JPS61503003A - 避妊方法、避妊用製剤及び避妊具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 避妊方法、避妊用製剤及び避妊具 発明の背景 （１）発明の分野 本発明は動物（人類を含む）用避妊方法、該方法に適する避妊用製剤、および該 製剤を用いる避妊具に関するものである。

（２）従来の技術 ザ　ロイヤル　力レッジ　オブ　ゼネラル　プラクテ他の避妊方法を使用した女 性よりも４０％以上高いことを示した。高い死亡率は主として３５才以上のグル ープにおける循環器系の疾患によると思われる。これらの見解は憂慮の原因を生 ずる。実際に、多くの女性はホルモン避妊薬の使用に与えられている名声度の結 果として従来の避妊方法に戻ってしまっている。

発明の概要 本発明の目的は膣又は子宮頚管のレベルにおいて作用する避妊方法を提供するこ とにある。

本発明の好適な目的は動物の体内に自然に発生する科学薬品を使用する方法に適 する避妊用製剤を提供することにある。

本発明の更に他の好適な目的は既・知のまたは予言できる副作用を持たないと思 われ且つ非ホルモンでありそして月経周期に対する既知の障害を生じない避妊用 製剤を提供することにある。

本発明の他の好適な「」的は容易に自己管理できかつ月経周期の受精能力のある 時期においてのみ使用される避妊用製剤を提供することにある。

本発明の更に他の好適な目的はその製剤用の簡単で。

さらに有効な避妊具を提供することにある。

射精時の人間の精液は凝固および液化作用を受ける。

我々は人間の精液プラズマの液化は酸性状態（約３〜４のＰＨ範囲を有する酸を 含む膣中に認められるような）下で高められる主として酸化／還元の結果である ことを確立している。その考え得るメカニズムは精液のプラズマ凝塊を形成する 糖タンパク質間のシアル酸の末端カルボン酸グループによる銅のキレート化を伴 うものと考えられている。液化はＬ−アスコルビン酸の還元およびキレート化さ れた銅の酸化によって達成される。

我々は、液化が精液のプラズマに過剰な銅を添加することにより阻止させること ができることを知った。しかし、銅はＬ−アスコルビン酸の存在下で容易に酸化 を受けるので、鉄（二価／三価）または他の二価／三価の金属イオン（例えば、 カルシウム、亜鉛およびマンガン）の使用がより適切な金属イオンである。

更に我々は二価／三価の金属イオンが女性及びボンネット猿からの中期粘液（月 経周期の受精能力のある時期において見い出された）を精子に対する不侵入障壁 に転換することを知った。

月経周期の開始において、子宮粘液が精子に対する不侵入障壁を形成する「ハチ の巣ノまたは刻泡構造（２〜６μｍの［口径を持つ）を有することが観察された ９、中期において、気泡構造は開き且つ口径の直径は３０〜３５μｍの範囲にあ り５粘液を通【、て子宮腔部に精子を通過させることができる。中期後、気泡構 造は再び４〜６μｍのチャンネル径に収縮する。

中期前後に、気泡構造は粘液を形成する糖タンパク質鎖の分枝に！３められるシ アル酸の末端カルボキシル酸グループを架橋する銅イｊ′ンによってともに密接 に結合されるものと確信されている、中期において、１．−アスコルビン酸の存 在はこれらの結合を破壊し且つ気泡構造が開くものと考えられている。

これらのｗｔ祭は、不侵入障壁を形成する粘液の閉鎖された気泡構造が、その構 造的完全のため重要である粘液のシアル酸による金属イオン（例えば銅）のキレ ート化によると言っても差支えないことを示す。

中期の「敵性を示す」粘液（すなわち精子を不動にする粘液）を持つ女性の４０ ％において、粘液がシアル酸中に不足していることが確立さ九ている。シアル酸 の酸素添加によるこの粘液の再構成は敵性を除去する。シアル酸中に粘液が不足 する結果として生ずるかかる場合の不妊症において、その精子移送可能なシアル 酸が枯渇されているものと考えられている。これはネズミにおいて。

卵子の透明帯に対する精子シアル酸の移送が受精の前兆であるため重要である。

人間の精子はまた、アシアロフェトウィン（ａｓｉａｌｏｆｅｔｕｉｎ）のよう なアクセプタ分子にシアル酸を移送することができる。加えて、精、子がすべて のシアル酸を移送することができるとは限らずそしてそれは時間当り０．０２７ 　Ｐ　Ｍ／　］、　Ｏ’精子程度だけである。

対比において、「敵性を示す」粘液は乾燥液（ムチン）の］−〇ｏｍｇ当り１０ 〜２２７ＰＭの範囲においてシアル酸中に不足する。

上記は金属イオン又はアシアロフェトウィンのようなアジア０糖タンパク質の使 用が膣内又は子宮内避妊方法に使用可能であることを示唆している５」二連のご とく、膣内に挿入された精液は子宮の頭部（子宮頚管）に精子を漏出できるよう に凝固し１次いで液化を受ける６精液プラズマの液化の防止は精子の不動化を生 じ１次いで膣の酸性による死滅を生じさせる。アクセプタ分子アシアロフェトウ ィンを供給することにより、精子移送可能なシアル酸の損失は、受精に必要とさ れる卵子の透明帯に対するシアル酸の移送にも拘らず生きつづける精子を阻止す る。これはさらに他の膣避妊方法を提供する。

同様に、上述した通り、精子移送可能なシアル酸はアシアロフェトウィンにより 枯渇させることができ、そして中期粘液はまた子宮避妊方法を提供するように精 子用不侵入障壁に変換させることができる。

１つの特徴において、本発明は、子宮粘液が精子に対する不侵入障壁を形成する ように雌の生殖器官の膣又は子宮領域に不活性担体における避妊用製剤を導入す る動物（人類も含む）用避妊方法にある。

好ましくは、中期（すなわち月経周期の受精能力のある段階）において認められ る子宮粘液の開放気泡構造は中期前後に認められるように閉鎖させられる。（用 語「閉鎖気泡構造」は例えば２〜６μｍの範囲の口径を有する人間の子宮粘液を 示し、用語「開放気泡構造」は口径が例えば３０〜３５μｍの範囲にあることを 示す、）好適な実施例において、避妊用製剤は銅、鉄、カルシウム、亜鉛および マンガンを含む二価又は二価の金属カチオンからなりそして子宮粘液の気泡構造 の変化は子宮粘液のシアル酸による金属イオンのキレート化による。

他の好適な実施例において、避妊用製剤は精子に「敵対」するように子宮粘液か らシアル酸を除去する化学薬品からなる。適当な化学薬品は酵素ノイラミニダー ゼである。

加えて、避妊用製剤は二次的避妊特性を有することができる９例えば、それらは 溶精子素であってもよく、膣内に精子を閉じ込めるように精液プラズマを再形成 （膣の酸性により精子を死滅させる）しそして受精を阻止すべく精子シアル酸の 移送用アクセプタを備える。

第２の特徴において、本発明は、雌の生殖器官の膣又は子宮領域に導入されるへ くなされた不活性担体における前述の避妊用製剤から成る動物に使用するための 避妊用製剤にある。

第３の特徴において、本発明は上記の避妊用製剤を用いる避妊具にある。

避妊用製剤は例えばコンドームに対する塗布剤としての泡、クリーム又はゲルで 膣又は子宮挿入物に含浸させるか、子宮内ゼラチンカプセルまたは緩放出子宮内 カプセルにするか、又は子宮頚管の外部に係合すべくなされた放出ノズルを有す る分配器による子宮頚管に隣接またはその中に差し込みによって塗布させる。

最適な形状は子宮頚管の昇口に係合すべくなされた（かつまた膣壁に係合するこ ともできる）キャップまたは円板の形状であり、キャップまたは円板は避妊用製 剤のマトリクスを設けるような気泡構造を有している。キャップまたは円板に適 する材料は不活性でかつ高い吸収および保持能力を有するポリビニルアセテート （ＰＶＡ）である。

図面の簡単な説明 本発明を十分に理解できるように、以下に多数の好適な実施例を添付図面に基い て説明する。

第１図はＰＶＡ円板の斜視図、 第２図は女性の生殖器官の膣内に位置決めしたＰＶＡ円板を示す断面図である。

発明を実施するための最良の形態 第１図に関し１円板１０はポリビニルアセテートから形成され且つ外周リム１２ によって包囲された中央凹部１１を有する凹面形である。女性に使用するため、 円板１０は直径４〜５ａ１１でかつ１〜２■の厚さにすることができ５円板１０ は第２図に示した通り子宮頚１４の昇口１３に係合すべく、（かつ好ましくは膣 １６の隣接壁１５に係合すべく）配置されている。男性によって膣１６内に挿入 された精子は子宮１８及び卵管１９に通過させるために子宮頚管１７に入るよう に円板１０を通過しなければならない。

ＰＶＡ円板は高い吸収能力と高い保持能力を有する不活性担体であり、避妊化合 物は円板によって設けられたマトリクス中に混入され１円板が使用者によって指 で差し込まれる前に少量の水で湿らすことにより活性化される。精子及び精液プ ラズマは円板によって吸収され、避妊用製剤と接触させられる。

円板は例えば性交を行う、１時間前までに女性によって差し込まれなければなら ない。

実施例Ｉ エチレンジアミンテトラ−酢酸（ＥＤＴＡＣｕ）からなる銅塩２ｏ○■と、Ｌ− アスコルビン酸８０■とをＰＶＡ円板１０内に含有させる。全体の反応は以下の とおりである。

ＥＤＥＴＡＣｕ　＋ 製剤は差し込み前の湿潤時ＰＶＡ円板のマトリクス中に銅イオンを発生する。銅 いイオンはＰＶＡ円板と接触して、開放構造粘液を合成し、その結果として精子 侵入を阻止する粘液構造の閉止を生じさせる。

銅イオンは精子に対して有毒でありかつまた円板のマトリクス内に精液プラズマ 凝塊の再形成を生ずる。かくして、避妊作用は３重、すなわち、 （１）粘液の構造を変化することにより子宮粘液の精子侵入を阻止し、 （２）凝塊の再形成による円板のマトリクス内に精子を閉じ込め、そして （３）銅イオンの溶精子素性質 である。

実施例■ 酵素ノイラミニダーゼ５００ユニツトをＰＶＡ円板１０のマトリクス中に合体さ せる。ノイラミニダーゼは円板と接触して子宮粘液からシアル酸を除去しかつ子 宮粘液を精子に対して敵性にする。粘液からのシアル酸の損失は精子侵入を阻止 する開放気泡構造を閉じ、精子はそのシアル酸を粘液に移送する。シアル酸は卵 子を貫通して受精を行なうように精子によって要求されるので、粘液を通過する 精子は受精できない。

実施例ＩＩＩ 実施例Ｉの変形例で、実施例■のＰＶＡ円板にアシアロフェトウィン２００■を 添加させる。アシアロフェトウィンは粘液に作用しないが精子による卵子の受精 を阻止すべく精子のシアル酸の移送用アクセプタを提供する。

実施例■ 実施例Ｈの変形例で実施例ｎ１において説明したアシアロフェトウィンを実施例 ■のＰＶＡ円板に添加する。

実施例■ 実施例１のエチレンジアミンテトラ−酢酸（ＥＴＤＡＣｕ）およびＬ−アスコル ビン酸と実施例Ｈのノイラミニダーゼとを上述した避妊作用の異なる形態を提供 すべくＰＶＡ円板に混合させる。

実施例■ 実施例■の変形例で、実施例■のアシアロフェトウィンを実施例■のＰＶＡ円板 に添加させる。

本発明は妊娠することができる唯一の時である月経周期の中期において簡単でさ れに有効な避妊方法を提供することができる。避妊用製品は有毒でなく且つ既知 の副作用を持たず、不活性担体としてのＰＶＡ円板の使用は円板を性交直前に差 し込ませることができる場合に簡単でさら【ミ有効な避妊具を生ずる。

特許請求の範囲に示した本発明の範囲から逸脱することなく上述した実施例に多 くの変形および変更を加えることができる。

国際調量報告 １１−嘗・−１；・ＩＡ＝ＩＣ’嘱ＰＣＴ／Ａｕε５１００つε１ＡＮＮＥＸ　 ＴＯ丁ＨＥ　ＩＮＴＥＲＩＩＡＴＩＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲＥＰＯＲＴ　０Ｎ ＡＵ９Ｄ１９／８２ＥＰ８１３７０ＪＰ５８１０３４５３二Ａ３２８９６５εＰ 　１２５０９２　Ｇ１３　８３１２６６３　ＪＰ　５９２３１０６２ＵＳ　４２ ５２７８７　ｕｓ　４３１０５１０ＵＳ　３５６３２３５　ＣＡ　９４１２５４ 　ＵＳ　３８０３３０８　ＬＩＳ　４０４０４１７Ｃｔ３ＮＴＩＮＬＩＥＤ ＡＮＮＥＸ　ＴＯＴ）ＩＥ　ｌ１ＩＴＥｉｌＮＡＴＩＯ１ｌＡＬ　５ＥＡＲＣＨ ＲＥＰＯＲ丁　０ＮＩＮＴＥＲＮＡ丁ｌ０ｉＩＡＬ　ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮ　 Ｎｏ、ＰＣＴ／ＡＬＩ　８５／（ＸＸ）８１　（ＣＯ！１ＴＩｉｌＬＩＥＤ）Ｐ ａｔｅｎｔ　ｏｏｃｕｍｅｎｔ Ｉｊｔｅｄ　ｉｎ　５ｅａｒｃｈ　Ｐａｔｅｎｔ　Ｆａｍｉｌｙ　Ｍｅｍｂｅｒ ｓｅｐｏｒｔ ＬＩＳ　３８０３３０８　ＣＡ　９４１２５４　ｔＪｓ　３５６３２３５　ＵＳ 　４０４０４１７ＥＮＤ　ＯＦ　ＡＮＮＥＸ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）精子に対する不侵入障壁を子宮粘液に形成させるように雌生殖器官の膣又は 子宮領域に不活性担体における避妊用製剤を導入することを特徴とする動物用避 妊方法。 ２）避妊用製剤により子宮粘液に開放気泡構造を生じさせ、該開放気泡構造によ り月経周期の中期において子宮頸管に精子を挿入させ、閉じ込め且つ不侵入障壁 を形成せしめることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の動物用避妊方法 。 ３）子宮粘液の閉鎖気泡構造の口径を精子の直径より小さくしたことを特徴とす る特許請求の範囲第２項に記載の動物用避妊方法。 ４）避妊用製剤を二価又は三価の金属カチオンから構成し、子宮粘液の気泡構造 の変化を子宮粘液のシアル酸による金属イオンのキレート化によることを特徴と する特許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれか１項に記載の動物用避妊方法。 ５）二価又は三価の金属イオンを銅、鉄、カルシウム、亜鉛およびマンガンの１ つ又はそれ以上から選択したことを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載の動 物用避妊方法。 ６）避妊用製剤にはさらにＬ−アスコルビン酸を含ませたことを特徴とする特許 請求の範囲第４項又は第５項に記載の動物用避妊方法。 ７）避妊用製剤により子宮粘液からシアル酸を除去することにより子宮粘液を精 子に対して「敵対」させることを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第３項の いずれか１項に記載の動物用避妊方法。 ８）避妊用製剤を酵素ノイラミニダーゼから構成したことを特徴とする特許請求 の範囲第７項に記載の動物用避妊方法。 ９）更に、精子が卵子に侵入するのを阻止し且つ受精を阻止するために精子シア ル酸用アクセプタを備える避妊用製剤を導入させることを特徴とする特許請求の 範囲第１項乃至第８項のいずれか１項に記載の動物用避妊方法。 １０）避妊用製剤はアシアロ糖タンパク質から構成したことを特徴とする特許請 求の範囲第９項に記載の動物用避妊方法。 １１）アシアロ糖タンパク質はアシアロフエトウインであることを特徴とする特 許請求の範囲第１０項に記載の動物用避妊方法。 １２）更に溶精子素である避妊用製剤を導入することを特徴とする特許請求の範 囲第１項乃至第１１項のいずれか１項に記載の動物用避妊方法。 １３）避妊用製剤には銅イオンを含有させたことを特徴とする特許請求の範囲第 １２項に記載の動物用避妊方法。 １４）更に膣領域における酸性によって死滅させられるように凝塊中に精子を閉 じ込めるために精液プラズマの凝塊を再形成する避妊用製剤を導入することを特 徴とする特許請求の範囲第１項乃至第１３項のいずれか１項に記載の動物用避妊 方法。 １５）不活性担体をコンドーム，又は子宮挿入物上の気泡、クリーム又はゲルの コーティングから構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第１４項 のいずれか１項に記載の動物用避妊方法。 １６）不活性担体を避妊用製剤を支持するようなマトリクスを設けた気泡材料の キャップ又は円板から構成し、該キャップ又は円板を子宮頸管の外回に係合可能 にしたことを特徴とする特許請求の範囲第１５項に記載の動物用避妊方法。 １７）キャップ又は円板を子宮に隣接する膣壁と係合可能にしたことを特徴とす る特許請求の範囲第１６項に記載の動物用避妊方法。 １８）気泡材料をポリビニルアセテートで形成したことを特徴とする特許請求の 範囲第１６項に記載の動物用避妊方法。 １９）雌の生殖器官の膣又は子宮領域に導入させ且つ二価又は三価の金属カチオ ンを含むことを特徴とする動物用の避妊用製剤。 ２０）金属イオンを銅、鉄、カルシウム、亜鉛およびマンガンの１つ又はそれ以 上から選択したことを特徴とする特許請求の範囲第１９項に記載の動物用の避妊 用製剤。 ２１）更にＬ−アスコルビン酸を含むことを特徴とする特許請求の範囲第１９項 又は第２０項に記載の動物用の避妊用製剤。 ２２）女性の生殖器官の膣又は子宮領域に導入させ且つノイラミニダーゼからな ることを特徴とする動物用の避妊用製剤。 ２３）更にアシアロ糖タンパク質を含むことを特徴とする特許請求の範囲第１９ 項乃至第２２項のいずれか１項に記載の動物用避妊用製剤。 ２４）アシアロ糖タンパク質はアシアロフエトウインであることを特徴とする特 許請求の範囲第２３項に記載の動物用の避妊用製剤。 ２５）雌の生殖器官の膣又は子宮領域に導入させる避妊用製剤を支持するような マトリクスを設けた気泡構造のキャップ又は円板から構成し、このキャップ又は 円板を子宮頸管の外回と係合可能とさせたことを特徴とする動物用避妊具。 ２６）キャップ又は円板を子宮に隣接する膣壁と係合可能にしたことを特徴とす る特許請求の範囲第２５項に記載の動物用避妊具。 ２７）キャップ又は円板をポリビニルアセテートから形成し、子宮粘液により係 合し得る中央凹み部を有することを特徴とする特許請求の範囲第２５項に記載の 動物用避妊具。