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JPS6153218B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6153218B2
JPS6153218B2 JP54038590A JP3859079A JPS6153218B2 JP S6153218 B2 JPS6153218 B2 JP S6153218B2 JP 54038590 A JP54038590 A JP 54038590A JP 3859079 A JP3859079 A JP 3859079A JP S6153218 B2 JPS6153218 B2 JP S6153218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminated
temperature
sheet
film
shrinkage rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54038590A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55130743A (en
Inventor
Takashi Abe
Shigehiro Wakamatsu
Kazuhiko Nanbu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP3859079A priority Critical patent/JPS55130743A/ja
Publication of JPS55130743A publication Critical patent/JPS55130743A/ja
Publication of JPS6153218B2 publication Critical patent/JPS6153218B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、低温収縮率は小さくて印刷、製袋等
の加工適性に優れ、しかも高温収縮率は大きくて
実用価値も高い積層収縮フイルムを得るための熱
処理方法に関するものである。 ポリアミド系樹脂シートとポリオレフイン系シ
ートとの積層延伸フイルムの製造法は、例えば特
公昭45−279号、特開昭51−92882号の各公報等に
記載されていて公知であるが、これらはいずれも
ポリアミド系樹脂シートの強度とポリオレフイン
系シートのシール性を共に生かしたフイルムを一
挙に製造しようとするものである。従来公知のか
かる方法によつて得られたポリアミド系樹脂シー
トとポリオレフイン系シートとの積層延伸フイル
ムは、従来のポリアミド系樹脂延伸フイルムに未
延伸のポリオレフイン系フイルムをラミネートし
たものに比べ、高温収縮率が大きくなつてハム等
の物品充填後加温時の緊縛力を強くし実用上好ま
しい半面、低温収縮率、例えば35℃即ち室温レベ
ルでの1日の収縮率も大きくなるため、保存時に
自然収縮してフイルム面にタワミが生じシワが入
つて印刷、製袋等の加工適性が悪化し商品価値を
損ねるという欠点を有する。 本発明は、上記の従来の欠点を解消し、上記の
如き実用上好ましい高温収縮率を保持した状態で
室温レベルでの低温収縮率を好ましい程度まで低
下させたポリアミド系樹脂シートとポリオレフイ
ン系シートとの積層収縮フイルムを得るための積
層延伸フイルムの熱処理方法を提供せんとするも
ので、その要旨とするところは、ポリアミド系樹
脂シートとポリオレフイン系シートとの積層二軸
延伸フイルムを熱処理温度50〜90℃でたて、よこ
おのおの2〜15%弛緩熱処理することを特徴とす
る積層延伸フイルムの熱処理方法に存する。 本発明に用いられる積層延伸フイルムにおい
て、ポリアミド系樹脂(以下「PA」という。)シ
ートとポリオレフイン系(以下「PO」という。)
シートとの積層構成としては、PA/PO、PO/
PA/PO等があげられるが、4層以上でもよい
し、積層の順序も限定されない。積層する方法と
しては、共押出法、押出ラミネート法、加熱圧着
ロール法、ドライラミネート法等があげられ、こ
れらを適宜組合せてもよい。これらの場合、PA
層は、その優れたガス遮断性や、強靭性を利用す
るものであり、その具体例としては、6,66,
10,11,12の各ナイロン、又はこれら2種以上の
コーポリマー及び混合物があげられる。なお、厚
さは10〜100μのものが使用可能であるが、生産
性、コスト等から10〜60μのものが適当である。
また、PO層は、本発明の方法で得られる積層収
縮フイルムを包装袋等に成形加工する際その優れ
たシール性を利用するものであり、その具体例と
しては、低密度ポリエチレン(以下「LDPE」と
いう。)、中密度ポリエチレン(以下「MDPE」と
いう。)、エチレン−酢酸ビニルコーポリマー(以
下「EVA」という。)アイオノマー樹脂、ポリプ
ロピレン等があげられる。その厚さは10〜100μ
で使用可能であるが、包装袋等の成形加工時必要
となるシール性熱接着適性等の実用的見地からす
れば10〜70μが好ましい。本発明で用いられる積
層延伸フイルムは、上記のようにして得られた積
層シートを、POシートの延伸可能な温度(一般
に90〜165℃の範囲にあり、使用するPOシートに
より適宜選択する。)で逐次二軸もしくは同時二
軸にて延伸することによつて得られる。この場
合、延伸倍率は、たて延伸倍率及びよこ延伸倍率
が各々2倍以上必要である。 本発明の方法では、以上のようにして得られた
PAシートとPOシートとの積層延伸フイルムを熱
処理温度50〜90℃でたて、よこおのおの2〜15%
弛緩熱処理する。かかる弛緩熱処理の効果は、処
理時間の影響をほとんど受けず、熱処理温度と弛
緩率によつて決定される。すなわち、熱処理温度
を50℃以下と低くしたり弛緩率を2%よりも小さ
くすると、得られた積層収縮フイルムは、室温レ
ベルで自然収縮が発生しフイルムにタワミが生じ
て印刷適性を悪化させ製袋時シワ等が入り商品価
値を損ね、一方、熱処理温度を90℃以上に上げる
とか弛緩率を15%よりも大きくすると、得られた
積層収縮フイルムは、室温レベルでの自然収縮は
なくなるが、ハム等の物品充填後加温時の緊縛力
が弱くいわゆる加温時の収縮不足による商品の外
観不良が発生する。これに対して本発明の方法に
よれば、積層延伸フイルムをかかる範囲に入らな
い熱処理温度と弛緩率で弛緩熱処理することによ
り、35℃のオーブン中に1日放置した時の低温収
縮率が2%以下であり、かつ90℃の温水中に5分
間放置した時の高温収縮率が15%以上である積層
収縮フイルムを得ることができる。 以上詳記したように、本発明の方法により熱処
理された積層延伸フイルムは、室温レベルでの低
温収縮率が極めて小さいためロールフイルムの状
態で自然収縮による中タルミ、渕タルミ、シワ等
の発生がないから長期間保存の後でも印刷、製袋
等の加工適性に優れ、しかも高温収縮率は大きい
ためハム等を充填後加温時の収縮による緊縛力が
強いから商品の外観を良好にして実用価値を高め
るほか、PAのガス遮断性、強靭性とPOの優れた
シール性を兼ね備えた積層収縮フイルムの包装材
として格別な効果を奏するものである。 次に本発明を実施例及び比較例により更に具体
的に説明する。 実施例 1〜12 市販の6−ナイロン(以下「6−PA」とい
う。)シートの両側に市販のEVAもしくはLDPE
の各シートをオゾンを用いる共押出法もしくはド
ライラミネート法により、また6−PAシートの
一方の側にEVAシートを他方の側にLDPEシート
をドライラミネート法により、それぞれ積層し
た。得られた各三層シートを下記表−1に示す
「たて×よこ」の延伸倍率で逐次又は同時二軸延
伸して表−1に示す厚さ構成の積層延伸フイルム
を得た。得られた積層延伸フイルムを、下記表−
1に示す熱処理温度と弛緩率で弛緩熱処理した。 かくして得られた12種類の本発明の積層フイル
ムにつき、低温(自然)収縮率及び高温収縮率を
測定し、印刷・製袋した後の外観を判定し、印刷
された積層フイルムにて折幅235mm、長さ500mmの
チユーブを作成し、この中に直径130mm、長さ320
mm、重さ1.5Kgのハムを挿入して両端をシールし
た後90℃の温水中で5分間煮沸した後の外観を下
記表−1に示す。なお、低温または高温収縮率と
は、フイルムの流れ方向をたて方向、それと直角
な方向をよこ方向とし、たて、よこ各100mmの正
方形の試料を積層延伸フイルムから採取し、各試
料を低温収縮率の場合は35℃×1日、高温収縮率
の場合は90℃×5分の状態に放置した後の各辺の
長さlを測定し、100−l/100×100(%)で表
わした 値である。
【表】 比較例 1〜8 比較のため、実施例1における積層延伸フイル
ムを熱処理温度及び弛緩率(たて×よこ)はそれ
ぞれ50℃及び1%、100℃、90℃及び18%、40℃
及び15%で弛緩熱処理した場合、並びに、実施例
1〜7、同8、同9、同10〜12のそれぞれにおけ
る積層延伸フイルムを弛緩熱処理しなかつた場合
につき、低温(自然)収縮率及び高温収縮率と印
刷、製袋の外観及びハム充填後の外観とを下記表
−2に表示する。
【表】 上記実施例、比較例から明らかな通り、本発明
方法により熱処理された積層延伸フイルムは、低
温収縮率が小さくかつ高温収縮率が大きいので包
装用フイルムとして優れた積層収縮フイルムであ
ることが判る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリアミド系樹脂シートとポリオレフイン系
    シートとの積層二軸延伸フイルムを熱処理温度50
    〜90℃でたて、よこおのおの2〜15%弛緩熱処理
    することを特徴とする積層延伸フイルムの熱処理
    方法。
JP3859079A 1979-03-30 1979-03-30 Heat treatment of laminated stretched film Granted JPS55130743A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3859079A JPS55130743A (en) 1979-03-30 1979-03-30 Heat treatment of laminated stretched film

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3859079A JPS55130743A (en) 1979-03-30 1979-03-30 Heat treatment of laminated stretched film

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55130743A JPS55130743A (en) 1980-10-09
JPS6153218B2 true JPS6153218B2 (ja) 1986-11-17

Family

ID=12529506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3859079A Granted JPS55130743A (en) 1979-03-30 1979-03-30 Heat treatment of laminated stretched film

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS55130743A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991011317A1 (en) * 1990-01-30 1991-08-08 Nippon Petrochemicals Co., Ltd. Monoaxially oriented multilayered packaging material

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JPS55130743A (en) 1980-10-09

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