JPS6176388A - 印刷方法 - Google Patents
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- JPS6176388A JPS6176388A JP59198733A JP19873384A JPS6176388A JP S6176388 A JPS6176388 A JP S6176388A JP 59198733 A JP59198733 A JP 59198733A JP 19873384 A JP19873384 A JP 19873384A JP S6176388 A JPS6176388 A JP S6176388A
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/38228—Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the use of two or more ink layers
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/325—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/34—Multicolour thermography
- B41M5/345—Multicolour thermography by thermal transfer of dyes or pigments
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、2種類以上の熱転写性インクを用いて熱転写
記録方式で印字を行う印刷方法に関する。
記録方式で印字を行う印刷方法に関する。
「従来の技術」
熱転写記録方式を用いた印刷装置では、加熱によって流
動化あるいは昇華するインク(熱転写性インク)を普通
紙に選択的に転写することにより、鮮明な印刷物を得る
ことができる。またこのような印刷装置では、複数の熱
転写記録媒体を用いて同一の印刷用紙にインクを重ね合
わせることにより、カラー記録や階調記録を行うことも
できる。
動化あるいは昇華するインク(熱転写性インク)を普通
紙に選択的に転写することにより、鮮明な印刷物を得る
ことができる。またこのような印刷装置では、複数の熱
転写記録媒体を用いて同一の印刷用紙にインクを重ね合
わせることにより、カラー記録や階調記録を行うことも
できる。
すなわち熱転写記録媒体ごとにインクの色が異なればこ
れらの色を用いてカラー記録を行うことができ(例えば
米国特許第4,388,628号)、同一色で濃度の異
なる複数のインクを用意すれば、階調表現が可能となる
。
れらの色を用いてカラー記録を行うことができ(例えば
米国特許第4,388,628号)、同一色で濃度の異
なる複数のインクを用意すれば、階調表現が可能となる
。
第11図および第12図はこのような印刷装置における
印刷方法を説明するためのものである。
印刷方法を説明するためのものである。
このうち第11図に示す印刷装置は3種類の熱転写記録
媒体を同一のロール紙に形成したものを使用している。
媒体を同一のロール紙に形成したものを使用している。
すなわちロール紙1はシアン色用熱転写記録媒体C、マ
ゼンタ色用熱転写記録媒体Mおよびイエロー急用熱転写
記録媒体Yをいわば順につなぎ合わせたものであるが、
実際には同一のベース層(基紙)上に異なったインクを
所定幅ずつ塗布したものである。印刷用紙2はこのロー
ル紙1と重ね合わされた状態で圧力ローラ3によってサ
ーマルヘッド4に押しつけられる。この状態でサーマル
ヘッド4が1ラインごとに選択的に駆動され、流動化あ
るいは昇華したインクが印刷用紙2に転写される。ロー
ル紙1が図で矢印方向に副走査されるものとすれば、印
字時には印刷用紙2もこれと同一方向に搬送される。そ
して1色の印字が終了すると印刷用紙2は前の印字開始
位置まで巻き戻される。この繰り返しで記録用紙2に3
色の印字が行われる。
ゼンタ色用熱転写記録媒体Mおよびイエロー急用熱転写
記録媒体Yをいわば順につなぎ合わせたものであるが、
実際には同一のベース層(基紙)上に異なったインクを
所定幅ずつ塗布したものである。印刷用紙2はこのロー
ル紙1と重ね合わされた状態で圧力ローラ3によってサ
ーマルヘッド4に押しつけられる。この状態でサーマル
ヘッド4が1ラインごとに選択的に駆動され、流動化あ
るいは昇華したインクが印刷用紙2に転写される。ロー
ル紙1が図で矢印方向に副走査されるものとすれば、印
字時には印刷用紙2もこれと同一方向に搬送される。そ
して1色の印字が終了すると印刷用紙2は前の印字開始
位置まで巻き戻される。この繰り返しで記録用紙2に3
色の印字が行われる。
一方、第12図に示す印刷装置ではプラテン6に印刷用
紙7がセットされており、サーマルヘッド4と回転する
プラテン6の間を熱転写記録媒体8−1〜8−4が順に
通過するようになっている。
紙7がセットされており、サーマルヘッド4と回転する
プラテン6の間を熱転写記録媒体8−1〜8−4が順に
通過するようになっている。
ここで熱転写記録媒体8−1〜8−4はそれぞれ1色あ
るいは1種類の印字濃度のインクをベース層上に塗布し
たものとなっている。
るいは1種類の印字濃度のインクをベース層上に塗布し
たものとなっている。
「発明が解決しようとする問題点」
左ころで従来の印刷方法では、1つの印刷装置に使用す
るそれぞれの熱転写記録媒体を熱的に同一の特性となる
ように設定している。すなわち従来ではサーマルヘッド
から所定のエネルギの熱パルスが発生すると、印字の行
われていない白紙部分に対していずれも等量の熱転写性
インクが付着あるいは転写されるような熱特性が熱転写
記録媒体に要求されていた。
るそれぞれの熱転写記録媒体を熱的に同一の特性となる
ように設定している。すなわち従来ではサーマルヘッド
から所定のエネルギの熱パルスが発生すると、印字の行
われていない白紙部分に対していずれも等量の熱転写性
インクが付着あるいは転写されるような熱特性が熱転写
記録媒体に要求されていた。
ところが熱転写記録方式を採用した印刷方法では、複数
の熱転写記録媒体を使用すると印刷用紙上で複数のイン
クが重なり合う事態が数多(発生する。熱転写性インク
は記録保持体としての印刷用紙あるいはすでに転写され
たインク上に付着するか一部それらに浸透した状態で固
化するが、記録保持体の表面状態が異なれば付着の様子
や浸透の度合更には転写する量までも異なってくること
になる。従って従来では印刷用紙の表面が露出している
部分とそうでない部分とで後に転写されるインクの転写
状態が異なってしまい、色むらや濃淡が発生し、また解
像の乱れ等の画質の劣化が生じていた。
の熱転写記録媒体を使用すると印刷用紙上で複数のイン
クが重なり合う事態が数多(発生する。熱転写性インク
は記録保持体としての印刷用紙あるいはすでに転写され
たインク上に付着するか一部それらに浸透した状態で固
化するが、記録保持体の表面状態が異なれば付着の様子
や浸透の度合更には転写する量までも異なってくること
になる。従って従来では印刷用紙の表面が露出している
部分とそうでない部分とで後に転写されるインクの転写
状態が異なってしまい、色むらや濃淡が発生し、また解
像の乱れ等の画質の劣化が生じていた。
本発明はこのような事情に鑑み、複数の熱転写記録媒体
を使用して印字を重ね合わせて行うとき印字品質の向上
を図ることのできる印刷方法を提供することをその目的
とする。
を使用して印字を重ね合わせて行うとき印字品質の向上
を図ることのできる印刷方法を提供することをその目的
とする。
「問題点を解決するための手段」
本発明では使用される複数の熱転写記録媒体のうち少な
くとも1種頚についてその熱的な特性を異ならせ、これ
により印字特性を補償する。熱転写記録媒体の熱的な特
性を変化させるためには、第1図に示すように熱転写性
インク110層厚や融点あるいは粘度を変化させたり、
熱転写記録媒体のベース層12の厚さや材質あるいは密
度等を変化させればよい。
くとも1種頚についてその熱的な特性を異ならせ、これ
により印字特性を補償する。熱転写記録媒体の熱的な特
性を変化させるためには、第1図に示すように熱転写性
インク110層厚や融点あるいは粘度を変化させたり、
熱転写記録媒体のベース層12の厚さや材質あるいは密
度等を変化させればよい。
「実施例」
以下実施例につき本発明の詳細な説明する。
「第1の実施例」
まず熱転写性インクの層厚を変化させる実施例について
説明する。
説明する。
第2図は印刷用紙の平滑度と印字濃度の関係を熱転写性
インクの層厚を3段階に変化させて表わしたものである
。インク層が薄い場合には印刷用紙の表面状態によって
印字濃度が大きく左右されるが、厚くなるほど印字濃度
が安定してくることがわかる。一方インク層は薄い方が
色の透過性に゛優れ、また複数の層が重ね合わされた場
合における色の再現性が良好である。そこでこの第1の
実施例では熱転写記録媒体のインク層を後に印字を行う
ものほど厚く設定している。4色で印字を行う場合の転
写されるインクの色の順番と層厚は一例として次の第1
表のとおりとなる。
インクの層厚を3段階に変化させて表わしたものである
。インク層が薄い場合には印刷用紙の表面状態によって
印字濃度が大きく左右されるが、厚くなるほど印字濃度
が安定してくることがわかる。一方インク層は薄い方が
色の透過性に゛優れ、また複数の層が重ね合わされた場
合における色の再現性が良好である。そこでこの第1の
実施例では熱転写記録媒体のインク層を後に印字を行う
ものほど厚く設定している。4色で印字を行う場合の転
写されるインクの色の順番と層厚は一例として次の第1
表のとおりとなる。
第 1 表
第3図はこの印刷方法を用いる印刷装置の一例について
その要部を表わしたものである。この装置は大小2種類
の給紙トレイ21.22から排紙トレイ23に至るカラ
ー記録用の搬送路に沿って、イエロー色印字部Y1マゼ
ンタ色印字部M1シアン色印字部Cおよびブラック色印
字部Bがこの順に配置されている。各印字部Y−Bには
供給ロール24と巻取ロール25が備えられている。イ
エロー色印字部Yでは、イエロー色のインクを塗布した
熱転写記録媒体としてインクドナーフィルム26Yが供
給ロール24から繰り出され、サーマルヘッド27Yと
バックロール28Yの間を通過 ・して巻取ロール
25に順次巻き取られる。他の印字fBMSCSBも同
様である。
その要部を表わしたものである。この装置は大小2種類
の給紙トレイ21.22から排紙トレイ23に至るカラ
ー記録用の搬送路に沿って、イエロー色印字部Y1マゼ
ンタ色印字部M1シアン色印字部Cおよびブラック色印
字部Bがこの順に配置されている。各印字部Y−Bには
供給ロール24と巻取ロール25が備えられている。イ
エロー色印字部Yでは、イエロー色のインクを塗布した
熱転写記録媒体としてインクドナーフィルム26Yが供
給ロール24から繰り出され、サーマルヘッド27Yと
バックロール28Yの間を通過 ・して巻取ロール
25に順次巻き取られる。他の印字fBMSCSBも同
様である。
各インクドナーフィルム26Y〜26Bのインクドナー
フィルム層の厚さは第1表に示した通りである。このた
めそれぞれのサーマルヘッド27Y〜27Bにはインク
層の厚さに応じた印加エネルギが印加されるようになっ
ている。第4図はインク層の厚さと1ドツト当りの印字
に必要なエネルギの関係を一例として表わしたものであ
る。インクの組成や環境温度あるいはサーマルヘッドの
基板温度等によって印加エネルギに多少の変動が生じる
ことは当然である。まここの装置ではインクドナーフィ
ルムの厚さが3種類存在するのに対応させて、サーマル
ヘッド26Y〜26Bとバックロール28Y〜28B間
の圧力設定条件やその他の部品の機械的な設定条件を変
化させている。
フィルム層の厚さは第1表に示した通りである。このた
めそれぞれのサーマルヘッド27Y〜27Bにはインク
層の厚さに応じた印加エネルギが印加されるようになっ
ている。第4図はインク層の厚さと1ドツト当りの印字
に必要なエネルギの関係を一例として表わしたものであ
る。インクの組成や環境温度あるいはサーマルヘッドの
基板温度等によって印加エネルギに多少の変動が生じる
ことは当然である。まここの装置ではインクドナーフィ
ルムの厚さが3種類存在するのに対応させて、サーマル
ヘッド26Y〜26Bとバックロール28Y〜28B間
の圧力設定条件やその他の部品の機械的な設定条件を変
化させている。
「第2の実施例」
次に熱転写性インクの融点あるいは昇華点を変化させる
実施例について説明する。第5図は印刷用紙31に対し
て第1の熱転写性インク32□ と第2の熱転写性イン
ク322が順に転写された状態を表わしたものである。
実施例について説明する。第5図は印刷用紙31に対し
て第1の熱転写性インク32□ と第2の熱転写性イン
ク322が順に転写された状態を表わしたものである。
第1の熱転写性インク321 は最初に転写されるイン
クなので、それらは全領域にわたって印刷用紙31の繊
維に浸透し、この後冷却されて固化する。従ってインク
の接着(定着性)は良好である。
クなので、それらは全領域にわたって印刷用紙31の繊
維に浸透し、この後冷却されて固化する。従ってインク
の接着(定着性)は良好である。
第2の熱転写性インク322についても直接印刷用紙3
1に付着する部分は同様に強固な接着が行われる。とこ
ろで第1の熱転写性インク32、と重なり合う部分では
、すでに冷却したインク層の上に第2の熱転写性インク
322が付着することになる。熱転写性インク322の
この部分は第1の熱転写性インク32.へ放熱を行って
冷却され、その分だけ第6図に示すように粘度が向上す
る。このためこの部分における第2の熱転写性インク3
22の接着力が弱く、画質が不安定となるという問題が
あった。
1に付着する部分は同様に強固な接着が行われる。とこ
ろで第1の熱転写性インク32、と重なり合う部分では
、すでに冷却したインク層の上に第2の熱転写性インク
322が付着することになる。熱転写性インク322の
この部分は第1の熱転写性インク32.へ放熱を行って
冷却され、その分だけ第6図に示すように粘度が向上す
る。このためこの部分における第2の熱転写性インク3
22の接着力が弱く、画質が不安定となるという問題が
あった。
この第2の実施例では3種類の熱転写記録媒体を用いて
多色記録を行うが、これらに用いられる熱転写性インク
32.〜32.を構成するバインダ剤そのものあるいは
これらの配合比を変え、これらの融点を第2表のように
調整している。
多色記録を行うが、これらに用いられる熱転写性インク
32.〜32.を構成するバインダ剤そのものあるいは
これらの配合比を変え、これらの融点を第2表のように
調整している。
後に転写されるインク程その融点が高くなっているのは
、印字時の印加エネルギを次第に高く設定できるように
して、インクの接着時に下層のインり表面を溶融させる
ようにするためである。これによりインク層の接着部分
が溶融によって混合し、これらが固化した際に強力な接
着を実現することができる。
、印字時の印加エネルギを次第に高く設定できるように
して、インクの接着時に下層のインり表面を溶融させる
ようにするためである。これによりインク層の接着部分
が溶融によって混合し、これらが固化した際に強力な接
着を実現することができる。
「第3の実施例」
次に熱転写性インクの粘度対温度特性を変化させる実施
例について説明する。先の実施例で熱転写性インクの粘
度が高くないことがインク層同士の接着を強固に行うう
えで必要なことを説明した。
例について説明する。先の実施例で熱転写性インクの粘
度が高くないことがインク層同士の接着を強固に行うう
えで必要なことを説明した。
従って第3の実施例では粘度対温度特性の異なる熱転写
性インクを用いることで接着力を確保させる。第7図は
2種類の熱転写記録媒体に塗布された熱転写性インクの
特性を表わしたもので、第1のインク34□がまず転写
され、続いて第2のインク342が転写される。第2の
インク342 は転写の行われる温度下で第1のインク
341 よりも粘度がかなり低いので、両者が重なって
転写される場合でも接着は良好に行われる。
性インクを用いることで接着力を確保させる。第7図は
2種類の熱転写記録媒体に塗布された熱転写性インクの
特性を表わしたもので、第1のインク34□がまず転写
され、続いて第2のインク342が転写される。第2の
インク342 は転写の行われる温度下で第1のインク
341 よりも粘度がかなり低いので、両者が重なって
転写される場合でも接着は良好に行われる。
「第4の実施例」
次に熱転写記録媒体のベース層の厚さを変化させる実施
例について説明する。第8図に示すように熱転写記録方
式で印字を行う印字部では、サーマルヘッド41の発熱
体42から出力される熱パルスを熱転写記録媒体43に
印加させ、その部分ゐ印刷用紙44にインクの転写また
は転移を行わせる。インク層45はベース層46から熱
の伝達を受けるので、熱パルスによる印字のためのエネ
ルギが等しいとすればベース層46が薄いほど転移時の
インク層45の温度が高く、第6図ですでに説明したよ
うに粘度との関係で接着力が増大する。そこでこの第4
の実施例では、順に印字に用いる4種類の熱転写記録媒
体431〜434のベース層の厚さを第3表のように設
定している。
例について説明する。第8図に示すように熱転写記録方
式で印字を行う印字部では、サーマルヘッド41の発熱
体42から出力される熱パルスを熱転写記録媒体43に
印加させ、その部分ゐ印刷用紙44にインクの転写また
は転移を行わせる。インク層45はベース層46から熱
の伝達を受けるので、熱パルスによる印字のためのエネ
ルギが等しいとすればベース層46が薄いほど転移時の
インク層45の温度が高く、第6図ですでに説明したよ
うに粘度との関係で接着力が増大する。そこでこの第4
の実施例では、順に印字に用いる4種類の熱転写記録媒
体431〜434のベース層の厚さを第3表のように設
定している。
第 3 表
これらの熱転写記録媒体47、〜47.のインクの融点
はともに69°Cである。
はともに69°Cである。
ところで転写時の熱転写性インクの温度が次第に高くな
る一方法としては、熱転写記録媒体のベース層およびイ
ンク層の厚さを何ら変更することなく印加エネルギを大
きくすることが考えられる。
る一方法としては、熱転写記録媒体のベース層およびイ
ンク層の厚さを何ら変更することなく印加エネルギを大
きくすることが考えられる。
ところが印加エネルギを大きくすると1ドツト当りのイ
ンク溶融量がこれに応じて多くなってしまい、解像度を
劣化させてしまうことになる。本実施例のようにベース
層の厚さを減少させるようにすれば、ベース層内での熱
の広がりがむしろ小さくなるので、結果的にインクの溶
融量を多(することな(温度のみをより高温にすること
ができる。
ンク溶融量がこれに応じて多くなってしまい、解像度を
劣化させてしまうことになる。本実施例のようにベース
層の厚さを減少させるようにすれば、ベース層内での熱
の広がりがむしろ小さくなるので、結果的にインクの溶
融量を多(することな(温度のみをより高温にすること
ができる。
「第5の実施例」
最後に熱転写記録媒体のベース層の材質を異ならせた実
施例について説明する。この第5の実施例では第4の実
施例と同等の効果をベース層の熱特性によって実現する
ものであり、熱伝導度や比熱の異なるものをベース層と
して使用する。例えば2種類の熱転写記録媒体を用いる
印字装置の場合には、第1の熱転写記録媒体として密度
0. 7”g/cm” 、厚さ9μmのコンデンサ紙を
ベース層に使用し、第2の熱転写記録媒体として厚さ9
μmのポリエステルをベース層に使用する。もちろん熱
転写記録媒体ごとに密度の異なったコンデンサ紙を使用
してもよい。
施例について説明する。この第5の実施例では第4の実
施例と同等の効果をベース層の熱特性によって実現する
ものであり、熱伝導度や比熱の異なるものをベース層と
して使用する。例えば2種類の熱転写記録媒体を用いる
印字装置の場合には、第1の熱転写記録媒体として密度
0. 7”g/cm” 、厚さ9μmのコンデンサ紙を
ベース層に使用し、第2の熱転写記録媒体として厚さ9
μmのポリエステルをベース層に使用する。もちろん熱
転写記録媒体ごとに密度の異なったコンデンサ紙を使用
してもよい。
以上の実施例および発明の詳細な説明で簡単のために単
一のペース層上に単一のインク層が形成されているかの
ように説明したが、これ以外の層構造も本発明の範囲内
に含まれるものである。例えばベース層は第9図に示す
ようにポリエステルの基材51の上下を2層52.53
で挟んだような構造であってもよい。ここで例えば上層
52はマット加工層やインク剥離増進層であり、サーマ
ルヘッドと接触する下層53は耐熱加工層となっている
。またインク層については、第10図に示すようにベー
ス層に接触する色素層54とこの上に形成されたワック
ス層55の2層構造であってもよいし、ワックス層中に
カプセル状の色素粒が分散しているような構造であって
もよい。
一のペース層上に単一のインク層が形成されているかの
ように説明したが、これ以外の層構造も本発明の範囲内
に含まれるものである。例えばベース層は第9図に示す
ようにポリエステルの基材51の上下を2層52.53
で挟んだような構造であってもよい。ここで例えば上層
52はマット加工層やインク剥離増進層であり、サーマ
ルヘッドと接触する下層53は耐熱加工層となっている
。またインク層については、第10図に示すようにベー
ス層に接触する色素層54とこの上に形成されたワック
ス層55の2層構造であってもよいし、ワックス層中に
カプセル状の色素粒が分散しているような構造であって
もよい。
更に本発明を、適用する印刷装置については、第3図に
示したものに限らず、第11図、第12図に示したもの
あるいはそれ以外のものであってもよいことは当然であ
る。
示したものに限らず、第11図、第12図に示したもの
あるいはそれ以外のものであってもよいことは当然であ
る。
「発明の効果」
このように本発明によれば複数の熱転写記録媒体を順次
用いる印刷装置でこれらの熱転写記録媒体の熱的な特性
を適宜異ならせたので、インクの重なり合う部分でも良
好な印字が行われ高品位の印字を安定して行うことがで
きる。
用いる印刷装置でこれらの熱転写記録媒体の熱的な特性
を適宜異ならせたので、インクの重なり合う部分でも良
好な印字が行われ高品位の印字を安定して行うことがで
きる。
第1図は本発明の原理を表わした説明図、第2図は本発
明の第1の実施例における印刷用紙の平滑度と印字濃度
の関係を示す特性図、第3図はこの実施例の印刷方法を
用いる印刷装置の概略構成図、第4図はこの実施例にお
ける各サーマルヘッドの印加エネルギの適正値を求める
ための特性図、第5図は第2の実施例におけるインクの
接着度を説明するための説明図、第6図はインクの粘度
変化を表わした特性図、第7図は第3の実施例に用いら
れる2種類のインクの特性を表わした特性図、第8図は
第4の実施例における印字動作を説明するための説明図
、第9図はベース層の変形例を説明するための断面図、
第10図はインク層の変形例を示す断面図、第11図お
よび第12図は本発明を適用することのできる代表的な
2種類の印刷装置を表わした斜視図である。 1・・・・・・ロール紙、 2.31.44・・・・・・印刷用紙、8.43・・・
・・・熱転写記録媒体、26・・・・・・インクドナー
フィルム(熱転写記録媒体)、 34.45・・・・・・熱転写性インク。 出 願 人 富士ゼロックス株式会社代 理
人 弁理士 山 内 梅 雄第1
図 第2図 第4 図 (イ) インク層In1l (JJm>第6 図 第7図 五皮 (0C) 第8図 第9図 第10図
明の第1の実施例における印刷用紙の平滑度と印字濃度
の関係を示す特性図、第3図はこの実施例の印刷方法を
用いる印刷装置の概略構成図、第4図はこの実施例にお
ける各サーマルヘッドの印加エネルギの適正値を求める
ための特性図、第5図は第2の実施例におけるインクの
接着度を説明するための説明図、第6図はインクの粘度
変化を表わした特性図、第7図は第3の実施例に用いら
れる2種類のインクの特性を表わした特性図、第8図は
第4の実施例における印字動作を説明するための説明図
、第9図はベース層の変形例を説明するための断面図、
第10図はインク層の変形例を示す断面図、第11図お
よび第12図は本発明を適用することのできる代表的な
2種類の印刷装置を表わした斜視図である。 1・・・・・・ロール紙、 2.31.44・・・・・・印刷用紙、8.43・・・
・・・熱転写記録媒体、26・・・・・・インクドナー
フィルム(熱転写記録媒体)、 34.45・・・・・・熱転写性インク。 出 願 人 富士ゼロックス株式会社代 理
人 弁理士 山 内 梅 雄第1
図 第2図 第4 図 (イ) インク層In1l (JJm>第6 図 第7図 五皮 (0C) 第8図 第9図 第10図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、熱転写性インクの色またはその印字濃度が互いに異
なった複数の熱転写記録媒体のうち少なくとも1種類に
ついての熱的な特性が残りの熱転写記録媒体のそれと異
なっており、同一の印刷用紙に対してこれら複数の熱的
特性をもった熱転写記録媒体を順に用いて印字動作を繰
り返すことを特徴とする印刷方法。 2、熱転写記録媒体に塗布された熱転写性インクの層厚
が異なることにより熱転写記録媒体の熱的な特性が相違
していることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
印刷方法。3、熱転写記録媒体に塗布された熱転写性イ
ンクの融点が異なることにより熱転写記録媒体の熱的な
特性が相違していることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の印刷方法。4、熱転写記録媒体のベース層の
厚さが異なることにより熱転写記録媒体の熱的な特性が
相違していることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の印刷方法。 5、熱転写記録媒体のベース層を構成する材質が異なる
ことにより熱転写記録媒体の熱的な特性が相違している
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の印刷方法
。 6、熱転写記録媒体のベース層を構成する材料の密度が
異なることにより熱転写記録媒体の熱的な特性が相違し
ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の印
刷方法。 7、熱転写性インクの粘度の対温度特性が異なることに
より熱転写記録媒体の熱的な特性が相違していることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の印刷方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59198733A JPS6176388A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | 印刷方法 |
US06/779,645 US4651167A (en) | 1984-09-25 | 1985-09-24 | Printing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59198733A JPS6176388A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | 印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6176388A true JPS6176388A (ja) | 1986-04-18 |
Family
ID=16396077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59198733A Pending JPS6176388A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | 印刷方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4651167A (ja) |
JP (1) | JPS6176388A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0183440B1 (en) * | 1984-11-15 | 1991-08-21 | Ajinomoto Co., Inc. | Transfer printing |
US4755833A (en) * | 1985-11-20 | 1988-07-05 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Thermal transfer printer |
JPS6327271A (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-04 | Shinko Electric Co Ltd | 熱転写式プリンタ |
JPH0611816Y2 (ja) * | 1986-10-29 | 1994-03-30 | 沖電気工業株式会社 | カラ−印刷媒体カセツト |
JP2804719B2 (ja) * | 1994-08-26 | 1998-09-30 | フジコピアン株式会社 | カラー画像形成用熱転写記録媒体 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4157412A (en) * | 1977-10-25 | 1979-06-05 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Composite material for and method for forming graphics |
JPS5745072A (en) * | 1980-09-01 | 1982-03-13 | Fuji Xerox Co Ltd | Multi-color heat transfer recorder |
JPS5995194A (ja) * | 1982-11-22 | 1984-06-01 | Victor Co Of Japan Ltd | 感熱転写印刷法 |
-
1984
- 1984-09-25 JP JP59198733A patent/JPS6176388A/ja active Pending
-
1985
- 1985-09-24 US US06/779,645 patent/US4651167A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4651167A (en) | 1987-03-17 |
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