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JPS6183311A - ナイロン66重合体の紡糸方法 - Google Patents

ナイロン66重合体の紡糸方法

Info

Publication number
JPS6183311A
JPS6183311A JP20206984A JP20206984A JPS6183311A JP S6183311 A JPS6183311 A JP S6183311A JP 20206984 A JP20206984 A JP 20206984A JP 20206984 A JP20206984 A JP 20206984A JP S6183311 A JPS6183311 A JP S6183311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
nylon
spinning
yarn
polymerization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20206984A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Nagase
長瀬 誠一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP20206984A priority Critical patent/JPS6183311A/ja
Publication of JPS6183311A publication Critical patent/JPS6183311A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Polyamides (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はナイロン66重合体を4000m/分以上の高
速で溶融紡糸する方法に関するものであり、さらに詳し
くは、4000 m /分以上の高速紡糸において、ナ
イロン66繊維を収率良く得る方法に関するものである
〈従来技術〉 ナイロン66をはじめとする熱可塑性合成繊維を溶融紡
糸する場合、紡糸操業性力らびに製品品質を向上させる
ために、溶融重合体中に混入している夾雑物、不純物等
を濾過することは広く行なわれでいる。紡糸速度が高速
変になると、これらの夾雑物の存在が紡糸操業性に及ぼ
す影響は更に太きくなり一段と濾過を強化する必要が生
ずる。
しかしながら、単に濾過を強化する方法では、短時間で
沢過圧が大きく力る欠点があり実用性に欠    □け
るため、r過圧をあ甘す大きくせずに濾過を強化する方
法として、空隙率が犬きくて沢過径が小さい焼結金属繊
維製板状P材の適用をはじめとして種々の方法が提案さ
れている。
一方、紡糸速度が高速化してくると、特に、ナイロン6
6重合体を4000m/分以上の速度で紡糸する場合に
は濾過を強化しても糸切れ・毛羽が多発し、紡糸性が悪
化してくるという問題も生じてぐるのである。
〈発明の目的〉 本発明者は、ナイロン66重合体を特別に濾過を強化し
なくても収率良く高速紡糸可能な方法について鋭意検討
を行ない、溶融重合体のけい光バラメータが高速紡糸工
程における糸切れ・毛羽と直接に関係する変数であるこ
とを見出し、本発明に到達したのである。
〈問題点を解決するための具体的手段〉第1図および第
2図から明らかなように、ナイロン66重合体を400
0 m /分以上の速度で溶融紡糸する場合には、紡糸
口金から吐出されるナイロン66ポリマのけい光パラメ
ータ’1lo(lt下にすることにより、糸切れ・毛羽
の少ない円滑な高速紡糸が可能になるのである。麿お、
図中の数字は吐出されるポリマのけい光パラメータを示
す。
本発明の特徴は紡糸口金から吐出されるナイロン66ポ
リマのけい光パラメータが100以下である点にあるが
、従来のナイロン66ポリマの重合方法や溶融方法を用
いる限りにおいては到底これを満足することができない
のである。
けい光パラメータと高速紡糸工程における糸切れ・毛羽
との関係については必ずしも明確では々いが、次のよう
に推定できる。すなわち、紡糸操業性に大きな影響を及
はすと考えられる溶融重合体中の夾雑物、不純物等の大
半は、ポリマの劣化物、あるいは分解物からなると考え
られるが、けい光パラメータはとhらの量を示している
と思わわる。ポリマの劣化物、いわゆるゲルには、ハー
ドタイプ(以後、ハードゲルと称する)とソフトタイプ
(以後、ソフトゲルと称する)の2種があや、ハードゲ
ルh濾過の強化で取り除ぐことが可能であるが、もう一
方のソフトゲルはその性質からf材中をすり抜けてポリ
マと共に紡糸孔から吐出−ghでしまい、ポリマ中の欠
陥部となると考えられる。又、ポリマの分解物(熱また
は機械的な影響によって生ずる分解物)も、上記ソフト
ゲルと同様に、f材では除去できずポリマ中の欠陥部を
形成すると考えられる。高速紡糸においては、紡糸時の
ポリマの伸張流動によって、あるいは各種ガイドとの摩
擦抵抗によって、生ずる太き々応力の集中が、このソフ
トゲル及び分解物からなると考えられるポリマ中の欠陥
部に生じて、糸切れ・毛羽となることが考えられる。け
い光パラメータが1、OOを越えるポリマには、これら
のソフトゲルや分解物が多く含まれるために、高速紡糸
においては、糸切れ・毛羽が多発すると考えら釣る。
なお、ここで言うけい光パラメータとは以下の方法で測
定した値である。
けい光パラメータの測定法 試料1.000±0.003.9を塩酸(7N ) 5
0 ccに溶解して作成した試料溶液を、島津製作所製
のディジタル分光けい光光度計IRF−FIIOにて、
励起波長を340 nmに設定し7てけい光分析を行な
い、けい光波長が420nm近辺に生ずるピークのけい
光強度を読み取り、けい光パラメータとする。なお、試
料溶液温度は30±2℃とする・けい光パラメータが1
00を越える従来のナイロン66ポリマを用いる限りに
おいては、紡糸速度が4000 m 7分を越えると濾
過を強化しても防ぐことができなかった紡糸性の悪化が
、ポリマのけい光パラメータを小さくすることにより、
大巾に改善されるのである。
本発明で言うけい光パラメータが100以下のナイロン
66ポリマは、例えば、1)重合温度を従来(270℃
以上)よシ低ぐすること、2)M金時間が従来30分以
上であったものを25分以下に短縮すること、3)重合
後一旦冷却固化してチップ化することなくそのまま引き
続いて溶融押出しを行なうこと、4)重合後一旦冷却固
化してチップ化した後特別に乾燥することなく直接ベン
ト式押出機を用いて溶融押出しを行なうこと、5)本件
出願人の出願にかかる第3図、第4図に示すような、一
方のスクリューフライトと他方のスクリューフライトの
間の距離がスクリュー径の1/15以下であり、かつス
クリューフライトトップと他方のスクリュー溝底部との
間の距離がスクリュー径の1/15以下である2本のス
クリューA、Bで構成され、かつ水分除去のための少な
くとも1つの開口部1,2.又は3を有する異方向回転
2軸押出機を用いて溶融ポリマを水分を除去しながら進
行させ且つその後配管5中をゆっくりと進行させて重合
を完成する等の方法でもっであるいはこれらの方法を組
み合わせて、重合以降紡糸口金から吐出されるまでの間
におけるポリマの熱履歴や機械的履歴を従来より少なく
することによって得ることができる。
本発明においては、けい光パラメータが100以下、好
ま]7くは60以下であることが必要であり、と21を
越えると紡糸工程における糸切h・毛羽の発生が多くな
るので好ましくない。
本発明方法の概要について説明すると、重合条件および
7才た妊2溶融押出し条件を適切に選択したナイロン6
6ポリマを、紡糸口金がら吐出し、冷却固化をせ、給油
ロール捷たに計量式の給油ガイドにて給油后、その才捷
、あるいは1個以上のゴデツトロールを設置して該ロー
ルで一旦糸条を引き取るか、または引き続いて延伸後、
ワインダーにて巻増る。
本発明方法によれば、ナイロン66ポリマのけい光パラ
メータを100以下にすることにより、4000 m 
/分以上の高速紡糸において特別な涙過を行なうことな
くナイロン66繊維を極めて収率良く、低コストで得る
ことが可能となるのである。
つぎに、実施例によって本発明を説明する。
実施例1 第1表に示す条件にて、重合後一旦冷却固化してチップ
化することなくその貰壕引き続いて溶融させたナイロン
66ポリマを、1過面積が28ばであり、1材として1
90メソシユのふるいは通過するが220メツシユのふ
るいは通過しない範囲の粒径(190/220と表示)
をもったサンド5011かつ16メノシユのふるいケよ
通過するが25メツシユのふるいは通過しない範囲の粒
径(16/25と表示)をもったサンド50.9とから
なる混合物を使用した1層を通過させて;1−1過後、
孔径が0.46mmの細孔を10個有する紡糸口金から
、11.5〜21.(1/分の吐出量で押出し、含水油
剤を給油したのち、3000〜5F100 rn /分
の引き取り遠回で巻取り、35デニール10フイラメン
トの糸条を得た。このときの糸切れ状況(紡糸時間は各
条件共100時間、以下同様)、および得られた糸をワ
ーパにて毛羽評価(測定糸長は各条件共1千万m、以下
同様)した結果に第2表の通りであった。なお、紡糸口
金から吐出したポリマの相対粘度(90%の蟻酸溶液に
8.4重量%のポリマを溶解し、25℃において常法に
より測定)(l−r40(以下同様)、濾過圧は140
〜260 K9/ otlであった。寸だ、重合条件と
は常圧重縮合(後重合)条件を言いC以下同様)、溶融
条件とは常圧重縮合以降紡糸口金から吐出する寸でのポ
リマ浴融条件をいう。
本発明方法を用いたときには、糸切れ・毛羽が極めて少
なく、紡糸性ならびに糸品質が非常に良好であった。
第1表 第2表 比較例1 第3表に示す条件にて、重合后いったん冷却固化してチ
ップ化し乾燥を行なった后押出機にて溶融させたナイロ
ン66ポリマを、粒径が190/220のサンド80g
、かつ粒径が16/25のサンド20gとからなる混合
物を使用したf層でf過後、紡糸口金から吐出する以外
は実施例1と同じ条件で35デニール10フイラメント
の糸条を得た。このときの糸切わ状況および毛羽評価は
第4表の通りであった。このときの溶融条件とは押出機
にて溶融してから紡糸口金から吐出するまでのポリマの
溶融条件をいう。また、このときの濾過圧は220〜4
1oKy/m?を示した。
第4表から明らかなように、けい光パラメータが太きい
と、r過を強化しても、引き取り速度が4000 m 
/分以上になると糸切りおよび毛羽が増加してくる。
第3表 第4表 実施例2 粒径が190/220のサンド80g1かっ粒径が16
/25のサンド20&とからなる混合物を使用したf層
で濾過後、紡糸口金からポリマを吐出する以外は実施例
1と同様にして35デニール10フイラメントの糸条を
得た。このときの糸切れ状況および毛羽評価の結果を第
5表に示した。
実施例1と比較すると、濾過の強弱の差による紡糸性お
よび糸品質の差は極めて小さく、けい光パラメータの小
さいナイロン66ポリマを用いhげ、引き取り速度が4
000 m /分以上になっても、特別な濾過を行なわ
なくとも病状率で高品質の糸条が得られることが明らか
である。
第5表 実施例3 第6表に示す条件にて、第3図、第4図に示す装置を用
いて、水分を除去し力から重合後一旦冷却固化してチッ
プ化し乾燥を行なった後、押出機にて溶融させたナイロ
ン66ポリマを使用する以外は実施例1と同じ条件で3
5デニール10フイラメントの糸条を得た。このときの
糸切れ状況および毛羽評価は第7表の通りであった。本
発明方法を用いたときには、紡糸性ならびに糸品質が良
好であることが明らかである。
第6表 第7表 なお重合時の工程条件は次の通りであった。
1、押出し機 スクリュー径: D=65朋 スクリューの長さ/直径: L/D=38溝深さ+12
11+11 フライトピッチ:55闘 間隙11 、11’: 0.5朋 間隙12 : 0.5朋 開口部1の長さ:L/D=3 開口部2の長さ: L/D=6 スクリュー径端から開口部2捷での長さ:L/D=52
、配管5:熱媒により加熱可能な二重管で内径25闘×
長さ3m 3、蟻酸相対粘IJ(’VR=20のポリヘキサメチレ
ンアジパミドの溶融ポリマをギアポンプにて計量し方か
ら供給口3より供給した。開口部1.2の内部圧力は4
00トルに保持し、又押出機及び配管の熱媒温度は28
0℃に保持した。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は紡糸速度と発生する糸切れ回数・
毛羽個数との関係に及はすけい光パラメータの影響を示
したグラフである。第3図および第4図は、本発明の実
施に好適に使用される重合装置の一例である成力向回転
2軸押出機を示す3.1i−よび2・・・開口部、3・
・・ポリマ供給口、4・・・スクリュー、5・・・配管
、 11:l、−よび11′・・・一方のスクリューフライ
トと他方のスクリューフライトとの隙間、 12・・・スクリューフライトトップと他方のスクリー
ー溝底部の間の隙問い 第1図 紡糸速度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、紡糸口金から吐出されるナイロン66ポリマが10
    0以下のけい光パラメータを有するように重合工程及び
    /又は紡糸工程でポリマを制御し、これを4000m/
    分以上の紡糸速度で溶融紡糸することを特徴とするナイ
    ロン66重合体の紡糸方法。
JP20206984A 1984-09-28 1984-09-28 ナイロン66重合体の紡糸方法 Pending JPS6183311A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20206984A JPS6183311A (ja) 1984-09-28 1984-09-28 ナイロン66重合体の紡糸方法

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JP20206984A JPS6183311A (ja) 1984-09-28 1984-09-28 ナイロン66重合体の紡糸方法

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JPS6183311A true JPS6183311A (ja) 1986-04-26

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ID=16451429

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JP20206984A Pending JPS6183311A (ja) 1984-09-28 1984-09-28 ナイロン66重合体の紡糸方法

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54160813A (en) * 1978-06-02 1979-12-19 Toray Ind Inc Melt spinning method of nylon 66
JPS5860012A (ja) * 1981-10-06 1983-04-09 Toray Ind Inc ポリヘキサメチレンアジパミド繊維及びその製造方法
JPS5926517A (ja) * 1982-07-31 1984-02-10 Asahi Chem Ind Co Ltd 高強力高弾性率ナイロン66繊維の製造法
JPS5938042A (ja) * 1982-08-09 1984-03-01 フイリツプス・ペトロリユ−ム・コンパニ− 押出しグレ−ドのポリマ−物質を製造する方法および装置

Patent Citations (4)

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