JPS617433A - ブラシ圧力測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は回転電気品の集電部分においてブラシ圧力を
測定する方法に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

回転電気品の集電装置、たとえば直流電動機の整流子等
に使用されるブラシは、スプリング等により与えられる
回転部との接触圧力を正確に設定することが要求される
。

ずなわち接触圧力が大きすぎると、ブラシの早期摩耗を
引き起し１．小さすぎると正常な導電が得られず、火花
発生等を起してしまうからである。

しかし従来このブラシ圧力を測定するにざいしては、通
常の圧力変換器ではブラシとブラシ被接触面との間に挿
入するには厚すぎて使用できなかったため、ブラシおよ
びブラシホルダ単体として圧力測定をおこなうか、組立
てた状態で、バネ計りを使用して測定をおこなっていた
。

このためブラシの接触圧力測定において、測定者により
測〜定時に差が生じたり、ブラシの接触方向による測定
誤差が生ずる等の欠点があった。

したがって熟練を要さず容易かつ定量的にブラシ圧力を
測定する方法の出現が望まれていた。

〔発明の目的〕

この発明は上述した事情に基づいてなされたもので、そ
の目的は回転電気品の集電装置に使用されるブラシの接
触圧力を定量的かつ容易に測定する方法を提供づ−るに
ある。

〔発明の概要〕

この発明では上記目的を達成するために、回転電気品に
ブラシを装着した状態で、ブラシとブラシ被接触面との
間に歪ゲージ変化による薄型圧力変換器を挿入し、この
変換器の出力変化を表示させることによりブラシ圧力測
定をおこなうようにしたしのである。

さらにこのにうな歪ゲージ変換器どして、中央部に加圧
部を、周辺部に可撓性部材から成る起わい部を配し、ほ
ぼ台形状に構成されて前記加圧部に印加された圧力に応
答して前記起わい部が屈伸する圧力変換器本体と、前記
起わい部に貼着され前記起わい部の屈伸に応じて出力信
号を送出する歪ゲージとから形成された歪ゲージ変換器
を用い−るようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第２図および第３図はこの発明による測定方法に用いる
歪ゲージ変換によるＨ型圧力変換器の構造を示す図で、
第２図はその斜視図、第３図は裏側からカバーを外して
見た裏面図である。

１はリン青銅板等の可撓性部材から成る圧力変換器本体
であり、中央部に加圧部２があり、加圧部２の両側には
起わい部３ａ、３ｂが配置されている。

さらに起わい部３ａ、３ｂには歪ゲージ４（４ａ、４．
ｂ、４ｃ、４ｄ、４ｅ、４ｆ、４Ｑ。

４ｈ）が貼着されており、本体１の両端には裏側カバー
５が取付けられ、裏面全体を保護している。

また起わい部３ａ、３ｂには歪出力を大きくするために
開口部６ａ、６ｂがある。

さらに、圧力変換器本体１には操作棒７が取付けられ、
圧力変換器の移動および歪ゲージ４からのリードＦｌ＋
８を保護するように構成されている。

第１図はこの発明による測定方法を説明するための図で
、第２図に示すような歪ゲージ変換器１１を回転電気品
のブラシ９どブラシ被接触面１０どの間に挿入した状態
を示したものである。

このように歪ゲージ変換器１１を挿入した後、操作棒７
により正しい位置に設定し、歪ゲージ変換器１１の出力
変化を測定する。

この時第３図に示すように歪ゲージ４のうち、４ａ、４
ｂ、４ｅ、４ｆには矢印方向に圧縮応力が働き、４ｃ、
４ｄ、４ｇ、４ｈには矢印方向に引張り応力が加わる。

第４図は圧力測定のための測定結線図を示したもので、
歪ゲージ４のおのおのをブリッジ回路を構成するように
結線したものである。したがって歪み測定器１２内のブ
リッジ電源１３により電圧をブリッジの両端に印加すれ
ば他端からの出力電圧の変化を測定することにより出力
メータ１４により歪変化を検出して測定できる。

なお第２図および第３図に示した歪ゲージ変換器では歪
ゲージ４を８枚使用したが、第４図に示すブリッジの各
１辺に１枚づつを配置されるように４枚のゲージで構成
することも可能である。

また起わい部３ａ、３ｂの剛性を高め、測定範囲を大き
くするために、第２図および第３図に示す開口部６を小
さくするか、場合によっては開口部６を無くしても同様
な効果が得られる。

さらに圧力変換器本体１の構成材料としてはリン青銅板
の他にステンレス鋼板やその他のバネ鋼、構造材料でも
可撓性があり加圧部２に印加された圧力に応答して起わ
い部３ａ、３ｂが屈伸することが可能となるならば使用
できることはいうまでもない。

なお歪ゲージ変換器本体１は第２図に示すようにほぼ台
形状に構成することに、よりもつとも効率よく歪ゲージ
出力を発生させることができる。

このように、この発明に用いる歪ゲージ変換器はその構
成上厚さを十分に薄くすることが可能であるため、従来
の変換器では不可能であったブラシホルダ１５ど被接触
面１０との間に挿入可能となる。これにより測定者によ
る測定誤差やブラシの接触方向による測定誤差を少なく
することが可能となる。

また歪変換式であるため、歪ゲージ変換器の出力にあら
かじめ較正した定数をか【プることにより、メータ直読
の測定器とすることも可能である。

〔発明の効果〕

以上実施例に基づいて詳細に説明したように、この発明
によるブラシ圧力測定方法を用いれば、回転電気品によ
るブラシを装着した状態でブラシ圧力測定が可能となる
ため、定量的かつ容易に測定が可能となり、かつその測
定誤差を小さく押えることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるブラシ圧力測定方法を説明する
ための図、第２図はこの発明で使用される歪ゲージ変換
器の一実施例を示す斜視図、第３図はその実側カバーを
外した状態での裏面図、第４図は歪ゲージからの出力に
よりブラシ圧力を測定するためのブリッジ回路の結線図
である。 １・・−圧力変換器本体、２・・・加圧部、３ａ、３ｂ
・・・起わい部、４・・・歪ゲージ、９・・・ブラシ、
１０・・・ブラシ被接触面、１１・・・歪ゲージ変換器
、１２・・・歪測定器。 出願人代理人　　猪　　股　　　　清 ら　１　■ ５２　圓 ６３　図 鱈４　閃

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、回転電気品のブラシ圧力を測定するに際し、前記回
   転電気品にブラシを装着した状態で、前記ブラシとブラ
   シ被接触面との間に挿入可能な歪ゲージ変換器を設置し
   、この歪ゲージ変換器の出力変化によりブラシ圧力を測
   定することを特徴とするブラシ圧力測定方法。 ２、中央部に加圧部を、周辺部に可撓性部材からなる起
   わい部を配し、ほぼ台形状に構成されて前記加圧部に印
   加された圧力に応答して前記起わい部が屈伸する圧力変
   換器本体と、前記起わい部に貼着され前記起わい部の屈
   伸に応じて出力信号を送出する歪ゲージとから形成され
   た前記歪ゲージ変換器を用いることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載のブラシ圧力測定方法。