JPS6145989Y2 - - Google Patents
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- JPS6145989Y2 JPS6145989Y2 JP12113582U JP12113582U JPS6145989Y2 JP S6145989 Y2 JPS6145989 Y2 JP S6145989Y2 JP 12113582 U JP12113582 U JP 12113582U JP 12113582 U JP12113582 U JP 12113582U JP S6145989 Y2 JPS6145989 Y2 JP S6145989Y2
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- Japan
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- workpiece
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- sliding
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 39
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 5
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
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- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
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- 230000000750 progressive effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Punching Or Piercing (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はスライド式金型を有するトランスフア
ープレスに関するものである。
ープレスに関するものである。
従来のトランスフアープレスは、被加工材を1
サイクルでプレス加工を行い、トランスフアバー
に保持した保持爪で被加工材を両側面より挾持し
て次工程に搬送し、順次プレス加工をして完成品
を製作していた。このため、上型及び下型を夫々
ラム、ボルスタに固定し、上型と下型の間の狭い
空間内で、保持爪を持つたトランスフアバーに二
次元又は三次元の動きをさせ、被加工材を両側面
より挾持して次工程の金型上まで搬送していたの
で、保持爪で挾持されても変形を生じない被加工
材や、分割されない被加工材の場合は問題がない
が、第7図A,Bで示すように、被加工材に複雑
でかつ多数の打抜溝を打抜いたり、又は被加工材
に打抜き、折り曲げ、絞り加工等を行いその上複
数個に分割したりする場合は、被加工材を両側面
より挾持して搬送することができないので、トラ
ンスフアープレスで加工することはできなかつ
た。
サイクルでプレス加工を行い、トランスフアバー
に保持した保持爪で被加工材を両側面より挾持し
て次工程に搬送し、順次プレス加工をして完成品
を製作していた。このため、上型及び下型を夫々
ラム、ボルスタに固定し、上型と下型の間の狭い
空間内で、保持爪を持つたトランスフアバーに二
次元又は三次元の動きをさせ、被加工材を両側面
より挾持して次工程の金型上まで搬送していたの
で、保持爪で挾持されても変形を生じない被加工
材や、分割されない被加工材の場合は問題がない
が、第7図A,Bで示すように、被加工材に複雑
でかつ多数の打抜溝を打抜いたり、又は被加工材
に打抜き、折り曲げ、絞り加工等を行いその上複
数個に分割したりする場合は、被加工材を両側面
より挾持して搬送することができないので、トラ
ンスフアープレスで加工することはできなかつ
た。
本考案は上記に鑑みなされたもので、スライド
式金型を並列に配置し、被加工材をプレス加工し
た後下型と共にトランスフアー位置まで移送し、
被加工材を上方より保持して次工程の金型へ搬送
してトランスフアー加工することを特徴とするも
のである。
式金型を並列に配置し、被加工材をプレス加工し
た後下型と共にトランスフアー位置まで移送し、
被加工材を上方より保持して次工程の金型へ搬送
してトランスフアー加工することを特徴とするも
のである。
以下本考案の一実施例を示す図面により考案の
内容を説明する。第1図は正面図、第2図は第1
図正面図から材料搬送装置を除いた図、第3図は
第1図の−断面図、第4図、第5図は第3図
の−断面、−断面を示す図である。第1
図及び第5図に示す1被加工材を搬送する材料搬
送装置である。図に於いて、本考案装置の本体1
0の上部前面に取付けブラケツト11を固定し、
該取付けブラケツト11に長方形をしたスライド
ホルダー12を横長方向に設置固定する。そし
て、スライドホルダー12の前面に後述のベツド
30と平行に上方及び下方に案内溝13を有する
トランスフアーガイド14を横設する。また、前
記スライドホルダー12の左方端にスライドホル
ダー12より前方に突出するシリンダブラケツト
15を固着し、該シリンダブラケツト15にトラ
ンスフアーシリンダ16をスライドホルダー12
と平行に固定し、トランスフアーシリンダ16の
シリンダ軸17の先端がジヨイントブロツク18
に連結され、該ジヨイントブロツク18は長方形
をした連結板19に固定される。そして、連結板
19に材料搬送装置1,1′,1″を等間隔に並設
し、トランスフアーシリンダ16の作用により材
料搬送装置1,1′,1″は前記トランスフアーガ
イド14に沿つて左右に摺動する。材料搬送装置
1,1′,1″の構造は、U形状の本体の背面に補
板20を有したスライダー21が連結板19に固
着され、該補板20の裏面に摺動ブロツク22が
固定され、該摺動ブロツク22には前記トランス
フアーガイド14の案内溝13とかみ合う案内部
23が設けられ、摺動ブロツク22はトランスフ
アーガイド14に沿つて第1図の左右方向に摺動
可能である。また、前記スライダー21のU形状
の突出部分を上下動可能なスライド軸24,2
4′が垂直方向に2本平行に並設され、その夫々
の下端に横架板25が架設され、該横架板25の
中央に、前記スライドブロツク21中央に立設さ
せた上下シリンダ26のシリンダ軸27の先端を
コネクター28を介して取着する。そして、横架
板25の下面に被加工材を搬送保持する移送ツー
ル29を装着する。該移送ツール29が被加工材
を保持する方法は、被加工材の材質、形状により
公知の真空吸着、マグネツト又は複数の爪等を選
択して使用する。そして、上記材料搬送装置1,
1′,1″の下方の本体10のベツド30の上面お
よび同一平面上には、前記材料搬送装置1,
1′,1″と同じピツチ間隔で材料供給装置2、ス
ライド式金型3,3′のトランスフアー位置およ
び材料排出装置4を設置し、トランスフアーシリ
ンダ16の作用で材料搬送装置1,1′,1″が左
方又は右方に移動したとき、夫々前記材料供給装
置2、スライド式金型3,3′のトランスフアー
位置および材料排出装置4の軸心と合致するよう
配置する。前記材料供給装置2及び材料排出装置
4は、従来より公知のものを使用するため説明は
省略する。また、スライド式金型3,3′は同様
の機構を有するので以下スライド式金型3につい
て説明する。第2図ないし第5図で示すように、
本体10にはベツド30が水平方向に固設されて
おり、ベツド30上に鉤形をした押え金31で位
置決めされる下ダイプレート32が固定される。
下ダイプレート32に複数のガイドポスト34が
立設され、該ガイドポスト34の上部で上ダイプ
レート33を上下方向に摺動可能に保持し、ガイ
ドポスト34下方の段差部及び上ダイプレート3
3下端間に圧縮ばね35を設け、常に上ダイプレ
ート33を上方に付勢する。また、上ダイプレー
ト33は、本体10の上部に固設したシリンダ3
6のシリンダ軸37に螺着するコネクター38に
ラムジヨイント39を介して垂設され、上ダイプ
レート33の下面に上型40が固着され、該上型
40はパンチホルダー41及び該パンチホルダー
41に固定されるパンチ42より構成される。さ
らに、前記上ダイプレート33に上下摺動可能と
される複数のガイドロツド43が設けられ、該ガ
イドロツド43の下端に、パンチ42の先端が通
過可能な通孔44を有するストリツパー板45が
取設される。そして、上ダイプレート33とスト
リツパー板45の間に常にストリツパー板45を
下方に付勢する圧縮ばね46が装入される。ま
た、ストリツパー板45に下方に向けて突出させ
て装着した複数のガイドピン47を設け、ガイド
ピン47の先端はテーパ48とする。一方、下ダ
イプレート32上には鉤形をしたガイドレール4
9,49′が止着され、該ガイドレール49,4
9′の長手方向に摺動方向が規定され、下ダイプ
レート32上を摺動する下型50が載置される。
該下型50はダイホルダー51及びこのダイホル
ダー51上に固定されるダイ52より構成され
る。そして、前記ダイホルダー51には複数のガ
イドブツシユ53が植設され、該ガイドブツシユ
53の中央に通孔54が上下に貫通され、該通孔
54は前記ガイドピン47と同径とされ、本体1
0上に設置された前記シリンダ36の作用で上ダ
イプレート33、ストリツパー板45を介してガ
イドピン47がガイドブツシユ53の通孔54に
挿通された際、パンチ42とダイ52に該パンチ
42に対応して設けられた加工孔55の夫々の軸
心を合致させる位置(プレス成形位置)に下型5
0の位置を定める。さらに、56はダイホルダー
51の端面に取着するダイジヨイントで、垂直方
向に透孔57が貫通される。また、下型50を摺
動させる駆動機構として、第3図に示すようにベ
ツド30にL形のブラケツト58を装着し、該ブ
ラケツト58に、ガイドレール49,49′と平
行に前後シリンダ59を設置し、該前後シリンダ
59のシリンダ軸60の先端に取付けブラケツト
61を介してシリンダ軸60と直角に中央部を取
着される搬送アーム62を取付け、搬送アーム6
2の側端に下方向に前記透孔57に対応して止着
されるコネクトピン63を設置し、該コネクトピ
ン63を前記透孔57に遊合させる。本考案は上
記構造を有するもので、第1図に示すこの状態に
おいてトランスフアーシリンダ16が作動し、シ
リンダ軸17が連結するジヨイントブロツク18
を介して連結板19が右方に挿動され、連結板1
9に保持される材料搬送装置1は、トランスフア
ーガイド14に沿つてスライド式金型3のプレス
成形位置より外側のトランスフアー位置の上方位
置から材料供給装置2の上方位置まで移動して停
止する。材料供給装置2の上方位置への移動後に
上下シリンダ26が作動し、スライダー21を貫
通するスライド軸24が下方へ摺動することで横
架板25は下方へ案内され、材料供給装置2まで
移行して停止し、横架板25下面に装着する移送
ツール29が材料供給装置2より被加工材を受取
る。移送ツール29が被加工材を受取つたのち、
再び上下シリンダ26の作用で横架板25が上方
へ移行し、それに伴ない移送ツール29は被加工
材を保持したまま上方へ移動し停止する。移送ツ
ール29が停止後再びトランスフアーシリンダ1
6が作動し、材料搬送装置1を第1図に示すスラ
イド式金型3のトランスフアー位置の上方位置ま
でトランスフアーガイド14に沿つて移行させ停
止する。この状態に於いて、上下シリンダ26が
再度作用し、横架板25を下方に移動させ、被加
工材を保持する移送ツール29が第5図、第6図
に示すように下型50が上型40下方のプレス成
形位置よりトランスフアー位置に移動したダイ5
2の上に被加工材を載置する。ダイ52の上に被
加工材が載置されると、再び上下シリンダ26の
作用で横架板25が上昇して最初の第1図に示す
状態に戻る。トランスフアー位置に於いてダイ5
2の所定位置に被加工材を受け取ると、前後シリ
ンダ59が作用し、シリンダ軸60先端に取着さ
れた搬送アーム62、コネクトピン63、コネク
トピン63の遊合する透孔57、ダイジヨイント
56を介してダイホルダー51はガイドレール4
9,49′に案内されて上型40の下のプレス成
形位置に移行され停止する。この位置は、パンチ
42の軸心とダイ52の加工孔55の軸心とがほ
ぼ一致する位置に設定される。ここで、シリンダ
36が作用し、コネクター38の下降に伴ない上
ダイプレート33はガイドポスト34に沿つて圧
縮ばね35に抗しながら下降する。そして、最初
に、ストリツパー板45に下方に突出して装着し
た複数のガイドピン47の先端がガイドブツシユ
53の通孔54に臨み、続いてテーパ48により
ダイホルダー51を移動させてガイドピン47、
ガイドブツシユ53の夫々の軸心を一致させ、さ
らにトダイプレート33の下降でガイドピン47
が通孔54内に挿通される。このため、前後シリ
ンダ59の作用で、上型40の下方に下型50が
位置したとき、ダイ52の加工孔55の軸心がパ
ンチ42の軸心とほぼ一致した位置にあつたもの
が、この複数のガイドピン47のガイドブツシユ
53の通孔54内への挿通により、パンチ42と
加工孔55の夫々の軸心が一致する位置に下型5
0が微動されて位置決めされる。その後、上ダイ
プレート33がさらに下降してダイ52の上に載
置された被加工材にストリツパー板45が当接し
て被加工材を固定し、続いて上ダイプレート33
が圧縮ばね46を圧縮させながらガイドロツド4
3に沿つて下降する。その結果、ダイ52上に載
置された被加工材にパンチ42が、ストリツパー
板45に設けた通孔44から突出し、ダイ52の
加工孔55と協働して打抜き、折り曲げ、絞り、
切断等を行う。上記加工の後は、シリンダ36の
作用によるコネクター38の上昇に伴ない上ダイ
プレート33が上昇し、次いで上ダイプレート3
3、ガイドロツド43に垂設されるストリツパー
板45が上昇する。これにより、ストリツパー板
45に装着されるガイドピン47がガイドブツシ
ユ53に穿孔された通孔より離脱し、更に上ダイ
プレート33は上昇して停止する。以上のパンチ
42及びダイ52でのプレス加工が終了したの
ち、前後シリンダ59の作用でスライド式金型の
下型50が再びプレス成形位置よりトランスフア
ー位置に移行し停止する。ここに於いて、上記で
説明のトランスフアーシリンダ16が作用し、材
料搬送装置1が次の被加工材を受取るべくトラン
スフアーガイド14に沿つてスライド式金型3の
トランスフアー位置の上方位置から材料供給装置
2の上方位置まで移動するとき、同時に、連結板
19に材料搬送装置1と並設される材料搬送装置
1′は、スライド式金型3′のトランスフアー位置
の上方位置からスライド式金型3のトランスフア
ー位置の上方位置まで移動する。ここで、材料搬
送装置1′は前述の材料搬送装置1と同様の作動
により、ダイ52上の加工後の材料を受取り、続
いて隣に並設したスライド式金型3′のトランス
フアー位置に材料を搬送し、また、同時に前述の
材料搬送装置1は材料送り装置2より被加工材を
スライド式金型3のトランスフアー位置に搬送
し、以降上記動作を繰り返して行う。
内容を説明する。第1図は正面図、第2図は第1
図正面図から材料搬送装置を除いた図、第3図は
第1図の−断面図、第4図、第5図は第3図
の−断面、−断面を示す図である。第1
図及び第5図に示す1被加工材を搬送する材料搬
送装置である。図に於いて、本考案装置の本体1
0の上部前面に取付けブラケツト11を固定し、
該取付けブラケツト11に長方形をしたスライド
ホルダー12を横長方向に設置固定する。そし
て、スライドホルダー12の前面に後述のベツド
30と平行に上方及び下方に案内溝13を有する
トランスフアーガイド14を横設する。また、前
記スライドホルダー12の左方端にスライドホル
ダー12より前方に突出するシリンダブラケツト
15を固着し、該シリンダブラケツト15にトラ
ンスフアーシリンダ16をスライドホルダー12
と平行に固定し、トランスフアーシリンダ16の
シリンダ軸17の先端がジヨイントブロツク18
に連結され、該ジヨイントブロツク18は長方形
をした連結板19に固定される。そして、連結板
19に材料搬送装置1,1′,1″を等間隔に並設
し、トランスフアーシリンダ16の作用により材
料搬送装置1,1′,1″は前記トランスフアーガ
イド14に沿つて左右に摺動する。材料搬送装置
1,1′,1″の構造は、U形状の本体の背面に補
板20を有したスライダー21が連結板19に固
着され、該補板20の裏面に摺動ブロツク22が
固定され、該摺動ブロツク22には前記トランス
フアーガイド14の案内溝13とかみ合う案内部
23が設けられ、摺動ブロツク22はトランスフ
アーガイド14に沿つて第1図の左右方向に摺動
可能である。また、前記スライダー21のU形状
の突出部分を上下動可能なスライド軸24,2
4′が垂直方向に2本平行に並設され、その夫々
の下端に横架板25が架設され、該横架板25の
中央に、前記スライドブロツク21中央に立設さ
せた上下シリンダ26のシリンダ軸27の先端を
コネクター28を介して取着する。そして、横架
板25の下面に被加工材を搬送保持する移送ツー
ル29を装着する。該移送ツール29が被加工材
を保持する方法は、被加工材の材質、形状により
公知の真空吸着、マグネツト又は複数の爪等を選
択して使用する。そして、上記材料搬送装置1,
1′,1″の下方の本体10のベツド30の上面お
よび同一平面上には、前記材料搬送装置1,
1′,1″と同じピツチ間隔で材料供給装置2、ス
ライド式金型3,3′のトランスフアー位置およ
び材料排出装置4を設置し、トランスフアーシリ
ンダ16の作用で材料搬送装置1,1′,1″が左
方又は右方に移動したとき、夫々前記材料供給装
置2、スライド式金型3,3′のトランスフアー
位置および材料排出装置4の軸心と合致するよう
配置する。前記材料供給装置2及び材料排出装置
4は、従来より公知のものを使用するため説明は
省略する。また、スライド式金型3,3′は同様
の機構を有するので以下スライド式金型3につい
て説明する。第2図ないし第5図で示すように、
本体10にはベツド30が水平方向に固設されて
おり、ベツド30上に鉤形をした押え金31で位
置決めされる下ダイプレート32が固定される。
下ダイプレート32に複数のガイドポスト34が
立設され、該ガイドポスト34の上部で上ダイプ
レート33を上下方向に摺動可能に保持し、ガイ
ドポスト34下方の段差部及び上ダイプレート3
3下端間に圧縮ばね35を設け、常に上ダイプレ
ート33を上方に付勢する。また、上ダイプレー
ト33は、本体10の上部に固設したシリンダ3
6のシリンダ軸37に螺着するコネクター38に
ラムジヨイント39を介して垂設され、上ダイプ
レート33の下面に上型40が固着され、該上型
40はパンチホルダー41及び該パンチホルダー
41に固定されるパンチ42より構成される。さ
らに、前記上ダイプレート33に上下摺動可能と
される複数のガイドロツド43が設けられ、該ガ
イドロツド43の下端に、パンチ42の先端が通
過可能な通孔44を有するストリツパー板45が
取設される。そして、上ダイプレート33とスト
リツパー板45の間に常にストリツパー板45を
下方に付勢する圧縮ばね46が装入される。ま
た、ストリツパー板45に下方に向けて突出させ
て装着した複数のガイドピン47を設け、ガイド
ピン47の先端はテーパ48とする。一方、下ダ
イプレート32上には鉤形をしたガイドレール4
9,49′が止着され、該ガイドレール49,4
9′の長手方向に摺動方向が規定され、下ダイプ
レート32上を摺動する下型50が載置される。
該下型50はダイホルダー51及びこのダイホル
ダー51上に固定されるダイ52より構成され
る。そして、前記ダイホルダー51には複数のガ
イドブツシユ53が植設され、該ガイドブツシユ
53の中央に通孔54が上下に貫通され、該通孔
54は前記ガイドピン47と同径とされ、本体1
0上に設置された前記シリンダ36の作用で上ダ
イプレート33、ストリツパー板45を介してガ
イドピン47がガイドブツシユ53の通孔54に
挿通された際、パンチ42とダイ52に該パンチ
42に対応して設けられた加工孔55の夫々の軸
心を合致させる位置(プレス成形位置)に下型5
0の位置を定める。さらに、56はダイホルダー
51の端面に取着するダイジヨイントで、垂直方
向に透孔57が貫通される。また、下型50を摺
動させる駆動機構として、第3図に示すようにベ
ツド30にL形のブラケツト58を装着し、該ブ
ラケツト58に、ガイドレール49,49′と平
行に前後シリンダ59を設置し、該前後シリンダ
59のシリンダ軸60の先端に取付けブラケツト
61を介してシリンダ軸60と直角に中央部を取
着される搬送アーム62を取付け、搬送アーム6
2の側端に下方向に前記透孔57に対応して止着
されるコネクトピン63を設置し、該コネクトピ
ン63を前記透孔57に遊合させる。本考案は上
記構造を有するもので、第1図に示すこの状態に
おいてトランスフアーシリンダ16が作動し、シ
リンダ軸17が連結するジヨイントブロツク18
を介して連結板19が右方に挿動され、連結板1
9に保持される材料搬送装置1は、トランスフア
ーガイド14に沿つてスライド式金型3のプレス
成形位置より外側のトランスフアー位置の上方位
置から材料供給装置2の上方位置まで移動して停
止する。材料供給装置2の上方位置への移動後に
上下シリンダ26が作動し、スライダー21を貫
通するスライド軸24が下方へ摺動することで横
架板25は下方へ案内され、材料供給装置2まで
移行して停止し、横架板25下面に装着する移送
ツール29が材料供給装置2より被加工材を受取
る。移送ツール29が被加工材を受取つたのち、
再び上下シリンダ26の作用で横架板25が上方
へ移行し、それに伴ない移送ツール29は被加工
材を保持したまま上方へ移動し停止する。移送ツ
ール29が停止後再びトランスフアーシリンダ1
6が作動し、材料搬送装置1を第1図に示すスラ
イド式金型3のトランスフアー位置の上方位置ま
でトランスフアーガイド14に沿つて移行させ停
止する。この状態に於いて、上下シリンダ26が
再度作用し、横架板25を下方に移動させ、被加
工材を保持する移送ツール29が第5図、第6図
に示すように下型50が上型40下方のプレス成
形位置よりトランスフアー位置に移動したダイ5
2の上に被加工材を載置する。ダイ52の上に被
加工材が載置されると、再び上下シリンダ26の
作用で横架板25が上昇して最初の第1図に示す
状態に戻る。トランスフアー位置に於いてダイ5
2の所定位置に被加工材を受け取ると、前後シリ
ンダ59が作用し、シリンダ軸60先端に取着さ
れた搬送アーム62、コネクトピン63、コネク
トピン63の遊合する透孔57、ダイジヨイント
56を介してダイホルダー51はガイドレール4
9,49′に案内されて上型40の下のプレス成
形位置に移行され停止する。この位置は、パンチ
42の軸心とダイ52の加工孔55の軸心とがほ
ぼ一致する位置に設定される。ここで、シリンダ
36が作用し、コネクター38の下降に伴ない上
ダイプレート33はガイドポスト34に沿つて圧
縮ばね35に抗しながら下降する。そして、最初
に、ストリツパー板45に下方に突出して装着し
た複数のガイドピン47の先端がガイドブツシユ
53の通孔54に臨み、続いてテーパ48により
ダイホルダー51を移動させてガイドピン47、
ガイドブツシユ53の夫々の軸心を一致させ、さ
らにトダイプレート33の下降でガイドピン47
が通孔54内に挿通される。このため、前後シリ
ンダ59の作用で、上型40の下方に下型50が
位置したとき、ダイ52の加工孔55の軸心がパ
ンチ42の軸心とほぼ一致した位置にあつたもの
が、この複数のガイドピン47のガイドブツシユ
53の通孔54内への挿通により、パンチ42と
加工孔55の夫々の軸心が一致する位置に下型5
0が微動されて位置決めされる。その後、上ダイ
プレート33がさらに下降してダイ52の上に載
置された被加工材にストリツパー板45が当接し
て被加工材を固定し、続いて上ダイプレート33
が圧縮ばね46を圧縮させながらガイドロツド4
3に沿つて下降する。その結果、ダイ52上に載
置された被加工材にパンチ42が、ストリツパー
板45に設けた通孔44から突出し、ダイ52の
加工孔55と協働して打抜き、折り曲げ、絞り、
切断等を行う。上記加工の後は、シリンダ36の
作用によるコネクター38の上昇に伴ない上ダイ
プレート33が上昇し、次いで上ダイプレート3
3、ガイドロツド43に垂設されるストリツパー
板45が上昇する。これにより、ストリツパー板
45に装着されるガイドピン47がガイドブツシ
ユ53に穿孔された通孔より離脱し、更に上ダイ
プレート33は上昇して停止する。以上のパンチ
42及びダイ52でのプレス加工が終了したの
ち、前後シリンダ59の作用でスライド式金型の
下型50が再びプレス成形位置よりトランスフア
ー位置に移行し停止する。ここに於いて、上記で
説明のトランスフアーシリンダ16が作用し、材
料搬送装置1が次の被加工材を受取るべくトラン
スフアーガイド14に沿つてスライド式金型3の
トランスフアー位置の上方位置から材料供給装置
2の上方位置まで移動するとき、同時に、連結板
19に材料搬送装置1と並設される材料搬送装置
1′は、スライド式金型3′のトランスフアー位置
の上方位置からスライド式金型3のトランスフア
ー位置の上方位置まで移動する。ここで、材料搬
送装置1′は前述の材料搬送装置1と同様の作動
により、ダイ52上の加工後の材料を受取り、続
いて隣に並設したスライド式金型3′のトランス
フアー位置に材料を搬送し、また、同時に前述の
材料搬送装置1は材料送り装置2より被加工材を
スライド式金型3のトランスフアー位置に搬送
し、以降上記動作を繰り返して行う。
以上、スライド式金型を2ケ並設した図面によ
り説明したが、スライド式金型は被加工材のプレ
ス加工の加工工程により増加出来ることはいうま
でもない。
り説明したが、スライド式金型は被加工材のプレ
ス加工の加工工程により増加出来ることはいうま
でもない。
また、被加工材のプレス加工に於いて、折り曲
げあるいは絞り加工を施す場合、ダイより加工製
品を分離させるのを容易にするため、材料搬送装
置の下の下型の下にノツクアウト装置を必要なら
ば設置することも可能である。以上説明したよう
に、本考案は下型を上型直下のプレス成形位置
と、その外側の被加工材を搬送するトランスフア
ー位置の間を移動可能にした機構を有するスライ
ド式金型を複数並設したトランスフアープレス
で、本体の前面で被加工材を搬送させる機構を採
用したことにより、従来の二次元又は三次元の動
きをするトランスフアバーを有し、被加工材を両
側面より挾持して次工程に移送するトランスフア
ープレス又は順送り式のプレスでは加工できなか
つた多数の複雑な打抜溝をプレス加工した被加工
材、又は打抜き、折り曲げ、絞り加工等を行い、
これを複数個に分割する被加工材を上面より保持
して移送するトランスフアープレス加工を可能に
したものである。このため、従来は多数のプレス
を使用して一工程毎に加工していたものや、また
一部品毎に製作していたものが、本考案のトラン
スフアープレスを採用することにより、連続して
しかも一度に複数の部品が製作可能となり、作業
能率の向上および安全作業に大いに効果がある。
げあるいは絞り加工を施す場合、ダイより加工製
品を分離させるのを容易にするため、材料搬送装
置の下の下型の下にノツクアウト装置を必要なら
ば設置することも可能である。以上説明したよう
に、本考案は下型を上型直下のプレス成形位置
と、その外側の被加工材を搬送するトランスフア
ー位置の間を移動可能にした機構を有するスライ
ド式金型を複数並設したトランスフアープレス
で、本体の前面で被加工材を搬送させる機構を採
用したことにより、従来の二次元又は三次元の動
きをするトランスフアバーを有し、被加工材を両
側面より挾持して次工程に移送するトランスフア
ープレス又は順送り式のプレスでは加工できなか
つた多数の複雑な打抜溝をプレス加工した被加工
材、又は打抜き、折り曲げ、絞り加工等を行い、
これを複数個に分割する被加工材を上面より保持
して移送するトランスフアープレス加工を可能に
したものである。このため、従来は多数のプレス
を使用して一工程毎に加工していたものや、また
一部品毎に製作していたものが、本考案のトラン
スフアープレスを採用することにより、連続して
しかも一度に複数の部品が製作可能となり、作業
能率の向上および安全作業に大いに効果がある。
第1図は本考案の実施例装置の正面図、第2図
は第1図より材料搬送装置を除いた図、第3図は
第1図の−断面図、第4図、第5図は第3図
の−断面、−断面を示す図、第6図は第
5図の下型がトランスフアー位置に移動した図、
第7図Aは本考案でプレス加工された中間製品
図、第7図Bは完成製品図である。 1……材料搬送装置、2……材料供給装置、3
……プレス装置、4……材料排出装置、14……
トランスフアーガイド、19……連結板、40…
…上型、41……パンチホルダー、42……パン
チ、50……下型、51……ダイホルダー、52
……ダイ。
は第1図より材料搬送装置を除いた図、第3図は
第1図の−断面図、第4図、第5図は第3図
の−断面、−断面を示す図、第6図は第
5図の下型がトランスフアー位置に移動した図、
第7図Aは本考案でプレス加工された中間製品
図、第7図Bは完成製品図である。 1……材料搬送装置、2……材料供給装置、3
……プレス装置、4……材料排出装置、14……
トランスフアーガイド、19……連結板、40…
…上型、41……パンチホルダー、42……パン
チ、50……下型、51……ダイホルダー、52
……ダイ。
Claims (1)
- 被加工材を順次搬送して加工するトランスフア
ープレスに於いて、被加工材を順次加工するため
本体のベツドに並列に設置した複数のスライド式
金型と、該スライド式金型の上型を駆動する駆動
体と、該スライド式金型の下型を駆動する駆動体
と、該スライド式金型と直角方向にかつベツドと
平行に前記本体の前部に設置したトランスフアー
ガイドと、該トランスフアーガイドに摺動自在に
嵌装した複数のスライダーと、該スライダーを駆
動させる駆動体と、該スライダーに取着され被加
工材を搬送する移送ツールと、該移動ツールを上
下動させる駆動体とを具備し、スライド式金型の
トランスフアー位置で下型上に載置された被加工
材をプレス成形位置まで移送してプレス成形し、
プレス成形後下型をトランスフアー位置まで移送
した後被加工材を次工程へ搬送することを特徴と
するスライド式金型を有するトランスフアープレ
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12113582U JPS5925399U (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | スライド式金型を有するトランスフア−プレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12113582U JPS5925399U (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | スライド式金型を有するトランスフア−プレス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5925399U JPS5925399U (ja) | 1984-02-16 |
JPS6145989Y2 true JPS6145989Y2 (ja) | 1986-12-24 |
Family
ID=30277358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12113582U Granted JPS5925399U (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | スライド式金型を有するトランスフア−プレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925399U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0246902Y2 (ja) * | 1985-02-01 | 1990-12-11 |
-
1982
- 1982-08-09 JP JP12113582U patent/JPS5925399U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5925399U (ja) | 1984-02-16 |
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