JPS6153243A - α−クロロエチルシクロアルキルカルボナ−ト類の製造方法 - Google Patents
α−クロロエチルシクロアルキルカルボナ−ト類の製造方法Info
- Publication number
- JPS6153243A JPS6153243A JP17413784A JP17413784A JPS6153243A JP S6153243 A JPS6153243 A JP S6153243A JP 17413784 A JP17413784 A JP 17413784A JP 17413784 A JP17413784 A JP 17413784A JP S6153243 A JPS6153243 A JP S6153243A
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- JP
- Japan
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- carbonates
- producing
- chloroethylcycloalkyl
- chloroformate
- carbonate
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、農・医薬原料として有用なα−クロロエチル
アルキルカルボナート類の製造法にMfる。
アルキルカルボナート類の製造法にMfる。
α−クロロエチルアルキルカルボナート類の製造法とし
ては、エチルクロロホーメートを太陽光の存在下に塩素
ガスと反応させ、次いで得られたα−クロロエチルクロ
ロホーメートをエタノールと反応させることによって、
α−クロロエチルエチルカルボナートを合成する方法(
HlMu−11er、Annalen der C
hemie、3立1.50 (1980))が知られて
いる。
ては、エチルクロロホーメートを太陽光の存在下に塩素
ガスと反応させ、次いで得られたα−クロロエチルクロ
ロホーメートをエタノールと反応させることによって、
α−クロロエチルエチルカルボナートを合成する方法(
HlMu−11er、Annalen der C
hemie、3立1.50 (1980))が知られて
いる。
しかしながらこの文献には、収率の記載がなく、しかも
第一段階のエチルクロロホーメートの塩素化工程におい
て多種の塩素化副生成物が生成し目的物の分離が不可能
であり、とても工業的に実施できるものではない。また
ジエチルカルボナートを散乱光下または有機過酸化物の
存在下に、塩素ガスを導入し、ジエチルカルボナートの
転換率が40〜90%まで塩素化を行い、反応物を蒸留
し、目的のα−クロロエチルエチルカルボナートを製造
する方法(特開昭56−1213736)及びジエチル
カルボナートを紫外線照射下に直接反応するかまたは、
四塩化炭素溶媒中で塩素化して目的のα−クロロエチル
エチルカルボナートを得る方法(特開昭57−1097
44)が提案されている。
第一段階のエチルクロロホーメートの塩素化工程におい
て多種の塩素化副生成物が生成し目的物の分離が不可能
であり、とても工業的に実施できるものではない。また
ジエチルカルボナートを散乱光下または有機過酸化物の
存在下に、塩素ガスを導入し、ジエチルカルボナートの
転換率が40〜90%まで塩素化を行い、反応物を蒸留
し、目的のα−クロロエチルエチルカルボナートを製造
する方法(特開昭56−1213736)及びジエチル
カルボナートを紫外線照射下に直接反応するかまたは、
四塩化炭素溶媒中で塩素化して目的のα−クロロエチル
エチルカルボナートを得る方法(特開昭57−1097
44)が提案されている。
しかしながらこれらいずれの方法も、塩素化法の宿命で
多種類の塩素化物が副生ずるため工業的に採用すること
は非常に困難である。
多種類の塩素化物が副生ずるため工業的に採用すること
は非常に困難である。
本発明者等は、上記問題点に鑑み、このような従来′法
の欠点を克服し、容易な方法で効率よく工業的に高純度
のα−クロロエチルアルキルカルボナート類を製造すべ
く鋭意検討した結果、クロロホーメート類とアセトアル
デヒドとからα−クロロエチルアルキルカルボナート類
を製造する新規な方法を見いだし本発明を完成するにい
たった。
の欠点を克服し、容易な方法で効率よく工業的に高純度
のα−クロロエチルアルキルカルボナート類を製造すべ
く鋭意検討した結果、クロロホーメート類とアセトアル
デヒドとからα−クロロエチルアルキルカルボナート類
を製造する新規な方法を見いだし本発明を完成するにい
たった。
すなわち本発明は、一般式
%式%
(式中、Rはシクロアルキル基を示す)で表されるクロ
ロホーメート類とアセトアルデヒドとを、有機溶媒中第
3級アミンの存在下に反応させることを特徴とする一般
式 %式% (式中、Rは前記と同一の意味を有する)で表されるα
−クロロエチルシクロアルキルカルボナート類の製造方
法である。
ロホーメート類とアセトアルデヒドとを、有機溶媒中第
3級アミンの存在下に反応させることを特徴とする一般
式 %式% (式中、Rは前記と同一の意味を有する)で表されるα
−クロロエチルシクロアルキルカルボナート類の製造方
法である。
本反応は次の反応式で示される。
ROCO(:f+cH,CHO−ROCOOCHCjI
CH。
CH。
即ち、本発明は反応器にクロロホーメート類、アセトア
ルデヒド、反応溶媒を仕込み10℃以下で混合し、これ
に第3級アミンを添加して反応を完結させた後、溶媒を
留去後冷水を加え、油層を蒸留してα−クロロエチルシ
クロアルキルカルボナート類を製造する方法である。
ルデヒド、反応溶媒を仕込み10℃以下で混合し、これ
に第3級アミンを添加して反応を完結させた後、溶媒を
留去後冷水を加え、油層を蒸留してα−クロロエチルシ
クロアルキルカルボナート類を製造する方法である。
本発明の原料であるクロロホーメート類としては、例え
ばシクロヘキシルクロロホーメート、シクロペンチルク
ロロホーメート、シクロヘプチルクロロホーメート、4
−メチルシクロヘキシルクロロホーメート、’4− t
−ブチルシクロヘキシルクロロホーメートなどを挙げる
ことができる。
ばシクロヘキシルクロロホーメート、シクロペンチルク
ロロホーメート、シクロヘプチルクロロホーメート、4
−メチルシクロヘキシルクロロホーメート、’4− t
−ブチルシクロヘキシルクロロホーメートなどを挙げる
ことができる。
従って、Rとしては、例えばシクロヘキシル、シクロペ
ンチル、シクロヘプチル、4−メチルシクロヘキシル、
4−t−ブチルシクロヘキシル基等が挙げられる。
ンチル、シクロヘプチル、4−メチルシクロヘキシル、
4−t−ブチルシクロヘキシル基等が挙げられる。
本発明に用いられる第3級アミン類としては、ピリジン
、ピコリン、キノリン、トリエチルアミン、トリブチル
アミン、N、N−ジメチルベンジルアミンなどが挙げら
れる。
、ピコリン、キノリン、トリエチルアミン、トリブチル
アミン、N、N−ジメチルベンジルアミンなどが挙げら
れる。
本発明方法で製造されるα−クロロエチルシクロアルキ
ルカルボナートを例示すると、α−クロロエチルシクロ
ヘキシルカルボナート、α−クロロエチルシクロペンチ
ルカルボナート、α−クロロエチルシクロペプチルカル
ボナート、α−クロロエチル−4−メチルシクロヘキシ
ルカルボナート、α−クロロエチル−4−t−ブチルシ
クロへキシルカルボナートなどを挙げることができる。
ルカルボナートを例示すると、α−クロロエチルシクロ
ヘキシルカルボナート、α−クロロエチルシクロペンチ
ルカルボナート、α−クロロエチルシクロペプチルカル
ボナート、α−クロロエチル−4−メチルシクロヘキシ
ルカルボナート、α−クロロエチル−4−t−ブチルシ
クロへキシルカルボナートなどを挙げることができる。
本発明においてクロロホーメート類に対するアセトアル
デヒドの使用モル比は、0.5〜10.0倍、好ましく
は2.0〜4.0倍である。有機溶媒としては、例えば
、反応に不活性なジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、アセトニトリルなどが用いられる。その量は攪
拌が良好に行えるに必要な量でよく、特に限定されない
。
デヒドの使用モル比は、0.5〜10.0倍、好ましく
は2.0〜4.0倍である。有機溶媒としては、例えば
、反応に不活性なジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、アセトニトリルなどが用いられる。その量は攪
拌が良好に行えるに必要な量でよく、特に限定されない
。
反応に使用される第3級アミンの使用量はクロロホーメ
ート類に対して、0.05〜1.5倍モル、好ましくは
、0.2〜0.5倍モルである。反応温度は反応系の沸
点以下で行われるが、好ましくは0〜30℃である0反
応時間は特に制限されないが、通常1〜20時間で終了
する。
ート類に対して、0.05〜1.5倍モル、好ましくは
、0.2〜0.5倍モルである。反応温度は反応系の沸
点以下で行われるが、好ましくは0〜30℃である0反
応時間は特に制限されないが、通常1〜20時間で終了
する。
反応液は、溶媒を留去後、冷水を添加し、油層を分離、
蒸留すると目的のα−クロロエチルシクロアルキルカル
ボナートを製造することができる。
蒸留すると目的のα−クロロエチルシクロアルキルカル
ボナートを製造することができる。
以下本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例1
シクロヘキシルクロロホーメート163gとアセトアル
デヒド(無水)192gと、アセトニトリル37gとを
10℃以下で混合しておき、この中に、ピリジン32g
を攪拌下に20〜25℃を保ちながら10時間で添加し
た。
デヒド(無水)192gと、アセトニトリル37gとを
10℃以下で混合しておき、この中に、ピリジン32g
を攪拌下に20〜25℃を保ちながら10時間で添加し
た。
添加終了後、同温度で1時間かきまぜた後、溶媒のアセ
トニトリルを減圧下に留去し、ジクロロメタン30gお
よび冷水100gを注加し、油層を分離、水洗し無水ぼ
う硝で脱水後、蒸留してα−クロロエチルシクロヘキシ
ルカルボナート83gを得た。
トニトリルを減圧下に留去し、ジクロロメタン30gお
よび冷水100gを注加し、油層を分離、水洗し無水ぼ
う硝で脱水後、蒸留してα−クロロエチルシクロヘキシ
ルカルボナート83gを得た。
沸点(b、p) 92〜95℃/ 5 m m H
gガスクロマトグラフィー純度 (以下GC純度と略記
)98.1% 収率 ao、o%(対シクロヘキシルクロロホーメート
) 実施例2及び3 実施例1で用いたクロロホーメートの種類を代えた他は
、実施例1と同様に実施した。これらの結果を表1に示
す。
gガスクロマトグラフィー純度 (以下GC純度と略記
)98.1% 収率 ao、o%(対シクロヘキシルクロロホーメート
) 実施例2及び3 実施例1で用いたクロロホーメートの種類を代えた他は
、実施例1と同様に実施した。これらの結果を表1に示
す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 一般式 ROCOCl (式中、Rはシクロアルキル基を示す)で表されるクロ
ロホーメート類とアセトアルデヒドとを、有機溶媒中第
3級アミンの存在下に反応させることを特徴とする一般
式 CH_3CHClOCOOR (式中、Rは前記と同一の意味を有する)で表されるα
−クロロエチルシクロアルキルカルボナート類の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17413784A JPS6153243A (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | α−クロロエチルシクロアルキルカルボナ−ト類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17413784A JPS6153243A (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | α−クロロエチルシクロアルキルカルボナ−ト類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6153243A true JPS6153243A (ja) | 1986-03-17 |
JPH0466221B2 JPH0466221B2 (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=15973307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17413784A Granted JPS6153243A (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | α−クロロエチルシクロアルキルカルボナ−ト類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6153243A (ja) |
-
1984
- 1984-08-23 JP JP17413784A patent/JPS6153243A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0466221B2 (ja) | 1992-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |