面上に所定の厚さで表面に微細な凹凸を
有するシリカ、チタニア等の無機酸化物の薄膜を形成し
たことを特徴とする防曇ガラス。 - (2)ガラス表面上に所定の厚さでシリカ、チタニア等
の無機酸化物の薄膜をスパッタリングにより形成し、次
いで該薄膜の表面を弗化水素酸等の腐蝕剤を用いて所定
条件で化学腐蝕することを特徴とする防曇ガラスの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21102184A JPS6191042A (ja) | 1984-10-08 | 1984-10-08 | 防曇ガラス及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21102184A JPS6191042A (ja) | 1984-10-08 | 1984-10-08 | 防曇ガラス及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6191042A true JPS6191042A (ja) | 1986-05-09 |
Family
ID=16599035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21102184A Pending JPS6191042A (ja) | 1984-10-08 | 1984-10-08 | 防曇ガラス及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6191042A (ja) |
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62235235A (ja) * | 1986-04-03 | 1987-10-15 | Nippon Kayaku Co Ltd | フツ酸からガラス製装置を保護する方法 |
JPH09226042A (ja) * | 1995-12-22 | 1997-09-02 | Toto Ltd | 親水性フィルム、及びその製造方法と使用方法 |
WO1998027021A1 (fr) * | 1996-12-18 | 1998-06-25 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Articles en verre anti-buee et anti-taches |
US5939194A (en) * | 1996-12-09 | 1999-08-17 | Toto Ltd. | Photocatalytically hydrophilifying and hydrophobifying material |
JPH11512337A (ja) * | 1995-09-15 | 1999-10-26 | サン−ゴバン ビトラージュ | 光触媒コーティングを備えた基材 |
US6013372A (en) * | 1995-03-20 | 2000-01-11 | Toto, Ltd. | Method for photocatalytically rendering a surface of a substrate superhydrophilic, a substrate with superhydrophilic photocatalytic surface, and method of making thereof |
JP2000141537A (ja) * | 1995-12-22 | 2000-05-23 | Toto Ltd | 親水性フィルム、及びその製造方法と使用方法 |
US6090489A (en) * | 1995-12-22 | 2000-07-18 | Toto, Ltd. | Method for photocatalytically hydrophilifying surface and composite material with photocatalytically hydrophilifiable surface |
US6165256A (en) * | 1996-07-19 | 2000-12-26 | Toto Ltd. | Photocatalytically hydrophilifiable coating composition |
WO2001087789A1 (fr) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Procede destine a conferer des proprietes hydrophiles a un substrat |
US6337129B1 (en) | 1997-06-02 | 2002-01-08 | Toto Ltd. | Antifouling member and antifouling coating composition |
GB2364068A (en) * | 1998-12-21 | 2002-01-16 | Cardinal Ig Co | Glass with water-sheeting coating of silica |
US6413581B1 (en) | 1997-03-14 | 2002-07-02 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Photocatalytically-activated self-cleaning article and method of making same |
KR20020077852A (ko) * | 2002-08-30 | 2002-10-14 | 주식회사 새롬원 | 김서림방지용 유리판 |
US6830785B1 (en) | 1995-03-20 | 2004-12-14 | Toto Ltd. | Method for photocatalytically rendering a surface of a substrate superhydrophilic, a substrate with a superhydrophilic photocatalytic surface, and method of making thereof |
US6902813B2 (en) | 2001-09-11 | 2005-06-07 | Cardinal Cg Company | Hydrophilic surfaces carrying temporary protective covers |
EP0689962B2 (en) † | 1994-06-29 | 2005-07-06 | Murakami Kaimeido Co., Ltd | Vehicle mirror |
US6921579B2 (en) | 2000-09-11 | 2005-07-26 | Cardinal Cg Company | Temporary protective covers |
US7294404B2 (en) | 2003-12-22 | 2007-11-13 | Cardinal Cg Company | Graded photocatalytic coatings |
US7604865B2 (en) | 2004-07-12 | 2009-10-20 | Cardinal Cg Company | Low-maintenance coatings |
US7638961B2 (en) | 2005-01-17 | 2009-12-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Drive system and control method of the same |
US9738967B2 (en) | 2006-07-12 | 2017-08-22 | Cardinal Cg Company | Sputtering apparatus including target mounting and control |
US10273573B2 (en) | 2015-12-11 | 2019-04-30 | Cardinal Cg Company | Method of coating both sides of a substrate using a sacrificial coating |
US10604442B2 (en) | 2016-11-17 | 2020-03-31 | Cardinal Cg Company | Static-dissipative coating technology |
-
1984
- 1984-10-08 JP JP21102184A patent/JPS6191042A/ja active Pending
Cited By (35)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62235235A (ja) * | 1986-04-03 | 1987-10-15 | Nippon Kayaku Co Ltd | フツ酸からガラス製装置を保護する方法 |
EP0689962B2 (en) † | 1994-06-29 | 2005-07-06 | Murakami Kaimeido Co., Ltd | Vehicle mirror |
US6013372A (en) * | 1995-03-20 | 2000-01-11 | Toto, Ltd. | Method for photocatalytically rendering a surface of a substrate superhydrophilic, a substrate with superhydrophilic photocatalytic surface, and method of making thereof |
US6830785B1 (en) | 1995-03-20 | 2004-12-14 | Toto Ltd. | Method for photocatalytically rendering a surface of a substrate superhydrophilic, a substrate with a superhydrophilic photocatalytic surface, and method of making thereof |
JP2005213142A (ja) * | 1995-09-15 | 2005-08-11 | Saint-Gobain Glass France | 光触媒コーティングを備えた基材 |
JPH11512337A (ja) * | 1995-09-15 | 1999-10-26 | サン−ゴバン ビトラージュ | 光触媒コーティングを備えた基材 |
JPH09226042A (ja) * | 1995-12-22 | 1997-09-02 | Toto Ltd | 親水性フィルム、及びその製造方法と使用方法 |
JP2000141537A (ja) * | 1995-12-22 | 2000-05-23 | Toto Ltd | 親水性フィルム、及びその製造方法と使用方法 |
US6090489A (en) * | 1995-12-22 | 2000-07-18 | Toto, Ltd. | Method for photocatalytically hydrophilifying surface and composite material with photocatalytically hydrophilifiable surface |
US6524664B1 (en) | 1996-03-21 | 2003-02-25 | Toto Ltd. | Photocatalytically hydrophilifying and hydrophobifying material |
US6165256A (en) * | 1996-07-19 | 2000-12-26 | Toto Ltd. | Photocatalytically hydrophilifiable coating composition |
US5939194A (en) * | 1996-12-09 | 1999-08-17 | Toto Ltd. | Photocatalytically hydrophilifying and hydrophobifying material |
WO1998027021A1 (fr) * | 1996-12-18 | 1998-06-25 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Articles en verre anti-buee et anti-taches |
US6413581B1 (en) | 1997-03-14 | 2002-07-02 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Photocatalytically-activated self-cleaning article and method of making same |
US7049002B2 (en) | 1997-03-14 | 2006-05-23 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Photocatalytically-activated self-cleaning article and method of making same |
US6337129B1 (en) | 1997-06-02 | 2002-01-08 | Toto Ltd. | Antifouling member and antifouling coating composition |
JP2002533284A (ja) * | 1998-12-21 | 2002-10-08 | カーディナル アイジー カンパニー | ガラス表面の防汚性コーティング |
GB2364068B (en) * | 1998-12-21 | 2003-01-29 | Cardinal Ig Co | Soil-resistant coating for glass surfaces |
GB2364068A (en) * | 1998-12-21 | 2002-01-16 | Cardinal Ig Co | Glass with water-sheeting coating of silica |
US6667075B2 (en) | 2000-05-16 | 2003-12-23 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Method for imparting hydrophilicity to substrate |
WO2001087789A1 (fr) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Procede destine a conferer des proprietes hydrophiles a un substrat |
KR100758672B1 (ko) * | 2000-05-16 | 2007-09-13 | 닛본 이따 가라스 가부시끼가이샤 | 기재의 친수화(親水化) 처리방법 |
US6921579B2 (en) | 2000-09-11 | 2005-07-26 | Cardinal Cg Company | Temporary protective covers |
US7309527B2 (en) | 2001-09-11 | 2007-12-18 | Cardinal Cg Company | Hydrophilic surfaces carrying temporary protective covers |
US6902813B2 (en) | 2001-09-11 | 2005-06-07 | Cardinal Cg Company | Hydrophilic surfaces carrying temporary protective covers |
KR20020077852A (ko) * | 2002-08-30 | 2002-10-14 | 주식회사 새롬원 | 김서림방지용 유리판 |
US7294404B2 (en) | 2003-12-22 | 2007-11-13 | Cardinal Cg Company | Graded photocatalytic coatings |
US7604865B2 (en) | 2004-07-12 | 2009-10-20 | Cardinal Cg Company | Low-maintenance coatings |
USRE43817E1 (en) | 2004-07-12 | 2012-11-20 | Cardinal Cg Company | Low-maintenance coatings |
USRE44155E1 (en) | 2004-07-12 | 2013-04-16 | Cardinal Cg Company | Low-maintenance coatings |
US7638961B2 (en) | 2005-01-17 | 2009-12-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Drive system and control method of the same |
US9738967B2 (en) | 2006-07-12 | 2017-08-22 | Cardinal Cg Company | Sputtering apparatus including target mounting and control |
US10273573B2 (en) | 2015-12-11 | 2019-04-30 | Cardinal Cg Company | Method of coating both sides of a substrate using a sacrificial coating |
US10604442B2 (en) | 2016-11-17 | 2020-03-31 | Cardinal Cg Company | Static-dissipative coating technology |
US11325859B2 (en) | 2016-11-17 | 2022-05-10 | Cardinal Cg Company | Static-dissipative coating technology |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6191042A (ja) | 防曇ガラス及びその製造方法 | |
US5415927A (en) | Water-repellant glass products and process for the production thereof | |
US11339087B2 (en) | Antiglare glass substrate | |
CN106536440B (zh) | 覆盖玻璃 | |
US6025025A (en) | Water-repellent surface treatment | |
EP2563733B1 (en) | Method of making an article having an anti-glare surface | |
KR100482261B1 (ko) | 요철부를포함하는기판,그사용방법과제조방법및상기기판에코팅을형성하는방법 | |
KR20010108321A (ko) | 친수성 부재, 그의 제조방법, 그의 제조를 위한 코우팅제및 장치 | |
GB2270412A (en) | Magnetic recording disc | |
JPH08313705A (ja) | 防曇性物品及びその製造方法 | |
JPH08193260A (ja) | ケイ酸塩ガラスに金属フイルムを付着させる方法 | |
JP3435136B2 (ja) | 基材の親水化処理方法 | |
CN111606573A (zh) | 带有凹凸形状的玻璃基体及其制造方法 | |
JPH11194201A (ja) | 親水性光学部材およびその製造方法 | |
GB2269330A (en) | Water repellent window glass and method for preparation thereof | |
JPH09295835A (ja) | 防曇性薄膜及びその形成法 | |
EP3988513A1 (en) | Glass substrate | |
JP2003149402A (ja) | 防曇性部材 | |
JP3623108B2 (ja) | 撥水性ガラスの製法 | |
JPH07703B2 (ja) | 二酸化珪素被覆プラスチツク成形体の製造方法 | |
JP2000016838A (ja) | 耐汚染性を有する粗面形成板ガラス | |
JPH10167763A (ja) | 撥水性ガラス及びその製法 | |
JP2000001340A (ja) | 親水性被膜の製造方法 | |
US20060093739A1 (en) | Chemical treating composition for forming hydrophilic and fuzziness-proof surfaces on a glass substrate and utilizing methods for the chemical treating composition | |
JPH10114543A (ja) | 防曇性被膜及びその製造方法 |