JPS6163717A - ポリエステル潜在捲縮性複合繊維 - Google Patents
ポリエステル潜在捲縮性複合繊維Info
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- JPS6163717A JPS6163717A JP18442284A JP18442284A JPS6163717A JP S6163717 A JPS6163717 A JP S6163717A JP 18442284 A JP18442284 A JP 18442284A JP 18442284 A JP18442284 A JP 18442284A JP S6163717 A JPS6163717 A JP S6163717A
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- polymer
- component
- polyethylene terephthalate
- composite fiber
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、製編もしくは製織後プレヒートセット、精練
、アルカリ減量加工及び染色仕上加工を経ることにより
、布帛に優れた膨みとドレープ性を付与することが可能
な、衣料用に好適な承りエステル潜在捲縮性複合繊維に
関する。
、アルカリ減量加工及び染色仕上加工を経ることにより
、布帛に優れた膨みとドレープ性を付与することが可能
な、衣料用に好適な承りエステル潜在捲縮性複合繊維に
関する。
ポリエステル系の潜在捲縮性を有する貼合せ型の複合繊
維として、低熱収縮側の重合体成分並びに高熱収縮側の
重合体成分としてそれぞれ重合度の低いポリエチレンテ
レフタレート(固有粘度0.50〜0.60)と重合度
の高いポリエチレンテレフタレート(固有粘度0.70
−0.80 )を配したポリエステル繊維が工業的に製
造されているが、この繊維は次の欠点を有している。
維として、低熱収縮側の重合体成分並びに高熱収縮側の
重合体成分としてそれぞれ重合度の低いポリエチレンテ
レフタレート(固有粘度0.50〜0.60)と重合度
の高いポリエチレンテレフタレート(固有粘度0.70
−0.80 )を配したポリエステル繊維が工業的に製
造されているが、この繊維は次の欠点を有している。
■ 延伸工程に於ける熱処理温度が高いと潜在捲縮性が
低下する。逆に、熱処理温度が低いと潜在捲縮性は向上
するものの、複合繊維全体としての熱収縮率が高くなっ
て、染色仕上加工後の布帛の風合が硬くなる。
低下する。逆に、熱処理温度が低いと潜在捲縮性は向上
するものの、複合繊維全体としての熱収縮率が高くなっ
て、染色仕上加工後の布帛の風合が硬くなる。
■ 紡糸温度に於ける2也類のポリエステル重合体の溶
融粘度が異なるため、異形の単繊維横断面形状を有する
複合憧維を・製造する場合、第2図に示す如く、紡糸口
金の吐出孔形状と実際に紡糸して得られる繊維の横断面
形状がかけ離れてしまい、横断面形状のコントロールが
難かしい。また、吐出孔出側に於ける大きなニーリング
現象によりて、紡糸の安定性が低下する。
融粘度が異なるため、異形の単繊維横断面形状を有する
複合憧維を・製造する場合、第2図に示す如く、紡糸口
金の吐出孔形状と実際に紡糸して得られる繊維の横断面
形状がかけ離れてしまい、横断面形状のコントロールが
難かしい。また、吐出孔出側に於ける大きなニーリング
現象によりて、紡糸の安定性が低下する。
■ 常圧可染性及びカチオン可染性が無く、スペンデッ
クス、絹並びにウール等の他の繊維との交編及び交織の
分野で使用できない。
クス、絹並びにウール等の他の繊維との交編及び交織の
分野で使用できない。
本発明は上記従来法の欠点■、■、■を解決しようとす
るもので、その目的は新規なポリエステル重合体の組合
せからなる、優れた特性の潜在捲縮性複合繊維を提供す
ることにある。
るもので、その目的は新規なポリエステル重合体の組合
せからなる、優れた特性の潜在捲縮性複合繊維を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の要旨とするところは、即ち、2種類のポリエス
テル重合体からなる、潜在捲縮性を有する貼合せ型の複
合繊維であって、低熱収縮側の重合体成分(A)として
少なくとも95モルチ以上がエチレンテレフタレート単
位からなるポリエチレンテレフタレートを用い、高熱収
縮側の重合体成分〔B〕として85モルチ以上がエチレ
ンテレフタレート単位から構成されかつジカルボン酸成
分として5−ナトリウムスルホイソフタル酸を1〜5モ
ルチ並びにアジピン酸を2〜10モルチの。
テル重合体からなる、潜在捲縮性を有する貼合せ型の複
合繊維であって、低熱収縮側の重合体成分(A)として
少なくとも95モルチ以上がエチレンテレフタレート単
位からなるポリエチレンテレフタレートを用い、高熱収
縮側の重合体成分〔B〕として85モルチ以上がエチレ
ンテレフタレート単位から構成されかつジカルボン酸成
分として5−ナトリウムスルホイソフタル酸を1〜5モ
ルチ並びにアジピン酸を2〜10モルチの。
範囲で共重合成分として含む改質ポリエチレンテレフタ
レートを用いることを特徴とする常圧可染性、カチオン
可染性並びに易アルカリ減量性を愈備したポリエステル
潜在捲縮性複合繊維である。
レートを用いることを特徴とする常圧可染性、カチオン
可染性並びに易アルカリ減量性を愈備したポリエステル
潜在捲縮性複合繊維である。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
本発明に於ける潜在捲縮性を有する貼合せ型の複合繊維
とは、具体的には、第1図に例示した繊維横断面形状を
有するものをいうが、勿論これに限定されるものではな
い。本発明に於ける低熱収縮側の重合体成分(A)は、
少なくとも95モルチ以上がエチレンテレフタレート単
位からなるポリエチレンテレフタレートであることが必
要でおる。95モルチ未満では、複合繊維の強力が不充
分で弱糸となりてしまう。複合繊維の強力を保つために
は、重合体成分(A)の固有粘度を0.65〜0.75
の範囲にすれば充分である。
とは、具体的には、第1図に例示した繊維横断面形状を
有するものをいうが、勿論これに限定されるものではな
い。本発明に於ける低熱収縮側の重合体成分(A)は、
少なくとも95モルチ以上がエチレンテレフタレート単
位からなるポリエチレンテレフタレートであることが必
要でおる。95モルチ未満では、複合繊維の強力が不充
分で弱糸となりてしまう。複合繊維の強力を保つために
は、重合体成分(A)の固有粘度を0.65〜0.75
の範囲にすれば充分である。
高熱収縮側の重合体成分〔B〕は、85モルチ以上がエ
チレンテレフタレート単位から構成されかつジカルボン
酸成分として5−ナトリウムスルホインフタル酸を1〜
5モルチ、好ましくは2〜3モルチ、アジピン酸を2〜
10モルチ、好ましくは4〜7モルチの範囲で共重合成
分として含む改質ポリエチレンテレフタレートであるこ
とが必要である。エチレンテレフタレート単位が85モ
ルチ未満では、複合繊維の強力が小さくなって、単繊維
切れによる毛羽等のトラブルが延撚以降製編、製織まで
の工程で生じ易い。5−ナトリウムスルホイノ7タル酸
が1モルチ未満ではカチオン可染性が不充分であゃ、5
モルチを超えると重合体の溶融粘度が高くな9すぎて縮
合重合反応に於て適度の重合度を得ることが細しくなシ
、低い固有粘度のポリエステル重合体しか得られず、複
合繊維の強力が著しく低下してしまう。アジピン酸が2
モルチ未満では常圧可染性が不充分であり、10モルチ
を超えると重合体の熱安定性が悪くなって、紡糸工程に
於て糸切れ或は熱分解による繊維の黄着色のトラブルが
生じる。
チレンテレフタレート単位から構成されかつジカルボン
酸成分として5−ナトリウムスルホインフタル酸を1〜
5モルチ、好ましくは2〜3モルチ、アジピン酸を2〜
10モルチ、好ましくは4〜7モルチの範囲で共重合成
分として含む改質ポリエチレンテレフタレートであるこ
とが必要である。エチレンテレフタレート単位が85モ
ルチ未満では、複合繊維の強力が小さくなって、単繊維
切れによる毛羽等のトラブルが延撚以降製編、製織まで
の工程で生じ易い。5−ナトリウムスルホイノ7タル酸
が1モルチ未満ではカチオン可染性が不充分であゃ、5
モルチを超えると重合体の溶融粘度が高くな9すぎて縮
合重合反応に於て適度の重合度を得ることが細しくなシ
、低い固有粘度のポリエステル重合体しか得られず、複
合繊維の強力が著しく低下してしまう。アジピン酸が2
モルチ未満では常圧可染性が不充分であり、10モルチ
を超えると重合体の熱安定性が悪くなって、紡糸工程に
於て糸切れ或は熱分解による繊維の黄着色のトラブルが
生じる。
本発明の複合繊維は、熱分解を抑えるため、(A)、(
B12種類の重合体成分を270〜290℃の範囲で複
合紡糸することによシ製造するのが好ましい。この場合
、CA、l t 〔B Ezm類の重合体成分の紡出時
の溶融粘度をほぼ等しくするのが好ましい。溶融粘度が
異なる場合は、紡出糸条の単繊維横断面形状のコントロ
ールが特に異形の場合に難しく、また吐出孔出側での大
きなニーリング現象が避けられない。[:A)、(B)
2種類の重合体成分の溶融粘度は、それぞれの重合体の
縮合重合反応に於て、攪拌機のトルクがある同じ値に達
した時に反応を終了させることにより、容易にそろえる
ことができる。(A〕、CB:]2s類の重合体成分の
比率は、(A):(B:1=25〜75ニア5〜25の
範囲が可能であるが、50:50が最も好ましい。
B12種類の重合体成分を270〜290℃の範囲で複
合紡糸することによシ製造するのが好ましい。この場合
、CA、l t 〔B Ezm類の重合体成分の紡出時
の溶融粘度をほぼ等しくするのが好ましい。溶融粘度が
異なる場合は、紡出糸条の単繊維横断面形状のコントロ
ールが特に異形の場合に難しく、また吐出孔出側での大
きなニーリング現象が避けられない。[:A)、(B)
2種類の重合体成分の溶融粘度は、それぞれの重合体の
縮合重合反応に於て、攪拌機のトルクがある同じ値に達
した時に反応を終了させることにより、容易にそろえる
ことができる。(A〕、CB:]2s類の重合体成分の
比率は、(A):(B:1=25〜75ニア5〜25の
範囲が可能であるが、50:50が最も好ましい。
本発明に於ける(B)m合体成分は、第3図に示す如く
、〔A〕重合体成分に比べ約10倍以上のアルカリ減量
速度を有するが、このように複合繊維の減量が容易であ
ること、しかもCB〕重合体成分が選択的にアルカリ減
量されることは1本発明の2種類の重合体成分の組合せ
の好ましい効果の1つである。更へ印〕重合体成分は常
圧可染性並びにカチオン可染性を示すが、これは本発明
のポリエステル潜在捲縮性複合繊維の商品両値を一段と
高めるものである。
、〔A〕重合体成分に比べ約10倍以上のアルカリ減量
速度を有するが、このように複合繊維の減量が容易であ
ること、しかもCB〕重合体成分が選択的にアルカリ減
量されることは1本発明の2種類の重合体成分の組合せ
の好ましい効果の1つである。更へ印〕重合体成分は常
圧可染性並びにカチオン可染性を示すが、これは本発明
のポリエステル潜在捲縮性複合繊維の商品両値を一段と
高めるものである。
本発明の潜在捲縮性を有する貼合せ型の複合繊維は、公
知のサイドバイサイド型複合溶融紡糸装置を用いて容易
に得ることができる。即ち、第4図に例示する複合溶融
紡糸装置を用い、第5図に例示する吐出孔を有する紡糸
口金装置から、溶融した〔A〕、〔832種類の重合体
成分を貼合せて270〜290℃の紡糸温度で吐出し、
常法に従い25℃、70%RHの、糸条に直交する冷却
風で冷却したあと、油剤を付与し、未延伸糸として巻取
る。巻取速度は、1000〜3500m/分の範囲でお
るのか好ま七い。該未延伸糸を、引続き、第6図に例示
した延撚機を用い、70〜95℃に加熱した供給ローラ
ーと引取シローラーの間で、最大破断延伸倍率の0.7
〜0.85の範囲の延伸倍率で延伸し、このときに供給
ローラーと引取シローラーの間に設けた100〜200
℃の範囲の加熱体の上を接触走行させて、熱処理を施す
。
知のサイドバイサイド型複合溶融紡糸装置を用いて容易
に得ることができる。即ち、第4図に例示する複合溶融
紡糸装置を用い、第5図に例示する吐出孔を有する紡糸
口金装置から、溶融した〔A〕、〔832種類の重合体
成分を貼合せて270〜290℃の紡糸温度で吐出し、
常法に従い25℃、70%RHの、糸条に直交する冷却
風で冷却したあと、油剤を付与し、未延伸糸として巻取
る。巻取速度は、1000〜3500m/分の範囲でお
るのか好ま七い。該未延伸糸を、引続き、第6図に例示
した延撚機を用い、70〜95℃に加熱した供給ローラ
ーと引取シローラーの間で、最大破断延伸倍率の0.7
〜0.85の範囲の延伸倍率で延伸し、このときに供給
ローラーと引取シローラーの間に設けた100〜200
℃の範囲の加熱体の上を接触走行させて、熱処理を施す
。
本発明に於ける(BE!合体成分は、具体的には、次の
ようにして得ることができる。即ち、ジメチルテレフタ
レート278kl?とエチレングリコール227′に9
を、精留塔のついた1mの反応釜に添加し、10.5k
i9の5−ナトリウムスルホインフタル酸ジメチルを粉
体で加え、酢酸マグネシウムの2重f%エチレングリコ
ール溶液を11.6kg添加し、120〜140″Cま
で徐々に昇温しながら副生ずるメタノールを系外に留出
する。メタノールが91kg留出し、実質的にエステル
交換反応が終了したあと、易滑剤としてTiO□の20
重isエチレングリコールスラリーを0.751に9添
加し、続いて(エチレングリコール)/(アジピン酸)
モル比4.0の混合物を加熱反応させ、エステル化反応
1l−92%かつビス(2−ヒドロキシルエチル)アジ
ペートへの転化率85%の反応物をアジピン酸として1
1.3kl?となるように添加し、同時に水酸化ナトリ
ウムの2.8重量%エチレングリコール溶液を3.2
kl?添加する。更に、安定剤としてトリメチルホスフ
ェートの10重量%エチレングリコール溶液1.8に9
、重合触媒として三酸化アンチモンの1.51tチエチ
レングリコール溶液a、0kllを添加し、重合釜に移
液したあと、275℃、0.ITorrにて3時間重合
する。得られる重合体の5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸成分は2.3モルチ、アジピン酸成分は4.8モル
チであシ、固有粘度は0.57である。なお5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸並びにアジピン酸の量は、それ
ぞれ1〜5モルチ及び2〜10モルチの範囲内で適宜変
更可能であシ、上記具体例に制限されるものではない。
ようにして得ることができる。即ち、ジメチルテレフタ
レート278kl?とエチレングリコール227′に9
を、精留塔のついた1mの反応釜に添加し、10.5k
i9の5−ナトリウムスルホインフタル酸ジメチルを粉
体で加え、酢酸マグネシウムの2重f%エチレングリコ
ール溶液を11.6kg添加し、120〜140″Cま
で徐々に昇温しながら副生ずるメタノールを系外に留出
する。メタノールが91kg留出し、実質的にエステル
交換反応が終了したあと、易滑剤としてTiO□の20
重isエチレングリコールスラリーを0.751に9添
加し、続いて(エチレングリコール)/(アジピン酸)
モル比4.0の混合物を加熱反応させ、エステル化反応
1l−92%かつビス(2−ヒドロキシルエチル)アジ
ペートへの転化率85%の反応物をアジピン酸として1
1.3kl?となるように添加し、同時に水酸化ナトリ
ウムの2.8重量%エチレングリコール溶液を3.2
kl?添加する。更に、安定剤としてトリメチルホスフ
ェートの10重量%エチレングリコール溶液1.8に9
、重合触媒として三酸化アンチモンの1.51tチエチ
レングリコール溶液a、0kllを添加し、重合釜に移
液したあと、275℃、0.ITorrにて3時間重合
する。得られる重合体の5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸成分は2.3モルチ、アジピン酸成分は4.8モル
チであシ、固有粘度は0.57である。なお5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸並びにアジピン酸の量は、それ
ぞれ1〜5モルチ及び2〜10モルチの範囲内で適宜変
更可能であシ、上記具体例に制限されるものではない。
〔B〕重合体成分が常圧可染性を示す理由に、5−ナト
リウムインクタル酸並びにアジピン酸の共重合によるポ
リマー鎖微細何造の乱れ即ち非晶部の領域が広くかつ非
晶部に於汁るポリマー鎖の配向が極端に低いため、染料
分子が入り烏いことによるものと推定される。アルカリ
減量速度が著しく大きい理由も、同じく、ポIJ −y
−鎖微細構造の乱れによるものと思われる。一方 カチ
オン可染性を示すのは、もっばら、5−ナトリウムスル
ホイソフタル酸の共重合の寄与による。なお、本発明に
於ける常圧可染性とは、キャリーヤー剤なしで、100
℃の染色温度に於て、高圧130℃の染色温度に於ける
通常のポリエステル繊維と同等の染料吸着が可能なこと
をいう。
リウムインクタル酸並びにアジピン酸の共重合によるポ
リマー鎖微細何造の乱れ即ち非晶部の領域が広くかつ非
晶部に於汁るポリマー鎖の配向が極端に低いため、染料
分子が入り烏いことによるものと推定される。アルカリ
減量速度が著しく大きい理由も、同じく、ポIJ −y
−鎖微細構造の乱れによるものと思われる。一方 カチ
オン可染性を示すのは、もっばら、5−ナトリウムスル
ホイソフタル酸の共重合の寄与による。なお、本発明に
於ける常圧可染性とは、キャリーヤー剤なしで、100
℃の染色温度に於て、高圧130℃の染色温度に於ける
通常のポリエステル繊維と同等の染料吸着が可能なこと
をいう。
次に、本発明のポリエステル潜在捲縮性複合繊維は、延
伸工程に於て熱処理を受けても潜在捲縮性が低下するこ
とはない。その理由は、〔A〕。
伸工程に於て熱処理を受けても潜在捲縮性が低下するこ
とはない。その理由は、〔A〕。
〔832種類の重合体成分の熱処理と熱収縮率のりエチ
レンテレフタレートの組合せによる複合繊維の場合の、
また第7図(b)は本発明の〔A〕/CBIポリエステ
ル重合体の組合せの場合のそれぞれの重合体単味成分の
熱処理温度と熱収縮率の関係を表わしているが、本発明
の複合繊維の場合延伸工程での熱処理温度が高くても(
A]、CB:32種類の重合体成分の製水収縮率(BW
S )の差が大きいので、第7図(、)に示す従来の複
合繊維に比°較して、<t、−tA)7tAが高くなシ
、潜在捲縮性が強く保持されていることが判る。
レンテレフタレートの組合せによる複合繊維の場合の、
また第7図(b)は本発明の〔A〕/CBIポリエステ
ル重合体の組合せの場合のそれぞれの重合体単味成分の
熱処理温度と熱収縮率の関係を表わしているが、本発明
の複合繊維の場合延伸工程での熱処理温度が高くても(
A]、CB:32種類の重合体成分の製水収縮率(BW
S )の差が大きいので、第7図(、)に示す従来の複
合繊維に比°較して、<t、−tA)7tAが高くなシ
、潜在捲縮性が強く保持されていることが判る。
本発明に係るポリエステル7俗在捲縮性複合繊維に糸条
交絡処理を施して単繊維間の開繊性を向上させると、布
帛の表面の均一性にきわめて好ましい効果が得られる。
交絡処理を施して単繊維間の開繊性を向上させると、布
帛の表面の均一性にきわめて好ましい効果が得られる。
公知のように、潜在捲縮性の貼合せ型複合繊維では、個
々の単繊維のスノイラルクリングの位相が一致して、あ
たかtスフ4イラル状のモノフィラメントの如き強く集
束した外観を呈し易く、この集束部は布帛表面に筋状の
凹凸を形成しかつ風合を硬くするので、単繊維を開繊し
、もみほぐしてばらばらにすることが重要である。この
開繊は、糸条交絡処理を施せば容易に達しうるが、単繊
維横断面形状を異形にすると、更に効果的である。
々の単繊維のスノイラルクリングの位相が一致して、あ
たかtスフ4イラル状のモノフィラメントの如き強く集
束した外観を呈し易く、この集束部は布帛表面に筋状の
凹凸を形成しかつ風合を硬くするので、単繊維を開繊し
、もみほぐしてばらばらにすることが重要である。この
開繊は、糸条交絡処理を施せば容易に達しうるが、単繊
維横断面形状を異形にすると、更に効果的である。
糸条交絡処理は、公知の流体糸条交絡処理装置(例えば
、特開昭54−2441号公報記載のインターレース装
置)を用い、延伸工程で延伸糸を・ぐ−ンもしくはチー
ズに巻き上げる前に施せばよい。糸条交絡処理によって
、第8図に示すような、結節部と開繊部のく9返しが生
じるが、本発明には何ら差しつかえはなく、高速でのサ
イソングもしくはサイジング省略の整経、製紙が可能と
なるなどむしろ好ましい効果を生じる。
、特開昭54−2441号公報記載のインターレース装
置)を用い、延伸工程で延伸糸を・ぐ−ンもしくはチー
ズに巻き上げる前に施せばよい。糸条交絡処理によって
、第8図に示すような、結節部と開繊部のく9返しが生
じるが、本発明には何ら差しつかえはなく、高速でのサ
イソングもしくはサイジング省略の整経、製紙が可能と
なるなどむしろ好ましい効果を生じる。
本発明でいうアルカリ減量加工としては、工業的に採用
されている公知のあらゆるアルカリ減量加工方法が利用
可能であシ、減量率のコントロールは、例えば、吊9減
量に於てはカセイソーダ3重量%水溶液を加熱し、沸と
う状態下に適当な時間(10〜80分)の間布帛を浸し
ておけばよい。
されている公知のあらゆるアルカリ減量加工方法が利用
可能であシ、減量率のコントロールは、例えば、吊9減
量に於てはカセイソーダ3重量%水溶液を加熱し、沸と
う状態下に適当な時間(10〜80分)の間布帛を浸し
ておけばよい。
以下、実施例によシ本発明を更に説明する。
〔実施例−1〕
重合体成分(A)として、実質的にエチレンテレフタレ
ート単位のみからなる、固有粘度が0.68のポリエチ
レンテレフタレートを用い、重合体成分〔B〕として、
ジカルボン酸成分に5−ナトリウムスルホイソフタル酸
を2.3モルチ、アジピン酸を4.8モルチ共重合成分
として含む、固有粘度が0.57の改質ポリエチレンテ
レフタレートを用いて、第4図に示す複合溶融紡糸装置
にょシ、第5図に示す吐出孔を有する紡糸口金から28
0℃で吐出し、1400 In/i)で巻き取って、第
1図(b)に示す単繊維横断面形状を有する136デニ
ール/24フイラメントの未延伸糸を得た。該未延伸糸
を、第6図に示す延撚機を用い、85℃に加熱した供給
ローラと引取りローラーの間で2.7倍に延伸し、供給
ローラと引取シローラーの間に設けた145℃の熱板上
を走行させて熱処理を施し、600m/+でパーンに巻
取りた。得られた延伸糸の糸質を次表に示す。
ート単位のみからなる、固有粘度が0.68のポリエチ
レンテレフタレートを用い、重合体成分〔B〕として、
ジカルボン酸成分に5−ナトリウムスルホイソフタル酸
を2.3モルチ、アジピン酸を4.8モルチ共重合成分
として含む、固有粘度が0.57の改質ポリエチレンテ
レフタレートを用いて、第4図に示す複合溶融紡糸装置
にょシ、第5図に示す吐出孔を有する紡糸口金から28
0℃で吐出し、1400 In/i)で巻き取って、第
1図(b)に示す単繊維横断面形状を有する136デニ
ール/24フイラメントの未延伸糸を得た。該未延伸糸
を、第6図に示す延撚機を用い、85℃に加熱した供給
ローラと引取りローラーの間で2.7倍に延伸し、供給
ローラと引取シローラーの間に設けた145℃の熱板上
を走行させて熱処理を施し、600m/+でパーンに巻
取りた。得られた延伸糸の糸質を次表に示す。
以下余白
破断強度 (g/a) 4.52破断
伸度 (%)8.9 製水収縮率 @) s、4−捲縮伸
張率 CB後) 54.4捲縮回復率 C
RC%) 88.7捲縮率 CC(4
) 31.3〔実施例−2〕 第6図に於て、引取シローラーを出たあとパー7に巻取
られる間に、第9図に示す装置を用いて2、0 kg
/ cm Gの圧空で流体糸条交絡処理を施し、第8図
に示す結節部と開繊部の繰返しを1メートル当り50個
形成せしめたことを除けは、実施例−1と同じ方法で複
合繊維を得た。
伸度 (%)8.9 製水収縮率 @) s、4−捲縮伸
張率 CB後) 54.4捲縮回復率 C
RC%) 88.7捲縮率 CC(4
) 31.3〔実施例−2〕 第6図に於て、引取シローラーを出たあとパー7に巻取
られる間に、第9図に示す装置を用いて2、0 kg
/ cm Gの圧空で流体糸条交絡処理を施し、第8図
に示す結節部と開繊部の繰返しを1メートル当り50個
形成せしめたことを除けは、実施例−1と同じ方法で複
合繊維を得た。
〔実施例−3〕
実施例−2で得た複合繊維を緯糸に用い、経糸には市販
の異形(切断面の50デニール/36フイラメントのポ
リエステルフィラメントを用いて、緯糸115本/吋経
糸70羽73本/寸の密度で、1/2ツイルの規格で製
織したあと、緯10チ経5%のリラックス率にて160
℃で1分間プレヒートセットを施し、しかるのち次の条
件下に精練を行なった。
の異形(切断面の50デニール/36フイラメントのポ
リエステルフィラメントを用いて、緯糸115本/吋経
糸70羽73本/寸の密度で、1/2ツイルの規格で製
織したあと、緯10チ経5%のリラックス率にて160
℃で1分間プレヒートセットを施し、しかるのち次の条
件下に精練を行なった。
ソーダ灰 2gμ浴比
1:100温度
98℃〔実施例−4〕 実施例−3で得た布帛を、次の条件で染色したあとソー
ピングをし、150℃で1分間アフターヒートセットを
施した。得られた布帛は均一に濃く染まっておシ、柔ら
かく膨みのある風合を示した。
1:100温度
98℃〔実施例−4〕 実施例−3で得た布帛を、次の条件で染色したあとソー
ピングをし、150℃で1分間アフターヒートセットを
施した。得られた布帛は均一に濃く染まっておシ、柔ら
かく膨みのある風合を示した。
染料 Dianix Blue BG−FS(三菱
化成工業)染料製置 1“°″′ 。
化成工業)染料製置 1“°″′ 。
。
分散剤 Disper TL 0.5μ
ウルトラ N2 0.5°5/を 浴比 1ニア0 温度 130℃ 〔実施例−5〕 実施例−3で得た布帛を次の条件で染色したあと、15
0℃で1分間アフターヒートセットを施した。得られた
布帛は均一に染まっておシ、柔らかく膨みのある風合を
示した。
ウルトラ N2 0.5°5/を 浴比 1ニア0 温度 130℃ 〔実施例−5〕 実施例−3で得た布帛を次の条件で染色したあと、15
0℃で1分間アフターヒートセットを施した。得られた
布帛は均一に染まっておシ、柔らかく膨みのある風合を
示した。
染料 Diacryl Blue GRL−N (三
菱化成工業)染料濃度 1%owf 分散剤 Disper TL O,5/L
ラウルラ N20.5 /を 浴比 1ニア0 温度 120℃ 〔実施例−6〕 実施例−3で得た布帛に次の条件でアルカリ減量加工を
施し、しかるのち実施例−4と同じ条件で染色仕上加工
を施した。得られた布帛は、アルカリ減量率が20チで
あシ、膨みを保りたまま高度のドレープ性を示した。該
布帛の緯糸を抜糸して顕微鏡で観察したところ、第10
図に示す単繊維横断面形状を有していた。
菱化成工業)染料濃度 1%owf 分散剤 Disper TL O,5/L
ラウルラ N20.5 /を 浴比 1ニア0 温度 120℃ 〔実施例−6〕 実施例−3で得た布帛に次の条件でアルカリ減量加工を
施し、しかるのち実施例−4と同じ条件で染色仕上加工
を施した。得られた布帛は、アルカリ減量率が20チで
あシ、膨みを保りたまま高度のドレープ性を示した。該
布帛の緯糸を抜糸して顕微鏡で観察したところ、第10
図に示す単繊維横断面形状を有していた。
カセイソーダ 309μ浴比
1:30 温度 100℃(boil)時間
30分 中和 氷酢酸(45チ)Igμ〔
比較例〕 重合体成分(B)としてジカルがン酸成分に5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸を2.3モルチ共重合成分とし
て含む、固有粘度が0.57の改質ポリエチレンテレフ
タレートを用いたことを除けば、実施例−1と同じ方法
で複合繊維を得た。該複合繊維を実施例−3と同じ方法
で製織し、精練を施し、しかるのち実施例−4と同じ方
法で染色仕上加工を施した。得られた布帛は硬く膨みの
乏しい風合を示し、染色濃度も淡いものしか得られなか
ったO 〔発明の効果〕 本発明によれば、ポリエステル潜在捲縮性複合繊維の2
種類の重合体成分のうち、低熱収縮側の重合体成分に固
有粘度0.65〜0.75の通常のポリエチレンテレフ
タレートを用い、高熱収縮側の重合体成分に常圧可染性
、カチオン可染性並びに易アルカリ減量性を有する改質
ポリエチレンテレフタレートを用いることによシ、 ■ 延撚熱処理温度が高くても優れた潜在捲縮性が得ら
れるので、複合繊維全体の製水収縮率(BWS )を小
さくすることが可能であシ、この効果として染色仕上加
工後の布帛は柔らかく膨みのある風合を示す。
1:30 温度 100℃(boil)時間
30分 中和 氷酢酸(45チ)Igμ〔
比較例〕 重合体成分(B)としてジカルがン酸成分に5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸を2.3モルチ共重合成分とし
て含む、固有粘度が0.57の改質ポリエチレンテレフ
タレートを用いたことを除けば、実施例−1と同じ方法
で複合繊維を得た。該複合繊維を実施例−3と同じ方法
で製織し、精練を施し、しかるのち実施例−4と同じ方
法で染色仕上加工を施した。得られた布帛は硬く膨みの
乏しい風合を示し、染色濃度も淡いものしか得られなか
ったO 〔発明の効果〕 本発明によれば、ポリエステル潜在捲縮性複合繊維の2
種類の重合体成分のうち、低熱収縮側の重合体成分に固
有粘度0.65〜0.75の通常のポリエチレンテレフ
タレートを用い、高熱収縮側の重合体成分に常圧可染性
、カチオン可染性並びに易アルカリ減量性を有する改質
ポリエチレンテレフタレートを用いることによシ、 ■ 延撚熱処理温度が高くても優れた潜在捲縮性が得ら
れるので、複合繊維全体の製水収縮率(BWS )を小
さくすることが可能であシ、この効果として染色仕上加
工後の布帛は柔らかく膨みのある風合を示す。
■ ブレヒートセット、精練による潜在捲縮の顕在化の
あとアルカリ減量加工を施すことによシ、捲縮発現によ
る膨みを保ったまま布帛に高度のドレープ性が付与され
る。
あとアルカリ減量加工を施すことによシ、捲縮発現によ
る膨みを保ったまま布帛に高度のドレープ性が付与され
る。
■ 紡糸温度270〜290℃に於ける2種類の重合体
成分の溶融粘度がほぼ等しいため、紡糸口金の吐出孔形
状と実際に紡出した繊維の横断面形状とが対応し、異形
の場合の繊維横断面形状のコントロールが容易である。
成分の溶融粘度がほぼ等しいため、紡糸口金の吐出孔形
状と実際に紡出した繊維の横断面形状とが対応し、異形
の場合の繊維横断面形状のコントロールが容易である。
また、紡糸吐出孔出側でのニーリング現象が小さいので
、紡糸での工程安定性も良好である。
、紡糸での工程安定性も良好である。
■ 本発明の複合繊維はCB、1重合体酸分に由来する
常圧可染性を有し、スパンデックス、絹並びにウール等
の他の繊維との交編及び交織が可能でオシ、用途分野が
広い。
常圧可染性を有し、スパンデックス、絹並びにウール等
の他の繊維との交編及び交織が可能でオシ、用途分野が
広い。
■ 本発明の複合繊維は〔B〕重合体成分に由来するカ
チオン可染性を有し、鮮明な染色性を得ることができる
◎ 即ち、本発明は、このような優れた特長を有する、衣料
用に好適なポリエステル繊維を提供することができる。
チオン可染性を有し、鮮明な染色性を得ることができる
◎ 即ち、本発明は、このような優れた特長を有する、衣料
用に好適なポリエステル繊維を提供することができる。
また、本発明の複合繊維に糸条交絡処理を施、し単繊維
をばらばらにもみはぐずことによシ、表面に凹凸のない
均一な布帛を得ることができる。
をばらばらにもみはぐずことによシ、表面に凹凸のない
均一な布帛を得ることができる。
第1図は、本発明のテリエステル潜在捲縮性複合繊維の
単繊維横断面の例を示す。 第2図は、2徳類の重合体成分の溶融粘度が大きく違り
た場合の紡糸吐出孔Jし状、吐出孔への重合体成分の配
置(a) P (b) # (c)とこれによって得ら
れる複合繊維の単繊維横断面(a ’)#(b’)#(
e’)を示すO 第3図は、2種類の重合体成分(A:l、〔B〕のアル
カリ減量速度を示す。 第4図は、本発明のポリエステル潜在捲縮性複合繊維を
得るための紡糸装置の例を示す。 第5図は、本発明のポリエステル潜在捲縮性複合繊維を
紡糸するための口金装置の例を示す。 第6図に、第4図で得たテリエステル潜在捲縮性複合繊
維の未延伸糸を延伸する装置を示す。 第7図は、従来法の重合体成分組合せに比較し、本発明
の重合体成分CA)、〔B〕の組合せのほうが潜在捲縮
性能が高いことを説明する図である。 第8図は、本発明に於て糸条交絡処理を施したあとの糸
条の形態を示す。 第9図は、本発明のポリエステル繊維の製造に有用な県
東交絡装置の横断面形状の例である。 第10図は、本発明の実施例−6で得たポリエ、ステル
複合繊維の横断面形状を示す。 1・・・ポリエステル重合体成分CA]、2・・・テリ
エステル重合体成分〔B〕、3・・・押出機、4・・・
紡糸頭、5・・・紡糸口金装置、6・・・未延伸糸、7
・・・前板、8・・・口金板、9・・・吐出孔、10・
・・供給ローラー、11−・・加熱体、12・・・引取
りローラー、13・・・延伸パーン、14・・・開繊部
、15−・・結節部、16・・・糸条、17−・・圧空
流出孔、18・・・衝突板。
単繊維横断面の例を示す。 第2図は、2徳類の重合体成分の溶融粘度が大きく違り
た場合の紡糸吐出孔Jし状、吐出孔への重合体成分の配
置(a) P (b) # (c)とこれによって得ら
れる複合繊維の単繊維横断面(a ’)#(b’)#(
e’)を示すO 第3図は、2種類の重合体成分(A:l、〔B〕のアル
カリ減量速度を示す。 第4図は、本発明のポリエステル潜在捲縮性複合繊維を
得るための紡糸装置の例を示す。 第5図は、本発明のポリエステル潜在捲縮性複合繊維を
紡糸するための口金装置の例を示す。 第6図に、第4図で得たテリエステル潜在捲縮性複合繊
維の未延伸糸を延伸する装置を示す。 第7図は、従来法の重合体成分組合せに比較し、本発明
の重合体成分CA)、〔B〕の組合せのほうが潜在捲縮
性能が高いことを説明する図である。 第8図は、本発明に於て糸条交絡処理を施したあとの糸
条の形態を示す。 第9図は、本発明のポリエステル繊維の製造に有用な県
東交絡装置の横断面形状の例である。 第10図は、本発明の実施例−6で得たポリエ、ステル
複合繊維の横断面形状を示す。 1・・・ポリエステル重合体成分CA]、2・・・テリ
エステル重合体成分〔B〕、3・・・押出機、4・・・
紡糸頭、5・・・紡糸口金装置、6・・・未延伸糸、7
・・・前板、8・・・口金板、9・・・吐出孔、10・
・・供給ローラー、11−・・加熱体、12・・・引取
りローラー、13・・・延伸パーン、14・・・開繊部
、15−・・結節部、16・・・糸条、17−・・圧空
流出孔、18・・・衝突板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、2種類のポリエステル重合体からなる、潜在捲縮性
を有する貼合せ型の複合繊維であって、低熱収縮側の重
合体成分〔A〕として少なくとも95モル%以上がエチ
レンテレフタレート単位からなるポリエチレンテレフタ
レートを用い、高熱収縮側の重合体成分〔B〕として8
5モル%以上がエチレンテレフタレート単位から構成さ
れかつジカルボン酸成分として5−ナトリウムスルホイ
ソフタル酸を1〜5モル%並びにアジピン酸を2〜10
モル%の範囲で共重合成分として含む改質ポリエチレン
テレフタレートを用いることを特徴とするポリエステル
潜在捲縮性複合繊維。 2、糸条交絡処理を施し、単繊維間の開繊性を向上せし
めたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のポリ
エステル潜在捲縮性複合繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18442284A JPS6163717A (ja) | 1984-09-05 | 1984-09-05 | ポリエステル潜在捲縮性複合繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18442284A JPS6163717A (ja) | 1984-09-05 | 1984-09-05 | ポリエステル潜在捲縮性複合繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6163717A true JPS6163717A (ja) | 1986-04-01 |
Family
ID=16152879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18442284A Pending JPS6163717A (ja) | 1984-09-05 | 1984-09-05 | ポリエステル潜在捲縮性複合繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6163717A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63219628A (ja) * | 1987-03-03 | 1988-09-13 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ポリエステル系複合繊維 |
JPS6461511A (en) * | 1987-09-01 | 1989-03-08 | Nippon Ester Co Ltd | Polyester conjugate fiber |
JPH0284512A (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-26 | Toyobo Co Ltd | ポリエステル系複合繊維 |
JPH02139414A (ja) * | 1988-11-18 | 1990-05-29 | Kuraray Co Ltd | 複合繊維、該繊維を含有する織編物ならびに不織布、及び不織布の製造方法。 |
WO1997035055A1 (en) * | 1996-03-18 | 1997-09-25 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Multilobal conjugate fibers and fabrics |
CN111118631A (zh) * | 2019-12-29 | 2020-05-08 | 江苏恒力化纤股份有限公司 | 一种枕芯填充物的制备方法 |
-
1984
- 1984-09-05 JP JP18442284A patent/JPS6163717A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63219628A (ja) * | 1987-03-03 | 1988-09-13 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ポリエステル系複合繊維 |
JPH0373657B2 (ja) * | 1987-03-03 | 1991-11-22 | Asahi Chemical Ind | |
JPS6461511A (en) * | 1987-09-01 | 1989-03-08 | Nippon Ester Co Ltd | Polyester conjugate fiber |
JPH0284512A (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-26 | Toyobo Co Ltd | ポリエステル系複合繊維 |
JPH02139414A (ja) * | 1988-11-18 | 1990-05-29 | Kuraray Co Ltd | 複合繊維、該繊維を含有する織編物ならびに不織布、及び不織布の製造方法。 |
WO1997035055A1 (en) * | 1996-03-18 | 1997-09-25 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Multilobal conjugate fibers and fabrics |
CN111118631A (zh) * | 2019-12-29 | 2020-05-08 | 江苏恒力化纤股份有限公司 | 一种枕芯填充物的制备方法 |
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